JP2571183Y2 - 鉄骨小梁の取付構造 - Google Patents
鉄骨小梁の取付構造Info
- Publication number
- JP2571183Y2 JP2571183Y2 JP5474392U JP5474392U JP2571183Y2 JP 2571183 Y2 JP2571183 Y2 JP 2571183Y2 JP 5474392 U JP5474392 U JP 5474392U JP 5474392 U JP5474392 U JP 5474392U JP 2571183 Y2 JP2571183 Y2 JP 2571183Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel beam
- steel
- concrete wall
- reinforced concrete
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建造物の鉄骨小梁の取
付構造に関する。
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、デッキ床受けとなる従来の鉄骨
小梁の取付構造の垂直断面図である。同図において、1
2は、鉄骨コンクリート壁であり、11は、小梁であ
る。θは、地震時に生ずる強制回転角度である。従来の
鉄骨コンクリート壁12と小梁11とは、互いに垂直を
なすようにボルト等(図示せず)によって接合されてい
た。そして、その場合、強制回転角度θは、0°になっ
ている。
小梁の取付構造の垂直断面図である。同図において、1
2は、鉄骨コンクリート壁であり、11は、小梁であ
る。θは、地震時に生ずる強制回転角度である。従来の
鉄骨コンクリート壁12と小梁11とは、互いに垂直を
なすようにボルト等(図示せず)によって接合されてい
た。そして、その場合、強制回転角度θは、0°になっ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、地震が発生
した場合、強制回転角度θが、1/100(rad)程度変形し、
鉄骨コンクリート壁12と小梁11とが図4に示す状態
になる。しかしながら、鉄骨コンクリート壁12と小梁
11とが直接接合されている場合には、地震等による変
形が十分に吸収されない。したがって、ボルト等が緩み
易くなるとともに、鉄筋コンクリート壁12に亀裂が生
じ易くなるという問題点があった。本考案は、このよう
な事情に鑑みてなされたものであり、地震によって生ず
る変形を吸収することが可能な鉄骨小梁構造を提供する
ことを目的とする。
した場合、強制回転角度θが、1/100(rad)程度変形し、
鉄骨コンクリート壁12と小梁11とが図4に示す状態
になる。しかしながら、鉄骨コンクリート壁12と小梁
11とが直接接合されている場合には、地震等による変
形が十分に吸収されない。したがって、ボルト等が緩み
易くなるとともに、鉄筋コンクリート壁12に亀裂が生
じ易くなるという問題点があった。本考案は、このよう
な事情に鑑みてなされたものであり、地震によって生ず
る変形を吸収することが可能な鉄骨小梁構造を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案にあっては、鉄筋コンクリート壁に鉄骨小梁
を取り付ける鉄骨小梁の取付構造において、前記鉄筋コ
ンクリート壁に長尺の鋼材を充填材を介してボルトによ
って取り付け、前記鋼材の前記ボルトとボルトの間の位
置に前記鉄骨小梁を取り付けることを特徴とする。
に、本考案にあっては、鉄筋コンクリート壁に鉄骨小梁
を取り付ける鉄骨小梁の取付構造において、前記鉄筋コ
ンクリート壁に長尺の鋼材を充填材を介してボルトによ
って取り付け、前記鋼材の前記ボルトとボルトの間の位
置に前記鉄骨小梁を取り付けることを特徴とする。
【0005】
【作用】この考案によれば、地震時における鉄骨小梁端
部の強制回転角度を長尺の鋼材のねじれ変形によって吸
収する。
部の強制回転角度を長尺の鋼材のねじれ変形によって吸
収する。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の一実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0007】図1は、この考案の一実施例による鉄骨小
梁の取付構造を示す平面図であり、この図において、1
は鉄筋コンクリート壁である。2はこの鉄筋コンクリー
ト壁1に水平に取り付けられた断面コ字状の軽溝形鋼で
あり、充填材3、3を介してアンカボルト4、4・・・
によって取り付けられている。ここで、充填材3として
は、無収縮モルタル等が用いられる。
梁の取付構造を示す平面図であり、この図において、1
は鉄筋コンクリート壁である。2はこの鉄筋コンクリー
ト壁1に水平に取り付けられた断面コ字状の軽溝形鋼で
あり、充填材3、3を介してアンカボルト4、4・・・
によって取り付けられている。ここで、充填材3として
は、無収縮モルタル等が用いられる。
【0008】図2は、図1に示すII−II線断面図であ
り、この図に示すように、軽溝形鋼2に溶接によってガ
セット5が取り付けられ、このガセット5にボルト8に
よって断面H字状の鉄骨小梁6が取り付けられている。
そして、この鉄骨小梁6にデッキ床7が取り付けられて
いる。図3は、図1におけるIII−III線断面図であり、
アンカボルト4、4・・・の取り付け状態を示してい
る。このような構造において、地震が発生すると、鉄筋
コンクリート壁1と鉄筋小梁6との間に強制回転角度θ
(図4参照)が生じようとするが、この強制回転角度θ
が軽鋼形鋼2のねじれ変形により吸収される。
り、この図に示すように、軽溝形鋼2に溶接によってガ
セット5が取り付けられ、このガセット5にボルト8に
よって断面H字状の鉄骨小梁6が取り付けられている。
そして、この鉄骨小梁6にデッキ床7が取り付けられて
いる。図3は、図1におけるIII−III線断面図であり、
アンカボルト4、4・・・の取り付け状態を示してい
る。このような構造において、地震が発生すると、鉄筋
コンクリート壁1と鉄筋小梁6との間に強制回転角度θ
(図4参照)が生じようとするが、この強制回転角度θ
が軽鋼形鋼2のねじれ変形により吸収される。
【0009】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、鉄筋コンクリート壁に長尺の鋼材を充填材を介して
ボルトによって取り付け、該鋼材の前記ボルトとボルト
の間の位置に鉄骨小梁を取り付けるようにしたので、地
震時における鉄骨小梁端部の強制回転角度を長尺の鋼材
のねじれ変形によって吸収することができ、地震時にお
いて鉄骨小梁のはずれやコンクリート壁の亀裂、破損を
防ぐことができる効果がある。又、鉄筋コンクリート壁
周辺に取り付けられた長尺の鋼材は、スラブ受け材とし
て兼用するものであるので特別コストアップにならない
という利点がある。
ば、鉄筋コンクリート壁に長尺の鋼材を充填材を介して
ボルトによって取り付け、該鋼材の前記ボルトとボルト
の間の位置に鉄骨小梁を取り付けるようにしたので、地
震時における鉄骨小梁端部の強制回転角度を長尺の鋼材
のねじれ変形によって吸収することができ、地震時にお
いて鉄骨小梁のはずれやコンクリート壁の亀裂、破損を
防ぐことができる効果がある。又、鉄筋コンクリート壁
周辺に取り付けられた長尺の鋼材は、スラブ受け材とし
て兼用するものであるので特別コストアップにならない
という利点がある。
【図1】本考案の一実施例における鉄骨小梁の取付構造
を表す図である。
を表す図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】従来の鉄骨小梁の取付構造を表す図である。
1 鉄筋コンクリート 2 軽鋼形鋼 3 充填材 4 アンカボルト 5 ガセット 6 鉄骨小梁 7 デッキ床 8 ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄筋コンクリート壁に鉄骨小梁を取り付
ける鉄骨小梁の取付構造において、 前記鉄筋コンクリート壁に長尺の鋼材を充填材を介して
ボルトによって取り付け、 前記鋼材の前記ボルトとボルトの間の位置に前記鉄骨小
梁を取り付けることを特徴とする鉄骨小梁の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5474392U JP2571183Y2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 鉄骨小梁の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5474392U JP2571183Y2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 鉄骨小梁の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0651325U JPH0651325U (ja) | 1994-07-12 |
JP2571183Y2 true JP2571183Y2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=12979266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5474392U Expired - Lifetime JP2571183Y2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 鉄骨小梁の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571183Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP5474392U patent/JP2571183Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0651325U (ja) | 1994-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980106 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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