JPH0633283B2 - セフアロスポリン誘導体、その製法及びこの化合物を含む抗菌性医薬組成物 - Google Patents

セフアロスポリン誘導体、その製法及びこの化合物を含む抗菌性医薬組成物

Info

Publication number
JPH0633283B2
JPH0633283B2 JP59113221A JP11322184A JPH0633283B2 JP H0633283 B2 JPH0633283 B2 JP H0633283B2 JP 59113221 A JP59113221 A JP 59113221A JP 11322184 A JP11322184 A JP 11322184A JP H0633283 B2 JPH0633283 B2 JP H0633283B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
alkyl
ring
phenyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59113221A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6045584A (ja
Inventor
フレデリク・ヘンリ・ユング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AstraZeneca SAS
Original Assignee
ICI Pharma SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ICI Pharma SA filed Critical ICI Pharma SA
Publication of JPS6045584A publication Critical patent/JPS6045584A/ja
Publication of JPH0633283B2 publication Critical patent/JPH0633283B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D501/00Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • C07D501/14Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7
    • C07D501/16Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7 with a double bond between positions 2 and 3
    • C07D501/207-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids
    • C07D501/577-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids with a further substituent in position 7, e.g. cephamycines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D505/00Heterocyclic compounds containing 5-oxa-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. oxacephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Cephalosporin Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は抗菌作用を有するセフアロスポリン誘導体に関
する。 従来の技術水準 数年にわたり、セフアロスポリン化学では、3位での変
更に多くの努力がなされている。この核のこの位置に導
入された無数の化学タイプのうち、10年以上も前に報
告されたものは、ピリジニオチオメチル基である〔ノム
ラ(No-mura)等によるJ.Med.chem.(1974年)17
1312〜1315頁参照〕。この基は7位に他のアシ
ルアミノ基を有するセフアロスポリン内に引続き導入さ
れ(米国特許第1604724号、英国特許出願第20
36738A号及び同第2046261A号及び欧州特
許公開第0088853号明細書参照)、その既念は、
最近では4級基が開放鎖構造上に配置されている硫黄結
合化合物までも及んでいる(欧州特許公開第09929
7号明細書参照)。このピリジニオチオメチル基は、3
−アセトキシメチルセフアロスポリン誘導体とピリジネ
チオン誘導体との反応により容易に導入することができ
る。 前記に相当する硫黄が窒素で代えられているセフアロス
ポリン誘導体は、未知である。これは、部分的に、前記
に相当する置換反応は、通常の条件下における類似の窒
素試薬の低い親核性の故に達成困難である事実に基づ
く。 しかしながら、窒素類縁体は、3−アミノメチルセフア
ロスポリン誘導体と適当なクロルピリジンとの反応によ
つて容易に製造される。実際に、7−(ピリジニオアミ
ノ)セフアロスポリン誘導体を製造するためのセフアロ
スポリン化学における類似反応法は公知である(欧州特
許公開第0018595号明細書参照)。しかしなが
ら、所望の出発物質3−アミノメチルセフアロスポリン
誘導体が1967年以来公知であつた(英国特許第11
55493号明細書参照)にもかかわらず、前記の化合
物の窒素類縁体は、従来製造されていなかつた。 発明が解決しようとする問題点 ところで、標準の7−位置換分を有し、3位に基CH2−N
H−R(ここでRは例えば4級化されたピリジン基であ
つてよい)を有するセフアロスポリン誘導体は広い作用
スペクトルを有する抗菌剤であることが判明し、ここに
本発明の目的がある。 問題を解決するための手段 本発明によれば、 式(I): 〔式中Xは硫黄素子、酸素原子、メチレン基又はスルフ
イニル基(R又はS配置)を表わし、 −Rは式(IV): (式中R11は、2−アミノチアゾール−4−イル基又は
2−アミノオキサゾール−4−イル基を表わし、それぞ
れ弗素原子、塩素原子又は臭素原子によつて5−位で任
意に置換されていてもよく、又はR11は5−アミノイソ
チアゾール−3−イル基、5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル基、3−アミノピラゾール−5
−イル基、3−アミノピラゾール−4−イル基、2−ア
ミノピリミジニ−5−イル基、2−アミノピリジ−6−
イル基、4−アミノピリミジニ−2−イル基、2−アミ
ノ−1,3,4−チアジアゾール−5−イル基又は5−
アミノ−1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−
イル基を表わし、R12は水素原子、(C1〜6)アルキ
ル基、(C3〜8)シクロアルキル基、(C1〜3)ア
ルキル基(C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6
シクロアルキル(C1〜3)アルキル基、(C3〜6
アルケニル基、(C5〜8)シクロアルケニル基、(C
3〜6)アルキニル基、(C2〜5)アルキルカルバモ
イル基、フェニルカルバモイル基、ベンジルカルバモイ
ル基、トリフェニルメチル基、(C1〜3)ハロアルキ
ル基、(C2〜6)ヒドロキシアルキル基、
(C1〜4)アルコキシ(C2〜4)アルキル基、(C
1〜4)アルキルチオ(C2〜4)アルキル基、(C
1〜4)アルカンスルフイニル(C1〜4)アルキル
基、(C1〜4)アルカンスルホニル(C1〜4)アル
キル基、(C2〜6)アミノアルキル基、(C1〜4
アルキルアミノ(C2〜6)アルキル基、(C2〜8
ジアルキルアミノ(C2〜6)アルキル基、
(C1〜5)シアノアルキル基、(C1〜4)アジドア
ルキル基、(C2〜5)ウレイドアルキル基、3−アミ
ノ−3−カルボキシプロピル基、2−(アミジノチオ)
エチル基、2−(N−アミノアミジノチオ)エチル基、
テトラヒドロピラニ−2−イル基、チエタニ−3−イル
基又は2−オキソテトラヒドロフラニ−3−イル基を表
わすか、又は−R12は式:−(CH−R13を表わ
し、式中nは1〜4であり、R13はピペリジノ基、ピロ
リジノ基、モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチル
ピペラジノ基を表わし、R13の各々は(C1〜4)アル
キル基、フエニル基又はベンジル基によつて任意に置換
されていてもよく、 又は−R12は式:−(CH−W−R14を表わし、
式中mは0〜3であり、Wは硫黄原子又は直接結合を表
わし、R14はフエニル基又はピリジニオ(C1〜4)ア
ルキレン基を表わすか又はR14はピリジル基、イミダゾ
リル基、1,3,4−チアジアゾリル基、テトラゾリル
基、1−(C1〜4)アルキルテトラゾリル基、チアゾ
リル基、イソチアゾリル基又はイソオキサゾリル基を表
わし、Wとの結合は炭素原子又は電荷を有さない窒素原
子を介しており、R14の各々は任意に(C1〜4)アル
キル基、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、カル
バモイル基、ニトロ基、(C2〜5)アルコキシカルボ
ニル基、シアノ基及びスルホ基から選択された1個又は
2個の基によつて可能な位置で置換されていてもよい
か、 又は−R12は式:−(CH−CO−R15を表わ
し、式中nは1〜4であり、R15は(C1〜4)アルキ
ル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−COR16又は−(CH−OC
O−R16を表わし、式中nは1〜4であり、R16は水素
原子、(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)ハロアル
キル基、フエニル基又はベンジル基を表わすか、又は−
12は式:−G−CH−R17を表わし、式中Gはカル
ボニル基又は直接結合を表わし、R17はフタルイミド基
を表わすか、 又は−R12は式: を表わし、式中R18、R19及びR20は(C1〜4)アル
キル基を表わすか、又はR18は(C1〜4)アルキル基
を表わし、R19及びR20は結合して(C3〜6)炭素環
式環を形成するか、又はR18、R19及びR20は結合し
て、1−アゾニア−4−アザビシクロ〔2,2,2〕オ
クタン又は1−アゾニア−3,5,7−トリアザトリシ
クロ〔3,3,1,13,7〕デカンを形成するか、 又は−R12は式(X): を表わし、式中pは1又は2であり、R21及びR22は水
素原子又は(C1〜4)アルキル基を表わし、 又は−R12は式:−P(O)R2324を表わし、式中R
23はヒドロキシ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
2〜8)ジアルキルアミノ基、フエノキシ基、フエニル
アミノ基又はR13につき上記したものの1つを表わし、
24は(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキ
シ基、(C2〜8)ジアルキルアミノ基、フエノキシ
基、フエニルアミノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、
モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
基を表わすか、 又は−R12は式:−CH2P(O)R2526を表わし、式中
25及びR26はヒドロキシ基又は(C1〜4)アルコキ
シ基を表わすか、 又は−R12は式:−CH(SR27)COOR28を表わし、式中R
27は(C1〜4)アルキル基を表わし、R28は水素原子
又は(C1〜6)アルキル基を表わすか、 又は−R12は式(XI): を表わし、式中mは0〜3であり、R29は水素原子、
(C1〜3)アルキル基又はメチルチオ基を表わし、R
30は水素原子、(C1〜3)アルキル基、(C3〜7
シクロアルキル基、シアノ基、カルボキシ基、(C
2〜5)カルボキシアルキル基又はメタンスルホニルア
ミノ基又は、任意にアミノ基又はヒドロキシ基によつて
置換されていてもよいフエニル基を表わすか、又はR29
及びR30は一緒に結合してこれらが結合している炭素原
子と共に(C3〜7)炭素環式環を形成し、R31はヒド
ロキシ基、アミノ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
1〜4)アルキルアミノ基、フエニルアミノ基又は前記
した式R13の基又は式NHOR32の基を表わし、R32は水素
原子、(C1〜4)アルキル基、フエニル基又はベンジ
ル基を表わし、R12がフエニル基を含みかつ他に記載し
ないかぎり、フエニル基はハロゲン原子、ヒドロキシ
基、アミノ基、カルボキシ基、ニトロ基、カルバモイル
基、シアノ基及びアミノメチル基から選択される1個又
は2個の基によつて任意に置換されていてよい)を表わ
し、 R2は水素原子又はメトキシ基を表わし、 R3はカルボキシ基又はその生分解可能のエステルを表
わし、 R4は式(XII)、(XIII)又は(XIV): 又はその互変異性形を表わし、式(XII)、(XIII)又
は(XIV)の基は正の電荷を有していてもよいか、又は
この種の電荷を有する任意の脱プロトン化されていても
よい形であつてもよく、 R32は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フエニル
基、ナフチル基又は−(CH2q−COOR41を表わし、qは
1〜6であり、R41は水素原子又は(C1〜6)アルキ
ル基を表わし、 R33及びR34は水素原子、(C1〜6)アルキル基、ヒ
ドロキシ基、シアノ基、フエニル基、ナフチル基、フエ
ニル(C1〜6)アルキル基、ヘテロアリール基及び−
(CH2q−COOR41から選択され、qは及びR41は前記の
ものを表わすか、 又はR33及びR34は一緒に結合して、これらが結合して
いる窒素原子と共にピロリジン環、ピペリジン環、モル
ホリン環又はヘキサヒドロアゼピン環を形成し、これら
の環はベンゼン環に任意に融合していてよく、 又はR32及びR33は一緒に結合してこれらが結合してい
る炭素原子及び窒素原子と共に5員又は6員の飽和環を
形成し、これにベンゼン環が任意に融合していてもよ
く、 R35及びR37は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
エニル(C1〜6)アルキル基及び−(CH2q−COOR41
から選択され、qは1〜6であり、R41は水素原子又は
(C1〜6)アルキル基を表わし、R36及びR38は水素
原子、(C1〜6)アルキル基、フエニル基、ナフチル
基及びフエニル(C1〜6)アルキル基から選択され、 又はR36及びR37は炭素鎖として結合して、これらが結
合している窒素−炭素−窒素鎖と共に飽和又は部分不飽
和の5員又は6員環を形成し、これにベンゼン環が任意
に融合していてもよく、環Yはピリジン環、ピリミジン
環、オキサゾール環、チアゾール環、イソキサゾール
環、イソチアゾール環又はイミダゾール環を表わし、可
能な場合にはその各々にベンゼン環、シクロペンタン環
又はシクロヘキサン環が任意に融合していてよく、 R39は水素原子、アミノ基、(C1〜6)アルキル基、
(C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)アルケニ
ル基、(C2〜8)アルコキシアルキル基、−(CH2q
−COOR41、−(CH2q−CONH2、−(CH2q−S(O)S
−R42又は−(CH2q−NHCO−R42を表わし、qは1〜
6であり、R41は水素原子又は(C1〜6)アルキル基
を表わし、sは0.1又は2であり、R42は(C1〜6
アルキル基又は(C1〜6)アルコキシを表わすか、又
はR39は(C3〜8)アルカノイルメチル基、ベンゾイ
ルメチル基、(C1〜6)1級ヒドロキシアルキル基、
(C1〜6)1級アミノアルキル基、(C1〜4)アル
キルアミノ(C1〜6)アルキル基、ジ(C1〜4)ア
ルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、(C1〜6)ア
ルコキシ基、(C1〜6)アルキルアミノ基、フエニル
(C1〜6)アルキル基、フエニル(C1〜6)アルコ
キシ基、(C1〜4)アルコキシ(C1〜4)アルキル
基、(C1〜4)アルコキシ(C2〜4)アルコキシ
(C1〜4)アルキル基、又は式:(CH2n−N=CR43
NR4445又は(CH2nC(NR43)NR4445(又はその互
変異性体)を表わし、 nは1〜4であり、R43、R44及びR45は同一又は異な
つていてよく、それぞれ水素原子又は(C1〜4)アル
キル基を表わし、 R40は水素原子又は、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ
基、(C1〜6)アルキル基、カルボキシ基、(C
2〜6)アルコキシカルボニル基、(C1〜6)アルコ
キシ基、シアノ基、カルバモイル基、(C1〜6)ハロ
アルキル基、(C1〜6)アジドアルキル基、(C
1〜6)アミノアルキル基、(C2〜4)アミノアルキ
ルチオ(C1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノ
イルアミノ基、(C2〜6)アルカノイルアミノ(C
1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノイルオキシ
(C1〜4)アルキル基、ベンジル基、ベンジルオキシ
基及びヘテロアリールチオ基から選択された1個又は2
個の置換基を表わし、 R33、R34、R35、R36、R37、R38、R39又はR40
独立しているか又はフエニル基又はナフチル基を含む場
合、フエニル基又はナフチル基は、任意にハロゲン原
子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ
基、カルバモイル基、(C1〜6)アルキル基、(C
1〜6)アルコキシ基及び(C2〜6)アルコキシカル
バモイル基から選択された1個又は2個の基によつて置
換されていてもよく、R33又はR34がヘテロアリール基
を表わすか又はR40がヘテロアリールチオ基を表わす場
合、ヘテロアリール環は酸素原子、窒素原子及び硫黄原
子から選択された1個、2個又は3個のヘテロ原子を含
む5員又は6員環を表わす〕で示されるセフアロスポリ
ン誘導体、及び式Iの化合物が正の電荷を有さない場合
にはその薬学的に認容性の酸付加塩及び式Iの化合物が
カルボキシ基を有する場合にはその薬学的に認容性の塩
基付加塩が得られる。 前記式(I)及び明細書中で、説明されているセフ−3
−エムの立体化学は、絶対配置である。式(VIII)、
(IX)、(XII)及び(XIII)中の二重結合が特定の位
置に挿入されていても、特定の場合には、他の互変異性
形が可能であり、これらの他の形も本発明の範囲内に包
含される。 R12の特に有用なものは、水素、メチル、エチル、イソ
プロピル、t−ブチル、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロプ
ロピル、メチルシクロブチル、メチルシクロペンチル、
メチルシクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロ
ブチルメチル、シクロペンチルメチル、アリル、シクロ
ペンテニル、シクロヘキセニル、プロパルギル、メチル
カルバモイル、エチルカルバモイル、フエニルカルバモ
イル、ベンジルカルバモイル、トリフエニルメチル、2
−クロルエチル、2−ブロムエチル、2−ヒドロキシエ
チル、3−ヒドロキシプロピル、2−メトキシエチル、
2−エトキシエチル、2−メチルチオエチル、2−メタ
ンスルフイニルエチル、2−メタンスルホニルエチル、
2−アミノエチル、3−アミノプロピル、2−メチルア
ミノエチル、2−ジメチルアミノエチル、シアノメチ
ル、2−シアノエチル、アジドメチル、2−アジドエチ
ル、3−アミノ−3−カルボキシプロピル、2−(アミ
ジノ)エチル、2−(N−アミノアミジノ)エチル、テ
トラヒドロピラン−2−イル、チエタン−3−イル又は
2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル又は式:−
(CH2n−R13(ここでnは1〜4であり、R13はピペ
リジノ、ピロリジノ、モルホリノ、ピペラジノ又はN−
メチルピペラジノであり、R13の各々は、任意にメチ
ル、フエニル又はベンジルにより置換されていてよい)
又は式:−(CH2n−W−R14(ここでmは0〜3であ
り、Wは硫黄又は直接結合であり、R14はフエニル、ピ
リジニオメチレン又は2−ピリジニオエチレンであるか
又は、R14はイミダゾリル、1,3,4−チアジアゾリ
ル、テトラゾリル、1−メチルテトラゾリル、チアゾリ
ル又はイソキサゾリルであり、ここでWとの結合は炭素
又は電荷を有しない窒素と介しており、R14の各々は、
任意に可能な位置でメチル、アミノ、ヒドロキシ、カル
ボキシ、カルバモイル、ニトロ、メトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、シアノ及びスルホより選択した1
個又は2個により置換されていてよい)又は式:−(CH
2n−CO−R15(ここでnは1〜4であり、R15は、メ
チル、エチル、フエニル又はベンジルである)又は式:
−COR16又は−(CH2n−OCO−R16(ここで、nは1〜
4であり、R16は水素、メチル、クロルメチル、ブロム
メチル、2−クロルエチル、2−ブロムエチル、フエニ
ル又はベンジルである)、又は式:−G−CH2−R
17(ここでGはカルボニル又は直接結合であり、R17
フタルイミドである)又は式: (ここでR18、R19及びR20はメチル又はエチルである
か又は、R18はメチル又はエチルであり、R19とR20
一緒に結合してシクロプロピル、シクロブチル、シクロ
ペンチル又はシクロヘキシル環を形成するか又はR18
19及びR20は一緒に結合して、1−アゾニア−4−ア
ザビシクロ〔2,2,2〕オクタン又は1−アゾニア−
3,5,7−トリアザトリシクロ〔3,3,1,
3,7〕デセンを形する)又は式(X): (式中pは1又は2であり、R21及びR22は水素又はメ
チルである)、又は式:−P(O)R2324(ここでR23
ヒドロキシ、(C1〜4)アルコキシ、(C2〜8)ジ
アルキルアミノ、フエノキシ、フエニルアミノであるか
又は、前記R13のものの1つであり、R24は、(C
1〜4)アルキル、(C1〜4)アルコキシ、(C
2〜8)ジアルキルアミノ、フエノキシ、フエニルアミ
ノ、ピペリジノ、ピロリジノ、モルホリノ、ピペラジノ
又はN−メチルピペラジノである)、又は式:−CH2P
(O)R2526(ここでR25及びR26はヒドロキシ、メト
キシ又はエトキシである)、又は式:−CH(SR27)COOR28
(ここでR27はメチル又はエチルであり、R28は水素、
メチル、エチル又はイソプロピルである)又は式(X
I): (ここでmは0〜3であり、R29は水素、メチル又はメ
チルチオであり、R30は水素、メチル、シクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
シアノ、カルボキシ、カルボキシメチル、2−カルボキ
シエチル又はメタンスルホニルアミノ又は任意にアミノ
又はヒドロキシで置換されていてよいフエニル基である
か又はR29とR30はそれらが結合している炭素と一緒に
なつてシクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタ
ン、シクロへキサン又はシクロヘプタン環を形成し、R
31はヒドロキシ、アミノ、メトキシ、エトキシ、メチル
アミノ、エチルアミノ、フエニルアミノであるか又は前
記R13の特別なものの1つである、又は式:NHOR32(こ
こでR32は水素、メチル、エチル、フエニル又はベンジ
ルである)である、但し、R12がフエニルを有し、他に
記載のないかぎりにおいてはこのフエニルは任意に、弗
素、塩素、臭素、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシ、ニ
トロ、カルバモイル、シアノ及びアミノメチルから選択
された1個又は2個の基によつて置換されていてよい。 R3の有利なものは、カルボキシ、COOCHR46OCOR47、COO
CHR46SCOR47、COOCHR46COR47、COOCH46OR47、COOCOO
R46、COOCHR46OCOOR47、COOCH2CH2NR4747、COOCHR46O
CH2CH2OCH3、COOCH2OCO(CH2)t−CHR48−NH2又は式(X
V)、(XVI)又は(XVII): (ここでtは0又は1であり、R46は水素又はメチルで
あり、R47は水素、メチル、エチル又はi−ブチルであ
り、R48は水素、メチル、エチル、n−プロピル、i−
プロピル又はt−ブチルであり、R49はメチル、エチ
ル、フエニル又はベンジルであり、R50は水素又は次の
塩素、臭素、ニトロ、メチル、メトキシ、メチルチオ、
メタンスルフイニル、メタンスルホニル、メトキシカル
ボニル、メトキシチオカルボニル、アセチルアミノ、フ
エニル、フエノキシ、フエニルチオ、ベンゼンスルフイ
ニル、ベンゼンスルホニル、フエノキシカルボニル、フ
エニルチオカルボニル又はフエノキシチオカルボニルか
ら選択した1個、2個又は3個の基であり、R51は水素
又はR50に関する有用なものの1個であり、R52は水素
又は次の塩素、臭素、メチル及びメトキシから選択した
1個、2個又は3個の基である)である。 R32、R33及びR34の特に有利なものは次のとおりであ
る。 R32は水素、メチル、フエニル、ナフチル又は−(C
H2q−COOR41(ここでqは1〜6であり、R41は水素
又はメチルである)であり、R33及びR34は水素、メチ
ル、ヒドロキシ、シアノ、フエニル、ナフチル、ベンジ
ル、フリル、ピロリル、チエニル、チアゾリル、イソチ
アゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、イミダゾリ
ル、ピラゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,
2,4−チアジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリ
ル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,3−トリ
アゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、
ピロミジニル、ピリジル、ピペラジニル又は−(CH2q
−COOR41(ここでq及びR41は前記のものである)から
選択されたものであるか又は、R33とR34とはそれらに
結合している窒素と一緒になつて、ピロリジン、ピペリ
ジン、モルホリン又はヘキサヒドロアゼピン環を形成
し、これらの環は、場合によつてはベンゼン環に融合し
ていてよいか、又は、R32とR33は炭素及びそれらが結
合している窒素と一緒になつて、5−又は6−員の飽和
環を形成し、これらにベンゼン環が融合していてもよ
い。 R35、R36、R37及びR38の特に有用なものは次のとお
りである。 R35及びR37は水素、メチル、ベンジル及び−(CH2q
COOR41(ここでqは1〜6であり、R41は水素又はメチ
ルである)から選択される。 R36及びR38は、水素、メチル、フエニル、ナフチル及
びベンジルから選択されるか又はR36とR37は炭素鎖と
して結合して、それらが結合している窒素−炭素−窒素
鎖と一緒になつて、飽和又は部分不飽和の5−又は6−
員環を形成し、これらにはベンゼン環が融合していても
よい。 環Yの特に有用なものは、各々にベンゼン環又はシクロ
ペンタン環が融合される2−、3−又は4−結合ピリジ
ン、各々にベンゼン環又はシクロペンタンが融合されて
いる2−、4−又は5−結合ピリミジン2−又は4−結
合イミダゾール、2−又は4−結合チアゾール、2−又
は4−結合オキサゾール、3−又は4−結合イソチアゾ
ール又は3−又は4−結合イソキサゾール環である。前
記のものに包含されるのはキノリジニウム環系である。 R39の特に有用なものは、水素、アミノ、メチル、エチ
ル、n−プロピル、i−プロピル、t−ブチル、シクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、アリル、ブテ−3−エニル、ブテ−4−エニル、
メトキシメチル、2−メトキシエチル、エトキシメチ
ル、−(CH2q−COOR41、−(CH2q−CONH2、−(C
H2q−S(O)S−R42又は−(CH2q−NHCO−R42(ここ
でqは1〜6であり、R41は水素又はメチルであり、s
は0.1又は2であり、R42はメチル、エチル、メトキ
シ、エトキシ又はt−ブトキシである)、又はR39はア
セチルメチル、ベンゾイルメチル、2−ヒドロキシエチ
ル、2−アミノエチル、2−メチルアミノエチル、2−
ジメチルアミノエチル、メトキシ、エトキシ、n−プロ
ポキシ、i−プロポキシ、メチルアミノ、エチルアミ
ノ、ベンジル、2−フエネチル、ベンジルオキシ、2−
フエノキシエチル、(2−メトキシエトキシ)メチル又
は式:(CH2nN=CR43NR4445又は(CH2nC(NR43
NR4445(又はこれの互変異性体)(ここでnは1〜4
であり、R43、R44及びR45は同一又は異なるもので水
素又はメチルである)である。 R40の特に有用なものは、水素又は1個又は2個の次の
ものから選択した置換分である:弗素、塩素、臭素、ア
ミノ、ニトロ、メチル、エチル、n−プロピル、i−プ
ロピル、t−ブチル、カルボキシ、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、メトキシ、エトキシ、シア
ノ、カルバモイル、クロルメチル、ブロムメチル、トリ
フルオルメチル、2−クロルエチル、アジドメチル、ア
ミノメチル、2−アミノエチル、(2−アミノエチルチ
オ)メチル、アセチルアミノ、アセチルアミノメチル、
2−アセチルアミノエチル、アセトキシメチル、2−ア
セトキシエチル、ベンジル、ベンジルオキシ、フリール
チオ、ピロリルチオ、チエニルチオ、チアゾリルチオ、
イソチアゾリルチオ、オキサゾリルチオ、イソキサゾリ
ルチオ、イミダゾリルチオ、ピラゾリルチオ、1,2,
3−チアジアゾリルチオ、1,2,4−チアジアゾリル
チオ、1,2,3−オキサジアゾリルチオ、1,2,4
−オキサジアゾリルチオ、1,2,3,−トリアゾリル
チオ、1,2,4−トリアゾリルチオ、テトラゾリルチ
オ、ピリミジニルチオ、ピリジルチオ及びピラジニルチ
オ。 R33、R34、R35、R36、R37、R38、R39又はR40
独立しているか又はフエニル又はナフチルを有する場合
の前記の特別な定数において、フエニル又はナフチル
は、場合によつては弗素、塩素、臭素、ニトロ、シア
ノ、カルボキシ、ヒドロキシ、カルバモイル、メチル、
メトキシ及びエトキシカルボニルから選択した1個又は
2個の基で置換されていてよい。 次のものは、本発明のセフアロスポリン誘導体の22の
有利な態様である。これらの態様の任意の1つを単独に
又は前記の発明のセフアロスポリン誘導体の他の一般的
又は特別な態様と組合せて取り出す際に、有利な亜群の
化合物が得られる。 1.Xは硫黄である、 2.R1は式(VI)のものである、 3.R2は水素である、 4.R3はカルボキシである、 5.R4は式(XIV)のものである、 6.R11は2−アミノチアゾール−4−イルである、 7.R12は(C1〜6)アルキル、(C3〜6)アルケニル、
(C3〜6)アルキニル、(C3〜8)シクロアルキル、(C
3〜6)シクロアルキル(C1〜3)アルキル、(C1〜3)ハ
ロアルキル、(C1〜5)シアノアルキル、(C2〜6)ヒド
ロキシアルキル、(C1〜4)アルコキシ(C2〜4)アルキ
ル、(C2〜6)アミノアルキル又はベンジルである、 8.R12はメチル、エチル、i−プロピル、アリル、プロ
パルギル、シクロペンチル、シクロプロピルメチル、2
−クロルエチル、2−ブロムエチル、シアノメチル、2
−シアノエチル、2−ヒドロキシエチル、2−エトキシ
エチル又はベンジルである、 9.R12は式(XI)のものである、 10.式(XI)中でmは0である、 11.式(XI)中でR31は水素又は(C1〜4)アルコキシで
ある、 12.式(XI)中でR29及びR30は共に水素又は(C1〜3
アルキルであるか又は、R29とR30はそれらに結合して
いる炭素と一緒になつてC3〜7の炭素環を形成してい
る、 13.式(XI)中でR29及びR30は共に水素又はメチルで
あるか又はR29とR30はそれらに結合している炭素と一
緒になつてシクロブチル又はシクロペンチル環を形成し
ている、 14.R4は式(XIV)のものであり、 15.環Yは、場合によりベンゼン又はシクロペンタン環
が融合していてよいピリジン、場合によりベンゼン環、
チアゾール又はイソチアゾールが融合していてよいピリ
ミジンである、 16.環Yは場合により2,3−位でベンゼン又はシクロ
ペンタンが融合していてよい4−結合ピリジン又は場合
により5,6−位にベンゼン環が融合していてよい2−
又は4−結合ピリミジンである、 17.R39は(C1〜6)アルキル、(C3〜6)アルケ
ニル、(CH2q−COMH2、(CH2q−S(O)s−R42又は
(CH2q−NHCO−R42(ここでR42は(C1〜6)アル
キルである)、(C1〜6)1級ヒドロキシアルキル,
(C1〜6)1級アリールアミノアルキル、
(C3〜8)アルカネオイルメチル、フエニル(C
1〜6)アルキル(ここでフエニルは置換されていてよ
い)、(CH2nN=CR43NR4445又は(CH2nC(NR43
NR4445である、 18.R39はメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピ
ル、アリル、カルバモイルメチル、(2−アセチルアミ
ノ)エチル、メチルチオメチル、2−ヒドロキシエチ
ル、2−アミノエチル、4−ニトロベンジル、CH2CH2N
=C(CH3)NH2又はCH2C(NH)NH2である。 19.R40は水素、ハロゲン、アミノ、(C1〜6)アル
キル、(C1〜6)アルコキシ又はカルバモイルであ
る、 20.R40は水素、弗素、アミノ、メチル、メトキシ又は
カルバモイルである。 本発明の特別な化合物は、例中に記載されている。次表
には有利な化合物の群が包含されている。これらのう
ち、例23、25、32、36、42、59、62、6
3、73及び122よりなる群が特に有利である。 本発明のセフアロスポリン誘導体の好適な酸付加塩は例
えば塩酸、臭化水素酸、燐酸、硫酸、クエン酸又はマレ
イン酸で形成される塩である。本発明のセフアロスポリ
ン誘導体の好適な塩基付加塩の例は、アルカリ金属塩
(例えばナトリウム又はカリウム塩)、アルカリ土類金
属塩(例えばカルシウム又はマグネシウム塩)又は1
級、2級又は3級の有機アミン(例えばトリエチルアミ
ン、プロカイン、ジベンジルアミン及びN,N1−ジベ
ンジルエチレンジアミン及びセフアロスポリンと塩を形
成するために使用されている他のアミン)との塩であ
る。 本発明のセフアロスポリン誘導体は、化学的に類似の化
合物を製造するための自体公知の方法で製造できる。従
って、X、R1、R2、R3及びR4が特に記載のないかぎ
り、前記のものを表わす次の方法は本発明のもう1つの
態様である。 本発明の方法は次の特徴よりなる: a)XVIII式: の化合物を、炭素上に基R50を有する活性化されたC=C
又はC=N結合へのアミノ基の付加により反応させ、引続
き生成物からHR50(ここでR50は置換しうる基であ
る)を除去する。R50の特に有用なものの例は、ハロゲ
ン(例えば弗素、塩素又は臭素)、(C1〜6)アルコ
キシ(例えばメトキシ、エトキシ)、フエノキシ、(C
1〜6)アルキルチオ(例えばメチルチオ)、トリ(C
1〜4)アルキルアンモニウム(例えばトリメチルアン
モニウム)、ジ(C1〜4)アルキルスルホニウム(例
えばジメチルスルホニウム)、(C1〜6)アルカンス
ルフイニル(例えばメタンスルホニル)、(C1〜6
アルカンスルホニル(例えばメタンスルホニル)、(C
1〜6)アルカンスルホニルオキシ(例えばメタンスル
ホニルオキシ)、ベンゼンスルホニル、ベンゼンスルホ
ニルオキシ、トルエン−p−スルホニル又はトルエン−
p−スルホニルオキシである。反応は、稀釈剤又は溶剤
例えば水又は水と混ざりうる液体例えばジメチルホルム
アミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ニト
ロメタン、1,3−ジメチル−2−オキソ−テトラヒド
ロピリミジン又は1,3−ジメチル−2−オキソ−ジヒ
ドロイミダゾール又はこれらの2種又は3種の混合物中
で実施できる。反応を塩基例えばトリエチルアミン又は
重炭酸ナトリウムの存在で実施するのが有利である。塩
基は、過剰で例えば20モルまでの過剰で存在していて
よい。この反応は、0〜90℃有利に室温〜40℃の範
囲の温度で実施できる。 b)ヒドロキシ及び/又はアミノ基を有する化合物を得る
ために、適切な水素原子の代りに保護基を有する相応す
る化合物を脱保護する。 ヒドロキシがカルボキシ基の1部であるこれら化合物を
得るために、特に有用な保護基はジフエニルメチル、4
−メトキシベンジル又は2,4−ジメトキシベンジル
(強有機酸例えばトリフルオル酢酸での処理により除去
可能)、t−ブチル(強有機酸例えばトリフルオル酢酸
又はギ酸で除去可能)、3個の置換分を有するシリル
(例えばトリアルキルシリル例えばトリメチルシリル又
はt−ブチルジメチルシリル又はジフエニルメチルシリ
ル又はジフエニル−t−ブチルシリル)(水での処理に
より除去可能)、ベンジル例えば2−又は4−ニトロベ
ンジル又は4−メトキシベンジル(水素添加分解又はル
イス酸触媒例えばAlCl3で除去可能)、2,2,2−ト
リクロルエチル(亜鉛/酢酸で除去可能)、アリル(パ
ラジウム(O)触媒で除去可能)、2−トリアルキルシ
リルエチル、例えば2−トリメチルシリルエチル(弗化
物で除去可能)又は4−ニトロベンジル(ジチオナイト
で除去可能)又はアセトニル(1当量の塩基で除去可
能)である。 ヒドロキシがオキシム基中に含有される化合物を得るた
めに、特に好適な保護基は、トリフエニルメチル、テト
ラヒドロピラン−2−イル又は2−メトキシプロピ−2
−イル(すべて酸で除去しうる)である。 ヒドロキシが脂肪族アルコール中に含有される化合物を
得るために、特に好適な保護基は、オキシムヒドロキシ
に関して記載のもの又は3個の置換分を有するシリルオ
キシカルボニル(例えばトリアルキルシリルオキシカル
ボニル例えばトリメチルシリルオキシカルボニル又はt
−ブチルメチルシリルオキシカルボニル)(水での処理
により除去可能)、場合により置換されていてよいベン
ジルオキシカルボニル例えば2−又は4−ニトロベンジ
ルオキシカルボニル又は4−メトキシベンジルオキシカ
ルボニル(水素添加分解により、又は、ルイス酸触媒例
えばAlCl3で除去可能)、2,2,2−トリクロルエト
キシカルボニル(亜鉛/酢酸で除去可能)、アリロキシ
カルボニル(パラジウム(O)触媒で除去可能)、2−
メトキシエトキシメチル(ルイス酸触媒例えばAlCl3
除去可能)、クロルアセチル(チオ尿素で除去可能)又
はホルミル(酸又は弱塩基で除去可能)。 脂肪族アミノ基を有する化合物を得るためには、ペプチ
ド化学に公知のアミノ保護基のいくつかを使用すること
ができる。この種の基の例は、ベンジルオキシカルボニ
ル(水素添加分解により、又は酸での処理により除去可
能)、t−ブトキシカルボニル又はアリルオキシカルボ
ニル(酸で除去可能)及び2−トリメチルシリルエトキ
シカルボニル(弗化物で除去可能)である。 芳香族アミン基を有する化合物及び特に式中のR1が式
(VI)のものである化合物を得るためには、脂肪族アミ
ノ基に対する前記保護基の任意のものを使用することが
できる。付加的に有用な保護基はホルミル及びトリフエ
ニルメチル(酸で除去可能)及びクロルアセチル(チオ
尿素で除去可能)である。 c)式中のR1が式(II)のものである化合物を得るため
に、式(XIX): の化合物と式(XX): 〔式中R50は置換可能の基である〕 の化合物を反応させる。R50は例えばハロゲン原子殊に
弗素又は塩素原子である。反応は稀釈剤又は溶剤例えば
アセトニトリル、ジメチルホルムアミド又はテトラヒド
ロフラン又はこれらの2種の混合物の存在で実施するこ
とができ、熱の適用により、例えば稀釈剤又は溶剤の沸
点まで加熱することにより促進させるか又は完結させる
ことができる。 d)Xがスルフイニルの化合物を得るために、Xが硫黄で
ある相応する化合物を酸化する。生じるスルホキシドが
S絶対配置を有する化合物を製造するために、酸化剤
は、例えばペルオキシド例えば過酸化水素(場合により
金属イオンの存在で使用される)、過酸例えば過ギ酸、
過酢酸、トルフルオル過酢酸、過安息香酸又はメタクロ
ル過安息香酸又は過沃素酸塩例えばメタ過沃素酸ナトリ
ウムであつてよい。生じるスルホキシドがR絶対配置を
有する化合物を得るためには、酸化剤は、例えばオゾ
ン、ヨードソゼンゼン又はフエニルヨードニウムジクロ
リドであつてよい。この反応は、水中で、又は有機溶剤
例えば塩化メチレン又はジオキサン中で、−70℃〜室
温の温度で実施できる。 e)式中のR4が式(XIV): (ここでR39は(CH2nN=CR43NR4445である)のも
のである化合物を得るために、式中のR4が式(XIV)で
あり、ここでR39が(CH2nNH2であるI式の化合物を
式:R3450C=NR4445の化合物と反応させ、引続き
生成物からHR50(R50は置換しうる基である)を除去す
る。R50の特に有用なもの及び特別な反応条件は例えば
(a)法に記載と同じものである。 f)R1が式VI: のものである化合物を得るために、式(XIX): の化合物を、式:R51−OH(ここでR51は式(VI)のも
のである)の酸又はこの活性化された誘導体を用いてア
シル化する。特に活性化された誘導体は例えば酸クロリ
ド、プロミド、無水物、又は1−ヒドロキシベンズトリ
アゾール、4−ヒドロキシベンズ−1,2,3−トリア
ジン又は2−メルカプトベンズチアゾールとのエステル
である。このアシル化はカルボジイミド例えばジシクロ
ヘキシルカルボジイミドの存在における遊離酸を用いて
実施することもできる。 g)式中のR1が式(VI)のものであり、ここでR12が水
素以外のものである化合物を得るために、式中のR1
式(VI)で、R12が水素である式(I)の化合物を式:
50−R52(ここでR50は置換しうる基であり、R52
水素以外のR12のものの1つである)の化合物と反応さ
せる。 h)式中のR1が式(VI)であるものを得るために、式(X
XI): の化合物を式:H2N−O−R12の化合物と反応させる。 i)式中のR1が式(VI)のもので、R11が2−アミノチ
アゾール−4−イルである化合物を得るために、式(XX
II): 〔式中R53は塩素又は臭素である〕の化合物をチオ尿素
と反応させる。 式(I)の化合物が遊離塩基又は両性イオンの形で得ら
れ、塩が所望である場合には、遊離塩基又は両性イオン
の形の化合物を、薬物学的に認容性の陰イオンを与える
酸と反応させるか又は、式(I)の化合物がカルボキシ
を有する場合、薬物学的に認容性の陰イオンを与える塩
基と反応させる。 式(XIX)の化合物及びその酸付加塩は、本発明の化合
物の多くを製造するための重要な中間体である。従つ
て、この化合物は、本発明もう1つの態様である。これ
は、3−アミノメチル−7−アミノセフアロスポリン誘
導体(ここで7−アミノ基は場合により保護されていて
よい)を、前記(a)に記載と同様な方法での反応によ
り(必要な場合には引続き保護基の除去により)製造す
ることができる。この方法は、実施例12,13,56
及び例68〜80の最後の2節に記載されている。 (a)法で使用するための、式(XVIII)の出発物質
は、7−アミノ−3−アジドメチルセフアロスポリン誘
導体(ここでR3がカルボキシの場合にはこれは保護さ
れていてよい)と酸(又はその保護された又は活性化さ
れた誘導体)又は2−フルオルイミダゾールとを、それ
ぞれ(f)法又は(c)法により反応させることにより
製造できる。次いで3−アジドメチル基を還元して3−
アミノメチル基にし、場合により存在する保護基をこの
還元工程の前又は後に除去する。この方法は実施例1、
32〜52、66〜67a、81〜82、100〜10
3及び106に記載されている。 作用 前記のように、本発明のセフアロスポリン誘導体は、抗
菌特性を有する。従つてこれらは、有用な抗菌剤であ
り、それらの多くは、試験管内で、病源菌に対する活性
に関するスクリーニングに使用される標準実験用微生物
であるグラム陰性菌及びグラム陽性菌の双方に対する広
い活性スペクトルを有する。特別な化合物のこの抗菌ス
ペクトル及び効力は、標準試験系で測定できる。 本発明の抗菌特性は、慣用のマウス保護テストで示すこ
ともできる。 セフアロスポリン誘導体は、一般に、温血動物に対して
比較的無害であることは判明しており、この一般的概念
は、本発明の化合物にもあてはまる。多数の化合物を細
菌感染に対して保護するのに必要な量より過剰の量をマ
ウスに適用した。例えば、例23,70及び74の化合
物を、マウスに、サルモネラ・デユブリン(S−almonel
la dublin)での感染に対してマウスの50%を保護す
る最小有効量(PD50)の少なくとも5倍の適用量を1日
に2回皮下適用した。適用した化合物に帰因する明白な
毒性症状又は副作用は観察されなかつた。 次表に示されている結果は、本発明の化合物の生物学的
活性を説明している。ここに記載されている化合物はす
べて、セフアロスポリン核の3−位に1−メチル−4−
ピリジニオアミノメチル基及び7−位に種々の公知置換
分を有する。次の結果は、イソセンシテスト・寒天培地
(Isosensitest agar medium)を用いる標準試験管内試
験系で得られたものである。抗菌作用は、104CFU/ス
ポツトの接種寸法を用いる寒天−稀釈法により測定した
最小抑制濃度(MIC)で示されている。 更に本発明のもう1つの態様によれば、本発 明のセフアロスポリン誘導体と無害な薬物学的に認容性
の稀釈剤又は担持剤と組合せて成る医薬組成物が得られ
る。 本発明の組成物は、例えば、経口、経腸又は非経口適用
に好適な形であつてよく、この目的のために、文献に公
知の方法で、例えば錠剤、カプセル、水溶液、油溶液、
懸濁液、エマルジヨン、分散性粉末、生剤及び無菌の注
射用水溶液、油溶液又は懸濁液の形にすることができ
る。 式(I)のセフアロスポリン誘導体に加えて本発明の医
薬組成物は、他の臨床上有用な抗菌剤(例えば他のβ−
ラクタム又はアミノグリコシド)、β−ラクタマーゼの
阻害剤(例えばクラブラニツク酸)腎管遮断剤(例えば
プロベニシド;Probenicid)及び代謝酵素の阻害剤(例
えばペプチダーゼの阻害剤例えばZ−2−アシルアミノ
−3−置換プロペノエート)から選択した公知薬剤1種
以上を含有していてよいか又はこれと共に適用すること
ができる。 本発明の有利な医薬組成物は、静脈、皮下又は筋肉内注
射に好適なもの例えば、セフアロスポリン誘導体1〜1
0W/V%を含有する無菌注射液、又は単位適用形の経口
適用に好適なもの、例えばセフアロスポリン誘導体10
0mg〜1gを含有する錠剤又はカプセルである。 本発明の医薬組成物は、通例、人に細菌による感染を撲
滅するために、適用量レベルで表わされる、公知の臨床
的に用いられているセフアロスポリン誘導体と比べた本
発明のセフアロスポリン誘導体の効果を考慮して、セフ
アロチン(Cephalothin)、セフオトキシチン(Cefotox
itin)、セフラジン(Cephradine)及び他の公知の臨床
的に用いられているセフアロスポリン誘導体に関して用
いられていると同じ一般的方法で適用される。従つて、
各患者にセフアロスポリン誘導体1日当り、静脈内、皮
下又は筋肉内適用量0.5〜50g有利に0.5〜10gを適
用し、この組成物は1日1〜4回適用される。この静脈
内、皮下及び筋肉内適用量は、1回注射により適用され
る。静脈内適用量は、長時間にわたる連続的注入によつ
て適用してもよい。各患者は、1日当りの非経腸適用量
にほぼ匹敵する経口投与量を与えてもよい。従つて、有
利な1日当りの経口投与量はセフアロスポリン誘導体の
0.5〜1.0gであり、この組成物は1日1〜4回に適用さ
れる。 実施例 次に実施例につき本発明を説明するが本発明はこれのみ
に限定されるものではない。NMRスペクトルは、内部
標準としてのテトラメチルシラン(δ=O)に対応する
δで引用する(s=一重線、d=二重線、t=三重線、
m=多重線、br=広い)。このNMRは、90又は40
0MHzの磁場、強度で測定する。 NMR溶剤は次のとおりである: 溶剤A;d6DMSO+CD3COOD 溶剤B:d6DMSO+CD3COOD+CF3COOD 溶剤C:CDCl3+CD3COOD 溶剤D:d6DMSO+D2O 溶剤D:d6DMSO+TFA 溶剤F:d6DMSO+CF3COOD 温度は「℃」である。 次の略字を用いる: TFA=トリフルオル酢酸 THF=テトラヒドロフラン HOAc=酢酸 EtOAc=酢酸エチル MeOH=メタノール DMF=ジメチルホルムアミド DMSO=ジメチルスルホキシド エーテル=ジエチルエーテル HPLC=高圧液体クロマトグラフイー 以下の実施例においては、本発明のセフアロスポリン誘
導体を塩、すなわち内部塩(双性イオン)又はHBrもし
くはCF3OOHのような酸との塩の形で単離した。単離され
る実際の塩は、生成物の塩基度、反応操作及び使用精製
条件及び出発物質の種類(塩又は遊離塩基)を包含する
多数の要因に左右される。 例1 DMF15m中のTFA/トルエン−p−スルホン酸塩の形
の3−アミノメチル−7−(イミダゾール−2−イル)
アミノセフ−3−エム−4−カルボン酸1.046gの溶
液に攪拌しながら30℃でトリエチルアミン560m
、次いで(エトキシメチレン)アンモニウムクロリド
330mgを加えた。一時間後0℃でTFA数滴を加えかつ該混
合物を蒸発乾固した。該残留分にMeOHを加えかつ得られ
た沈殿物をMeOH、次いでエーテルで洗浄しかつ窒素雰囲
気中で乾燥した。該固形物を溶離剤としてMeOH/水性ア
ンモニウムカルボネート20:80V/Vを使用したHPLC
によつて精製した(速度2.5m/分)。当該フラクシ
ヨンを合しかつ蒸発させ、かつ残留分を窒素雰囲気内で
MeOH及びエーテルで洗浄した。こうして、3−アミジノ
メチル−7−(イミダゾール−2−イル)アミノセフ−
3−エム−4−カルボン酸トリフルオルアセテート/ト
ルエン−p−スルホネート(6%)が得られ、該生成物
は溶剤中で以下のNMRを有していた: 3.45(m,2H);4.5(m,2H);5.05(brs,1
H);5.55(brs,1H);6.9(s,2H);8.0
(m,1H). 出発物質は以下のようにして得ることができる: 燐酸塩緩衝液(pH6.4)700m中の3−アセトキシメ
チル−7−アミノセフ−3−エム−4−カルボン酸45.3
gの攪拌した懸濁液にナトリウムアジド10.8g、次いで
細分した重炭酸ナトリウム14gを加えた。次いで、該
攪拌混合物を60℃の浴中に6時間浸漬し、その際2N
水性HCl又は5%W/V重炭酸ナトリウム水溶液を添加す
ることによりpHを6.4に維持した。冷却後、混合物のpH
を2N水性HClで3〜3.5に調整した。生成した沈殿物を
分離し、水及びアセトンで洗浄し、次いでP2O5上で乾燥
して、7−アミノ−3−アジドメチルセフ−3−エム−
4−カルボン酸(4%)が得られた。 アセトニトリル/MeOH150m/150m中の7−ア
ミノ−3−アジドメチルセフ−3−エム−4−カルボン
酸17gの懸濁液にアセトニトリル50m中のジフエ
ニルジアゾメタン15.5gを加えた。該混合物を40℃で
2時間攪拌し、次いで周囲温度で18時間攪拌した。該
混合物を過し、液を蒸発乾固しかつ残留分を溶離剤
として塩化メチレン/エーテル90:10V/Vを使用し
た微孔シリカ上でのクロマトグラフイーによつて精製し
た。こうして、CDCl3中での以下のNMRを有するジフエニ
ルメチル−7−アミノ−3−アジドメチルセフ−3−エ
ム−4−カルボキシレート78%が得られた: 1.75(s,2H);3.5(s,2H);3.95(d,1
H);4.3(d,1H);4.8(d,1H);5.0(d,
1H);7.0(s,1H);7.4(s,10H). ジフエニルメチル7−アミノ−3−アジドメチルセフ−
3−エム−4−カルボキシレート1.2g、2−フルオル
イミダゾール塩酸塩367mg及びアセトニトリル4mの混
合物を85℃で攪拌した。完全な溶液が得られた後、DM
F1mを加えた。2時間後、溶剤を蒸発させかつその残
留分を一晩乾燥させた後、溶離剤として塩化メチレン/
Meoh/HOAc100:0:0→92:4:4を使用して0℃で
微孔シリカ(比40:1W/W)うえでのクロマトグラフ
イーによつて精製した。得られた油状物を最小量の塩化
メチレン中に溶かしかつエーテルで沈殿させた。乾燥
後、溶剤A中で以下のNMRを有する白色粉末としてジ
フエニルメチル3−アジドメチル−7−(イミダゾール
−2−イル)アミノセフ−3−エム−4−カルボキシレ
ート塩酸塩38%が得られた: 3.65(d,1H);3.8(d,1H);3.95(d,1
H);4.3(d,1H);5.3(d,1H);5.85(d,
1H);6.9(s,2H);7.0(s,1H);7.5−7.7
(m,10H). ジフエニルメチル3−アジドメチル−7−(イミダゾー
ル−2−イル)アミノセフ−3−エム−4−カルボキシ
レート260mg、アニソール1m及びTFA1mの混
合物を周囲温度で30分間攪拌し、次いで蒸発乾固し
た。該残留分を最小量の塩化メチレン/MeoH中に溶かし
かつエーテルで沈殿させ、乾燥後、3−アジドメチル−
7−(イミダゾール−2−イル)アミノセフ−3−エム
−4−カルボン酸トリフルオル酢酸塩76%が得られ、
該生成物は溶剤A中で以下のNMRを有していた: 3.55(d,1H);3.75(d,1H);4.0(d,1
H);4.5(d,1H);5.25(d,1H);5.75
(d,1H);7.0(s,2H). このNMRはデルタ−2異性体が20%存在することを
示す。 EtOH/TFA10m中の3−アジドメチル−7−(イミダ
ゾール−2−イル)アミノセフ−エム−4−カルボン酸
トリフルオル酢酸塩160mgの攪拌溶液を周囲温度及び
圧力で10%W/Wパラジウム−オン−カーボン上で水素
化した。、2時間後、該混合物をケイソウ土のパツドを
通して過しかつ該パツドを塩化メチレン/MeOH/HOAc
90:5:5V/V/V250mで洗浄した。合した液
を蒸発乾固しかつ該残留分で最小量の塩化メチレン/Me
OH中に溶かしかつエーテルで再沈殿させた。該沈殿物を
過しかつ窒素下に乾燥させて、吸湿性の固形物として
3−アミノメチル−7−(イミダゾール−2−イル)ア
ミノセフ−3−エム−4−カルボン酸ジトリフルオル酢
酸塩45%が得られ、該生成物は溶剤A中で以下のNM
Rを有していた: 3.2−3.8(m,4H);5.05(d,1H);5.55(d,
1H);6.9(s,2H). このNMRはデルタ−2異性体30%が存在することを
示す。 例2〜4 例1に記載の一般的方法を、(エトキシメチレン)アン
モニウムクロリドの代りに適当な出発物質を使用して繰
返した、こうして以下の化合物が得られた: 例2 操作はDMF中で出発物質として2−クロルイミダゾリ
ンを使用してまず0℃で、次いで周囲温度で3時間実施
した。生成物を溶離剤としてMeOH/水性炭酸アンモニウ
ム15:85→25:75V/Vを使用したHPLCによつて
精製した。TFA/トルエン−p−スルホン酸塩としての
収率7%、NMR(溶剤A中):3.5(m,2H);3.7
(m,4H);3.95(s,2H);5.1(d,1H);
5.6(d,1H);6.9(s,2H). 例3 トリエチルアミン1当量を含有するMeOH中で出発物質と
して1−メトキシ−3−メチルベンズイミダゾリウムを
使用して0℃で1時間実施。反応混合物をTFAの添
加、蒸発及び溶剤としてMeOH/水性炭酸アンモニウム3
0:70V/Vを使用したHPLCによる残留分の精製によつ
て後処理。塩化メチレン/MeOHからエーテルを用いた沈
殿後の生成物の収率8%。NMR(溶剤A中):3.53
(s,2H);3.6(s,3H);3.81(d,1H);
4.5(d,1H);5.06(d,1H);5.5(d,1
H);6.7(s,2H);7.1−7.6(m,4H) 例4 DMF中で出発物質として4−クロル−1−メトキシメ
チルピリミジニウムブロミドを使用して周囲温度で4時
間実施。生成物を溶離剤としてMeOH/HOAc10:90→
20:80V/Vを使用したHPLCによつて2回精製。塩化
メチン/MeOHからエーテルを用いた沈殿後の生成物の収
率4%。NMR(溶剤A中):3.25(s,3H);3.7
(m,2H);4.0(s,2H);5.15(s,2H);
5.15(d,1H);5.65(d,1H);6.3(d,2
H);7.85(d,2H);7.1(s,2H). 例5〜11 例1に記載した一般的方法を3−アミノメチル−7−
(イミダゾール−2−イル)アミノセフ−3−エム−4
−カルボン酸の代りに3−アミノメチル−7−〔2−
(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−((Z)−
メトキシイミノ)アセトアミド〕セフ−3−エム−4−
カルボン酸トリフルオル酢酸塩を、かつ(エトキシメチ
レン)アンモニウムクロリドの代りに適当な出発物質を
用いて、以下の化合物が得られた: 例5 出発物質として(1−エトキシエチリデン)アンモニウ
ムクロリドを所用して水中pH7で周囲温度で1時間実
施。生成物を溶離としてMeOH/水/HOAc10:90:1
を使用したHPLCによつて精製。TFA塩としての生成物
の収率5%。NMR(溶剤E中):2.2(s,3H);
3.5(d,1H);3.7(d,1H);4.0(s,3
H);4.0−4.4(m,2H);5.2(d,1H);5.9
(d,1H);7.1(s,1H). 例6 出発物質としてN,N−ジメチル−N−(ジメトキシメ
チル)アミンを使用してDMF中で周囲温度で1.5時間
実施。生成物を溶離剤としてMeOH/水/HOAc10:9
0:1V/V/Vを使用したHPLCによつて精製。TFA塩
としての生成物の収率6%。NMR(溶剤A中):2.95
(s,3H);3.15(s,3H);3.2−3.6(m,2
H);3.8(s,3H);4.0(d,1H);4.3(d,
1H);5.0(d,1H);5.6(d,1H);6.7
(s,1H);8.3(s,1H). 例7 出発物質としてエチルベンズイミダートを使用してトリ
エチルアミン1当量の存在下にDMF中で周囲温度で2.5時
間実施。反応混合物をTFAの添加、蒸発及び溶離剤と
してMeOH/水/HOAc25:75:1V/V/Vを使用したH
PLCによる残留分の精製によつて後処理。TFA塩としての
生成物の収率17%。NMR(溶剤A中):3.2(d,
1H)3.6(d,1H);3.8(d,1H);3.8(s,
3H);3.9(d,1H);4.8(d,1H);5.1
(d,1H);5.7(d,1H);6.8(s,1H);7.
4−7.9(m,5H). 例8 出発物質としてエチルN−フエニルホルムイミダートを
使用してトリエチルアミン1当量の存在下にDMF中で
周囲温度で1.5時間実施。生成物を溶離剤としてMeOH/
水/HOAc20:80:1V/V/Vを使用したHPLCによつ
て精製。TFA塩としての生成物の収率13%。NMR(溶剤
A中):3.2(d,1H);3.6(d,1H);3.8
(s,3H);3.8(d,1H);4.7(d,1H);5.
1(d,1H);5.7(d,1H);6.7(s,1H);
7.2−7.5(m,5H);8.6(s,1H). 例9 出発物質として4−クロル−1−メチルピリジニウムヨ
ージドを使用して重炭酸ナトリウム3当量の存在下に水
性DMF中で周囲温度で3時間実施。生成物を溶離剤と
して水/HOAc/MeOH84:1:15→79:1:20V
/V/Vを使用したHPLCによつて精製。最小量の塩化メチ
レン/MeOH溶液からエーテルで沈殿させた後の生成物の
収率20%。NMR(溶剤A中):3.4(d,1H);
3.7(d,1H);3.9(s,3H);4.0(s,3
H);4.4(br s,2H);5.2(d,1H);5.85
(d,1H);7.05(s,1H);6.9−7.2(br,2
H);8.0−8.5(br,2H). 例11 例9と同様に、但し出発物質として1−ベンジル−4−
クロルピリジニウムクロリドを使用して実施。HPLC溶離
剤水/HOAc/MeOH89:1:10V/V/V。収率10
%。NMR(溶剤F中):3.6(s,2H);3.9(s,
3H);4.0(s,3H);4.4(d,1H);4.7
(d,1H);5.2(d,1H);5.8(d,1H);7.
0(s,1H);7.05(t,1H);7.3(d,1H);
8.1(t,1H);8.3(d,1H). 出発物質として使用した3−アミノメチル−7−〔2−
(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−((Z)−
メトキシイミノ)アセトアミド〕セフ−3−エム−4−
カルボン酸トリフルオル酢酸塩は以下のようにして製造
することができる: 燐酸塩緩衝剤(pH6.4)440m中のセホタキシム5.24
gの溶液にナトリウムアジド2.86g及び沃化ナトリウム
1.65gを加えかつ該混合物を70℃浴中に4.5時間攪拌
しながら浸漬した。溶剤を沈殿点まで蒸発させかつ次い
で2N水性HClでpHを25に調整した。生成した沈殿物
を集め、水、アセトン及びエーテルで洗浄しかつP2O5
で乾燥して、定量的収率で3−アジドメチル−7−〔2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)2−((Z)−
メトキシイミノ)アセトアミド〕セフ−3−エム−4−
カルボン酸が得られ、該生成物は溶剤A中で以下のNMR
を有していた: 3.4(d,1H);3.7(d,1H);3.86(s,3
H);3.95(d,1H);4.4(d,1H);5.15
(d,1H);5.78(d,1H);6.75(s,1H). MeOH13m中のラネー・ニツケル16gの攪拌溶液に
0℃でMeOH/TFA14m/1.13mの3−アジドメチ
ル−7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2((Z)−メトキシイミノ)アセトアミド〕セフ−3
−エム−4−カルボン酸2.96gの溶液を加えた。泡立ち
が止んだ後、該混合物をMeOHで希釈しかつ紙を通して
過した。液を蒸発させ、残留分を溶離剤として水/HO
Ac/MeOH79:1:20V/V/Vを使用したHPLCによつ
て精製しかつ該生成物をP2O5上で乾燥させて、3−アミ
ノメチル−7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−((Z)−メトキシイミノ)アセトアミド〕
セフ−3−エム−4−カルボン酸トリフルオル酢酸塩
(収率45%)を得た、該生成物は溶剤A中で以下のN
MRを有していた: 3.5−4.2(m,4H);3.9(s,3H);5.15(d,
1H);5.85(d,1H);6.75(s,1H). 例12 氷浴中に浸漬したアニソール25m中の7−〔2−
(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)−2−
((Z)−1−t−ブトキシカルボニル−1−メチルエ
トキシイミノ)アセトアミド〕−3−(1−ベンジル−
4−ピリジニオ)−アミノメチルセフ−3−エム−4−
カルボン酸ブロミド3.09gの攪拌溶液にTFA30m
を加えた。攪拌を周囲温度で1.5時間続けかつ溶剤を蒸
発させた。該残留分を最小量の塩化メチレン/MeOH溶液
からエーテルを用いて沈殿させかつ沈殿物を窒素雰囲気
内で捕集しかつ乾燥させた。次いで、以下のようにして
オクタデシルシラン上でのHPLCによつて精製した: 1.溶離剤MeOH/水性炭酸アンモニウム緩衝剤(pH6)
70:30V/V 2.溶離剤、上記1と同じ。速度4.5m/分 3.溶離剤、MeOH/水性炭酸アンモニウム緩衝液(pH7.
2)65:35V/V、速度4.5m/分 このようにして、7−〔2−(2−アミノチアゾール−
4−イル)−2−((Z)−1−カルボキシ−1−メチ
ルエトキシイミノ)アセトアミド〕−3−(1−ベンジ
ル−4−ピリジニオ)アミノメチルセフ−3−エム−4
−カルボン酸ブロミド(収率1%)が得られ、これは溶
剤A中で以下のNMRを有していた: 1.4(s,6H);3.45(d,2H);4.3(d,2
H);5.05(d,1H);5.7(d,1H);5.4(s,
2H);6.75(s,1H);7.4(s,5H);6.8−7.
0(m,2H);8.2−8.4(m,2H). 出発物質は以下のようにして得ることができる: ジオキサン180m及び水180m中の7−アミノ−
3−アジドメチルセフ−3−エム−4−カルボン酸48
g及びNaHCO315.8gの攪拌溶液にジオキサン90m中
の無水ビス(0−t−ブチルカルボン酸)31mを加
えかつ90分間攪拌した。溶剤を蒸発させ、水及びEtOA
cを加えかつpHを2に調整した。該混合物を過しかつ
液を蒸発させて、3−アジドメチル−7−t−ブトキ
シカルボニルアミノ−セフ−3−エム−4−カルボン酸
が得られた、これは溶剤A中で以下のNMRを有してい
た:1.4(s,9H);3.55(d,2H);3.9(d,1
H);4.45(d,1H);5.0(d,1H);5.45
(d,1H). EtOAc400m及びTFA5.2m中の上記3−アジドメ
チル誘導体12gの溶液をパラジウム−オン−カーボン
10%W/W9g上で周囲温度及び圧力で30分間水素添
加した。該懸濁液をケイソウ土を通して過しかつ液
を蒸発させた。該生成物をCH2Cl2/MeOH中の溶液から沈
殿させて、3−アミノメチル−7−t−ブトキシカルボ
ニルアミノセフ−3−エム−4−カルボン酸が得られ、
これはd6DMSO中で以下のNMRを有していた: 1.4(s,9H);3.4−3.8(m,4H);4.95(d,
1H);5.45(d,1H)。水/DMF40m/14
0m中の3−アミノメチル−7−t−ブトキシカルボ
ニルアミノセフ−3−エム−4−カルボン酸2.785gの
攪拌溶液に0℃で重炭酸ナトリウム1.26g、次いで最小
量のDMF中の1−ベンジル−4−クロルピリジニウム
ブロミド1.423gの溶液を加えた。周囲温度で18時間
攪拌を続け、次いで溶剤を蒸発させた。該残留分を溶剤
として塩化メチレン/MeOH/HCOOH100:0:0→8
8:6:6V/V/Vを使用したシリカ上で0℃でのクロ
マトグラフイーによつて精製することにより、7−t−
ブトキシ−カルボニルアミノ−3−(1−ベンジル−4
−ピリジニオ)アミノメチルセフ−3−エム−4−カル
ボン酸ブロミド(収率70%)が得られ、これはd6DMSO
+CD3COOD中で以下のNMRを有していた: 1.4(s,9H);3.5(s,2H);4.2−4.4(m,2
H);4.95(d,1H);5.4(d,1H);5.4(s,
2H);7.45(s,5H);7.0−7.3(m,2H);8.
2−8.5(m,2H). 塩化メチレン2.5m中の7−アミノ−3−(1−ベンジ
ル−ピリジニオ)アミノメチルセフ−3−エム−4−カ
ルボン酸ブロミド1.84gの攪拌溶液にTFA2.5mを加
えかつ該溶液を周囲温度で1時間攪拌した。溶剤を蒸発
させかつ残留分を塩化メチレン/MeOH溶液からエーテル
を用いて沈殿させ、次いで窒素下で捕集しかつ乾燥させ
た後、定量的収率で7−アミノ−3−(1−ベンジル−
4−ピリジノ)アミノメチルセフ−3−エム−4−カル
ボン酸ブロミドが得られ、これは溶剤A中で以下のNM
Rを有する: 3.6(s,2H);4.4(brs,2H);5.1(s,2
H);5.4(s,2H);7.1(d,2H);7.45(s,
5H);8.2−8.6(m,2H). 塩化メチレン1.5m中の7−アミノ−3−(1−ベンジ
ル−4−ピリジニオ)アミノメチルセフ−3−エム−カ
ルボン酸ブロミド296mgの攪拌溶液にN,O−ビス(ト
リメチルシリル)アセトアミド310を加えた。周囲
温度で1時間攪拌することにより、トリメチルシリル7
−トリメチルシリルアミノ−3−(1−ベンジル−4−
ピリジニオ)アミノメチルセフ−3−エム−4−カルボ
キシレートブロミドが得られ、これをそのまま使用し
た。 塩化メチレン15m中の2−((Z)−1−t−ブト
キシカルボニル−1−メチルエトキシイミノ)−2−
(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸(英
国特許第1,603,989号明細書)285mgの攪拌溶液にN
−メチルモルホリン55を加えた。−45℃に冷却し
た攪拌反応混合物に(クロルメチレン)ジメチルアンモ
ニウムクロリド71mgを加えた。次いで、なお−45℃
でかつ注入器を用いて、トリメチルシリル7−トリメチ
ルシリルアミノ−3−(1−ベンジル−4−ピリジニ
オ)アミノメチルセフ−3−エム−4−カルボキシレー
トブロミド403mgの塩化メチレン溶液を加えた。次い
で、攪拌した反応混合物を周囲温度まで加温しかつ溶剤
を蒸発させた、それにより7−〔2−(2−トリチルア
ミノチアゾール−4−イル)−2−((Z)−1−t−
ブトキシカルボニル−1−メチルエトキシイミノ)アセ
トアミド〕−3−(1−ベンジル−4−ピリジニオ)ア
ミノメチルセフ−3−エム−4−カルボン酸ブロミドが
得られ、これを更に精製することなく使用した。 例13 出発物質として7−〔2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−((Z)−1−t−ブトキシカ
ルボニル−1−メチルエトキシイミノ)アセトアミド〕
−3−(3−ジメチルアミジノ)メチルセフ−3−エム
−4−カルボン酸を使用して例12に記載の方法を繰返
した。該生成物をMeOH/水/HOAc20:79:1V/V/
V(速度4.5m/分)を使用したオクタデシルシランカ
ラム上でのHPLCによつて精製した、こうして7−〔2−
(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−((Z)−
カルボキシ−1−メチルエトキシイミノ)アセトアミ
ド〕−3−(3−ジメチルアミジノ)メチルセフ−3−
エム−4−カルボン酸トリフルオルアセテート(収率1
0%)が得られ、これは溶剤A中で以下のNMRを有し
ていた: 1.4(s,6H);3.05(d,6H);3.4(s,2
H);4.0(d,1H);4.3(d,1H);5.0(d,
1H);5.7(d,1H);6.7(s,1H);8.3
(s,1H). 出発物質は、1−ベンジル−4−クロルピリジニウムブ
ロミドの代りに出発物質としてN,N−ジメチル−N−
(ジメトキシメチル)アミンを使用して例12の第4,
第5,第6及び第6部を繰返すことによつて得ることが
できる。このようにして3−(1−ベンジル−4−ピリ
ジニオ)アミノメチル基の代りに(3−ジメチルアミジ
ノ)メチル基を有する、例12の第2,第3,第4及び
第5部で得られたものに相応する一連の中間体が得られ
た。これらの全ての中間体の特性をNMRによつて表わ
す。例14〜15 (エトキシメチレン)アンモニウムクロリドの代りに適
当な出発材料を使用して例1に記載の一般的方法を繰返
した、こうして以下の化合物が得られた: 例14 出発物質として2,3,4,5,6,7−テトラヒドロ
−1−(メトキシメチレン)1H−アセピニウムメタン
スルホネートを使用してDMF中0℃で実施。生成物溶
離剤としてMeOH/水性炭酸アンモニウム20:80V/V
を使用したHPLCによつて精製:NMR(溶剤A中):1.
4−1.8(m,8H);3.3−3.7(m,4H);3.55
(s,2H);4.1(d,1H);4.3(d,1H);5.
0(d,1H);5.5(d,1H);6.75(s,2H);
8.3(s,1H). 例15 出発物質としてN,N−ジメチル−N−(ジメトキシメ
チル)アミンを使用してDMF中0℃で実施。生成物を
溶離剤としてMeOH/水性炭酸アンモニウムを使用したHP
LCによつて精製。NMR(溶剤A中):3.1(d,6
H);3.5(s,2H);4.35(d,1H);4.1(d,
1H);5.05(d,1H);5.5(d,1H);6.8
(s,2H);8.1(s,1H). 例16〜22 例5〜11に記載の一般的方法を同じ3−アミノメチル
セフアロスポリン誘導体を使用して繰返した、他にこと
わりの無い限り、出発物質としては適当なクロル複素環
式化合物を使用し、反応はDMF/水2:1V/V中でNa
HOO33当量の存在下に室温〜40℃の範囲の温度でかつ
1〜4時間に渡つて実施した。生成物をオクタデシルシ
ランカムラ上でのHPLCによつて精製し、こうして以下の
化合物が得られた: 脚注 1.出発物質は相応するクロル複素環式化合物であつた。 2.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc27:74:1V/V/V. 3.NMR(溶剤A中);2−3(m,6H);3.5
(m,2H);3.8(s,3H);3.9(s,3H);4.
4(m,2H);5.15(d,1H);5.8(d,1H);
6.9(s,1H);6.9(d,1H);8.1(d,1
H). 4.出発物質はt−ブチル2−(エトキシメチレンアミ
ノ)−アセテートであつた。反応はDMF中で20%モ
ルのトリエチルアミンを用いて実施した。生成物を脚注
2に記載のようにして精製しかつTFAで30分間処理
してt−ブチルエステルを分解させた。 NMR(溶剤A中):3.6(m,2H);3.85(s,3
H);4.05−4.45(m,4H);5.15(d,1H);5.
8(d,1H);6.8(s,1H);8.1(s,1H). 5.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc20:79:1V/V/V. 6.NMR(溶剤A中):1.24(t,3H);3.4(d,
1H);3.7(d,1H);4.0(s,3H);4.22
(q,4H);4.4(s,2H);5.2(s,2H);5.
25(d,1H); 5.85(d,1H);7.0(s,1H);7.1−8.3(m,
4H). 7.出発物質は2−クロルイミダゾールとt−ブチルブロ
ムアセテートとをCH2Cl2/水性水酸化ナトリウム中で硫
酸水素テトラ−n−ブチルアンモニウムの存在下に反応
させて1−t−ブトキシカルボニルメチル−2−クロル
イミダゾールとすることにより製造した。この化合物と
トリメチルオキソニウムテトラフルオルボレートとをCH
2Cl2中で反応させることにより、1−t−ブトキシカル
ボニルメチル−2−クロル−3−メチルイミダゾリウム
テトラフルオルボレートを得た:NMR(d6DMSO中);
1.5(s,9H);3.9(s,3H);5.17(s,2
H);7.81(d,1H);7.85(d,1H). 8.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc13:86:1V/V/V. 9.NMR(溶剤A中):3.68(s,3H);3.96(s,
3H);4.24(m,2H);4.86(s,2H);5.2
(d,1H);5.8(d,1H);6.94(s,1H);
7.3(s,2H) 10.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc10:89:1V/V/V. 11.NMR(溶剤F中):3.4(d,1H);3.7(d,
1H);4.0(s,3H);4.4(s,2H);5.1
(s,2H);5.22(d,1H);5.81(d,1H);
7.0(s,1H);7.1−8.3(m,4H). 12.反応はN−エトキシメチレンシアンアミド2当量、
3−アミノメチルセフアロスポリン1当量及びトリエチ
ルアミン1当量を用いてDMF中で実施した。 13.NMR(溶剤A中):3.5(d,1H);3.6(d,
1H);3.92(s,3H);4.0(d,1H);4.4
(d,1H);5.05(d,1H);5.8(d,1H);
6.8(s,1H);8.3(s,1H). 14.反応はt−ブチルシアノアセテート3当量及び3−
アミノメチルセフアロスポリン1当量及び触媒量のTA
Aを用いてDMF中で60℃で7時間実施した。 15.NMR(溶剤A中):3.6(d,1H);3.8(d,
1H);3.9(s,3H);4.0(m,2H);5.1
(d,1H);5.9(d,1H);6.8(s,1H). 例23〜52 3−アミノメチルセフアロスポリン誘導体としての3−
アミノメチル−7−〔2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−((Z)−1−カルボキシ−1−メチル
エトキシイミノ)−アセトアミノ〕−セフ−3−エム−
4−カルボン酸及び適当な第四級化した複素環式出発物
質を使用して例5〜11に記載の一般的方法を繰返し
た、この際反応はDMF/水5:2V/V中でNaHCO32〜
4当量の存在下に室温〜45℃の範囲の温度で1〜4時
間実施した。生成物をオクタデシルシランHPLCカラム上
で精製した、こうして以下の化合物が得られた: 脚注 1.出発物質は相応するクロル複素環式化合物であつた。 2.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc20−25:79−74:
1V/V/V. 3.NMR(溶剤F中):1.5(s,6H);3.4(d,1
H);3.2(d,1H);3.9(s,3H);4.4(s,
2H);5.2(d,1H);5.85(d,1H)7.1(s,
1H)6.9−8.3(m,4H). 4.クロルピリジウム塩は4−トリメチルシリルオキシピ
リジンとクロルメチルメチルスルフイド(溶剤に非ず)
とを反応させることにより得られた。抽出しかつエーテ
ルで洗浄した後に、生成物を塩化オキサリルを用いてク
ロロホルム中で60℃で8時間処理した。生成した4−
クロル−1−メチルチオメチルピリジニウムクロリドは
溶剤A中で以下のNMRを有していた:2.2(s,3H);
5.85(s,2H);8.4(d,2H);9.26(d,2
H). 5.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc28:71:1V/V/V. 6.NMR(溶剤A中):1.56(s,6H);2.12(s,
3H);3.42(d,1H);3.7(d,1H);4.4
(s,2H);5.22(d,1H);5.9(d,1H);
5.34(s,2H);7.04(s,1H);6.9−7.2(m,
2H);8.2−8.6(m,2H). 7.HPLC溶離剤:MeOH/水/HOAc25:74:1V/V/
V. 8.NMR(溶剤A中):1.5(s,6H);2.2(s,3
H);3.3(d,1H);3.5(d,1H);3.9(s,
3H);4.3(d,1H);4.5(d,1H);5.1
(d,1H)5.7(d,1H);6.8(s,1H);7.4
(d,1H);8.1−8.3(m,2H). 9.NMR(溶剤B中):1.6(s,6H);2.5(s,3
H);3.4(d,1H);3.7(d,1H);3.8(d,
3H);4.35(m,2H);5.2(d,1H);5.9
(d,1H)7.1(s,1H);6.8−7.1(m,2H)
8.1−8.3(m,1H). 10.例24の生成物をメタクロル過安息香酸を用いてCH2
Cl2中0℃で3時間酸化させた。生成物はエーテルで沈
殿させることにより単離した。 NMR(溶剤A中):1.48(s,6H);2.56(s,3
H);3.32(d,1H);3.62(d,1H);4.24
(d,1H);4.52(d,1H);5.08(d,1H);
5.76(d,1H);5.24(d,1H);5.56(d,1
H);6.78(s,1H);6.9−8.3(m,4H). 11.NMR(溶剤A中):1.52(s,6H);3.2−3.8
(m,2H);4.2(s,3H);4.24(d,1H);
4.52(d,1H);5.1(d,1H);5.78(d,1
H);6.8(s,1H). 12.4−クロルピリジニウム塩は4−クロル−2−クロ
ルメチルピリジンとジメチルスルフエート2当量とを6
時間反応させることにより得られた。粗製反応混合物を
エーテルで洗浄しかつ乾燥させた: NMR(溶剤B中):−3.5(s,3H);4.44(s,
3H);5.28(s,2H);;8.32(dd,1H);8.
54(d,1H);9.16(d,1H). 13.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc20:79:1V/V/V. 14.NMR(溶剤B中):1.54(s,6H)3.4−3.7
(m,2H);3.95(s,3H);4.38(s,2H);
5.0(s,2H);5.27(d,1H);5.9(d,1
H);7.0(s,1H);6.8−7.4(m,2H);8.0−
8.6(m,2H). 15.出発物質の3−カルバモイル−1−メチル−4−メ
トキシピリジニウム硫酸塩は、3−カルバモイル−4−
メトキシピリジンと50%過剰のジメチルスルフエート
とMeOH中で還境温度で18時間反応させることにより得
られた。溶剤を蒸発させかつ残留分をエーテルで滴定し
た。NMR(D2O中): 3.8(s,3H);4.1(s,3H);7.7(d,1H)
8.8(d,1H);9.1(s,1H). 16.NMR(溶剤A中):1.45(s,6H);3.3(d,
1H);3.5(d,1H);3.9(s,3H);4.3
(d,1H);4.5(d,1H);5.1(d,1H);5.
7(d,1H);6.8(s,1H);7.6(d,1H);
8.2(d,1H);8.75(s,1H). 17.出発物質の2−カルバモイル−1−メチル−4−メ
トキシピリジニウム硫酸塩は以下のようにして得られ
た。2−カルバモイル−4−メトキシピリジン−N−オ
キシドをラネー・ニツケルを用いてMeOH中で周囲温度で
水素の存在下に還元しかつ生成物の2−カルバモイル−
4−メトキシピリジンをアセトンから再結晶させた。こ
の生成物を硫酸ジメチル(溶剤に非ず)と60℃で1時
間反応させた。結晶塩を冷却した反応混合物から分離し
かつエーテルで洗浄した。NMR(D2O中):3.8(s,
3H);4.16(s,3H);4.2(s,3H);7.4−7.
6(m、1H);7.7(d,1H);8.7(d,1H). 18.NMR(溶剤B中):1.55(s,6H);3.4(d,
1H);3.6(d,1H);3.9(s,3H);4.3
(d,1H);4.5(d,1H);5.2(d,1H);5.
9(d,1H);7.1(s,1H);6.9−7.3(m,2
H);8.1−8.4(m,2H). 19.出発物質の2,3−シクロペンタノ−4−クロル−
1−メチルピリジニウムヨージドは以下のように製造し
た。塩素及びSO2の流れをクロロホルム中の2,3−シ
クロペンタノピリジン−N−オキシドの溶液中を4時間
貫流させた。溶剤を蒸発させ、水を加えかつpHを8に調
整した。該混合物をスチーム蒸留しかつ有機生成物を蒸
留して2,3−シクロペンタノ−4−クロルピリジンを
得た。この化合物を過剰の沃化メチル(溶剤に非ず)で
0℃で処理した。結晶生成物をエーテルで洗浄した。 NMR(D2O中):2.2−2.6(m,2H);3.2−3.5
(m,4H);4.2(s,3H);7.85(d,1H);
8.46(d,1H). 20.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc30:69:1V/V/V. 21.NMR(溶剤B中):1.5(s,6H);2.0−3.2
(m,6H);3.5(m,2H);4.5(m,2H);5.
2(d,1H);5.9(d,1H);7.0(s,1H)7.0
(d,1H);8.1(d,1H). 22.HPLC溶離剤MeOH/水性炭酸アンモニウム(2g./
1)35:65V/V. 23.NMR(溶剤B中):1.51(s,6H);3.2−3.8
(m,2H);4.36(s,2H);5.22(d,1H);
5.9(d,1H);5.42(s,2H);6.93(s,1
H)7.47(s,5H);7.0−7.2,7.3−7.5,8.3−8.8
(m,m,m,4H) 24.NMR(溶剤B中):1.6(s,6H);3.5(n,
2H);3.9(s,3H);4.5(d,1H);4.7
(d,1H);5.2(d,1H);5.9(d,1H);7.
05(s,1H);6.9−7.5(m,2H);8.0−8.4
(m,2H). 25.出発物質の4−クロル−1−〔2−(t−ブトキシ
カルボニルアミノ)エチル〕ピリジニウムトルエン−p
−スルホン酸塩は以下のようにして製造した。4−ピリ
ドン、N−t−ブトキシカルボニル−2−メタンスルホ
ニオキシルエチルアミン及び炭酸カリウムをアセトン中
で還流下に15時間加熱した。過した混合物をシリカ
ゲルクロマトグラフイーにおいて精製して、結晶状固体
として1−〔2−(t−ブトキシカルボニルアミノ)エ
チル〕−4−ピリドンを得た。該生成物をトルエン−p
−スルホニルクロリドとトルエン中で還流下に反応させ
た。分離した油状物をエーテルで洗浄しかつ乾燥した。 NMR(溶剤B中):1.27(s,9H);2.3(s,3
H);3.3−3.7(m,2H);4.6(t,2H);7.12
(d,2H);7.51(d,2H);8.4(d,2H);
9.05(d,2H). 26.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc35−40;64−5
9:1V/V/V. 27.NMR(溶剤A中):1.3(s,9H);1.52(s,
6H);3.2−3.6(m,4H);4.0−4.4(m,4
H);5.2(d,1H);5.88(d,1H);6.95
(s,1h);6.8−7.2(m,2H);8.0−8.4(m,
2H). 28.該物質は例35の生成物を塩化メチレン/TFA5
0:50V/Vと30分間反応させることにより得られ
た。溶剤を蒸発させ、残留分をMeOH中に溶かしかつ生成
物をエーテルで沈殿させた。 29.NMR(溶剤B中):1.54(s,6H);3.2−3.7
(m,4H);4.1−4.6(m,4H);5.2(d,1
H);5.88(d,1H)7.0(s,1H);6.8−7.3
(m,2H);8.0−8.4(m,2H). 30.出発物質の3−ブロム−4−クロル−1−メチルピ
リジニウムヨージドは最小量のMeOH中の3−ブロム−4
−クロルピリジンを大過剰の沃化メチルと周囲温度で1
8時間反応させることにより得られた。生成した油状物
をエーテルで摩砕することにより固体を得た。 NMR(d6DMSO中):4.35(s,3H);8.55(d,1
H);9.1(d,1H);9.6(s,1H). 31.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc30:69:1V/V/V. 32.NMR(溶剤B中):1.6(s,6H);3.5(m,
2H);4.6(m,2H);4.2(d,1H);4.9
(d,1H);7.1(s,1H);7.3(d,1H);8.
4(d,1H);8.8(d,1H). 33.出発物質は以下のようにして得られた。MeOH中の4
−クロル−3−メトキシピリジン−N−オキシド及びラ
ネー・ニツケルの混合物に3時間水素を吹込んだ。溶剤
を蒸発させて4−クロル−3−メトキシピリジンを得
た。この生成物と、MeOH及び大過剰の沃化メチルとの混
合物を周囲温度で18時間放置した。溶剤を蒸発させか
つ残留分をエーテルで摩砕して、4−クロル−3−メト
キシ−1−メチルピリジニウムヨージドを得た。 NMR(溶剤F中):4.05(s,3H);4.3(s,3
H);8.3(d,1H);8.6(d,1H);9.0(s,
1H). 34.NMR(溶剤B中):1.6(s,6H);3.5(m,
2H);4.0(s,3H);4.5(m,2H);5.2
(d,1H);5.9(d,1H);7.1(s,1H);7.
1(m,1H);8.1(m,2H). 35.出発物質は3−フルオル−1−メチルピリジニウム
沃化物でありかつ反応混合物を40℃で7時間加熱し
た。 36.NMR(溶剤B中):1.6(s,6H);3.5−3.7
(m,2H);4.25(s,3H);4.2(m,2H);
5.2(d,1H);5.9(d,1H);7.1(s,1
H);7.6−7.8(m,2H);8.1−8.3(m,2H). 37.出発物質は以下のようにして得られた。DMF/水中の
4−クロル−2−クロルメチルピリジン及び酢酸ナトリ
ウムの混合物を50℃で18時間加熱した。溶剤を蒸発
させかつ残留分を水からEtOAcで抽出した。抽出した物
質をシリカゲルクロマトグラフイーによつて精製した。
この生成物を塩化メチレン中で10%過剰の硫酸ジメチ
ルで処理した。アミド生成物をエーテルで洗浄して、2
−アセトキシメチル−4−クロル−1−メチルピリジニ
ウムメチル硫酸塩を得た。NMR(溶剤A中):2.13
(s,3H);3.4(s,3H);4.28(s,3H);
5.5(s,2H);8.3(dd,1H);9.1(d,1
H). 38.NMR(溶剤A中):1.47(s,6H);2.17
(s,3H);3.2−3.6(m,2H);3.88(s,3
H);4.2−4.7(m,2H);5.1(d,1H);5.78
(d,1H);6.76(s,1H);6.7−7.1,7.2−7.
5,8.0−8.4(m,m,m,4H). 39.出発物質は以下のようにして得られた。CH2Cl2中の
4−メチルチオピリジン及びブロムアセトアミドの混合
物を周囲温度で18時間放置した。生成した沈殿物をエ
ーテルで 洗浄し、乾燥しかつメタクロル過安息香酸を用いて塩化
メチレン/TFA中で周囲温度で酸化した。溶剤を蒸発
させかつ残留分をエーテルで洗浄して、1−カルバモイ
ルメチル−4−メタンスルホニルピリジニウムブロミド
と1−カルバモイルメチル−4−メタンスルホニルピリ
ジニウムブロミドの混合物を得た。 NMR(溶剤B中):3.65(s,3H)5.58(s,2
H);8.74(d,2H);9.38(d,2H). 40.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc15:84:1v/v/v. 41.NMR(溶剤A中):1.47(s,6H);3.32
(d,1H);3.6(d,1H);4.2(d,1H);4.
52(d,1H);4.86(s,2H);5.06(d,1
H);5.76(d,1H);6.75(s,1H);6.8−
7.1,7.2−7.5,7.9−8.3(m,m,m,4H). 42.出発物質は4−クロル−3−フルオルピリジンを過
剰の沃化メチル(溶剤に非ず)と0℃で5日間反応させ
ることにより得られた。結晶生成物をエーテルで洗浄し
かつ乾燥して、4−クロル−3−フルオル−1−メチル
ピリジニウムヨージドを得た。 NMR(溶剤A中):4.4(s,3H);8.6(d,1
H);9.0(d,1H);9.6(d,1H). 43.NMR(溶剤B中):1.6(s,6H);3.6(m,
2H);4.0(s,3H);4.5(m,2H);5.2
(d,1H);5.9(d,1H);7.05(s,1H);
7.2−7.4(m,1H);8.2−8.4(m,1H);8.6−
8.8(m,1H). 44.出発物質は2−アミノ−4−クロルピリジンと過剰
の沃化メチル(溶剤に非ず)を周囲温度で2日間放置し
て、固形物として2−アミノ−4−クロル−1−メチル
ピリジニウムとすることにより得られた。 NMR(d6DMSO中):3.6(s,3H);6.6−6.7
(m,1H);7.0(d,1H);7.9(d,1H). 45.反応混合物を40℃で20時間加熱した。 46.NMR(溶剤B中):1.6(s,6H);3.6(m,
2H);4.2−4.3(m,2H);5.2(d,1H);5.9
(d,1H);5.9−6.0(m,1H);6.3−7.5(m,
1H);7.6−7.8(m,1H). 47.出発物質は3−アミノ−4−クロルピリジンと過剰
の沃化メチル(溶剤に非ず)の混合物を環境温度で1時
間放置して、固形物として3−アミノ−4−クロル−1
−メチルピリジニウムヨージトとすることにより得た。 NMR(溶剤F中):4.2(s,3H);7.9−8.3
(m,3H). 48.NMR(溶剤B中):1.6(s,6H);3.6(m,
2H);4.4(m,2H);3.9(s,3H);5.2
(d,1H);5.9(d,1H);6.8−7.0(d,1
H);7.6(s,1H);7.8−8.0(d,1H). 49.出発物質は以下のようにして製造した。DMF/ジオキ
サン/水1:1:1v/v/v中の4−クロル−2−クロル
メチルピリジン、2−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ)エタンチオール及び重炭酸ナトリウムの混合物を周
囲温度で24時間放置した。該生成物をシリカゲルクロ
マトグラフイーによつて精製しかつ硫酸ジメチル1当量
で周囲温度で2時間処理した。こうして、4−クロル−
1−メチル−2−〔2−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ)エチルチオメチル〕ピリジニウム硫酸塩が得られ
た。NMR(CDCL3):1.48(s,9H);2.72
(t,2H);3.3(m,2H);3.68(s,3H);
4.28(s,2H);4.5(s,3H);7.9(dd,1
H);8.26(d,1H);9.14(d,1H). 50.反応の終了時に溶剤を蒸発させかつ残留分をTFA
で30分間処理した。 51.NMR(溶剤B中):1.48(s,6H);2.72
(m,2H);3.04(m,2H);3.52(m,2
H);3.88(s,3H);4.0(m,2H);4.3
(m,2H);5.14(d,1H);5.84(d,1
H);6.94(s,1H);7.0(m,2H);8.0
(m,1H). 52.出発物質は以下のようにして得ることができる。2
−クロルメチル−4−クロルピリジンと過剰のテトラメ
チルキノリンアジドとをCH2Cl2中で周囲温度で24時間
反応させて、2−アジドメチル−4−クロルピリジン、
NMR(CDCl3中):4.5(s,2H);7.5(m,2
H);8.5(d,lH)を得た。この化合物をMeOH中で
無水酢酸2当量の存在下にラネー・ニツケルで周囲温度
で30分間還元して、シリカゲルクロマトグラフイーに
よつて精製した後、2−アセチルアミノメチル−4−ク
ロルピリジン、NMR(CDCl3中):2.1(s,3H);
4.56(d,2H);7.3(m,2H);8.48(d,2
H)を得た。この化合物を過剰の硫酸ジメチルと40℃
で30分間反応させて、2−アセチルアミノメチル−4
−クロル−1−メチルピリジニウムメチル硫酸塩を得
た。 NMR(溶剤F中):2.0(s,3H);3.44(s,3
H);4.3(s,3H);4.7(s,2H);8.2(m,
2H);9.04(d,lH). 53.NMR(溶剤B中):1.56(s,6H)1.98
(s,3H);3.5(m,2H);3.9(s,3H);4.
4(m,4H);5.22(d,1H);5.9(d,2
H);6.9(m,2H);7.08(s,lH);8.2
(m,lH). 54.出発物質は以下のようにして得ることができる。2
−アジドメチル−4−クロルピリジンをラネー・ニツケ
ルでMeOH中で無水ビス(O−t−ブチルカルボン酸2当
量の存在下に周囲温度で1時間還元した。生成物をシリ
カゲル上でのクロマトグラフイーによつて精製すること
により、2−t−ブトキシカルボニルアミノメチル−4
−クロルピリジン、NMR(CDCl3中):1.46(s,9
H);4.44(d,2H);5.4(m,1H);7.3
(m,2H);8.46(d,2H)を得た。この化合物
を過剰の硫酸ジメチルと40℃で1.5時間反応させて、
2−t−ブトキシカルボニルアミノメチル−4−クロル
−1−メチルピリジニウムメチル硫酸塩を得た。NMR
(CDCl3中):1.46(s,9H);3.6(s,3H);
4.36(s,3H);4.72(d,2H);6.6(m,1
H);7.9(m,2H);9.02(d,1H). 55.反応の終了時に、粗製生成物をTFAで周囲温度で
30分間処理した。 56.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc5−10:94−89:1
v/v/v. 57.NMR(溶剤B中):1.52(s,6H);3.5
(m,2H);3.92(s,3H);4.36(s,4
H);5.2(d,1H);5.9(d,1H);7.04
(m,2H);7.06(s,1H);8.3(m,1H). 58.出発物質は以下のようにして得ることができる。4
−メチルチオピリジンと2−ブロムエタノール5当量と
を40℃で18時間反応させ、エーテルから沈殿させた
後、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチオピ
リジニウムブロミド、NMR(溶剤B中):2.68
(s,3H);3.8(t,2H);4.5(t,2H);7.
9(d,2H);8.68(d,2H)を得た。この化合物
をメタクロル過安息香酸を用いてCH2Cl2/TFA中で周
囲温度で3時間酸化して、1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−4−メタンスルフイニルピリジニウムブロミドと
相応するスルホンの1:1混合物を得た:NMR(溶剤
F中):3.0(s,3H);3.56(s,3H);3.8−
4.1(m,2H);4.7−5.0(m,2H);8.5(d,2
H);8.72(d,2H);9.24(d,2H);9.44
(d,2H). 59.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc15−20;84−7
9:1v/v/v. 60.NMR(溶剤B中):1.54(s,6H);3.42
(d,1H);3.68(d,1H);3.72(t,2
H);4.2(t,2H);4.2(d,1H);4.48
(d,1H);5.2(d,1H);5.76(d,1H);
7.04(s,1H);6.9−7.2(m,2H);8.0−8.4
(m,2H). 61.出発物質は以下のようにして製造することができ
る。4−メチルチルピリジンとクロルアセトン5当量と
を40〜50℃で18時間反応させて、1−アセチルメ
チル−4−メチルチオピリジニウムクロリド、NMR
(溶剤B中):2.27(s,3H);2.71(s,3
H);6.0(s,2H);7.93(d,2H);85
(d,2H)を得た。この化合物を僅かに過剰のメタク
リル安息香酸を用いてCH2Cl2/TFA中で0℃で酸化し
て、1−アセチルメチル−4−メタンスルフイニルピリ
ジニウムクロリドを得た、NMR(溶剤B中):2.32
(s,3H);3.01(s,3H);5.84(s,8.5
(d,2H);9.0(d,2H). 62.NMR(溶剤B中):1.52(s,6H);2.22
(s,3H);3.46(d,1H);3.74(d,1
H);4.4(s,2H);5.25(d,1H);5.9
(d,1H);5.23(s,2H);6.97(s,1
H);6.9−7.2(m,2H);7.9−8.3(m,2H). 63.この物質は例49の生成物に相当する1−ベーター
オキシドである。これはこの先駆物質からメタクロル過
安息香酸とCH2Cl2/TFA中で0℃〜周囲温度で30分
間反応させることにより得られた。NMR(溶剤B
中):1.6(s,6H);2.22(s,3H);3.64
(d,1H);3.88(d,1H);4.44(s,2
H);5.06(d,1H);6.1(d,1H);5.23
(s,2H);7.16(s,1H);6.9−7.2(m,1
H);7.9−8.3(m,1H). 64.出発物質は以下のようにして得ることができる。4
−メチルチオピリジンと2−ジメチルアミノエチルクロ
リド塩酸塩1当量とをEtOH中で還流下に18時間反応さ
せて、1−(2−ジメチルアミノエチル)−4−メチル
チオピリジニウムクロリド、NMR(溶剤B中):2.7
(s,3H);2.87(s,6H);3.75(t,2
H);4.92(t,2H);7.98(d,2H);8.84
(d,2H)を得た。この化合物をメタクロル過安息香
酸を用いてCH2Cl2/TFA中で0℃〜周囲温度で40分
間酸化して、1−(2−ジメチルアミノエチル)−4−
メタンスルフイニルピリジニウムクロリドを得た、NM
R(溶剤B中):3.0(s,6H);3.34(s,3
H);3.87(t,2H);5.16(t,2H);8.52
(d,2H);9.36(d,2H). 65.NMR(溶剤B中):1.54(s,6H)2.86
(s,6H);3.6−3.8(m,4H);4.3−4.7(m,
4H);5.22(d,1H);5.9(d,1H);7.02
(s,1H);6.9−7.2(m,2H);8.1−8.5(m,
2H). 66.出発物質は以下のようにして得ることができる。4
−メチルチオピリジンとN−アセチル−2−クロルエチ
ルアミンとを80℃で4時間反応させ、CH2Cl2溶液から
EtOAcで沈殿させた後、1−(2−アセチルアミノエチ
ル)−4−メチルピリジニウムクロリド、NMR(溶剤
B中):1.76(s,3H);2.69(s,3H);3.6
(t,2H);4.5(t,2H);7.87(d,2H);
8.64(d,2H)を得た。この化合物をメタクロル過
安息香酸1当量とCH2Cl2/TFA中で0℃〜周囲温度で
反応させた。この生成物をCH2Cl2/MeOH溶液からエーテ
ルで沈殿させて、1−(2−アセチルアミノエチル)−
4−メタンスルフイニルピリジニウムクロリドを得た。
NMR(溶剤B中):1.76(s,3H);3.0(s,3
H);3.66(t,2H);4.74(t,2H);8.47
(d,2H);9.22(d,2H). セフアロスポリン出発物質は以下のようにして製造する
ことができる。 無水塩化メチレン415m中のDMF5.8mの攪拌
混合物に−10℃で塩化オキサリル6.15mを滴加し
た。−10℃で30分間攪拌を継続して、(クロルメチ
レン)ジメチルアンモニウムクロリドのゼラチン状の白
色沈殿物を得た。この攪拌懸濁液に2−((Z)−1−
t−ブトキシカルボニル−1−メチルエトキシイミノ)
−2−(2−トリエチルアミノチアゾール−4−イル)
酢酸40.0g、次いでN−メチルモルホリン8.80mを
注入した。−50℃〜−15℃で30分間攪拌した。 もう1つのフラスコ中で、無水塩化メチレン150m
中の7−アミノ−3−アジドメチルセフ−3−エム−4
−カルボン酸17.85gの懸濁液をN,O−ビス(トリメ
チルシリル)アセトアミド34.5mと共に1時間攪拌
して清澄なオレンジ色の溶液を得た。この溶液を注入器
を用いて前記の酸クロリド溶液に移した、その添加中に
は−10℃で攪拌した。次いで、反応混合物を室温に加
熱しかつ更に90分間攪拌した。次いで、該混合物を水
500m中に注入しかつEtOAc(3×500m)で
抽出した。合したEtOAc抽出物を水で洗浄し、乾燥(Na2
SO4)しかつ溶剤を減圧下に蒸発させて鈍黄色のフオー
ムを得た。この粗製生成物を塩化メチレン中に溶解させ
かつキーゼルゲル60 125gのカラムに供給した。
塩化メチレン/MeOH/HOAc96:2:2v/v/vで溶離し
て、3−アジドメチル−7−〔2−(2−トリチルアミ
ノチアゾール−4−イル)−2−((Z−1−t−ブト
キシカルボニル−1−メチルエトキシイミノ)−アセト
アミド〕セフ−3−エム−4−カルボン酸46.4gを白
色フオームとして得た。 NMR(溶剤A中):1.30(s,9H);1.35(s,
6H);3.37(d,1H);3.65(d,1H);3.9
(d,1H);4.35(d,1H);5.10(d,1
H);5.7(d,1H);6.66(s,1H);7.25
(s,15H). ラネー・ニツケル10.2gの水性スラリーを1回でMeOH
60m及びTFA60mの混合物中のアジド20.0
gの攪拌溶液に加えた。激しい泡立ちが観察された。1
時間攪拌しかつラネー・ニツケルをケイソウ土を通した
濾過により除去した。このフイルターパツドをMeOHで十
分に洗浄しかつ洗浄物を濾液と合した。溶剤を減圧下に
蒸発させて、淡緑色の固形残留分を得、これを次いでT
FA60mと水1.5mの混合物と共に2時間攪拌し
た。この混合物を蒸発乾固しかつ残留分を水400m
と共に30分間激しく攪拌した。生成した溶液をケイソ
ウ土を通して溶解してないトリフエニルメタノールを除
去しかつ該濾液をダイアイオン(Diaion)HP20樹脂
1のカラムに供給した。該カラムを水500mで溶
離して無機物質を除去し、次いで水性MeOH1:1v/vで
溶離した。HPLCによつて生成物が含有されていることが
判明したフラクシヨンを減圧下に蒸発させることによ
り、淡黄色のフオームとして3−アミノメチル−7−
〔2−(2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−((Z)−1−カルボキシ−1−メチルエトキシイミ
ノ)アセトアミド〕セフ−3−エム−カルボン酸4.20
gが得られ、これは以下のNMR(溶剤A中)を有して
いた:1.4(s,6H);3.1−3.8(コンプレツクス
4H);4.95(d,1H);5.7(d,H);6.72
(d,1H). 例53〜55 例1,例5及び例6に記載の方法をそれぞれ繰り返した
が、例36の生成物を出発物質として使用し、次の化合
物を生じた。 脚注 1.反応は、(エトキシメチレン)アンモニウムクロリド
4当量及びトリエチルアミン8当量を使用してDMF中で
環境温度で6時間実施した。溶剤は、蒸発され、残滓
は、クロマトグラフイーによつてHP20樹脂で水、さ
らにアセトニトリル/水5〜15:95〜85v/vを
溶離剤として使用して精製された。 2.NMR(溶剤B):1.55(s,6H);2.29(s,
3H);3.2〜4.0(m,4H);4.1〜4.5(m,4
H);5.2(d,1H);5.84(d,1H);7.02
(s,1H);7.16(m,2H);7.54(m,2
H);6.9〜7.2(m,2H);7.8〜8.4(m,2
H)。 3.反応は、DMF/水1:1v/v中で1−エトキシエチ
リデンアンモニウムクロリド15当量及び重炭酸ナトリ
ウム15当量を用いて0℃〜環境温度で1時間実施し
た。溶剤は、蒸発され、残滓は、HPLCによつてオクタデ
シルシランカラムでMeOH/水/HOAc15〜20:84〜
79:1v/v/vを使用して精製された。 4.NMR(溶剤B中):1.54(s,6H);2.13
(s,3H);2.29(s,3H);3.4〜3.8(m,
4H);4.1〜4.5(m,4H);5.18(d,1
H);5.86(d,1H);7.02(s,1H);7.1
4(m,2H);7.54(m,2H);6.9〜7.2
(m,2H);8.0〜8.4(m,2H)。 5.反応は、DMF中でN,N−ジメチル−N−(ジメトキシメ
チル)アミン2当量を使用して環境温度で2時間実施し
た。溶剤は、蒸発され、残滓は、クロマトグラフイーに
よつてHP20樹脂で水、さらにMeOH/水20:80v
/vを溶離剤として使用して精製された。 6.NMR(溶剤B中):1.52(s,6H);2.3(s,
3H);2.99(s,3H);3.16(s,3H);3.
4〜4.0(m,4H);4.2〜4.4(m,4H);5.1
4(d,1H);5.82(d,1H);6.96(s,1
H);7.14〜7.53(d,d,4H);6.8〜7.2
(m,2H);8.0〜8.4(m,2H)。 例56 TFA(5m)中の7−〔2−(2−トリチルアミノチ
アゾール−4−イル)−2−〔(Z)−1−t−ブトキ
シカルボニル−1−メチルエトキシイミノ)アセトアミ
ド〕−3−(1−エチル−4−ピリジニオ)アミノメチ
ルセフ−3−エム−4−カルボキシレート(410mg)
の溶液を30分間放置した。次に、水(0.5m)を添
加し、さらに30分後、溶剤を減圧下で蒸発させた。こ
の残滓を水(25m)で磨砕し、得られる溶液を珪藻
土を介して濾過し、不溶性トリフエニルメタノールを除
去した。この濾液を減圧下で蒸発させて乾燥し、橙色の
ガラス状物(310mg)を生じ、これをHPLCによつてオ
クタデシルシランカラムでMeOH/水/HOAc30:70:
1v/v/vで溶離して精製した。こうして、7−〔2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−〔(Z)
−1−カルボキシ−1−メチルエトキシイミノ)アセト
アミド〕−3−(1−エチル−4−ピリジニオ)アミノ
メチルセフ−3−エム−4−カルボキシレート(28m
g)を次のNMR(溶剤A中)を有する白色の固体として得
た:1.43(t,3H);1.5(s,6H);3.43
(d,1H);3.7(d,1H);4.22(q,2
H);4.35(br,2H);5.2(d,1H);5.8
5(d,1H);6.77(d,1H);7.0(d,2
H);8.25(br,2H)。 出発物質は、次のようにして得ることができる:還流無
水トルエン(60m)中の1−エチル−4−ピリドン
(3.98g)の攪拌した溶液に再結晶させたトルエン−
p−スルホニルクロリド(6.18g)を添加した。5分
後、この反応混合物を室温に冷却し、トルエンをゴム状
沈澱物からデカンテーシヨンした。この沈澱物をエーテ
ルで磨砕し、4−クロル−1−エチルピリジニウムトル
エン−p−スルホネート(9.98g)を次のNMR(D2O)
を有する僅かに灰色がかつた白色の固体として生じた:
1.6(t,3H);2.36(s,3H);4.58(q,
2H);7.32(d,2H);7.66(d,2H);8.
06(d,2H);8.74(d,2H)。 MeOH(170m)中の3−アミノメチル−7−t−ブ
トキシカルボニルアミノセフ−3−エム−4−カルボン
酸(3.28g)及びトリエチルアミン(4.17m)の
攪拌した懸濁液に4−クロル−1−エチルピリジニウム
トルエン−p−スルホネートを添加した。固体は迅速に
溶解し、橙色の溶液を生じた。2.5時間後、溶剤を減圧
下で蒸発させることによつて除去した。この残滓を水
(400m)に溶解し、この溶液のpHを重炭酸ナトリ
ウムを添加することによつて6.0に調節した。次に、こ
の溶液をジアイオン(Diaion)HP20樹脂(200m
)のカラムに与え、この樹脂によりまず水で溶離し、
次に残留する3−アミノメチル出発物質を水性アセトン
4:1v/vで除去した。7−t−ブトキシカルボニル
アミノ−3−(1−エチル−4−ピリジニオ)アミノメ
チルセフ−3−エム−4−カルボキシレートを含有する
画分を合し、アセトンを蒸発させ、残滓を凍結乾燥し、
精彩を欠いた僅かに灰色がかつた白色の固体2.0gを生
じた。 上記のアミノピリジニウム化合物(250mg)をTFA
(0.66m)に溶解した。30分後、溶剤を減圧下で
蒸発させた。この残滓を水(10m)に溶解し、この
攪拌した溶液に粉末状重炭酸ナトリウム(718mg)を
添加し、引続きアセトン(5m)中の2−((Z)−
1−t−ブトキシカルボニル−1−メチルエトキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセチルクロリド(280mg)の溶液を添加した。
この反応混合物を室温で1晩中攪拌し、次いでEtOAcと
水との間に分配した。水相をN水性HClで酸性にしてpH
3.0とし、EtOAcで再抽出した。合したEtOAc抽出液を食
塩水で洗浄し、乾燥し、かつ溶剤を減圧下で蒸発させ、
粗製出発物質、7−〔2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2((Z)−1−t−ブトキシカル
ボニル−1−メチルエトキシイミノ)−アセトアミド〕
−3−(1−エチル−4−ピリジニオ)アミノメチルセ
フ−3−エム−4−カルボキシレート(410mg)、を
黄色の気泡体として生じた。 例57〜65 DMF(11m)中の3−アミノメチル−7−〔2−
(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−((Z)−
1−カルボキシ−1−メチルエトキシイミノ)アセトア
ミド〕セフ−3−エム−4−カルボン酸(194mg、0.
4ミリモル)及び水(3m)の溶液に0℃で水の最小
容量に溶解した重炭酸ナトリウム(403mg、4.8ミリ
モル)を添加し、引続き1−メチル−4−クロルキノリ
ニウムヨージド(122mg、0.4ミリモル)を添加し
た。1時間後、この混合物をHOAc(288μ、4.8ミ
リモル)で処理し、減圧下で蒸発させて乾燥した。この
残滓を水(6m)に溶解し、この溶液をHPLCによつて
オクタデシルシランカラムでMeOH/水/HOAc40:6
0:1v/v/vを溶離剤として使用して精製した。こ
の生成物を含有する画分を合し、MeOHを蒸発によつて除
去し、水性残滓を凍結乾燥し、生成物(50%)を生じ
た。この一般的方法を使用し、適当な四級複素環式化合
物を用いて開始し、次の化合物を得た。 脚注 1.NMR(溶剤A中):1.4(s,6H);3.52(b
r,2H);4.6(br,2H);4.07(s,3
H);5.1(d,1H);5.8(d,1H);6.7
(s,1H);7.2〜8.7(複合,6H)。 2.NMR(溶剤A中):0.72(t,3H);1.35
(s,6H);1.65(m,2H);3.4(br,3
H);3.96(t,2H);4.2(br,2H);5.0
3(d,1H);5.71(d,1H);6.65(s,1
H);6.92(q,2H);8.08(q,2H)。 3.出発物質は、次のようにして得ることができる:4−
ヒドロキシピリジン(950mg)及びアセトン(30m
)中の1−ヨードプロパン(2.34m)の溶液を還
流下で2時間粉末炭酸カリウム(2.76g)と一緒に攪
拌した。この反応混合物を室温に冷却し、濾過した。溶
剤を濾液から蒸発させ、残滓をクロマトグラフイーによ
つて珪酸ゲル60(100gで塩化メチレン/MeOH10
0:0〜80:20v/vで溶離して精製し、1−n−
プロピル−4−ピリドン(1.05g)を次のNMR(CDC
l3)を有する油として生じた:0.9(t,3H);1.7
5(m,2H);3.7(t,2H);6.23(d,2
H);7.28(d,2H)。この物質を例56の第2の
部分の記載と同様に塩素化し、4−クロル−1−n−プ
ロピルピリジニウムトルエン−p−スルホネートを生じ
た。 4.NMR(溶剤A中):1.4(br,12H);3.32
(d,1H);3.56(d,1H);4.15(d,1
H);4.36(d,1H);4.4(m,1H);5.05
(d,1H);5.75(d,1H);6.68(s,1
H);6.95(m,2H);8.1(d,1H);8.27
(d,1H)。 5.出発物質は、脚注3に記載の方法と同様にして臭化イ
ソプロピルを使用して得ることができる。 6.NMR(溶剤A中):1.4(s,6H);1.5(s,9
H);3.3(d,1H);3.55(d,1H);4.15
(d,1H);4.36(d,1H);5.05(d,1
H);5.75(d,1H);6.67(s,1H);6.9
(m,2H);8.3(m,2H)。 7.出発物質は、次のようにして得ることができる:t−
ブチルアミン(3.0m)中の4−ピロン(730mg)
の溶液を3日間放置した。過剰のt−ブチルアミンを減
圧下で蒸発させ、残滓をクロマトグラフイーによつて珪
酸ゲル60(20g)で塩化メチレン/MeOH100:0
〜90:10v/vで溶離して精製し、次のNMR(溶剤
A)を有する1−t−ブチル−4−ピリドン(530m
g)を生じた:1.55(s,9H);6.4(d,2
H);7.6(d,2H)。この物質を例56の第2の部
分の記載と同様にして塩素化し、4−クロル−1−t−
ブチルピリジニウムトルエン−p−スルホネートを生じ
た。 8.NMR(溶剤A中):1.05(br,4H);1.4
(s,6H);3.3(d,1H);3.6(d,1H);
3.75(m,1H);4.18(d,1H);4.4(d,
1H);5.1(d,1H);5.77(d,1H);6.6
9(s,1H);6.9(m,2H);8.06(d,1
H);8.24(d,1H)。 9.出発物質は次のようにして得ることができる:2,6−
ジカルボキシ−4−ピロン(10.0g)及びMeOH(30
0m)中のシクロプロピルアミン(3.8m)の溶液
を室温で1晩中攪拌した。沈澱した塩を濾別し、真空下
で乾燥し、かつ30分間200℃に加熱した。得られる
黒色のゴムを塩化メチレン(3×150m)で抽出し
た。この抽出液を濃縮し、クロマトグラフイーによつて
珪酸ゲル60(100g)で塩化メチレン/MeOH10
0:0〜80:20v/vを使用して精製し、1−シク
ロプロピル−4−ピリドン(1.26g)を次のNMR(CDC
l3)を有する油として生じた:1.03(m,4H);3.
38(m,1H);6.3(d,2H);7.4(d,2
H)。この物質を例56の第2の部分の記載と同様にし
て塩素化し、4−クロル−1−シクロプロピルピリジニ
ウムトルエン−p−スルホネートを生じた。 10.NMR(溶剤A中):1.4(s,6H);3.32(d,
1H);3.57(d,1H);4.15(d,1H);4.
36(d,1H);4.7(d,2H);5.05(d,1
H);5.25(m,2H);5.75(d,1H);5.9
5(m,1H);6.68(s,1H);6.95(m,2
H);7.95(d,1H);8.13(d,1H)。 11.出発物質は、脚注3に記載した方法と同様にして臭
化アリルを使用して得ることができる。 12.NMR(溶剤A中):1.4(s,6H);3.28(d,
1H);3.55(d,1H);4.3(br,2H);5.
05(d,1H);5.69(d,1H);6.7(s,1
H);7.1〜7.9(m,5H);8.4〜8.8(m,2
H)。 13.反応は、2−ブロムキノリジニウムブロミドを用い
て70℃で実施された。 14.NMR(溶剤A中):1.4(s,6H);2.7(s,3
H);3.53(br,2H);3.95(s,3H);4.
55(br,2H);5.1(d,1H);5.8(d,1
H);6.7(s,1H);7.4〜8.6(複合,5H)。 15.出発物質は、次のようにして得ることができる:4
−クロルキナルジン(1.0g)及びアセトニトリル(3
m)中の沃化メチル(1.12m)の溶液を暗中で1
晩中放置した。この反応混合物をエーテルで希釈し、生
じる1,2−ジメチル−4−クロルキノリニウムヨージド
の紫色の結晶を濾過し、かつ真空中で乾燥し、181mg
の収量を生じた。NMR(D2O):3.0(s,3H);4.3
8(s,3H);7.7〜8.75(複合,5H)。 16.NMR(溶剤A中):1.4(s,6H);2.7(s,3
H);3.27(d,1H);3.53(d,1H);3.9
(s,3H);4.4(d,1H);4.6(d,1H);
5.0(d,1H);5.65(d,1H);6.7(s,1
H);7.4〜8.6(複合,4H)。 17.出発物質は、次のようにして得ることができる:粉
末4,6−ジクロル−2−メチルキノリン(254mg)を
アセトニトリル(1m)中のトリメチルオキソニウム
テトラフルオルボレート(177mg)の攪拌した溶液に
添加し、攪拌を1晩中継続させた。溶剤を蒸発させ、残
滓をエーテルで磨砕し、4,6−ジクロル−1,2−ジメチル
キノリニウムテトラフルオルボレート(296mg)を生
じた。NMR(溶剤A中):3.07(s,3H);4.44
(s,3H);7.9〜8.8(複合,4H)。 例66〜67a 例57〜65に記載の一般的方法を繰り返し、次の化合
物を得た。 脚注 1.例54〜62の標準的方法によつて(この場合には、
DMFをアセトニトリルによつて代えた)、適当な3−ア
ミノメチルセフアロスポリン誘導体及び4−クロル−1,
2−ジメチルキノリニウムテトラフルオルボレートから
出発し、生成物をクロマトグラフイーによつてジアイオ
ン(Diaion)HP20SS樹脂で後処理することにより
製造した。 2.NMR(溶剤A中):2.73(s,3H);3.44
(q,2H);3.98(s,3H);4.53(m,4
H);5.02(d,1H);5.68(d,1H);6.8
(s,1H);7.3(s,1H);7.6〜8.2(m,3
H);8.48(d,1H)。 3.3−アミノメチルセフアロスポリンは、次のようにし
て得ることができる:塩化オキサリル(337μ)及
びDMF(330μ)をCH2Cl2(20m)に−10℃
で添加し、30分間攪拌した。2−((Z)−t−ブト
キシカルボニルメトキシイミノ)−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)酢酸及びN−メチルモル
ホリン(510μ)を添加し、攪拌を30分間継続さ
せた。その間に別個のフラスコ中でジクロルメタン(8
m)中の7−アミノ−3−アジドメチルセフ−3−エ
ム−4−カルボン酸(987mg)の懸濁液をN,O−ビス
(トリメチルシリル)アセトアミド(1.91m)で処
理し、かつ1時間攪拌し、澄明な溶液を生じ、これを注
入器によつて酸塩化物溶液に移した。この混合物を−1
0℃で1時間攪拌した後、温度を環境温度に上昇させ
た。この混合物を水(25m)中に注入し、有機物を
EtOAc(3×25m)で抽出した。この粗製生成物を
短いSiO2カラムによつてEtOAc/HOAc99:1v/v中
で濾過し、かつ蒸発させ、次のNMR(溶剤A中)を有す
る3−アジドメチル−7−〔2−((Z)−t−ブトキ
シカルボニルメトキシイミノ)−2−(2−トリチルア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド〕セフ−3−
エム−4−カルボン酸を生じた:1.4(s,9H);3.
35(d,1H);3.63(d,1H);3.86(d,
1H);4.38(d,1H);4.49(s,2H);5.
09(d,1H);5.7(d,1H);6.73(s,1
H);7.29(m,15H)。 上記の3−アジドメチル化合物(0.5g)を、0℃に前
冷却した90v/v%水性TFA(10m)に添加し、
30分間攪拌した。ラニー・ニツケル(湿潤、0.3g)
を添加し、この混合物を20分間攪拌し、温度を環境温
度に上昇させた。この混合物を濾過し、濾液を蒸発さ
せ、残滓を少量の水に溶解し、かつpHをNaHCO3で2.5に
上昇させた。生成物をクロマトグラフイーによつてジア
イオン(Diaion)CHP20Pカラムで水/CH3CN95:5
v/vで溶離して精製し、3−アミノメチル−7−〔2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−((Z)
−カルボキシメトキシイミノ)アセトアミド〕セフ−3
−エム−4−カルボン酸を次のNMR(溶剤A中)を有す
る両性イオンとして生じた:3.3(d,1H);3.44
(d,1H);3.56(d,1H);3.69(d,1
H);4.55(s,2H);5.01(d,1H);5.7
2(d,1H);6.82(s,1H)。 4.例54〜62の標準的方法によつて適当な3−アミノ
メチルセフアロスポリン誘導体及び4−クロル−1−メ
チルピリジニウムヨージドから製造した。 5.NMR(溶剤A中):1.16(t,3H);3.18
(d,1H);3.47(d,1H);3.8(s,3
H);4.04(q,2H);4.12(d,1H);4.4
(d,1H);4.95(d,1H);5.58(d,1
H);6.66(s,1H);6.9(m,1H);7.2
(m,1H);8.0(m,2H)。 6.出発物質を2−(Z)−エトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸から例23
〜52の第2の部分に記載された方法によつて得、次の
NMR(CDCl3中)を有する3−アジドメチル−7−
〔(Z)−2−エトキシイミノ−2−(2−トリチルア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド〕セフ−3−
エム−4−カルボン酸を生じた:1.29(t,3H);
3.3(d,1H);3.54(d,1H);3.87(d,
1H);4.3(q,2H);4.38(d,1H);4.9
7(d,1H);5.73(q,1H);6.72(s,1
H);7.26(m,15H)。 この3−アジドメチル化合物を上記脚注3の方法によつ
て還元したが、蟻酸を溶剤としてTFAの代りに使用し、
3−アミノメチル−7−〔2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−(Z)−(エトキシイミノ)アセト
アミド〕セフ−3−エム−4−カルボン酸を次のNMR
(溶剤A中)を有する両性イオンとして生じた:1.2
(t,3H);3.26(d,1H);3.48(br,
s,2H);3.68(d,1H);4.08(q,2
H);4.97(d,1H);5.66(d,1H);6.6
9(s,1H)。 7.出発物質を2−〔(Z)−1−(t−ブトキシカルボ
ニル)シクロブト−1−イルオキシイミノ〕−2−(2
−トリチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸から例2
3〜52の第2の部分に記載された一般的方法によつて
得、次のNMR(溶剤A中)を有する3−アジドメチル−
7−(2−〔(Z)−1−(t−ブトキシカルボニル)
シクロブト−1−イルオキシイミノ〕−2−〔2−トリ
チルアミノチアゾール−4−イル〕アセトアミド)セフ
−3−エム−4−カルボン酸を生じた:1.38(s,9
H);1.78(m,1H);1.89(m,1H);2.3
5(m,4H);3.45(d,1H);3.63(d,1
H);3.9(d,1H);4.38(d,1H);5.13
(d,1H);5.76(d,1H);6.68(s,1
H);7.18〜7.37(m,15H)。 上記の3−アジドメチルセフアロスポリン誘導体を例2
3〜52の第2の部分に記載された一般的方法によつて
還元し、3−アミノメチル−7−〔2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−〔2−((Z)−(1−カ
ルボキシ)シクロブト−1−イルオキシイミノ)アセト
アミド〕セフ−3−エム−4−カルボン酸を生じ、これ
をクロマトグラフイーによつてジアイオン(Diaion)CH
P20樹脂で、後特性決定することなしに使用する前に
部分的に精製した。 8.NMR(溶剤A中):1.8(m,2H);2.39(m,
4H);3.29(d,1H);3.51(d,1H);4.
22(d,1H);4.4(d,1H);4.74(d,2
H);5.06(d,1H);5.21(d,1H);5.3
1(d,1H);5.71(d,1H);6.03(m,1
H);6.75(s,1H);6.93(d,1H);7.3
2(d,1H);8.03(d,1H);8.21(d,1
H)。 9.例54〜62の標準的方法によるが、DMFをアセトニ
トリルによつて代え、適当な3−アミノメチルセフアロ
スポリン誘導体及び1−アリル−4−クロルピリジニウ
ムトルエン−p−スルホネートから製造し、生成物をク
ロマトグラフイーによつてジアイオン(Diaion)HP2
0SS樹脂で精製した。 例68〜80 乾燥ジクロロメタン(5m)を−10°に冷却し、塩
化オキサリル(1.15mM)、引続きDMF(1.15m
M)を添加し、混合物を−15°〜−10°で1時間に
わたつて攪拌した。次いでこれに2−((Z)−2−ア
ジドエトキシイミノ)−2−(t−トリチルアミノチア
ゾール−4−イル)酢酸(1mM)を、引続きトリエチ
ルアミン(1.15mM)を添加し、混合物を−15°〜
−10°で1時間攪拌した。 他のフラスコ中で、ジメチルアセタミド(6m)中の
TFA1.76モルを有するその部分塩としての7−アミ
ノ−3−(1メチル−4−ピリジニオ)アミノメチルセ
フ−3−エム−4−カルボン酸(1.15mM)の溶液を
トリエチルアミン(2.08mM)で処理し、桃色の懸濁
液を活性化された酸を有するフラスコ中にスポイトで注
入し、引続きトリエチルアミン(1.15mM)を注入し
た。−10°で1時間および室温で1時間攪拌した後、
混合物を濾過した。溶液を蒸発乾涸させ、EtOAc(50
m)と擦し、濾過した。固体生成物を予め0°に冷却
されたTFA(15m)に添加し、水(150m)中
に入れおよび濾過する前にこの温度で30分間にわたつ
て攪拌した。濾液を少量まで蒸発し、pHを重炭酸ナトリ
ウムで3〜4に調節した。生成物を、ジアイオン(Diai
on)CHP20P樹脂(粒径75〜150μ)上でのクロ
マトグラフイーにより水中の増大性割合のアセトニトリ
ルで溶離して単離した。適当な留分を集め、少量まで蒸
発させ、凍結乾燥させ、その両性イオンとして生成物を
生じた。 適当に保護されたチアゾール酸で出発して、この一般的
方法を用いて次の化合物が得られた。 脚注 1.NMR(溶剤A中);3.24(d、1H);3.48
(d、1H);3.56(t、2H)3.86(s、3
H);4.18(m、3H);4.43(d、1H);5.0
(d、1H);5.61(d、1H);6.79(s、1
H);6.89(d、1H);7.41(d、1H);8.0
3(d、1H);8.2(d、1H)。 2.2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)−
2−(Z)−トリチルオキシイミノ酢酸から出発;NMR
(溶剤A中);3.34(d、1H);3.61(d、1
H);3.87(s、1H);4.31(s、2H);5.1
2(d、1H);5.77(d、1H);6.85(s、1
H);6.97(d、2H);8.11(m、2H)。 3.チアゾール酸を五塩化リンを用いて活性化し、ギ酸と
共に2.5時間にわたる攪拌により脱保護を行ない、最終
生成物をジアイオンHP20樹脂上のクロマトグラフイー
で、引続き溶離液として水:アセトニトリル80:20
(v/v)を用いるHPLCにより単離する点を除き、標準
法を用いた。 4.NMR(溶剤A中);3.38(q、2H);3.84
(s、3H);4.31(q、2H);4.56(d、2
H);5.01(d、1H);5.2(m、2H);5.62
(d、1H);5.9(m、1H);6.72(s、1
H);6.9(d、1H);7.31(d、1H);8.05
(m、2H)。 5.最後のHPZC精製を除いて脚注3の変形法を使用した。 6.NMR(溶剤A中);1.72(m、8H);3.38
(q、2H);3.84(s、3H);4.23(d、2
H);4.64(m、1H);5.02(d、1H);5.6
3(d、1H);6.69(s、1H);6.9(d、1
H);7.35(d、1H);8.1(m、2H)。 7.NMR(溶剤A中);1.2(d、6H);3.4(q、2
H);3.8(s、3H);4.2(m、3H);5.0
(d、1H);5.7(d、1H);6.7(s、1H);
7.0(m、2H);8.1(m、2H)。 8.2−((Z)−t−ブトキシカルボニルメトキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノ−チアゾ−4−イル)
酢酸(五塩化リンを用いて活性化した)から出発して標
準法を用いた。 9.NMR(溶剤A中);3.38(q、2H);3.85
(s、3H);4.3(m、2H);4.48(s、2
H);5.0(d、1H);5.65(d、1H);6.81
(s、1H);6.9−7.3(m、2H);8.05(m、
2H)。 10.2−〔(Z)−1−(t−ブトキシカルボニル)シ
クロブト−1−イルオキシイミノ〕−2−(2−トリチ
ルアミノチアゾール−4−イル)酢酸(五塩化リンを用
いて活性化体)から出発して標準法を用いた。 11.NMR(溶剤A中):2.35(m、4H);3.35
(q、2H);3.8(s、3H);4.2(m、2H);
4.98(d、1H);5.66(d、1H);6.72
(s、1H);6.83(m、1H);7.2(m、1
H);8.0(m、2H)。 12.N−メチルモルホリンを塩基としてのトリエチルア
ミンの代りに用いる点を除いて、標準法を用いた。 13.NMR(溶剤A中):3.38(q、2H);3.67
(s、3H);3.85(s、3H);4.32(q、2
H);4.67(s、2H);5.02(d、1H);5.6
4(d、1H);6.79(s、1H);6.9(m、1
H);7.3(m、1H);8.1(m、2H)。 14.NMR(溶剤A中):1.06(t、3H);3.1−3.9
(m、6H);3.85(s、3H);4.16(t、2
H);4.34(q、2H);5.02(d、1H);5.6
4(d、1H);6.73(s、1H);6.9(m、1
H);7.3(m、1H);8.1(m、1H)。 15.チアゾール酸出発物質を次のように製造した。エチ
ル(Z)−2−ヒドロキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセテート塩酸塩(9.8
7g)をDMF(50m)中に懸濁し、炭酸カリウム
(5.52g)および2−ブロモエチルエチルエーテル
(2.25m)で処理した。室温で10日間にわたつて
攪拌した後、混合物を水で希釈し、EtOAc中への抽出、
引続きCH2Cl2:EtOAc98:2(v/v)で溶離しなが
らシリカ上でのクロマトグラフイーにより、通常のよう
に後処理した。エチルエステルを1,2−ジメトキシエ
タン(12m)中に溶解し、2NNaOH水溶液(8.9m
)を添加し、混合物を還流下に2時間にわたつて加熱
した。混合物を0°に冷却し、沈殿物を濾過し、ジメト
キシエタン/水(1:1,v/v)の混合物(2×10
m)、次いでジメトキシエタン/エーテル(1:1,
v/v、10m)で洗浄した。沈殿物をDMSO(50m
)中に懸濁させ、2NHCl(10m)で酸性にし、水
(500m)で希釈した。沈殿物を濾過し、水で良好
に洗浄し、かつ乾燥させると、2−((Z)−2−エト
キシエトキシ−イミノ)−2−(2−トリチルアミノチ
アゾール−4−イル)酢酸、NMR(CDCl3中);−1.
07(t、3H);3.43(q、2H);3.62(t、
2H);4.23(t、2H);6.5(s、1H);7.2
7(s、15H)、を生じた。 16.NMR(溶剤A中):3.29(d、1H);3.32
(t、1H);3.58(d、1H);3.9(s、3
H);4.23(d、1H);4.5(d、1H);4.72
(d、2H);5.07(d、1H);5.68(d、1
H);6.82(s、1H);7.0(m、1H);7.3
(m、1H);8.1(m、2H)。 17.2−((Z)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ
エトキシイミノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾー
ル−4−イル)酢酸;モノTFA塩として単離された生成
物、から出発して標準法を用いた。 18.NMR(溶剤A中):3.12(t、2H);3.22
(d、1H);3.52(d、1H);3.83(s、3
H);4.3(m、4H);5.0(d、1H);5.63
(d、1H);6.79(s、1H);6.9(m、1
H);7.1(m、1H);8.05(m、2H)。 19.出発物質は次のように製造した。脚注15記載の方
法を用いて、エチル2−((Z)−2−ブロムエトキシ
イミノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−
イル)アセテートを1,2−ジブロムエタンから製造
し、DMF溶液中のアジ化ナトリウムと反応させた。クロ
マトグラフイーによる精製により、エチル2−((Z)
−2−アジドエトキシイミノ)−2−(2−トリチルア
ミノチアゾール−4−イル)アセテートが生じ、これを
1,2−ジメトキシエタン中に溶かし触媒としての5%
パラジウム/木炭(w/w)を用いて、室温および大気
圧で16時間にわたつて水素添加した。触媒を別し、
溶液を無水ビス(o−t−ブチル)カルボン酸で室温で
処理した。48時間後、反応は通常法で後処理し、生成
物を、ヘキサン:EtOAc60:40(v/v)で溶離し
ながら、シリカ上のクロマトグラフイーにより単離し
た。エチルエステルをけん化(脚注15参照)すると、
2−((Z)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−エ
トキシイミノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール
−4−イル)酢酸が得られた:NMR(CDCl3中):1.33
(s、9H);3.37(m、2H);4.27(t、2
H);5.38(br s、1H);6.59(s、1
H);7.29(n、16H)。 20.NMR(溶剤A中):0.2−0.6(m、4H);1.15
(m、1H);3.18(d、1H);3.49(d、1
H);3.85(s+d、5H);4.15(d、1H);
4.45(d、1H);4.99(d、1H);5.6(d、
1H);6.69(s、1H);6.9(m、1H);7.4
(m、1H);8.1(m、2H)。 21.(Z)−2−カルバモイルメトキシアミノ−2−
(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸(4
86mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(156
mg)およびジシクロヘキシルカルボジイミド(206m
g)を乾燥フラスコ中アルゴン雰囲気下に入れ、ジメチ
ルアセトアミド(4m)中に溶かした。混合物を40
分間にわたつて攪拌すると活性化されたエステルが生じ
た。これを次いで通常条件下に7−アミノセフアロスポ
リンと反応させた。 22.NMR(溶剤A中):3.19(d、1H);3.49
(d、1H);3.82(s、3H);4.37(m、4
H);4.99(d、1H);5.65(d、1H);6.8
(s、1H);7.2(m、2H);8.0(m、2H)。 セフアロスポリン出発物質は次のようにして得ることが
できる:− 7−アミノ−3−アジドメチルセフ−3−エム−4−カ
ルボン酸(170g)を水(750m)中に攪拌して
懸濁させ、注意深く重炭酸ナトリウム(60g)、引続
きt−ブタノール(750m)を添加した。t−ブタ
ノール(375m)中に溶解された無水ビス(O−t
−ブチル)カルボン酸(170m)を添加し、混合物
を室温で攪拌し;さらにt−ブタノール(40m)中
の試薬(20m)の一部を24および48時間後に添
加した。72時間後t−ブタノールを蒸発により除去
し、水性残渣を水で21°に希釈し、氷中で冷却した。
pHを濃塩酸で3に調節し、沈殿を濾過し、洗浄して酸を
除いた。真空下で乾燥後、粗生成物をアセト、ニトリル
500mおよび2回400m宛で連続的に抽出し
た。集めた抽出物を少量まで蒸発させ、濾過すると、3
−アジドメチル−7−t−ブトキシカルボニルアミノセ
フ−3−エム−4−カルボン酸を得た:NMR(溶剤
A):1.4(s、9H);3.5(d、2H);4.2
(d、2H);5.0(d、1H);5.4(d、1H)、
(84g)。 上記のセフアロスポリン(84g)を酢酸(750m
)中に溶解し、15°に冷却した;これに活性化され
た亜鉛(77g)を、発熱を30°より低く調節しなが
ら、少量宛10分間にわたつて添加した。30分間にわ
たつて攪拌した後混合物を水(700m)で希釈し、
濾過し、濾滓をHOAc/水1:1(v/v)(150m
)で3回に分け洗浄した。濾液を攪拌し、硫化水素を
1時間にわたつて通し、その後ケイソウ土を通して濾過
する前に、窒素流で浄化し、最後に濾滓をよく洗浄す
る。濾液を少量まで蒸発させ、濾過するとその両性イオ
ンとしての3−アミノメチル−7−t−ブトキシカルボ
ニルアミノセフ−3−エム−4−カルボン酸(55g)
が得られた。NMR(d6DMSO中);1.38(s、9H);
3.17(d、1H);3.44(d、2H);3.55
(d、1H);4.85(d、1H);5.31(d、1
H);7.76(d、1H)。 3−アミノメチル−7−t−ブトキシカルボニルアミノ
セフ−3−エム−4−カルボン酸(16.3g)を、水
(170m)中の重炭酸ナトリウム(8.4g)を添加
しながらDMF(350m)中氷浴中で攪拌した。DMF
(200m)中の4−クロル−1−メチルピリジニウ
ムヨーダイド(25.4g)を添加し、混合物を温度が室
温まで上昇させながら、5時間にわたつて攪拌した。pH
をHOAcで6に低下させた後に、溶剤を蒸発させ、残分を
水(500m)中に溶解した。pHを7に調節し、溶液
を水中に構成されたジアイオンHP20樹脂のカラム
(1)に適用し、これを連続して水、水/アセトン混
合物90:10および80:20(v/v)で溶離させ
た。生成物を含有する留分を集め、蒸発させ、残分をア
セト ニトリルで粉砕すると、その両性イオンとして7
−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−メチルピ
リジノ)アミノメチルセフ−3−エム−4−カルボン酸
(13.7g)が得られた:NMR(溶剤A中):1.4
(s、9H);3.5(d、2H);3.8(s、3H);
4.3(d、2H);5.0(d、1H);5.4(dl、1
H);6.9(m、2H);7.7(d、1Ho);8.1
(m、2H)。 上記のセフアロスポリン(13.7g)を水浴中で冷却し
たTFA(50m)に攪拌しながら添加した。30分後
溶剤を蒸発させ、残分をエーテルと擦した。(溶剤で4
回)。固体を濾過し、エーテルでよく洗浄し、高度真空
下に炭酸カリウム上で乾燥させると、TFA1.76モルを
有する部分塩として7−アミノ−3−(1−メチルピリ
ジニオ)アミノメチルセフ−3−エム−4−カルボン酸
(17.2g)が得られた:NMR(溶剤A中):3.5
(s、2H);3.8(s、3H);4.4(d、2H);
5.1(dl、2H);6.9(d、2H);8.1(dl、
2H)。 例81〜82 適当な3−アミノメチルセフアロスポリン誘導体を4−
クロル−1−1ヨピリジニウムヨーダイドと反応させる
と、次の化合物が得られた: 脚注 1.方法はDMF中NaHCO33当量の存在で3.5時間にわたつ
て室温で行なつた。反応混合物をHOAcの付加により後処
理し、生成物をHP20樹脂上のクロマトにかけ溶離液と
してMeOH/水0:100〜40:60(v/v)を用い
て精製した。 2.NMR(溶剤B中);1.08(t、3H);3.2−3.8
(m、6H);3.9(s、3H);4.3(m、2H);
5.05(d、1H);5.55(m、1H);5.75
(m、1H);6.75(l、2H);7.25(d、2
H);6.85−7.15(m、2H);8.0−8.4(m、
2H)。 3.出発物質は次のようにして得ることができる。アセト
ニトリル(1.6m)およびジメチルアセトアミド
(8.0m)中のD−(−)−2−〔(4−エチル−2.
3−ジオキソピペラジン−1−イル)カルボニルアミ
ノ〕−2−(4−ヒドロキシフエニル)酢酸(1.8g)
の溶液に、窒素下にトリクロルメチル クロルフオルメ
ート(342μ)およびアセトニトリル(1m)の
混合物を15分間にわたつて−20°で滴加した。1時
間後に、ジメチルアセトアミド(6m)およびトリク
ロルメチルシラン(305μ)中の7−アミノ−3−
アジドメチルセフ−3−エム−4−カルボン酸塩酸塩
(1.4g)の溶液を10分間にわたつて−20°で滴加
した。得られる混合物を−20°で90分間にわたつて
保ち、その後減圧下30°より下で濃縮した。残分に水
(14m)中のNaHCO3(1.2g)の溶液を加えた。1
時間後さらに水を添加し、混合物を氷中で冷却した。沈
殿した固形物を集め、HP20樹脂カラム上溶離剤として
MeOH/水0:100〜15:85(v/v)を用いてク
ロマトグラフイーにより精製し、7−アシルアミノ−3
−アジドメチルセフアロスポリン誘導体を生じた。NMR
(溶剤A中):1.08(t、3H);3.2−4.02
(m、6H);3.78(d、1H);4.44(d、1
H);4.94(d、1H);5.48(d、1H);5.6
2(d、1H);6.75(d、2H);7.25(d、2
H);9.7(d、1H)。 MeOH(15m)および2NHCl水(175μ)中の上
記の3−アジドメチル誘導体(150mg)を10%パラ
ジウム/炭素(w/w)(50mg)上で室温および4気
圧で水素添加した。5時間後さらに触媒(50mg)を添
加した。さらに2時間にわたつて攪拌し、混合物をケイ
ソウ土を通して濾過し、濾液を蒸発させた。残分をHP2
0樹脂上のクロマトグラフイにより、溶離剤としてMeOH
/水0:100〜20:80(v/v)を用いて精製す
ると、塩酸塩としての7−アシルアミノ−3−アミノメ
チルセフアロスポリン誘導体が得られた:NMR(溶剤F
中);1.08(t、3H);3.1−4.08(m、8
H);5.0(d、1H);5.54(m、1H);5.73
(d、1H);6.75(d、2H);7.25(d、2
H)。 4.方法を水/DMF1:3(v/v)中でNaHCO34.5当量
の存在下に75分間にわたつて室温で実施した。さらに
NaHCO3の当量を添加し、反応を45分後蒸発乾涸により
終了した。生成物をMeOH溶液からエーテルを用いて沈殿
させ、さらにオクタデシルシランカラム上のHPLCによ
り、溶離剤としてMeOH/水/HOAc15:84:1(v/
v/v)を用いて精製した。 5.NMR(溶剤B中);3.45(m、2H);3.91
(s、3H);4.32(m、2H);5.05(d、1
H)5.73(br s、1H);5.77(d、1H);
6.74(d、2H);6.86−7.14(m、2H);7.
29(d、2H);7.97−8.4(m、2H)。 6.出発物質は次のようにして得ることができる。DMF
(30m)中の3,5−ジヒドロキシ−6−カルボキ
シ−1,2,4−トリアジン(475mg)の攪拌溶液に
窒素下、−15°で、トリエチルアミン(0.45m)
およびイソブチルクロルフオルメート(0.41m)を
添加した。温度を1時間にわたつて−15°に、かつ次
いで1時間にわたつて室温に保つた。溶液を再び−15
°に冷却し、水(15m)中の3−アジドメチル−7
−〔D−2−アミノ−2−(4−ヒドロキシフエニル)
アセトアミド〕セフ−3−エム−4−カルボン酸(1.2
2g)およびトリエチルアミン(0.42m)の溶液を
添加した。−15°で1時間攪拌した後、混合物を室温
で24時間にわたつて攪拌した。溶液を蒸発させ、残渣
をHP20樹脂上のクロマトクラフイにより、溶離液とし
てMeOH/水0:100〜50:50(v/v)を用いて
精製した。ビス−トリエチルアミン塩のNMR(溶剤B
中):1.2(t、6H);3.12(q、4H);3.53
(m、2H);3.89(d、1H);4.42(d、1
H);5.08(d、1H);5.6−5.9(m、2H);
6.74(d、2H);7.28(d、2H);9.46
(m、1H)。 MeOH(10m)および6NHCl水(0.25m)中の
上述の3−アジトメチル誘導体(373mg)の溶液に、
10%パラジウム/炭素(w/w)(180mg)上で、
室温および4−大気圧で水素添加した。3時間後触媒の
第2の部分(90mg)を添加した。2時間後混合物をケ
イソウ土を通して濾過し、濾液を蒸発させ、残渣をHP2
0樹脂上のクロマトグラフイにより溶離剤として水を用
いて精製した。NMR(溶剤B中):3.55(m、2
H);3.72(m、2H);5.02(d、1H);5.7
1(m、1H);5.76(d、1H);6.74(d、2
H);7.23(d、2H)。 例83〜90 適当なヘテロ環状出発物質を用いて例23〜52に記載
の一般的方法を繰り返した。反応はDMF中NaHCO3の存在
で、トリエチルアミンまたはDMF/水混合物の存在で、
室温〜90°の範囲で1〜20時間にわたつて実施し
た。生成物をオクタデシルシランカラム上で精製し、次
の化合物を製造した。 脚注 1.出発物質2−クロロ−1,3−ジメチルイミダゾリウム
ヨーダイド。 2.HPLC溶離液MeOH/水/HOAc20:79:1(v/v/
v)。 3.NMR(溶剤B中):1.49(br s,6H);3.6
(br s,8H);4.1〜4.2(m,2H);5.06
(d,1H);5.73(d,1H);6.75(s,1
H);7.19(s,1H)。 4.出発物質は次のように製造してよい。4−クロロ−6
−メチルピリミジンの、CH2Cl2中トリメチルオキソニウ
ムテトラフルオルホウ酸塩とを室温で18時間にわたつ
て、引続き還流下MeOH中24時間にわたつて加熱するこ
とにより、反応させると、4−クロロ−1,6−ジメチル
ピリジニウムおよび4−クロロ−3,6−ジメチルピリミ
ジニウムテトラフルオロホウ酸塩が生じた。 5.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc15:84:1(v/v/
v)。 6.単一異性体生成物。NMR(溶剤B中):1.52(s,
3H);1.55(s,3H);2.55(s,3H);3.
45(m,2H);3.77(s,3H);4.35(d,
1H);4.75(d,1H);5.16(d,1H);5.
87(d,1H);6.8(s,1H);7.0(s,1
H);8.8(s,1H)。 7.出発物質は2−ブロムチアゾールおよびトリメチルオ
キソニウムテトラフルオロホウ酸塩の、CH2Cl2中18時
間にわたる室温での反応によつて、2−ブロム−3−メ
チルチアゾリウムテトラフルオロホウ酸塩を得ることに
より製造することができる。 8.NMR(溶剤B中):1.54(s,3H);1.55
(s,3H);3.6(m,2H);3.66(s,3
H);4.48(brs,2H);5.18(d,1H);
5.87(d,1H);7.0(s,1H);7.13(d,
1H);7.53(s,1H)。 9.出発物質は、3−メトキシ−5−メチルイソキサゾー
ルとトリメチルオキソニウムテトラフルオロホウ酸塩と
の、CH2Cl2中での3.5時間にわたる還流下における反応
により、2,5−ジメチル−3−メトキシイソキサゾリウ
ムテトラフルオロホウ酸塩を生じることにより製造する
ことができる。 10.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc23:76:1(v/v
/v)。 11.NMR(溶剤B中):1.53(s,1H);1.54
(s,1H);2.42(s,3H);3.56(m,2
H);3.85(s,3H);4.39(brs,2H);
5.18(d,1H);5.88(d,1H);6.88
(s,1H);7.01(s,1H)。 12.出発物質は、次のように製造することができる。4
−クロロ−6−メチルピリミジンと0−(2,4,6−トリ
メチル)ベンゼンスルホニルヒドロキシルアミンとのCH
2Cl2中での4時間にわたる室温での反応により、3−ア
ミノ−4−クロロ−6−メチルピリミジニウム2,4,6−
トリメチルベンゼンスルホネートが得られた。この化合
物をMeOH中還流下で5時間にわたつて加熱して3−アミ
ノ−4−メトキシ−6−メチルピリミジニウム2,4,6−
トリメチルベンゼンスルホネートが得られた。 13.HPLC溶離剤MeOH/水/HOAc18:81:1(v/v
/v)。 14.NMR(溶剤B中);1.54(s,3H);1.55
(s,3H);2.18(s,3H);2.52(s,6
H);3.56(m,2H);4.3(d,2H);4.75
(d,2H);5.18(d,1H);5.9(d,1
H);6.78(s,3H);7.06(s,1H);8.7
5(s,1H)。 15.出発物質は2−ブロモチアゾールと臭化ベンジル
の、室温で4時間にわたる反応により、2−ブロモ−3
−臭化ベンジルチアゾリウムを生じることにより製造し
た。 16.HPLC溶離剤MeOH/水性重炭酸ナトリウム(pH6.0)
30:70(v/v)。 17.NMR(溶剤B中):1.54(s,6H);3.4(m,
2H);4.5(m,2H);5.16(d,1H);5.3
6(s,2H);5.9(d,1H);7.0〜7.6(m,
8H)。 18.出発物質は、5−クロロチアゾールとトリメチルオ
キソニウムテトラフルオロホウ酸塩とのCH2Cl2中、室温
で3時間にわたる反応により5−クロロ−3−メチルチ
アゾリウムテトラフルオロホウ酸塩を得ることにより製
造した。 19.反応生成物を、まずHP20樹脂上のクロマトグラ
フイーにより、溶離液として水/CH3CN100:0〜6
0:40(v/v)を用いて精製した。 20.HPLC溶離剤MeOH/水性重炭酸ナトリウム(pH6.
0)。 21.NMR(溶剤B中):1.52(s,3H);1.55
(s,3H);3.49(m,2H);3.91(s,3
H);5.19(d,1H);5.27(d,1H);5.9
6(d,1H);5.59(d,1H);6.94(s,1
H);8.06(s,1H);9.49(s,1H)。 22.出発物質は、2−メトキシピリミジンとトリメチル
オキソニウムテトラフルオロホウ酸塩とのCH2Cl2中、室
温で4時間にわたる反応により、1−メチル−2−メト
キシピリミジニウムテトラフルオロホウ酸塩を得ること
により製造した。 23.NMR(溶剤B中):1.5(s,6H);3.45(d,
1H);3.7(d,1H);3.82(s,3H);4.4
4(d,1H);4.95(d,1H);5.15(d,1
H);5.9(d,1H);7.05(s,1H);7.0〜
7.25(m,1H);8.6〜8.95(m,2H)。 例91〜99 出発物質として適当な保護され、活性化された酸を用い
て例68〜80に記載された一般的方法を繰り返し、次
の化合物を得た。 脚注 1.出発物質2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−
イル)−2−((Z)−2−ブロムエトキシイミノ)酢
酸(英国特許第2017702A号明細書)を、トリク
ロルメチルクロルフオルメートで活性化し、セフアロス
ポリンを塩化トリメチルシリルでシリル化した。 2.NMR(溶剤A中);3.3〜3.8(m,4H);3.9
(s,3H);4.2〜4.5(m,4H);5.05(d,
1H);5.67(d,1H);6.83(s,1H);6.
95(m,1H);7.42(m,1H);8.14(m,
2H)。 3.出発物質は2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノ
−オキサゾール−4−イル)−2−((Z)−メトキシ
イミノ)酢酸(英国特許第2106519A号明細書)
であつた。 4.使用塩基はN−メチルホルホリンであつた。 5.脱保護はTFA/アニゾールを用いて行なつた。 6.NMR(溶剤A中);3.42(q,2H);3.88
(s,3H);4.34(q,2H);5.02(d,1
H);5.64(d,1H);6.96(m,1H);7.3
8(m,1H);7.5(s,1H);8.16(m,2
H)。 7.出発物質は、エチル2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−((Z)−ヒドロキシイミノ)
アセテートと3−クロルメチル−5−メチルイソキサゾ
ールとの反応、引続き生じるエステルの加水分解によ
り、2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)
−2−〔(Z)−2−(5−メチルイソキサゾール−3
−イル)−メトキシイミノ〕酢酸NMR(CDCl3中):2.3
2(s,3H);5.21(s,2H);6.35(s,1
H);6.61(s,1H);7.29(s,15H)、を
得ることにより製造した。 8.NMR(溶剤A中):2.38(s,3H);3.48
(q,2H);3.9(s,3H);4.35(s,2
H);5.15(d,1H);5.2(s,2H);5.82
(d,1H);6.34(s,1H);6.98(s,1
H);7.0(m,2H);8.2(m,2H)。 9.出発物質は、2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−〔(Z)−2−(テトラゾール−5−
イル)メトキシイミノ〕酢酸(英国特許第201770
2A号明細書)であつた。 10.NMR(溶剤A中):3.37(q,2H);3.9(s,
3H);4.36(q,2H);5.04(d,1H);5.
42(s,2H);5.71(d,1H);6.87(s,
1H);6.96(m,1H);7.36(m,1H);8.
16(m,2H)。 11.出発物質は、エチル2−(2−トリチルアミノチア
ゾール−4−イル)−2−((Z)−ヒドロキシイミ
ノ)アセテートと臭化ベンジルとの反応、引続きエステ
ルの加水分解により、2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−((Z)−ベンジルオキシイミ
ノ)−酢酸、NMR(溶剤C中):−5.44(s,2
H);6.69(s,1H);7.2〜7.7(m,20H)
を得ることにより製造した。 12.NMR(溶剤A中):3.54(q,2H);3.96
(s,3H);4.4(q,2H);5.21(d,1
H);5.32(s,2H);5.86(d,1H);7.0
6(s,1H);7.44(m,5H);6.9〜8.5
(m,4H)。 13.出発物質は2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−((Z)−シアノメトキシイミノ)酢
酸塩(英国特許第2017702A号明細書)であつ
た。 14.NMR(溶剤A中):3.37(q,2H);3.9(s,
3H);4.36(q,2H);4.98(s,2H);5.
05(d,1H);5.65(d,1H);6.92(s,
1H);6.8〜8.4(m,4H)。 15.出発物質はエチル2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−((Z)−メトキシイミノ)アセテート
の連続的ホルミル化および臭素化、引続くエステルの加
水分解により、2−(5−ブロム−2−ホルミルアミノ
チアゾール−4−イル)−2−((Z)−メトキシイミ
ノ酢酸を得ることにより製造した;NMR(Cl6DMSO中):
3.97(s,3H);8.55(s,1H)。 16.脱保護はHCl水/MeOHを用いて行なつた。 17.NMR(溶剤A中):3.5(m,2H);3.9(s,3
H);4.32(m,2H);5.14(d,1H);5.8
(d,1H);6.89(m,2H);7.2(m,2
H)。 18.出発物質は、エチル2−(2−トリチルアミノチア
ゾール−4−イル)−2−((Z)−ヒドロキシイミ
ノ)アセテートと1−ブロモ−2−クロロエタンとの反
応、引続くエステルの加水分解により、2−(2−トリ
チルアミノチアゾール−4−イル)−2−〔(Z)−
(2−クロロエトキシ)イミノ〕酢酸を得ることにより
製造した;NMR(溶剤C中):3.75(t,2H);4.
36(t,2H);6.64(s,1H);7.35(s,
15H)。 19.NMR(溶剤A中):3.39(m,2H);3.89
(s,3H);4.28(m,2H);5.04(d,1
H);5.68(d,1H);6.84(s,1H);6.9
2(m,2H);7.46(m,2H)。 20.出発物質は、エチル2−(2−アミノチアゾール−
4−イル)−2−((Z)−メトキシイミノ)アセテー
トの連続的ホルミル化および塩素化、引続くエステルの
加水分解により、2−(5−クロロ−2−ホルミルアミ
ノチアゾール−4−イル)−2−((Z)−メトキシイ
ミノ)酢酸を得ることにより製造した;NMR(溶剤C
中):3.99(s,3H);8.5(s,1H)。 21.NMR(溶剤A中):3.5(q,2H);3.87(s,
6H);4.32(s,2H);5.12(d,1H);5.
79(d,1H);6.99(m,2H);8.16(m,
2H)。 例100〜103 水(1.5m)中のNaHCO3(0.54mM)の溶液をDMF
(4m)中の7−アシル−3−アミノメチルセフアロ
スポリン誘導体(0.135mM)の溶液に0°で加え、引
続き数分後に1−(2−t−ブトキシカルボニル−アミ
ノエチル)−4−クロロピリジニウムトルエン−p−ス
ルホネート(0.16mM)を加えた。温度を5時間にわた
つて室温まで上昇させ、溶剤を蒸発した。 残渣をCH2Cl2/TFA1:1(v/v)中に溶解した。1
時間後混合物を蒸発乾涸させ、残渣をジアイオンHP2
0樹脂上のクロマトグラフイーにより精製した。 この一般的方法を用いて次の化合物を製造した。 脚注 1.NMR(溶剤A中):3.2〜3.9(m,6H);4.36
(m,2H);5.06(s,2H);5.18(d,1
H);5.81(d,1H);7.04(s,1H);7.1
(m,2H);8.2(m,2H)。 2.生成物をオクタデシルシランカラム上のHPLCにより精
製。 3.NMR(溶剤A中):3.3〜3.8(m,6H);4.1〜
4.5(m,6H);5.19(d,1H);5.85(d,
1H);7.0(s,1H);7.1(m,2H);8.24
(m,2H)。 4.出発物質は4−クロル 1−メチルピリジニウムヨー
ダイドであつた。脱保護法を必要としなかつた。生成物
はDMFからの水での沈澱により精製した。 5.NMR(溶剤A中):3.2〜3.6(m,4H);3.91
(s,3H);4.38(m,4H);5.21(d,1
H);5.86(d,1H);6.9〜8.4(m,8H);
7.08(s,1H)。 6.NMR(溶剤A中):3.2〜3.7(m,4H);3.92
(t,2H);4.4(m,6H);5.2(d,2H);
5.86(d,2H);6.9〜7.3(m,2H);7.05
(s,1H);8.0〜8.4(m,2H)。 前記方法で使用するための出発物質は次のようにして得
られた; トリエチルアミン(1.0mM)および五塩化リン(1.0m
M)をCH2Cl2(2.5m)中の2−(2−トリチルアミ
ノチアゾール−4−イル)−2−((Z)−シアノメト
キシイミノ)酢酸の溶液(英国特許第2017702A
号明細書)(1.0mM)にアルゴン雰囲気下、0゜で加え、
混合物を1.5時間にわたつて攪拌した。溶剤を蒸発さ
せ、残分をCH2Cl2中に溶解した。この溶液にジクロロメ
タン(2.5m)中の7−アミノ−3−アジドメチルセ
フ−3−エム−4−カルボン酸(1.0mM)の溶液(この
溶液は既に0゜でN、O−ビストリメチルシリルアセト
アミド(2.0mM)で処理されている)を加え、室温にま
で2時間にわたつて上昇させた。1.5時間後に、混合物
をCH2Cl2で希釈し、有機相を水、ブラインで洗浄し、乾
燥した(MgSO4)。溶剤の蒸発が生成物を生じた。この
一般的方法を用いて次の化合物を製造した。 脚注 1.NMR(溶剤A中):3.4(s,2H);3.9(d,1
H);4.4(d,1H);4.8(s,2H);4.9
(d,1H);5.7(d,1H);6.8(s,1H);
7.2(s,15H)。 2.出発物質は、エチル2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−((Z)−ヒドロキシイミノ)
アセテートと1−ブロモ−2−(2−テトラヒドロピラ
ン−2−イルオキシ)エタンとの反応および生じるエス
テルの加水分解により、2−(2−トリチルアミノチア
ゾール−4−イル)−2−〔(Z)−2−(2−テトラ
ヒドロピラン−2−イルオキシ)エトキシイミノ〕酢酸
を生じることにより製造した。 NMR(溶剤C中):1.6(m,2H);3.4〜4.1
(m,6H);4.4(t,2H);4.68(s,1
H);6.68(s,1H);7.36(s,15H)。 3.NMR(溶剤C中):3.48(s,2H);3.95
(m,3H);4.33(m,3H);5.05(d,1
H);5.85(d,1H);6.76(s,1H);7.3
5(s,15H)。 4.出発物質は、エチル2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−((Z)−ブロモエトキシイミ
ノ)アセテート(英国特許第2017702号明細書)
とt−ブチル−2−メルカプトベンゾエートとの反応お
よび生じるエステルの加水分解により、2−(2−トリ
チルアミノチアゾール−4−イル)−2−〔(Z)−2
−(2−t−ブトキシカルボニルフエニルチオ)エトキ
シイミノ〕酢酸を得ることにより製造した:NMR(溶剤
C中):1.6(s,9H);3.3(t,2H);4.4
(t,2H);6.67(s,1H);7.0〜8.0(m,
4H);7.34(s,15H)。 5.NMR(溶剤C中):1.52(s,9H);3.1〜3.5
(m,4H);3.9〜4.6(m,4H);4.99(d,
1H);5.84(d,1H);6.76(s,1H);6.
9〜7.9(m,4H);7.27(s,15H)。 6.NMR(溶剤A中):3.5〜4.6(m,8H);5.16
(d,2H);5.66(d,2H);6.8(s,1
H);7.36(s,15H)。 粗製3−アジドメチルセフアロスポリン誘導体をギ酸中
に溶解し、過剰の湿つたラネーニツケルで50分間にわ
たつて処理した。混合物をケイソウ土を通して濾過し、
パツドをMeOH/水1:1(v/v)ですすいだ。濾液を
蒸発させ、残渣をTFA/水9:1(v/v)(5m)
中に室温で溶解した。1.5時間後に、溶剤を蒸発させ、
生成物をジアイオンHP20樹脂上のクロマトグラフイ
ーにより水中の増大性割合のMeOHで溶離して精製した。
次の化合物が得られた。 脚注 1.NMR(溶剤A中):3.66(s,2H);3.78
(q,2H);5.02(s,2H);5.15(d,1
H);5.84(d,1H);6.98(s,1H)。 2.NMR(溶剤A中):3.73(m,6H);4.22(t
−2H);5.2(d,1H);5.9(d,1H);7.0
(s,1H)。 3.NMR(溶剤A中):3.4(m,2H);3.5〜4.0
(m,4H);4.43(m,2H);5.23(d,1
H);5.94(d,1H);7.1(s,1H);7.1〜
8.0(m,4H)。 4.NMR(溶剤A中):3.6〜4.0(m,6H);4.39
(t,2H);5.17(d,1H);5.87(d,1
H);7.02(s,1H)。 例104〜116 例57〜65に記載された全過程を、出発物質として適
当な3−アミノメチルセフアロスポリンおよび4−ハロ
ピリジニオ誘導体を用いて、例57〜65に記載の一般
的方法を繰り返した、次の化合物が得られた: 脚注 1.出発物質は次の一般的方法により製造することができ
る。 置換ベンジルハロゲン化物(0.04M)および4−ピリ
ドン(0.04M)を還流下に無水アセトン中、無水炭酸
ナトリウム(0.08M)の存在で3時間にわたつて加熱
した。混合物を濾過し、濾液を蒸発させ、残渣をクロマ
トグラフイーにより精製した。 無水トルエン(15m)中の精製生成物(0.01M)
をトルエン−p−スルホニルクロリド(0.01M)で1
40〜150°で10分間にわたつて処理した。冷却し
た後溶剤を残油から傾しやする。油状物を無水トルエン
および無水エーテルと擦し、真空中で乾燥し、さらに精
製する事なしに使用した。 2.出発物質は4−クロル−1−(2−シアノベンジル)
−ピリジニウムトルエン−p−スルホネートであつた。 3.反応はアセトニトリル/水1:1(v/v)中で18
時間にわたつて行なつた。 4.精製は、溶離剤としてアセトニトリル/水7:3(v
/v)を用いてメルクリコプレプ(Merck Leckoprep)
RP18上の中圧クロマトグラフイーにより行なつた。 5.NMR(溶剤A中):1.4(s、6H);3.5(br
d、2H);4.3(d、2H);5.1(d、1H);
5.4(s、2H);5.8(d、1H);6.7(s、1
H);6.8−8.2(m、8H)。 6.出発物質は4−クロロ−1−(3−メトキシベンジ
ル)−ピリジニウムトルエン−p−スルホネートであつ
た。 NMR(CDCl3中);−3.8(s、3H);4.9(s、
2H);6.4(d、2H);6.8(m、3H);7.3
(m、3H)。 7.NMR(溶剤A中);1.46(s、6H);3.54
(q、2H);3.76(s、3H);4.34(q、2
H);5.16(d、1H);5.32(d、1H);5.8
8(d、1H);6.76(s、1H);6.84−8.6
(m、8H)。 8.出発物質は4−クロロ−1−(3−エトキシカルボニ
ルベンジル)ピリジニウムトルエン−p−スルホネート
であつた: NMR(CDCl3中):1.35(t、3H);4.35
(q、2H);4.95(s、2H);6.3(d、2
H);7.4(m、4H);7.9(m、2H)。 9.NMR(溶剤A中):1.0−1.6(s、t、9H);
3.5(q、2H);4.32(q、q、4H);5.12
(d、1H);5.44(s、2H);5.92(d、1
H);6.74(s、1H);6.88−7.4(brm、2
H);7.6(d、2H);7.96(d、2H);8.16
−8.6(brm、2H)。 10.出発物質は4−クロロ−1−(4−フルオロベンジ
ル)−ピリジニウムトルエン−p−スルホネート、融点
140〜145°であつた。 11.さらなる精製は溶離剤として水/アセトニトリル
7:3(v/v)を用いてHP20樹脂上のクロマトグ
ラフイーにより行なつた。 12.NMR(溶剤A中):1.43(s、6H);3.41
(d、1H);3.58(d、1H);4.22(d、1
H);4.36(d、1H);5.13(d、1H);5.3
(s、2H);5.83(d、1H);6.75(s、1
H);6.8−8.4(m、8H)。 13.出発物質は4−クロロ−1−(4−メチルベンジ
ル)−ピリジニウムトルエン−p−スルホネート、融点
124〜127°であつた。 14.NMR(溶剤A中):1.4(s、6H);2.25
(s、3H);3.45(q、2H);4.3(brq、2
H);5.05(d、1H);5.15(s、2H);5.7
5(d、1H);6.7(s、1H);6.8−8.4(m、
8H)。 15.出発物質は、4−クロロピリジンをアセトン中の4
−カルボキシベンジルブロミドと反応させて、4−クロ
ロ−1−(4−カルボキシベンジル)ピリジニウムブロ
ミドを得ることにより製造した。 NMR(Cl6DMSO中);5.9(s、2H);7.55
(d、2H);7.9(d、2H);8.35(d、2
H);9.2(d、2H)。 16.NMR(溶剤A中);1.4(s、6H);3.25
(q、2H);4.3(q、2H);5.1(d、1H);
5.4(s、2H);5.75(d、1H);6.7(s、1
H);6.8−7.2(brm、2H);7.4(d、2
H);7.9(d、2H);8.1−8.4(brm、2
H)。 17.出発物質は4−クロロ−1−(4−ニトロベンジ
ル)−ピリジニウムクロリドであつた。NMR(CDCl3
中);5.3(s、2H);6.3(d、2H);7.6
(n、4H);8.25(d、2H)。 18.NMR(溶剤A中):1.5(s、6H);3.5
(q、2H);4.35(q、2H);5.1(d、1
H);5.5(s、2H);5.75(d、2H);6.7
(s、1H);6.8−7.2(m、2H);7.55(d、
2H);8.2(d、4H)。 19.反応は水中で18時間にわたつて行なつた。 20.NMR(溶剤A中);3.45(q、2H);3.7
(s、3H);3.8(s、3H);4.25(q、2
H);5.05(d、1H);5.2(s、2H);5.7
(d、1H);6.7(s、1H);6.8−8.4(m、8
H)。 21.NMR(溶剤A中);1.3(t、3H);3.4
(q、2H);3.8(s、3H);4.3(q、q、4
H);5.05(d、1H);5.4(s、2H);5.7
(d、1H);6.7(s、1H);6.8−8.5(m、8
H)。 22.反応時間は18時間。 23.溶離剤として水/アセトニトリル7:3(v/v)
を用いてCHP202樹脂上のクロマトグラフイーによ
り精製。 24.NMR(溶剤A中);3.45(q、2H);3.8
(s、3H);4.3(q、2H);5.05−5.2(d、
s、3H);3.7(d、1H);6.7(s、1H);6.
8−8.4(m、8H)。 25.出発物質は、4−クロロピリジンをエーテル中1−
メトキシ−2−クロロメトキシエタンと反応させて、4
−クロロ−1−(2−メトキシエトキシ)メチル−ピリ
ジニウムブロミドを得ることにより製造した。 NMR(D2O中);3.4(s、3H);3.7(m、4
H);6.0(s、2H);8.25(d、2H);9.05
(d、2H)。 26.生成物は溶離剤として、MeOH/水/HOAc35:6
4:1(v/v/v)を用いてオクタデシルシランカラ
ム上のHPLCにより精製した。 27.NMR(溶剤A中);1.44(brs、6H);3.
2(s、3H);3.4−3.68(m、6H);4.36
(q、2H);5.16(d、1H);5.47(s、2
H);5.86(d、1H);6.95(s、1H);7.0
5(t、1H);8.28(q、2H)。 28.生成物は溶離剤として、MlOH/水/HOAc20:7
9:1(v/v/v)を用いてオクタデシルシランカラ
ム上のHPLCにより精製した。 29.NMR(溶剤C中);3.1(s、3H);3.4
(m、6H);3.75(s、3H);4.22(brs、
2H);5.0(d、1H);5.17(d、2H);5.6
(d、1H);6.3(d、2H);6.66(s、1
H);6.89(t、1H);7.8(d、2H)。 例116〜121 水(3m)およびアセトニトリル(1m)中の3−
アミノメチル−7−〔2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−((z)−メトキシイミノアセタミド〕
−セフ−3−エム−4−カルボン酸(0.5mM)の攪拌
懸濁液に重炭酸ナトリウム(1.5mM)を添加した。澄
明な溶液が生じた際に、1−ブロモ−2−メチルイソキ
ノリニウム テトラフルオロホウ酸塩(0.5mM)を添
加した。30分後HOAc(1.5mM)を添加し、生成物を
アセトニトリル/水傾斜溶離法を用いてHP20カラム
上で単離した。この全行程および適当なハロイソキノリ
ニウム出発物質を用いて次の化合物を製造した。 脚注 1.反応は水中で行なつた。 2.出発物質は、1−ブロモイソキノリンをCH2Cl2中トリ
メチルオキソニウム テトラフルオロホウ酸塩と反応さ
せて、1−ブロモ−2−メチルイソキノリニウム テト
ラフルオロホウ酸塩(融点162℃)を得ることにより
製造した。 3.NMR(溶剤A中);1.45(s、6H);3.7
(s、2H);4.0(s、3H);4.8(d、2H);
5.15(d、1H);5.8(d、1H);6.7(s、1
H);7.3(d、1H);7.4−8.0(m、4H);8.
35(d、1H)。 4.NMR(溶剤A中);3.7(s、2H);3.85
(s、3H);4.0(s、3H);4.85(d、2
H);5.1(d、2H);5.8(d、1H);6.7
(s、1H);7.4(d、1H);7.6−8.0(m、4
H);8.4(d、1H)。 5.出発物質は、1−ブロムイソキノリンを、HBrと反応
させて1,4−ジブロモイソキノリン(融点95〜96
°)を得、引続きこの化合物をCH2Cl2中トリメチルオキ
ソニウムテトラフルオロホウ酸塩と反応させて、1,4
−ジブロモ−2−メチルイソキノリニウムテトラフルオ
ロホウ酸塩を得ることにより製造した;NMR(溶剤A
中);3.5(s、3H);7.2−8.4(m、5H)。 6.NMR(溶剤A中);1.45(s、6H);3.7
(s、2H);4.0(s、3H);4.8(d、2H);
5.15(d、1H);5.8(d、1H);6.75(s、
1H);7.7−8.5(m、5H)。 7.NMR(溶剤A中);3.7(s、1H);3.85
(s、3H);4.0(s、3H);4.85(d、2
H);5.15(d、1H);5.8(d、1H);6.75
(s、1H);7.7−8.5(m、5H)。 8.出発物質は濃硫酸中の1−ブロモイソキノリンを0℃
で、KNO3と反応させることにより製造した。反応混合物
を水、NaHCO3およびEtOAcで後処理した際、1−ブロモ
−5−ニトロイソキノリン(融点187〜188℃)が
生じた。この混合物をCH2Cl2中トリメチルオキソニウム
テトラフルオロホウ酸塩と反応させた際、不純な1−
ブロモ−2−メチル−5−ニトロイソキノリニウム テ
トラフルオロホウ酸塩が生じ、これをそのまま使用し
た。NMR(溶剤A中);3.5(s、3H);7.7−8.
7(m、5H)。 9.NMR(溶剤A中);1.45(m、6H);3.7
(s、2H);3.95(s、3H);4.85(q、2
H);5.15(d、1H);5.82(d、1H);6.7
3(s、1H);7.7−8.7(m、5H)。 例121〜125 EtOH(10m)中の3−アミノメチル−7−〔2−
(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−((Z)−
1−カルボキシ−1−メチル−エトキシイミノ)アセタ
ミド〕セフ−3−エム−4−カルボン酸(240mg、0.
5mモル)およびトリエチルアミン(200μ、1.4
mモル)の攪拌懸濁液に25°で1−メチル−4−ヨウ
化メチルチオキナゾリニウム(160mg、0.5mモル)
を添加した。1.5時間後溶液を減圧下に蒸発乾涸し、残
渣を水(10m)中に溶解し、溶液を5%(v/v)
水性HOAcの過剰量で酸性化し、不溶物を濾別した。濾液
をジアイオン(Diaion)HP20カラム上に適用し、生成物
をMlOHでの傾斜溶離法により精製した。 この全行程および適当な4級複素環式化合物を用いて、
次の化合物を得た: 脚注 1.NMR(溶剤A中);1.42(s、3H);1.45
(s、3H);3.55(q、2H);4.0(s、3
H);4.8(q、2H);5.1(d、1H);5.82
(d、1H);6.72(s、1H);7.85(t、1
H);8.0(d、1H);8.12(t、1H);8.55
(d、1H);8.95(s、1H)。 2.沈殿物を希HOAc(水中5%(v/v))の最少量中に
再溶解し、生成物を水中のMeOHの増大量で溶離しながら
ジアイオンCHP20樹脂上のクロマトグラフイーにより単
離した。適当なフラクシヨンを合し、MeOHを蒸発により
除去し、残渣を凍結乾燥した。 3.キナゾリニウム塩は次のようにして製造することがで
きる。 アセトニトリル(10m)中の4−メチルチオキナゾ
リン(1.76g、10mモル)および臭化アリル(5.0
μ、60mモル)の溶液を還流下に4時間にわたつて
加熱した。冷却した際第4塩の結晶が析出し、これを濾
別し、エーテルで洗浄した。NMR(d6DMSO中);2.9
(s、3H);5.3−5.6(複合、4H);5.95−6.
4(m、1H)、7.9−8.5(複合、4H)、9.9
(s、1H)。 4.NMR(溶剤A中);1.41(s、3H);1.43
(s、3H);3.5(d、1H)3.65(d、1H);
4.64(d、1H);4.99(d、1H);5.1(d、
1H);5.15(m、2H)、5.31(m、2H);5.
84(d、1H);16.06(m、1H)、6.75
(s、1H);7.82(m、1H);7.95(m、1
H);8.06(m、1H);8.55(m、1H);8.9
7(s、1H)。 5.出発物質は次のようにして製造することができる。 ジメトキシエタン(100m)中の2−プロピルキナ
ゾール−4−オンおよび2,4−ビス(4−メトキシフ
エニル)−2,4−ジチオキソ−P5、P5−1,3,2,
4−ジチアホスフエタン(Lawesson's Reagent)(5.7
g)の混合物を攪拌し、還流下に4時間にわたつて加熱
した。沈殿物を冷却混合物から分離し、EtOHから再結晶
すると、2−プロピル−4−メルカプトキナゾリンが生
じた;NMR(d6DMSO中);1.15(t、3H);1.9
(m、2H);2.8(t、3H);7.4−8.75(複
合、4H)。 水(7m)中の2−プロピル−4−メルカプトキナゾ
リン(3.3g)および水酸化ナトリウム(0.68g)の
混合物を25℃で10分間にわたつて攪拌した。ヨウ化
メチル(1.1m)を添加し、1時間にわたつて攪拌を
続けた。沈殿をヘキサンから再結晶すると、4−メチル
チオ−2−プロピルキナゾリンが生じた; NMR(CDCl3中);1.1(t、3H);1.95(m、
2H);2.7(s、3H);3.0(t、2H);7.2−
8.1(複合、4H)。 ヨウ化メチル(5m)中の2−プロピル−4−メチル
チオキナゾリン(1.08g)の溶液を還流下に18時間
にわたつて加熱した。固形物を冷却混合物から分離し、
エーテルで洗浄すると、1−メチル−4−メチルチオ−
2−ヨウ化プロピルキナゾリニウムを生じた;NMR
(d6DMSO中);1.15(t、3H);2.0(m、2
H);2.9(s、3H);3.35(t、2H);4.3
(s、3H);7.9−8.6(複合、4H)。 NMR(溶剤A中);1.0(t、3H);1.4(s、3
H);1.43(s、3H);1.8(m、2H);3.03
(t、2H);3.53(q、2H);3.96(s、3
H);4.56(d、1H);5.04(d、1H);5.0
6(d、1H);5.82(d、1H);6.72(s、1
H);7.6−8.5(複合、4H)。 7.出発物質は、7−クロルキナゾール−4−オンを用い
て脚注5の第1部、第2部、第3部を繰り返して、7−
クロロ−4−メルカプトキナゾリン、7−クロロ−4−
メチルチオキナゾリン、7−クロロ−4−メチルチオキ
ナゾリン〔NMR(CDCl3中);2.7(s、3H);7.
4−8.1(複合、3H);8.95(s、1H)〕および
7−クロロ−1−メチル−4−ヨウ化メチルチオキナゾ
リニウム〔NMR(d6DMSO中);2.9(s、3H);4.
3(s、3H);8.0−8.6(複合、3H);9.7
(s、1H)〕を得る事により製造した。 8.NMR(溶剤A中);1.4(s、3H);1.43
(s、3H);3.53(q、2H);3.97(s、3
H);4.62(d、1H);4.96(d、1H);5.0
9(d、1H);5.84(d、1H);6.72(s、1
H);7.9−8.9(複合、4H)。 9.出発物質は4−メチルチオキナゾリンを用いて脚注5
の第3部を繰り返して、1−ベンジル−4−メチルチオ
キナゾリニウムクロリド、NMR(d6DMSO中);2.9
(s、3H);6.2(s、2H);7.2−8.5(複合、
9H);10.15(s、1H)を得る事により製造する
ことができる。 10.NMR(溶剤A中);1.4(s、3A);1.43
(s、3H);3.6(q、2H);4.66(d、1
H);5.02(d、1H);5.1(d、1H);5.75
(s、2H);5.84(d、1H);7.32(m、5
H);7.75−8.55(複合、4H);9.18(s、1
H)。 例126〜130 例57〜65に記載された方法を、適当な出発物質を用
いて繰り返すと、次の化合物を生じた。 脚注 1.NMR(溶剤A中);8.2(d,1H);8.02
(d,1H);7.05(d,1H);6.92(d,1
H);6.72(s,1H);5.7−6.2(m,1H);
5.72(d,1H);5.2−5.4(m,2H);5.08
(d,1H);4.73(d,2H);4.4(d,1
H);4.16(d,1H);3.81(s,3H);3.6
(d,1H);3.34(d,1H)。 2.NMR(溶剤A中);8.3(d,1H);8.15
(d,1H);7.01(d,1H);6.92(d,1
H);6.75(s,1H);5.75(d,1H);5.1
(d,1H);4.44(d,1H);4.2(d,1
H);3.6−4.0(m,1H);3.84(s,3H);
3.6(d,1H);3.32(d,1H);0.95−1.3
(m,4H)。 3.出発物質は、1−エチル−2−メチル−4−キノロン
をトルエン−p−スルホニルクロリドと反応させて、4
−クロロ−1−エチル−2−メチル−キノリニウム ト
ルエン−p−スルホネートを得ることにより製造した。 4.NMR(溶剤A中):7.3−8.65(m,5H);6.
76(s,1H);5.72(d,1H);5.05(d,
1H);4.56(br,2H);4.32(q,2H);
3.6(d,1H);3.35(d,1H);2.78(s,
3H);1.42(s,6H);1.38(t,3H)。 5.出発物質は次のようにして製造した。ニトロベンゼン
(13.7m)中の4−アミノ−2−メチルキノリン
(5.0g)および臭化アリル(3.32m)の溶液を1
00°で1時間にわたつて攪拌した。反応混合物を5°
より下に冷却し、生じる沈殿物を濾別し、エーテルで洗
浄し、乾燥した。N水性NaOH(75m)中のこの物質
の懸濁液を100°で3.5時間にわたつて攪拌した。冷
却混合物をEtOAc(2×75m)で抽出し、合した抽
出物を洗浄し、乾燥し、蒸発させると、1−アリル−2
−メチル−4−キノロンが生じた。この化合物とトルエ
ン−p−スルホニルクロリドとを反応させると、1−ア
リル−4−クロロ−2−メチルキノリニウム トルエン
−p−スルホネートが生じた。 6.NMR(溶剤A中);8.46(d,1H);7.8−7.
95(m,2H);7.65(t,1H);7.22(s,
1H);6.73(s,1H);6.05(m,1H);5.
72(d,1H);5.04(d,1H);5.2(d,1
H);5.1(br,1H);4.8(d,1H);4.75
(d,1H);4.56(d,1H);4.52(d,1
H);3.55(d,1H);3.4(d,1H);2.63
(s,3H);1.4(s,6H)。 7.出発物質は、1,2−ジメチル−6−フルオロ−4−
キノロンをトルエン−p−スルホニルクロリドと反応さ
せて、4−クロロ−1,2−ジメチル−6−フルオロキ
ノリニウムトルエン−p−スルホネートを得ることによ
り製造した。 8.NMR(溶剤A中):7.7−8.6(m,3H);7.0
4(s,1H);6.72(s,1H);5.82(d,1
H);5.13(d,1H);4.54(br,2H);4.
0(s,3H)3.56(br,2H);2.72(s,3
H);1.4(s,6H)。 例131 例67aに記載した方法を、出発物質として1−((z)
−2−t−ブトキシカルボニルアミノエチル)−4−ク
ロロピリジニウム トルエン−p−スルホネートを用い
て繰り返した。反応混合物からの残渣をTFAで10分
間にわたつて処理し、蒸発し、残渣を水で希釈し、生成
物をクロマトグラフイーにより精製すると、次の化合物
が38%の収率で生じた:− NMR(溶剤B中):1.9(m,2H);2.4(m,4
H);3.3(m,2H);3.4(d,1H);3.6
(d,1H);4.2(d,1H);4.3(d,m,3
H);5.15(d,1H);5.85(d,1H);6.9
5(d,1H);7.05(d,m,2H);8.0(d,
1H);8.2(d,1H)。 例132〜135 例16〜22または23〜52に記載した全行程を、別
記しないかぎり出発物質として適当なクロル複素環式化
合物を用いて繰り返し、次の化合物を製造した。 脚注 1.HPLC溶離液 水/MeOH/HOAc74:25:1(v/v
/v)。 4.NMR(溶剤B中):3.4−3.7(m,2H);4.5
−4.8(m,2H);5.2(d,1H):5.9(d,1
H);7.0(s,1H);7.55(d,1H);8.5
(d,1H);9.4(s,1H)。 3.HPLC溶離液 水/MeOH/HOAc89:10:1(v/v
/v)。 4.NMR(溶剤B中):1.56(s,6H)3.4(d,
1H):3.66(d,1H);4.38(s,2H);5.
16(s,2H);5.14(d,1H);5.82(d,
1H);7.0(s,1H);6.9−7.2(m,2H)8.
0−8.4(m,2H)。 5.出発物質は、4−メチルチオピリジンをEtOH中2−ク
ロルアセトアミジンと還流下に18時間にわたつて反応
させて、1−アミジノメチル−4−メチルチオピリジニ
ウムクロリドを生ぜしめることにより得た。NMR(溶
剤B中);2.71(s,3H);5.6(s,2H);7.
98(d,2H);8.84(d,2H)。この化合物を
CH2Cl2中のメタクロル過安息香酸と0°〜室温で5時間
にわたつて酸化すると、1−アミジノメチル−4−メチ
ルスルフイニルピリジニウムクロリドを生じた。NMR
(溶剤B中);2.99(s,3H);8.6(d,2
H);9.38(d,2H)。 6.反応は1−〔2−(t−ブトキシカルボニルアミノ)
エチル〕−4−クロルピリジニウム トルエン−p−ス
ルホネートを用いて行なつた。収率40%。 7.HPLC溶離液 水/MeOH/HOAc59:40:1(v/v
/v)。 8.精製した生成物をCH2Cl2/TFA1:2(v/v)で3
0分間にわたつて処理した。反応混合物をエーテル中に
注いだ。 9.NMR(溶剤B中):3.2−3.6(m,4H);3.9
6(s,3H);4.1−4.6(m,4H);5.15
(d,1H);5.77(d,1H);7.07(s,1
H);6.9−7.3(m,2H);8.0−8.4(m,2
H)。 10.HPLC溶離液 水/MeOH/HOAc54:45:1(v/
v/v)。 11.NMR(溶剤B中):1.55(s,6H);3.4−
3.6(m,2H);3.95(s,3H);4.4−4.6
(m,2H);5.2(d,1H);5.9(d,1H);
5.4(s,2H);7.1(s,1H);7.0−7.2,8.
2−8.4(m,m,3H);7.8−8.3(m,4H)。 12.出発物質は、4−ニトロ−3−ヒドロキシピリジン
−N−オキシドをアセチルクロリドと還流下に1時間に
わたつて反応させることにより製造した。粗生成物を溶
離剤としてCH2Cl2/MeOH7:3(v/v)を用いてシリ
カゲル上の迅速クロマトグラフイーにより精製すると、
4−クロロ−3−ヒドロキシピリジン−N−オキシドを
生じた。この化合物を、ラネーニツケルおよび水素でMe
OH中において室温で2時間にわたつて還元すると、4−
クロロ−3−ヒドロキシピリジンを生じた。この化合物
をNaHとDMSO中で50°で反応させ、反応混合物を冷却
し、4−ニトロベンジルブロミドで1時間にわたつて処
理した。反応混合物を水およびエーテルで後処理し、生
成物をHCl/エーテルで処理すると、4−クロロ−3−
(4−ニトロベンジルオキシ)ピリジン塩酸塩を生じ
た。遊離塩基を、過剰のヨウ化メチルと室温で24時間
にわたつて反応させると、4−クロロ−1−メチル−3
−(4−ニトロベンジルオキシ)ヨウ化ピリジニウムを
生じた。 NMR(d6DMSO中);4.35(s,3H);5.6(s,
2H);7.7(d,2H);8.3(d,2H);8.4
(d,1H);8.7(d,1H);9.15(s,1
H)。 例136 例57〜65に記載した全行程を繰り返し、次の化合物
を収率77%で得た。 2.NMR(溶剤A中):1.67(br,4H);2.05
(br,4H);3.23(d,1H);3.53(d,1
H);4.2(d,1H);4.45(d,1H);4.74
(d,1H);5.02(d,1H);5.1−5.3(m,
2H);5.6(d,1H);5.8−6.1(m,1H);
6.73(s,1H);6.97(br,1H);7.28
(br,1H);8.07(br,2H)。 出発物質は、例66の脚注3の方法を用いて、2−
〔(z)−1−t−ブトキシカルボニル)シクロペンチ−
1−イル)〕オキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
チアゾール−4−イル)酢酸および7−アミノ−3−ア
ジドメチルセフ−3−エム−4−カルボン酸を縮合し
て、3−アジドメチル−7−(2−〔(z)−1−t−ブ
トキシカルボニル)シクロペンチ−1−イルオキシイミ
ノ〕−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド)セフ−3−エム−4−カルボン酸を
得ることにより製造した。NMR(CDCl3中);1.38
(s,9H);1.72(br,4H);2.06(br,
4H);3.3(d,1H);3.54(d,1H);3.8
7(d,1H);4.34(d,1H);5.03(d,1
H);5.82(q,1H);6.69(s,1H);7.2
7(s,15H);8.18(d,1H) アジドメチル化合物を上述の行程を続けることにより、
3−アミノメチル化合物に還元し、これをXAD−2樹
脂上のクロマトグラフイーにより精製し、まつたく同定
を省いて使用した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】式(I): [式中Xは硫黄原子、酸素原子、メチレン基又はスルフ
    ィニル基(R又はS配置)を表わし、−Rは式(V
    I): 式中R11は2−アミノチアゾール−4−イル基又は2−
    アミノオキサゾール−4−イル基を表わし、それぞれ弗
    素原子、塩素原子又は臭素原子によって5−位で任意に
    置換されていてもよく、又はR11は5−アミノイソチア
    ゾール−3−イル基、5−アミノ−1,2,4−チアジ
    アゾール−3−イル基、3−アミノピラゾール−5−イ
    ル基、3−アミノピラゾール−4−イル基、2−アミノ
    ピリミジニ−5−イル基、2−アミノピリジ−6−イル
    基、4−アミノピリミジニ−2−イル基、2−アミノ−
    1,3,4−チアジアゾール−5−イル基又は5−アミ
    ノ−1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イル
    基を表わし、 R12は水素原子、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜8)シクロアルキル基、(C1〜3)アルキル
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)シクロア
    ルキル(C1〜3)アルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C5〜8)シクロアルケニル基、(C3〜6
    アルキニル基、(C2〜5)アルキルカルバモイル基、
    フェニルカルバモイル基、ベンジルカルバモイル基、ト
    リフェニルメチル基、(C1〜3)ハロアルキル基、
    (C2〜6)ヒドロキシアルキル基、(C1〜4)アル
    コキシ(C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルキル
    チオ(C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルカンス
    ルフィニル(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アル
    カンスルホニル(C1〜4)アルキル基(C2〜6)ア
    ミノアルキル基、(C1〜4)アルキルアミノ(C
    2〜6)アルキル基、(C2〜8)ジアルキルアミノ
    (C2〜6)アルキル基、(C1〜5)シアノアルキル
    基、(C1〜4)アジドアルキル基、(C2〜5)ウイ
    レドアルキル基、3−アミノ−3−カルボキシプロピル
    基、2−(アミジノチオ)エチル基、2−(N−アミノ
    アミジノチオ)エチル基、テトラヒドロピラニ−2−イ
    ル基、チエタニ−3−イル基又は2−オキソテトラヒド
    ロフラニ−3−イル基を表わすか、 又は−R12は式:−(CH2)n−R13を表わし、式中n
    は1〜4であり、R13はピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わし、R13の各々は(C1〜4)アルキル基、フ
    ェニル基又はベンジル基によって任意に置換されていて
    もよく、 又は−R12は式:−(CH2)m−W−R14を表わし、式
    中mは0〜3であり、Wは硫黄原子又は直接結合を表わ
    し、R14はフェニル基又はピリジニオ(C1〜4)アル
    キレン基を表わすか又はR14はピリジル基、イミダゾリ
    ル基、1,3,4−チアジアゾリル基、テトラゾリル
    基、1−(C1〜4)アルキルテトラゾリル基、チアゾ
    リル基、イソチアゾリル基又はイソオキサゾリル基を表
    わし、Wとの結合は炭素原子又は電荷を有さない窒素原
    子を介しており、R14の各々は任意に(C1〜4)アル
    キル基、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、カル
    バモイル基、ニトロ基、(C2〜5)アルコキシカルボ
    ニル基、シアノ基及びスルホ基から選択された1個又は
    2個の基によって可能な位置で置換されていてもよい
    か、 又は−R12は式:−(CH2)n−CO−R15を表わし、
    式中nは1〜4であり、R15は(C1〜4)アルキル
    基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−COR16又は−(CH2)n−OCO
    −R16を表わし、式中nは1〜4であり、R16は水素原
    子、(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)ハロアルキ
    ル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−G−CH−R17を表わし、式中G
    はカルボニル基又は直接結合を表わし、R17はフタルイ
    ミド基を表わすか、 又は−R12は式:− NR181920を表わし、式中R
    18、R19及びR20は(C1〜4)アルキル基を表わす
    か、又はR18は(C1〜4)アルキル基を表わし、R19
    及びR20は結合して(C3〜6)炭素環式環を形成する
    か、又はR18、R19及びR20は結合して、1−アゾニア
    −4−アザビシクロ[2,2,2]オクタン又は1−ア
    ゾニア−3,5,7−トリアザトリシクロ[3,3,
    1,13,7]デカンを形成するか、 又は−R12は式(X): を表わし、式中pは1又は2であり、R21及びR22は水
    素原子又は(C1〜4)アルキル基を表わし、 又は−R12は式:−P(O)R2324を表わし、式中R
    23はヒドロキシ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ基、フェニル
    アミノ基又はR13につき上記したものの1つを表わし、 R24は(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキ
    シ基、(C2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ
    基、フェニルアミノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モノホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わすか、 又は−R12は式:−CH2P(O)R2526を表わし、
    式中R25及びR26はヒドロキシ基又は(C1〜4)アル
    コキシ基を表わすか、 又は−R12は式:−CH(SR27)COOR28を表わ
    し、式中R27は(C1〜4)アルキル基を表わし、R28
    は水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わすか、 又は−R12は式(XI): を表わし、式中mは0〜3であり、R29は水素原子、
    (C1〜3)アルキル基又はメチルチオ基を表わし、R
    30は水素原子、(C1〜3)アルキル基、(C3〜7
    シクロアルキル基、シアノ基、カルボキシ基、(C
    2〜5)カルボキシアルキル基又はメタンスルホニルア
    ミノ基又は、任意にアミノ基又はヒドロキシ基によって
    置換されていてもよいフェニル基を表わすか、又はR29
    及びR30は一緒に結合してこれらが結合している炭素原
    子と共に(C3〜7)炭素環式環を形成し、R31はヒド
    ロキシ基、アミノ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    1〜4)アルキルアミノ基、フェニルアミノ基、又は前
    記した式R13の基又は式NHOR32の基を表わし、R32
    は水素原子、(C1〜4)アルキル基、フェニル基又は
    ベンジル基を表わし、 R12がフェニル基を含みかつ他に記載しないかぎり、フ
    ェニル基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ基、カ
    ルボキシ基、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ基及び
    アミノメチル基から選択される1個又は2個の基によっ
    て任意に置換されていてよい)を表わし、 Rは水素原子又はメトキシ基を表わし、 Rはカルボキシ基又はその生分解可能のエステルを表
    わし、 Rは式(XII),(XIII)又は(XIV): 又はその互変異性形を表わし、式(XII),(XIII)又
    は(XIV)の基は正の電荷を有していてもよいか、又は
    この種の電荷を有する任意の脱プロトン化されていても
    よい形であってもよく、R32は水素原子、(C1〜6
    アルキル基、フェニル基、ナフチル基又は−(CH2)q
    −COOR41を表わし、qは1〜6であり、R41は水素
    原子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R33及びR34は水素原子、(C1〜6)アルキル基、ヒ
    ドロキシ基、シアノ基、フェニル基、ナフチル基、フェ
    ニル(C1〜6)アルキル基、ヘテロアリール基及び−
    (CH2)q−COOR41から選択され、q及びR41は前
    記のものを表わすか、 又はR33及びR34は一緒に結合して、これらが結合して
    いる窒素原子と共にピロリジン環、ピペリジン環、モル
    ホリン環又はヘキサヒドロアゼピン環を形成し、これら
    の環はベンゼン環に任意に融合していてよく、 又はR32及びR33は一緒に結合してこれらが結合してい
    る炭素原子及び窒素原子と共に5員又は6員の飽和環を
    形成し、これにベンゼン環が任意に融合していてもよ
    く、 R35及びR37は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル(C1〜6)アルキル基及び−(CH2)q−CO
    OR41から選択され、qは1〜6であり、R41は水素原
    子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R36及びR38は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル基、ナフチル基、及びフェニル(C1〜6)アル
    キル基から選択され、 又はR36及びR37は炭素鎖として結合して、これらが結
    合している窒素−炭素−窒素鎖と共に飽和又は部分不飽
    和の5員又は6員環を形成し、これにベンゼン環が任意
    に融合していてもよく、環Yはピリジン環、ピリミジン
    環、オキサゾール環、チアゾール環、イソキサゾール
    環、イソチアゾール環又はイミダゾール環を表わし、可
    能な場合にはその各々にベンゼン環、シクロペンタン環
    又はシクロヘキサン環が任意に融合していてよく、 R39は水素原子、アミノ基、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C2〜8)アルコキシアルキル基、−(CH2)
    q−COOR41,−(CH2)q−CONH,−(CH2)
    q−S(O)−R42,又は−(CH2)q−NHCO−R
    42を表わし、qは1〜6であり、R41は水素原子又は
    (C1〜6)アルキル基を表わし、sは0、1又は2で
    あり、 R42は(C1〜6)アルキル基又は(C1〜6)アルコ
    キシを表わすか、 又はR39は(C3〜8)アルカノイルメチル基、ベンゾ
    イルメチル基、(C1〜6)1級ヒドロキシアルキル
    基、(C1〜6)1級アミノアルキル基、(C1〜4
    アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、ジ
    (C1〜4)アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、
    (C1〜6)アルコキシ基、(C1〜6)アルキルアミ
    ノ基、フェニル(C1〜6)アルキル基、フェニル(C
    1〜6)アルコキシ基、(C1〜4)アルコキシ(C
    1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキシ(C
    2〜4)アルコキシ(C1〜4)アルキル基、又は式:
    (CH2)n−N=CR43NR4445又は(CH2)nC(N
    43)NR4445(又はその互変異性体)を表わし、n
    は1〜4であり、R43,R44及びR45は同一又は異なっ
    ていてよく、それぞれ水素原子又は(C1〜4)アルキ
    ル基を表わし、 R40は水素原子又は、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ
    基、(C1〜6)アルキル基、カルボキシ基、(C
    2〜6)アルコキシカルボニル基、(C1〜6)アルコ
    キシ基、シアノ基、カルバモイル基、(C1〜6)ハロ
    アルキル基、(C1〜6)アジドアルキル基、(C
    1〜6)アミノアルキル基、(C2〜4)アミノアルキ
    ルチオ(C1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノ
    イルアミノ基、(C2〜6)アルカノイルアミノ(C
    1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノイルオキシ
    (C1〜4)アルキル基、ベンジル基、ベンジルオキシ
    基及びヘテロアリールチオ基から選択された1個又は2
    個の置換基を表わし、 R33,R34,R35,R36,R37,R38,R39又はR40
    独立しているか又はフェニル基又はナフチル基を含む場
    合、フェニル基又はナフチル基は、任意にハロゲン原
    子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ
    基、カルバモイル基、(C1〜6)アルキル基、(C
    1〜6)アルコキシ基及び(C2〜6)アルコキシカル
    バモイル基から選択された1個又は2個の基によって置
    換されていてもよく、R33及びR34がヘテロアリール基
    を表わすか又はR40がヘテロアリールチオ基を表わす場
    合、ヘテロアリール環は酸素原子、窒素原子及び硫黄原
    子から選択された1個、2個又は3個のヘテロ原子を含
    む5員又は6員環を表わす]で示されるセファロスポリ
    ン誘導体、及び式Iの化合物が正の電荷を有さない場合
    にはその薬学的に認容性の酸付加塩及び式Iの化合物が
    カルボキシ基を有する場合にはその薬学的に認容性の塩
    基付加塩。 【請求項2】式(I): [式中Xは硫黄原子、酸素原子、メチレン基又はスルフ
    ィニル基(R又はS配置)を表わし、−Rは式(V
    I): 式中R11は2−アミノチアゾール−4−イル基又は2−
    アミノオキサゾール−4−イル基を表わし、それぞれ弗
    素原子、塩素原子又は臭素原子によって5−位で任意に
    置換されていてもよく、又はR11は5−アミノイソチア
    ゾール−3−イル基、5−アミノ−1,2,4−チアジ
    アゾール−3−イル基、3−アミノピラゾール−5−イ
    ル基、3−アミノピラゾール−4−イル基、2−アミノ
    ピリミジニ−5−イル基、2−アミノピリジ−6−イル
    基、4−アミノピリミジニ−2−イル基、2−アミノ−
    1,3,4−チアジアゾール−5−イル基、又は5−ア
    ミノ−1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イ
    ル基を表わし、 R12は水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル
    基、t−ブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル
    基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、メチルシク
    ロプロピル基、メチルシクロブチル基、メチルシクロペ
    ンチル基、メチルシクロヘキシル基、シクロプロピルメ
    チル基、シクロブチルメチル基、シクロペンチルメチル
    基、アリル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル
    基、プロパルギル基、メチルカルバモイル基、エチルカ
    ルバモイル基、フェニルカルバモイル基、ベンジルカル
    バモイル基、トリフェニルメチル基、2−クロルエチル
    基、2−ブロムエチル基、2−ヒドロキシエチル基、3
    −ヒドロキシプロピル基、2−メトキシエチル基、2−
    エトキシエチル基、2−メチルチオエチル基、2−メタ
    ンスルフィニルエチル基、2−メタンスルホニルエチル
    基、2−アミノエチル基、3−アミノプロピル基、2−
    メチルアミノエチル基、2−ジメチルアミノエチル基、
    シアノメチル基、2−シアノエチル基、アジドメチル
    基、2−アジドメチル基、3−アミノ−3−カルボキシ
    プロピル基、2−(アミジノ)エチル基、2−(N−ア
    ミノアミジノ)エチル基、テトラヒドロピラニ−2−イ
    ル基、チエタニ−3−イル基、又は2−オキソテトラヒ
    ドロフラニ−3−イル基を表わすか、 又は−R12は式:−(CH2)n−R13を表わし、式中n
    は1〜4であり、R13はピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わし、R13の各々はメチル基、フェニル基又はベ
    ンジル基によって任意に置換されていてもよく、 又は−R12は式:−(CH2)mW−R14を表わし、式中
    mは0〜3であり、Wは硫黄原子又は直接結合を表わ
    し、R14はフェニル基又はピリジニオメチレン基又は2
    −ピリジニオエチレン基を表わすか又はR14はイミダゾ
    リル基、1,3,4−チアジアゾリル基、テトラゾリル
    基、1−メチルテトラゾリル基、チアゾリル基、又はイ
    ソオキサゾリル基を表わし、Wとの結合は炭素原子又は
    電荷を有さない窒素原子を介しており、R14の各々は任
    意にメチル基、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ
    基、カルバモイル基、ニトロ基、メトキシカルボニル
    基、エトキシカルボニル基、シアノ基、及びスルホ基か
    ら選択された1個又は2個の基によって可能な位置で置
    換されていてもよいか 又は−R12は式:−(CH2)n−CO−R15を表わし、
    式中nは1〜4であり、R15はメチル基、エチル基、フ
    ェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−COR16又は−(CH2)n−OCO
    −R16を表わし、式中nは1〜4であり、R16は水素原
    子、メチル基、クロルメチル基、ブロムメチル基、2−
    クロルエチル基、2−ブロムエチル基、フェニル基又は
    ベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−G−CH2−R17を表わし、式中G
    はカルボニル基、又は直接結合を表わし、R17はフタル
    イミド基を表わすか、又は−R12は式:NR181920
    を表わし、式中R18、R19及びR20はメチル基又はエチ
    ル基を表わすか、又はR18はメチル基又はエチル基を表
    わし、R19及びR20は一緒に結合してシクロプロピル
    基、シクロブチル基、シクロペンチル基又はシクロヘキ
    シル基を形成するか、又はR18、R19及びR20は一緒に
    結合して、1−アゾニア−4−アザビシクロ[2,2,
    2]オクタン又は1−アゾニア−3,5,7−トリアザ
    トリシクロ[3,3,1,13,7]デカンを形成するか、 又は−R12は式(X): を表わし、式中pは1又は2であり、R21及びR22は水
    素原子又はメチル基を表わし、 又は−R12は式:−P(O)R2324を表わし、式中R
    23はヒドロキシ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ基、フェニル
    アミノ基又はR13につき上記したものの1つを表わし、
    24は(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキ
    シ基、(C2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ
    基、フェニルアミノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わすか、 又は−R12は式:−CH2P(O)R2526を表わし、
    式中R25及びR26はヒドロキシ基、メトキシ基又はエト
    キシ基を表わすか、 又は−R12は式:−CH(SR27)COOR28を表わ
    し、式中R27はメチル基又はエチル基を表わし、R28
    水素原子、メチル基、エチル基又はイソプロピル基を表
    わすか、 又は−R12は式(XI): を表わし、式中mは0〜3であり、R29は水素原子、メ
    チル基又はメチルチオ基を表わし、R30は水素原子、メ
    チル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペ
    ンチル基、シクロヘキシル基、シアノ基、カルボキシ
    基、カルボキシメチル基、2−カルボキシエチル基、又
    はタメンスルホニルアミノ基又は、任意にアミノ基又は
    ヒドロキシ基によって置換されていてもよいフェニル基
    を表わすか、又はR29及びR30は一緒に結合してこれら
    が結合している炭素原子と共にシクロプロパン環、シク
    ロブタン環、シクロペンタン環、シクロヘキサン環又は
    シクロヘプタン環を形成し、R31はヒドロキシ基、アミ
    ノ基、メトキシ基、エトキシ基、メチルアミノ基、エチ
    ルアミノ基、フェニルアミノ基又は前記した式R13の優
    れたものの1つ又は式:NHOR32の基を表わし、R32
    は水素原子、メチル基、エチル基、フェニル基又はベン
    ジル基を表わし、R12がフェニル基を含みかつ他に記載
    しないかぎり、フェニル基は弗素原子、塩素原子、臭素
    原子、ヒドロキシ基、アミノ基、カルボキシ基、ニトロ
    基、カルバモイル基、シアノ基及びアミノメチル基から
    選択される1個又は2個の基によって任意に置換されて
    いてもよい)を表わし、 Rは水素原子又はメトキシ基を表わし、 Rはカルボキシ基、COOCHR46OCOR47、CO
    OCHR46SCOR47、COOCHR46COR47、CO
    OCHR46OR47、COOCOOR46、COOCHR46
    OCOOR47、COOCHCHNR4747、COO
    CHR46OCHCHOCH、COOCHOCO
    (CH2)t−CHR48−NH又は式XV、XVI又はXV
    II: を表わし、tは0又は1であり、R46は水素原子又はメ
    チル基を表わし、R47は水素原子、メチル基、エチル基
    又はi−ブチル基を表わし、R48は水素原子、メチル
    基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、又は
    t−ブチル基を表わし、R49はメチル基、エチル基、フ
    ェニル基又はベンジル基を表わし、R50は水素原子又
    は、塩素原子、臭素原子、ニトロ基、メチル基、メトキ
    シ基、メチルチオ基、メタンスルフィニル基、メタンス
    ルホニル基、メトキシカルボニル基、メトキシチオカル
    ボニル基、アセチルアミノ基、フェニル基、フェノキシ
    基、フェニルチオ基、ベンゼンスルフィニル基、ベンゼ
    ンスルホニル基、フェノキシカルボニル基、フィニルチ
    オカルボニル基又はフェノキシチオカルボニル基から選
    択された1個、2個又は3個の基を表わし、R51は水素
    原子、R50につき上記したものの1つを表わし、R52
    水素原子又は、塩素原子、臭素原子、メチル基及びメト
    キシ基から選択される1個、2個又は3個の基を表わ
    し、 Rは式(XII)、(XIII)又は(XIV): 又はその互変異性体を表わし、式(XII),(XIII)又
    は(XIV)の基は正の電荷を有していてもよいか、又は
    この種の電荷を有する任意の脱プロトン化されていても
    よい形であってもよく、R32は水素原子、メチル基、フ
    ェニル基、ナフチル基又は−(CH2)q−COR41を表
    わし、qは1〜6であり、R41は水素原子又はメチル基
    を表わし、 R33及びR34は水素原子、メチル基、ヒドロキシ基、シ
    アノ基、フェニル基、ナフチル基、ベンジル基、フリル
    基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、イソチア
    ゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、イミ
    ダゾリル基、ピラゾリル基、1,2,3−チアジアゾリ
    ル基、1,2,4−チアジアゾリル基、1,2,3−オ
    キサジアゾリル基、1,2,4−オキサジアゾリル基、
    1,2,3−トリアゾリル基、1,2,4−トリアゾリ
    ル基、テトラゾリル基、ピリミジニル基、ピリジル基、
    ピラジニル基又は−(CH2)q−COOR41から選択さ
    れ、q及びR41は、前記のものを表わすか、 又はR33及びR34は一緒に結合して、これらが結合して
    いる窒素原子と共にピロリジノ環、ピペリジン環、モル
    ホリン環又はヘキサヒドロアゼピン環を形成し、これら
    の環はベンゼン環に任意に融合していてよく、 又はR32及びR33は一緒に結合してこれらが結合してい
    る炭素原子及び窒素原子と共に5員又は6員の飽和環を
    形成し、これにベンゼン環が任意に融合していてもよ
    く、 R35及びR37は水素原子、メチル基、ベンジル基及び−
    (CH2)q−COOR41から選択され、qは1〜6であ
    り、R41は水素原子又はメチル基を表わし、 R36及びR38は水素原子、メチル基、フェニル基、ナフ
    チル基、及びベンジル基から選択され、 又はR36及びR37は炭素鎖として結合して、これらが結
    合している窒素−炭素−窒素鎖と共に飽和又は部分不飽
    和の5員又は6員環を形成し、これにベンゼン環が任意
    に融合していてもよく、 環Yはピリジン環、ピリミジン環、オキサゾール環、チ
    アゾール環、イソキサゾール環、イソチアゾール環又は
    イミダゾール環を表わし、可能な場合にはその各々にベ
    ンゼン環、シクロペンタン環又はシクロヘキサン環が任
    意に融合していてよく、 R39は水素原子、アミノ基、メチル基、エチル基、n−
    プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、(C
    3〜6)シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペ
    ンチル基、シクロヘキシル基、アリル基、ブテ−3−エ
    ニル基、ブテ−4−エニル基、メトキシメチル基、2−
    メトキシエチル基、エトキシメチル基、−(CH2)q
    COOR41,−(CH2)q−CONH2,−(CH2)q−S
    (O)−R42又は−(CH2)q−NHCO−R42を表
    わし、qは1〜6であり、R41は水素原子又はメチル基
    を表わし、sは0、1又は2であり、R42はメチル基、
    エチル基、メトキシ基、エトキシ基又はt−ブトキシ基
    を表わすか、 又はR39はアセチルメチル基、ベンゾイルメチル基、−
    2−ヒドロキシエチル基、2−アミノエチル基、2−メ
    チルアミノエチル基、2−ジメチルアミノエチル基、メ
    トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポ
    キシ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、ベンジル
    基、2−フェネチル基、ベンゾイルオキシ基、2−フェ
    ノキシエチル基、(2−メトキシエトキシ)メチル基又
    は式:(CH2)n−N=CR43NR4445又は(CH2)n
    C(NR43)NR4445(又はその互変異性体)を表わ
    し、nは1〜4であり、R43,R44及びR45は同一又は
    異なっていてよく、それぞれ水素原子又はメチル基を表
    わし、 R40は水素原子又は弗素原子、塩素原子、臭素原子、ア
    ミノ基、ニトロ基、メチル基、エチル基、n−プロピル
    基、i−プロピル基、t−ブチル基、カルボキシ基、メ
    トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、メトキシ
    基、エトキシ基、シアノ基、カルバモイル基、クロルメ
    チル基、ブルムメチル基、トリフルオルメチル基、2−
    クロルエチル基、アジドメチル基、アミノメチル基、2
    −アミノエチル基、(2−アミノエチルチオ)メチル
    基、アセチルアミノ基、アセチルアミノメチル基、2−
    アセチルアミノエチル基、アセトキシメチル基、2−ア
    セトキシエチル基、ベンジル基、ベンジルオキシ基、フ
    リルチオ基、ピロリルチオ基、チエニルチオ基、チアゾ
    リルチオ基、イソチアゾリルチオ基、オキサゾリルチオ
    基、イソオキサゾリルチオ基、イミダゾリルチオ基、ピ
    ラゾリルチオ基、1,2,3−チアジアゾリルチオ基、
    1,2,4−チアジアゾリルチオ基、1,2,3−オキ
    サジアゾリルチオ基、1,2,4−オキサジアゾリルチ
    オ基、1,2,3−トリアゾリルチオ基、1,2,4−
    トリアゾリルチオ基、テトラゾリルチオ基、ピリミジニ
    ルチオ基、ピリジルチオ基及びピラジニルチオ基から選
    択された1個又は2個の置換基を表わし、 R33,R34,R35,R36,R37,R38,R39又はR40
    独立しているか又はフェニル基又はナフチル基を含む場
    合、フェニル基又はナフチル基は、任意に弗素原子、塩
    素原子、臭素原子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ
    基、ヒドロキシ基、カルバモイル基、メチル基、メトキ
    シ基及びエトキシカルボニル基から選択された1個又は
    2個の基によって置換されていてもよい]で示される特
    許請求の範囲第1項記載のセファロスポリン誘導体、及
    び式(I)の化合物が正の電荷を有さない場合にはその
    薬学的に認容性の酸付加塩及び式(I)の化合物がカル
    ボキシ基を有する場合には、その薬学的に認容性の塩基
    付加塩。 【請求項3】Xが硫黄原子であり、Rが水素原子であ
    り、Rがカルボキシ基であり、Rが式(XIV)の基
    である、特許請求の請求範囲第1項又は第2項に記載の
    セファロスポリン誘導体。 【請求項4】R11が2−アミノチアゾール−4−イルで
    ある、特許請求の範囲第3項に記載のセファロスポリン
    誘導体。 【請求項5】R12がメチル基、エチル基、i−プロピル
    基、アリル基、プロパルギル基、シクロペンチル基、シ
    クロプロピルメチル基、2−クロルエチル基、2−ブロ
    ムエチル基、シアノメチル基、2−シアノエチル基、2
    −ヒドロキシエチル基、2−エトキシエチル基、ベンジ
    ル基又は式(XI)(式中nは0であり、R29及びR30
    共に水素原子又はメチル基であるか、又は一緒に結合し
    て、これらが結合している炭素原子と共にシクロブチル
    環又はシクロペンチル環を形成し、R31は水素原子又は
    メトキシ基である)の基である、特許請求の範囲第3項
    又は第4項に記載のセファロスポリン誘導体。 【請求項6】Rが式(XIV)(式中Yは任意のベンゼ
    ン環又はシクロペンタン環が融合していてもよいピリジ
    ン環、任意にベンゼン環が融合していてもよいピリミジ
    ン環、チアゾール環又はイソキサゾール環を表わす)の
    基である、特許請求の範囲第5項記載のセファロスポリ
    ン誘導体。 【請求項7】R39がメチル基、エチル基、n−プロピル
    基、i−プロピル基、アリル基、カルバモイルメチル
    基、(2−アセチルアミノ)エチル基、メチルチオメチ
    ル基、2−ヒドロキシエチル基、2−アミノエチル基、
    4−ニトロベンジル基、CHCHN=C(CH
    NH又はCHC(NH)NHであり、R40が水素
    原子、弗素原子、アミノ基、メチル基、メトキシ基又は
    カルバモイル基である、特許請求の範囲第6項記載のセ
    ファロスポリン誘導体。 【請求項8】次表に挙げた化合物の群から選択される、
    特許請求の範囲第1項記載のセファロスポリン誘導体及
    び、その薬学的に認容性の塩基付加塩: [式中Xは硫黄原子、酸素原子、メチレン基又はスルフ
    ィニル基(R又はS配置)を表わし、−Rは式(V
    I): (式中R11は2−アミノチアゾール−4−イル基又は2
    −アミノオキサゾール−4−イル基を表わし、それぞれ
    弗素原子、塩素原子又は臭素原子によって5−位で任意
    に置換されていてもよく、又はR11は5−アミノイソチ
    アゾール−3−イル基、5−アミノ−1,2,4−チア
    ジアゾール−3−イル基、3−アミノピラゾール−5−
    イル基、3−アミノピラゾール−4−イル基、2−アミ
    ノピリミジニ−5−イル基、2−アミノピリジ−6−イ
    ル基、4−アミノピリミジニ−2−イル基、2−アミノ
    −1,3,4−チアジアゾール−5−イル基又は5−ア
    ミノ−1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イ
    ル基を表わし、 R12は水素原子、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜8)シクロアルキル基、(C1〜3)アルキル
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)シクロア
    ルキル(C1〜3)アルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C5〜8)シクロアルケニル基、(C3〜6
    アルキニル基、(C2〜5)アルキルカルバモイル基、
    フェニルカルバモイル基、ベンジルカルバモイル基、ト
    リフェニルメチル基、(C1〜3)ハロアルキル基、
    (C2〜6)ヒドロキシアルキル基、(C1〜4)アル
    コキシ(C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルキル
    チオ(C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルカンス
    ルフィニル(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アル
    カンスルホニル(C1〜4)アルキル基、(C2〜6
    アミノアルキル基、(C1〜4)アルキルアミノ(C
    2〜6)アルキル基、(C2〜8)ジアルキルアミノ
    (C2〜6)アルキル基、(C1〜5)シアノアルキル
    基、(C1〜4)アジドアルキル基、(C2〜5)ウレ
    イドアルキル基、3−アミノ−3−カルボキシプロピル
    基、2−(アミジノチオ)エチル基、2−(N−アミノ
    アミジノチオ)エチル基、テトラヒドロピラニ−2−イ
    ル基、チエタニ−3−イル基又は2−オキソテトラヒド
    ロフラニ−3−イル基を表わすか、 又は−R12は式:−(CH2)n−R13を表わし、式中n
    は1〜4であり、R13はピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わし、R13の各々は(C1〜4)アルキル基、フ
    ェニル基又はベンジル基によって任意に置換されていて
    もよく、 又は−R12は式:−(CH2)m−W−R14を表わし、式
    中mは0〜3であり、Wは硫黄原子又は直接結合を表わ
    し、R14フェニル基又はピリジニオ(C1〜4)アルキ
    レン基を表わすか又はR14はピリジル基、イミダゾリル
    基、1,3,4−チアジアゾリル基、テトラゾリル基、
    1−(C1〜4)アルキルテトラゾリル基、チアゾリル
    基、イソチアゾリル基又はイソオキサゾリル基を表わ
    し、Wとの結合は炭素原子又は電荷を有さない窒素原子
    を介しており、 R14の各々は任意に(C1〜4)アルキル基、アミノ
    基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、カルバモイル基、ニ
    トロ基、(C2〜5)アルコキシカルボニル基、シアノ
    基及びスルホ基から選択された1個又は2個の基によっ
    て可能な位置で置換されていてもよいか 又は−R12は式:−(CH2)n−CO−R15を表わし、
    式中nは1〜4であり、R15は(C1〜4)アルキル
    基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−COR16又は−(CH2)n−OCO
    −R16を表わし、式中nは1〜4であり、R16は水素原
    子、(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)ハロアルキ
    ル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−G−CH−R17を表わし、式中G
    はカルボニル基又は直接結合を表わし、R17はフタルイ
    ミド基を表わすか、 又は−R12は式: を表わし、式中R18、R19及びR20は(C1〜4)アル
    キル基を表わすか、又はR18は(C1〜4)アルキル基
    を表わし、R19及びR20は結合して(C3〜6)炭素環
    式環を形成するか、又はR18、R19及びR20は結合し
    て、1−アゾニア−4−アザビシクロ[2,2,2]オ
    クタン又は1−アゾニア−3,5,7−トリアザトリシ
    クロ[3,3,1,13,7]デカンを形成するか、 又は−R12は式(X): を表わし、式中pは1又は2であり、R21及びR22は水
    素原子又は(C1〜4)アルキル基を表わし、 又は−R12は式:−P(O)R2324を表わし、式中R
    23はヒドロキシ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ基、フェニル
    アミノ基又はR13につき上記したものの1つを表わし、
    24は(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキ
    シ基、(C2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ
    基、フェニルアミノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わすか、 又は−R12は式:−CHP(O)R2526を表わし、
    式中R25及びR26はヒドロキシ基又は(C1〜4)アル
    コキシ基を表わすか、 又は−R12は式:−CH(SR27)COOR28を表わ
    し、式中R27は(C1〜4)アルキル基を表わし、R28
    は水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わすか、 又は−R12は式(XI): を表わし、式中mは0〜3であり、R29は水素原子、
    (C1〜3)アルキル基又はメチルチオ基を表わし、R
    30は水素原子、(C1〜3)アルキル基、(C3〜7
    シクロアルキル基、シアノ基、カルボキシ基、(C
    2〜5)カルボキシアルキル基又はメタンスルホニルア
    ミノ基又は、任意にアミノ基又はヒドロキシ基によって
    置換されていてもよいフェニル基を表わすか、又はR29
    及びR30は一緒に結合してこれらが結合している炭素原
    子と共に(C3〜7)炭素環式環を形成し、R31はヒド
    ロキシ基、アミノ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    1〜4)アルキルアミノ基、フェニルアミノ基、又は前
    記した式R13の基又は式NHOR32の基を表わし、R32
    は水素原子、(C1〜4)アルキル基、フェニル基又は
    ベンジル基を表わし、R12がフェニル基を含みかつ他に
    記載しないかぎり、フェニル基はハロゲン原子、ヒドロ
    キシ基、アミノ基、カルボキシ基、ニトロ基、カルバモ
    イル基、シアノ基及びアミノメチル基から選択される1
    個又は2個の基によって任意に置換されていてよい)を
    表わし、 Rは水素原子又はメトキシ基を表わし、 Rはカルボキシ基又その生分解可能のエステルを表わ
    し、 Rは式(XII)、(XIII)又は(XIV): 又はその互変異性形を表わし、式(XII),(XIII)又
    は(XIV)の基は正の電荷を有していてもよいか、又は
    この種の電荷を有する任意の脱プロトン化されていても
    よい形であってもよく、R32は水素原子、(C1〜6
    アルキル基、フェニル基、ナフチル基又は−(CH2)q
    −COOR41を表わし、qは1〜6であり、R41は水素
    原子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R33及びR34は水素原子、(C1〜6)アルキル基、ヒ
    ドロキシ基、シアノ基、フェニル基、ナフチル基、フェ
    ニル(C1〜6)アルキル基、ヘテロアリール基及び−
    (CH2)q−COOR41から選択され、q及びR41は前
    記のものを表わすか、 又はR33及びR34は一緒に結合して、これらが結合して
    いる窒素原子と共にピロリジン環、ピペリジン環、モル
    ホリン環又はヘキサヒドロアゼピン環を形成し、これら
    の環はベンゼン環に任意に融合していてよく、 又はR32及びR33は一緒に結合してこれらが結合してい
    る炭素原子及び窒素原子と共に5員又は6員の飽和環を
    形成し、これにベンゼン環が任意に融合していてもよ
    く、 R35及びR37は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル(C1〜6)アルキル基及び−(CH2)q−CO
    OR41から選択され、qは1〜6であり、R41は水素原
    子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R36及びR38は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル基、ナフチル基及びフェニル(C1〜6)アルキ
    ル基から選択され、 又はR36及びR37は炭素鎖として結合して、これらが結
    合している窒素−炭素−窒素鎖と共に飽和又は部分不飽
    和の5員又は6員環を形成し、これにベンゼン環が任意
    に融合していてもよく、 環Yはピリジン環、ピリミジン環、オキサゾール環、チ
    アゾール環、イソキサゾール環、イソチアゾール環又は
    イミダゾール環を表わし、可能な場合にはその各々にベ
    ンゼン環、シクロペンタン環又はシクロヘキサン環が任
    意に融合していてよく、 R39は水素原子、アミノ基、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C2〜8)アルコキシアルキル基、−(CH2)
    q−COOR41,−(CH2)q−CONH,−(CH2)
    q−S(O)−R42又は−(CH2)q−NHCO−R42
    を表わし、qは1〜6であり、R41は水素原子又は(C
    1〜6)アルキル基を表わし、sは0、1又は2であ
    り、 R42は(C1〜6)アルキル基又は(C1〜6)アルコ
    キシを表わすか、 又はR39は(C3〜8)アルカノイルメチル基、ベンゾ
    イルメチル基、(C1〜6)1級ヒドロキシアルキル
    基、(C1〜6)1級アミノアルキル基、(C1〜4
    アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、ジ
    (C1〜4)アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、
    (C1〜6)アルコキシ基、(C1〜6)アルキルアミ
    ノ基、フェニル(C1〜6)アルキル基、フェニル(C
    1〜6)アルコキシ基、(C1〜4)アルコキシ(C
    1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキシ(C
    2〜4)アルコキシ(C1〜4)アルキル基、又は式:
    (CH2)n−N=CR43NR4445又は(CH2)nC(N
    43)NR4445(又はその互変異性体)を表わし、n
    は1〜4であり、R43,R44及びR45は同一又は異なっ
    ていてよく、それぞれ水素原子又は(C1〜4)アルキ
    ル基を表わし、 R40は水素原子又は、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ
    基、(C1〜6)アルキル基、カルボキシ基、(C
    2〜6)アルコキシカルボニル基、(C1〜6)アルコ
    キシ基、シアノ基、カルバモイル基、(C1〜6)ハロ
    アルキル基、(C1〜6)アジドアルキル基、(C
    1〜6)アミノアルキル基、(C2〜4)アミノアルキ
    ルチオ(C1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノ
    イルアミノ基、(C2〜6)アルカノイルアミノ(C
    1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノイルオキシ
    (C1〜4)アルキル基、ベンジル基、ベンジルオキシ
    基及びヘテロアリールチオ基から選択された1個又は2
    個の置換基を表わし、 R33,R34,R35,R36,R37,R38,R39又はR40
    独立しているか又はフェニル基又はナフチル基を含む場
    合、フェニル基又はナフチル基は、任意にハロゲン原
    子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ
    基、カルバモイル基、(C1〜6)アルキル基、(C
    1〜6)アルコキシ基及び(C2〜5)アルコキシカル
    バモイル基から選択された1個又は2個の基によって置
    換されていてもよく、R33又はR34がヘテロアリール基
    を表わすか又はR40がヘテロアリールチオ基を表わす場
    合、ヘテロアリール環は酸素原子、窒素原子及び硫黄原
    子から選択された1個、2個又は3個のヘテロ原子を含
    む5員又は6員環を表わす]で示されるセファロスポリ
    ン誘導体、及び式Iの化合物が正の電荷を有さない場合
    にはその薬学的に認容性の酸付加塩及び式Iの化合物が
    カルボキシ基を有する場合にはその薬学的に認容性の塩
    基付加塩を製造する方法において、式(XVIII): [式中R、R、R及びXは前記のものを表わす]
    の化合物のアミノ基を、炭素原子に基R50(R50は置換
    可能の基を表わす)を有する活性化されたC=C又はC
    =N結合に付加反応させ、生成物からHR50を除去し、
    次いで式(I)の化合物が遊離塩基又は双性イオンの形
    で得られかつ塩が所望の場合には、遊離塩基又は双性イ
    オンの形の式(I)の化合物を、薬学的に認容性の陰イ
    オンを生じる酸と反応させるか、又は式(I)の化合物
    がカルボキシ基を有する場合には、薬学的に認容性の陰
    イオンを生じる塩基と反応させることを特徴とする、セ
    ファロスポリン誘導体の製法。 【請求項10】式(I): [式中Xは硫黄原子、酸素原子、メチレン基又はスルフ
    ィニル基(R又はS配置)を表わし、−Rは式(V
    I): (式中R11は2−アミノチアゾール−4−イル基又は2
    −アミノオキサゾール−4−イル基を表わし、それぞれ
    弗素原子、塩素原子又は臭素原子によって5−位で任意
    に置換されていてもよく、又はR11は5−アミノイソチ
    アゾール−3−イル基、5−アミノ−1,2,4−チア
    ジアゾール−3−イル基、3−アミノピラゾール−3−
    イル基、3−アミノピラゾール−4−イル基、2−アミ
    ノピリミジニ−5−イル基、2−アミノピリジ−6−イ
    ル基、4−アミノピリミジニ−2−イル基、2−アミノ
    −1,3,4−チアジアゾール−5−イル基又は5−ア
    ミノ−1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イ
    ル基を表わし、 R12は水素原子、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜8)シクロアルキル基、(C1〜3)アルキル
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)シクロア
    ルキル(C1〜3)アルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C5〜8)シクロアルケニル基、(C3〜6
    アルキニル基、(C2〜5)アルキルカルバモイル基、
    フェニルカルバモイル基、ベンジルカルバモイル基、ト
    リフェニルメチル基、(C1〜3)ハロアルキル基、
    (C2〜6)ヒドロキシアルキル基、(C1〜4)アル
    コキシ(C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルキル
    チオ(C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルカンス
    ルフィニル(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アル
    カンスルホニル(C1〜4)アルキル基、(C2〜6
    アミノアルキル基、(C1〜4)アルキルアミノ(C
    2〜6)アルキル基、(C2〜8)ジアルキルアミノ
    (C2〜6)アルキル基、(C1〜5)シアノアルキル
    基、(C1〜4)アジドアルキル基、(C2〜5)ウレ
    イドアルキル基、3−アミノ−3−カルボキシプロピル
    基、2−(アミジノチオ)エチル基、2−(N−アミノ
    アミジノチオ)エチル基、テトラヒドロピラニ−2−イ
    ル基、チエタニ−3−イル基又は2−オキソテトラヒド
    ロフラニ−3−イル基を表わすか、 又は−R12は式:−(CH2)n−R13を表わし、式中n
    は1〜4であり、R13はピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わし、R13の各々は(C1〜4)アルキル基、フ
    ェニル基又はベンジル基によって任意に置換されていて
    もよく、 又は−R12は式:−(CH2)m−W−R14を表わし、式
    中mは0〜3であり、Wは硫黄原子又は直接結合を表わ
    し、R14はフェニル基又はピリジニオ(C1〜4)アル
    キレン基を表わすか又はR14はピリジル基、イミダゾリ
    ル基、1,3,4−チアジアゾリル基、テトラゾリル
    基、1−(C1〜4)アルキルテトラゾリル基、チアゾ
    リル基、イソチアゾリル基又はイソオキサゾリル基を表
    わし、Wとの結合は炭素原子又は電荷を有さない窒素原
    子を介しており、R14の各々は任意に(C1〜4)アル
    キル基、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、カル
    バモイル基、ニトロ基、(C2〜5)アルコキシカルボ
    ニル基、シアノ基及びスルホ基から選択された1個又は
    2個の基によって可能な位置で置換されていてもよい
    か、又は−R12は式:−(CH2)n−CO−R15を表わ
    し、式中nは1〜4であり、R15は(C1〜4)アルキ
    ル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−COR16又は−(CH2)n−OCO
    −R16を表わし、式中nは1〜4であり、R16は水素原
    子、(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)ハロアルキ
    ル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−G−CH−R17を表わし、式中G
    はカルボニル基又は直接結合を表わし、R17はフタルイ
    ミド基を表わすか、 又は−R12は式: を表わし、式中R18、R19及びR20は(C1〜4)アル
    キル基を表わすか、又はR18は(C1〜4)アルキル基
    を表わし、R19及びR20は結合して(C3〜6)炭素環
    式環を形成するか、又はR18、R19及びR20は結合し
    て、1−アゾニア−4−アザビシクロ[2,2,2,]
    オクタン又は1−アゾニア−3,5,7−トリアザトリ
    シクロ[3,3,1,137]デカンを形成するか、 又は−R12は式(X): を表わし、式中pは1又は2であり、R21及びR22は水
    素原子又は(C1〜4)アルキル基を表わし、 又は−R12は式:−P(O)R2324を表わし、式中R
    23はヒドロキシ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ基、フェニル
    アミノ基又はR13につき上記したものの1つを表わし、
    24は(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキ
    シ基、(C2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ
    基、フェニルアミノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わすか、 又は−R12は式:−CHP(O)R2526を表わし、
    式中R25及びR26はヒドロキシ基又は(C1〜4)アル
    コキシ基を表わすか、 又は−R12は式:−CH(SR27)COOR28を表わ
    し、式中R27は(C1〜4)アルキル基を表わし、R28
    は水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わすか、 又は−R12は式(XI): を表わし、式中mは0〜3であり、R29は水素原子、
    (C1〜3)アルキル基又はメチルチオ基を表わし、R
    30は水素原子、(C1〜3)アルキル基、(C3〜7
    シクロアルキル基、シアノ基、カルボキシ基、(C
    2〜5)カルボキシアルキル基又はメタンスルホニルア
    ミノ基又は、任意にアミノ基又はヒドロキシ基によって
    置換されていてもよいフェニル基を表わすか、又はR29
    及びR30は一緒に結合してこれらが結合している炭素原
    子と共に(C3〜7)炭素環式環を形成し、R31はヒド
    ロキシ基、アミノ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    1〜4)アルキルアミノ基、フェニルアミノ基、又は前
    記した式R13の基又は式NHOR32の基を表わし、R32
    は水素原子、(C1〜4)アルキル基、フェニル基又は
    ベンジル基を表わし、 R12がフェニル基を含みかつ他に記載しないかぎり、フ
    ェニル基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ基、カ
    ルボキシ基、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ基及び
    アミノメチル基から選択される1個又は2個の基によっ
    て任意に置換されていてよい)を表わし、 Rは水素原子又はメトキシ基を表わし、 Rはカルボキシ基又はその生分解可能のエステルを表
    わし、 Rは式(XII),((XIII)又は(XIV): 又はその互変異性形を表わし、式(XII),(XIII)又
    は(XIV)の基は正の電荷を有していてもよいか、又は
    この種の電荷を有する任意の脱プロトン化されていても
    よい形であってもよく、R32は水素原子、(C1〜6
    アルキル基、フェニル基、ナフチル基又は−(CH2)q
    −COOR41を表わし、qは1〜6であり、R41は水素
    原子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R33及びR34は水素原子、(C1〜6)アルキル基、ヒ
    ドロキシ基、シアノ基、フェニル基、ナフチル基、フェ
    ニル(C1〜6)アルキル基、ヘテロアリール基及び−
    (CH2)q−COOR41から選択され、q及びR41は前
    記のものを表わすか、 又はR33及びR34は一緒に結合して、これらが結合して
    いる窒素原子と共にピロリジン環、ピペリジン環、モル
    ホリン環又はヘキサヒドロアゼピン環を形成し、これら
    の環はベンゼン環に任意に融合していてよく、 又はR32及びR33は一緒に結合してこれらが結合してい
    る炭素原子及び窒素原子と共に5員又は6員の飽和環を
    形成し、これにベンゼン環が任意に融合していてもよ
    く、 R35及びR37は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル(C1〜6)アルキル基及び−(CH2)qCOO
    41から選択され、qは1〜6であり、R41は水素原子
    又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R36及びR38は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル基、ナフチル基、及びフェニル(C1〜6)アル
    キル基から選択され、 又はR36及びR37は炭素鎖として結合して、これらが結
    合している窒素−炭素−窒素鎖と共に飽和又は部分不飽
    和の5員又は6員環を形成し、これにベンゼン環が任意
    に融合していてもよく、 環Yはピリジン環、ピリミジン環、オキサゾール環、チ
    アゾール環、イソキサゾール環、イソチアゾール環又は
    イミダゾール環を表わし、可能な場合にはその各々にベ
    ンゼン環、シクロペンタン環又はシクロヘキサン環が任
    意に融合していてよく、 R39は水素原子、アミノ基、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C2〜8)アルコキシアルキル基、−(CH2)
    q−COOR41,−(CH2)q−CONH,−(CH2)
    q−S(O)−R42又は−(CH2)q−NHCO−R42
    を表わし、qは1〜6であり、R41は水素原子又は(C
    1〜6)アルキル基を表わし、sは0、1又は2であ
    り、R42は(C1〜6)アルキル基又は(C1〜6)ア
    ルコキシを表わすか、又はR39は(C3〜8)アルカノ
    イルメチル基、ベンゾイルメチル基、(C1〜6)1級
    ヒドロキシアルキル基、(C1〜6)1級アミノアルキ
    ル基、(C1〜4)アルキルアミノ(C1〜6)アルキ
    ル基、ジ(C1〜4)アルキルアミノ(C1〜6)アル
    キル基、(C1〜6)アルコキシ基、(C1〜6)アル
    キルアミノ基、フェニル(C1〜6)アルキル基、フェ
    ニル(C1〜6)アルコキシ基、(C1〜4)アルコキ
    シ(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキシ
    (C2〜4)アルコキシ(C1〜4)アルキル基、又は
    式:(CH2)n−N=CR43NR4445又は(CH2)n
    (NR43)NR4445(又はその互変異性体)を表わ
    し、nは1〜4であり、R43,R44及びR45は同一又は
    異なっていてよく、それぞれ水素原子又は(C1〜4
    アルキル基を表わし、 R40は水素原子又は、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ
    基、(C1〜6)アルキル基、カルボキシ基、(C
    2〜6)アルコキシカルボニル基、(C1〜6)アルコ
    キシ基、シアノ基、カルバモイル基、(C1〜6)ハロ
    アルキル基、(C1〜6)アジドアルキル基、(C
    1〜6)アミノアルキル基、(C2〜4)アミノアルキ
    ルチオ(C1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノ
    イルアミノ基、(C2〜6)アルカノイルアミノ(C
    1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノイルオキシ
    (C1〜4)アルキル基、ベンジル基、ベンジルオキシ
    基及びヘテロアリールチオ基から選択された1個又は2
    個の置換基を表わし、 R33,R34,R35,R36,R37,R38,R39又はR40
    独立しているか又はフェニル基又はナフチル基を含む場
    合、フェニル基又はナフチル基は、任意にハロゲン原
    子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ
    基、カルバモイル基、(C1〜6)アルキル基、(C
    1〜6)アルコキシ基及び(C2〜5)アルコキシカル
    バモイル基から選択された1個又は2個の基によって置
    換されていてもよく、R33又はR34がヘテロアリール基
    を表わすか又はR40がヘテロアリールチオ基を表わす場
    合、ヘテロアリール環は酸素原子、窒素原子及び硫黄原
    子から選択された1個、2個又は3個のヘテロ原子を含
    む5員又は6員環を表わす]で示される、カルボキシ基
    及び/又はアミノ基を含むセファロスポリン誘導体、及
    び式Iの化合物が正の電荷を有さない場合にはその薬学
    的に認容性の酸付加塩及び式Iの化合物がカルボキシ基
    を有する場合にはその薬学的に認容性の塩基付加塩を製
    造する方法において、適当な水素原子の代りに保護基を
    有する相応する化合物を脱保護し、 次いで式(I)の化合物が遊離塩基又は双性イオンの形
    で得られかつ塩が所望の場合には、遊離塩基又は双性イ
    オンの形の式(I)の化合物を、薬学的に認容性の陰イ
    オンを生じる酸と反応させるか、又は式(I)の化合物
    がカルボキシ基を有する場合には、薬学的に認容性の陰
    イオンを生じる塩基と反応させることを特徴とする、セ
    ファロスポリン誘導体の製法。 【請求項11】式(I): [式中Xはスルフィニル基(R又はS配置)を表わし、
    −Rは式(VI): (式中R11は2−アミノチアゾール−4−イル基又は2
    −アミノオキサゾール−4−イル基を表わし、それぞれ
    弗素原子、塩素原子又は臭素原子によって5−位で任意
    に置換されていてもよく、又はR11は5−アミノイソチ
    アゾール−3−イル基、5−アミノ−1,2,4−チア
    ジアゾール−3−イル基、3−アミノピラゾール−5−
    イル基、3−アミノピラゾール−4−イル基、2−アミ
    ノピリミジニ−5−イル基、2−アミノピリジ−6−イ
    ル基、4−アミノピリミジニ−2−イル基、2−アミノ
    −1,3,4−チアジアゾール−5−イル基又は5−ア
    ミノ−1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イ
    ル基を表わし、 R12は水素原子、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜8)シクロアルキル基、(C1〜3)アルキル
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)シクロア
    ルキル(C1〜3)アルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C5〜8)シクロアルケニル基、(C3〜6
    アルキニル基、(C2〜5)アルキルカルバモイル基、
    フェニルカルバモイル基、ベンジルカルバモイル基、ト
    リフェニルメチル基、(C1〜3)ハロアルキル基(C
    2〜6)ヒドロキシアルキル基、(C1〜4)アルコキ
    シ(C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルキルチオ
    (C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルカンスルフ
    ィニル(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルカン
    スルホニル(C1〜4)アルキル基、(C2〜6)アミ
    ノアルキル基、(C1〜4)アルキルアミノ
    (C2〜6)アルキル基、(C2〜8)ジアルキルアミ
    ノ(C2〜6)アルキル基、(C1〜5)シアノアルキ
    ル基、(C1〜4)アジドアルキル基、(C2〜5)ウ
    レイドアルキル基、3−アミノ−3−カルボキシプロピ
    ル基、2−(アミジノチオ)エチル基、2−(N−アミ
    ノアミジノチオ)エチル基、テトラヒドロピラニ−2−
    イル基、チエタニ−3−イル基又は2−オキソテトラヒ
    ドロフラニ−3−イル基を表わすか、 又は−R12は式:−(CH2)n−R13を表わし、式中n
    は1〜4であり、R13はピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わし、R13の各々は(C1〜4)アルキル基、フ
    ェニル基又はベンジル基によって任意に置換されていて
    もよく、 又は−R12は式:−(CH2)m−W−R14を表わし、式
    中mは0〜3であり、Wは硫黄原子又は直接結合を表わ
    し、R14はフェニル基又はピリジニオ(C1〜4)アル
    キレン基を表わすか又はR14はピリジル基、イミダゾリ
    ル基、1,3,4−チアジアゾリル基、テトラゾリル
    基、1−(C1〜4)アルキルテトラゾリル基、チアゾ
    リル基、イソチアゾリル基又はイソオキサゾリル基を表
    わし、Wとの結合は炭素原子又は電荷を有さない窒素原
    子を介しており、R14の各々は任意に(C1〜4)アル
    キル基、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、カル
    バモイル基、ニトロ基、(C2〜5)アルコキシカルボ
    ニル基、シアノ基及びスルホ基から選択された1個又は
    2個の基によって可能な位置で置換されていてもよいか 又は−R12は式:−(CH2)n−CO−R15を表わし、
    式中nは1〜4であり、R15は(C1〜4)アルキル
    基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−COR16又は−(CH2)n−OCO
    −R16を表わし、式中nは1〜4であり、R16は水素原
    子、(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)ハロアルキ
    ル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−G−CH−R17を表わし、式中G
    はカルボニル基又は直接結合を表わし、R17はフタルイ
    ミド基を表わすか、 又は−R12は式: を表わし、式中R18、R19及びR20は(C1〜4)アル
    キル基を表わすか、又はR18は(C1〜4)アルキル基
    を表わし、R19及びR20は結合して(C3〜6)炭素環
    式環を形成するか、又はR18、R19及びR20は結合し
    て、1−アゾニア−4−アザビシクロ[2,2,2]オ
    クタン又は1−アゾニア−3,5,7−トリアザトリシ
    クロ[3,3,1,13,7]デカンを形成するか、 又は−R12は式(X): を表わし、式中pは1又は2であり、R21及びR22は水
    素原子又は(C1〜4)アルキル基を表わし、 又は−R12は式:−P(O)R2324を表わし、式中R
    23はヒドロキシ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ基、フェニル
    アミノ基又はR13につき上記したものの1つを表わし、
    24は(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキ
    シ基、(C2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ
    基、フェニルアミノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わすか、 又は−R12は式:−CH2P(O)R2526を表わし、
    式中R25及びR26はヒドロキシ基又は(C1〜4)アル
    コキシ基を表わすか、 又は−R12は式:−CH(SR27)COOR28を表わ
    し、式中R27は(C1〜4)アルキル基を表わし、R28
    は水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わすか、 又は−R12は式(XI): を表わし、式中mは0〜3であり、R29は水素原子、
    (C1〜3)アルキル基又はメチルチオ基を表わし、R
    30は水素原子、(C1〜3)アルキル基、(C3〜7
    シクロアルキル基、シアノ基、カルボキシ基、(C
    2〜5)カルボキシアルキル基又はメタンスルホニルア
    ミノ基又は、任意にアミノ基又はヒドロキシ基によって
    置換されていてもよいフェニル基を表わすか、又はR29
    及びR30は一緒に結合してこれらが結合している炭素原
    子と共に(C3〜7)炭素環式環を形成し、R31はヒド
    ロキシ基、アミノ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    1〜4)アルキルアミノ基、フェニルアミノ基、又は前
    記した式R13の基又は式NHOR32の基を表わし、R32
    は水素原子、(C1〜4)アルキル基、フェニル基又は
    ベンジル基を表わし、R12がフェニル基を含みかつ他に
    記載しないかぎり、フェニル基はハロゲン原子、ヒドロ
    キシ基、アミノ基、カルボキシ基、ニトロ基、カルバモ
    イル基、シアノ基及びアミノメチル基から選択される1
    個又は2個の基によって任意に置換されていてよい)を
    表わし、 Rは水素原子又はメトキシ基を表わし、 Rはカルボキシ基又はその生分解可能のエステルを表
    わし、 Rは式(XII),(XIII)又は(XIV): 又はその互変異性形を表わし、式(XII),(XIII)又
    は(XIV)の基は正の電荷を有していてもよいか、又は
    この種の電荷を有する任意の脱プロトン化されていても
    よい形であってもよく、R32は水素原子、(C1〜6
    アルキル基、フェニル基、ナフチル基又は−(CH2)q
    −COOR41を表わし、qは1〜6であり、R41は水素
    原子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R33及びR34は水素原子、(C1〜6)アルキル基、ヒ
    ドロキシ基、シアノ基、フェニル基、ナフチル基、フェ
    ニル(C1〜6)アルキル基、ヘテロアリール基及び−
    (CH2)q−COOR41から選択され、q及びR41は前
    記のものを表わすか、 又はR33及びR34は一緒に結合して、これらが結合して
    いる窒素原子と共にピロリジン環、ピペリジン環、モル
    ホリン環又はヘキサヒドロアゼピン環を形成し、これら
    の環はベンゼン環に任意に融合していてよく、 又はR32及びR33は一緒に結合してこれらが結合してい
    る炭素原子及び窒素原子と共に5員又は6員の飽和環を
    形成し、これにベンゼン環が任意に融合していてもよ
    く、 R35及びR37は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル(C1〜6)アルキル基及び−(CH2)q−CO
    OR41から選択され、qは1〜6であり、R41は水素原
    子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R36及びR38は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル基、ナフチル基、及びフェニル(C1〜6)アル
    キル基から選択され、 又はR36及びR37は炭素鎖として結合して、これらが結
    合している窒素−炭素−窒素鎖と共に飽和又は部分不飽
    和の5員又は6員環を形成し、これにベンゼン環が任意
    に融合していてもよく、 環Yはピリジン環、ピリミジン環、オキサゾール環、チ
    アゾール環、イソキサゾール環、イソチアゾール環又は
    イミダゾール環を表わし、可能な場合にはその各々にベ
    ンゼン環、シクロペンタン環又はシクロヘキサン環が任
    意に融合していてよく、 R39は水素原子、アミノ基、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C2〜8)アルコキシアルキル基、−(CH2)
    q−COOR41,−(CH2)q−CONH,−(CH2)
    q−S(O)−R42又は−(CH2)q−NHCO−R42
    を表わし、qは1〜6であり、R41は水素原子又は(C
    1〜6)アルキル基を表わし、sは0、1又は2であ
    り、R42は(C1〜6)アルキル基又は(C1〜6)ア
    ルコキシを表わすか、 又はR39は(C3〜8)アルカノイルメチル基、ベンゾ
    イルメチル基、(C1〜6)1級ヒドロキシアルキル
    基、(C1〜6)1級アミノアルキル基、(C1〜4
    アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、ジ
    (C1〜4)アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、
    (C1〜6)アルコキシ基、(C1〜6)アルキルアミ
    ノ基、フェニル(C1〜6)アルキル基、フェニル(C
    1〜6)アルコキシ基、(C1〜4)アルコキシ(C
    1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキシ(C
    2〜4)アルコキシ(C1〜4)アルキル基、又は式:
    (CH2)n−N=CR43NR4445又は(CH2)nC(N
    43)NR4445(又はその互変異性体)を表わし、n
    は1〜4であり、R43,R44及びR45は同一又は異なっ
    ていてよく、それぞれ水素原子又は(C1〜4)アルキ
    ル基を表わし、 R40は水素原子又は、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ
    基、(C1〜6)アルキル基、カルボキシ基、(C
    2〜6)アルコキシカルボニル基、(C1〜6)アルコ
    キシ基、シアノ基、カルバモイル基、(C1〜6)ハロ
    アルキル基、(C1〜6)アジドアルキル基、(C
    1〜6)アミノアルキル基、(C2〜4)アミノアルキ
    ルチオ(C1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノ
    イルアミノ基、(C2〜6)アルカノイルアミノ(C
    1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノイルオキシ
    (C1〜4)アルキル基、ベンジル基、ベンジルオキシ
    基及びヘテロアリールチオ基から選択された1個又は2
    個の置換基を表わし、 R33,R34,R35,R36,R37,R38,R39又はR40
    独立しているか又はフェニル基又はナフチル基を含む場
    合、フェニル基又はナフチル基は、任意にハロゲン原
    子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ
    基、カルバモイル基、(C1〜6)アルキル基、(C
    1〜6)アルコキシ基及び(C2〜5)アルコキシカル
    バモイル基から選択された1個又は2個の基によって置
    換されていてもよく、R33又はR34がヘテロアリール基
    を表わすか又はR40がヘテロアリールチオ基を表わす場
    合、ヘテロアリール環は酸素原子、窒素原子及び硫黄原
    子から選択された1個、2個又は3個のヘテロ原子を含
    む5員又は6員環を表わす]で示されるセファロスポリ
    ン誘導体、及び式Iの化合物が正の電荷を有さない場合
    にはその薬学的に認容性の酸付加塩及び式Iの化合物が
    カルボキシ基を有する場合にはその薬学的に認容性の塩
    基付加塩を製造する方法において、Xが硫黄原子を表わ
    す式(I)に相応する化合物を酸化し、 次いで式(I)の化合物が遊離塩基又は双性イオンの形
    で得られかつ塩が所望の場合には、遊離塩基又は双性イ
    オンの形の式(I)の化合物を、薬学的に認容性の陰イ
    オンを生じる酸と反応させるか、又は式(I)の化合物
    がカルボキシ基を有する場合には、薬学的に認容性の陰
    イオンを生じる塩基と反応させることを特徴とする、セ
    ファロスポリン誘導体の製法。 【請求項12】式(I): [式中Xは硫黄原子、酸素原子、メチレン基又はスルフ
    ィニル基(R又はS配置)を表わし、−Rは式(V
    I): (式中R11は2−アミノチアゾール−4−イル基又は2
    −アミノオキサゾール−4−イル基を表わし、それぞれ
    弗素原子、塩素原子又は臭素原子によって5−位で任意
    に置換されていてもよく、又はR11は5−アミノイソチ
    アゾール−3−イル基、5−アミノ−1,2,4−チア
    ジアゾール−3−イル基、3−アミノピラゾール−5−
    イル基、3−アミノピラゾール−4−イル基、2−アミ
    ノピリミジニ−5−イル基、2−アミノピリジ−6−イ
    ル基、4−アミノピリミジニ−2−イル基、2−アミノ
    −1,3,4−チアジアゾール−5−イル基又は5−ア
    ミノ−1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イ
    ル基を表わし、 R12は水素原子、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜8)シクロアルキル基、(C1〜3)アルキル
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)シクロア
    ルキル(C1〜3)アルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C5〜8)シクロアルケニル基、(C3〜6
    アルキニル基、(C2〜5)アルキルカルバモイル基、
    フェニルカルバモイル基、ベンジルカルバモイル基、ト
    リフェニルメチル基、(C1〜3)ハロアルキル基、
    (C2〜6)ヒドロキシアルキル基、(C1〜4)アル
    コキシ(C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルキル
    チオ(C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルカンス
    ルフィニル(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アル
    カンスルホニル(C1〜4)アルキル基、(C2〜6
    アミノアルキル基、(C1〜4)アルキルアミノ(C
    2〜6)アルキル基、(C2〜8)ジアルキルアミノ
    (C2〜6)アルキル基、(C1〜5)シアノアルキル
    基、(C1〜4)アジドアルキル基、(C2〜5)ウレ
    イドアルキル基、3−アミノ−3−カルボキシプロピル
    基、2−(アミジノチオ)エチル基、2−(N−アミノ
    アミジノチオ)エチル基、テトラヒドロピラニ−2−イ
    ル基、チエタニ−3−イル基又は2−オキソテトラヒド
    ロフラニ−3−イル基を表わすか、 又は−R12は式:−(CH−R13を表わし、式中
    nは1〜4であり、R13はピペリジノ基、ピロリジノ
    基、モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラ
    ジノ基を表わし、R13の各々は(C1〜4)アルキル
    基、フェニル基又はベンジル基によって任意に置換され
    ていてもよく、 又は−R12は式:−(CH−W−R14を表わし、
    式中mは0〜3であり、Wは硫黄原子又は直接結合を表
    わし、R14はフェニル基又はピリジニオ(C1〜4)ア
    ルキレン基を表わすか又はR14はピリジル基、イミダゾ
    リル基、1,3,4−チアジアゾリル基、テトラゾリル
    基、1−(C1〜4)アルキルテトラゾリル基、チアゾ
    リル基、イソチアゾリル基又はイソオキサゾリル基を表
    わし、Wとの結合は炭素原子又は電荷を有さない窒素原
    子を介しており、R14の各々は任意に(C1〜4)アル
    キル基、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、カル
    バモイル基、ニトロ基、(C2〜5)アルコキシカルボ
    ニル基、シアノ基及びスルホ基から選択された1個又は
    2個の基によって可能な位置で置換されていてもよいか 又は−R12は式:−(CH−CO−R15を表わ
    し、式中nは1〜4であり、R15は(C1〜4)アルキ
    ル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−COR16又は−(CH−OC
    O−R16を表わし、式中nは1〜4であり、R16は水素
    原子、(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)ハロアル
    キル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−G−CH−R17を表わし、式中G
    はカルボニル基又は直接結合を表わし、R17はフタルイ
    ミド基を表わすか、 又は−R12は式: を表わし、式中R18、R19及びR20は(C1〜4)アル
    キル基を表わすか、又はR18は(C1〜4)アルキル基
    を表わし、R19及びR20は結合して(C3〜6)炭素環
    式環を形成するか、又はR18、R19及びR20は結合し
    て、1−アゾニア−4−アザビシクロ[2,2,2]オ
    クタン又は1−アゾニア−3,5,7−トリアザトリシ
    クロ[3,3,1,13,7]デカンを形成するか、 又は−R12は式(X): を表わし、式中pは1又は2であり、R21及びR22は水
    素原子又は(C1〜4)アルキル基を表わし、 又は−R12は式:−P(O)R2324を表わし、式中R
    23はヒドロキシ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ基、フェニル
    アミノ基又はR13につき上記したものの1つを表わし、
    24は(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキ
    シ基、(C2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ
    基、フェニルアミノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わすか、 又は−R12は式:−CHP(O)R2526を表わし、
    式中R25及びR26はヒドロキシ基又は(C1〜4)アル
    コキシ基を表わすか、 又は−R12は式:−CH(SR27)COOR28を表わ
    し、式中R27は(C1〜4)アルキル基を表わし、R28
    は水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わすか、 又は−R12は式(XI): を表わし、式中mは0〜3であり、R29は水素原子、
    (C1〜3)アルキル基又はメチルチオ基を表わし、R
    30は水素原子、(C1〜3)アルキル基、(C3〜7
    シクロアルキル基、シアノ基、カルボキシ基、(C
    2〜5)カルボキシアルキル基又はメタンスルホニルア
    ミノ基又は、任意にアミノ基又はヒドロキシ基によって
    置換されていてもよいフェニル基を表わすか、又はR29
    およびR30は一緒に結合してこれらが結合している炭素
    原子と共に(C3〜7)炭素環式環を形成し、R31はヒ
    ドロキシ基、アミノ基、(C1〜4)アルコキシ基、
    (C1〜4)アルキルアミノ基、フェニルアミノ基、又
    は前記した式R13の基又は式NHOR32の基を表わし、
    32は水素原子、(C1〜4)アルキル基、フェニル基
    又はベンジル基を表わし、 R12がフェニル基を含みかつ他に記載しないかぎり、フ
    ェニル基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ基、カ
    ルボキシ基、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ基及び
    アミノメチル基から選択される1個又は2個の基によっ
    て任意に置換されていてよい)を表わし、 Rは水素原子又はメトキシ基を表わし、 Rはカルボキシ基又はその生分解能のエステルを表わ
    し、 Rは式(XIV): 又はその互変異性形を表わし、式(XIV)の基は正の電
    荷を有していてもよいか、又はこの種の電荷を有する任
    意の脱プロトン化されていてもよい形であってもよく、 環Yはピリジン環、ピリミジン環、オキサゾール環、チ
    アゾール環、イソキサゾール環、イソチアゾール環又は
    イミダゾール環を表わし、可能な場合にはその各々にベ
    ンゼン環、シクロペンタン環又はシクロヘキサン環が任
    意に融合していてよく、 R39は式:(CH−N=CR43NR4445(又は
    その互変異性体)を表わし、nは1〜4であり、R43
    44及びR45は同一又は異なっていてよく、それぞれ水
    素原子又は(C1〜4)アルキル基を表わし、 R40は水素原子又は、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ
    基、(C1〜6)アルキル基、カルボキシ基、(C
    2〜6)アルコキシカルボニル基、(C1〜6)アルコ
    キシ基、シアノ基、カルバモイル基、(C1〜6)ハロ
    アルキル基、(C1〜6)アジドアルキル基、(C
    1〜6)アミノアルキル基、(C2〜4)アミノアルキ
    ルチオ(C1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノ
    イルアミノ基、(C2〜6)アルカノイルアミノ(C
    1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノイルオキシ
    (C1〜4)アルキル基、ベンジル基、ベンジルオキシ
    基及びヘテロアリールチオ基から選択された1個又は2
    個の置換基を表わし、R39又はR40が独立しているか又
    はフェニル基又はナフチル基を含む場合、フェニル基又
    はナフチル基は、任意にハロゲン原子、ニトロ基、シア
    ノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、カルバモイル基、
    (C1〜6)アルキル基、(C1〜6)アルコキシ基及
    び(C2〜5)アルコキシカルバモイル基から選択され
    た1個又は2個の基によって置換されていてもよく、R
    40がヘテロアリールチオ基を表わす場合、ヘテロアリー
    ル環は酸素原子、窒素原子及び硫黄原子から選択された
    1個、2個又は3個のヘテロ原子を含む5員又は6員環
    を表わす]で示されるセファロスポリン誘導体、及び式
    Iの化合物が正の電荷を有さない場合にはその薬学的に
    認容性の酸付加塩及び式Iの化合物がカルボキシ基を有
    する場合にはその薬学的に認容性の塩基付加塩を製造す
    る方法において、Rが式(XIV)[式中R39は、式:
    (CH−NHを表わす]を表わす式(I)の化
    合物を、式:R3450C=NR4445[式中R34は水素
    原子、(C1〜6)アルキル基、ヒドロキシ基、シアノ
    基、フェニル基、ナフチル基、フェニル(C1〜6)ア
    ルキル基、ヘテロアリール基及び−(CH)q−CO
    OR41から選択され、qは1〜6であり、R41は水素原
    子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、R50は置換可
    能の基を表わし、R44及びR45は前記したものを表わ
    す]の化合物と反応させ、生成物からHR50を除去し、 次いで式(I)の化合物が遊離塩基又は双性イオンの形
    で得られかつ塩が所望の場合には、遊離塩基又は双性イ
    オンの形の式(I)の化合物を、薬学的に認容性の陰イ
    オンを生じる酸と反応させるか、又は式(I)の化合物
    がカルボキシ基を有する場合には、薬学的に認容性の陰
    イオンを生じる塩基と反応させることを特徴とする、セ
    ファロスポリン誘導体の製法。 【請求項13】式(I): [式中Xは硫黄原子、酸素原子、メチレン基又はスルフ
    ィニル基(R又はS配置)を表わし、−Rは式(V
    I): (式中R11は2−アミノチアゾール−4−イル基又は2
    −アミノオキサゾール−4−イル基を表わし、それぞれ
    弗素原子、塩素原子又は臭素原子によって5−位で任意
    に置換されていてもよく、又はR11は5−アミノイソチ
    アゾール−3−イル基、5−アミノ−1,2,4−チア
    ジアゾール−3−イル基、3−アミノピラゾール−5−
    イル基、3−アミノピラゾール−4−イル基、2−アミ
    ノピリミジニ−5−イル基、2−アミノピリジ−6−イ
    ル基、4−アミノピリミジニ−2−イル基、2−アミノ
    −1,3,4−チアジアゾール−5−イル基又は5−ア
    ミノ−1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イ
    ル基を表わし、 R12は水素原子、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜8)シクロアルキル基、(C1〜3)アルキル
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)シクロア
    ルキル(C1〜3)アルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C5〜8)シクロアルケニル基、(C3〜6
    アルキニル基、(C2〜5)アルキルカルバモイル基、
    フェニルカルバモイル基、ベンジルカルバモイル基、ト
    リフェニルメチル基、(C1〜3)ハロアルキル基、
    (C2〜6)ヒドロキシアルキル基、(C1〜4)アル
    コキシ(C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルキル
    チオ(C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルカンス
    ルフィニル(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アル
    カンスルホニル(C1〜4)アルキル基、(C2〜6
    アミノアルキル基、(C1〜4)アルキルアミノ(C
    2〜6)アルキル基、(C2〜8)ジアルキルアミノ
    (C2〜6)アルキル基、(C1〜5)シアノアルキル
    基、(C1〜4)アジドアルキル基、(C2〜5)ウレ
    イドアルキル基、3−アミノ−3−カルボキシプロピル
    基、2−(アミジノチオ)エチル基、2−(N−アミノ
    アミジノチオ)エチル基、テトラヒドロピラニ−2−イ
    ル基、チエタニ−3−イル基又は2−オキソテトラヒド
    ロフラニ−3−イル基を表わすか、 又は−R12は式:−(CH−R13を表わし、式中
    nは1〜4であり、R13はピペリジノ基、ピロリジノ
    基、モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラ
    ジノ基を表わし、R13の各々は(C1〜4)アルキル
    基、フェニル基又はベンジル基によって任意に置換され
    ていてもよく、 又は−R12は式:−(CH−W−R14を表わし、
    式中mは0〜3であり、Wは硫黄原子又は直接結合を表
    わし、R14はフェニル基又はピリジニオ(C1〜4)ア
    ルキレン基を表わすか又はR14はピリジル基、イミダゾ
    リル基、1,3,4−チアジアゾリル基、テトラゾリル
    基、1−(C1〜4)アルキルテトラゾリル基、チアゾ
    リル基、イソチアゾリル基又はイソオキサゾリル基を表
    わし、Wとの結合は炭素原子又は電荷を有さない窒素原
    子を介しており、R14の各々は任意に(C1〜4)アル
    キル基、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、カル
    バモイル基、ニトロ基、(C2〜5)アルコキシカルボ
    ニル基、シアノ基及びスルホ基から選択された1個又は
    2個の基によって可能な位置で置換されていてもよい
    か、又は−R12は式:−(CH−CO−R15を表
    わし、式中nは1〜4であり、R15は(C1〜4)アル
    キル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−COR16又は−(CH−OC
    O−R16を表わし、式中nは1〜4であり、R16は水素
    原子、(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)ハロアル
    キル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−G−CH−R17を表わし、式中G
    はカルボニル基又は直接結合を表わし、R17はフタルイ
    ミド基を表わすか、 又は−R12は式: を表わし、式中R18、R19及びR20は(C1〜4)アル
    キル基を表わすか、又はR18は(C1〜4)アルキル基
    を表わし、R19及びR20は結合して(C3〜6)炭素環
    式環を形成するか、又はR18、R19及びR20は結合し
    て、1−アゾニア−4−アザビシクロ[2,2,2]オ
    クタン又は1−アゾニア−3,5,7−トリアザトリシ
    クロ[3,3,1,13,7]デカンを形成するか、 又は−R12は式(X): を表わし、式中pは1又は2であり、R21及びR22は水
    素原子又は(C1〜4)アルキル基を表わし、 又は−R12は式:−P(O)R2324を表わし、式中R
    23はヒドロキシ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ基、フェニル
    アミノ基又はR13につき上記したものの1つを表わし、
    24は(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキ
    シ基、(C2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ
    基、フェニルアミノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わすか、 又は−R12は式:−CHP(O)R2526を表わし、
    式中R25及びR26はヒドロキシ基又は(C1〜4)アル
    コキシ基を表わすか、 又は−R12は式:−CH(SR27)COOR28を表わ
    し、式中R27は(C1〜4)アルキル基を表わし、R28
    は水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わすか、 又は−R12は式(XI): を表わし、式中mは0〜3であり、R29は水素原子、
    (C1〜3)アルキル基又はメチルチオ基を表わし、R
    30は水素原子、(C1〜3)アルキル基、(C3〜7
    シクロアルキル基、シアノ基、カルボキシ基、(C
    2〜5)カルボキシアルキル基又はメタンスルホニルア
    ミノ基又は、任意にアミノ基又はヒドロキシ基によって
    置換されていてもよいフェニル基を表わすか、又はR29
    及びR30は一緒に結合してこれらが結合している炭素原
    子と共に(C3〜7)炭素環式環を形成し、R31はヒド
    ロキシ基、アミノ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    1〜4)アルキルアミノ基、フェニルアミノ基又は前記
    した式R13の基又は式NHOR32の基を表わし、R32
    水素原子、(C1〜4)アルキル基、フェニル基又はベ
    ンジル基を表わし、 R12がフェニル基を含みかつ他に記載しないかぎり、フ
    ェニル基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ基、カ
    ルボキシ基、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ基及び
    アミノメチル基から選択される1個又は2個の基によっ
    て任意に置換されていてよい)を表わし、 Rは水素原子又はメトキシ基を表わし、 Rはカルボキシ基又はその生分解可能のエステルを表
    わし、 Rは式(XII),(XIII)又は(XIV): 又はその互変異性形を表わし、式(XII),(XIII)又
    は(XIV)の基は正の電荷を有していてもよいか、又は
    この種の電荷を有する任意の脱プロトン化されていても
    よい形であってもよく、R32は水素原子、(C1〜6
    アルキル基、フェニル基、ナフチル基又は−(CH
    −COOR41を表わし、qは1〜6であり、R41は水
    素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R33及びR34は水素原子、(C1〜6)アルキル基、ヒ
    ドロキシ基、シアノ基、フェニル基、ナフチル基、フェ
    ニル(C1〜6)アルキル基、ヘテロアリール基及び−
    (CH−COOR41から選択され、q及びR41
    前記のものを表わすか、 又はR33及びR34は一緒に結合して、これらが結合して
    いる窒素原子と共にピロリジン環、ピペリジン環、モル
    ホリン環又はヘキサヒドロアゼピン環を形成し、これら
    の環はベンゼン環に任意に融合していてよく、 又はR32及びR33は一緒に結合してこれらが結合してい
    る炭素原子及び窒素原子と共に5員又は6員の飽和環を
    形成し、これにベンゼン環が任意に融合していてもよ
    く、 R35及びR37は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル(C1〜6)アルキル基及び−(CH−C
    OOR41から選択され、qは1〜6であり、R41は水素
    原子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R36及びR38は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル基、ナフチル基及びフェニル(C1〜6)アルキ
    ル基から選択され、 又はR36及びR37は炭素鎖として結合して、これらが結
    合している窒素−炭素−窒素鎖と共に飽和又は部分下飽
    和の5員又は6員環を形成し、これにベンゼン環が任意
    に融合していてもよく、環Yはピリジン環、ピリミジン
    環、オキサゾール環、チアゾール環、イソキサゾール
    環、イソチアゾール環又はイミダゾール環を表わし、可
    能な場合にはその各々にベンゼン環、シクロペンタン環
    又はシクロヘキサン環が任意に融合していてよく、 R39は水素原子、アミノ基、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C2〜8)アルコキシアルキル基、−(C
    −COOR41,−(CH−CONH
    −(CH−S(O)−R42又は−(CH
    −NHCO−R42を表わし、qは1〜6であり、R41
    水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、sは
    0、1又は2であり、R42は(C1〜6)アルキル基又
    は(C1〜6)アルコキシを表わすか、 又はR39は(C3〜8)アルカノイルメチル基、ベンゾ
    イルメチル基、(C1〜6)1級ヒドロキシアルキル
    基、(C1〜6)1級アミノアルキル基、(C1〜4
    アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、ジ
    (C1〜4)アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、
    (C1〜6)アルコキシ基、(C1〜6)アルキルアミ
    ノ基、フェニル(C1〜6)アルキル基、フェニル(C
    1〜6)アルコキシ基、(C1〜4)アルコキシ(C
    1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキシ(C
    2〜4)アルコキシ(C1〜4)アルキル基、又は式:
    (CH−N=CR43NR4445又は(CH
    C(NR43)NR4445(又はその互変異性体)を表わ
    し、nは1〜4であり、R43,R44及びR45は同一又は
    異なっていてよく、それぞれ水素原子又は(C1〜4
    アルキル基を表わし、 R40は水素原子又は、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ
    基、(C1〜6)アルキル基、カルボキシ基、(C
    2〜6)アルコキシカルボニル基、(C1〜6)アルコ
    キシ基、シアノ基、カルバモイル基、(C1〜6)ハロ
    アルキル基、(C1〜6)アジドアルキル基、(C
    1〜6)アミノアルキル基、(C2〜4)アミノアルキ
    ルチオ(C1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノ
    イルアミノ基、(C2〜6)アルカノイルアミノ(C
    1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノイルオキシ
    (C1〜4)アルキル基、ベンジル基、ベンジルオキシ
    基及びヘテロアリールチオ基から選択された1個又は2
    個の置換基を表わし、R33,R34,R35,R36,R37
    38,R39又はR40が独立しているか又はフェニル基又
    はナフチル基を含む場合、フェニル基又はナフチル基
    は、任意にハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、カルボ
    キシ基、ヒドロキシ基、カルバモイル基、(C1〜6
    アルキル基、(C1〜6)アルコキシ基及び
    (C2〜5)アルコキシカルバモイル基から選択された
    1個又は2個の基によって置換されていてもよく、R33
    又はR34がヘテロアリール基を表わすか又はR40がヘテ
    ロアリールチオ基を表わす場合、ヘテロアリール環は酸
    素原子、窒素原子及び硫黄原子から選択された1個、2
    個又は3個のヘテロ原子を含む5員又は6員環を表わ
    す]で示されるセファロスポリン誘導体、及び式Iの化
    合物が正の電荷を有さない場合にはその薬学的に認容性
    の酸付加塩及び式Iの化合物がカルボキシ基を有する場
    合にはその薬学的に認容性の塩基付加塩を製造する方法
    において、式(XIX): [式中R、R、R及びXは前記のものを表わす]
    の化合物を、式:R51−OH(式中R51は式VIの基を表
    わす)の酸又はその活性化された誘導体でアシル化し、
    次いで式(I)の化合物が遊離塩基又は双性イオンの形
    で得られかつ塩が所望の場合には、遊離塩基又は双性イ
    オンの形の式(I)の化合物を、薬学的に認容性の陰イ
    オンを生じる酸と反応させるか、又は式(I)の化合物
    がカルボキシ基を有する場合には、薬学的に認容性の陰
    イオンを生じる塩基と反応させることを特徴とする、セ
    ファロスポリン誘導体の製法。 【請求項14】式(I): [式中Xは硫黄原子、酸素原子、メチレン基又はスルフ
    ィニル基(R又はS配置)を表わし、−Rは式(V
    I): (式中R11は2−アミノチアゾール−4−イル基又は2
    −アミノオキサゾール−4−イル基を表わし、それぞれ
    弗素原子、塩素原子又は臭素原子によって5−位で任意
    に置換されていてもよく、又はR11は5−アミノイソチ
    アゾール−3−イル基、5−アミノ−1,2,4−チア
    ジアゾール−3−イル基、3−アミノピラゾール−5−
    イル基、3−アミノピラゾール−4−イル基、2−アミ
    ノピリミジニ−5−イル基、2−アミノピリジ−6−イ
    ル基、4−アミノピリミジニ−2−イル基、2−アミノ
    −1,3,4−チアジアゾール−5−イル基又は5−ア
    ミノ−1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イ
    ル基を表わし、R12は、(C1〜6)アルキル基、(C
    3〜8)シクロアルキル基、(C1〜3)アルキル(C
    3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)シクロアルキ
    ル(C1〜3)アルキル基、(C3〜6)アルケニル
    基、(C5〜8)シクロアルケニル基、(C3〜6)ア
    ルキニル基、(C2〜5)アルキルカルバモイル基、フ
    ェニルカルバモイル基、ベンジルカルバモイル基、トリ
    フェニルメチル基、(C1〜3)ハロアルキル基、(C
    2〜6)ヒドロキシアルキル基、(C1〜4)アルコキ
    シ(C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルキルチオ
    (C2〜4)アルキル基、(C1〜4)アルカンスルフ
    ィニル(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルカン
    スルホニル(C1〜4)アルキル基、(C2〜6)アミ
    ノアルキル基、(C1〜4)アルキルアミノ
    (C2〜6)アルキル基、(C2〜8)ジアルキルアミ
    ノ(C2〜6)アルキル基、(C1〜5)シアノアルキ
    ル基、(C1〜4)アジドアルキル基、(C2〜5)ウ
    レイドアルキル基、3−アミノ−3−カルボキシプロピ
    ル基、2−(アミジノチオ)エチル基、2−(N−アミ
    ノアミジノチオ)エチル基、テトラヒドロピラニ−2−
    イル基、チエタニ−3−イル基又は2−オキソテトラヒ
    ドロフラニ−3−イル基を表わすか、 又は−R12は式:−(CH−R13を表わし、式中
    nは1〜4であり、R13はピペリジノ基、ピロリジノ
    基、モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラ
    ジノ基を表わし、R13の各々は(C1〜4)アルキル
    基、フェニル基又はベンジル基によって任意に置換され
    ていてもよく、 又は−R12は式:−(CH−W−R14を表わし、
    式中mは0〜3であり、Wは硫黄原子又は直接結合を表
    わし、R14はフェニル基又はピリジニオ(C1〜4)ア
    ルキレン基を表わすか又はR14はピリジル基、イミダゾ
    リル基、1,3,4−チアジアゾリル基、テトラゾリル
    基、1−(C1〜4)アルキルテトラゾリル基、チアゾ
    リル基、イソチアゾリル基又はイソオキサゾリル基を表
    わし、Wとの結合は炭素原子又は電荷を有さない窒素原
    子を介しており、R14の各々は任意に(C1〜4)アル
    キル基、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、カル
    バモイル基、ニトロ基、(C2〜5)アルコキシカルボ
    ニル基、シアノ基及びスルホ基から選択された1個又は
    2個の基によって可能な位置で置換されていてもよい
    か、又は−R12は式:−(CH−CO−R15を表
    わし、式中nは1〜4であり、R15は(C1〜4)アル
    キル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−COR16又は−(CH−OC
    O−R16を表わし、式中nは1〜4であり、R16は水素
    原子、(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)ハロアル
    キル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−G−CH−R17を表わし、式中G
    はカルボニル基又は直接結合を表わし、R17はフタルイ
    ミド基を表わすか、 又は−R12は式: を表わし、式中R18、R19及びR20は(C1〜4)アル
    キル基を表わすか、又はR18は(C1〜4)アルキル基
    を表わし、R19及びR20は結合して(C3〜6)炭素環
    式環を形成するか、又はR18、R19及びR20は結合し
    て、1−アゾニア−4−アザビシクロ[2,2,2]オ
    クタン又は1−アゾニア−3,5,7−トリアザトリシ
    クロ[3,3,1,13,7]デカンを形成するか、 又は−R12は式(X): を表わし、式中pは1又は2であり、R21及びR22は水
    素原子又は(C1〜4)アルキル基を表わし、 又は−R12は式:−P(O)R2324を表わし、式中R
    23はヒドロキシ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ基、フェニル
    アミノ基又はR13につき上記したものの1つを表わし、
    24は(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキ
    シ基、(C2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ
    基、フェニルアミノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わすか、 又は−R12は式:−CHP(O)R2526を表わし、
    式中R25及びR26はヒドロキシ基又は(C1〜4)アル
    コキシ基を表わすか、 又は−R12は式:−CH(SR27)COOR28を表わ
    し、式中R27は(C1〜4)アルキル基を表わし、R28
    は水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わすか、 又は−R12は式(XI): を表わし、式中mは0〜3であり、R29は水素原子、
    (C1〜3)アルキル基又はメチルチオ基を表わし、R
    30は水素原子、(C1〜3)アルキル基、(C3〜7
    シクロアルキル基、シアノ基、カルボキシ基、(C
    2〜5)カルボキシアルキル基又はメタンスルホニルア
    ミノ基又は、任意にアミノ基又はヒドロキシ基によって
    置換されていてもよいフェニル基を表わすか、又はR29
    及びR30は一緒に結合してこれらが結合している炭素原
    子と共に(C3〜7)炭素環式環を形成し、R31はヒド
    ロキシ基、アミノ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    1〜4)アルキルアミノ基、フェニルアミノ基又は前記
    した式R13の基又は式NHOR32の基を表わし、R32
    水素原子、(C1〜4)アルキル基、フェニル基又はベ
    ンジル基を表わし、 R12がフェニル基を含みかつ他に記載しないかぎり、フ
    ェニル基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ基、カ
    ルボキシ基、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ基及び
    アミノメチル基から選択される1個又は2個の基によっ
    て任意に置換されていてよい)を表わし、 Rは水素原子又はメトキシ基を表わし、 Rはカルボキシ基又はその生分解可能のエステルを表
    わし、 Rは式(XII),(XIII)又は(XIV): 又はその互変異性形を表わし、式(XII),(XIII)又
    は(XIV)の基は正の電荷を有していてもよいか、又は
    この種の電荷を有する任意の脱プロトン化されていても
    よい形であってもよく、R32は水素原子、(C1〜6
    アルキル基、フェニル基、ナフチル基又は−(CH
    −COOR41を表わし、qは1〜6であり、R41は水
    素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R33及びR34は水素原子、(C1〜6)アルキル基、ヒ
    ドロキシ基、シアノ基、フェニル基、ナフチル基、フェ
    ニル(C1〜6)アルキル基、ヘテロアリール基及び−
    (CH−COOR41から選択され、q及びR41
    前記のものを表わすか、 又はR33及びR34は一緒に結合して、これらが結合して
    いる窒素原子と共にピロリジン環、ピペリジン環、モル
    ホリン環又はヘキサヒドロアゼピン環を形成し、これら
    の環はベンゼン環に任意に融合していてよく、 又はR32及びR33は一緒に結合してこれらが結合して
    いる炭素原子及び窒素原子と共に5員又は6員の飽和環
    を形成し、これにベンゼン環に任意に融合していてもよ
    く、 R35及びR37は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル(C1〜6)アルキル基及び−(CH−C
    OOR41から選択され、qは1〜6であり、R41は水素
    原子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R36及びR38は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル基、ナフチル基及びフェニル(C1〜6)アルキ
    ル基から選択され、 又はR36及びR37は炭素鎖として結合して、これらが結
    合している窒素−炭素−窒素鎖と共に飽和又は部分下飽
    和の5員又は6員環を形成し、これにベンゼン環が任意
    に融合していてもよく、環Yはピリジン環、ピリミジン
    環、オキサゾール環、チアゾール環、イソキサゾール
    環、イソチアゾール環又はイミダゾール環を表わし、可
    能な場合にはその各々にベンゼン環、シクロペンタン環
    又はシクロヘキサン環が任意に融合していてよく、 R39は水素原子、アミノ基、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C2〜8)アルコキシアルキル基、−(C
    −COOR41,−(CH−CONH
    −(CH−S(O)−R42又は−(CH
    −NHCO−R42を表わし、qは1〜6であり、R41
    水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、sは
    0、1又は2であり、 R42は(C1〜6)アルキル基又は(C1〜6)アルコ
    キシを表わすか、 又はR39は(C3〜8)アルカノイルメチル基、ベンゾ
    イルメチル基、(C1〜6)1級ヒドロキシアルキル
    基、(C1〜6)1級アミノアルキル基、(C1〜4
    アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、ジ
    (C1〜4)アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、
    (C1〜6)アルコキシ基、(C1〜6)アルキルアミ
    ノ基、フェニル(C1〜6)アルキル基、フェニル(C
    1〜6)アルコキシ基、(C1〜4)アルコキシ(C
    1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキシ(C
    2〜4)アルコキシ(C1〜4)アルキル基、又は式:
    (CH−N=CR43NR4445又は(CH
    C(NR43)NR4445(又はその互変異性体)を表わ
    し、nは1〜4であり、R43,R44及びR45は同一又は
    異なっていてよく、それぞれ水素原子又は(C1〜4
    アルキル基を表わし、 R40は水素原子又は、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ
    基、(C1〜6)アルキル基、カルボキシ基、(C
    2〜6)アルコキシカルボニル基、(C1〜6)アルコ
    キシ基、シアノ基、カルバモイル基、(C1〜6)ハロ
    アルキル基、(C1〜6)アジドアルキル基、(C
    1〜6)アミノアルキル基、(C2〜4)アミノアルキ
    ルチオ(C1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノ
    イルアミノ基、(C2〜6)アルカノイルアミノ(C
    1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノイルオキシ
    (C1〜4)アルキル基、ベンジル基、ベンジルオキシ
    基及びヘテロアリールチオ基から選択された1個又は2
    個の置換基を表わし、 R33,R34,R35,R36,R37,R38,R39又はR40
    独立しているか又はフェニル基又はナフチル基を含む場
    合、フェニル基又はナフチル基は、任意にハロゲン原
    子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ
    基、カルバモイル基、(C1〜6)アルキル基、(C
    1〜6)アルコキシ基及び(C2〜5)アルコキシカル
    バモイル基から選択された1個又は2個の基によって置
    換されていてもよく、R33又はR34がヘテロアリール基
    を表わすか又はR40がヘテロアリールチオ基を表わす場
    合、ヘテロアリール環は酸素原子、窒素原子及び硫黄原
    子から選択された1個、2個又は3個のヘテロ原子を含
    む5員又は6員環を表わす]で示されるセファロスポリ
    ン誘導体、及び式Iの化合物が正の電荷を有さない場合
    にはその薬学的に認容性の酸付加塩及び式Iの化合物が
    カルボキシ基を有する場合にはその薬学的に認容性の塩
    基付加塩を製造する方法において、式(I)[式中R
    はR12が水素原子を表わす式(VI)の基を表わす]の化
    合物を、式R50−R52(式中R50は置換可能の基を表わ
    し、R52は水素原子以外のR12の1つを表わす)の化合
    物と反応させ、次いで式(I)の化合物が遊離塩基又は
    双性イオンの形で得られかつ塩が所望の場合には、遊離
    塩基又は双性イオンの形の式(I)の化合物を、薬学的
    に認容性の陰イオンを生じる酸と反応させるか、又は式
    (I)の化合物がカルボキシ基を有する場合には、薬学
    的に認容性の陰イオンを生じる塩基と反応させることを
    特徴とする、セファロスポリン誘導体の製法。 【請求項15】式(I): [式中Xは硫黄原子、酸素原子、メチレン基又はスルフ
    ィニル基(R又はS配置)を表わし、−Rは式(V
    I): 11は2−アミノチアゾール−4−イル基又は2−アミ
    ノオキサゾール−4−イル基を表わし、それぞれ弗素原
    子、塩素原子又は臭素原子によって5−位で任意に置換
    されていてもよく、又はR11は5−アミノイソチアゾー
    ル−3−イル基、5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
    ール−3−イル基、3−アミノピラゾール−5−イル
    基、3−アミノピラゾール−4−イル基、2−アミノピ
    リミジニ−5−イル基、2−アミノピリジ−6−イル
    基、4−アミノピリミジニ−2−イル基、2−アミノ−
    1,3,4−チアジアゾール−5−イル基又は5−アミ
    ノ−1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イル
    基を表わし、R12は水素原子、(C1〜6)アルキル
    基、(C3〜8)シクロアルキル基、(C1〜3)アル
    キル、(C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)シ
    クロアルキル(C1〜3)アルキル基、(C3〜6)ア
    ルケニル基、(C5〜8)シクロアルケニル基、(C
    3〜6)アルキニル基、(C2〜5)アルキルカルバモ
    イル基、フェニルカルバモイル基、ベンジルカルバモイ
    ル基、トリフェニルメチル基、(C1〜3)ハロアルキ
    ル基、(C2〜6)ヒドロキシアルキル基、
    (C1〜4)アルコキシ(C2〜4)アルキル基、(C
    1〜4)アルキルチオ(C2〜4)アルキル基、(C
    1〜4)アルカンスルフィニル(C1〜4)アルキル
    基、(C1〜4)アルカンスルホニル(C1〜4)アル
    キル基、(C2〜6)アミノアルキル基、(C1〜4
    アルキルアミノ(C2〜6)アルキル基、(C2〜8
    ジアルキルアミノ(C2〜6)アルキル基、
    (C1〜5)シアノアルキル基、(C1〜4)アジドア
    ルキル基、(C2〜5)ウレイドアルキル基、3−アミ
    ノ−3−カルボキシプロピル基、2−(アミジノチオ)
    エチル基、2−(N−アミノアミジノチオ)エチル基、
    テトラヒドロピラニ−2−イル基、チエタニ−3−イル
    基又は2−オキソテトラヒドロフラニ−3−イル基を表
    わすか、又は−R12は式:−(CH−R13を表わ
    し、式中nは1〜4であり、R13はピペリジノ基、ピロ
    リジノ基、モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチル
    ピペラジノ基を表わし、R13の各々は(C1〜4)アル
    キル基、フェニル基又はベンジル基によって任意に置換
    されていてもよく、 又は−R12は式:−(CH−W−R14を表わし、
    式中mは0〜3であり、Wは硫黄原子又は直接結合を表
    わし、R14はフェニル基又はピリジニオ(C1〜4)ア
    ルキレン基を表わすか又はR14はピリジル基、イミダゾ
    リル基、1,3,4−チアジアゾリル基、テトラゾリル
    基、1−(C1〜4)アルキルテトラゾリル基、チアゾ
    リル基、イソチアゾリル基又はイソオキサゾリル基を表
    わし、Wとの結合は炭素原子又は電荷を有さない窒素原
    子を介しており、R14の各々は任意に(C1〜4)アル
    キル基、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、カル
    バモイル基、ニトロ基、(C2〜5)アルコキシカルボ
    ニル基、シアノ基及びスルホ基から選択された1個又は
    2個の基によって可能な位置で置換されていてもよい
    か、又は−R12は式:−(CH−CO−R15を表
    わし、式中nは1〜4であり、R15は(C1〜4)アル
    キル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−COR16又は−(CH−OC
    O−R16を表わし、式中nは1〜4であり、R16は水素
    原子、(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)ハロアル
    キル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−G−CH−R17を表わし、式中G
    はカルボニル基又は直接結合を表わし、R17はフタルイ
    ミド基を表わすか、 又は−R12は式: を表わし、式中R18、R19及びR20は(C1〜4)アル
    キル基を表わすか、又はR18は(C1〜4)アルキル基
    を表わし、R19及びR20は結合して(C3〜6)炭素環
    式環を形成するか、又はR18、R19及びR20は結合し
    て、1−アゾニア−4−アザビシクロ[2,2,2]オ
    クタン又は1−アゾニア−3,5,7−トリアザトリシ
    クロ[3,3,1,13,7]デカンを形成するか、 又は−R12は式(X): を表わし、式中pは1又は2であり、R21及びR22は水
    素原子又は(C1〜4)アルキル基を表わし、 又は−R12は式:−P(O)R2324を表わし、式中R
    23はヒドロキシ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ基、フェニル
    アミノ基又はR13につき上記したものの1つを表わし、
    24は(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキ
    シ基、(C2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ
    基、フェニルアミノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わすか、 又は−R12は式:−CHP(O)R2526を表わし、
    式中R25及びR26はヒドロキシ基又は(C1〜4)アル
    コキシ基を表わすか、 又は−R12は式:−CH(SR27)COOR28を表わ
    し、式中R27は(C1〜4)アルキル基を表わし、R28
    は水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わすか、 又は−R12は式(XI): を表わし、式中mは0〜3であり、R29は水素原子、
    (C1〜3)アルキル基又はメチルチオ基を表わし、R
    30は水素原子、(C1〜3)アルキル基、(C3〜7
    シクロアルキル基、シアノ基、カルボキシ基、(C
    2〜5)カルボキシアルキル基又はメタンスルホニルア
    ミノ基又は、任意にアミノ基又はヒドロキシ基によって
    置換されていてもよいフェニル基を表わすか、又はR29
    及びR30は一緒に結合してこれらが結合している炭素原
    子と共に(C3〜7)炭素環式環を形成し、R31はヒド
    ロキシ基、アミノ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    1〜4)アルキルアミノ基、フェニルアミノ基、又は前
    記した式R13の基又は式NHOR32の基を表わし、R32
    は水素原子、(C1〜4)アルキル基、フェニル基又は
    ベンジル基を表わし、 R12がフェニル基を含みかつ他に記載しないかぎり、フ
    ェニル基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ基、カ
    ルボキシ基、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ基及び
    アミノメチル基から選択される1個又は2個の基によっ
    て任意に置換されていてよい、 Rは水素原子又はメトキシ基を表わし、 Rはカルボキシ基又はその生分解可能のエステルを表
    わし、 Rは式(XII),(XIII)又は(XIV): 又はその互変異性形を表わし、式(XII),(XIII)又
    は(XIV)の基は正の電荷を有していてもよいか、又は
    この種の電荷を有する任意の脱プロトン化されていても
    よい形であってもよく、 R32は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フェニル
    基、ナフチル基又は−(CH−COOR41を表わ
    し、qは1〜6であり、R41は水素原子又は
    (C1〜6)アルキル基を表わし、 R33及びR34は水素原子、(C1〜6)アルキル基、ヒ
    ドロキシ基、シアノ基、フェニル基、ナフチル基、フェ
    ニル(C1〜6)アルキル基、ヘテロアリール基及び−
    (CH−COOR41から選択され、q及びR41
    前記のものを表わすか、 又はR33及びR34は一緒に結合して、これらが結合して
    いる窒素原子と共にピロリジン環、ピペリジン環、モル
    ホリン環又はヘキサヒドロアゼピン環を形成し、これら
    の環はベンゼン環に任意に融合していてよく、 又はR32及びR33は一緒に結合してこれらが結合してい
    る炭素原子及び窒素原子と共に5員又は6員の飽和環を
    形成し、これにベンゼン環が任意に融合していてもよ
    く、 R35及びR37は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル(C1〜6)アルキル基及び−(CHCO
    OR41から選択され、qは1〜6であり、R41は水素原
    子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R36及びR38は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル基、ナフチル基及びフェニル(C1〜6)アルキ
    ル基から選択され、 又はR36及びR37は炭素鎖として結合して、これらが結
    合している窒素−炭素−窒素鎖と共に飽和又は部分不飽
    和の5員又は6員環を形成し、これにベンゼン環が任意
    に融合していてもよく、環Yはピリジン環、ピリミジン
    環、オキサゾール環、チアゾール環、イソキサゾール
    環、イソチアゾール環又はイミダゾール環を表わし、可
    能な場合にはその各々にベンゼン環、シクロペンタン環
    又はシクロヘキサン環が任意に融合していてよく、 R39は水素原子、アミノ基、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C2〜8)アルコキシアルキル基、−(C
    −COOR41,−(CH−CONH
    −(CH−S(O)−R42又は−(CH
    −NHCO−R42を表わし、qは1〜6であり、R41
    水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、sは
    0、1又は2であり、 R42は(C1〜6)アルキル基又は(C1〜6)アルコ
    キシを表わすか、 又はR39は(C3〜8)アルカノイルメチル基、ベンゾ
    イルメチル基、(C1〜6)1級ヒドロキシアルキル
    基、(C1〜6)1級アミノアルキル基、(C1〜4
    アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、ジ
    (C1〜4)アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、
    (C1〜6)アルコキシ基、(C1〜6)アルキルアミ
    ノ基、フェニル(C1〜6)アルキル基、フェニル(C
    1〜6)アルコキシ基、(C1〜4)アルコキシ(C
    1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキシ(C
    2〜4)アルコキシ(C1〜4)アルキル基、又は式:
    (CH−N=CR43NR4445又は(CH
    C(NR43)NR4445(又はその互変異性体)を表わ
    し、nは1〜4であり、R43,R44及びR45は同一又は
    異なっていてよく、それぞれ水素原子又は(C1〜4
    アルキル基を表わし、 R40は水素原子又は、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ
    基、(C1〜6)アルキル基、カルボキシ基、(C
    2〜6)アルコキシカルボニル基、(C1〜6)アルコ
    キシ基、シアノ基、カルバモイル基、(C1〜6)ハロ
    アルキル基、(C1〜6)アジドアルキル基、(C
    1〜6)アミノアルキル基、(C2〜4)アミノアルキ
    ルチオ(C1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノ
    イルアミノ基、(C2〜6)アルカノイルアミノ(C
    1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノイルオキシ
    (C1〜4)アルキル基、ベンジルオキシ基及びヘテロ
    アリールチオ基から選択された1個又は2個の置換基を
    表わし、 R33,R34,R35,R36,R37,R38,R39又はR40
    独立しているか又はフェニル基又はナフチル基を含む場
    合、フェニル基又はナフチル基は、任意にハロゲン原
    子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ
    基、カルバモイル基、(C1〜6)アルキル基、(C
    1〜6)アルコキシ基及び(C2〜6)アルコキシカル
    バモイル基から選択された1個又は2個の基によって置
    換されていてもよく、R33又はR34がヘテロアリール基
    を表わすか又はR40がヘテロアリールチオ基を表わす場
    合、ヘテロアリール環は酸素原子、窒素原子及び硫黄原
    子から選択された1個、2個又は3個のヘテロ原子を含
    む5員又は6員環を表わす]で示されるセファロスポリ
    ン誘導体、及び式Iの化合物が正の電荷を有さない場合
    にはその薬学的に認容性の酸付加塩及び式Iの化合物が
    カルボキシ基を有する場合にはその薬学的に認容性の塩
    基付加塩を製造する方法において、式(XXI): [式中R、R、R、R11及びXは前記のものを表
    わす]の化合物を、式:HN−O−R12(式中R12
    前記のものを表わす)の化合物と反応させ、次いで式
    (I)の化合物が遊離塩基又は双性イオンの形で得られ
    かつ塩が所望の場合には、遊離塩基又は双性イオンの形
    の式(I)の化合物を、薬学的に認容性の陰イオンを生
    じる酸と反応させるか、又は式(I)の化合物がカルボ
    キシ基を有する場合には、薬学的に認容性の陰イオンを
    生じる塩基と反応させることを特徴とする、セファロス
    ポリン誘導体の製法。 【請求項16】式(I): [式中Xは硫黄原子、酸素原子、メチレン基又はスルフ
    ィニル基(R又はS配置)を表わし、−Rは式(V
    I): (式中R11は2−アミノチアゾール−4−イル基又は2
    −アミノオキサゾール−4−イル基を表わし、それぞれ
    弗素原子、塩素原子又は臭素原子によって5−位で任意
    に置換されていてもよく、又はR11は5−アミノイソチ
    アゾール−3−イル基、5−アミノ−1,2,4−チア
    ジアゾール−3−イル基、3−アミノピラゾール−5−
    イル基、3−アミノピラゾール−4−イル基、2−アミ
    ノピリミジニ−5−イル基、2−アミノピリジ−6−イ
    ル基、4−アミノピリミジニ−2−イル基、2−アミノ
    −1,3,4−チアジアゾール−5−イル基又は5−ア
    ミノ−1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イ
    ル基を表わし、 R12は水素原子、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜8)シクロアルキル基、(C1〜3)アルキル
    基(C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)シクロ
    アルキル(C1〜3)アルキル基、(C3〜6)アルケ
    ニル基、(C5〜8)シクロアルケニル基、
    (C3〜6)アルキニル基、(C2〜5)アルキルカル
    バモイル基、フェニルカルバモイル基、ベンジルカルバ
    モイル基、トリフェニルメチル基、(C1〜3)ハロア
    ルキル基、(C2〜6)ヒドロキシアルキル基、(C
    1〜4)アルコキシ(C2〜4)アルキル基、(C
    1〜4)アルキルチオ(C2〜4)アルキル基、(C
    1〜4)アルカンスルフィニル(C1〜4)アルキル
    基、(C1〜4)アルカンスルホニル(C1〜4)アル
    キル基、(C2〜6)アミノアルキル基、(C1〜4
    アルキルアミノ(C2〜6)アルキル基、(C2〜8
    ジアルキルアミノ(C2〜6)アルキル基、
    (C1〜5)シアノアルキル基、(C1〜4)アジドア
    ルキル基、(C2〜5)ウレイドアルキル基、3−アミ
    ノ−3−カルボキシプロピル基、2−(アミジノチオ)
    エチル基、2−(N−アミノアミジノチオ)エチル基、
    テトラヒドロピラニ−2−イル基、チエタニ−3−イル
    基又は2−オキソテトラヒドロフラニ−3−イル基を表
    わすか、又は−R12は式:−(CH−R13を表わ
    し、式中nは1〜4であり、R13はピペリジノ基、ピロ
    リジノ基、モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチル
    ピペラジノ基を表わし、R13の各々は(C1〜4)アル
    キル基、フェニル基又はベンジル基によって任意に置換
    されていてもよく、 又は−R12は式:−(CH−W−R14を表わし、
    式中mは0〜3であり、Wは硫黄原子又は直接結合を表
    わし、R14はフェニル基又はピリジニオ(C1〜4)ア
    ルキレン基を表わすか又はR14はピリジル基、イミダゾ
    リル基、1,3,4−チアジアゾリル基、テトラゾリル
    基、1−(C1〜4)アルキルテトラゾリル基、チアゾ
    リル基、イソチアゾリル基又はイソオキサゾリル基を表
    わし、Wとの結合は炭素原子又は電荷を有さない窒素原
    子を介しており、R14の各々は任意に(C1〜4)アル
    キル基、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、カル
    バモイル基、ニトロ基、(C2〜5)アルコキシカルボ
    ニル基、シアノ基及びスルホ基から選択された1個又は
    2個の基によって可能な位置で置換されていてもよい
    か、又は−R12は式:−(CH−CO−R15を表
    わし、式中nは1〜4であり、R15は(C1〜4)アル
    キル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−COR16又は−(CH−OC
    O−R16を表わし、式中nは1〜4であり、R16は水素
    原子、(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)ハロアル
    キル基、フェニル基又はベンジル基を表わすか、 又は−R12は式:−G−CH−R17を表わし、式中G
    はカルボニル基又は直接結合を表わし、R17はフタルイ
    ミド基を表わすか、 又は−R12は式: を表わし、式中R18、R19及びR20は(C1〜4)アル
    キル基を表わすか、又はR18は(C1〜4)アルキル基
    を表わし、R19及びR20は結合して(C3〜6)炭素環
    式環を形成するか、又はR18、R19及びR20は結合し
    て、1−アゾニア−4−アザビシクロ[2,2,2]オ
    クタン又は1−アゾニア−3,5,7−トリアザトリシ
    クロ[3,3,1,13,7]デカンを形成するか、 又は−R12は式(X): を表わし、式中pは1又は2であり、R21及びR22は水
    素原子又は(C1〜4)アルキル基を表わし、 又は−R12は式:−P(O)R2324を表わし、式中R
    23はヒドロキシ基、(C1〜4)アルコキシ基、(C
    2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ基、フェニル
    アミノ基又はR13につき上記したものの1つを表わし、
    24は(C1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキ
    シ基、(C2〜8)ジアルキルアミノ基、フェノキシ
    基、フェニルアミノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、
    モルホリノ基、ピペラジノ基又はN−メチルピペラジノ
    基を表わすか、 又は−R12は式:−CHP(O)R2526を表わし、
    式中R25及びR26はヒドロキシ基又は(C1〜4)アル
    コキシ基を表わすか、 又は−R12は式:−CH(SR27)COOR28を表わ
    し、式中R27は(C1〜4)アルキル基を表わし、R28
    は水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わすか、 又は−R12は式(XI): を表わし、式中mは0〜3であり、R29は水素原子、
    (C1〜3)アルキル基又はメチルチオ基を表わし、R
    30は水素原子、(C1〜3)アルキル基、(C3〜7
    シクロアルキル基、シアノ基、カルボキシ基、(C
    2〜5)カルボキシアルキル基又はメタンスルホニルア
    ミノ基又は、任意にアミノ基又はヒドロキシ基によって
    置換されていてもよいフェニル基を表わすか、又はR29
    およびR30は一緒に結合してこれらが結合している炭素
    原子と共に(C3〜7)炭素環式環を形成し、R31はヒ
    ドロキシ基、アミノ基、(C1〜4)アルコキシ基、
    (C1〜4)アルキルアミノ基、フェニルアミノ基又は
    前記した式R13の基又は式NHOR32の基を表わし、R
    32は水素原子、(C1〜4)アルキル基、フェニル基又
    はベンジル基を表わし、 R12がフェニル基を含みかつ他に記載しないかぎり、フ
    ェニル基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、アミノ基、カ
    ルボキシ基、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ基及び
    アミノメチル基から選択される1個又は2個の基によっ
    て任意に置換されていてよい)を表わし、 Rは水素原子又はメトキシ基を表わし、 Rはカルボキシ基又はその生分解可能のエステルを表
    わし、 Rは式(XII),(XIII)又は(XIV): 又はその互変異性形を表わし、式(XII),(XIII)又
    は(XIV)の基は正の電荷を有していてもよいか、又は
    この種の電荷を有する任意の脱プロトン化されていても
    よい形であってもよく、 R32は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フェニル
    基、ナフチル基又は−(CH−COOR41を表わ
    し、qは1〜6であり、R41は水素原子又は
    (C1〜6)アルキル基を表わし、 R33及びR34は水素原子、(C1〜6)アルキル基、ヒ
    ドロキシ基、シアノ基、フェニル基、ナフチル基、フェ
    ニル(C1〜6)アルキル基、ヘテロアリール基及び−
    (CH−COOR41から選択され、q及びR41
    前記のものを表わすか、 又はR33及びR34は一緒に結合して、これらが結合して
    いる窒素原子と共にピロリジン環、ピペリジン環、モル
    ホリン環又はヘキサヒドロアゼピン環を形成し、これら
    の環はベンゼン環に任意に融合していてよく、 又はR32及びR33は一緒に結合してこれらが結合してい
    る炭素原子及び窒素原子と共に5員又は6員の飽和環を
    形成し、これにベンゼン環が任意に融合していてもよ
    く、 R35及びR37は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル(C1〜6)アルキル基及び−(CHCO
    OR41から選択され、qは1〜6であり、R41は水素原
    子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、 R36及びR38は水素原子、(C1〜6)アルキル基、フ
    ェニル基、ナフチル基及びフェニル(C1〜6)アルキ
    ル基から選択され、 又はR36及びR37は炭素鎖として結合して、これらが結
    合している窒素−炭素−窒素鎖と共に飽和又は部分下飽
    和の5員又は6員環を形成し、これにベンゼン環が任意
    に融合していてもよく、環Yはピリジン環、ピリミジン
    環、オキサゾール環、チアゾール環、イソキサゾール
    環、イソチアゾール環又はイミダゾール環を表わし、可
    能な場合にはその各々にベンゼン環、シクロペンタン環
    又はシクロヘキサン環が任意に融合していてよく、 R39は水素原子、アミノ基、(C1〜6)アルキル基、
    (C3〜6)シクロアルキル基、(C3〜6)アルケニ
    ル基、(C2〜8)アルコキシアルキル基、−(C
    −COOR41,−(CH−CONH
    −(CH−S(O)−R42又は−(CH
    −NHCO−R42を表わし、qは1〜6であり、R41
    水素原子又は(C1〜6)アルキル基を表わし、sは
    0、1又は2であり、R42は(C1〜6)アルキル基又
    は(C1〜6)アルコキシを表わすか、 又はR39は(C3〜8)アルカノイルメチル基、ベンゾ
    イルメチル基、(C1〜6)1級ヒドロキシアルキル
    基、(C1〜6)1級アミノアルキル基、(C1〜4
    アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、ジ
    (C1〜4)アルキルアミノ(C1〜6)アルキル基、
    (C1〜6)アルコキシ基、(C1〜6)アルキルアミ
    ノ基、フェニル(C1〜6)アルキル基、フェニル(C
    1〜6)アルコキシ基、(C1〜4)アルコキシ(C
    1〜4)アルキル基、(C1〜4)アルコキシ(C
    2〜4)アルコキシ(C1〜4)アルキル基、又は式:
    (CH−N=CR43NR4445又は(CH
    C(NR43)NR4445(又はその互変異性体)を表わ
    し、 nは1〜4であり、R43,R44及びR45は同一又は異な
    っていてよく、それぞれ水素原子又は(C1〜4)アル
    キル基を表わし、 R40は水素原子又は、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ
    基、(C1〜6)アルキル基、カルボキシ基、(C
    2〜6)アルコキシカルボニル基、(C1〜6)アルコ
    キシ基、シアノ基、カルバモイル基、(C1〜6)ハロ
    アルキル基、(C1〜6)アジドアルキル基、(C
    1〜6)アミノアルキル基、(C2〜4)アミノアルキ
    ルチオ(C1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノ
    イルアミノ基、(C2〜6)アルカノイルアミノ(C
    1〜4)アルキル基、(C2〜6)アルカノイルオキシ
    (C1〜4)アルキル基、ベンジル基、ベンジルオキシ
    基及びヘテロアリールチオ基から選択された1個又は2
    個の置換基を表わし、R33,R34,R35,R36,R37
    38,R39又はR40が独立しているか又はフェニル基又
    はナフチル基を含む場合、フェニル基又はナフチル基
    は、任意にハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、カルボ
    キシ基、ヒドロキシ基、カルバモイル基、(C1〜6
    アルキル基、(C1〜6)アルコキシ基及び
    (C2〜6)アルコキシカルバモイル基から選択された
    1個又は2個の基によって置換されていてもよく、R33
    又はR34がヘテロアリール基を表わすか又はR40がヘテ
    ロアリールチオ基を表わす場合、ヘテロアリール環は酸
    素原子、窒素原子及び硫黄原子から選択された1個、2
    個又は3個のヘテロ原子を含む5員又は6員環を表わ
    す]で示されるセファロスポリン誘導体と薬学的に認容
    性の稀釈剤又は賦形剤とより成ることを特徴とする抗菌
    性医薬組成物。
JP59113221A 1983-06-03 1984-06-04 セフアロスポリン誘導体、その製法及びこの化合物を含む抗菌性医薬組成物 Expired - Lifetime JPH0633283B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP83401135 1983-06-03
EP83401135.5 1983-06-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6045584A JPS6045584A (ja) 1985-03-12
JPH0633283B2 true JPH0633283B2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=8191406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59113221A Expired - Lifetime JPH0633283B2 (ja) 1983-06-03 1984-06-04 セフアロスポリン誘導体、その製法及びこの化合物を含む抗菌性医薬組成物

Country Status (19)

Country Link
US (1) US4678781A (ja)
EP (1) EP0127992B1 (ja)
JP (1) JPH0633283B2 (ja)
KR (1) KR910008352B1 (ja)
AU (1) AU585831B2 (ja)
CA (1) CA1272188A (ja)
DE (1) DE3486033T2 (ja)
DK (1) DK271584A (ja)
ES (1) ES8601213A1 (ja)
FI (1) FI80043C (ja)
GB (1) GB8413152D0 (ja)
GR (1) GR81617B (ja)
HU (1) HU196811B (ja)
IL (1) IL71969A (ja)
NO (1) NO164301C (ja)
NZ (1) NZ208360A (ja)
PH (1) PH22334A (ja)
PT (1) PT78685B (ja)
ZA (1) ZA844052B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4855420A (en) * 1983-06-03 1989-08-08 Ici Pharma Cephalosporin derivatives
FI851934L (fi) * 1984-05-30 1985-12-01 Ici Plc Kefalosporinderivat.
EP0182633A3 (en) * 1984-11-20 1987-09-02 Ici Pharma Cephalosporin derivatives
EP0187456A1 (en) * 1984-11-29 1986-07-16 Ici Pharma Cephalosporin derivatives
US4840945A (en) * 1985-04-01 1989-06-20 Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. Cephalosporin derivatives
GB8626245D0 (en) * 1985-11-27 1986-12-03 Ici Pharma Cephalosporin compounds
US4684722A (en) * 1986-01-06 1987-08-04 E. R. Squibb & Sons, Inc. Monosulfactams
GB8611823D0 (en) * 1986-05-15 1986-06-25 Ici Plc Process
ZA877987B (en) * 1986-11-12 1988-08-31 Ici Pharma Antibiotic compounds
DE3750673T2 (de) * 1986-11-21 1995-03-16 Ici Pharma Cephalosporine, Verfahren zu ihrer Herstellung und pharmazeutische Präparate.
US5262410A (en) * 1986-12-23 1993-11-16 Ici Pharma 3-heterocyclic thiomethyl cephalosporins
EP0272827A3 (en) * 1986-12-23 1990-02-07 ZENECA Pharma S.A. 3-heterocyclicthiomethyl cephalosphorins
EP0304155B1 (en) * 1987-07-23 1995-11-15 ZENECA Pharma S.A. Cephalosporin compounds, process for their preparation and their pharmaceutical compositions
DE3854804T2 (de) * 1987-07-23 1996-06-13 Zeneca Pharma Sa Cephalosporinverbindungen, Verfahren zu ihrer Herstellung und diese enthaltende pharmazeutische Präparate
US5232918A (en) * 1987-07-23 1993-08-03 Imperial Chemical Industries Plc Cephalosporin derivatives
GB8816519D0 (en) * 1987-07-23 1988-08-17 Ici Plc Antibiotic compounds
AT395854B (de) * 1991-05-24 1993-03-25 Biochemie Gmbh Neues verfahren zur herstellung von 7-amino-3azidomethyl-3-cephem-4-carbonsaeure und deren derivate
US5817520A (en) * 1991-12-20 1998-10-06 Oxis International S.A. Spectrophotometric methods for assaying total mercaptans, reduced glutathione (GSH) and mercaptans other than GSH in an aqueous medium reagents and kits for implementing same
DE19647413A1 (de) * 1996-11-15 1998-05-20 Hoechst Schering Agrevo Gmbh Substituierte Stickstoff-Heterocyclen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung als Schädlingsbekämpfungsmittel
DE10225537A1 (de) * 2002-06-10 2003-12-18 Bayer Ag N-alkylierte Thiazoliumsalze und Verfahren zu deren Herstellung
WO2012121973A1 (en) 2011-03-04 2012-09-13 Life Technologies Corporation Compounds and methods for conjugation of biomolecules
JP7158717B2 (ja) * 2017-11-22 2022-10-24 国立大学法人九州工業大学 求電子的アジド化剤又はジアゾ化剤

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1584713A (ja) * 1967-01-18 1970-01-02
GB1478055A (en) * 1973-07-27 1977-06-29 Erba Carlo Spa Cephalosporin compounds
DE2760484C2 (ja) * 1976-04-14 1992-12-03 Takeda Chemical Industries, Ltd., Osaka, Jp
FR2432521A1 (fr) 1978-03-31 1980-02-29 Roussel Uclaf Nouvelles oximes o-substituees derivees de l'acide 7-amino thiazolyl acetamido cephalosporanique, leur procede de preparation et leur application comme medicaments
DE2818263A1 (de) * 1978-04-26 1979-11-08 Bayer Ag Beta-lactamantibiotika
GB2058791B (en) * 1978-05-26 1982-11-24 Glaxo Group Ltd Cephalosporin antibiotics
GB1604724A (en) * 1978-05-26 1981-12-16 Glaxo Operations Ltd 7-(2-aminothiazol-4-yl)-2-oxymino-acedamido)-cephem derivatives
GB2036738B (en) * 1978-11-17 1983-01-19 Glaxo Group Ltd Cephalosporin antibiotics
GB2046261B (en) * 1979-03-22 1983-07-20 Glaxo Group Ltd Cephalosporin antibiotics
DE3071707D1 (en) * 1979-04-27 1986-09-25 Merck & Co Inc 7-n-heterocyclyl cephalosporins, a process for preparing and a pharmaceutical composition comprising the same
JPS57167993A (en) * 1981-04-09 1982-10-16 Yamanouchi Pharmaceut Co Ltd Novel 3-((4-carboxy-3-hydroxyisothiazole-5-yl) thiomethyl)-delta3-cephem derivative
GB2103205A (en) * 1981-06-15 1983-02-16 Fujisawa Pharmaceutical Co New cephem compounds
ZA824094B (en) * 1981-06-19 1983-07-27 Ici Plc A process for the manufacture of cephalosporin derivative
JPS5876088A (ja) * 1981-10-27 1983-05-09 Nippon Paint Co Ltd 固定化植物組織
US4401668A (en) * 1981-10-02 1983-08-30 Eli Lilly And Company Pyrazinium substituted cephalosporins
FR2516515A1 (fr) * 1981-11-16 1983-05-20 Sanofi Sa Nouveaux derives de pyridinium thiomethyl cephalosporines, procede pour leur preparation et compositions pharmaceutiques les contenant
FR2530248A1 (fr) * 1982-07-13 1984-01-20 Sanofi Sa Nouveaux derives des cephalosporines, leur procede de preparation et medicaments antibiotiques contenant lesdits derives
HU188874B (en) * 1983-04-19 1986-05-28 Biogal Gyogyszergyar,Hu Process for producing new 7-acylamido-3-acylaminomethyl-ceph-3-eme-4-carboxylic acid derivatives and pharmaceutically acceptable salts thereof
US4560749A (en) * 1983-11-18 1985-12-24 Eli Lilly And Company Cephem-3-imidates and 3-amidines
FI851934L (fi) * 1984-05-30 1985-12-01 Ici Plc Kefalosporinderivat.

Also Published As

Publication number Publication date
FI80043C (fi) 1990-04-10
AU585831B2 (en) 1989-06-29
EP0127992A3 (en) 1985-11-21
DE3486033D1 (de) 1993-02-25
HUT34499A (en) 1985-03-28
DK271584D0 (da) 1984-06-01
DE3486033T2 (de) 1993-05-06
ZA844052B (en) 1985-01-30
EP0127992A2 (en) 1984-12-12
AU2894384A (en) 1984-12-06
CA1272188A (en) 1990-07-31
KR910008352B1 (ko) 1991-10-12
IL71969A (en) 1988-03-31
JPS6045584A (ja) 1985-03-12
HU196811B (en) 1989-01-30
NO164301C (no) 1990-09-19
PT78685A (ja) 1984-06-01
FI80043B (fi) 1989-12-29
ES533084A0 (es) 1985-10-16
GR81617B (ja) 1984-12-11
US4678781A (en) 1987-07-07
IL71969A0 (en) 1984-09-30
FI842211A (fi) 1984-12-04
ES8601213A1 (es) 1985-10-16
NZ208360A (en) 1988-01-08
PT78685B (en) 1986-10-21
DK271584A (da) 1984-12-04
GB8413152D0 (en) 1984-06-27
EP0127992B1 (en) 1993-01-13
PH22334A (en) 1988-08-12
FI842211A0 (fi) 1984-06-01
KR850000458A (ko) 1985-02-27
NO842214L (no) 1984-12-04
NO164301B (no) 1990-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0633283B2 (ja) セフアロスポリン誘導体、その製法及びこの化合物を含む抗菌性医薬組成物
FR2485018A1 (fr) Nouveaux derives de cephalosporine et leur application en therapeutique
CH633015A5 (de) Verfahren zur herstellung von neuen 3,7-disubstituierten 3-cephem-4-carbonsaeureverbindungen.
EP0164944B1 (en) Cephalosporin derivatives
JPH0653739B2 (ja) 3位置換カルバセフエム化合物
DE2415402A1 (de) Cephalosporansaeurederivate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung in pharmazeutischen zubereitungen
DE3686749T2 (de) Cephalosporinverbindungen und sie enthaltende bakterizide.
DE3889198T2 (de) Cephalosporinverbindungen und antibakterielle Mittel.
DE3687740T2 (de) Cephalosporinverbindungen.
US4855420A (en) Cephalosporin derivatives
US4868173A (en) Cephalosporin derivatives
DE3689762T2 (de) Antibakterielle Verbindungen, ihre Herstellung und Verwendung.
DE2427267A1 (de) Cephalosporansaeurederivate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung in pharmazeutischen zubereitungen
JPS6067483A (ja) チアゾリオメチル置換基を有するセフアロスポリン誘導体
JPH03118381A (ja) 新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物
CH643266A5 (en) 3,7-Disubstituted 3-cephem-4-carboxylic acids and esters thereof, processes for their preparation and pharmaceuticals containing them
AT333421B (de) Verfahren zur herstellung von 3-cephemderivaten
JPS58210061A (ja) 1−スルホ−2−オキソアゼチジン誘導体、その製造法および用途
JPS62164687A (ja) セフアロスポリン誘導体
JPH02789A (ja) 1―カルバ(デチア)―3―セフェム誘導体
AT329757B (de) Verfahren zur herstellung von oxydierten penamderivaten
CH640241A5 (de) Cephalosporinverbindungen, verfahren zur herstellung derselben und solche wirksubstanzen enthaltende therapeutische praeparate.
KR850000127B1 (ko) 2-알킬-7-아실아미노-2(또는 3)-세펩-4-카본산류의 제조방법
AT333431B (de) Verfahren zur herstellung von neuen cephalosporansaurederivaten
AT329756B (de) Verfahren zur herstellung von neuen halogenierten penam- oder cephamderivaten