JPH0748874Y2 - 足場の壁つなぎ装置 - Google Patents
足場の壁つなぎ装置Info
- Publication number
- JPH0748874Y2 JPH0748874Y2 JP1991072250U JP7225091U JPH0748874Y2 JP H0748874 Y2 JPH0748874 Y2 JP H0748874Y2 JP 1991072250 U JP1991072250 U JP 1991072250U JP 7225091 U JP7225091 U JP 7225091U JP H0748874 Y2 JPH0748874 Y2 JP H0748874Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- scaffold
- nut
- connector
- pillar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、住宅等の建物の構築
に際して、建物の外側に組立てられる足場の壁つなぎ装
置に関するものである。
に際して、建物の外側に組立てられる足場の壁つなぎ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すように、住宅等の建物
10において、その外周にパイプ等で構成される足場1
3を組む場合、足場13から突っ張り部材12を突出さ
せ、その先端を建物10の外壁11に押当てることによ
って、足場13の安定を図っている。
10において、その外周にパイプ等で構成される足場1
3を組む場合、足場13から突っ張り部材12を突出さ
せ、その先端を建物10の外壁11に押当てることによ
って、足場13の安定を図っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】集合住宅のような密集
地等に構築される建物では、周辺への騒音や塵埃の飛散
防止等のために、足場に養生用シートを被せて工事する
ことが多い。このような場合、養生用シートには相当大
きな風圧が作用することになり、足場13を前記突っ張
り部材12により突張り支持するだけでは、大きな風圧
に耐え切れず、足場13のガタ付きや崩壊といった不測
の事態を招く恐れがある。そのため、突っ張り部材12
を建物10の外壁につなぐことが要望されるが、パネル
工法の住宅等では、外壁パネルを建込んだ後では、外壁
につなぐ箇所を得ることが難しい。そのため、やむなく
不安定なままで足場13を使用している。
地等に構築される建物では、周辺への騒音や塵埃の飛散
防止等のために、足場に養生用シートを被せて工事する
ことが多い。このような場合、養生用シートには相当大
きな風圧が作用することになり、足場13を前記突っ張
り部材12により突張り支持するだけでは、大きな風圧
に耐え切れず、足場13のガタ付きや崩壊といった不測
の事態を招く恐れがある。そのため、突っ張り部材12
を建物10の外壁につなぐことが要望されるが、パネル
工法の住宅等では、外壁パネルを建込んだ後では、外壁
につなぐ箇所を得ることが難しい。そのため、やむなく
不安定なままで足場13を使用している。
【0004】この考案の目的は、足場を外壁に堅固につ
なぐことができ、かつ接合作業が容易に行える足場の壁
つなぎ装置を提供することである。
なぐことができ、かつ接合作業が容易に行える足場の壁
つなぎ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の足場の壁つな
ぎ装置は、隣合う外壁パネル間に配置されて両外壁パネ
ルを接合する柱コネクタに、外壁パネルの外装面材の隙
間に位置する取付孔を設け、この取付孔に壁つなぎ接続
金物を固定したものである。柱コネクタは内向き溝形の
ものである。壁つなぎ接続金物は、前記柱コネクタの取
付孔に挿通される雄ねじ部を一端に有し、他端に足場の
壁つなぎ材と接続される接続部を有するものであり、前
記雄ねじ部に螺着したナットにより、柱コネクタに固定
される。前記ナットと柱コネクタのウェブ内面との間に
は座金を介在させ、前記ナットはこの座金に溶接された
ものとする。前記座金は、柱コネクタのフランジに当た
ってそれ以上の回転が不能な形状のものとする。
ぎ装置は、隣合う外壁パネル間に配置されて両外壁パネ
ルを接合する柱コネクタに、外壁パネルの外装面材の隙
間に位置する取付孔を設け、この取付孔に壁つなぎ接続
金物を固定したものである。柱コネクタは内向き溝形の
ものである。壁つなぎ接続金物は、前記柱コネクタの取
付孔に挿通される雄ねじ部を一端に有し、他端に足場の
壁つなぎ材と接続される接続部を有するものであり、前
記雄ねじ部に螺着したナットにより、柱コネクタに固定
される。前記ナットと柱コネクタのウェブ内面との間に
は座金を介在させ、前記ナットはこの座金に溶接された
ものとする。前記座金は、柱コネクタのフランジに当た
ってそれ以上の回転が不能な形状のものとする。
【0006】
【作用】上記構成によると、壁つなぎ接続金物の一端の
雄ねじ部を、隣合う外壁パネルの外装面材の隙間に位置
する取付孔に挿通させ、柱コネクタにナットを介して固
定する。このように柱コネクタに壁つなぎ接続金物を固
定し、この金物に足場の壁つなぎ材を接続することによ
り、足場を堅固に支持することができ、足場に作用する
風圧荷重等にも十分に耐応させることができる。前記雄
ねじ部のねじ込み時のナットの共廻りは座金が柱コネク
タの内面に当たることで防止される。
雄ねじ部を、隣合う外壁パネルの外装面材の隙間に位置
する取付孔に挿通させ、柱コネクタにナットを介して固
定する。このように柱コネクタに壁つなぎ接続金物を固
定し、この金物に足場の壁つなぎ材を接続することによ
り、足場を堅固に支持することができ、足場に作用する
風圧荷重等にも十分に耐応させることができる。前記雄
ねじ部のねじ込み時のナットの共廻りは座金が柱コネク
タの内面に当たることで防止される。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例を図1ないし図4に基づ
いて説明する。図1において、隣合う外壁パネル11,
11は、建物の鉄骨となる柱コネクタ1の両側に配置さ
れ、柱コネクタ1に接合されている。各外壁パネル11
は、パネルフレームに外装面材11aを張ったものであ
り、両外壁パネル11の外装面材11aは柱コネクタ1
の外面まで延出している。柱コネクタ1は溝形鋼からな
り、前記外装面材11a,11a間の隙間に位置する取
付孔2をウエブ部1aに形成してある。壁つなぎ接続金
物5は、柱コネクタ1の取付孔2に挿通される雄ねじ部
3と、六角柱状の異形ナット4とを同軸状に一体に接合
して構成されている。
いて説明する。図1において、隣合う外壁パネル11,
11は、建物の鉄骨となる柱コネクタ1の両側に配置さ
れ、柱コネクタ1に接合されている。各外壁パネル11
は、パネルフレームに外装面材11aを張ったものであ
り、両外壁パネル11の外装面材11aは柱コネクタ1
の外面まで延出している。柱コネクタ1は溝形鋼からな
り、前記外装面材11a,11a間の隙間に位置する取
付孔2をウエブ部1aに形成してある。壁つなぎ接続金
物5は、柱コネクタ1の取付孔2に挿通される雄ねじ部
3と、六角柱状の異形ナット4とを同軸状に一体に接合
して構成されている。
【0008】前記壁つなぎ接続金物5の異形ナット4に
は、図2に示すように、足場側の壁つなぎ材6の一端に
設けられた雄ねじ部6aが螺合する接続部として、雌ね
じ部4aが形成されている。また、柱コネクタ1のウエ
ブ部1aの内側には、壁つなぎ接続金物5の雄ねじ部3
が螺着するナット7を溶接した座金8が嵌合されてい
る。この座金8は、図3に示すように矩形状に形成し、
その対角線長さを柱コネクタ1の両フランジ1b間の幅
よりも広くすることにより、壁つなぎ接続金物5のねじ
込み時に共廻りすることを防止してある。
は、図2に示すように、足場側の壁つなぎ材6の一端に
設けられた雄ねじ部6aが螺合する接続部として、雌ね
じ部4aが形成されている。また、柱コネクタ1のウエ
ブ部1aの内側には、壁つなぎ接続金物5の雄ねじ部3
が螺着するナット7を溶接した座金8が嵌合されてい
る。この座金8は、図3に示すように矩形状に形成し、
その対角線長さを柱コネクタ1の両フランジ1b間の幅
よりも広くすることにより、壁つなぎ接続金物5のねじ
込み時に共廻りすることを防止してある。
【0009】上記構成の足場の壁つなぎ装置によると、
壁つなぎ接続金物5の雄ねじ部3を、隣合う外壁パネル
11,11の外装面材11a,11a間の隙間から取付
孔2を通じて柱コネクタ1の内側に突出させ、かつ、こ
れにナット7を螺着することにより、壁つなぎ接続金物
5を柱コネクタ1に固定する。このように固定された壁
つなぎ接続金物5の雌ねじ部4aに、図4に示すよう
に、足場13から延設した壁つなぎ材6の雄ねじ部6a
を螺合させる。このように、壁つなぎ材6および壁つな
ぎ接続金物5を介して足場13を柱コネクタ1に接続す
ることにより、足場13を堅固に支持することができ
る。
壁つなぎ接続金物5の雄ねじ部3を、隣合う外壁パネル
11,11の外装面材11a,11a間の隙間から取付
孔2を通じて柱コネクタ1の内側に突出させ、かつ、こ
れにナット7を螺着することにより、壁つなぎ接続金物
5を柱コネクタ1に固定する。このように固定された壁
つなぎ接続金物5の雌ねじ部4aに、図4に示すよう
に、足場13から延設した壁つなぎ材6の雄ねじ部6a
を螺合させる。このように、壁つなぎ材6および壁つな
ぎ接続金物5を介して足場13を柱コネクタ1に接続す
ることにより、足場13を堅固に支持することができ
る。
【0010】図5および図6は、この考案の他の実施例
を示し、前記矩形状の座金に代えて、アングル状の座金
8Aを使用している。このアングル状座金8Aは、その
一片にナット7を溶接したものであり、他片が柱コネク
タ1のフランジ部1bに接することにより廻り止めされ
る。
を示し、前記矩形状の座金に代えて、アングル状の座金
8Aを使用している。このアングル状座金8Aは、その
一片にナット7を溶接したものであり、他片が柱コネク
タ1のフランジ部1bに接することにより廻り止めされ
る。
【0011】図7は、この考案のもう1つの実施例を示
す。この例は、図5の実施例で示したアングル状座金8
Aのナット7の溶接面と反対側に、別のナット9を介在
させるようにしたものである。
す。この例は、図5の実施例で示したアングル状座金8
Aのナット7の溶接面と反対側に、別のナット9を介在
させるようにしたものである。
【0012】
【考案の効果】この考案の足場の壁つなぎ装置は、隣合
う外壁パネルの外装面材間の隙間から挿入されて柱コネ
クタにナット固定される壁つなぎ接続金物を設け、この
壁つなぎ接続金物に足場の壁つなぎを接合するようにし
たため、建物の骨組みを構成する柱コネクタで足場を支
持することができ、堅固な支持が行える。そのため、養
生シートを設けた場合の風圧荷重に対しても充分な支持
が行える。しかも、外壁の建て込み後においても前記の
足場支持が行える。また、施工に際しては、主にねじ込
み操作で行われるため、施工を容易に、かつ迅速に行な
うことができる。ねじ込み時のナットの共廻りはナット
に溶接された座金が柱コネクタのフランジに当たること
で防止され、一層作業が容易になる。
う外壁パネルの外装面材間の隙間から挿入されて柱コネ
クタにナット固定される壁つなぎ接続金物を設け、この
壁つなぎ接続金物に足場の壁つなぎを接合するようにし
たため、建物の骨組みを構成する柱コネクタで足場を支
持することができ、堅固な支持が行える。そのため、養
生シートを設けた場合の風圧荷重に対しても充分な支持
が行える。しかも、外壁の建て込み後においても前記の
足場支持が行える。また、施工に際しては、主にねじ込
み操作で行われるため、施工を容易に、かつ迅速に行な
うことができる。ねじ込み時のナットの共廻りはナット
に溶接された座金が柱コネクタのフランジに当たること
で防止され、一層作業が容易になる。
【図1】この考案の一実施例を示す要部の横断平面図で
ある。
ある。
【図2】要部の分解斜視図である。
【図3】同実施例における柱コネクタの背面図である。
【図4】足場の組立て設置状態を示す概略図である。
【図5】この考案の他の実施例を示す要部の横断平面図
である。
である。
【図6】同実施例の柱コネクタの背面図である。
【図7】この考案のもう1つの実施例を示す要部の横断
平面図である。
平面図である。
【図8】従来の足場の支持状態を示す概略図である。
1…柱コネクタ、2…取付孔、3…雄ねじ部、4…異形
ナット、4a…雌ねじ部(接続部)、5…壁つなぎ接続
金物、6…壁つなぎ材、7…ナット、11…外壁パネ
ル、11a…外装面材、13…足場
ナット、4a…雌ねじ部(接続部)、5…壁つなぎ接続
金物、6…壁つなぎ材、7…ナット、11…外壁パネ
ル、11a…外装面材、13…足場
Claims (1)
- 【請求項1】 隣合う外壁パネル間に配置されて両外壁
パネルを接合する内向き溝形の柱コネクタを設け、この
柱コネクタのウェブに、外壁パネルの外装面材の隙間に
位置する取付孔を設け、この取付孔に挿通される雄ねじ
部を一端に有し、他端に足場の壁つなぎ材と接続される
接続部を有する壁つなぎ接続金物を設け、この壁つなぎ
接続金物を、前記雄ねじ部に螺着したナットにより前記
柱コネクタに固定し、前記ナットと柱コネクタのウェブ
内面との間に座金を介在させ、前記ナットはこの座金に
溶接されたものとし、かつ前記座金は前記柱コネクタの
フランジに当たってそれ以上の回転が不能な形状のもの
とした足場の壁つなぎ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991072250U JPH0748874Y2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 足場の壁つなぎ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991072250U JPH0748874Y2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 足場の壁つなぎ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0516982U JPH0516982U (ja) | 1993-03-02 |
| JPH0748874Y2 true JPH0748874Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=13483866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991072250U Expired - Lifetime JPH0748874Y2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 足場の壁つなぎ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748874Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102722251B1 (ko) * | 2019-08-12 | 2024-10-25 | 한화오션 주식회사 | 멤브레인 화물창 발판 베이스 구조 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4279901A (en) * | 1979-12-31 | 1981-07-21 | American Cyanamid Company | Topical ointment |
| JPS5811051U (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-24 | ナショナル住宅産業株式会社 | 足場ひかえ装置 |
| JPH03140563A (ja) * | 1989-10-24 | 1991-06-14 | Natl House Ind Co Ltd | 足場補強材の取付可能な外壁構造 |
-
1991
- 1991-08-13 JP JP1991072250U patent/JPH0748874Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0516982U (ja) | 1993-03-02 |
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