JP2836488B2 - 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合部構造及び工法 - Google Patents

鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合部構造及び工法

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JP2836488B2
JP2836488B2 JP6123584A JP12358494A JP2836488B2 JP 2836488 B2 JP2836488 B2 JP 2836488B2 JP 6123584 A JP6123584 A JP 6123584A JP 12358494 A JP12358494 A JP 12358494A JP 2836488 B2 JP2836488 B2 JP 2836488B2
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忠雄 藤原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は柱鉄筋コンクリート
(以下RCと略す)造と梁鉄骨(以下Sと略す)造の建
造物の接合部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、(イ)低層で(ロ)平面的に大
きい(ハ)スパンの長い(ニ)外壁がRC造の建造物に
おいてフラットスラブ構造とかミクスト構造が用いられ
ている。フラットスラブ構造だとスパンが11m位にな
ると不経済で全体計画が困難であり、ミクスト等鉄骨系
のものはコスト高になる。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】上述のように、フラッ
トスラブ構造だとスパンが11m位になると不経済で全
体計画が困難となり、ミクスト等鉄骨系のものはコスト
高になりそれだけ工期も長くかかる。このため発明者等
は特願平5-166646号で外壁RC造、建造物内部は柱がR
C造梁がS造の場合、梁と梁及び柱と梁は溶接を使用し
ないでピン接合とし、地震力に対しては周辺のRC造が
耐震に与かる簡易法を提案している。本発明は更にこれ
らを改良して、従来のブラケット型よりは、溶接箇所が
少なくて、かつ一方向の梁は地震力にたいして剛な構造
の、柱がRC造で梁がS造の建造物の柱と梁の接合部構
造を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】建造物の外壁と柱は全て
RC造とする。建造物内部の梁はS造とする。構造物の
外周部及び内部の柱を鉄骨梁の下部迄コンクリートを打
設する。その後モルタルを敷設し鞍部材を載上しレベル
を調整する。しかる後鞍部材に畳重して大梁を配置し、
当て板部材と鞍部材に大梁をボルト締めして大梁を長手
方向に剛に接合する。該接合部と直角方向にブラケット
を介して小梁をボルトで締結しピン接合を形成する。そ
の後、デッキプレートを敷込みスラブ筋を配筋しスラブ
とパネル部分にコンクリートを打設する構造とする。
【0005】
【実施例】図4に実施例の全体図を示す。周辺壁1と周
辺壁1の中の柱2及びポスト柱3はRC造とする。大梁
4および小梁5はS造として構成する。図5に大梁4と
小梁5の接合部Aを示す。大梁4に取着したブラケット
6に小梁5をボルト締結する。図1にポスト柱3と大梁
4及び小梁5の接合部Bの平面図を示す。図2は該接合
部図1のC−C断面図である。大梁4の下迄柱3の鉛直
部のコンクリートを打設しモルタル11を敷設し、レベ
ルを調節しながら鞍部材9をアンカーボルト10で固定
する。鞍部材9の上に大梁を突き合わせて畳重し、大梁
のフランジに当て板部材12を当接し鞍部材9にボルト
締めしながら、大梁4を長手方向に接合する。該大梁の
接合部に、直交するようにブラケット6を介して小梁5
を取着する。ブラケットは大梁に溶接してもよい。図3
は図1のD−D断面図を示す。
【0006】その後柱の主筋7に沿って閉鎖状フープ筋
8を上から下ろし、デッキプレートを敷込み、スラブ筋
を配筋して水平部のコンクリートを打設する。この際大
梁4のフランジ下部に鞍部材があるので、空間が広くコ
ンクリートの充填性がいい。この柱と梁の接合構造では
小梁はピン接合になっているので、地震力は周囲のRC
造が負担するが、大梁同志は当て板部材12によって、
鞍部材9を介して強固にボルト締めしてあるので剛な接
合とみなされ、大梁方向の地震力には抗力をもつ。
【0007】
【発明の効果】この発明の効果は次の通りである。
【0008】(イ)スパンの長い構造が比較的簡単な架
構で出来る。
【0009】(ロ)梁が鉄骨で建造物の軽量化が図れ
る。
【0010】(ハ)鉄骨梁はボルト接合とブラケットの
隅肉溶接で、突き合わせ溶接がなく簡単である。
【0011】(ニ)梁接合部の鞍部材は、剛接合を形成
すると共に、これにより鉄骨梁下部のコンクリートの充
填性を確保することが出来る。
【0012】(ホ)梁フランジ上面にボルトが柱内を覗
いて出ないのでデッキ敷込みに切欠きが不要である。
【0013】(ヘ)柱に鉄骨が入っていないので、鉄骨
は少なくてよい。
【0014】(ト)鉄骨の接合部が柱部分だけで、従来
のブラケット型の約半分の箇所で接合することになり、
加工時間もボルト取付手間も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のRC柱とS梁の接合部を示す平面図で
ある。
【図2】図1のC−C断面図である。
【図3】図1のD−D断面図である。
【図4】本発明の全体構成を示す図である。
【図5】大梁と小梁のピン接合を示す図である。
【符号の説明】
1・・・RC造の周辺壁、2・・・RC造の周辺柱、3
・・・RC造の柱、4・・・大梁、5・・・小梁、6・
・・ブラケット、7・・・柱の主筋、8・・・閉鎖状フ
ープ筋、9・・・鞍部材、10・・・アンカーボルト、
11・・・モルタル、12・・・当て板部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺壁1と周辺柱2と内部柱3を鉄筋コ
    ンクリート造とし、内部の梁4、5を鉄骨造とした建造
    物において、柱2、3と梁4、5の接合は、前記梁4の
    下部と鉛直部コンクリートとの空間に鞍部材9を配し、
    該鞍部材9の上に梁4を突き合わせ載上し当て板部材1
    2を当接して剛接合を形成し、前記梁4に直交してブラ
    ケット6を介して梁5をボルトでピン接合してなること
    を特徴とする鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合部構
    造。
  2. 【請求項2】 周辺柱2と内部柱3を梁4の下部に、鞍
    部材9が配置出来るだけの空間を保ってコンクリートを
    打設し、該コンクリート上面にモルタル11を敷設して
    鞍部材9を設置しレベル調整し、該鞍部材9の上に梁4
    を突き合わせ配置し、当て板部材12とボルトで締結し
    剛接合を形成し、前記梁4に直交して該梁4とブラケッ
    ト6を介して梁5をボルト締結してピン接合を形成し、
    デッキプレートを敷込み、スラブ筋を配筋し、スラブ、
    パネル部及び柱上部にコンクリートを打設する請求項1
    記載の鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合工法。
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CN104153506B (zh) * 2014-08-27 2016-08-31 中建八局第三建设有限公司 用于重荷载grc幕墙体系与全钢主体结构相连的结构

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