JP2574866B2 - トイレの壁式組立方法 - Google Patents

トイレの壁式組立方法

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JP2574866B2 JP10201688A JP10201688A JP2574866B2 JP 2574866 B2 JP2574866 B2 JP 2574866B2 JP 10201688 A JP10201688 A JP 10201688A JP 10201688 A JP10201688 A JP 10201688A JP 2574866 B2 JP2574866 B2 JP 2574866B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はビルジング等の屋内にプレファブ工法により
構築されるトイレの内、周壁部分を壁式としたものゝ組
立方法に関する。
(従来の技術) ビルジング等の屋内にプレファブ工法によりトイレを
構築する際、支柱を立てゝ架構を組み、これに張壁を施
して周壁を形成する方式と、耐力構造の壁体を建並べて
周壁を得る方式とがあり、後者を壁式の称する。
然るに、壁式の組立方法による場合、壁体として、通
常、壁装部を補強枠で支持した構成の壁パネルを採用し
ており、これを連ねていくに当り、隣合う壁パネルの補
強枠同士を接続して、周壁の壁厚方向での剛性を確保す
る必要がある。
この点、各補強枠自体は単一の剛体を成し、普通、そ
の下端部が床ランナー上に位置決め固定される関係上、
上端部同士を接合してやれば、効果的に剛性を付与する
ことができる。
そこで、従来は、隣合う壁パネルの補強枠上框間に溝
型の連結材を嵌着渡架して所要の剛度を得るようにして
いた。
(発明が解決しようとする課題) この為、単に壁パネル上框の部分を壁装できないばか
りか、壁装材の種類によっては、壁装部上縁と連結材と
の間の納まりが着き辛く、標準化を進めようとすると、
どうしても、壁装高さが制約され、その分、天井レベル
を引下げて対処することになり、好ましくなかった。ま
た、嵌着により剛性を確保する関係上、連結材の断面寸
法を大きくせざるを得ず、周壁が全体的に頭でっかちと
なる不都合を如何ともしがたかった。
本発明は斯かる従来のトレイの壁式組立方法における
問題点を有効に解決すべく為されたもので、その目的と
する処は、壁パネルの補強枠上框部分まで壁装可能なば
かりか、壁装部上縁と補強枠接合部材との納まり具合を
気遣わずに済み、しかも周壁を頭でっかちにする必要も
ないトイレの壁式組立方法を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本発明は、壁パネルの補強枠に
上框より上方に突出する突出部を設けておき、この上方
突出部分で補強枠同士の接合を行なうようにした。
(作用) 上記手段によれば、実質的に周壁を構成する壁パネル
の上框部分までより更に上方に離れた位置で補強枠同士
の接合が行なわれることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例に付き、添付図面に基ずいて詳
細な説明を行なう。
先ず、第1図及び第5図を参照して、本実施例が適用
されるとトイレと、これに使用される壁パネルの概要を
説明しておく。
第1図は壁パネルの正面上方から見た斜視図、第5図
はトイレ全体の姿図である。
第5図中、Tはトイレ全体を表し、トイレTは、所与
の屋内空間Siに臨む床躯体Fb上に上向きチャンネル状の
床ランナーRfを定着敷設し、これに壁パネルPw…を建並
べることにより周壁Wsを形成して所要のトイレスペース
を囲繞画成し、防水下地タイル仕上床を張る一方、吊天
井Ctを設け、更に配管ユイットや便器その他のトイレ設
備を施した所謂プレファブタイプのもので、周壁Wsが、
その構築に支柱を用いない壁式構造となっている。
各壁パネルPwは、第1図に示すように、磁器質タイル
仕上げの正面壁装部Ffを補強枠Fsで裏補強した構造にな
っており、本実施例の場合、補強枠Fsの背面側も壁装材
Frで仕上げられている。
補強枠Fsは、上下左右の框1〜4と、その間に縦横斜
めに組込まれた桟5,6や筋違7から成り、各框1〜4は
角パイプで形成され、第5図に示すように、下框2が床
ランナーRfに嵌着して位置決め固定される。
本実施例では、以上において、上記周壁Wsを構成する
各壁パネルPwの補強枠建框3,4を上框1より上方に突出
せしめて取合用の突起部8,9を設けておき、床ランナーR
f上への建付に際し、対応する突起部8,9を添接ぎ連結し
て、隣合う壁パネルPw,Pwの補強枠同士を剛に接合する
ようにしており、その詳細を、以下、第2図乃至第4を
参照して説明する。
第2図乃至第4図はトイレ周壁の施工手順図である。
トイレ周壁Wsの組立に際しては、先ず、第2図に示す
ように、トイレスペースStの角隅で二枚の壁パネルPw,P
wを添い立ちさせ、直角に交差せしめて、隣合う突起部
8,9を平面視矩折形状の添板10で添接ぎする。添接ぎ
は、添板10各辺10a,10bの室内St側の側面10c,10dを対応
する突起部8,9の室外Si側の側面に止着固定して行な
い、その際、添板内側面10c,10dの上部を空けておく。
そして、周壁Ws平壁沿いの壁パネルPwを順次建付けて
ゆき、その都度、隣合う突起部8,9をストレートな添接1
1で添接ぎする。この場合の添接ぎも、添板11の室内St
側の側面11aを両突起部8,9の室外Si側の側面に止着固定
して行ない、側面11aの上部を空けておく。
尚、斯かる漸進方式を取らず、最初に各平壁部の任意
長を構成する壁パネルPwの補強枠Fsを床上で接合連結し
ておき、これを引き起こして建付ける際に、角隅の接合
を行なうようにしても良い。
次いで、第3図及び第4図に示すように、角パイプを
適宜長さに切断した桁材12,13を用意し、対応する橋部1
2a,13aを突合せ接合して平面視L字形若しくは四辺形に
組み、下面を各突起部8,9の頂面に水平に臨ませ、その
際、室外Si側に位置する側面を対応する添板10,11の内
側面10c,10d,11a上部に当て込み、止着固定して、各壁
パネルPwの補強枠突起部8,9を周壁Ws添いに纏め(添板
を介し)剛に連結した状態を得る。
この点、桁材12,13を突起部8,9に直接固着することは
差支えず、また周壁Ws沿いの連結を平壁毎或いはその任
意長に付き行なうようにしても良い。
尚、躯体天井が余り高くない場合、添板10,11の成寸
法を低くして、桁材を12,13を室外Si側から着設固定
し、周壁Ws総丈寸法の調整を図るようにする。
本実施例では、この後、第5図に示すように、桁材1
2,13の対向し合うもの同士間に天井補強用の横梁14…を
架設して、これから野縁受15…を吊渡し、野縁を介して
天井パネルPc…を吊設するようにしている。尚、好まし
くは、桁材12,13の角隅寄り位置に火打梁16…を渡架し
て剛性の増強を図るようにする。
本実施例によれば、壁パネルPwの補強枠Fsに上框1よ
り突出した部分8,9を設けておき、こゝで補強枠Fs,Fs同
士の接合を行なうようにしているので、添付図面より明
らかなように、壁パネルPwの上框部分まで壁装可能なば
かりか、壁装部Ff,Frの上縁と補強枠Fsを接合連結する
添板10,11や桁材12,13との間の納まり具合を気遣わずに
済む。
また、補強枠Fsの接合部が上框1より上方に位置して
いる為、壁躯体との干渉を回避でき、それに、壁パネル
Pwが片面壁装の場合だけでなく両面壁装であっても接合
方式を任意に選べ、従って、周壁Wsを頭でっかちにする
必要がなく、特に本実施例の場合、添接ぎである溜め、
剛度の設定が容易である。
しかも、桁材12,13を利用して天井補強を行なうよう
にしているので、設計面で制約を受けることが少ない。
(発明の効果) 以上の説明により明らかな如く、本発明によれば、ト
イレの組立を壁式とする場合に、壁パネルの補強枠に上
框より上方に突出する突出部を設けておき、この上方突
出部分で補強枠同士の接合を行なうようにしているの
で、壁パネルの上框部分まで壁装可能なばかりか、壁装
部上縁と補強枠接合部材との間の納まり具合を気遣わず
に済み、しかも周壁を頭でっかちにする必要もない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を適用したトイレに付き示したも
ので、第1図は壁パネルの正面上方から見た斜視図、第
2図乃至第4図はトイレ周壁の施工手順図、第5図はト
イレ全体の姿図である。 尚、図中、1は補強枠上框、2,3は縦框、4は下框、8,9
は上方突起部、10,11は添板、12,13は桁材、14は天井補
強用の横梁、15は野縁受、Ffは正面壁装部、Frは背面壁
装部、Fsは補強枠、Pwは壁パネル、Tはトイレ、Wsは周
壁を表している。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床ランナーに壁パネルを建並べて周壁を形
    成する際、隣合う壁パネルの補強枠同士を接合して壁厚
    方向の剛性を得るようにしたトイレの壁式組立方法にお
    いて、 前記壁パネル補強枠に上框より上方に突出する突出部を
    設けておき、 前記補強枠同士の接合を該突出部で行なうようにしたト
    イレの壁式組立方法。
  2. 【請求項2】前記壁パネルの補強枠突出部を前記周壁沿
    いに纏めて剛に連結するようにした請求項1記載のトイ
    レの壁式組立方法。
  3. 【請求項3】前記壁パネルの補強枠突出部は前記周壁の
    各辺毎に纏められている請求項2記載のトレイの壁式組
    立方法。
  4. 【請求項4】前記壁パネルの補強枠突出部は前記周壁の
    全周に渡り纏められている請求項2記載のトイレの壁式
    組立方法。
  5. 【請求項5】前記壁パネルの補強枠突出部で天井荷重を
    受けるようにした請求項1乃至5のいずれかに記載のト
    レイの壁式組立方法。
  6. 【請求項6】前記床ランナーに壁パネルを建並べながら
    隣合う壁パネルの補強枠同士を接合するようにした請求
    項1記載のトイレの壁式組立方法。
  7. 【請求項7】前記床ランナーに壁パネルを建並べる前に
    隣合う壁パネルの補強枠同士を接合しておくようにした
    請求項1記載のトイレの壁式組立方法。
  8. 【請求項8】前記補強枠の突出部での接合を添板により
    行なうようにした請求項1記載のトレイの壁式組立方
    法。
  9. 【請求項9】前記添板を前記周壁沿いに桁材で纏めて剛
    に連結するようにした請求項8記載のトレイの壁式組立
    方法。
  10. 【請求項10】前記周壁の別個の辺に位置する前記桁材
    間に梁材を渡し、該梁材から天井を吊設するようにした
    請求項9記載のトレイの壁式組立方法。
  11. 【請求項11】前記壁パネルの補強枠は両面が壁装され
    ている請求項1記載のトレイの壁式組立方法。
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