JP2023075961A - 天井構造およびその構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井裏空間を大きく確保しつつ、地震時の天井の脱落を防止できる、天井構造を提供すること。【解決手段】天井構造1は、鉄骨梁10と、鉄骨梁10のウエブ23に高力ボルト46、56で摩擦接合された鋼製の支持構造11と、支持構造11の下面に設けられた野縁12と、野縁12の下面に取り付けられた石膏ボード13と、を備える。本発明によれば、地震時の水平力に対して、構造躯体である鉄骨梁10、支持構造11、野縁12、および石膏ボード13が、一体として抵抗する。よって、天井裏空間を大きく確保しつつ、地震時に、天井を構成する部材の損傷を抑制して、天井の脱落を防止することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、建物の天井構造、および、その天井構造の構築方法に関する。
従来より、地震時における天井の脱落を防止することを目的とした天井構造が提案されている(特許文献1~3参照)。
特許文献1には、天井裏空間にて野縁受け、野縁、および天井仕上材を備える天井を耐震補強する耐震補強部材が示されている。この耐震補強部材は、天井裏の鉄骨梁の下面に取り付けられた板状の下側プレートと、この下側プレートに設けられて野縁を支持する板状の第1支持部と、下側プレートに設けられて野縁受けを支持する板状の第2支持部と、を備える。
特許文献2には、天井スラブの下方に設けられて溝部を備えた野縁と、野縁に複数のファスナーを介して取り付けられた天井仕上部材と、を備える天井仕上部材取付構造が示されている。複数のファスナーは、野縁に沿って相対的に移動可能である。
特許文献3には、天井材の下方で端部が建物躯体に接続された略棒状の引張材と、天井面を被覆するように配設された落下防止部材と、天井面に沿って配設されて引張材とともに落下防止部材を保持する平板帯状のつなぎ材と、を備える吊り天井構造が示されている。
特開2014-173395号公報 特開2017-214797号公報 特開2019-011640号公報
本発明は、天井裏空間を大きく確保しつつ、地震時の天井の脱落を防止できる、天井造およびその構築方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、建物の天井構造として、鉄骨梁のウエブに支持構造を高力ボルトおよびナットで摩擦接合し、その支持構造の下面に、天井下地材および天井面材を直接接合することで、建物の構造体を構成する鉄骨梁と支持構造を剛接合し、地震発生時には、鉄骨梁と支持構造が一体となって変形するため、支持構造の下面に接合された天井下地材および天井面材の変形量を低減でき、天井面材の落下を防止できる点に着眼し、本発明に至った。
第1の発明の天井構造(例えば、後述の天井構造1)は、鉄骨梁(例えば、後述の鉄骨梁10)と、前記鉄骨梁のウエブ(例えば、後述のウエブ23)に剛接合された鋼製の支持構造(例えば、後述の支持構造11)と、前記支持構造の下面に設けられた天井下地材(例えば、後述の野縁12)と、前記天井下地材の下面に取り付けられた天井面材(例えば、後述の石膏ボード13)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、構造躯体である鉄骨梁と支持構造とを剛接合して一体化させるとともに、その支持構造の下面に天井下地材および天井面材を設けた。したがって、地震時の水平力に対して、構造躯体である鉄骨梁と支持構造とが一体となって変形するので、支持構造の下面に接合される天井下地材および天井面材の変形を低減可能であり、天井の脱落を防止することができる。
また、構造躯体を構成する鉄骨梁のウエブに支持構造が剛接合され、その支持構造の下面に天井下地材と天井面材が接合されるため、従来の天井構造のように、構造躯体に吊り材を取り付けて、吊り材を介して天井下地材および天井面材が支持される場合に比べて、構造躯体から延びる吊り材がないために、天井裏空間を大きく確保することがでる。
第2の発明の天井構造は、前記支持構造は、平面視で格子状に設けられて前記鉄骨梁に摩擦接合された鋼製の梁部材(例えば、後述の梁部材30A、30B)と、前記梁部材から下方に延びる鉛直材(例えば、後述の鉛直材31)と、前記鉛直材同士を連結する連結材(例えば、後述の中間連結材32、下側連結材33)と、水平に対して傾斜して延びて前記梁部材、前記鉛直材、および前記連結材同士を連結するブレース(例えば、後述のブレース34)と、前記連結材の下面に所定間隔おきに設けられた天井支持材(例えば、後述の天井支持材35)と、を備えることを特徴とする。
従来の吊り天井では、900mm程度の細かいピッチで、鉛直材を設置する必要があり、この鉛直材の配置に伴って、ブレースも多数取り付ける必要があった。
しかしながら、この発明によれば、天井裏空間に設ける支持構造を、H形鋼や山形鋼などの鋼材からなる鋼製の梁部材、鉛直材、連結材、およびブレースを含んで構成した(準構造)。よって、従来のような細かいピッチで鉛直材やブレースを取り付ける必要がなくなり、天井裏空間の設計の自由度を向上できる。
また、構造躯体である鉄骨梁に接合する支持構造を様々な形状とすることで、天井面を勾配付きとした場合でも、天井裏空間を大きく確保しつつ、天井面材を強固に支持できる。
また、例えば鉄骨梁のウエブに貫通孔を設けて、この貫通孔に高力ボルトを挿通し、この高力ボルトにより支持構造を鉄骨梁のウエブに摩擦接合する。よって、支持構造を取り付ける際に火器を使用する必要がなく、工事中の火災発生を防止できる。また、鉄骨梁のフランジに断面欠損が生じないために、鉄骨梁の曲げ耐力が低減するのを防止できる。
また、鉄骨梁のウエブに支持構造を摩擦接合で一体化させた。よって、支持構造を鉄骨梁の下フランジに取り付けた場合に比べて、支持構造の取り付け位置が高くなるので、支持構造に支持される天井面材の高さ位置を高くでき、床面から天井面材までの室内空間を大きく確保することができる。
第3の発明の天井構造の構築方法は、既存の鉄骨梁(例えば、後述の鉄骨梁10)に上述の天井構造を構築する方法であって、前記既存の鉄骨梁のウエブに貫通孔(例えば、後述の貫通孔24、25)を形成し、前記貫通孔に高力ボルト(例えば、後述の高力ボルト46、56)を挿通してナット(例えば、後述のナット47、57)を締め付けることで、前記既存の鉄骨梁のウエブと支持構造とを摩擦接合させる工程(例えば、後述のステップS2)と、前記支持構造の下面に前記天井下地材および前記天井面材を取り付ける工程(例えば、後述のステップS3)と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、既存の鉄骨梁のウエブに貫通孔を形成し、この貫通孔に高力ボルトを挿通して、この高力ボルトおよびナットにより支持構造を既存の鉄骨梁に摩擦接合したので、既存の天井構造を容易に改修できる。
本発明によれば、天井裏空間を大きく確保しつつ、地震時の天井の脱落を防止できる、天井構造およびその構築方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る天井構造の平面図である。 図1の天井構造のI-I断面図である。 図1の天井構造のII-II断面図である。 図1~図3の破線Aで囲んだ部分の拡大図およびIII-III断面図である。 図1および図2の破線Bで囲んだ部分の拡大図である。 図5のIV-IV断面図である。 図2の破線Cで囲んだ部分の拡大図である。 図7のV-V断面図である。 既存の天井構造を改修して新たな天井構造を構築する手順のフローチャートである。 既存の天井構造を示す断面図である。
本発明は、高力ボルトおよびナットを用いて、鉄骨梁のウエブに支持構造を摩擦接合し、その支持構造の下面に、天井下地材および天井面材を取り付けた天井構造である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る天井構造1の平面図である。図2は、図1の天井構造1のI-I断面図である。図3は、図1の天井構造1のII-II断面図である。
天井構造1は、床スラブ2を支持するH形鋼である既存の鉄骨梁10と、既存の鉄骨梁10に接合された鋼製の支持構造11と、支持構造11の下面に設けられた天井下地材としての野縁12と、野縁12の下面に取り付けられた天井面材としての石膏ボード13と、を備える。床スラブ2と天井面材である石膏ボード13との間の空間は、天井裏空間3となっている。
既存の鉄骨梁10は、既存の鉄骨大梁20A、20Bと、既存の鉄骨大梁20A間に設けられた既存の鉄骨造の小梁21と、を備える。ここで、鉄骨大梁20Aは、X方向に延びる梁であり、鉄骨大梁20Bは、Y方向に延びる梁である。鉄骨大梁20A、鉄骨大梁20B、および小梁21は、それぞれ、H形鋼であり、上下のフランジ22と、上下のフランジ22同士を連結するウエブ23と、を含んで構成される(図4~図6参照)。
支持構造11は、平面視で格子状に設けられて鉄骨梁10に接合された鋼材としてのH形鋼からなる梁部材30A、30Bと、梁部材30A、30Bから下方に延びる鋼材としてのH形鋼からなる鉛直材31と、鉛直材31の中間部同士を連結する鋼材としての溝形鋼からなる中間連結材32と、鉛直材31の下端部同士を連結する鋼材としてのH形鋼からなる下側連結材33と、水平に対して傾斜して延びて、梁部材30A、30B、鉛直材31、および連結材32、33同士を連結する鋼材としての山形鋼からなるブレース34と、下側連結材33の下面に設けられた鋼材としての溝形鋼からなる天井支持材35と、を備える。
梁部材30Aは、X方向に延びる部材であり、梁部材30Bは、Y方向に延びる部材である。梁部材30Aの一端は、鉄骨大梁20Bのウエブ23に接合されている。
梁部材30Bの両端は、鉄骨大梁20Aのウエブ23に接合されている。また、梁部材30Bの中間部は、小梁21のウエブ23に接合されている。
梁部材30A、30Bは、それぞれ、上下のフランジ36と、上下のフランジ36同士を連結するウエブ37と、で構成される(図4~図6参照)。
図4(a)は、図1~図3の破線Aで囲んだ部分の拡大図である。図4(b)は、図4(a)のIII-III断面図である。
梁部材30A、30Bの端部には、接合部材40が取り付けられており、この接合部材40は、鉄骨大梁20Bのウエブ23に摩擦接合されている。
梁部材30A、30Bの端部は、上下のフランジ36が撤去されてウエブ37のみとなっている。接合部材40は、鉄骨大梁20A、20Bのウエブ23に接合される板状の基部41と、この基部41から略垂直に延びて梁部材30A、30Bのウエブ37に接合される板状の梁接合部42と、を備える。
接合部材40の梁接合部42は、高力ボルト43およびナット44により、梁部材30A、30Bのウエブ37に接合されている。
鉄骨大梁20A、20Bのウエブ23には、貫通孔24が形成されている。接合部材40の基部41には、貫通孔45が形成されている。鉄骨大梁20A、20Bの貫通孔24および接合部材40の貫通孔45に高力ボルト46を挿通してナット47を締め付けることで、接合部材40が鉄骨大梁20A、20Bに摩擦接合される。
図5は、図1および図2の破線Bで囲んだ部分の拡大図である。図6は、図5のIV-IV断面図である。
梁部材30Bの中間部には、一対の接合部材50が取り付けられており、この一対の接合部材50は、小梁21のウエブ23に摩擦接合されている。
梁部材30Aの中間部の上側のフランジ36の上面には、一対の接合プレート38が設けられている。
一対の接合部材50は、小梁21のウエブ23を挟んで両側に配置されている。各接合部材50は、小梁21のウエブ23に接合される板状の基部51と、この基部51から略垂直に延びて梁部材30Aの接合プレート38に接合される板状の梁接合部52と、を備える。
接合部材50の梁接合部52は、高力ボルト53およびナット54により、梁部材30Aの接合プレート38に接合されている。
小梁21のウエブ23には、貫通孔25が形成されている。接合部材50の基部51には、貫通孔55が形成されている。小梁21の貫通孔25および一対の接合部材50の貫通孔55に高力ボルト56を挿通してナット57を締め付けることで、接合部材50が小梁21に摩擦接合されている。
図7は、図2の破線Cで囲んだ部分の拡大図である。図8は、図7のV-V断面図である。
天井支持材35は、Y方向に所定間隔おきに設けられて、X方向に延びている。
野縁12は、X方向に所定間隔おきに設けられて、Y方向に延びている。野縁12は、図示しない金物で天井支持材35に固定されている。石膏ボード13は、図示しないビスで野縁12に固定されている。
以下、既存の天井構造60を改修して新たな天井構造1を構築する手順について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
初期状態では、図10に示すように、既存の天井構造60の天井裏空間61では、既存の鉄骨梁10に耐火被覆材62が施されている。
ステップS1では、既存の天井構造60を解体する。このとき、既存の鉄骨梁10のうち支持構造11の梁部材30A、30Bを接合する部分の耐火被覆材62を撤去し、既存の鉄骨梁10のウエブ23を露出させる。
ステップS2では、支持構造11を構築する。具体的には、鉄骨大梁20A、20Bおよび小梁21のウエブ23に貫通孔24、25を形成し、貫通孔24、25に高力ボルト46、56を挿通してナット47、57を締め付けることで、鉄骨大梁20A、20Bおよび小梁21のウエブ23と支持構造11の梁部材30A、30Bとを摩擦接合させる。
ステップS3では、支持構造11の下面に図示しない水平ブレース材を設けるとともに、支持構造11の下面に直接、野縁12および石膏ボード13を接合する。
本発明の天井構造では、既存の鉄骨梁10のウエブ23に支持構造11を摩擦接合し、支持構造11に直接、野縁12および石膏ボード13を固定した。これにより、天井構造が高い剛性を有することとなり、地震発生時には、建物躯体を構成する鉄骨梁と支持構造を一体化した天井構造が一体として変形する。具体的には、天井構造の固有周期が一般に剛の天井(例えば、直天井)と判断される0.1秒以下になるように設計した。
また、鉄骨梁10のウエブ23に支持構造11を摩擦接合することで、鉄骨梁10の曲げ耐力を低下させることなく、鉄骨梁10と支持構造11との接合部分の剛性を高めた。また、図10に示すように、既存の鉄骨梁10には、耐火被覆材62が設けられることが多いが、耐火被覆材62が設けられていない鉄骨梁に本発明の天井構造を適用するとも可能である。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)構造躯体である鉄骨梁10と支持構造11とを摩擦接合で一体化させるとともに、その支持構造11の下面に野縁12および石膏ボード13を設けた。したがって、地震時の水平力に対して、構造躯体である鉄骨梁10、支持構造11、野縁12、および石膏ボード13が、一体として変形して抵抗する。よって、天井裏空間3を大きく確保しつつ、地震時に、天井を構成する部材の損傷を抑制して、天井の脱落を防止することができる。
また、鉄骨梁10のウエブ23に貫通孔24、25を設けて、この貫通孔24、25に高力ボルト46、56を挿通し、この高力ボルト46、56およびナット47、57により支持構造11の梁部材30A、30Bを鉄骨梁10のウエブ23に摩擦接合する。よって、支持構造11を取り付ける際に火器を使用する必要がなく、工事中の火災発生を防止できる。また、鉄骨梁10のフランジ22に断面欠損が生じないために、鉄骨梁10の曲げ耐力が低減するのを防止できる。
また、鉄骨梁10のウエブ23に支持構造11を摩擦接合で一体化させた。よって、支持構造を鉄骨梁の下フランジに取り付けた場合に比べて、支持構造11の取り付け位置が高くなるので、支持構造11に支持される天井面材としての石膏ボード13の高さ位置を高くでき、床面から天井面材までの室内空間を大きく確保することができる。
(2)天井裏空間3に設ける支持構造11を、H形鋼や山形鋼などの鋼材からなる、梁部材30A、30B、鉛直材31、連結材32、33、ブレース34、および天井支持材35を含んで構成した(準構造)。よって、従来のような細かいピッチで鉛直材やブレースを取り付ける必要がなくなり、天井裏空間3の設計の自由度を向上できる。
また、構造躯体である鉄骨梁10に接合する支持構造11を様々な形状とすることで、天井面を勾配付きとした場合でも、天井裏空間3を大きく確保しつつ、天井面材である石膏ボード13を強固に支持できる。
(3)既存の鉄骨梁10の耐火被覆材62を部分的に撤去してウエブ23を露出させ、この露出したウエブ23に支持構造11の梁部材30A、30Bを高力ボルト46、56で摩擦接合したので、既存の天井構造60を容易に改修できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の実施形態では、支持構造11を、H形鋼からなる梁部材30A、30Bと、H形鋼からなる鉛直材31と、溝形鋼からなる中間連結材32と、H形鋼からなる下側連結材33と、山形鋼からなるブレース34と、溝形鋼からなる天井支持材35で構成したが、これに限らず、ブレース34を設けなくてもよい。また、各構成材(梁部材、鉛直材、中間連結材、下側連結材、ブレース、天井支持材)については、鋼材の形状は特に限定されず、様々な形状の鋼材を用いてもよい。
また、上述の実施形態では、梁部材30A、30Bの端部について、上下のフランジ36を撤去してウエブ37のみとしたが、これに限らず、フランジを撤去しなくてもよい。
1…天井構造 2…床スラブ 3…天井裏空間 10…鉄骨梁
11…支持構造 12…野縁(天井下地材) 13…石膏ボード(天井面材)
20A…X方向に延びる鉄骨大梁 20B…Y方向に延びる鉄骨大梁
21…小梁 22…フランジ 23…ウエブ 24、25…貫通孔
30A…X方向に延びる梁部材 30B…Y方向に延びる梁部材
31…鉛直材 32…中間連結材 33…下側連結材 34…ブレース
35…天井支持材 36…フランジ 37…ウエブ 38…接合プレート
40…接合部材 41…基部 42…梁接合部 43…高力ボルト
44…ナット 45…貫通孔 46…高力ボルト 47…ナット
50…接合部材 51…基部 52…梁接合部 53…高力ボルト
54…ナット 55…貫通孔 56…高力ボルト 57…ナット
60…既存の天井構造 61…天井裏空間 62…耐火被覆材

Claims (3)

  1. 鉄骨梁と、
    前記鉄骨梁のウエブに剛接合された鋼製の支持構造と、
    前記支持構造の下面に設けられた天井下地材と、
    前記天井下地材の下面に取り付けられた天井面材と、を備えることを特徴とする天井構造。
  2. 前記支持構造は、平面視で格子状に設けられて前記鉄骨梁に摩擦接合された鋼製の梁部材と、前記梁部材から下方に延びる鉛直材と、前記鉛直材同士を連結する連結材と、水平に対して傾斜して延びて前記梁部材、前記鉛直材、および前記連結材同士を連結するブレースと、前記連結材の下面に所定間隔おきに設けられた天井支持材と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の天井構造。
  3. 既存の鉄骨梁に請求項1または2に記載の天井構造を構築する方法であって、
    前記既存の鉄骨梁のウエブに貫通孔を形成し、前記貫通孔に高力ボルトを挿通してナットを締め付けることで、前記既存の鉄骨梁のウエブと前記支持構造とを摩擦接合させる工程と、
    前記支持構造の下面に前記天井下地材および前記天井面材を取り付ける工程と、を含むことを特徴とする天井構造の構築方法。
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