JP2551044Y2 - 手摺り壁取付け構造 - Google Patents

手摺り壁取付け構造

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JP2551044Y2
JP2551044Y2 JP8212692U JP8212692U JP2551044Y2 JP 2551044 Y2 JP2551044 Y2 JP 2551044Y2 JP 8212692 U JP8212692 U JP 8212692U JP 8212692 U JP8212692 U JP 8212692U JP 2551044 Y2 JP2551044 Y2 JP 2551044Y2
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幸保 和田
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋外に面する廊下やバ
ルコニーに設置される手摺り壁取付け構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外に面する廊下やバルコニーに
設置される手摺り壁3は図8に示されるように柱体10
0の外側方に手摺り壁3を配置し、縦片801と横片8
02とでL字状に形成される連結金具800によって柱
体100に連結固定されるようになっている。この連結
金具800による手摺り壁3の固定は縦片801を固着
具301によって柱体100の外側面に連結固定し、こ
の縦片801が柱体100に連結固定された連結金具8
00の横片802を固着具300によって手摺り壁3の
上部に載設された手摺り40の上面に連結固定すること
で取付けられるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、手摺り40の上面に横片802を連
結固定する固着具300が見えて外観を損なうという問
題があり、また、固着具300による固定によって手摺
り40に孔が開けられるために固着具300による横片
802の連結箇所から手摺り40内部に雨水が浸入する
可能性があり、雨水による悪影響が生じるという問題が
あった。
【0004】本考案は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、取付け部分の外観を損なうことがないと共に
雨水による悪影響が取付け部分に生じるようなことなく
取付けを行うことができる手摺り壁取付け構造を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、柱体100の外側方に手摺り壁3を設
置し、柱体100と手摺り壁3との間に連結体200を
配設し、連結体200の一端に設けられた連結片201
を固着具300にて手摺り壁3の上部内側面に固着し、
連結体200の他端に設けられた連結片202を固着具
301にて柱体100の外側面に固着し、手摺り壁3の
上縁に手摺り40を載設し、連結体200を覆うように
手摺り40の端部を手摺り壁3の端縁より側方に突出さ
せ、柱体100の外面にカバー400を取着し、カバー
400に設けられた凹み部分401に柱体100と連結
片202との連結部分を配置したものである。
【0006】
【作用】しかして、手摺り壁3に連結される連結片20
1は手摺り40によって覆われるために固着具300に
よる連結片201の連結部分が外観上見えるようなこと
がなく、取付け部分の外観を損なうことがない。しか
も、手摺り40によって覆われることで雨水が連結片2
01による支持部分に直接かかるのを回避することがで
き、雨水が手摺り40や手摺り壁3内に浸入するのを防
止することができる。また、カバー400に設けられた
凹み部分401に柱体100と連結片202との連結部
分が配置されるために柱体100と連結片202との連
結部分を外観上見えにくくすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示された実施例に基づいて
詳述する。手摺り壁3は図5、図6に示されるように屋
外に面する廊下やバルコニーの外壁として設置されるも
のであり、枠材13の外側面がわに面板2を添設して主
体が構成されている。40は上縁に沿って設けられた手
摺りである。
【0008】手摺り壁3を構成する枠材13は断面U字
状に形成された縦枠材14と横枠材1とで構成されてお
り、対向するように配置された縦枠材14間に横枠材1
が架設されている。手摺り壁3の下部には少なくとも上
下で対向するように近接して横枠材1が配置されてお
り、この下部に配置された一対の下横枠材1a及び上横
枠材1bを利用して手摺り壁3が前面梁4に連結固定さ
れている。上横枠材1bの底板7には前面梁4と直交す
る方向に向けて長孔8が一対穿設されている。
【0009】前面梁4は図4に示されるように上フラン
ジ4cと下フランジ4aとの間にウェッブ4bを設けて
断面エ字状に形成されており、ウェッブ4bには連結部
材6が連結固定され、下フランジ4aには受け部材5が
連結固定されている。前面梁4のウェッブ4bに連結固
定される連結部材6は縦片6aと横片6bとでL字状に
形成される本体6cの中央部に補強用の補強リブ6dを
設けて主体が構成されており、縦片6aには連結ボルト
15を挿入するための通孔21が設けられ、横片6bに
は連結ボルト17が螺合されるナット18が溶接によっ
て連結固定されている。
【0010】前面梁4の下フランジ4aに連結固定され
る受け部材5は縦片5aと横片5bとでL字状に形成さ
れる本体5cの中央部に補強用の補強リブ5dを設けて
主体が構成されており、縦片5aと横片5bにはそれぞ
れ連結ボルト19が挿入される通孔が穿設されている。
連結部材6は縦片6aを前面梁4のウェッブ4bの外面
に当接すると共にウェッブ4bに穿設された通孔21と
縦片6aに穿設された通孔とを位置合わせし、各通孔に
連結ボルト15を挿入して連結ボルト15に螺合された
ナット22を締め込むことで前面梁4のウェッブ4bに
連結固定されており、前面梁4より外側方に向けて突設
されている。
【0011】受け部材5は横片5bを前面梁4の下フラ
ンジ4aの下面に当接すると共に下フランジ4aに穿設
された通孔と横片5bに穿設された通孔とを位置合わせ
し、各通孔に連結ボルト19を挿入して連結ボルト19
に螺合されたナット24を締め込むことで前面梁4の下
フランジ4aに連結固定されており、前面梁4より外側
方に向けて突設されている。
【0012】上記手摺り壁3は前面梁4の外面側に配設
されており、下横枠材1aを受け部材5の縦片5aに沿
って配置し、縦片5aに穿設された通孔と下横枠材1a
の側板25に穿設された通孔とを位置合わせして各通孔
に連結ボルト19を挿通し、連結ボルト19に螺合され
たナット24を締め込むことで受け部材5によって下横
枠材1aが前面梁4の下フランジ4aに連結固定されて
いる。また、手摺り壁3の上横枠材1bは連結部材6の
上面に載置され、連結部材6の横片6bに穿設された通
孔27と上横枠材1bの底板7に設けられた長孔8とを
位置合わせして通孔27及び長孔8内に固着具9として
の連結ボルト17を挿通し、通孔27に溶接固定された
ナット18に連結ボルト17を螺合することで相互に連
結固定されている。ここで、長孔8は前面梁4と直交す
る方向に向けて穿設されており、連結ボルト17を締め
込む前に長孔8の範囲内で手摺り壁3を図4中矢印にて
示されるように紙面左右方向に移動させることで手摺り
壁3の前後方向の微調整を行うことができるようになっ
ている。
【0013】図7に示されるように前面梁4と対向する
ように建物本体側に設けられる受け梁28との間には所
定間隔毎にひかえ梁29が架設されている。イは建物本
体の外壁である。隣合うひかえ梁29の上面には波状に
形成されたキーストンプレートと称される支持部材30
が敷設されており、支持部材30の上面には現場施工に
よってコンクリート31が打設されるようになってい
る。このコンクリート31の上面には現場で排水溝32
に向けて水勾配33が形成されるようになっている。受
け梁28、ひかえ梁29及び支持部材30の下面側には
各部材の下面側を覆うようにロックウール34が吹き付
けによって設けられている。
【0014】上記手摺り壁3は柱体100の外側方に配
置されており、手摺り壁3の上部は図1に示されるよう
に連結体200によって柱体100に連結固定されてい
る。連結体200は図2に示されるように薄板材によっ
て形成される本体204の一端より下方に向けて連結片
201を突設し、本体204の他端より上方に向けて連
結片202を突設して形成されており、各連結片20
1,202には通孔203が穿設されている。
【0015】連結体200は柱体100と手摺り壁3と
の間に架設されるものであり、一端に設けられた連結片
201を手摺り壁3に連結固定すると共に他端に設けら
れた連結片202を柱体100に連結固定することで手
摺り壁3を柱体100に連結している。柱体100の外
側面には内面にナット500が溶接固定された受け板6
00が設けられており、この受け板600に連結片20
2を当接して連結片202の通孔203を介してナット
500に連結ボルトのような固着具300を螺合するこ
とで連結片202が柱体100に連結固定されている。
【0016】柱体100の外面には上記受け板600を
覆うようにカバー400が取付けられており、連結片2
02と柱体100との連結部分はカバー400に設けら
れた凹み部分401に配置されて外観上見えにくいよう
になっている。402は柱体100とカバー400との
間に介在されるスペーサである。連結体200の連結片
201は手摺り壁3の上部内側面に当接されており、通
孔203を介して手摺り壁3内に連結ビスのような固着
具300を打入することで手摺り壁3に連結固定されて
いる。
【0017】手摺り壁3の上縁に載設される手摺り40
は端縁が手摺り壁3の上部よりも側方に突出しており、
この突出した部分によって連結体200を覆うようにな
っている。つまり、側方に突出した部分によって連結片
201と手摺り壁3との連結部分が外観上見えにくくな
っていると共に雨水が連結片201と手摺り壁3との連
結部分に直接かかるようなことがないようになってい
る。
【0018】しかして、手摺り壁3の取付けを行うにあ
たり、下横枠材1aを連結ボルト19によって前面梁4
の下フランジ4aに取付けられた受け部材5に連結し、
上横枠材1bを前面梁4のウェッブ4bに取付けられた
連結部材6の横片6b上に載置し、固着具9としての連
結ボルト17を締め込んで上横枠材1bと連結部材6と
を連結固定する前に長孔8の範囲内で手摺り壁3を前後
方向に移動させることで手摺り壁3の取付け位置を微調
整しながら取付けを行うことができるものであり、ま
た、連結体200によって手摺り壁3の上部を柱体10
0に連結固定し、図5に示されるように前面梁4に沿っ
て手摺り壁3を隣合うように複数枚設置する場合、各手
摺り壁3の前後調整を行うことで隣合う手摺り壁3の継
ぎ目毎に段違いが発生するようなことがなく、手摺り壁
3の通りを合わせることができるようになっている。そ
して、前面梁4の上面側には支持部材30を介して床面
を形成するためのコンクリート31が打設されるもので
あるが、上横枠材1bに連結される連結部材6は前面梁
4の上フランジ4cを利用することなくウェッブ4bか
ら突設されているために前面梁4上に仕上げのコンクリ
ート31を打設するような場合に前面梁4の上方のコン
クリート厚が薄くなるようなことがないと共に打設され
るコンクリート厚が薄いような場合においてもコンクリ
ート31にクラックが発生するようなことがないように
なっている。
【0019】
【考案の効果】本考案は上述のように、柱体の外側方に
手摺り壁を設置し、柱体と手摺り壁との間に連結体を配
設し、連結体の一端に設けられた連結片を固着具にて手
摺り壁の上部内側面に固着し、連結体の他端に設けられ
た連結片を固着具にて柱体の外側面に固着し、手摺り壁
の上縁に手摺りを載設し、連結体を覆うように手摺りの
端部を手摺り壁の端縁より側方に突出させ、柱体の外面
にカバーを取着し、カバーに設けられた凹み部分に柱体
と連結片との連結部分を配置してあるので、手摺り壁に
連結される連結片は手摺りによって覆われるために固着
具による連結片の連結部分が外観上見えるようなことが
なく、取付け部分の外観を損なうことがないものであ
る。しかも、手摺りによって覆われることで雨水が連結
片による支持部分に直接かかるのを回避することがで
き、雨水が手摺りや手摺り壁内に浸入するのを防止する
ことがてきるものである。また、カバーに設けられた凹
み部分に柱体と連結片との連結部分が配置されるので、
柱体と連結片との連結部分を外観上見えにくくすること
ができ、この点においても取付け部分の外観を損なうよ
うなことがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結体の配置状態を示すものであり、(a)は
側断面図、(b)は平断面図である。
【図2】連結体の斜視図である。
【図3】連結体の配置状態を示す正面図である。
【図4】手摺り壁の下部の支持状態を示す断面図であ
る。
【図5】手摺り壁の設置状態を示す正面図である。
【図6】手摺り壁の設置状態を示す側面図である。
【図7】図5におけるC−C線断面図である。
【図8】従来例の断面図である。
【符号の説明】
3 手摺り壁 40 手摺り 100 柱体 200 連結体 201 連結片 202 連結片 300 固着具 301 固着具 400 カバー 401 凹み部分

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱体の外側方に手摺り壁を設置し、柱体
    と手摺り壁との間に連結体を配設し、連結体の一端に設
    けられた連結片を固着具にて手摺り壁の上部内側面に固
    着し、連結体の他端に設けられた連結片を固着具にて柱
    体の外側面に固着し、手摺り壁の上縁に手摺りを載設
    し、連結体を覆うように手摺りの端部を手摺り壁の端縁
    より側方に突出させ、柱体の外面にカバーを取着し、カ
    バーに設けられた凹み部分に柱体と連結片との連結部分
    を配置して成る手摺り壁取付け構造。
JP8212692U 1992-11-27 1992-11-27 手摺り壁取付け構造 Expired - Lifetime JP2551044Y2 (ja)

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