JP2568253Y2 - ドア枠の取付構造 - Google Patents

ドア枠の取付構造

Info

Publication number
JP2568253Y2
JP2568253Y2 JP4092592U JP4092592U JP2568253Y2 JP 2568253 Y2 JP2568253 Y2 JP 2568253Y2 JP 4092592 U JP4092592 U JP 4092592U JP 4092592 U JP4092592 U JP 4092592U JP 2568253 Y2 JP2568253 Y2 JP 2568253Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
door frame
fixed
mounting
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4092592U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0594488U (ja
Inventor
圭司 梅川
道正 石川
Original Assignee
輸送機工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 輸送機工業株式会社 filed Critical 輸送機工業株式会社
Priority to JP4092592U priority Critical patent/JP2568253Y2/ja
Publication of JPH0594488U publication Critical patent/JPH0594488U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2568253Y2 publication Critical patent/JP2568253Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば高層住宅等におけ
るドア枠の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート壁に設けた開口部へのドア
枠の取付けは、従来は図4に示すように、躯体(コンク
リート)c又は鉄骨から鉄筋dを開口部内方へ突出さ
せ、ドア枠aに固着したアンカbと上記鉄筋dとを溶接
Wして固定するという構造を採っているのが一般的であ
る。尚図4においてeはドア枠aと躯体cとの隙間を埋
めるモルタルである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】近年特に都市部では地
価の上昇から広い面積の土地の取得が困難となり、それ
に伴い住宅建設の高層化が進んで来ている。高層化する
には建物を軽くする必要があり、そのためにフロアに柱
(構造物)があるだけで部屋を仕切る壁等は一切なく、
そのフロアをボードで各部屋に仕切るといった建物が増
えてきている。
【0004】このような建物においては、ドア枠は床と
天井だけに固定して取付けなければならないので、上記
従来のドア枠取付構造では対応が困難である。
【0005】本考案は建物の高層化に対応でき溶接を用
いないでドア枠を容易確実に取付けることができるドア
枠取付構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は下枠と上枠と左
右の竪枠とからなるドア枠において、下枠に枠側取付材
を固着すると共に、竪枠に例えば角パイプ材等の上下方
向の補強材を固着して該補強材の上下端部に上部取付材
と下部取付材をそれぞれ上下スライド調整可能なるよう
嵌装し、ドア枠を取付けるべき場所の天井と床に、内周
に雌ねじを有する筒状のワンパンチアンカーを複数本打
込固定し、床に打込固定したワンパンチアンカーのうち
の複数本に複数の躯体側取付材をボルトにより締め付け
固定し、該躯体側取付材に上記枠側取付材をねじ止め
し、上記上部取付材と下部取付材を、天井と床に打込固
定したワンパンチアンカーにボルトにてそれぞれ締め付
け固定し、該上部取付材と下部取付材を竪枠にボルトに
て締め付け固定してドア枠を取付けたことを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】上記の構成を採ることにより、天井と床とにド
ア枠をしっかりと取付けることができ、コンクリート壁
を有しない高層建築物にも充分対応でき、又ドア枠取付
けに溶接作業を一切必要とせず、スパナとドライバによ
って簡単容易にドア枠の取付けを行うことができ、ドア
枠取付時間の大幅な短縮が可能となる。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0009】図1(A)は本考案を適用したドア枠の正
面図であり、ドア枠1は、下枠2と上枠3と左右の竪枠
4,4とからなり、下枠2には取付け用のフランジ51
を下向きに突設した枠側取付材5が所定間隔をもって複
数個固着され、上枠3と竪枠4には角パイプ材よりなる
補強材31と41がそれぞれ固着されている。竪枠4の
補強材41はその上端部と下端部が開放し後述する上部
取付材8と下部取付材9が上記補強材41の上端部と下
端部にそれぞれ上下スライド可能に嵌装されるようにな
っており、又該補強材41の上下端部近傍の外側面には
図2の(B)及び(C)に示すように上下方向の長穴4
1aがそれぞれ設けられ、該長穴41aの周辺の外面に
は凹凸加工等により後述する座金組込みボルト12の回
り止め部41bが形成されている。
【0010】一方ドア枠1を取付けるべき位置の躯体
(コンクリート)側即ち床10と天井11には、内周に
雌ねじを有する筒状のワンパンチアンカー7が複数本打
込固定され、上記下枠2に固着した枠側取付材5のフラ
ンジ51に接合するフランジ61を上向きに突設した躯
体側取付材6が床10に打込固定したワンパンチアンカ
ー7に座金組込みボルト12にて締め付けて固定され、
又竪枠4の補強材41の上下端部に嵌装した上部取付材
8及び下部取付材9が天井11及び床10に打込固定し
たワンパンチアンカー7に座金組込みボルト12にて締
め付けて固定されるようになっている。上記ワンパンチ
アンカー7はコンクリートに設けた穴に打込むことによ
り該コンクリート内に埋め込み固定されるもので、従来
より公知のものである。
【0011】上部取付材8及び下部取付材9は、竪枠4
の補強材41の上下端部に上下スライド可能に嵌装され
るコ字状断面(角パイプでも良い)の嵌装部81,91
とその一端部に一体的に固着された取付面82,92と
からなり、嵌装部81,91の外側面の内面にはナット
81a,91aが固着され、取付面82,92には左右
方向の長穴82a,92aが設けられている。
【0012】以下ドア枠1の取付作業について説明す
る。
【0013】先ず、ドア枠1を取りつけるべき場所の床
10と天井11に位置決めしてワンパンチアンカー7を
打込固定する。次に床10に打込固定したワンパンチア
ンカー7に躯体側取付材6を前後(見込方向),左右の
寸法調整をしながら座金組込みボルト12で締め付け固
定する。躯体側取付材6の長穴6aは左右調整用であ
る。竪枠4の補強材41の上下端部に上部取付材8と下
部取付材9とをそれぞれ嵌装して座金組込みボルト12
を長穴41aより差し込みナット81a,91aにねじ
込んで仮止めし、室外側からドア枠1を躯体側取付材6
上に載せて枠側取付材5のフランジ51と躯体側取付材
6のフランジ62とを合わせ、なべ小ねじ13で仮止め
する。枠側取付材5のフランジ51に設けた長穴51a
は上下調整用である。続いて、竪枠補強材41の上下端
部に嵌装仮止めした上部取付材8と下部取付材9を上下
調整してその各取付面82と92を天井11と床10に
接合させ長穴82a,92aより座金組込みボルト12
を差し込み天井と床に打込固定してあるワンパンチアン
カー7にねじ込んで仮止めする。上部取付材8及び下部
取付材9の各長穴82a,92aは水平方向の調整用、
補強材41の長穴41aは垂直方向の調整用である。次
にドア枠1の水平,垂直を調整して、全ての座金組込み
ボルト12の締め付けを行い、それが済んでからなべ小
ねじ13を締め付けて枠側取付材5と躯体側取付材とを
本固定して、ドア枠1の取付けが完了する。
【0014】以上のようにして取付けられたドア枠は、
下枠2は複数カ所で躯体側取付材6にしっかりと固定さ
れ、竪枠4の補強材41の上下で上部と下部の取付材
8,9にてコンクリート躯体(天井と床)にがっちりと
固定され、且つ左右の竪枠補強材41,41の上部は上
枠3の補強材31で一体的に連結されているので、建物
構造物としての壁がない高層建築に適用しても、充分な
取付け強度を保持することができ、又溶接作業なしにス
パナとドライバだけで簡単容易にドア枠の取付けを行う
ことができ、ドア枠取付作業時間の大幅な短縮を図り得
る。又コンクリート壁を有し該コンクリート壁の開口部
にドア枠を取付ける場合のドア枠取付構造にも本考案は
適用可能である。
【0015】尚、図1(B)において14は床10上に
塗られたモルタルで床10と下枠2との隙間を埋めるも
のであり、図3において15は複数層のボードよりなる
壁材であり、16は天井内張り材である。
【0016】上記実施例では補強材31,41を角パイ
プ材で構成した例を示しているが、該角パイプ材に限ら
ず、例えばコ字状断面部材又はチャンネル状部材或は又
Z型断面部材等ドア枠の取付強度を確保できる任意形状
の補強材を採用できる。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、建物の高
層化に充分対応できるドア枠取付構造を得ることができ
ると共に、ドア枠の取付けに溶接作業を一切必要とせ
ず、スパナとドライバによるねじの締め付け作業によっ
て簡単容易にドア枠の取付けを行うことができるので、
溶接機の持ち込みといった面倒な準備は不要で且つ溶接
工も不要であり、更に火災の心配もなく、又仕上塗りし
たドア枠の取付けも可能となるもので、取付作業時間の
短縮を図り得ることと相俟って多大の効果をもたらし得
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示し、(A)はドア枠の正面
図、(B)は(A)のA−A断面図、(C)は(A)の
B部の拡大詳細図、(D)は(A)のC部の拡大詳細図
である。
【図2】図1のドア枠取付部の詳細構造を示すもので、
(A)は下枠取付部の分解斜視図、(B)は竪枠上部取
付部の分解斜視図、(C)は竪枠下部取付部の分解斜視
図である。
【図3】(A)は図1(A)のD−D断面図、(B)は
図1(A)のE−E断面図である。
【図4】従来のドア枠取付構造の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ドア枠 2 下枠 3 上枠 4 竪枠 5 枠側取付材 6 躯体側取付材 7 ワンパンチアンカー 8 上部取付材 9 下部取付材 10 床 11 天井 12 座金組込みボルト 13 なべ小ねじ 31 補強材 41 補強材 41a 長穴 41b 回り止め部 81 嵌装部 81a ナット 82 取付面 82a 長穴 91 嵌装部 91a ナット 92 取付面 92a 長穴
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−108441(JP,A) 特開 平5−280126(JP,A) 実開 平4−134312(JP,U) 実開 昭55−101277(JP,U) 実公 昭43−4699(JP,Y1) 実公 昭63−29821(JP,Y2) 特公 平7−99069(JP,B2) 特公 昭54−32543(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下枠と上枠と左右の竪枠とからなるドア
    枠において、下枠に複数の枠側取付材を所定間隔をもっ
    て固着すると共に、竪枠に上下方向の補強材を固着し、
    該ドア枠を取りつけるべき場所の天井と床の所定位置
    に、内周に雌ねじを有する筒状のワンパンチアンカーを
    複数本打込固定し、床に打込固定したワンパンチアンカ
    ーのうちの複数本に複数の躯体側取付材をボルトにより
    それぞれ締め付け固定し、上記枠側取付材と躯体側取付
    材とをねじ止めし、上記補強材の上端部と下端部に上部
    取付材と下部取付材をそれぞれ上下にスライド調整可能
    なるよう嵌装してボルトにて締め付け固定し、該上部取
    付材と下部取付材とを天井に打込固定したワンパンチア
    ンカーと床に打込固定したワンパンチアンカーとにそれ
    ぞれボルトにより締め付け固定してドア枠を取付けたこ
    とを特徴とするドア枠の取付構造。
JP4092592U 1992-05-22 1992-05-22 ドア枠の取付構造 Expired - Fee Related JP2568253Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4092592U JP2568253Y2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 ドア枠の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4092592U JP2568253Y2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 ドア枠の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0594488U JPH0594488U (ja) 1993-12-24
JP2568253Y2 true JP2568253Y2 (ja) 1998-04-08

Family

ID=12594081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4092592U Expired - Fee Related JP2568253Y2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 ドア枠の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2568253Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0594488U (ja) 1993-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7987948B2 (en) Length adjustable passenger handle assembly for elevator
JP2568253Y2 (ja) ドア枠の取付構造
JP3068799B2 (ja) 足場つなぎ構造
JP3886032B2 (ja) カーテンウォールの固定装置
JPH0233532Y2 (ja)
JP3180144B2 (ja) パネル取付構造
JPH0453391Y2 (ja)
JPS6316754Y2 (ja)
JP2550497Y2 (ja) バルコニー腰壁構造
JP2604820Y2 (ja) 外壁のサッシ上部カバー
JP2565711Y2 (ja) 窓枠の取付け装置
JP2587233Y2 (ja) 屋根パネルの取り付け構造
JPH044103Y2 (ja)
JPH0331315Y2 (ja)
JPH0125182Y2 (ja)
JPS5923125Y2 (ja) 外壁取付構造
JPH044084Y2 (ja)
JPH0849389A (ja) 外壁パネルの取付構造
JPH0329442Y2 (ja)
JPH0455128Y2 (ja)
JPH0319586Y2 (ja)
JPH06505Y2 (ja) 軽量鉄骨下地組の窓用金物
JPS59416Y2 (ja) 外壁取付部の構造
JPH10169850A (ja) 配管設備用支持金具
JPH0594487U (ja) ドア枠の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees