JPH1122017A - 建物ユニット及びユニット建物 - Google Patents

建物ユニット及びユニット建物

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JPH1122017A
JPH1122017A JP17820597A JP17820597A JPH1122017A JP H1122017 A JPH1122017 A JP H1122017A JP 17820597 A JP17820597 A JP 17820597A JP 17820597 A JP17820597 A JP 17820597A JP H1122017 A JPH1122017 A JP H1122017A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物ユニットを構成する梁の少なくとも一部
に小梁成部を設けるに際し、建物ユニットに一定の強度
を確保すること。 【解決手段】 梁13Aの一部に小梁成部16を備えて
なる建物ユニット10Bにおいて、梁13Aの小梁成部
16を間柱17により支持してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物ユニット及び
ユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平7-292779号公報に記載の如
くの建物ユニットがある。この建物ユニットは、複数の
柱と複数の梁とを接合した骨組構造体からなり、複数の
梁のうちの少なくとも1本の梁の少なくとも一部に小梁
成部を備えてなるものである。この建物ユニットによれ
ば、天井梁の少なくとも一部を小梁成部とすることによ
り、建物ユニット内の天井高さを部分的に拡大できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、建物
ユニットを構成する梁の少なくとも一部に小梁成部を設
けるに際し、建物ユニットに一定の強度を確保すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数の柱と複数の梁とを接合した骨組構造体からな
り、複数の梁のうちの少なくとも1本の梁の少なくとも
一部に小梁成部を備えてなる建物ユニットにおいて、前
記梁の小梁成部を間柱により支持してなるようにしたも
のである。
【0005】請求項2に記載の本発明は、複数の柱と複
数の梁とを接合した骨組構造体からなり、複数の梁のう
ちの少なくとも1本の梁に小梁成部と大梁成部とを備え
てなる建物ユニットにおいて、前記梁の大梁成部を間柱
により支持してなるようにしたものである。
【0006】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記梁の小梁成部が該
梁の長手方向の中間部にあるようにしたものである。
【0007】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の本発明において更に、前記梁の小梁
成部が階段室を区画形成するようにしたものである。
【0008】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4
のいずれかに記載の本発明において更に、前記梁がウエ
ブと上下のフランジとを有してなり、下フランジは該梁
の小梁成部でウエブの高さ方向の中間部に設けられるよ
うにしたものである。
【0009】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜4
のいずれかに記載の本発明において更に、前記梁がウエ
ブと上下のフランジとを有してなり、下フランジは該梁
の小梁成部でウエブに対する付け根から上フランジ寄り
に向けて傾斜してなるようにしたものである。
【0010】請求項7に記載の本発明は、請求項1〜4
のいずれかに記載の本発明において更に、前記梁が合せ
梁からなり、該梁の小梁成部で該合せ梁の下面が傾斜し
てなるようにしたものである。
【0011】請求項8に記載の本発明は、複数の建物ユ
ニットからなるユニット建物において、請求項1〜7の
いずれかに記載の建物ユニットを用いてなるようにした
ものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。 梁の小梁成部を間柱により支持することにより、小梁
成部を設けたことによる建物ユニットの強度低下を補強
できる。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 梁の小梁成部に続く大梁成部を間柱により支持するこ
とにより、小梁成部を設けたことによる建物ユニットの
強度低下を補強できる。
【0014】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 梁の小梁成部が該梁の長手方向の中間部にある場合に
も、上記又はにより、小梁成部を設けたことによる
建物ユニットの強度低下を補強できる。
【0015】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 梁の小梁成部が階段室を区画形成するとき、階段室の
有効天井高さを大きくとることができる。
【0016】請求項5に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 梁の小梁成部で下フランジをウエブの高さ方向の中間
部に設け、ウエブ高さを可及的に大きくして小梁成部の
断面性能を確保しながら、下フランジを上フランジ寄り
に持ち上げることにより、小梁成部において下フランジ
が形成する実質的な梁成を小さくできる。
【0017】請求項6に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 梁の小梁成部で下フランジをウエブに対する付け根か
ら上フランジ寄りに向けて傾斜せしめ、ウエブ高さを可
及的に大きくして小梁成部の断面性能を確保しながら、
下フランジを上フランジ寄りに屈曲させることにより、
小梁成部において下フランジが形成する実質的な梁成を
小さくできる。
【0018】請求項7に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 梁の小梁成部で合せ梁の下面を傾斜せしめ、合せ梁の
最大高さを可及的に大きくして小梁成部の断面性能を確
保しながら、合せ梁の下面を上向きに傾斜させることに
より、小梁成部において合せ梁の下面が形成する実質的
な梁成を小さくできる。
【0019】請求項8に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ユニット建物において、梁の少なくとも一部に小梁成
部を備えてなる建物ユニットを用いるに際し、上記〜
により、当該建物ユニットに一定の強度を確保でき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態のユニット建
物を示す模式図、図2は特殊建物ユニットを示す模式
図、図3は階段室の天井高さを示す模式図、図4は特殊
建物ユニットのジョイントピースを示す模式図、図5は
特殊建物ユニットの小梁成部と大梁成部との接合構造を
示す模式図、図6は小梁成部の接合部を示す模式図、図
7は間柱の接合構造を示す模式図、図8は相隣る建物ユ
ニットの天井梁接合構造を示す模式図、図9は相隣る建
物ユニットの天井梁化粧構造を示す模式図、図10は第
2実施形態のユニット建物を示す模式図、図11は特殊
建物ユニットを示す模式図、図12は第3実施形態のユ
ニット建物を示す模式図、図13は梁を示す模式図、図
14は標準建物ユニットを示す模式図である。
【0021】(第1実施形態)(図1〜図9) ユニット建物1Aは、図1に示す如く、複数の建物ユニ
ットを左右上下に据付けて構築されるものであり、それ
らの建物ユニットの一部である標準建物ユニット10A
と特殊建物ユニット10Bとを隣接配置し、両建物ユニ
ット10A、10Bに渡る階段室50を形成可能として
いる(図3)。
【0022】標準建物ユニット10Aは、図14に示す
如く、各4本の角鋼管製柱11と形鋼製床梁12と形鋼
製天井梁13とを箱形に接合した骨組構造体である。
【0023】特殊建物ユニット10Bは、標準建物ユニ
ット10Aにおける4本の天井梁13のうちの1本の天
井梁13Aを、大梁成部15と小梁成部16とし、小梁
成部16とこれに相対する床梁12との間に間柱17を
設け、小梁成部16とこれに相対する天井梁13との間
に補強梁18を設けたものである。そして、特殊建物ユ
ニット10Bは、天井梁13Aの小梁成部16により階
段室50の天井部を区画形成するものとした(図3)。
【0024】特殊建物ユニット10Bにおいて、小梁成
部16は天井梁13Aの長手方向の一端部に設けられ、
天井梁13Aの他の部分を大梁成部15としている。そ
して、天井梁13Aの大梁成部15は、他の天井梁13
と同一の梁成を備え、小梁成部16は大梁成部15より
梁成を小としている。
【0025】天井梁13Aの小梁成部16は、ウエブ1
6Aの上下端のそれぞれに上下のフランジ16B、16
Cを備える形鋼からなり、一端部を上下のジョイントピ
ース19、19により柱11の側面に、他端部をジョイ
ント金物20により大梁成部15の端面に接合されてい
る。
【0026】上下のジョイントピース19、19は、図
4に示す如く、ウエブ19Aとフランジ19Bからなる
L型板からなり、それらのウエブ19A、フランジ19
Bを外側に置く対向状態で柱11の側面に溶接され、小
梁成部16の一端部を抱き込み状態で溶接して支持す
る。上下のジョイントピース19、19は、フランジ1
9B(必要によりウエブ19Aも)に図4(A)、
(B)に示す如くの開先19Cを施され、その内側面に
裏あて金19Dを備えて溶接垂れを防ぐ。
【0027】特殊建物ユニット10Bは、図5(A)、
図6に示す如く、大梁成部15の端面に溶接される端板
20Aと、端板20Aの上端部と中間部のそれぞれに溶
接される添え板20B、20Cと、添え板20Cの裏面
と端板20Aの下端部との間に溶接される補強板20D
とから構成され、小梁成部16の他端部を添え板20
B、20Cに挟んだ状態で端板20Aに突き当て溶接し
て支持する。
【0028】尚、ジョイント金物20は、図5(B)に
示す如くの鋳物製ジョイント金物21(一体仕口、役
物)にて代えることもできる。図5(B)の鋳物製ジョ
イント金物21は、広幅突部21Aと狭幅突部21Bを
両端のそれぞれに突設し、広幅突部21Aに大梁成部1
5のウエブ及び上下のフランジの内面を嵌合して溶接
し、狭幅突部21Bに小梁成部16のウエブ16A及び
上下のフランジ16B、16Cの内面を嵌合して溶接で
きる。
【0029】間柱17は、図2に示す如く、上下の両端
部のそれぞれに端板22を備え、この端板22を、小梁
成部16の下フランジ16Cの下面(もしくは床梁12
の上フランジの上面)にあて、該小梁成部16の下フラ
ンジ16Cの上面(もしくは床梁12の上フランジの下
面)に添設せしめた補強板23とともに、ボルト24
A、ナット24Bにより締結することにて設けられる。
図7(B)は、図2に対してボルト24Aとナット24
Bの位置を置換したもの、図7(C)は、ボルト24A
を補強板23に設けた雌ねじ部に螺合し、ナット24B
を不用としたものである。
【0030】然るに、ユニット建物1Aにあっては、相
隣る標準建物ユニット10Aの天井梁13と特殊建物ユ
ニット10Bの天井梁13Aの小梁成部16とを、図8
に示す水平接合アングル25により接合している。水平
接合アングル25は、水平板25Aと垂直板25Bと補
強リブ25Cとからなり、水平板25Aをボルト26
A、ナット26Bにより特殊建物ユニット10Bの天井
梁13Aの小梁成部16の下フランジ16Cに接合し、
垂直板25Bをボルト27A、ナット27Bにより標準
建物ユニット10Aの天井梁13のウエブに接合してい
る。このとき、標準建物ユニット10Aの天井梁13の
ウエブの裏面には補強アングル28が添設され、ボルト
27A、ナット27Bは水平接合アングル25の垂直板
25B、標準建物ユニット10Aの天井梁13を、補強
アングル28、座金板29とともに締結する。
【0031】また、ユニット建物1Aにあっては、相隣
る標準建物ユニット10Aの天井梁13と特殊建物ユニ
ット10Bの天井梁13Aの小梁成部16とを水平接合
アングル25で上述の如くに接合した上で、図9に示す
如く、特殊建物ユニット10Bの天井梁13Aの上フラ
ンジ16Bと標準建物ユニット10Aの天井梁13の下
フランジとに固定されるボード受け金物30をそれらの
天井梁13、13A回りに被着し、このボード受け金物
30に複数の石膏ボード31をビス止めすることによ
り、それらの天井梁13、13A回りを覆う。相隣る石
膏ボード31、31の交差コーナー部にはテープ、アン
グル材等の補強材32が被着され、その上に仕上げ化粧
材が設けられる。
【0032】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 天井梁13Aの小梁成部16を間柱17により支持す
ることにより、小梁成部16を設けたことによる建物ユ
ニット20の強度低下を補強できる。
【0033】天井梁13Aの小梁成部16が階段室5
0を区画形成するとき、階段室50の有効天井高さ
(H)を大きくとることができる(図3(A))。
【0034】ユニット建物1Aにおいて、天井梁13
Aの少なくとも一部に小梁成部16を備えてなる建物ユ
ニット20を用いるに際し、上記、により、当該建
物ユニット20に一定の強度を確保できる。
【0035】尚、本発明の実施においては、2個の特殊
建物ユニット10B、10Bを隣接接置し、それらの天
井梁13Aの小梁成部16を図3(B)に示す如くに隣
接配置するものとすれば、両建物ユニット10B、10
Bに連続する広い範囲で天井高さを拡大できる。
【0036】(第2実施形態)(図10、図11) ユニット建物1Bは、図10に示す如く、複数の建物ユ
ニットを左右上下に据付けて構築されるものであり、そ
れらの建物ユニットの一部である標準建物ユニット10
Aと特殊建物ユニット10Cとを隣接配置し、両建物ユ
ニット10A、10Cに渡る階段室50を形成可能とし
ている。
【0037】特殊建物ユニット10Cは、標準建物ユニ
ット10Aにおける4本の天井梁13のうちの1本の天
井梁13Aを、両端側の各大梁成部41、42と中間部
の小梁成部43とし、小梁成部43とこれに相対する床
梁12との間に間柱44を設け、小梁成部43とこれに
相対する天井梁13との間に2本の補強梁45、46を
設けたものである。そして、特殊建物ユニット10C
は、天井梁13Aの小梁成部43により階段室50の天
井部を区画形成するものとした。
【0038】特殊建物ユニット10Cにおいて、小梁成
部43は天井梁13Aの長手方向の中間部に設けられ、
天井梁13Aの他の部分(両端部)を大梁成部41、4
2としている。そして、天井梁13Aの大梁成部41、
42は、他の天井梁13と同一の梁成を備え、小梁成部
43は大梁成部41、42より梁成を小としている。
【0039】天井梁13Aの小梁成部43は、ウエブ4
6Aの上下端のそれぞれに上下のフランジ46B、46
Cを備える形鋼からなり、一端部をジョイント金物20
により大梁成部41の端面に、他端部をジョイント金物
20により大梁成部42の端面に接合されている。尚、
ジョイント金物20は、第1実施形態におけるジョイン
ト金物20と同様である。
【0040】また、間柱44も、第1実施形態における
間柱17と同様である。
【0041】また、相隣る標準建物ユニット10Aの天
井梁13と特殊建物ユニット10Cの天井梁13Aの小
梁成部43とは、第1実施形態におけると同様の水平接
合アングル25により接合される。また、相隣る標準建
物ユニット10Aの天井梁13と特殊建物ユニット10
Cの天井梁13Aの小梁成部43とは、第1実施形態に
おけると同様の仕上げ化粧材により被覆可能とされる。
【0042】従って、本実施形態によれば、天井梁13
Aの小梁成部43が該天井梁13Aの長手方向の中間部
に設けられるとき、この小梁成部43を間柱44により
支持することにより、小梁成部43を設けたことによる
建物ユニット10Cの強度低下を補強できる。
【0043】(第3実施形態)(図12) ユニット建物1Cが、第1実施形態のユニット建物1A
と異なる点は、天井梁13Aを構成する大梁成部15と
小梁成部16のうち、大梁成部15を間柱17により支
持したことのみにある。即ち、ユニット建物1Cでは、
大梁成部15とこれに相対する床梁12との間に間柱1
7を設けた。
【0044】従って、本実施形態によれば、天井梁13
Aの小梁成部16に続く大梁成部15を間柱17により
支持することにより、小梁成部16を設けたことによる
建物ユニット10Bの強度低下を補強できる。
【0045】(第4実施形態)(図13(A)) 図13(A)の梁60は、前述の特殊建物ユニット10
B、10Cの天井梁13Aに代わるものであり、長手方
向の少なくとも一部に小梁成部61を設けたものであ
る。小梁成部61は、ウエブ61Aと上下のフランジ6
1B、61Cを備え、ウエブ61Aの背面に下方に張り
出る補強板61Dを備えたものである。
【0046】梁60は、小梁成部61でウエブ61Aの
背面に補強板61Dを備えることにより小梁成部61の
断面性能を確保しながら、小梁成部61において下フラ
ンジ61Cが形成する実質的な梁成Kを小さくできる。
【0047】(第5実施形態)(図13(B)) 図13(B)の梁70は、前述の特殊建物ユニット10
B、10Cの天井梁13Aに代わるものであり、長手方
向の少なくとも一部に小梁成部71を設けたものであ
る。梁70は、ウエブ72Aと上下のフランジ72B、
72Cを有してなり、下フランジ72Cは梁70の小梁
成部71でウエブ72Aの高さ方向の中間部に設けられ
る。
【0048】梁70は、小梁成部71で下フランジ72
Cをウエブ72Aの高さ方向の中間部に設け、ウエブ高
さLを可及的に大きくして小梁成部71の断面性能を確
保しながら、下フランジ72Cを上フランジ72B寄り
に持ち上げることにより、小梁成部71において下フラ
ンジ72Cが形成する実質的な梁成Kを小さくできる。
【0049】(第6実施形態)(図13(C)) 図13(C)の梁80は、前述の特殊建物ユニット10
B、10Cの天井梁13Aに代わるものであり、長手方
向の少なくとも一部に小梁成部81を設けたものであ
る。梁80は、ウエブ82Aと上下のフランジ82B、
82Cを備え、下フランジ82Cは梁80の小梁成部8
1でウエブ82Aに対する付け根から上フランジ82B
寄りに向けて傾斜せしめられている。
【0050】梁80は、小梁成部81で下フランジ82
Cをウエブ82Aに対する付け根から上フランジ82B
寄りに向けて傾斜せしめ、ウエブ高さLを可及的に大き
くして小梁成部81の断面性能を確保しながら、下フラ
ンジ82Cを上フランジ82B寄りに屈曲させることに
より、小梁成部81において下フランジ82Cが形成す
る実質的な梁成Kを小さくできる。
【0051】(第7実施形態)(図13(D)) 図13(D)の梁90は、前述の特殊建物ユニット10
B、10Cの天井梁13Aに代わるものであり、長手方
向の少なくとも一部に小梁成部91を設けたものであ
る。梁90は、2個の形鋼92、93を抱き合わせた合
せ梁94であり、梁90の小梁成部91で合せ梁94の
下面94Aが傾斜せしめられたものである。
【0052】梁90は、小梁成部91で合せ梁94の下
面94Aを傾斜せしめ、合せ梁94の最大高さLを可及
的に大きくして小梁成部91の断面性能を確保しなが
ら、合せ梁94の下面94Aを上向きに傾斜させること
により、小梁成部91において合せ梁94の下面94A
が形成する実質的な梁成Kを小さくできる。
【0053】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、建物ユニ
ットを構成する梁の少なくとも一部に小梁成部を設ける
に際し、建物ユニットに一定の強度を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態のユニット建物を示す模式
図である。
【図2】図2は特殊建物ユニットを示す模式図である。
【図3】図3は階段室の天井高さを示す模式図である。
【図4】図4は特殊建物ユニットのジョイントピースを
示す模式図である。
【図5】図5は特殊建物ユニットの小梁成部と大梁成部
との接合構造を示す模式図である。
【図6】図6は小梁成部の接合部を示す模式図である。
【図7】図7は間柱の接合構造を示す模式図である。
【図8】図8は相隣る建物ユニットの天井梁接合構造を
示す模式図である。
【図9】図9は相隣る建物ユニットの天井梁化粧構造を
示す模式図である。
【図10】図10は第2実施形態のユニット建物を示す
模式図である。
【図11】図11は特殊建物ユニットを示す模式図であ
る。
【図12】図12は第3実施形態のユニット建物を示す
模式図である。
【図13】図13は梁を示す模式図である。
【図14】図14は標準建物ユニットを示す模式図であ
る。
【符号の説明】 1A、1B、1C ユニット建物 10A、10B、10C 建物ユニット 11 柱 12 床梁 13、13A 天井梁 15、41、42 大梁成部 16、43 小梁成部 17、44 間柱 50 階段室 60、70、80、90 梁 61、71、81、91 小梁成部 72A、82A ウエブ 72B、72C、82B、82C フランジ 94 合せ梁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の柱と複数の梁とを接合した骨組構
    造体からなり、複数の梁のうちの少なくとも1本の梁の
    少なくとも一部に小梁成部を備えてなる建物ユニットに
    おいて、 前記梁の小梁成部を間柱により支持してなることを特徴
    とする建物ユニット。
  2. 【請求項2】 複数の柱と複数の梁とを接合した骨組構
    造体からなり、複数の梁のうちの少なくとも1本の梁に
    小梁成部と大梁成部とを備えてなる建物ユニットにおい
    て、 前記梁の大梁成部を間柱により支持してなることを特徴
    とする建物ユニット。
  3. 【請求項3】 前記梁の小梁成部が該梁の長手方向の中
    間部にある請求項1又は2記載の建物ユニット。
  4. 【請求項4】 前記梁の小梁成部が階段室を区画形成す
    る請求項1〜3のいずれかに記載の建物ユニット。
  5. 【請求項5】 前記梁がウエブと上下のフランジとを有
    してなり、下フランジは該梁の小梁成部でウエブの高さ
    方向の中間部に設けられる請求項1〜4のいずれかに記
    載の建物ユニット。
  6. 【請求項6】 前記梁がウエブと上下のフランジとを有
    してなり、下フランジは該梁の小梁成部でウエブに対す
    る付け根から上フランジ寄りに向けて傾斜してなる請求
    項1〜4のいずれかに記載の建物ユニット。
  7. 【請求項7】 前記梁が合せ梁からなり、該梁の小梁成
    部で該合せ梁の下面が傾斜してなる請求項1〜4のいず
    れかに記載の建物ユニット。
  8. 【請求項8】 複数の建物ユニットからなるユニット建
    物において、 請求項1〜7のいずれかに記載の建物ユニットを用いて
    なるユニット建物。
JP17820597A 1997-07-03 1997-07-03 建物ユニット及びユニット建物 Expired - Fee Related JP3819544B2 (ja)

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KR101534443B1 (ko) * 2014-05-14 2015-07-07 현대엔지니어링 주식회사 변단면 천정보를 갖는 모듈러 유닛 및 이를 이용한 모듈러 유닛 구조물
JP2021080740A (ja) * 2019-11-19 2021-05-27 トヨタホーム株式会社 ユニット建物の天井構造

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