JPH0644913U - 手摺り壁取付け構造 - Google Patents
手摺り壁取付け構造Info
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- JPH0644913U JPH0644913U JP8212692U JP8212692U JPH0644913U JP H0644913 U JPH0644913 U JP H0644913U JP 8212692 U JP8212692 U JP 8212692U JP 8212692 U JP8212692 U JP 8212692U JP H0644913 U JPH0644913 U JP H0644913U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】取付け部分の外観を損なうことがない。雨水に
よる悪影響が取付け部分に生じることなく取付けを行
う。 【構成】柱体100の外側方に手摺り壁3を設置する。
柱体100と手摺り壁3との間に連結体200を配設す
る。連結体200の一端に設けられた連結片201を固
着具300にて手摺り壁3の上部内側面に固着する。連
結体200の他端に設けられた連結片202を固着具3
01にて柱体100の外側面に固着する。手摺り壁3の
上縁に手摺り40を載設する。連結体200を覆うよう
に手摺り40の端部を手摺り壁3の端縁より側方に突出
させる。柱体100の外面にカバー400を取着する。
カバー400に設けられた凹み部分401に柱体100
と連結片202との連結部分を配置する。
よる悪影響が取付け部分に生じることなく取付けを行
う。 【構成】柱体100の外側方に手摺り壁3を設置する。
柱体100と手摺り壁3との間に連結体200を配設す
る。連結体200の一端に設けられた連結片201を固
着具300にて手摺り壁3の上部内側面に固着する。連
結体200の他端に設けられた連結片202を固着具3
01にて柱体100の外側面に固着する。手摺り壁3の
上縁に手摺り40を載設する。連結体200を覆うよう
に手摺り40の端部を手摺り壁3の端縁より側方に突出
させる。柱体100の外面にカバー400を取着する。
カバー400に設けられた凹み部分401に柱体100
と連結片202との連結部分を配置する。
Description
【0001】
本考案は、屋外に面する廊下やバルコニーに設置される手摺り壁取付け構造に 関するものである。
【0002】
従来、屋外に面する廊下やバルコニーに設置される手摺り壁3は図8に示され るように柱体100の外側方に手摺り壁3を配置し、縦片801と横片802と でL字状に形成される連結金具800によって柱体100に連結固定されるよう になっている。この連結金具800による手摺り壁3の固定は縦片801を固着 具301によって柱体100の外側面に連結固定し、この縦片801が柱体10 0に連結固定された連結金具800の横片802を固着具300によって手摺り 壁3の上部に載設された手摺り40の上面に連結固定することで取付けられるよ うになっている。
【0003】
しかし、上述のような従来例にあっては、手摺り40の上面に横片802を連 結固定する固着具300が見えて外観を損なうという問題があり、また、固着具 300による固定によって手摺り40に孔が開けられるために固着具300によ る横片802の連結箇所から手摺り40内部に雨水が浸入する可能性があり、雨 水による悪影響が生じるという問題があった。
【0004】 本考案は上記問題点の解決を目的とするものであり、取付け部分の外観を損な うことがないと共に雨水による悪影響が取付け部分に生じるようなことなく取付 けを行うことができる手摺り壁取付け構造を提供しようとするものである。
【0005】
本考案では、上記目的を達成するために、柱体100の外側方に手摺り壁3を 設置し、柱体100と手摺り壁3との間に連結体200を配設し、連結体200 の一端に設けられた連結片201を固着具300にて手摺り壁3の上部内側面に 固着し、連結体200の他端に設けられた連結片202を固着具301にて柱体 100の外側面に固着し、手摺り壁3の上縁に手摺り40を載設し、連結体20 0を覆うように手摺り40の端部を手摺り壁3の端縁より側方に突出させ、柱体 100の外面にカバー400を取着し、カバー400に設けられた凹み部分40 1に柱体100と連結片202との連結部分を配置したものである。
【0006】
しかして、手摺り壁3に連結される連結片201は手摺り40によって覆われ るために固着具300による連結片201の連結部分が外観上見えるようなこと がなく、取付け部分の外観を損なうことがない。しかも、手摺り40によって覆 われることで雨水が連結片201による支持部分に直接かかるのを回避すること ができ、雨水が手摺り40や手摺り壁3内に浸入するのを防止することができる 。また、カバー400に設けられた凹み部分401に柱体100と連結片202 との連結部分が配置されるために柱体100と連結片202との連結部分を外観 上見えにくくすることができる。
【0007】
以下、本考案を図示された実施例に基づいて詳述する。 手摺り壁3は図5、図6に示されるように屋外に面する廊下やバルコニーの外 壁として設置されるものであり、枠材13の外側面がわに面板2を添設して主体 が構成されている。40は上縁に沿って設けられた手摺りである。
【0008】 手摺り壁3を構成する枠材13は断面U字状に形成された縦枠材14と横枠材 1とで構成されており、対向するように配置された縦枠材14間に横枠材1が架 設されている。手摺り壁3の下部には少なくとも上下で対向するように近接して 横枠材1が配置されており、この下部に配置された一対の下横枠材1a及び上横 枠材1bを利用して手摺り壁3が前面梁4に連結固定されている。上横枠材1b の底板7には前面梁4と直交する方向に向けて長孔8が一対穿設されている。
【0009】 前面梁4は図4に示されるように上フランジ4cと下フランジ4aとの間にウ ェッブ4bを設けて断面エ字状に形成されており、ウェッブ4bには連結部材6 が連結固定され、下フランジ4aには受け部材5が連結固定されている。 前面梁4のウェッブ4bに連結固定される連結部材6は縦片6aと横片6bと でL字状に形成される本体6cの中央部に補強用の補強リブ6dを設けて主体が 構成されており、縦片6aには連結ボルト15を挿入するための通孔21が設け られ、横片6bには連結ボルト17が螺合されるナット18が溶接によって連結 固定されている。
【0010】 前面梁4の下フランジ4aに連結固定される受け部材5は縦片5aと横片5b とでL字状に形成される本体5cの中央部に補強用の補強リブ5dを設けて主体 が構成されており、縦片5aと横片5bにはそれぞれ連結ボルト19が挿入され る通孔が穿設されている。 連結部材6は縦片6aを前面梁4のウェッブ4bの外面に当接すると共にウェ ッブ4bに穿設された通孔21と縦片6aに穿設された通孔とを位置合わせし、 各通孔に連結ボルト15を挿入して連結ボルト15に螺合されたナット22を締 め込むことで前面梁4のウェッブ4bに連結固定されており、前面梁4より外側 方に向けて突設されている。
【0011】 受け部材5は横片5bを前面梁4の下フランジ4aの下面に当接すると共に下 フランジ4aに穿設された通孔と横片5bに穿設された通孔とを位置合わせし、 各通孔に連結ボルト19を挿入して連結ボルト19に螺合されたナット24を締 め込むことで前面梁4の下フランジ4aに連結固定されており、前面梁4より外 側方に向けて突設されている。
【0012】 上記手摺り壁3は前面梁4の外面側に配設されており、下横枠材1aを受け部 材5の縦片5aに沿って配置し、縦片5aに穿設された通孔と下横枠材1aの側 板25に穿設された通孔とを位置合わせして各通孔に連結ボルト19を挿通し、 連結ボルト19に螺合されたナット24を締め込むことで受け部材5によって下 横枠材1aが前面梁4の下フランジ4aに連結固定されている。また、手摺り壁 3の上横枠材1bは連結部材6の上面に載置され、連結部材6の横片6bに穿設 された通孔27と上横枠材1bの底板7に設けられた長孔8とを位置合わせして 通孔27及び長孔8内に固着具9としての連結ボルト17を挿通し、通孔27に 溶接固定されたナット18に連結ボルト17を螺合することで相互に連結固定さ れている。ここで、長孔8は前面梁4と直交する方向に向けて穿設されており、 連結ボルト17を締め込む前に長孔8の範囲内で手摺り壁3を図4中矢印にて示 されるように紙面左右方向に移動させることで手摺り壁3の前後方向の微調整を 行うことができるようになっている。
【0013】 図7に示されるように前面梁4と対向するように建物本体側に設けられる受け 梁28との間には所定間隔毎にひかえ梁29が架設されている。イは建物本体の 外壁である。隣合うひかえ梁29の上面には波状に形成されたキーストンプレー トと称される支持部材30が敷設されており、支持部材30の上面には現場施工 によってコンクリート31が打設されるようになっている。このコンクリート3 1の上面には現場で排水溝32に向けて水勾配33が形成されるようになってい る。受け梁28、ひかえ梁29及び支持部材30の下面側には各部材の下面側を 覆うようにロックウール34が吹き付けによって設けられている。
【0014】 上記手摺り壁3は柱体100の外側方に配置されており、手摺り壁3の上部は 図1に示されるように連結体200によって柱体100に連結固定されている。 連結体200は図2に示されるように薄板材によって形成される本体204の 一端より下方に向けて連結片201を突設し、本体204の他端より上方に向け て連結片202を突設して形成されており、各連結片201,202には通孔2 03が穿設されている。
【0015】 連結体200は柱体100と手摺り壁3との間に架設されるものであり、一端 に設けられた連結片201を手摺り壁3に連結固定すると共に他端に設けられた 連結片202を柱体100に連結固定することで手摺り壁3を柱体100に連結 している。 柱体100の外側面には内面にナット500が溶接固定された受け板600が 設けられており、この受け板600に連結片202を当接して連結片202の通 孔203を介してナット500に連結ボルトのような固着具300を螺合するこ とで連結片202が柱体100に連結固定されている。
【0016】 柱体100の外面には上記受け板600を覆うようにカバー400が取付けら れており、連結片202と柱体100との連結部分はカバー400に設けられた 凹み部分401に配置されて外観上見えにくいようになっている。402は柱体 100とカバー400との間に介在されるスペーサである。 連結体200の連結片201は手摺り壁3の上部内側面に当接されており、通 孔203を介して手摺り壁3内に連結ビスのような固着具300を打入すること で手摺り壁3に連結固定されている。
【0017】 手摺り壁3の上縁に載設される手摺り40は端縁が手摺り壁3の上部よりも側 方に突出しており、この突出した部分によって連結体200を覆うようになって いる。つまり、側方に突出した部分によって連結片201と手摺り壁3との連結 部分が外観上見えにくくなっていると共に雨水が連結片201と手摺り壁3との 連結部分に直接かかるようなことがないようになっている。
【0018】 しかして、手摺り壁3の取付けを行うにあたり、下横枠材1aを連結ボルト1 9によって前面梁4の下フランジ4aに取付けられた受け部材5に連結し、上横 枠材1bを前面梁4のウェッブ4bに取付けられた連結部材6の横片6b上に載 置し、固着具9としての連結ボルト17を締め込んで上横枠材1bと連結部材6 とを連結固定する前に長孔8の範囲内で手摺り壁3を前後方向に移動させること で手摺り壁3の取付け位置を微調整しながら取付けを行うことができるものであ り、また、連結体200によって手摺り壁3の上部を柱体100に連結固定し、 図5に示されるように前面梁4に沿って手摺り壁3を隣合うように複数枚設置す る場合、各手摺り壁3の前後調整を行うことで隣合う手摺り壁3の継ぎ目毎に段 違いが発生するようなことがなく、手摺り壁3の通りを合わせることができるよ うになっている。そして、前面梁4の上面側には支持部材30を介して床面を形 成するためのコンクリート31が打設されるものであるが、上横枠材1bに連結 される連結部材6は前面梁4の上フランジ4cを利用することなくウェッブ4b から突設されているために前面梁4上に仕上げのコンクリート31を打設するよ うな場合に前面梁4の上方のコンクリート厚が薄くなるようなことがないと共に 打設されるコンクリート厚が薄いような場合においてもコンクリート31にクラ ックが発生するようなことがないようになっている。
【0019】
本考案は上述のように、柱体の外側方に手摺り壁を設置し、柱体と手摺り壁と の間に連結体を配設し、連結体の一端に設けられた連結片を固着具にて手摺り壁 の上部内側面に固着し、連結体の他端に設けられた連結片を固着具にて柱体の外 側面に固着し、手摺り壁の上縁に手摺りを載設し、連結体を覆うように手摺りの 端部を手摺り壁の端縁より側方に突出させ、柱体の外面にカバーを取着し、カバ ーに設けられた凹み部分に柱体と連結片との連結部分を配置してあるので、手摺 り壁に連結される連結片は手摺りによって覆われるために固着具による連結片の 連結部分が外観上見えるようなことがなく、取付け部分の外観を損なうことがな いものである。しかも、手摺りによって覆われることで雨水が連結片による支持 部分に直接かかるのを回避することができ、雨水が手摺りや手摺り壁内に浸入す るのを防止することがてきるものである。また、カバーに設けられた凹み部分に 柱体と連結片との連結部分が配置されるので、柱体と連結片との連結部分を外観 上見えにくくすることができ、この点においても取付け部分の外観を損なうよう なことがないものである。
【図1】連結体の配置状態を示すものであり、(a)は
側断面図、(b)は平断面図である。
側断面図、(b)は平断面図である。
【図2】連結体の斜視図である。
【図3】連結体の配置状態を示す正面図である。
【図4】手摺り壁の下部の支持状態を示す断面図であ
る。
る。
【図5】手摺り壁の設置状態を示す正面図である。
【図6】手摺り壁の設置状態を示す側面図である。
【図7】図5におけるC−C線断面図である。
【図8】従来例の断面図である。
3 手摺り壁 40 手摺り 100 柱体 200 連結体 201 連結片 202 連結片 300 固着具 301 固着具 400 カバー 401 凹み部分
Claims (1)
- 【請求項1】 柱体の外側方に手摺り壁を設置し、柱体
と手摺り壁との間に連結体を配設し、連結体の一端に設
けられた連結片を固着具にて手摺り壁の上部内側面に固
着し、連結体の他端に設けられた連結片を固着具にて柱
体の外側面に固着し、手摺り壁の上縁に手摺りを載設
し、連結体を覆うように手摺りの端部を手摺り壁の端縁
より側方に突出させ、柱体の外面にカバーを取着し、カ
バーに設けられた凹み部分に柱体と連結片との連結部分
を配置して成る手摺り壁取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8212692U JP2551044Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 手摺り壁取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8212692U JP2551044Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 手摺り壁取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644913U true JPH0644913U (ja) | 1994-06-14 |
JP2551044Y2 JP2551044Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=13765723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8212692U Expired - Lifetime JP2551044Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 手摺り壁取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551044Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP8212692U patent/JP2551044Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2551044Y2 (ja) | 1997-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970527 |