JPS6343281Y2 - - Google Patents

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JPS6343281Y2
JPS6343281Y2 JP18459582U JP18459582U JPS6343281Y2 JP S6343281 Y2 JPS6343281 Y2 JP S6343281Y2 JP 18459582 U JP18459582 U JP 18459582U JP 18459582 U JP18459582 U JP 18459582U JP S6343281 Y2 JPS6343281 Y2 JP S6343281Y2
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JP
Japan
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mounting plate
wall
small
precast concrete
beams
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JP18459582U
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JPS5988111U (ja
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプレキヤストコンクリート製耐震壁上
部の壁梁に、合成小梁用のプレキヤストコンクリ
ート製小梁材を取付けるためのプレキヤストコン
クリート製小梁材取付け構造の改良に関するもの
である。
この種の小梁材取付け構造としては、従来より
種々のものが提案、実施されている。そのうちの
ひとつの従来構造を第4図に示した概略図をもと
に簡単に説明すると、図中5はプレキヤストコン
クリート製耐震壁の上部に一体成形された壁梁
で、この壁梁5内には、その両端を壁梁5の端部
から突出した状態で、1枚のプレート21が縦向
きに埋め込まれ、その両突出部には、複数のボル
ト穴22が穿設されている。他方、プレキヤスト
コンクリート製の小梁材6側には、小梁材6の端
部から突出した状態で、1枚のプレート23が縦
向きに埋め込まれ、その突出部にも複数のボルト
穴24が穿設され、壁梁5側プレート21のボル
ト穴22と小梁材6側プレート23のボルト穴2
4とを合致させ、両ボルト穴22,24間にボル
トを挿通してナツトで締め付けることにより、前
記小梁材6を壁梁5に取付けるように構成されて
いた。ところが、このような従来構造では、両ボ
ルト穴22,24間にボルトを挿通して締め付け
る間、小梁材6をクレーンなどで吊下げておかね
ばならず、作業性が極めて悪いという欠点があつ
た。
また、小梁材6を取付けた後、壁梁5と小梁材
6との取付け部空間にコンクリートを現場打ちし
て合成小梁及び床スラブ7を同時に形成するので
あるが、その際、前記取付け部空間の両側部と下
方とに型枠を組付ける必要があり、この型枠組付
けに関しても作業性の向上が望まれていた。
本考案は、このような従来欠点の除去を目的と
するもので、小梁材をいつたんその取付け位置に
まで吊上げてしまえば、その後、クレーンなどで
吊下げることなく、取付け作業を容易に行ない得
るとともに、その後のコンクリート現場打ちに際
しても、できるだけ少ない型枠ですませることの
できる実用的な小梁材取付け構造を提供せんとす
るものである。
本考案の実施の態様を第1図から第3図にもと
づいて説明すると、図中1はプレキヤストコンク
リート製の耐震壁で、その上部には、長手方向に
沿う複数本の主筋2と補助筋3、ならびにスター
ラツプ4などで補強された壁梁5が一体的に設け
られている。6は床スラブ7支持用のプレキヤス
トコンクリート製小梁材で、所定間隔を置いて立
設された耐震壁1上部の壁梁5間に取付けられる
ものであり、その内部には、2段目の主筋8、下
端主筋9、ならびに上部が一部突出したループ状
のスターラツプ10などが埋め込まれている。こ
の小梁材6の両端部には、さらに前記主筋8、9
に溶接により固着されたH型鋼11が埋め込まれ
るとともに、このH型鋼11の下方フランジのみ
が小梁材6の端部から突出され、この突出された
下方フランジが壁梁5への載置プレート12に構
成され、かつ、この載置プレート12の突出部に
は、複数個のボルト穴13が穿設されている。他
方、前記壁梁5の適当箇所には、小梁材6を取付
けるために、小梁材6の幅よりもほぼ60mm程度幅
の広い切欠き14が設けられ、かつ、この切欠き
14内には、前記載置プレート12を受けるため
の上方段部15と、小梁材6自体を直接受けるた
めの下方段部16とが設けられている。そして、
上方段部15の上面には、壁梁5内に埋め込まれ
た小梁材取付け用のプレート17が位置され、か
つ、この小梁材取付け用プレート17には、前記
載置プレート12とボルト穴13に合致するよう
に上方へ突出する複数本のボルト18が設けられ
ているのである。
次に、この壁梁5に小梁材6を取付ける手順等
について説明すると、まず、小梁材6をクレーン
などで吊上げ、その端部を切欠き14内に挿入す
るとともに、ボルト18をボルト穴13に挿通し
た状態で載置する。すると、前記載置プレート1
2は壁梁5の上方段部15上面の小梁材取付け用
プレート17上に、小梁材6自体は下方段部16
上に、それぞれ載置保持されることになる。した
がつて、その後においては、小梁材6をクレーン
などで吊下げておく必要がなく、クレーンなどを
外してナツト19を締付ければ、小梁材6を確実
に壁梁5に取付けることができる。その後、前記
スターラツプ10の内側に合成小梁の上端主筋2
0を挿入し、コンクリートを現場打ちして現場打
ちコンクリートとプレキヤストコンクリート製小
梁材6との合成小梁Aを構成するのであるが、小
梁材6の端部が若干前記切欠き14内に入り込ん
でおり、かつ、下方には載置プレート12がある
ので、壁梁5と小梁材6との取付け空間に対する
型枠はほんの少しですみ、型枠組付け作業をも簡
単、容易に行なうことができるのである。図中、
5aは壁梁5の上面から一体に突出したコツタ
ー、5b…は小梁材6を載置した際の衝撃によつ
て下方段部16が欠損しないように壁梁5のコー
ナー部を補強するアングル材、5c…はそのアン
カー筋である。
なお実施例においては、小梁材6に埋め込んだ
H型鋼11の下方フランジを載置プレート12に
構成したものを示したが、H型鋼11を用いず、
1枚のプレートを埋め込んで載置プレート12に
構成することもできるものである。
以上の説明から明らかなように、本考案による
壁梁へのプレキヤストコンクリート製小梁材取付
け構造は、壁梁に設けた切欠き内に、小梁材側に
設けた載置プレートを受けるための上方段部と、
小梁自体を受けるための下方段部とを設け、前記
上方段部の上面に、上方へ突出するボルトを有す
る小梁取付用プレートを位置させてあるが故に、
このボルトを載置プレートに穿設のボルト穴に挿
通して載置すれば、その後、小梁材をクレーンな
どで吊下げておく必要がなく、小梁材の取付け作
業を簡単に行なうことができる。さらに、壁梁と
小梁材との取付け空間に対する型枠も、底面側は
不要で、従来に比べてほんの少しですみ、型枠組
付け作業の簡略化も図り得るのである。構造的に
は、小梁端部に曲げモーメントを負担させ得る構
造形態である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案のプレキヤストコンクリート製
小梁材取付け構造の実施の態様を説明するための
もので、第1図は、縦断正面図、第2図は、第1
図における−線視図、第3図は、要部の斜視
図、第4図は、従来構造を示す縦断正面図であ
る。 1…プレキヤストコンクリート製耐震壁、5…
壁梁、6…プレキヤストコンクリート製小梁材、
7…床スラブ、12…載置プレート、13…ボル
ト穴、14…切欠き、15…上方段部、16…下
方段部、17…小梁材取付け用プレート、18…
ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレキヤストコンクリート製耐震壁の壁梁に、
    合成小梁用のプレキヤストコンクリート製小梁材
    を取付けるためのプレキヤストコンクリート製小
    梁材取付け構造であつて、前記プレキヤストコン
    クリート製小梁材の下端筋に固着した載置プレー
    トを、この小梁材の端部から突出させて、この載
    置プレートの突出部にボルト穴を穿設し、他方、
    前記壁梁には切欠きを設け、この切欠き内に前記
    載置プレートを受けるための上方段部と、小梁材
    自体を受けるための下方段部とを設け、前記上方
    段部の上面に、壁梁内に埋め込んだ小梁材取付け
    用プレートを位置させるとともに、この小梁材取
    付け用プレートに上方へ突出するボルトを設け、
    このボルトを前記ボルト穴に挿通した状態で、前
    記載置プレートが壁梁の上方段部上面の小梁取付
    け用プレート上に、小梁材自体が前記下方段部上
    に、それぞれ載置保持されるように構成したこと
    を特徴とするプレキヤストコンクリート製小梁材
    取付け構造。
JP18459582U 1982-12-06 1982-12-06 プレキヤストコンクリ−ト製小梁材取付け構造 Granted JPS5988111U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18459582U JPS5988111U (ja) 1982-12-06 1982-12-06 プレキヤストコンクリ−ト製小梁材取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18459582U JPS5988111U (ja) 1982-12-06 1982-12-06 プレキヤストコンクリ−ト製小梁材取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5988111U JPS5988111U (ja) 1984-06-14
JPS6343281Y2 true JPS6343281Y2 (ja) 1988-11-11

Family

ID=30399208

Family Applications (1)

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JP18459582U Granted JPS5988111U (ja) 1982-12-06 1982-12-06 プレキヤストコンクリ−ト製小梁材取付け構造

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JP (1) JPS5988111U (ja)

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JPS5988111U (ja) 1984-06-14

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