JPH0427928Y2 - - Google Patents

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JPH0427928Y2
JPH0427928Y2 JP10567687U JP10567687U JPH0427928Y2 JP H0427928 Y2 JPH0427928 Y2 JP H0427928Y2 JP 10567687 U JP10567687 U JP 10567687U JP 10567687 U JP10567687 U JP 10567687U JP H0427928 Y2 JPH0427928 Y2 JP H0427928Y2
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groove
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bolt
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カーテンウオールと駆体との取付位
置を調整してカーテンウオールを駆体に取付ける
際の方立の取付装置に関する。
〔従来の技術〕
カーテンウオールと駆体との取付装置は寸法誤
差、駆体誤差、取付誤差等があるので、一致する
ことはない。そこで、カーテンウオールの施工に
おいては三方向に調整可能な取付装置が一般に用
いられる。この取付装置はアンカー金物、ブラケ
ツト、更に両者を接続するフアスナーの三部材に
より構成され、アンカー金物には一般に出入方向
調整用長溝が、ブラケツトに上下方向調整用長溝
がそれぞれ設けられることが多く、一方、フアス
ナーには断面L形の金物が用いられ、各片に通し
穴と左右方向調整用溝がそれぞれ設けられてい
る。
取付施工においては、前もつてアンカー金物と
ブラケツトがそれぞれ駆体の上面とカーテンウオ
ールの方立に取付けられているので、フアスナー
の位置を調整するだけでよく、ボルトを通し穴や
長溝に通しワツシヤ及びナツトを用いて締結す
る。締結後においては、層間変位が可能となるよ
うにブラケツトを鉛直方向に螺入したボルトによ
り支持し、一方風圧等にも耐えられるようにフア
スナーとアンカー金物とを溶接により固定するこ
とが行なわれている。
一方、溶接による固定でなく、長溝と直交する
凹凸条を形成することも、本出願人は先に実開昭
61−166004号として開示した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記取付装置は付随的に溶接作業を伴い、その
溶接作業も足場の悪い場合で行なわれるため、常
に危険がつきまとう。できれば溶接作業を省略
し、施工作業の単純化、迅速化が望まれている
が、現状の取付装置において溶接を省くと、ボル
ト、ナツトのみでは風圧等の横荷重に耐えられな
い。
一方、前記公報記載の構造によれば、施工作業
が簡易化されるものの、フアスナーに対する方立
の上下方向のずれについては防止する手段がな
い。
そこで、本考案の目的は上記要望に応えた方立
の取付装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、図面を参
照すれば、室内外方向をX方向、上下方向をY方
向、壁面方向をZ方向として、 駆体1の上面に設けられたアンカー金物3にX
方向長溝3bを形成し、このX方向長溝3bを通
るボルトによるX方向およびY方向に沿う断面L
形のフアスナー8を前記アンカー金物3に固定
し、フアスナー8の鉛直片8aにZ方向長溝8c
を形成し、方立2の室内面に固定されたブラケツ
ト6にY方向長溝6bを形成し、Y方向長溝6b
とZ方向長溝8cを通るボルトによる方立を固定
した方立の取付装置において、 前記ブラケツト6に対しY方立に螺入したボル
ト7をフアスナー8の鉛直片の上面に当接させ、
フアスナー8とアンカー金物3との合わせ面にそ
れぞれZ方立の同形の凹凸条8f,3dを形成
し、フアスナー8の鉛直片の室内面にZ方向の凹
溝8gを形成し、この凹溝8gの溝底にY方向の
凹凸条8dを形成し、この凹凸条8dに対応して
ボルト締結に使用されるワツシヤ11にも同形の
凹凸条11aを形成し、このワツシヤ11は前記
凹溝8gに嵌合していることを特徴とする。
〔作用〕
本考案においても従来通りの取付けがなされる
が、従来と異なるところはフアスナー、アンカー
金物及びワツシヤの締結面にそれぞれ長溝と直交
する凹凸条が設けられていることである。これら
の凹凸条はボルト締結において互いに入り込み、
溶接しなくても横荷重に耐え、長溝方向にずれる
ことがない。したがつて、ボルト締結後は従来の
ような溶接が不用となり、施工作業の単純化、迅
速化を図ることができる。
一方、本考案では、ブラケツト6に対しY方向
に螺入したボルト7をフアスナー8の上面に当接
させてある。したがつて、方立2の荷重をボルト
10およびナツト12またはワツシヤー11の摩
擦力のみに頼ることなく、支承でき、上下方向の
ずれを防止できる。さらに、フアスナー8の鉛直
片の室内面にZ方向の凹溝8gを形成し、この凹
溝8gに連通して形成したZ方向長溝8cと直交
する凹凸条8dを形成し、このフアスナー8の凹
凸条8dに対応してボルト締結に使用されるワツ
シヤ11にも同形の凹凸条11aを形成し、この
ワツシヤ11は前記凹溝8gに嵌合され構成とし
てあるので、ワツシヤ11は凹溝8gの上溝壁面
および下溝壁面により上下方向の移動が規制され
ることになり、結果としてボルト10が上下する
ことがなくなり、これと共に重い方立2の荷重を
フアスナー8の上面で支承する構造との関連の下
で、結果的に方立7が上下動することを防止でき
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して実施例を説明する。
第1図において、1はコンクリートにより形成
された駆体であり、その駆体1の上面1aにはカ
ーテンウオールを構築する方立2の取付位置に、
第3図にみられるアンカー金物3が埋め込まれて
いる。アンカー金物3は締結面3aをわずかに露
出させており、その締結面3aには従来と同じく
左右2箇所に出入方向調整用長溝3b,3bが形
成されている。各長溝3bの始端は駆体1の側面
よりのぞくようにされており、その下側には締結
に用いられるワツシヤ4幅よるも広い嵌め込み溝
3cが長溝方向に沿つて形成されている。そし
て、ボルト締結時には図にもみられるようにワツ
シヤ4を通したボルト5の頭がワツシヤ4ととも
に挿入される。また、締結面3aには本考案にお
いて重要な役目をなす凹凸条3dが形成されてい
る。凹凸条3dは長溝方向と直交する方向に配さ
れ、締結面3a全体に及んでいる。
一方、方立2には、駆体1の上面1a位置に合
わせて、ブラケツト6が溶接により取付けられて
いる。このブラケツト6には左右方向に鉛直な取
付片6a,6aが駆体1の側面に平行に配され、
各取付片6aには従来と同じく上下方向調整用長
溝6bが形成されている。そして、ブラケツト6
の中央上部には室内がわに面した位置に鉛直方向
に延びるビスポケツト6cが形成され、そのビス
ポケツト6cには支持ボルト7に鉛直に螺入する
メネジ6dが形成されている。このメネジ6dに
螺入される支持ボルト7は、上下方向のずれ防止
にも利用されている。
上記ブラケツト6と、前述のアンカー金物3を
接続するものが第1図及び第2図にみられるフア
スナー8であり、このフアスナー8は図にもみら
れるように上向きの鉛直面8aとその下端より室
内がわに延びる水平片8bにより断面L形に形成
されている。鉛直片8aはブラケツト6の取付片
6a,6aに重ね合わせられるもので、これには
上下方向調整用長溝6b,6bと直交する左右方
向調整用長溝8c,8cが形成されている。これ
ら両長溝6b,6cが重ね合わせられた位置にお
いて、上下、左右方向の誤差が吸収される。そこ
で、締結時においては、図にもみられるようにワ
ツシヤ9,9を通した締結ボルト10,10が取
付片6a,6aの室外がわ面より両長溝6b,6
b,8c,8cに通され、鉛直片8aの室内がわ
において、ワツシヤ11,11及びナツト12,
12を用いて両片6a,8aが締結される。この
場合、上下方向に対しては前述した支持ボルト7
がフアスナー8の上面に当接し、ずれ防止がなさ
れる。さらに、フアスナー8の室内がわ鉛直面に
Z方向の凹溝8gを形成し、この凹溝8gの連通
して形成したZ方向長溝8cと直交する凹凸条8
dを形成し、このフアスナー8の凹凸条8dに対
応してボルト締結に使用されるワツシヤ11にも
同形の凹凸条11aを形成し、このワツシヤ11
は前記凹溝8gに嵌合されその上溝壁面および下
溝壁面により上下方向の移動が規制されている構
成となつており、これにより方立2の上下移動が
防止される。左右方向に対しては、従来ワツシヤ
11と鉛直片8aとの間を溶接により固定してい
たが、本考案においてはこの溶接を省略するた
め、鉛直片8aの室内がわ面に図にもみられるよ
うな凹凸条8d,8dが形成される。凹凸条8d
は、アンカー金物3の締結面3aに形成されたも
のと同じものであり、左右方向調整用長溝8cに
直交して配され、ワツシヤ11が当る全面に設け
られている。一方、ワツシヤ11にもずれ防止と
して同形の凹凸条11aが形成されている。
前述したフアスナー8の水平片8bはアンカー
金物3の締結面3aに重ね合わされるもので、こ
れにはボルト5の通し穴8e,8eがアンカー金
物3に形成された2筋の出入方向調整用長溝3
b,3bの間隔で形成されている。この2部材
3,8もフアスナー8の出入を調整した後、図に
もみられるようにワツシヤ13及びナツト14を
用いて締結されるが、従来においては、締結後、
横荷重で出入方向にずれないように2部材3,8
を溶接により固定していた。本考案ではこの溶接
をも省略するようにしたもので、水平片8bの裏
面、すなわちアンカー金物3と重ねられる締結面
には、アンカー金物3に形成されると同形の凹凸
条8fが同じく出入方向調整用長溝3bに直交す
るように面全体に亘つて形成されている。
本考案においてもカーテンウオールの取付けは
従来通りの手順で行なわれるが、調整段階でフア
スナー8の鉛直片8aとワツシヤ11の凹凸条8
d,11aが、また水平片8bとアンカー金物3
の凹凸条8f,3dが入り込み、締結段階でそれ
ぞれのナツト12,14が強く締め付けることに
より、これらの凹凸条8d,11a,8f,3d
が強く密着する。これらの凹凸条8d,11a,
8f,3dは長溝8c,3bに対し、直交するよ
うに設けられているから、強い横荷重に耐え、溶
接せずとも長溝8c,3b方向のずれを防止す
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、方立の
取付けにあたつて溶接作業を省略することがで
き、これによつて施工作業を単純化、迅速化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した縦断面図、
第2図は第1図の平面図、第3図は駆体に設けら
れるアンカー金物の斜視図である。 1……駆体、1a……上面、2……方立、3…
…アンカー金物、3a……締結面、3b……出入
方向調整用長溝、3d,8d,8f,11a……
凹凸条、4,9,11,13……ワツシヤ、5,
7,10……ボルト、6……ブラケツト、6a…
…取付片、6b…上下方向調整用長溝、8……フ
アスナー、8a……鉛直片、8b……水平片、8
c……左右方向調整用長溝、8e……通し穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 室内外方向をX方向、上下方向をY方向、壁面
    方向をZ方向として、 駆体1の上面に設けられたアンカー金物3にX
    方向長溝3bを形成し、このX方向長溝3bを通
    るボルトによりX方向およびY方向に沿う断面L
    形のフアスナー8を前記アンカー金物3に固定
    し、フアスナー8の鉛直片にZ方向長溝8cを形
    成し、方立2の室内面に固定されたブラケツト6
    にY方向長溝6bを形成し、Y方向長溝6bとZ
    方向長溝8cを通るボルトにより方立を固定した
    方立の取付装置であつて、 前記ブラケツト6に対しY方向に螺入したボル
    ト7をフアスナー8の鉛直片の上面に当接させ、
    フアスナー8とアンカー金物3との合わせ面にそ
    れぞれZ方向の同形の凹凸条8f,3dを形成
    し、フアスナー8の鉛直片の室内面にZ方向の凹
    溝8gを形成し、この凹溝8gの溝底にY方向の
    凹凸条8dを形成し、この凹凸条8dに対応して
    ボルト締結に使用されるワツシヤ11にも同形の
    凹凸条11aを形成し、このワツシヤ11は前記
    凹溝8gに嵌合していることを特徴とする方立の
    取付装置。
JP10567687U 1987-07-09 1987-07-09 Expired JPH0427928Y2 (ja)

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JP2578565Y2 (ja) * 1991-02-15 1998-08-13 新日軽株式会社 カーテンウォール取付金具の固定構造
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