JP2706087B2 - トイレの組立方法 - Google Patents

トイレの組立方法

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JP2706087B2
JP2706087B2 JP63088506A JP8850688A JP2706087B2 JP 2706087 B2 JP2706087 B2 JP 2706087B2 JP 63088506 A JP63088506 A JP 63088506A JP 8850688 A JP8850688 A JP 8850688A JP 2706087 B2 JP2706087 B2 JP 2706087B2
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敬徳 渡辺
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプレファブ方式によるトイレの組立方法に関
する。
(従来の技術) 例えばオフィスビル等における如く、近時のトイレ
は、所与の屋内空間の中に更に別の壁を巡らせて新たに
所要のスペースを画成し、こゝにトイレ設備を施した構
成になっており、壁は、普通、平壁部と角隅部から成
る。
斯かるトイレをプレファブ方式により組立てようとす
る場合、少なくとも平壁の部分は、通常、フラットな壁
装板を枠組で裏補強した構造の平壁パネルを建並べて形
成されるが、こうしたパネルを自立させておくことは極
めて難しい。
そこで、従来は、パネル一枚か二枚に起立姿勢を取ら
せては、その都度、溝型連結材を延ばし込み、これによ
りパネル上縁部をつなぎ止める仕方で、端から順次攻め
て行く漸進方式か、床上で全部頭つなぎに並べておいて
一斉に起し上げる一括方式によっていた。
(発明が解決しようとする課題) この為、パネルの建付順序を自由に選ぶことができ
ず、従って、トイレ設備の搬入時期との兼合いが難し
く、結果的にかなり強引な搬入経路を選ぶことにもな
り、現場によっては、躯体側に類を及ぼすことにさえな
りかねない等、不利を否めなかったし、また、前者の場
合だと、パネルの建並べ作業が面倒でしかも張間が限ら
れ、一方、後者だと、フロア面積が狭い場合に適用し難
いといったような不都合も見られた。
本発明は斯かる従来のトイレの組立方法における問題
点を有効に解決すべく為されたもので、その目的とする
処は、平壁パネルを建並べて行く際、建付順序を自由に
設定できるばかりか、作業が比較的楽で、しかも長張間
に対処し得、またフロア面積の広狭により適用が阻害さ
れることもないトイレの組立方法を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本発明は、所与の屋内空間の中
に、更に、平壁パネルを建並べて構成される平壁部と、
平壁部の両端に取合う角隅部とから成る組立壁を設け
て、所要のトイレスペースを画成するようにしたトイレ
の組立方法において、2枚の平壁パネルを立上げ、略直
角に交差させた状態で、相互に連結固定することにより
角隅部を形成する工程と、角隅部間に桁材を渡す工程
と、平壁パネルを桁材で係止して角隅部間に建付けて行
くことにより平壁部を形成する工程とからなる。
(作用) 上記手段によれば、桁材の渡された4つの角隅部間の
どの部分からでも、平壁パネルの建付けを行なうことが
できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例に付き、添付図面に基ずいて詳
細な説明を行なう。
先ず、第6図を参照して、本実施例に係るトイレの概
要を説明しておく。
第6図はトイレの斜視図である。
図中、Tはトイレの全体を表し、トイレTは、所与の
屋内空間S0の中に、組立構造の周壁Wsを巡らして所要の
トイレスペースStを囲繞画成し、防水下地タイル仕上床
Ftを張る一方、吊天井Ctを設け、更に配管ユニットUtや
便器Swその他のトイレ設備を施した所謂プレファブタイ
プのもので、本実施例の周壁Wsは、前後左右の平壁Wf…
と、その各両端に取合う四つの隅壁Wc…の部分から成
り、全体を取巻く四辺形の土台枠Rfと桁枠Rcを備えてい
る。
土台枠Rfは、長短二様の上向きチャンネル状枠材R1,R
1′から成り、一方、桁枠Rcは、断面略Z字状乃至L形
の枠材R2,R2′で構成され、辺間に架した梁材Bc…や各
入隅の三角プレートPc…で補強されている。図中、Unは
梁材Bcから吊した野緑受、Jtは隅壁Wcのスプリングジョ
イントである。
本実施例では、以上において、トイレ周壁Wsを建廻す
に当り、先ず、隅壁Wc…を立上げておき、次いで、これ
に桁材R2,R2′を渡架した後、この桁材R2,R2′と土台枠
材R1,R1′との間に平壁パネルPf…を建付けて各平壁Wf
を形成して行くようにしており、その詳細を、以下、第
1図乃至第5図に基き説明する。
第1図乃至第5図はトイレ周壁の施工要領図で、第1
図は隅壁の立上げ状態を示す斜視図、第2図は第1図の
2−2線断面図、第3図は隅壁と桁材の位置関係を示す
斜視図、第4図は第3図の矢視4部拡大図で桁材の取付
状態を示したもの、第5図は壁パネルの建付順序を示す
斜視図である。
トイレ周壁の各隅壁Wcは、第1図及び第2図に示すよ
うに、二枚の平壁パネル10,10′を土台枠Rfの角隅に垂
直に立上げ、左右直角に交差せしめた状態で、ジョイン
トJtにより相互に連結固定して構成したもので、各壁パ
ネル10,10′は、前後の壁装部11,11′及び12,12′と中
間の補強枠13,13′から成り、補強枠13,13′の縦框14,1
4′に、前側壁装部11,11′と一体の後向チャンネル状取
合部材15,15′や後側壁装部12,12′と一体の補強材16,1
6′が固着されていて、左右に臨み合う取合部材15,15′
の屈曲断面側片15a,15′a間に上記ジョイントJtを嵌め
渡し、ビス17で縫い止めた構造になっている。
各縦框14,14′は、角パイプ状の上端部14a,14′aが
両壁装部11,11′及び12,12′よりも上方に突出してい
て、これら突出上端部14a…,14′a…の内、同一周壁面
に属するもの同志間、つまり、14a,14aと14a,14aとの
間,並びに14′a,14′aと14′a,14′aの間に、第3図
及び第4図に示すように、桁材R2,R2′を架け渡すよう
にしている。
縦框上端部14a,14′aには、その右乃至は左側面に山
形取合部材18,18′の一辺18a,18′aが固着され、同部
材18,18′のフリーな他辺18b,18′bに上下二つの縦長
スリット19,19′が形成されており、一方、桁材R2,R2′
のL形断面本体部20,20′垂直片21,21′の前面に取合ピ
ン22…,22′…が突設されていて、これらのピン22,22′
を上記縦長スリット19,19′に落し掛け、桁材本体部20,
20′の水平片23,23′下面を縦框上端部14a,14′aの頂
面に着座せしめることにより、各桁材R2,R2′を位置決
めできる構成となっている。
そして、第5図に示すように、対応する土台枠材R1,R
1′と桁材R2,R2′との間に隅壁Wcと同様な平壁パネルPf
…を適宜な順序で建付けて行くことにより各平壁Wfを形
成するようにしており、壁パネルPfの建付けは、土台枠
Rfにパネル下端を当てがい、ここを支点として室内St側
から廻し立ちさせ、上端を桁枠Rcに係止する手順によ
る。こうした簡易な建付手順は、天井ランナーとしての
各桁材本体部20,20′がL形断面をなすことによるもの
で、これが単なるチャンネル材の場合だと、パネル両側
縁を持って上下動させてやる必要があり、任意の平壁パ
ネルを後付けにすることが難しい。
この点、土台枠Rfの各枠材R1,R1′本体部を、少なく
とも一部室内St側に開いた形状に製作しておき、この開
き部分から壁パネルの下縁部又は下方突出脚を押込める
ようにすることは差支えない。
尚、天井補強用の梁材BcやプレートPcは壁パネルPfの
建付前に取付けて、仮止めしておき、周壁Ws全体の完工
に際し、水平・垂直を再確認して固定することが望まし
い。
本実施例によれば、桁材R2,R2′の渡された区間内の
どの部分にでも壁パネルPfを後付けで建付けることがで
き、従って、建付順序を自由に設定できるばかりか、作
業自体を極めて簡単な手順で行なえ、しかも隅壁Wc間の
距離が長い長張間の場合でも、桁材R2,R2′を渡すだけ
なので容易に対処し得、要すれば、間柱で支えてやるに
過ぎず、また、トイレスペースStのフロア面積が狭くて
も、一括建付方式による必要がない為、特に問題は生ぜ
ず、土台枠Rfの形状如何では、壁パネルPfを垂直姿勢に
して水平に持っていくだけで済む等多くの利点を享受で
きる。尚、平壁パネルPf…を隅壁Wc…より後付けとする
のであれば、平壁Wc…の任意部分を如何なる時間的関係
で形成して行こうとも、それを意に介するものではな
い。
ところで、上記実施例では、隅壁Wcを現場で組立てる
ようにしているが、予め一体のユニットとして製作して
おくことは差支えず、その場合、好ましくは、土台枠Rf
と桁枠Rcを隅壁ユニットとは別体とし、現場で組付ける
手順とする。
(発明の効果) 以上の説明により明らかな如く、本発明によれば、2
枚の平壁パネルを立上げ、略直角に交差させた状態で、
相互に連結固定することにより角隅部を形成する工程
と、角隅部間に桁材を渡す工程と、平壁パネルを桁材で
係止して角隅部間に建付けて行くことにより平壁部を形
成する工程とからなるので、桁材の渡された4つの角隅
部間のどの部分からでも、平壁パネルの建付けを行なう
ことができるから、角隅部の平壁パネルを連結した状態
で自立させることができるので、桁材の取付作業を容易
に行なうことができる。又、建付順序を自由に設定でき
るばかりか、作業が比較的楽で、しかも長張間に対処し
得、またフロア面積の広狭により適用が阻害されること
もない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を適用して組立てられたトイレ
に付き示したもので、第1図は隅壁の立上げ状態を示す
斜視図、第2図は第1図の2−2線断面図、第3図は隅
壁と桁材の位置関係を示す斜視図、第4図は第3図の矢
視4部拡大図で桁材の取付状態を示したもの、第5図は
壁パネルの建付順序を示す斜視図、第6図はトイレ全体
の斜視図である。 尚、図中、10,10′,Pfは平壁パネル、11,11′及び12,1
2′は前後の壁装部、13,13′は補強枠、14,14′は縦
框、14a,14′aはその上端部、18,18′は取合部材、19,
19′は縦長スリット、20,20′は桁材本体部、22,22′は
取合ピン、Jtはスプリングジョイント、Rfは土台枠、R
1,R1′はその枠材、Rcは桁枠、R2,R2′はその枠材、T
はプレファブ式トイレ、WcとWfはその隅壁と平壁、Wsは
周壁全体を表している。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所与の屋内空間の中に、更に、平壁パネル
    を建並べて構成される平壁部と、該平壁部の両端に取合
    う角隅部とから成る組立壁を設けて、所要のトイレスペ
    ースを画成するようにしたトイレの組立方法において、 2枚の前記平壁パネルを立上げ、略直角に交差させた状
    態で、相互に連結固定することにより前記角隅部を形成
    する工程と、 該角隅部間に桁材を渡す工程と、 平壁パネルを該桁材で係止して前記角隅部間に建付けて
    行くことにより前記平壁部を形成する工程とからなる、 トイレの組立方法。
  2. 【請求項2】予め製作しておいた隅壁ユニットを据付け
    て前記角隅部を得るようにした請求項1記載のトイレ組
    立方法。
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JPS6355272A (ja) * 1986-08-26 1988-03-09 株式会社竹中工務店 大型トイレル−ム

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