JP2784449B2 - 鉄骨鉄筋コンクリート基礎 - Google Patents

鉄骨鉄筋コンクリート基礎

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、主としてプレハブ住宅の基礎に用いられ
るコンクリート製の基礎に関するものである。
従来の技術 従来、プレハブ住宅の基礎は、一般にコンクリートが
用いられている。この種のコンクリート基礎は、現場で
基礎コンクリートを打設するものと、予め製作されるプ
レキャストコンクリート製の基礎を現場へ搬入して設置
するものとがある。
発明が解決しようとする課題 上記従来の基礎において、コンクリートの現場打ちに
よるものでは、基礎配筋、型枠の組立て、コンクリート
の打設、コンクリート天端のレベル出しの順序で行なわ
れるが、それらの各工程において熟練が必要であり、多
種・多数の技能職人が必要となる欠点がある。また、基
礎コンクリートと建物躯体との連結は、コンクリートに
予め埋設したアンカーボルトを用いて行なうが、そのア
ンカーボルトの位置精度を出しにくく、躯体取付け前に
そのアンカーボルトの位置を修正するいわゆる台直しが
必要となる場合があり、煩雑な作業が必要で工期も長く
なるという不都合がある。
他方、プレキャストコンクリートを用いる方法では、
上記のような欠点がない半面、重量が非常に大きいこと
から扱いが困難で、かつ高価である。また、1個当たり
の重量を軽量化するため各基礎コンクリートが短尺とな
らざるを得ず、それら基礎コンクリートの接合部の数が
多くなり、その結果として不陸や通りが狂い易いという
不都合がある。
この発明は、これら従来のコンクリート基礎の欠点を
解消することを目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この発明では、フランジ
が上下平行となるようにして配置されたH型鋼の鋼製基
礎梁へ、概略コの字形の多数の縦筋を、その鉄骨のウエ
ブ両側に垂直部が外側となるようにして鉄骨長手方向に
間隔をおいて固着し、かつそれら縦筋間に跨って上下複
数本の横主筋を前記ウエブより離して固着するととも
に、この基礎梁及び縦筋と主筋の周りにコンクリートを
打設したことを特徴とする。
作用 上記この発明によれば、合成の基礎梁を現場へ搬入し
て設置し、各基礎梁を接合するのみであり、特別の熟練
が不要で、かつ、軽量であるため取扱に優れている。ま
た、その鋼性基礎梁を被覆するコンクリートは、基礎全
体の重量を増大させ、かつ基礎梁の錆の発生を防止す
る。加えて、基礎梁に縦筋を固着しかつこの縦筋に長手
方向の横主筋を固着しているので、強度の高い鉄骨鉄筋
コンクリート製の基礎が得られる。
実施例 第2図で示すように、基礎梁(4)は、上下に相対向
する一対のフランジ(5)(6)と、それらフランジ
(5)(6)の中央部間を連結するウエブ(7)とから
なるH型鋼を用いるもので、その上下のフランジ(5)
(6)間には、コの字型に折り曲げられた多数の縦筋
(8)(8)…が、長手方向に適当な間隔をおいて予め
溶接されている。これらの縦筋(8)(8)…は、その
下端の水平部が下側のフランジへ上端の水平部がウエブ
の中程に溶接されて、ウエブ(7)を挟んで、その両側
に対向するようにして取付けられている。更に、各縦筋
(8)のコーナー部の内側に、長手方向に配列された各
縦筋(8)に跨って、やや大径の上下2本の横主筋
(9)(9)が溶接されている。また、同じく上下のフ
ランジ(5)(6)間には、その上端を上部フランジ
(5)の下面に、下端を下部フランジ(6)の上面に溶
接したスチフナープレート(13)が、長手方向に間隔を
置いて溶接されている。ウエブ(7)の端部には、各基
礎梁(4)を相互に接続するための上下4個のボルト穴
(10)が、スチフナープレート(9)には、基礎梁
(4)同士をL字型或いはT字型に接続するためのボル
ト穴(11)が同じく上下に4個形成されている。更に、
上部側のフランジ(5)には、建物の骨組を固定するた
めのアンカーボルト穴(12)(12)…が決められた寸法
位置に形成されている。
第1図は、上記基礎梁(4)を設置してコンクリート
を打設した後の状態を示している。基礎梁(4)は、地
盤を掘削して形成した溝(15)に栗石(16)を設置し、
その上にコンクリートの据え付け台(17)を施工して、
この据え付け台(17)上に設置されている。この基礎梁
(4)の両側にプラスチック段ボール等からなる捨て型
枠(18)を設置し、この捨て型枠(18)内にコンクリー
ト(19)を打設している。この実施例はべた基礎であっ
て、スラブ部分(20)に配筋する横筋(21)を、その先
端を基礎梁(4)のウエブに形成した取り付け穴(22)
に挿入して、同じく先端に螺合したナット(23)で抜け
ないように固定している。各鉄筋(8)(9)(21)は
コンクリート(19)内に完全に埋設されているが、基礎
梁(4)の上端は、コンクリート(19)の上方に突出
し、その上端のフランジ(5)に鉄骨柱(24)の下端の
接合プレート(25)が設置され、前記のボルト穴(12)
に差し込んだボルト(26)で固定されている。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、予め形成された鋼
製の基礎梁を現場へ搬入して接合するものであり、それ
ゆえ、従来の現場打ちコンクリートによって構築する場
合に比較して、特別の熟練を必要とせず、工期も大幅に
短縮ができる利点がある。また、建物の骨組材を取付け
るためのアンカーボルト穴或いはアンカーボルトは、予
め工場で形成できるため精度が非常に向上し、設置後の
台直しのようなものも不要である。この場合、天端のレ
ベル出し等といった煩雑な作業も不要であって、従来の
ものよりも大幅に単純な作業で済むのである。他方、基
礎梁は上下フランジとウエブとからなるH型の鋼材を用
いるものであるから、いわゆるプレキャストコンクリー
トを用いたコンクリート基礎に比べて遥かに重量が軽
く、現場での取り扱い性に優れ、また重量を軽減するた
め短尺化する必要がなく、比較的長尺のものを予め製作
しておけるから、現場での接合個所が少なくなり、それ
だけ不陸が少なくかつ通りの狂いも少ないという効果が
得られる。更に、前述のように、打設したコンクリート
で基礎梁を被覆することにより、この基礎梁の錆を防止
するとともに、基礎全体の重量を増加させ、安定性の高
いものを得ることができ、しかも、この基礎梁に予め取
付らる鉄筋は、コの字型の縦筋と横主筋とからなるもの
であるから、全体が鉄骨鉄筋コンクリートとなりきわめ
て強度の高いものが得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示す基礎の要部の横断面
図、第2図は、鉄筋を固着した基礎梁の要部の斜視図で
ある。 (4)……基礎梁、(5)(6)……フランジ、 (7)……ウエブ、(8)……縦筋、(9)……横主
筋、 (19)……コンクリート。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジが上下平行となるようにして配置
    されたH型鋼の基礎梁へ、概略コの字形の多数の縦筋
    を、その鉄骨のウエブ両側に垂直部が外側となるように
    して基礎梁長手方向に間隔をおいて固着し、かつそれら
    縦筋間に跨って上下複数本の横主筋を前記ウエブより離
    して固着するとともに、この基礎梁及び縦筋と主筋の周
    りにコンクリートを打設したことを特徴とする鉄骨鉄筋
    コンクリート基礎。
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