JPH06995B2 - 柱とpc梁との接合工法 - Google Patents

柱とpc梁との接合工法

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JPH06995B2
JPH06995B2 JP21842387A JP21842387A JPH06995B2 JP H06995 B2 JPH06995 B2 JP H06995B2 JP 21842387 A JP21842387 A JP 21842387A JP 21842387 A JP21842387 A JP 21842387A JP H06995 B2 JPH06995 B2 JP H06995B2
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JP21842387A
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雄一郎 小川
宣明 三浦
昌宏 吉村
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Shimizu Construction Co Ltd
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Shimizu Construction Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、接合部材を介して柱とPC梁とを接合する
工法に関するものである。
[従来の技術] 鉄筋コンクリート造の梁のスパンは、普通7〜8m位で
長スパンになると自重が大きくなって不適当となってく
る。その一方で材料の高強度化が進み、それによりスパ
ンをなるべく大きくしようとする傾向がみられる。
またプレストレスの導入により梁を長スパン化する方法
もあるが、在来工法によると、配線、締付け等の現場作
業が多く、定着板などが外壁に出たりするなどの問題が
あった。
そこで梁をPC化して、柱梁接合部で定着し、その部分
にコンクリートを現場打ちすることによって、柱間隔の
長スパン化を図った工法が行われている。
しかしながら、この従来工法では、柱梁接合部が柱面内
に限定され、その狭い柱梁接合部内に太い梁筋が集中す
ることから、梁筋の定着に段差が生じ、またそこに打設
されるコンクリートの施工性が悪いなどの問題を有す
る。
この発明はそのような柱とPC梁との接合に際する問題
点を解決して、鉄筋コンクリート造における長スパン化
を可能となすことができる新たな柱とPC梁との接合工
法を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的によるこの発明の特徴は、梁下までの高さの柱
を現場打ちまたはPC柱により対設し、各柱の柱筋が突
出した頂端の柱梁接合部に、柱幅よりも著しく長い多数
本の鉄筋を、柱幅と同一幅になるように先組みして構成
した接合部材を横に載置固定し、それら接合部材の間に
吊り込んだPC梁を、接合部材の突出端部に梁端から突
出したアンカー筋を定着して接合部材にセットしたの
ち、そこに生じた接合部にコンクリートを打設して、柱
とPC梁とを一体化してなることにある。
[作 用] 上記工法では、柱側面より突出した接合部材の端部に、
PC梁のアンカー筋を定着して接合部材にPC梁をセッ
トするため、従来のように柱梁接合部での鉄筋のジョイ
ントが集中することなく接合部材の端部に分散されて、
鉄筋の込み合いがなくなる。
また柱幅と接合部材の幅の同一化により、柱梁接合部の
型枠に複雑な欠込みを作る必要がなくなると共に、柱梁
接合部が大きく構成されるので、梁の長スパン化による
大きな応力にも、柱梁接合部は充分に耐えるだけの強度
を確保でき、その結果、梁の端部が先に降伏する形とな
り、柱面位置のヒンジゾーンを梁端面位置に追いやるこ
とができる。
[実施例] 図中1,1は所要の柱間隔を空けて対設した一対の柱
で、梁下までの高さに現場打ちされた鉄筋コンクリート
柱またはそこに建込まれたPC柱からなる。
2は接合部材で、柱幅よりも著しく長い(柱幅の2〜7
倍)多数本の鉄筋を、柱幅と同一幅に先組みして構成し
たものからなる。
この接合部材2は、梁との取り合いにより、平面形状を
図示の十字形以外にも、T字形、L字形、I字形に先組
みされ、架溝の形状によっては、それらに若干の角度を
付けたり、突出長さをにさ持たせることができる。
また必要に応じて接合部材2の交差部分を、隅切りまた
き円弧状に形成することも可能である。
3はPC梁で、軽量化を図るために梁幅が柱1の横幅よ
り小さく形成されている。このPC梁3の梁端には、上
記接合部材2の柱側面から突出した端部に定着されるア
ンカー筋3aが突設してある。
なお、PC梁3が長スパンのときには、第6図に示すよ
うに、PCストランド4を用いてプレストレスを導入す
る場合もある。
上記接合部材2を介しての柱1,1とPC梁3との接合
は、まず柱筋1aが突出した各柱1,1の頂端の柱梁接
合部Aに、上記接合部材2,2を横に吊り込んで、接合
部材2,2の中央部を柱上に載置固定する。
次にPC梁3を接合部材2,2の間に吊り込んで、梁端
から突出したアンカー筋3a,3aを接合部材2,2の
端部内に収め、アンカー筋2a,2aにより突出端部に
ジョイントして、接合部材2,2の突出端部にPC梁3
を定着する。これにより上記柱梁接合部Aを含む接合部
Bが梁端面まで生ずる。
接合部材2,2にPC梁3をセットしたら、PC梁3の
接合部分の下側に支柱5を建て、PC型枠あるい鋼製ま
たは木製などによる型枠6を組み、PC梁3を支柱5と
型枠6とで支えて、上記接合部Bにコンクリート7の打
設を行う。この後打ちコンクリートにより柱1,1とP
C梁3は一体化される。
[発明の効果」 上記工法によるこの発明では下記効果を奏する。
・ 柱幅よりも著しく長い多数本の鉄筋を、柱幅と同一
幅になるように先組みして接合部材を構成したので、梁
との取合い(十字形、T字形、L字形、I字形等)によ
り、これまでの柱梁接合部を大きく構成することがで
き、また従来のように柱梁接合部での鉄筋のジョイント
が集中することなく接合部材の端部に分散するので、鉄
筋の込み合いがなくなり、打設コンクリートなどの施工
性も向上する。
・ 柱幅と接合部材の幅の同一化により、柱梁接合部の
型枠に複雑な欠込みを作る必要がなくなると共に、柱梁
接合部が大きく構成されるので、梁の長スパン化による
大きな応力にも、柱梁接合部は充分に耐えるだけの強度
が確保でき、その結果、梁の端部が先に降伏する形とな
り、通常、柱面位置で生ずるヒンジゾーンを梁端面位置
に追いやることができるため、梁の長スパン化が可能と
なる。また材料の高強度化に従い課題となってきている
柱梁接合部の破壊にも対応し得る。
・ 柱と接合部材の固定及びPC梁のセットを溶接、機
械継手等の手段によらずアンカーによるジョイントで行
うことができ、また接合部材、梁等をプレファブ化して
現場に搬入することができるので、工期が著しく短縮さ
れ、建築コストが低減する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係る柱とPC梁との接合工法を略示す
るもので、第1図から第5図は工程を順に示す平面図及
び側面図、第6図はプレストレスを導入したPC梁の側
面図である。 1……柱 1a……柱筋 2……接合部材 2a……アンカー筋 3……PC梁 3a……アンカー筋 4……PCストランド 5……支柱 6……型枠 7……コンクリート A……柱梁接合部 B……接合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】梁下までの高さの柱を現場打ちまたはPC
    柱により対設し、各柱の柱筋が突出した頂端の柱梁接合
    部に、柱幅よりも著しく長い多数本の鉄筋を、柱幅と同
    一幅になるように先組みして構成した接合部材を横に載
    置固定し、それら接合部材の間に吊り込んだPC梁を、
    接合部材の突出端部に梁端から突出したアンカー筋を定
    着して接合部材にセットしたのち、そこに生じた接合部
    にコンクリートを打設して、柱とPC梁とを一体化して
    なることを特徴とする柱とPC梁との接合工法。
JP21842387A 1987-09-01 1987-09-01 柱とpc梁との接合工法 Expired - Lifetime JPH06995B2 (ja)

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JPH0710416B2 (ja) * 1989-12-28 1995-02-08 株式会社中部螺子製作所 斜板式コンプレッサ用半球シューの製造方法
JP2006169837A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Taisei Corp 鉄筋コンクリート造の柱梁接合構造
CN106049675A (zh) * 2016-07-26 2016-10-26 沈阳建筑大学建筑设计研究院 一种预制装配式混凝土叠合梁对接连接构造

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