JPH0434147A

JPH0434147A - プレキヤストコンクリート柱梁の接合構造

Info

Publication number: JPH0434147A
Application number: JP13968490A
Authority: JP
Inventors: Minoru Uetoko; 上床　実; Takeo Seguchi; 瀬口　健夫; Tetsuo Yamada; 哲夫山田; Tatsuo Sato; 龍生佐藤; Koichi Tamura; 幸一田村; Kazuo Ueda; 上田　一男; Yasuhiko Kawai; 川井　泰彦; Haruo Sasaki; 晴夫佐々木
Original assignee: Taisei Corp
Current assignee: Taisei Corp
Priority date: 1990-05-31
Filing date: 1990-05-31
Publication date: 1992-02-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はプレキャストコンクリート柱梁の接合構造に係
るものである。

（従来の技術）従来のｌ？ｃ積層工法においては、鉄筋が交錯している
パネルゾーンに、現場打ち高強度コンクリートを打設し
ている。また半プレキャストコンクリート梁を現場で取
付ける場合、同梁を転倒防止のサポートや受は架台によ
って支持し、鉄筋相互間を接合している。

（発明が解決しようとする課題）前記従来工法によれば鉄筋が交錯しているパネルゾーン
に対して高強度コンクリートを密実に打込むことが容易
でなく、気象条件によって打込みコンクリートの品質に
ばらつきを生じる。またパネルゾーン部分の柱、梁鉄筋
が交錯するため、現場での取付精度はプレキャスト部材
の鉄筋打込み精度に左右され、部材製作に手間がかかり
、現場での取付けが困難である。更に半プレキャスト梁
を現場で取付ける際、前記したように受は架台や転倒防
止のサポートが必要になる。

本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案され
たもので、その目的とする処は、受は台やサポートの仮
設部材を要することなく、施工性が向上され、構造上の
信転性が高いプレキャストコンクリート柱梁の接合構造
を提供する点にある。

（課題を解決するための手段）前記の目的を達成するため、本発明に係るプレキャスト
コンクリート柱梁の接合構造は、プレキャストコンクリ
ート柱における柱梁接合部の外側面に倒Ｔ型部片の垂直
部片を定着するとともに、同倒Ｔ型部片の水平部片に半
プレキャストコンクリート梁の下端筋に溶接された連結
片の梁端面からの突出部を載架、結合して構成されてい
る。

（作用）本発明によればバフルゾーンをプレキャスト化して、プ
レキャストコンクリート柱における同部外側に倒Ｔ型部
片の垂直部片を定着し、同Ｔ型部片の水平部片に半プレ
キャストコンクリート梁の下端筋に溶接された連結片を
載架し、結合することによって、受は台や転倒防止のサ
ポートを不用ならしめ、従来の鉄骨建方同様に柱梁の接
合を可能ならしめ、工期を短縮しうるちのである。

（実施例）以下本発明を図示の実施例について説明する。

第１図及び第２図において（１）は柱頭部がスラブ上部
まで延設されたプレキャストコンクリート柱、（２）は
半プレキャストコンクリート梁で、前記柱（１）の柱梁
接合部外側面に同柱（１）に埋設されたアンカー（３）
を介して倒Ｔ型部片（４）の垂直部片（４ａ）が定着さ
れている。

前記梁（２）の梁下端筋（５）に溶着された逆Ｔ型の連
結材（６）を前記倒Ｔ型部片（４）の水平部片（４ｂ）
に！２束し、ボルト（７）で連結して、同倒Ｔ型部片（
４）を介して前記柱（１）に半プレキャストコンクリー
ト梁（２）を架台や転倒防止サポートを使用することな
く取付けたのち、梁上端筋（８）と前記柱（１）の上部
を横貫して埋設された埋込み梁上端筋（９）とを溶接接
合し、柱梁ジヨイント後打ちコンクリートを打設して前
記柱梁を接合するものである。

図中（１１）は前記柱（１）の柱王筋、（１２）は前記
梁（２）の肋筋である。

第３図は前記実施例を２層１柱タイプの柱に通用した実
施例を示し、図中前記実施例と均等部分には同一符号が
附されている。

第４図は本発明の他の実施例を示し、前記柱（１）の上
部には水平のソース管（１３）が埋設され、同ノース管
（１３）に梁上端筋（８）が挿貫されている。

第５図は２層１柱タイプの前記柱（１）に本実施例を適
用した場合を示す。

図中前記実施例と均等部分には同一符号が附されている
。

第６図は本発明の更に池の実施例を示し、前記柱（＋）
はスラブ上端までプレキャスト化されず、スラブ下端ま
でプレキャスト化され、柱頭上部を横断して前記梁（２
）の上部に亘って梁上端筋（８）が配筋されている。

図中、前記各実施例と均等部分には同一符号が附されて
いる。

（発明の効果）本発明は前記したように、プレキャストコンク’Ｊ　−
ト柱における柱梁接合部外側面に倒Ｔ型部片の垂直部片
を定着するとともに、水平部片に半プレキャストコンク
リート梁の下端筋に溶接された連結片の梁端面の突出部
を載架結合して柱梁を接合するようにしたものであって
、パネルゾーンをプレキャスト化したことによって高強
度のコンクリートをより密実に打込むことができ、強度
のばらつきが小さく、安定した品質を確保しうるように
したものである。

また倒Ｔ型部片と梁下端筋に溶接さた連結材とを介して
前記梁を柱に結合するようにしたことによって、部材の
鉄筋同士を接合する場合のように受台や転倒防止のサポ
ートが必要でなく、従来の鉄骨建方のように柱梁の取付
ができ、工程を簡略化し、工期を縮減しうるちのである
。

更にまた前記柱には梁ブラケットのように飛び出した部
材がなく梁上端筋が配設されるだけであるので、製作も
容易であり、運搬効率もよい。

請求項２の発明は、前記柱の上部に埋込み梁上端筋を横
貫して、前記梁の上端筋突出端部とを溶接することによ
って、梁上端筋と柱との接合が確実に行なわれるように
したものである。

請求項３の発明は、前記柱の上部に水平のシース管を埋
設して、柱梁接合時に前記シース管に梁上端筋を挿貫し
てグラウト材を注入充填することによって、柱の運搬時
、建込時に柱からの突出部をなくし、作業を容易ならし
めたものである。

請求項４の発明は前記柱をスラブ上端部まで延設するこ
となくスラブ下端部までプレキャスト化し、柱頭部と梁
頂部との間に梁上端筋を通し配筋とし、配筋作業を簡略
化したものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るプレキャストコンクリート柱梁の
接合部構造の一実施例を示す縦断面図、第２図は第１図
の矢視■−■図、第３図は前記実施例の通用される２層
１柱タイプの柱の正面図、第４図は本発明に係るプレキ
ャストコンクリート柱梁接合部の他の実施例を示す縦断
面図、第５図は前記実施例の適用される２層１柱タイプ
の柱の正面図、第６図は本発明に係るプレキャストコン
クリート柱梁の接合部の更に他の実施例を示す縦断面図
である。（１）・・・プレキャストコンクリート柱、（２）・・
・半プレキャストコンクリート梁、（３）・・・アンカ
ー　　　　　（４）・・・倒Ｔ型部片、（４ａ）・・・
垂直部片、　　　（４ｂ）・・・水平部片、（５）・・
・梁下端筋、　　　　（６）・・・連結材、（７）・・
・ボルト。代理人　弁理士　岡　本　重　文外１名第２図

Claims

【特許請求の範囲】１、プレキャストコンクリート柱における柱梁接合部の
外側面に倒Ｔ型部片の垂直部片を定着するとともに、同
倒Ｔ型部片の水平部片に半プレキャストコンクリート梁
の下端筋に溶接された連結片の梁端面からの突出部を載
架、結合してなることを特徴とするプレキャストコンク
リート柱梁の接合構造。２、前記柱の上部に横貫された埋込み梁上端筋と、前記
梁の上端筋突出端部とを溶接してなる請求項１記載のプ
レキャストコンクリート柱梁の接合構造。３、前記柱の上部に埋設された水平のシース管に、前記
梁の上端筋を挿貫してグラウト材を注入充填してなる請
求項１記載のプレキャストコンクリート柱梁の接合構造
。４、前記柱をスラブ上端までプレキャスト化することな
くスラブ下端までプレキャスト化し、同柱の頂部と、前
記梁の頂部との間に亘って梁上端筋を挿通した請求項１
記載のプレキャストコンクリート柱梁の接合構造。