JPH0122011Y2 - - Google Patents

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JPH0122011Y2
JPH0122011Y2 JP8302783U JP8302783U JPH0122011Y2 JP H0122011 Y2 JPH0122011 Y2 JP H0122011Y2 JP 8302783 U JP8302783 U JP 8302783U JP 8302783 U JP8302783 U JP 8302783U JP H0122011 Y2 JPH0122011 Y2 JP H0122011Y2
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JP
Japan
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wall
gusset plate
small
beams
precast concrete
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JP8302783U
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JPS59188205U (ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プレキヤストコンクリート製耐震壁
上部の壁梁に、合成小梁用のプレキヤストコンク
リート製小梁材を取付けるための小梁材取付構造
の改良に関するものである。
この種の小梁材取付構造としては、従来より
種々のものが提案され、また実施されている。
そのうちの代表的な構造のものを第1図及び第
2図に示した概略図を基にして簡単に説明する
と、図中1はプレキヤストコンクリート製耐震壁
で、その上部の壁梁5には、水平面材25を連設
したガセツトプレート26が、その両端のボルト
孔穿設部を壁梁5の巾方向端面から突出した状態
で縦向きに埋め込まれている。他方、プレキヤス
トコンクリート製の小梁材6側にも、その端部の
ボルト孔穿設部を小梁材6の長手方向端面から突
出した状態で、ガセツトプレート27が縦向きに
埋め込まれ、両ガセツトプレート26,27どう
しを、それらのボルト孔に挿通するボルト28と
これに螺合するナツト29とによつて連結するこ
とにより、耐震壁1の壁梁5両側に小梁材6を取
付けるように構成されている。
ところが、上記構成の場合、壁梁5のコンクリ
ートとガセツトプレート26との馴染みが悪く、
ガセツトプレート26の部分において壁梁5が長
手方向で分断された状態になり、壁梁自体の強度
低下を伴うと共に、ガセツトプレート26,27
を介して伝達される小梁材6からのせん断力に対
する耐力も低下する欠点があつた。
しかも、ガセツトプレート26の上縁の高さが
梁の上端主筋によつて制限されているため、小梁
の断面せいが小になつた場合、つまり、間取り等
の関係でスパンが小さくなつており、それ故、長
さ及び上下幅の短かい小梁材6が使用される場
合、そのガセツトプレート33を壁梁5側のガセ
ツトプレート26に連結できなくなることがあ
る。
更に、エレベーターホールや階段の配置その他
の要因で、小梁材6の芯が壁梁5の両側でくい違
う場合、これに対処して小梁材6を取付けること
ができない欠点もあつた。
あるいは、第3図に示すように、ガセツトプレ
ート30を取付けた金具31を、アンカー筋32
を介して壁梁5の巾方向両側に備えさせて、前記
ガセツトプレート30に小梁材6のガセツトプレ
ート33を連結する構成のものも従来にあり、こ
の場合、壁梁5の強度低下がなく、しかも小梁材
6の芯のくい違いにも対処し得る利点を有するも
のの、小梁材6から伝達されるせん断力がアンカ
ー筋32のみにかかるもので、せん断力に対する
強度が低い点で問題があつた。
本考案は、このような従来欠点の除去を目的と
するものであつて、水平の第1面材とこれの一側
に垂下する鉛直の第2面材とから成るガセツトプ
レート取付金具を、前記壁梁に埋設されるアンカ
ー筋を介して壁梁の肩部に設けると共に、前記第
2面材には、前記小梁材のガセツトプレートある
いは当板を介して小梁材のガセツトプレートをボ
ルト連結するためのガセツトプレートを設けた点
に特徴がある。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第4図は小梁材連結部の縦断面図、第5図はそ
の平面図を示し、図において、1はプレキヤスト
コンクリート製の耐震壁で、その上部には、長手
方向に沿う複数本の主筋2と補助筋3、並びにス
ターラツプ4などで補強された壁梁5が一体的に
設けられている。
6は床スラブ7を支持するためのプレキヤスト
コンクリート製小梁材で、所定間隔を置いて立設
された前記耐震壁上部の壁梁5間に取付けられる
ものであり、その内部には、上下の主筋8,9及
びPC鋼棒と上部が突出したループ状のスターラ
ツプ10などが埋め込まれている。
次に、11は前記壁梁5の巾方向両側に前記小
梁材6をボルト連結するための取付構造で、次の
ように構成されている。
即ち、前記耐震壁1の立設状態において水平に
なる第1面材12aとこれの一側に垂下された鉛
直の第2面材12bとから成る略L字形のガセツ
トプレート取付金具12を、前記第1面材12a
に溶接連結したアンカー筋13を介して壁梁5の
両肩部に設けると共に、前記壁梁5を巾方向で貫
通するボルト14とこれに螺合するナツト15,
15とによつて、前記第2面材12b,12bど
うしを結合し、更に、前記第2面材12bの外面
に、その上部を前記第1面材12aよりも上方に
突出させる状態で、かつ、第2面材12bに対し
て直交させる状態で、ボルト孔を穿設したガセツ
トプレート16を縦向きに溶接連結してある。
尚、17は補強板である。
一方、前記小梁材6の長手方向端面に、ポスト
テンシヨンによるプレストレスを小梁材6に導入
するためのPC鋼18に螺着されるナツト19と、
小梁材6に埋設されるアンカー筋20とを介し
て、プレート21を取付けると共に、該プレート
21に直交させる状態でガセツトプレート22を
縦向きに溶接連結し、かつ、該ガセツトプレート
22には、前記壁梁5側のガセツトプレート16
に穿設のボルト孔に合致するボルト孔を形成し、
もつて、前記壁梁5のガセツトプレート16と小
梁材6のガセツトプレート22とを、それらのボ
ルト孔に挿通するボルト23aとナツト23bに
より連結するようにしてある。
尚、前記耐震壁1の作製に際して、前記ガセツ
トプレート16を付設した取付金具12を壁型枠
にセツトし、かつ、該取付金具12の第2面材1
2b,12bと壁型枠とを貫通させる状態でボル
ト14を取付けるも良いが、この場合は、壁型枠
にガセツトプレート16及び補強板17を突出さ
せる加工が必要であり、然るに、ガセツトプレー
ト16及び補強板17を、耐震壁1の作製後に取
付金具12に溶接する形態をとれば、上記の加工
が不要になることは勿論、ガセツトプレート16
の大きさにかかわらず同一の壁型枠を利用し得て
有利である。
さて、上記の小梁材取付構造11,11によれ
ば、第3図に示す従来構造のものと同様に壁梁5
の強度低下がなく、そして小梁材6から伝達され
るせん断力に対しては、前記第1面材12aを介
して壁梁5の上面で、そのせん断力を分散して支
持することができ、即ち、対せん断力に強い連結
構造となり、しかも、第2面材12b,12bど
うしをボルト14とナツト15,15によつて結
合して、第2面材間のコンクリートを拘束してい
るので、該部の圧縮強度を高くすることができ
る。
尚、上記の取付構造において、壁梁両側の小梁
材6,6の芯が少しくい違つている場合は、ボル
ト14の連結位置をずらせば良く、あるいは芯ず
れが大きい場合には、第6図及び第7図に示すよ
うに、前記ボルト14に代えて、これをアンカー
筋24として第2面材12bに備えさせれば良
く、そしてかかる構成において、壁梁5の巾方向
一方の取付構造11のみを採用すれば、建物の妻
側の耐震壁1に対してそれの外方に何物も突出さ
せずに小梁材6を取付けられ、勿論、第4図及び
第5図に示す取付構造11においても、ガセツト
プレート16と補強板17を省略することによつ
て同様の取付けを行なうことができる。
また、前記ガセツトプレート16,22どうし
を、第8図に示すように、当板Aを介して連結す
るも良い。
以上説明したように本考案によれば、壁梁を分
断するようなことなくガセツトプレートを取付け
るものであるから、壁梁の強度を高く維持でき、
しかも、ガセツトプレート取付金具の第1面材
を、壁梁の肩部上面に位置させるものであるか
ら、小梁材から伝達されるせん断力を分散して面
圧の小なる状態で受け止めることができ、而して
せん断力に強い小梁材の取付けを達成できる。
殊に、本考案は上述した構成よりなるため、ガ
セツトプレート取付金具に対するガセツトプレー
ト16の取付け位置や上下幅を梁の上端主筋とは
無関係に設定することが可能である。従つて、小
梁の断面せいが小になつても、つまり、スパンが
小さいため、プレキヤストコンクリート製小梁材
として、上下幅の小さいものを用いた場合でも、
第2面材に対するガセツトプレート16の上下方
向での取付け位置やガセツトプレート16自体の
上下幅を適当に設定するだけで、小梁材の取付け
を行なうことができる。
しかも、ガセツトプレートを壁梁の巾方向両側
において独立性を持たせて配置するものであるか
ら、壁梁両側で小梁材の芯のくい違いにも良好に
対処でき、全体として、ガセツトプレートをアン
カー筋を介して壁梁に備えさせる形態の利点を十
分に生かした構成に加えて、該ガセツトプレート
を壁梁上面で支持させる構成により、小梁材を強
固に壁梁に取付けられるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の取付構造の断面図と
平面図、第3図も従来の別の取付構造の断面図、
第4図以降が本考案に係り、第4図は小梁材連結
部における縦断面図、第5図はその平面図、第6
図は別実施例の縦断面図、第7図はその平面図、
第8図はガセツトプレート連結の別実施例の部分
平面図である。 1……プレキヤストコンクリート製耐震壁、5
……壁梁、6……プレキヤストコンクリート製小
梁材、12……ガセツトプレート取付金具、12
a……第1面材、12b……第2面材、13……
アンカー筋、14……ボルト、15……ナツト、
16……壁梁側のガセツトプレート、22……小
梁材側のガセツトプレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プレキヤストコンクリート製耐震壁の壁梁
    に、合成小梁用のプレキヤストコンクリート製
    小梁材を取付けるためのプレキヤストコンクリ
    ート製小梁材取付構造であつて、水平の第1面
    材とこれの一側に垂下する鉛直の第2面材とか
    ら成るガセツトプレート取付金具を、前記壁梁
    に埋設されるアンカー筋を介して壁梁の肩部に
    設けると共に、前記第2面材の外面には、前記
    小梁材のガセツトプレートあるいは当板を介し
    て小梁材のガセツトプレートをボルト連結する
    ためのガセツトプレートを設けてあることを特
    徴とするプレキヤストコンクリート製小梁材取
    付構造。 前記ガセツトプレート取付金具を壁梁の両肩
    部に設けると共に、該取付金具の第2面材どう
    しを、壁梁を巾方向で貫通するボルトとこれに
    螺合するナツトとによつて結合させてあること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第項に
    記載の小梁材取付構造。
JP8302783U 1983-05-31 1983-05-31 プレキヤストコンクリ−ト製小梁材取付構造 Granted JPS59188205U (ja)

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JP8302783U JPS59188205U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 プレキヤストコンクリ−ト製小梁材取付構造

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JP8302783U JPS59188205U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 プレキヤストコンクリ−ト製小梁材取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS59188205U JPS59188205U (ja) 1984-12-13
JPH0122011Y2 true JPH0122011Y2 (ja) 1989-06-29

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JP8302783U Granted JPS59188205U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 プレキヤストコンクリ−ト製小梁材取付構造

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