JPH0726514Y2 - プレファブトイレルームの天井補強構造 - Google Patents

プレファブトイレルームの天井補強構造

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JPH0726514Y2
JPH0726514Y2 JP8130788U JP8130788U JPH0726514Y2 JP H0726514 Y2 JPH0726514 Y2 JP H0726514Y2 JP 8130788 U JP8130788 U JP 8130788U JP 8130788 U JP8130788 U JP 8130788U JP H0726514 Y2 JPH0726514 Y2 JP H0726514Y2
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JP8130788U
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宣文 山縣
和行 藤原
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプレファブトイレルームの天井補強構造に関す
る。
(従来の技術) 近年、ビル等において、その内部にトイレを設けるに当
り、施工の利便性から予め工場で製造したパネル類をビ
ル内に搬入し、そこで組立て、便器等の備品を取付ける
ところのプレファブ工法が好んで採用される。この場合
のプレファブトイレルームは、軆体床面に複数壁パネル
を立設して囲いとし、同壁パネルの上面に横梁と称する
梁を複数本、水平に掛け渡し、これらの横梁に吊天井を
吊り金具を介して吊り下げる構成である。前記プレファ
ブトイレルームの内部に、トイレブースと称する小区画
(例えば、掃除用流し場とこの流し場を囲うブースパネ
ルとからなる流し場ブース)を設けることが、普通にな
される。
ところで、1室のプレファブトイレルームを間仕切り壁
で2室又はそれ以上に区切ることがある。
(考案が解決しようとする課題) 上記プレファブトイレルームは、2室又はそれ以上に区
切るものであるから、床面積は十分に大きく、そのため
に横梁は支持スパンが大きいために大きな部材となり、
材料費が嵩むだけでなく、梁の高さ寸法が大きくなる。
通常、躯体の天井高さは決定されているので、梁の高さ
寸法が大きい分だけプレファブトイレルームの天井高さ
は低くならざるを得ず、この天井高さを高めることが難
しくなるという問題がある。
そこで、本考案の目的は十分に床面積の大きなプレファ
ブトイレルームであっても、横梁の軽量化(梁の断面積
の減少及び高さ寸法の減少)が図れる天井補強構造を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案者等は、長い横梁の支持スパンを半減すれば当然
軽量化(梁の断面積の減少及び高さ寸法の減少)を図れ
ることに着目した。しかし、プレファブトイレルーム内
部に支柱を立てることは美観上好ましくない。しかも、
支柱を立てようとしてもトイレブームが邪魔になり、好
みの箇所に立てることができない。そこで、本考案者等
は、邪魔なブースパネルを巧みに利用して、このブース
パネルに支柱を一体化することを考案した。
具体的には、プレファブトイレルーム内に配置されるト
イレブースのブースパネルに、床側から横梁のレベルに
達する支柱を必要本数一体形成し、これらの支柱でプレ
ファブトイレルームの上部を横断する横梁受け梁を支承
させ、この横梁受け梁とプレファブトイレルームの壁パ
ネル上部との間に横梁を掛け渡し、これら横梁で吊天井
を吊る構成としたことを特徴とするプレファブトイレル
ームの天井補強構造である。
また、前記横梁受け梁をブースパネルに沿った平面視L
字形とし、それのコーナ部を斜め材で補強するととも
に、前記斜め材の一端をプレファブトイレルームの壁パ
ネル上部に結合した。
(作用) 横梁は、支柱に支承された横梁受け梁とプレファブトイ
レルームの壁パネル上部との間に掛け渡されるので、支
持スパンが小さい。このため、横梁は軽量化(梁の断面
積の減少及び高さ寸法の減少)される。
支柱は、トイレブースのブースパネルと一体形成されて
いるので、見え難い。
平面視L字形の横梁受け梁は、それのコーナ部が斜め材
で補強されるので、剛性が高い。
(実施例) 以下、本考案の実施例に付き、添付図面に基ずいて照明
な説明を行なう。
先ず、第2図及び第3図を参照して、本実施例に係るプ
レファブトイレの概要を説明しておく。
第2図は同トイレの横断平面図、第3図は第2図の矢視
3部拡大正面図である。
図中、Tはトイレの全体を示し、トイレTは、ビルジン
グ躯体の壁で囲まれた所与の屋内空間Siに主体構成用の
アスデモン仕上げ壁パネルPw…や塩ビ鋼板製のパネルP
w′…を連設して、一部室内側に突入迂回した形の周壁W
tを形成することにより所要のトイレスペースStを得、
これを周壁迂回部Wrと間仕切ブースB1,B2で左右のサブ
スペースSt1,St2に分け、夫々防水下地のタイル床を張
り、パネル組の吊天井Ct1,Ct2を設け、更に仕切用ブー
スB3,B4を立てゝ、掃除用流し場Sk等を囲い込み、以っ
て、所要のトイレ設備を施すようにした所謂プレファブ
タイプの構成になっている。図中、Etは出入口である。
周壁Wt沿いの壁パネルPw…は、隣接するもの同士の縦框
Rv,Rvを平壁若しくはコーナー用スプリングジョイントJ
t,Jt′により高さ方向適所で接合すると共に、各縦框Rv
…の上端を後述の枠材(第1図、10〜12,14)で頭つな
ぎに連結して建付けられ、パネル(壁パネル)Pw…は、
コンパネの下地Bkに突設したジョイナーJn,Jn′により
接合保持されている。
一方、ブースB1,B2は、第3図にその一部を示すよう
に、躯体床Rbに床ランナーRfを定着敷設して、ブースパ
ネル20…を載せ、その隣合う側縁20a,20a同士を、これ
に図示する如く一体形成するように取付ける角パイプ21
…でブース縁側から順番に取合い、角パイプ21の上端21
aを、略L形断面の枠材22により、吊天井Ct1,Ct2の上方
で、頭つなぎに連結した構成になっており、パイプ下端
21bは床ランナーRfに固定されている。図中、23は各ブ
ースパネル20の上縁と天井Ct1,Ct2間の隙間を被覆する
幕板部材である。
こゝで、第1図を参照して、上記トイレTの天井補強構
造を説明する。
第1図は同トイレの天井伏図である。
図中、Cfはトイレ天井枠の全体を表し、天井枠Cfは、周
壁Wtの壁パネル縦框Rv又は下地Bkの縦枠を頭つなぎに連
結して略長方形状の囲枠部Ceを構成する枠材10〜13と、
囲枠部Ceの一方の長辺に相当する枠材12と略直角に交差
してトイレスペースSt側に延び、周壁迂回部Wrの頭つな
ぎ材をなす一対の枠材14,15と、囲枠部Ceの他方の長辺
に相当する枠材10からトイレスペースSt側に略直角に延
びて、前記ブースパネル20を支持する角パネル21の頭つ
なぎ材となり、途中L字状に矩折して上記枠材14,15の
各先端と直角に交差する枠材22と、これら枠材10〜15,2
2間を接合若しくは連結補強する諸種の天井補強材とか
ら成る。
本実施例の場合、天井補強材として、囲枠部枠材10〜13
及び間仕切り沿いの枠材14,15,22の各交差部に三角のコ
ーナープレート30〜38を捨張りする一方、囲枠部Ceの両
短辺に相当する枠材11,13と、間仕切り沿い枠材14,15と
の間に横梁40,41を、また枠材22の矩折部22aとの間及び
コーナープレート36との間に夫々横梁42及び43を、そし
て枠材22の長辺部に止着したガセットプレート22b及び2
2cとの間にも横梁44,45及び46,47を掛け渡して固定し、
更に、枠材10〜15及び22間の各入隅に臨ませて火打梁50
〜57を渡すようにしており、特に、枠材22の矩折部22a
と枠材14,15との間に形成されるZ字部には、これを斜
めに横切る一対の斜め材58,59を設けて剛性を確保する
ようにしている。また、枠材12と横梁40とにガセットプ
レート12a,40aを止着して、小梁60を渡し、更に、火打
梁50,51及び52,53の端部寄りにも小寸のプレート50a,51
a及び52a,53aを設けて夫々小梁61,62を渡架するように
しており、以上の横梁40〜47、火打梁50〜57、斜め材58
及び小梁60〜62を利用して前記天井Ct1,Ct2を吊設して
いる。
すなわち、本実施例のプレファブトイレルームの天井補
強構造は、トイレスペース(プレファブトイレルーム)
St内に配置される間仕切用ブース(トイレブース)B1,B
2のブースパネル20に、躯体床Rb側からトイレスペースS
tの壁パネルPw,Pw′上部の枠材10〜15のレベルに達する
支柱21…を必要本数一体形成し、これらの支柱21…でト
イレスペースStの上部を横断する枠材(横梁受け梁)22
を支承させ、この枠材22と枠材11,13との間に横梁42〜4
7を掛け渡す構成としている。また、周壁迂回部Wrの壁
パネルPw,Pw′上部の枠材14,15と枠材11,13との間に横
梁40,41を掛け渡している。そして、これら横梁40〜47
で吊天井Ct1、Ct2を吊る構成としている。
更に、枠材(横梁受け梁)22はブースパネル20に沿った
平面視L字形とされ、それのコーナ部を斜め材58,59で
補強されるとともに、斜め材58,59の一端をトイレスペ
ースStの周壁迂回部Wrの壁パネルPw,Pw′上部の枠材14,
15に結合されている。
従って、トイレTの天井枠Cfを構成する際、周壁Wt沿い
の枠材10〜13及び間仕切沿いの材料14,15の他に、間仕
切ブースB1,B2沿いの枠材22を設け、これに横梁40〜47
の対応箇所を掛け渡すようにしているので、各横梁40〜
47の支点間距離(支持スパン)は枠材11と枠材13との間
に掛け渡す場合に比較して短い。
また、枠材22に関係して設けられたコーナープレート3
1,35や火打梁51,52及び斜め材58,59の分、トイレ主体の
剛性が増強される。
尚、ブース沿い枠材22の左右に位置する一対の横梁42,4
3;44,45;46,47を通し材とすることは差支えず、また前
記サブスペースSt1沿いの周壁Wtに、サブスペースSt2
の壁パネルPwを用いるようにしても良い。
(考案の効果) 以上の説明により明らかな如く、本発明によれば、プレ
ファブトイレルーム内に配置されるトイレブースのブー
スパネルに、床側から横梁のレベルに達する支柱を必要
本数一体形成し、これらの支柱でプレファブトイレルー
ムの上部を横断する横梁受け梁を支承させ、この横梁受
け梁とプレファブトイレルームの壁パネル上部との間に
横梁を掛け渡し、これら横梁で吊天井を吊る構成とした
ことにより、横梁の支持スパンが小さくなるので横梁が
軽量化(梁の断面積の減少及び高さ寸法の減少)され
る。また、支柱が、トイレブースのブースパネルと一体
形成されているので、見栄えが良い。
更に、横梁受け梁をブースパネルに沿った平面視L字形
とし、それのコーナ部を斜め材で補強するとともに、斜
め材の一端をプレファブトイレルームの壁パネル上部に
結合したことにより、平面視L字形の横梁受け梁は、そ
れのコーナ部が斜め材で補強されるので、横梁受け梁の
延出方向の剛性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例に係るプレファブトイレに付き示
したもので、第1図は同トイレの天井伏図、第2図は横
断平面図、第3図は第2図の矢視3部拡大正面図であ
る。 尚、図中、10〜15は天井枠の主体壁沿い枠材、20はブー
スパネル、21は角パイプ、22は横梁受け梁(天井枠のブ
ース沿い枠材)、22aはその矩折部、22b,22cはガセット
プレート、30〜38はコーナープレート、40〜47は横梁、
50〜57は火打梁、58,59は斜め材、B1,B2はトイレ用ブー
ス(間仕切用ブース)、Bkは壁下地、Cfは天井枠、Ct1,
Ct2は吊天井、Pwは主体構成用壁パネル、Rvはその縦
框、Stはプレファブトイレルーム(トイレスペース)、
St1,St2はそのサブスペース、Tはプレファブトイレ、W
tはトイレ主体をなす周壁、Wrはその室内側への迂回部
を表している。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレファブトイレルーム内に配置されるト
    イレブースのブースパネルに、床側から横梁のレベルに
    達する支柱を必要本数一体形成し、これらの支柱でプレ
    ファブトイレルームの上部を横断する横梁受け梁を支承
    させ、この横梁受け梁とプレファブトイレルームの壁パ
    ネル上部との間に横梁を掛け渡し、これらの横梁で吊天
    井を吊る構成としたことを特徴とするプレファブトイレ
    ルームの天井補強構造。
  2. 【請求項2】前記横梁受け梁は、ブースパネルに沿った
    平面視L字形を呈し、それのコーナ部が斜め材で補強さ
    れるとともに、前記斜め材の一端がプレファブトイレル
    ームの壁パネル上部に結合されていることを特徴とする
    請求項1記載のプレファブトイレルームの天井補強構
    造。
JP8130788U 1988-06-20 1988-06-20 プレファブトイレルームの天井補強構造 Expired - Lifetime JPH0726514Y2 (ja)

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JPH022448U JPH022448U (ja) 1990-01-09
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JPH0750528Y2 (ja) * 1989-03-10 1995-11-15 株式会社イナックス ユニットルーム

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