JPS625453Y2 - - Google Patents

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JPS625453Y2
JPS625453Y2 JP19109881U JP19109881U JPS625453Y2 JP S625453 Y2 JPS625453 Y2 JP S625453Y2 JP 19109881 U JP19109881 U JP 19109881U JP 19109881 U JP19109881 U JP 19109881U JP S625453 Y2 JPS625453 Y2 JP S625453Y2
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JP
Japan
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wall
building
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concrete
concrete member
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JP19109881U
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JPS5895407U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は建築物の袖壁構造、特に軽量気泡コ
ンクリートパネルを用いる鉄骨構造の建築物の袖
壁構造に関するものである。
従来、建築物、特に軽量気泡コンクリートパネ
ルを用いた鉄骨構造建築物において、袖壁を設け
る場合には、例えば第1図に示される様に夫々分
割された平板状のパネル1,2,3を各々建築物
の構造駆体鉄骨柱4を囲んで直角方向に交叉する
様に取付け、上下パネル間の接合部には特別な支
持材5を設けてパネルの取付支持をなし、また各
パネル間の接合部には防水のためのシーリング6
を設けるようにした構造が用いられている。しか
し、この様な構造には以下の様な欠点がある。
1 各パネルの接合部に目地があるために、 (1) 防水処理としてシーリングを必要とする、 (2) 建築物の動きが目地に集中するために防水
上の欠陥を生じ易い、 (3) 目地が外観意匠上見苦しい、 2 袖壁となるパネルがはね出しとなるために (1) パネル自重、風圧力等の荷重に対して安全
な取付とするようにパネル上下端部に特別な
支持材を必要とし、更に防火性の要求に対し
て支持材に耐火被覆が必要となる、 (2) 支持材が外観意匠上の妨げとなる。
従つて、この考案の目的は上述の様な従来にお
ける欠点を除去するために、建築物隅部における
一方向の壁体の一部並びにこの壁体と直角方向の
壁体の一部および袖壁とが一体構造のコンクリー
ト部材を形成し、建築物隅部における防火、防
水、外観意匠上の効果を高め、取付け用の特別な
支持材を不要とし、構成部材を少なくして取付け
を容易とするようにした建築物の袖壁構造を提供
することにある。
この考案に依れば、建築物の袖壁構造は、建築
物の一方向の壁体の一部およびこの壁体と直角方
向の壁体の一部並びに袖壁を一体構造とした軽量
気泡コンクリート部材を用いて建築物の構造駆体
鉄骨に取付けて構成されている。
この考案の他の目的や特長および利点は以下の
添付図面に沿つて詳細な説明から明らかになろ
う。
図面の第2図に示される様に、この考案に従つ
た建築物の隅部における壁体は、一方の方向の平
板状のコンクリートパネル12から成る壁体11
と、の壁体11と直角方向のコンクリートパネル
15から成る別の壁体14と、これら両壁体1
1,14の交叉する角部に設けられるこの考案の
コンクリート部材16とから構成され、コンクリ
ート部材16が構造駆体である鉄骨柱21に取付
けられている。
すなわち、コンクリート部材16は一方向の壁
体11の一部をなす壁体部17と、壁体11と直
角な方向の壁体14の一部をなし且つ壁体部17
と交叉する壁体部18と、一方の壁体、図示実施
例では壁体11、の延長上に袖壁として形成され
る袖壁部19とが一体的につくられて成つてい
る。この様なコンクリート部材16の壁体部1
7,18は夫々コンクリートパネル12,15と
隣接して連続した壁体を構成する形状をなしてお
り、袖壁を形成する袖壁部19は建築物の意匠上
の種々の要求に対応する形状、例えば厚さ、はね
出し長さ、隅角部に円弧や角をつけたり隅角部表
面に凹凸のある意匠模様をつける等の形状の変化
を任意に選択することができるものである。
第2図乃至第6図にはこの考案のコンクリート
部材の、建築物の構造駆体である鉄骨柱に対する
種々な取付手段を示している。先づ、第3図に示
される様に、鉄骨柱21に取付けられた受け金物
31に、コンクリート部材16の下端が取付けら
れてコンクリート部材16の自重がこの受け金物
31によつて支持される。コンクリート部材16
のこの様な上下方向の支持に対し、左右横方向の
支持は第4,5図に示される様に壁体部18の端
面に2ケ所以上に埋設された取付金物33に、鉄
骨柱21に溶接して固着された取付片金物35を
用いることによつて取付保持される。また、コン
クリート部材16に対する自重、風圧力等の荷重
が小さい場合には第6,7図に示される様にボル
ト37やフツクボルト38を用いた取付が可能で
あり、必要に応じて先の取付手段と併用して適宜
行うことができる。更に、コンクリート部材16
と隣接する壁体11,14のコンクリートパネル
12,15との間の接合目地には防水処理として
適宜なシーリング41,42が施工され、建築物
として外観意匠上好適な連続した壁体が構成さ
れ、上述した様な取付手段によつて容易にコンク
リート部材が取付けでき且つ優れた袖壁が構成さ
れる。
この様に、この発明の建築物の袖壁構造に依れ
ば、壁体の一部と袖壁が一体構造であるために建
築物の動きによつて生じ易い建築物隅部における
防水上、防火上の欠陥が生じることがなく、袖壁
を取付けるための特別な支持部材が不要となつて
構成材料が少なくて済むと共に取付けが容易とな
り、手間が省け、取付精度を向上でき、施工期間
を短縮できる。また、従来意匠上の妨げとなつて
いた支持部材や隅部の目地がなく、更に袖壁の意
匠上の変化の要求への対応が容易であるために建
築物の意匠性が高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技法による建築物の袖壁構造の一
例を示す概要図、第2図はこの考案に従つた建築
物の袖壁構造を示す概要図、第3図はこの考案に
おけるコンクリート部材の支持手段の1つを示す
側面部分図、第4,5図は別の支持手段を示す概
要図および平断面図、第6,7図は他の支持手段
を示す概要図および平断面図である。 図中、11,14……壁体、12,15……コ
ンクリートパネル、16……コンクリート部材、
17,18……壁体部、19……袖壁部、21…
…鉄骨柱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリートパネルを用いる建築物において、
    建築物の一方向の壁体の一部およびこの壁体と直
    角方向の壁体の一部並びに袖壁を一体構造とした
    コンクリート部材を用いて、該コンクリート部材
    を建築物の構造駆体である鉄骨柱に取付けて構成
    されたことを特徴とする建築物の袖壁構造。
JP19109881U 1981-12-23 1981-12-23 建築物の袖壁構造 Granted JPS5895407U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19109881U JPS5895407U (ja) 1981-12-23 1981-12-23 建築物の袖壁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19109881U JPS5895407U (ja) 1981-12-23 1981-12-23 建築物の袖壁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5895407U JPS5895407U (ja) 1983-06-28
JPS625453Y2 true JPS625453Y2 (ja) 1987-02-07

Family

ID=30104581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19109881U Granted JPS5895407U (ja) 1981-12-23 1981-12-23 建築物の袖壁構造

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JP (1) JPS5895407U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5895407U (ja) 1983-06-28

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