JPH0740010Y2 - 建築用外装パネルの取付装置 - Google Patents

建築用外装パネルの取付装置

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JPH0740010Y2
JPH0740010Y2 JP1988135120U JP13512088U JPH0740010Y2 JP H0740010 Y2 JPH0740010 Y2 JP H0740010Y2 JP 1988135120 U JP1988135120 U JP 1988135120U JP 13512088 U JP13512088 U JP 13512088U JP H0740010 Y2 JPH0740010 Y2 JP H0740010Y2
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JP
Japan
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panel
vertical
ruler
exterior panel
bolt
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JP1988135120U
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JPH0256215U (ja
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敏彦 入江
春海 千葉
保彦 近藤
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Nikken Sekkei Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nikken Sekkei Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建築用パネル、サッシ等の建築用外装材(以
下、外装パネルという)を建築構造物の内側から取り付
けるための装置に関するものである。
〔従来の技術〕
建物の外装パネルとしてはALCパネルや金属パネルを使
用することが多いが、従来この種の外装パネルの組立て
に際しては建物の周りに外部足場を組み付け、外部から
溶接またはボルト等を使用して取り付けるのが一般的で
あった。
これに対し、出願人等は外装パネルの取付作業を建築構
造物の内側から行なうための装置として、先に第7図お
よび第8図に示すような形式の装置を開発している。こ
の装置は同じく出願人等の開発した特開昭63−97743号
公報記載の装置に類するものであり、建物の梁33に固定
される略L字状断面の固定金物34と、下側のパネル32に
固定される段付き板35(いわゆるイナヅマ金物)と、上
側のパネル31に固定される高さ調節金物36とからなって
いる。
固定金物34は、H形鋼梁33の上フランジ上面に当接する
水平部のルーズホール37を介して、これらを貫通するボ
ルト38により梁33上の所定位置に固定され、ボルト38が
緩んだ状態でルーズホール37に沿って出入り方向、すな
わち建物の内外方向に調整可能となっている。
段付き板35は下側のパネル32の上部(通常パネルの中央
上部の1箇所)に固定され、ALCパネルの場合は、予め
パネル32中に埋め込んだアンカー39に、ボルト40等で取
り付けておくなどする。この接合位置には横方向のルー
ズホールが設けられ、左右方向の調整を行なうことがで
きる。
固定金物34と段付き板35はボルト41等により現場で連結
され、その後これらと対応する位置に高さ調節金物36を
取り付けた上側のパネル31が建て込まれる。
高さ調節金物36は上側のパネル31の下端からパネルの内
面にかけて取り付けられ、上端に高さ調節ボルト43を有
するナット42を溶接したものである。高さ調節ボルト43
を回転させることにより、固定金物34に対するパネル3
1、32の高さを調節することができる。
また、上側のパネル31と固定金物34とは、固定金物34の
垂直部に設けた上下方向のルーズホールを貫通し、予め
パネル31中に埋め込んだアンカー44に螺合するボルト45
等で連結され、ボルト45が緩んだ状態で前述のように高
さ調節ボルト43を回転させることにより、ルーズホール
に沿って上下方向の調整を行うことができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述の装置はパネル1枚ごとに、出入、上下、左右各方
向の調整を行うものであり、各階墨出し後、梁端部の所
定位置に仮止めし、パネル位置を決定してボルト等で固
定している。しかし、装置の各部材を調節しながら連結
しなければならないので、パネルの位置決定に時間を要
するという問題がある。
また、取付装置としての部品点数が多いため、取扱いが
煩雑になるといった問題もある。
本考案は上述のような問題点を解決し、無足場で屋外側
から簡単に施工でき、また部品点数が少なく取扱い性に
も優れた外装パネルの取付装置を提供することを目的と
したものである。
〔課題を解決するための手段〕
以下、本考案の概要を実施例に対応する図面の符号を用
いて説明する。
本考案の装置は建築構造物外周の梁3に固定される断面
L字状の定規部材5と、下側の外装パネル2の上部内面
から上側の外装パネル1の下部内面にかけて添接される
板状本体および上側の外装パネル1下端面を支持するた
めの水平折曲部10を有する添接部材8とからなる。
定規部材5は梁3の長手方向に延び、その水平部が梁3
に溶接13等により固定される。水平部の外側端部より立
ち上がる垂直部には、ボルト接合用のルーズホール7が
形成されている。このルーズホール7は添接部材8の略
中央に形成されたボルト穴11に対応し、ボルト14を緩め
た状態では、添接部材8を定規部材5に対し上下左右方
向に調整可能であり、定規部材5と添接部材8との接合
関係、すなわち外装パネル1、2との接合位置を調整す
ることができる。
添接部材8の板状本体の下部にはボルト接合用のルーズ
ホール9、上部にはボルト接合用のルーズホール12が形
成されており、上下の外装パネル1、2の取付けに際
し、ボルト16、18を緩めた状態で外装パネル1、2の添
接部材8に対する取付位置を上下方向に調整することが
できる。
外装パネル1、2は上下の定規部材5に対し、1枚とす
ることもできるが、上下一組の定規部材5に対し、複数
枚の外装パネル1、2を取り付けることもできる。
また外装パネル1、2は定規部材5および添接部材8を
用いて、パネル中央部の上下で固定し、パネル端部には
目地受金物22を取り付け、添接部材8の板厚を調整する
などして、躯体の変形に追従しやすい構造とすることも
できる。
〔作用〕
本考案の取付装置を用いた場合、梁3に対して定規部材
5が溶接等で取り付けられるが、梁3の2次加工は不要
となる。
添接部材8は予め下側のパネル2にボルト16で仮固定し
た状態で建込むことができ、定規部材5に対しボルト14
で固定されるが、添接部材8下部の上下方向調整用ルー
ズホール9と定規部材5の上下左右方向調整用ルーズホ
ール7を利用して、上下左右の位置調整を行った後、固
定することができる。
また、この場合、定規部材5に対する添接部材8の固定
を確実なものとし、パネル1の自重により添接部材8と
定規部材5との位置ずれが生じないようにするために
は、ボルト14の固定に加え、溶接が行われるが、添接部
材8の室内側面に対し、定規部材5の上端を溶接すれば
よく、この作業は屋内側から容易に行うことができる。
上側のパネル1の建込みは、位置調整された添接部材8
の水平折曲部10で支持し、添接部材8上部の上下方向調
整用ルーズホール12を利用して、パネル1の高さを調整
しながら行うことができる。
〔実施例〕
第1図〜第3図は本考案の取付装置の使用状態の一例を
示したもので、第4図に取付装置の要部を分解斜視図と
して示している。
取付装置4は断面L字状の定規部材5と添接部材8とか
らなり、定規部材5をH形鋼などからなる建物外周の梁
3に取り付け、外装パネル1、2に添接される添接部材
8と定規部材5をボルト14で接合する構造となってい
る。
本実施例ではまず、H形鋼梁3の上フランジ上に墨出し
を行い、所定位置に定規部材5を載置し、これを溶接
し、固定する。定規部材5の水平部に形成した凹部6は
溶接長さを長くとるためのものであるが、位置確認に利
用することもできる。
下側のパネル2には建込み前に、座金17を介してボルト
16により、予め添接部材8を固定しておく。なお、ボル
ト16はパネル2中に埋め込んだアンカーにねじ込み式に
固定される。
下側のパネル2の建込み後、添接部材8下部の上下方向
調整用ルーズホール9を利用して、調整位置を決定した
後、座金15を介してボルト16により添接部材8を定規部
材5に固定する。
上側のパネル1の自重は、添接部材8の上下方向中央部
に設けた水平折曲部10で支持するが、パネル1の自重に
より添接部材8と定規部材5との位置ずれが生じないよ
うに、定規部材5の上部を添接部材8に溶接する。図
中、符号20はこの溶接箇所を示す。
溶接完了後、上側のパネル1をセットし、座金19を介し
てボルト18により、添接部材8に固定する。すなわち、
添接部材8の上部には上下方向調整用ルーズホール12
(本実施例では上端が開口した構状のルーズホールとし
ている)が形成されており、ボルト18は上側のパネル1
中に埋め込んだアンカーにねじ込み式に固定される。
以上の作業において、添接部材8のルーズホール9、12
により、上下方向の微調整を行うことができ、定規部材
5のルーズホール7により上下、左右方向の微調整を行
うことができる。
第5図および第6図は目地受金物22を示したもので、パ
ネルの両端部に取り付け、上述した添接部材8の板厚を
調整し、かつパネルの取付けを容易にしている。
〔考案の効果〕 梁材上で各階の上パネル、下パネルを取付可能な構
造であり、ルーズホールとボルトの組み合わせによる定
規部材と添接部材の上下左右方向の調整および添接部材
とパネルの上下方向の調整により、各パネルを上下、左
右各方向について取付調整する機能を備えており、外部
足場または作業用のゴンドラ等を用いずに、パネルの支
持固定に関する全ての作業を建物内部より行うことがで
きる。
パネルの出入方向の調整は定規部材の取付けにより
不要となり、上下、左右方向のみの調整で済むことにな
るが、これも上述のように定規部材および添接部材のル
ーズホールを利用して容易、かつ短時間で行うことがで
きる。
現場でパネルの取付けに使用される金具は、ボルト
と座金以外は、定規部材と添接部材の2点だけであり、
部品点数が少ないため、金具の取扱いが煩雑とならな
い。
装置が取り付けられる建物の梁には2次加工が不要
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は鉛直
断面図、第3図は第2図におけるI−I線断面図、第4
図は取付装置の分解斜視図、第5図は目地受金物の取付
け位置を示す水平断面図、第6図は目地受金物部分の詳
細を示す水平断面図、第7図は比較のために示した先行
例の垂直断面図、第8図はその水平断面図である。 1、2……パネル、3……梁、4……パネル取付装置、
5……定規部材、6……凹部、7……上下左右方向ルー
ズホール、8……添接部材、9……上下方向ルーズホー
ル、10……折曲部、11……ボルト穴、12……上下方向ル
ーズホール、13……溶接、14……ボルト、15……座金、
16……ボルト、17……座金、18……ボルト、19……座
金、20……溶接、21……ガスケット、22……目地受金物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 千葉 春海 大阪府大阪市東区高麗橋5丁目21番地の1 株式会社日建設計内 (72)考案者 近藤 保彦 東京都豊島区東池袋1丁目10番1号 住鉱 シポレックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−97742(JP,A) 特開 昭63−156146(JP,A) 実開 昭61−95807(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築構造物外周の梁の長手方向に延び、前
    記梁に接合される水平部および該水平部の外側端部より
    立ち上がる垂直部とからなる断面L字状の定規部材に、
    外装パネルに埋設したアンカーにボルト止めされる添接
    部材を固定してなる外装パネルの取付装置において、前
    記定規部材の垂直部には定規部材に対する添接部材の上
    下左右方向の位置を調整するためのボルト接合用の上下
    左右方向調整用ルーズホールが形成されており、前記添
    接部材は下側の外装パネルの上部内面から上側の外装パ
    ネルの下部内面にかけて添接される板状本体および前記
    上側の外装パネル下端面を支持するための水平折曲部と
    からなり、前記板状本体の上下にはそれぞれ上側の外装
    パネルと下側の外装パネルの前記添接部材に対する上下
    方向の位置を調整するためのボルト接合用の上下方向調
    整用ルーズホールを形成するとともに、前記定規部材の
    ルーズホールに対応する位置にボルト穴が形成されてい
    ることを特徴とする建築用外装パネルの取付装置。
JP1988135120U 1988-10-17 1988-10-17 建築用外装パネルの取付装置 Expired - Lifetime JPH0740010Y2 (ja)

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JPH0256215U JPH0256215U (ja) 1990-04-24
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