JPH06330091A - プラスチック加工機用洗浄組成物 - Google Patents

プラスチック加工機用洗浄組成物

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JPH06330091A
JPH06330091A JP12260893A JP12260893A JPH06330091A JP H06330091 A JPH06330091 A JP H06330091A JP 12260893 A JP12260893 A JP 12260893A JP 12260893 A JP12260893 A JP 12260893A JP H06330091 A JPH06330091 A JP H06330091A
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博之 藤井
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    • C11D3/382Vegetable products, e.g. soya meal, wood flour, sawdust

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アクリロニトリル‐スチレン樹脂、アクリロ
ニトリル‐ブタジエン‐スチレン樹脂、メタクリル‐ス
チレン樹脂およびメタクリル‐ブタジエン‐スチレン樹
脂からなる群より選ばれた少なくとも一種の樹脂15〜
40重量%、界面活性剤と無機物とからなる洗浄剤84
〜50重量%およびポリフェノールの1〜10重量%を
含むことを特徴とするプラスチック加工機用洗浄組成
物。 【効果】 本発明の洗浄組成物は、後続樹脂に合わせて
成形機の洗浄が行えるので洗浄のための所要時間、後続
のを洗浄のために使用する樹脂量が削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック加工機用
洗浄組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂は、その優れた成型性を活
かして、射出成形品、押出成形品、フィルムなどに幅広
く利用されている。これらのプラスチック成形品は多品
種少量生産の傾向にあり、品種の切替頻度が多くなって
いるため、品種切替時の成形機内の洗浄が品質管理上重
要となってきている。プラスチックの成形加工におい
て、品種切替えの際には先行品種の影響を排除するため
に従来つぎのような幾つかの処置がとられている。 (1) 加工成形機を分解掃除する方法があるが、この
方法は時間がとてもかかり、大型の成形機では、大きな
部品を上げ下ろしするため危険も伴う。たとえば押出造
粒成形における色替えの場合を例にとると、押出機を停
止し、スクリューを抜出した後、スクリュー及びシリン
ダー内部をブラッシングなどの方法で洗浄した後再びス
クリューを組込むなどの作業が必要である。 (2) つぎに後続に使用する樹脂で洗浄する方法があ
る、すなわちスクリューを抜かずに置換用樹脂を用いて
先行品種を置換する。この処置では、洗浄に多量の樹脂
を流す必要があり、また押出機内の複雑な構造部の汚れ
が除けないために後続する品種に着色が生じるなどの問
題がある。 (3) これらの問題を解決すべく洗浄用コンパウンド
を使用する方法がある。洗浄用コンパウンドで押出機内
の残留物を除去しやすくして少量の置換用樹脂の使用で
グレード切替えを完了しようとするものである。洗浄用
コンパウンドにはステアリン酸などの滑剤を含有させた
物、硬度のあるアクリル樹脂を用いる物などがあるが、
前者は洗浄効果が不充分であり、また後者には臭気が強
いことのほかに半溶融状態で使用するため負荷が上昇し
ダイス、ブレーカープレート、金網などを取外してから
洗浄用コンパウンドを使用しなければならないなどの作
業場の繁雑さも未解決である。
【0003】(4) また、たとえば、特開昭第62−
195045号公報には、熱可塑性樹脂、アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、および撥水性化合物からな
る組成物、特開昭第63−66245号公報には、熱可
塑性樹脂、スルホン酸中性塩および粒径0.05〜10
μmの粉状無機化合物からなる組成物が洗浄用組成物と
して開示されている。また、これらを併合された米国特
許第4,838,945号がある。さらに米国特許第
4,838,948号には、ポリエチレン、炭酸カルシ
ウムおよびスルホン酸塩活性剤による樹脂加工装置の洗
浄法が開示されている。 しかし、これらの方法は樹脂の種類、使用方法によって
洗浄剤を完全に排出するのに後続樹脂の使用量が増え、
結局(2)の方法とあまり変わらない例が見受けられ
る。またこれらの組成物の多くは、熱可塑性樹脂に対し
て洗浄剤を加えたもので、洗浄剤を沢山添加するには問
題点が多い。たとえば通常これらの多くの組成物は押出
機でペレット化されるが、押出機のスクリューとの剪断
摩擦が少ないため、前に押し出せない。ベント付きの押
出機ではベント口から吹き出る、いわゆるベントアップ
現象でストランドが引けず、ペレット化ができなくなる
などの問題がある。また、アンダーウォーターカット方
式などの水を使用する冷却方式では、水に洗浄剤が溶け
出し、排水中に洗浄剤が多量に流れ排水問題を引き起こ
す。
【0004】従来技術が苦手とする使用分野は、先行樹
脂が不透明な樹脂、または、濃色の樹脂で、後続樹脂に
透明性を要求される分野で、洗浄剤が後続樹脂の透明性
を阻害し、白い筋となっていつまでも残る。また、押出
成形のインフレーションフィルム、Tダイフィルム、射
出成形のホットランナー金型は洗浄が困難な分野であ
り、現実にこれら分野では前述の(4)の組成物もあま
り使用されていない。本出願人による特開平4−978
05には、上記の問題点を解決するための組成物が開示
されているが、この組成物を用いて洗浄すると、ABS
樹脂、難燃ABS樹脂、ポリカーボネートなど芳香族系
の樹脂が後続樹脂の場合、後続樹脂の中に残留し、製品
の外観を損ねる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
ら従来技術の問題点を解決することであり、後続に使用
する樹脂に混入残留しないで後続の製品の外観を損ねる
ことのないプラスチック加工機用洗浄組成物を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討の結
果、特定樹脂、界面活性剤と無機物からなる洗浄剤、お
よびポリフェノールの特定の組成が目的を達成すること
を見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、
【0007】本発明のプラスチック加工機用洗浄組成物
は、アクリロニトリル‐スチレン樹脂(以下、AS樹脂
という)、アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン樹
脂(以下、ABS樹脂という)、メタクリル‐スチレン
樹脂(以下、MS樹脂という)およびメタクリル‐ブタ
ジエン‐スチレン樹脂(以下、MBS樹脂という)から
なる群より選ばれた少なくとも一種の樹脂15〜40重
量%、界面活性剤と無機物とからなる洗浄剤84〜50
重量%およびポリフェノール1〜10重量%を含むこと
を特徴とする。また、さらにペレット状加工されたもの
が好ましい。
【0008】本発明のプラスチック加工機用洗浄樹脂混
合物は、AS樹脂、ABS樹脂、MS樹脂およびMBS
樹脂からなる群より選ばれた少なくとも一種の樹脂15
〜40重量%、界面活性剤と無機物とからなる洗浄剤8
4〜50重量%およびポリフェノールの1〜10重量%
を含む前記の洗浄組成物のペレットの3〜30重量%
と、AS樹脂、ABS樹脂、MS樹脂もしくはMBS樹
脂の汎用ペレットの97〜70重量%とを混合してなる
ことを特徴とする。
【0009】本発明の組成物に用いる樹脂は、AS樹
脂、ABS樹脂、MS樹脂およびMBS樹脂からなる群
より選ばれた少なくとも1種である。組成物中の樹脂の
含有比率は、15〜40重量%である、15重量%より
少ない場合、配合物がローターに絡まず、均一な混合状
態を得ることができないためペレット化できない、40
重量%をこえると洗浄剤成分が少なくなってプラスチッ
ク加工機洗浄時、洗浄組成物の使用量を増加させねばな
らないので、少量の添加による洗浄効果がなくなる。
【0010】本発明の組成物に用いる洗浄剤は、界面活
性剤と無機物とからなる、無機物が洗浄剤中に10〜4
0重量%混入されている市販品を用いることができ、ま
た別々に計量して投入しても良い。洗浄組成物中の洗浄
剤の含有量は84〜50重量%である。84重量%より
多い場合、樹脂が少ないために絡まず、均一な混合状態
を得ることができないためペレット化できない。50重
量%より少ないとプラスチック加工機を洗浄する場合に
洗浄組成物の使用量を増加させねばならないので好まし
くない。
【0011】この界面活性剤として、アニオン界面活性
剤であるドデシルベンゼンスルホン酸中性塩や炭素数が
8〜20のα−オレフィンスルホン酸中性塩、または、
炭素数が6〜20のアルキル硫酸エステル中性塩、また
は、炭素数が12〜20の脂肪酸塩などを例示でき、こ
れらを混合して用いてもよい。
【0012】無機物としては、硫酸ナトリウム、ベント
ナイト、ゼオライト、ケイ酸カルシウム、カオリン、け
いそう土、二酸化ケイ素、ホワイトカーボン、軽石粉、
火山灰、ケイ酸アルミニウムなどを例示でき、またこれ
らの二種以上を混合して用いてもよい。無機物は、洗浄
剤中10〜40重量%が好ましい。これらの無機物は、
増量効果と洗浄効果を高める。
【0013】本発明組成物に使用するポリフェノール
は、加水分解型タンニン、縮合型タンニンなどであり、
1〜10重量%添加される。ポリフェノールの添加量が
1重量%以下で洗浄用組成物として使用した場合、スク
リューに付着して残留するので、洗浄組成物に使用する
のは好ましくない。逆に10重量%以上では滑性が強す
ぎるので、洗浄組成物の成分として使用した場合、先行
樹脂を除去せずにシリンダー内から押し出されるので好
ましくない。
【0014】本発明の組成物の製造は、樹脂、洗浄剤お
よびポリフェノールをバンバリーミキサーや加圧型ニー
ダーで混練するのが好ましい。混練り後の塊状コンパウ
ンドは、ロールでシート状に加工した後シートカット方
式や空冷コンベアー方式などでペレット化を行うと都合
がよい。洗浄組成物の混練後のMFR(230℃ 2.
16kg)は、0.5〜15が好ましく、低いとプラスチ
ック加工機洗浄の際に、洗浄組成物が残留し、後続樹脂
に出てくるので問題となり、高すぎるとべたつきが問題
となる。
【0015】本発明の組成物は、射出成形機などの同一
成形機での使用樹脂の交換、色替えの際、AS樹脂、A
BS樹脂、MS樹脂、MBS樹脂の汎用ペレットに3〜
30%程混合(ドライブレンド)して洗浄樹脂混合物と
しても、十分な洗浄性能を発揮する。3%未満の添加量
では洗浄効果が小さく、30%を超える混合では、洗浄
時に滑性が強すぎて、付着した汚れを除去することがで
きない。また、本発明のドライブレンド混合物は先行樹
脂の硬さや着色状態に応じて、ブレンド比を変えること
ができるので、経済効果を高めることができる。
【0016】
【実施例】以下、実施例および比較例によって、本発明
の洗浄組成物および洗浄樹脂混合物を説明する。得られ
た組成物は下記のテスト方法で評価した。 造粒性(ペレット形成性能):洗浄組成物をロールでシ
ート状にし、約40℃まで冷却して角ペレタイザーにて
ペレット化しつぎの評価をした。 ◎ =ロールでのシート化ができ、シートカッターで角
ペレットができる。 ○ =ロールでのシート化ができ、シートカッターで角
ペレットが多少つぶれる。 × =ロールでのシート化はなんとかできるが、シート
カッターで角ペレットがえられない。 洗浄性能:名機製作所(株)製M150II型射出成形機
を使用して、シリンダー温度250℃に設定し、先行使
用樹脂としてABS樹脂〔MFR=9:日本合成ゴム
(株)製“JSR ABS45”〕の黒着色品(カーボ
ンブラック濃度1%)を3kgを流した後、後続に使用の
ABS樹脂〔日本合成ゴム(株)製:“JSR ABS
59”〕および洗浄組成物を所定量(表参照)ドライブ
レンドした洗浄樹脂混合物500g(5ショット分)で
射出成形機を洗浄した。その後、後続を使用のABS樹
脂〔日本合成ゴム(株)製:“JSR ABS59”〕
を流して射出成形し、成形品の黒色が消えて良品が得ら
れるまでの後続に使用のABS樹脂の使用量によって下
記のランクで評価した。 ◎ =1kg以内 ○ =1.1〜2kg △ =2.1〜3kg × =3.1kg以上 ×× =(ブランク5.2kg)
【0017】実施例および比較例の組成物に使用する樹
脂、界面活性剤、無機物の表における略記号は下記のと
おりである。 AS :三菱化成(株)製“サンレックスSAN-H”MFR=6.
5(J-K7210) ABS:日本合成ゴム(株)製“JSR ABS59”MFR=5.0 MS :新日本製鉄化学(株)製“エスチレンMS300”MF
R=1.3 MBS:三菱レイヨン(株)製“メタブレンC-201” ポリフェノール:大日本製薬(株)製“Hiタンニン酸” 界面活性剤 A:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム B:αオレフィンスルホン酸ナトリウム C:ラウリン硫酸エステル塩 D:ステアリン酸ナトリウム塩 無機物 a:硫酸ナトリウム b:ゼオライト c:けいそう土 d:カオリン
【0018】実施例1 内容積3リットルのMS式加圧ニーダー(森山製作所
(株)製)のローター、及びジャケットをオイル加熱で
130〜145℃に昇温し、MBS樹脂〔三菱レーヨン
(株)製“メタブレンC201”〕1.2kg、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム60重量部および硫酸ナ
トリウム40重量部2.4kg、ポリフェノール0.4kg
を投入し加圧蓋に、エアーで500kgに加圧し、ニーダ
ーのローターを回転させ混練りする。約10分後、加圧
蓋を上げ水分を脱気させ、再び加圧蓋で加圧し2〜3分
混練りしプラスチック加工機用洗浄組成物を得た。これ
をロールでシート状にした後、約40℃まで冷却し、角
ペレタイザーにてペレット化されたプラスチック加工機
用洗浄組成物を得た。この洗浄組成物10重量部と後続
に使用するABS樹脂〔日本合成ゴム(株)製:“JSR
ABS59”〕90重量部をドライブレンドして洗浄
樹脂混合物を得た。テスト結果を表1に示す。
【0019】実施例2〜5 表1に示す組成配合にかえる以外は実施例1と同様に行
った。テスト結果を表1に示す。
【0020】実施例6〜7 洗浄混合物の組成物の含有率をかえる以外は実施例1と
同様に行った。結果を表1に示す。
【0021】比較例1〜2 洗浄剤、ポリフェノールの含有組成が本発明の範囲外と
なる組成物を実施例1と同様にして得た。テスト結果を
表1に示す。
【0022】比較例3 洗浄組成物を使用せず、“JSR ABS59”のみを
洗浄樹脂混合物とした。テスト結果後続樹脂の良品が得
られるまで5.2Kgを要した。
【0023】
【表1】
【0024】比較例4 MBS樹脂(三菱レーヨン(株)製:メタブレンC20
1)4.0kg、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
及び硫酸2ナトリウム混合物0.8kg、タンニン0.2
kgを内容積20Lの高速ミキサー内で回転数500rpm
で3分間撹拌した。この混合物をL/Dが20で、シリ
ンダー径20mmの押出機に供給し、シリンダー温度19
0℃、ダイス温度180℃、スクリュー回転数60rpm
の条件でストランドを押出し、水槽中で冷却してペレタ
イザーでカットし、乳白色でペレットの組成物を得た。
その組成物をそのまま洗浄樹脂混合物としてテストをし
た。良品が得られるまで、後続樹脂2.5kgを要した。
(表2)
【0025】
【表2】
【0026】実施例に示したように透明性の良いABS
樹脂を後続樹脂として流す場合、今までの方法(比較例
4)の1/2〜1/4の樹脂量を流した段階で良品が得
られた。このように、本発明の組成物は後続に使用する
樹脂と混合して洗浄樹脂混合物として使用でき、後続樹
脂に3〜30%の混合使用で十分な成形機の洗浄が行え
るため、洗浄剤組成物+後続樹脂の使用量の合計すなわ
ち洗浄樹脂混合物が従来の加工機洗浄剤の1/2〜1/
4になる。もしも従来の分解掃除の方法で行った場合
は、10〜15倍の時間がかかる。以上のように、後続
樹脂に3〜30%の洗浄組成物を混合させた洗浄樹脂混
合物を少量流すことにより、洗浄のための所要時間と、
良品が得られるまで流す後続の樹脂量が削減できるとい
う効果を得られた。本発明の組成物を汎用樹脂に3〜3
0重量%混合することにより、比較例2で示した従来技
術による加工法で得られた組成物よりも良好な洗浄性能
を示した。また、本発明の組成物は、洗浄の対象となる
先行使用の樹脂のスクリューへの付着し易さ、着色濃度
に応じて、汎用樹脂へ添加することができる。すなわち
淡いグレー色などの洗浄し易い先行樹脂の場合は添加量
は少量でよい。また、フタロシアニンブルーなど除去し
にくい先行着色樹脂を洗う場合には添加量を増やせばよ
い。
【0027】
【発明の効果】本発明の洗浄組成物は、後続使用の樹脂
と混合して成形機の洗浄が行えるので洗浄のための所要
時間、洗浄のために使用する後続の樹脂量が削減でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 55/02 LMC C11D 17/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリロニトリル‐スチレン樹脂、アク
    リロニトリル‐ブタジエン‐スチレン樹脂、メタクリル
    ‐スチレン樹脂およびメタクリル‐ブタジエン‐スチレ
    ン樹脂からなる群より選ばれた少なくとも一種の樹脂1
    5〜40重量%、界面活性剤と無機物とからなる洗浄剤
    84〜50重量%およびポリフェノールの1〜10重量
    %を含むことを特徴とするプラスチック加工機用洗浄組
    成物。
  2. 【請求項2】 ペレット状に加工された請求項1記載の
    プラスチック加工機用洗浄組成物。
  3. 【請求項3】 アクリロニトリル‐スチレン樹脂、アク
    リロニトリル‐ブタジエン‐スチレン樹脂、メタクリル
    ‐スチレン樹脂もしくはメタクリル‐ブタジエン‐スチ
    レン樹脂の汎用ペレット97〜70重量%および請求項
    2記載の組成物のペレット3〜30重量%からなるプラ
    スチック加工機用洗浄樹脂混合物。
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