JPH11324191A - カーテンウォールパネルの取付け構造 - Google Patents

カーテンウォールパネルの取付け構造

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Publication number
JPH11324191A
JPH11324191A JP13479398A JP13479398A JPH11324191A JP H11324191 A JPH11324191 A JP H11324191A JP 13479398 A JP13479398 A JP 13479398A JP 13479398 A JP13479398 A JP 13479398A JP H11324191 A JPH11324191 A JP H11324191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
adhesive
curtain wall
wall panel
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13479398A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Tanaka
義治 田中
Takashi Orime
貴司 折目
Takayoshi Shimizu
孝悦 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP13479398A priority Critical patent/JPH11324191A/ja
Publication of JPH11324191A publication Critical patent/JPH11324191A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の層間変位の繰返しによるボルトの緩み
を確実に防止することができるカーテンウォールパネル
の取付け構造の提供。 【解決手段】 カーテンウォールパネル1側のネジ孔1
1aと取付け用ボルト12との螺合部にエポキシ系の樹
脂接着剤17が充填され、この接着剤17により螺合部
が一体化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンウォール
パネルの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】カーテンウォールは、地震や風圧などに
よる建物の上下層間の相対変位に追従するように、しか
も、その追従によって建物との結合が緩んでしまうこと
がないように、建物に取り付けられなければならない。
【0003】そのため、従来より、例えば、図4に示す
ように、カーテンウォールパネル51の側に板ナット5
7を備えさせ、ボルト58を、スプリングワッシャー5
9と座金55に通して、ファスナー53の垂直板部53
aのルーズ孔54に通し、そして、パネル51側の板ナ
ット57のネジ孔57aに螺合させ、締め付けて取り付
けるようにしたものがある。この取付け構造では、ボル
ト58がファスナー53のルーズ孔54に通されている
ため、建物の層間変位に追従でき、また、建物の層間変
位の繰返しによるボルト58の緩みは、スプリングワッ
シャー59によって防止されるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような取付け構造では、建物が層間変位を繰り返すう
ち、スプリングワッシャー59が効かなくなることがあ
り、そのため、ボルト58が回転を起こし、接合部に緩
みを生じてしまうことがある。
【0005】本発明は、上記のような問題点に鑑み、建
物の層間変位の繰返しによるボルトの緩みを確実に防止
することができる、カーテンウォールパネルの取付け構
造を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、取付け用ボ
ルトが、座金を介して、ファスナーの垂直板部の層間変
位追従用のルーズ孔に通され、カーテンウォールパネル
側のネジ孔に螺合締結されたカーテンウォールパネルの
取付け構造において、前記ネジ孔とボルトとの螺合部に
接着剤が充填され、該接着剤により前記螺合部が一体化
されていることを特徴とするカーテンウォールパネルの
取付け構造によって解決される。
【0007】即ち、この取付け構造では、建物の層間変
位の繰返しによって、ボルトに、緩む方向の回転トルク
が作用しても、螺合部に充填されている接着剤の作用に
よって、ボルトは回転するのが阻止される。この回転阻
止作用によって、建物の層間変位の繰返しによるボルト
の緩みが確実に防止される。
【0008】なお、接着剤としては、例えば、エポキシ
系の樹脂接着剤が、金属同士の接着性に優れ、接着に必
ずしも加圧を必要とせず、耐水性に優れ、熱や低温にも
強く、耐久性に優れているなどの理由から、好適に用い
られる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0010】図3に示す取付け構造において、1はカー
テンウォールパネル、2は建物の梁、3はファスナーで
ある。カーテンウォールパネル1は、例えば、ガラス繊
維補強コンクリートからなる。
【0011】ファスナー3は、アングル材の一辺を下側
垂直板部3aとし、このアングル材に対し上側の垂直板
3bを溶接Wにより接合一体化したもので、梁2へは、
水平板部3cに設けられているルーズ孔5に、梁2のフ
ランジ上面に垂設されたスタッドボルト6を通し、上方
から座金8を介してナット7を螺合させて締め付け、溶
接にて位置決め固定状態に取り付けられている。9は台
座である。
【0012】そして、カーテンウォールパネル1は、そ
の下部が、建物の上下層間の相対変位において水平移動
するように、ファスナー3の上側垂直板部3bに次のよ
うな態様で取り付けられている。
【0013】即ち、図1及び図2に示すように、ファス
ナー3の上側垂直板部3bには、層間変位追従用のルー
ズ孔10が設けられている。また、カーテンウォールパ
ネル1には、その背面下部に板ナット11が溶接などに
より予め固着状態に取り付けられている。11aはその
ネジ孔である。そして、ネジ孔11aの内部及びその周
囲領域に接着剤17が塗布され、取付け用の頭付きボル
トである六角ボルト12が、適宜この六角ボルト12の
ネジ部にも接着剤17を塗布して、建物の側から、座金
13を介して、ファスナー3の上側垂直板部3bのルー
ズ孔10に通され、カーテンウォールパネル1の板ナッ
ト11のネジ孔11aに螺合されて締め付けられてい
る。接着剤17は、例えばエポキシ系の樹脂接着剤によ
る。これにより、ボルト12と、カーテンウォールパネ
ル1の板ナット11のネジ孔11aとの螺合部は、接着
剤17にて一体化される。
【0014】なお、図1に示すように、板ナット11に
は、ファスナー3の上側垂直板部3bとの間の間隔を調
整するためのライナー14が溶接Wにより取り付けられ
ており、また、ファスナー3の上側垂直板部3bと座金
13との間、及び、同上側垂直板部3bとライナー14
との間に、層間変位追従をスムーズにするスベリ板1
6,16が介設されており、ボルト12の頭部12aと
座金13とは溶接Wにより接合一体化される。また、図
3に示すように、カーテンウォールパネル1の上部につ
いては、パネル1の背面上部に既設されている板ナット
11に対し、ボルト15が、建物の側から、ファスナー
3の下側垂直板部3aを挟んで螺合され、締め付けられ
て固着状態に取り付けられている。
【0015】上記の取付け構造では、建物の層間変位に
対してカーテンウォールパネル1の下部が水平方向の相
対移動を繰り返すうち、ボルト12が緩む方向の回転し
ようとすると、螺合部に充填されている接着剤17がそ
れを阻止するように作用し、ボルト12は回転を阻止さ
れて、建物の層間変位の繰返しによるボルト12の緩み
が確実に防止される。
【0016】しかも、接着剤17の使用という簡単な方
法によりボルト12の緩みを確実に防止でき、施工が容
易である。また、スプリングワッシャーを排除して部品
点数を減少することができる。更に、接着剤塗布による
シール作用で水の侵入を防いで錆の発生を抑制すること
ができる。なお、水の侵入を防いで錆の発生を抑制する
という観点から、カーテンウォールパネル1の上部にお
ける取付け構造部分において、板ナット11のネジ孔1
1aとボルト15と螺合部に同様に接着剤を充填してお
くようにしてもよい。
【0017】以上に本発明の実施形態を示したが、本発
明はこれら実施形態に限定されるものではなく、発明思
想を逸脱しない範囲で各種変更が可能である。例えば、
上記実施形態では、カーテンウォールパネルの下部を相
対水平移動させる式の層間変位追従方式において、パネ
ル下部の取付け構造に本発明を適用した場合のものであ
るが、本発明の取付け構造は、カーテンウォールパネル
の上部を相対水平移動させる式の層間変位追従方式にお
けるパネル上部の取付け構造として用いられてもよい
し、その他の層間変位追従方式における取付け構造とし
て用いられてもよい。
【0018】
【発明の効果】上述の次第で、本発明のカーテンウォー
ルパネルの取付け構造は、カーテンウォールパネル側の
ネジ孔と取付け用ボルトとの螺合部に接着剤が充填さ
れ、該接着剤によりこの螺合部が一体化されているもの
であるから、建物の層間変位の繰返しによってボルトに
緩む方向の回転トルクが作用しても、接着剤の作用によ
って、ボルトは回転を阻止され、建物の層間変位の繰返
しによるボルトの緩みを確実に防止することができる。
【0019】しかも、接着剤の使用という簡単な方法に
よりボルトの緩みを確実に防止でき、施工が容易である
と共に、スプリングワッシャーを排除して部品点数を減
少することができる。また、接着剤塗布によるシール作
用で水の侵入を防いで錆の発生を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付け構造の実施形態を示す要部拡大断面側面
図である。
【図2】図1のI−I線矢視断面正面図である。
【図3】同取付け構造の断面側面図である。
【図4】従来の取付け構造を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1…パネル 3…ファスナー 3b…垂直板部 10…ルーズ孔 11a…ネジ孔 12…ボルト 13…座金 17…接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付け用ボルトが、座金を介して、ファ
    スナーの垂直板部の層間変位追従用のルーズ孔に通さ
    れ、カーテンウォールパネル側のネジ孔に螺合締結され
    たカーテンウォールパネルの取付け構造において、 前記ネジ孔とボルトとの螺合部に接着剤が充填され、該
    接着剤により前記螺合部が一体化されていることを特徴
    とするカーテンウォールパネルの取付け構造。
JP13479398A 1998-05-18 1998-05-18 カーテンウォールパネルの取付け構造 Pending JPH11324191A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13479398A JPH11324191A (ja) 1998-05-18 1998-05-18 カーテンウォールパネルの取付け構造

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JP13479398A JPH11324191A (ja) 1998-05-18 1998-05-18 カーテンウォールパネルの取付け構造

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JPH11324191A true JPH11324191A (ja) 1999-11-26

Family

ID=15136679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13479398A Pending JPH11324191A (ja) 1998-05-18 1998-05-18 カーテンウォールパネルの取付け構造

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JP (1) JPH11324191A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013056534A1 (zh) * 2011-10-20 2013-04-25 沈阳远大铝业工程有限公司 单元幕墙空气密封装置
JP2016130149A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 株式会社竹中工務店 連結機構
CN114562031A (zh) * 2022-03-10 2022-05-31 中建三局集团有限公司 一种双层幕墙消防救援窗快拆结构

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JP2016130149A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 株式会社竹中工務店 連結機構
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