JPH0655865B2 - 洗浄用樹脂組成物 - Google Patents

洗浄用樹脂組成物

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JPH0655865B2
JPH0655865B2 JP1128428A JP12842889A JPH0655865B2 JP H0655865 B2 JPH0655865 B2 JP H0655865B2 JP 1128428 A JP1128428 A JP 1128428A JP 12842889 A JP12842889 A JP 12842889A JP H0655865 B2 JPH0655865 B2 JP H0655865B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は各種成形機内を洗浄するために用いる洗浄用樹
脂組成物に関する。
さらに詳しくは溶融時の粘弾性が大きく、かつ分子量分
布の幅がせまい高密度ポリエチレン樹脂にポリスチレン
樹脂、アルキルベンゼンスルホン酸の中性塩、無機充填
剤および撥水性化合物の所定量を配合した洗浄用樹脂組
成物に関する。
(従来の技術) プラスチツクの成形加工分野では、ますます多品種、少
量生産が指向され、また高性能なエンジニアリングプラ
スチツク等の出現で成形機内の使用樹脂の色換えもしく
は樹脂換えの頻度も急速に高まつている。
従来、これらの色換えもしくは樹脂換えに際して、成形
機内の先行樹脂による汚染を除去するいわゆる成形機内
洗浄方法として先行樹脂によつて汚染された成形機のス
クリユーを引抜いて該スクリユーや成形機のシリンダー
内壁をブラツシングして洗浄する方法およびスクリユー
を引抜かないで無着色の樹脂を洗浄用樹脂として用いて
成形機内を共洗いする方法などがとられてきた。しかし
ながら、このようなスクリユーを引抜きブラツシングす
る方法や成形機のスクリユーおよびシリンダーを洗浄用
樹脂で共洗いする方法では完全に成形機内を洗浄するた
めには長時間を要し、また共洗いには多量の樹脂が必要
となるため、経済的な面や時間のロスが大きいといつた
欠点があつた。そこでこれらの問題を解決するために、
成形機内を洗浄する種々の洗浄剤が開発されている。
例えばアクリル樹脂を主成分とする洗浄剤や熱可塑性樹
脂に界面活性剤を配合した洗浄剤(特開昭59−124
999号公報)、熱可塑性樹脂に界面活性剤およびステ
アリン酸金属塩等の滑剤を配合した洗浄剤(特開昭58
−149998号公報)、そのほか直鎖低密度ポリエチ
レンにアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、タル
ク、ステアリン酸亜鉛等を配合した組成物(特開昭60
−139411号公報)が提案されている。
しかしながら、アクリル樹脂を主成分とする洗浄剤にあ
つては該アクリル樹脂の溶融粘度が高いため洗浄時に成
形機に高負荷が掛かつたり、溶融粘度を下げるために、
成形機内の温度を上げると、該アクリル樹脂が熱分解を
受けるといつた欠点がある。また該洗浄剤を使用する際
には成形機のダイスや金網などを取外してから使用しな
ければならないなど作業上、繁雑であり手間が掛かる。
さらに洗浄終了後も該洗浄剤が成形機内に残留すると後
続の成形品に該洗浄剤が混入し、異物として外観を悪く
したり、物性低下をまねくといつた欠点がある。
また、熱可塑性樹脂に界面活性剤を配合した洗浄剤およ
びこれらにさらにステアリン酸金属塩等を配合した洗浄
剤にあつては、該洗浄剤の使用温度が約250℃以上に
なると該洗浄剤から分解ガスが発生し、作業環境に悪影
響をおよぼすと共に、該洗浄剤の洗浄効果もいまだ十分
ではない。さらに直鎖低密度ポリエチレンにアルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム、タルク等を使用した該洗
浄剤も洗浄能力が不十分である。
また、本発明者等は熱可塑性樹脂にアルキルベンゼンス
ルホン酸中性塩および撥水性化合物を混合した熱可塑性
樹脂組成物(特開昭62-195045号公報)を提案したが、
さらに洗浄能力の優れたものが所望されている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、少量の使用でかつ簡便な操作で短時間の
うちに熱可塑性樹脂の各種成形機における色換えおよび
樹脂換えを容易に達成できるような成形機内洗浄用樹脂
組成物を得るべく鋭意研究した。その結果、溶融時の粘
弾性が大きく、かつ分子量分布の幅がせまい高密度ポリ
エチレン樹脂と少量のポリスチレン樹脂、アルキルベン
ゼンスルホン酸の中性塩、無機充填剤および撥水性化合
物を配合した組成物が洗浄効果を著しく向上させた洗浄
用組成物になることを見出しこれに基づき本発明を完成
した。
(課題を解決するための手段) 本発明は下記の構成を有する。
(1) メルトインデツクスが1.0以下で分子量分布を
表わすQ値が10以下である高密度ポリエチレン樹脂に
ポリスチレン樹脂1〜10重量%、アルキルベンゼンス
ルホン酸の中性塩1〜20重量%、無機充填剤1〜30
重量%および撥水性化合物0.5〜10重量%を配合した
ことを特徴とする洗浄用樹脂組成物。
(2) 溶融混練して、ペレツト状に成形してなる前記第
1項に記載の洗浄用樹脂組成物。
本発明に用いる高密度ポリエチレン樹脂は、メルトイン
デツクスが1.0以下で分子量分布を示すQ値が10以
下、好ましくは8以下のエチレン単独重合体もしくはエ
チレンを70重量%以上含有するエチレンとプロピレ
ン、ブテン−1、ヘキセン−1などとの共重合体などを
あげることができる。
ここでQ値はゲルパーミユエーシヨンクロマトグラフイ
(GPC)を用いて常法により数平均分子量(Mn)と量
平均分子量(Mw)を測定し、Q=Mw/Mn として求めら
れる数値である。
該高密度ポリエチレン樹脂のメルトインデツクスが1を
超えると、得られた洗浄用樹脂組成物を用いて成形機内
の洗浄を行なう際に成形機内で該洗浄用樹脂組成物の溶
融流動性がよくなりすぎるため、成形機内に残留する先
行樹脂を洗浄する力すなわち洗浄力が弱くなる。また分
子量分布が広くQ値が10を超える高密度ポリエチレン
樹脂を用いると得られた洗浄用樹脂組成物を用いて成形
機の洗浄を行なう際に該洗浄用樹脂組成物の溶融時の粘
弾性が小さくなり、洗浄力が低下するので好ましくな
い。本発明で用いるポリスチレン樹脂は市販されている
通常のポリスチレン樹脂やハイインパクトポリスチレン
樹脂を用いればよく、該ポリスチレン樹脂の配合量は組
成物に対して1〜10重量%である。1重量%未満の配
合量では、成形機内の洗浄効果が小さく、また10重量
%を超えると高密度ポリエチレンとの相溶性が悪くなり
ペレツト状の組成物を製造する際に、破砕等により均一
な形状のペレツト状の洗浄用樹脂組成物が得られなくな
る。
本発明で用いるアルキルベンゼンスルホン酸の中性塩は
炭素数6〜20のアルキル基を有するアルキルベンゼン
スルホン酸のナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウ
ム塩、カリウム塩等があげられる。該アルキルベンゼン
スルホン酸の中性塩の配合量は組成物に対して1〜20
重量%、好ましくは5〜15重量%である。該配合量が
1重量%未満では成形機内の洗浄力が発現せず、また2
0重量%を超えると成形機内にアルキルベンゼンスルホ
ン酸の中性塩が残留するとともに洗浄時に洗浄用樹脂組
成物の溶融時の流動性が悪化し、成形機に高負荷がかか
るので好ましくない。
本発明に用いる無機充填剤としては炭酸マグネシウム、
炭酸カルシウム、タルク、硫酸カルシウム、ケイ酸マグ
ネシウム、シリカ、アルミナ等通常ポリオレフイン樹脂
に配合される無機充填剤を用いればよく、該無機充填剤
は洗浄用樹脂組成物中で機械的な力により成形機内の汚
れや付着している先行樹脂をこすり落す作用をする。該
無機充填剤の配合量は組成物に対して1〜30重量%、
好ましくは5〜20重量%である。該配合量が1重量%
未満では洗浄効果が不十分であり、また30重量%を超
えると逆に洗浄用樹脂組成物の溶融流動性が低下し、洗
浄時に成形機に負荷がかかり過ぎるので好ましくない。
本発明に用いる撥水性化合物としては、ポリエチレンワ
ツクス等の合成ワツクス、シリコーン、ろう、高級脂肪
酸の金属塩(例えばステアリン酸カリシウム、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸鉛など)およびこれらの2種以
上の混合物をあげることができる。該撥水性化合物の配
合量は組成物に対して0.5〜10重量%、好ましくは
2〜10重量%である。該撥水性化合物は本発明の洗浄
用樹脂組成物中において滑性作用をするものであり、該
撥水性化合物の配合量が0.5重量%未満ではその滑性
効果が小きく、また10重量%を超えると滑性が強すぎ
て共存する無機充填剤の成形機内での機械的な力を低下
させることになり、その結果洗浄力が低下するので好ま
しくない。
本発明の組成物には、通常ポリオレフイン樹脂に配合さ
れるフエノール系酸化防止剤、チオ系酸化防止剤、リン
系酸化防止剤などを配合することができる。
その他、本発明の組成物には所望により炭素数6〜20
のアルキル基を有するアルキルエーテル硫酸エステルナ
トリウム、α−オレフインスルホン酸ナトリウム、脂肪
酸アルカノールアミドのようなスルホン酸塩化合物であ
る界面活性剤を配合することができる。
本発明の組成物はメルトインデツクスが1.0以下でQ
値が10以下の高密度ポリエチレン樹脂、ポリスチレン
樹脂、アルキルベンゼンスルホン酸の中性塩、無機充填
剤および撥水性化合物の各所定量ならびに上述の酸化防
止剤の1種以上を撹拌混合装置、たとえばヘンシエルミ
キサー(商品名)、スーパーミキサーに入れ、1〜5分
間撹拌混合することにより得られ、また該混合物を単軸
押出機、2軸押出機を用いて溶融混練温度180〜23
0℃で押出してペレツト状にして得ることもできる。
(実施例) 以下に実施例および比較例により本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1) 実施例および比較例における洗浄力のテストは下
記の方法で行なつた。
カーボンブラツク1重量%を含有するアクリロニトリル
・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)の黒色ペレ
ツトまたは変性ポリフエニレンオキサイドの黒色ペレツ
トを35トン射出成形機で15シヨツト射出成形したの
ち実施各例および比較各例で得られた洗浄用樹脂組成物
各100グラムを用いて射出成形して該成形機内を洗浄
し、ついで洗浄用樹脂として無着色のポリプロピレンま
たはポリエチレンテレフタレートを用いて該成形機で後
続の成形物が着色しなくなるまで射出成形を繰返し行な
い、それに要した洗浄用樹脂の使用量を求めるととも
に、成形物が着色しなくなるまでの時間を計測して洗浄
時間とした。
(2) GPCによる測定は次の条件で行なつた。
機 器:ウオーターズ社 GPC 150C カラム:東ソー TSK-GEL GMH6-HT 溶 媒:ODCB 温 度:135℃ 流 速:1.0ml/min なお、分子量分布の尺度として使われるQ値は、次のよ
うに表わされる。
実施例1 メルトインデツクス(JIS K 6760に準拠して測定)0.
3、Q値6.7、密度0.945の高密度ポリエチレン
3.025kg、メルトインデツクス(JIS K 6871に準拠
して測定)20のポリスチレン0.40kg、炭素数12
のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸マグ
ネシウム0.25kg、炭酸カルシウム1.25kgおよび
ポリエチレンワツクス(数平均分子量1500)0.0
75kgを内容積20のヘンシエルミキサー(商品名)
に入れ回転数500rpmで3分間撹拌混合した。得られ
た混合物をシリンダー径35mmの単軸押出機のホツパー
に供給し、シリンダー温度200℃、ダイス温度190
℃の条件でストランドを押出しペレタイザーでカツトし
てペレツト状の組成物を得た。ついでシリンダー温度2
30℃に加熱された射出成形機にてカーボンブラツク1
重量%を含有する黒色のABS樹脂を15シヨツト射出
成形したのち、本発明の組成物100gを用いて成形機
内を洗浄し、ついで洗浄用樹脂として無着色のポリプロ
ピレン樹脂(メルフローレイト JIS K 6758、20)を
成形機へ供給して射出成形を繰返して成形機内を洗浄
し、得られた成形物の着色がなくなるまでこの操作を続
けた。
洗浄に費したポリプロピレン樹脂の量は100g、シヨ
ツト数5シヨツト、洗浄時間は10分であつた。
実施例2 メルトインデツクス0.45、Q値6.6、密度0.9
45の高密度ポリエチレンを用いる以外は実施例1に準
拠して混合、造粒して洗浄用樹脂組成物を得た。得られ
た洗浄用樹脂組成物を用いて実施例1に準拠して洗浄力
のテストを行なつた。洗浄用樹脂としてのポリプロピレ
ン樹脂の使用量は120g、シヨツト数6シヨツト、洗
浄時間は11分であつた。
実施例3 メルトインデツクス0.8、Q値6.4、密度0.94
5の高密度ポリエチレンを用いる以外は実施例1に準拠
して混合、造粒して洗浄用樹脂組成物を得た。得られた
洗浄用樹脂組成物を用いて実施例1に準拠して洗浄力の
テストを行なつた。洗浄用樹脂としてのポリプロピレン
樹脂の使用量は120g、シヨツト数6シヨツト、洗浄
時間は11分であつた。
実施例4 メルトインデツクス0.45、Q値6.6、密度0.9
45の高密度ポリエチレン3.70kg、メルトインデツ
クス20のポリスチレン1.0kg、炭素数12のアルキ
ル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸マグネシウム
0.75kg、炭酸カルシウム0.25kgおよびポリエチ
レンワツクス0.20kgを実施例1に準拠して混合およ
び造粒した。
ついでシリンダー温度300℃に加熱された射出成形機
にてカーボンブラツク1重量%を含有する変性ポリフエ
ニレンオキサイドを15シヨツト射出成形したのち、本
発明の組成物100gを用いて射出成形して成形機内を
洗浄し、ついで洗浄用樹脂としてポリエチレンテレフタ
レート(帝入(株)FRPET C3030)を用いて実施例1に準
拠して洗浄力のテストを行なつた。洗浄用樹脂としての
ポリエチレンテレフタレートの使用量は260g、シヨ
ツト数13シヨツト、洗浄時間は19分であつた。
比較例1 メルトインデツクス5.0、Q値7.5、密度0.94
5の高密度ポリエチレンを用いる以外は実施例1に準拠
して混合、造粒して洗浄用樹脂組成物を得た。得られた
洗浄用樹脂組成物を用いて実施例1に準拠して洗浄力の
テストを行なつた。洗浄用樹脂としてのポリプロピレン
樹脂の使用量は400g、シヨツト数20シヨツト、洗
浄時間は25分であつた。
比較例2 メルトインデツクス0.30、Q値15.7、密度0.
945の高密度ポリエチレンを用いる以外は実施例1に
準拠して混合、造粒して洗浄用樹脂組成物を得た。得ら
れた洗浄用樹脂組成物を用いて実施例1に準拠して洗浄
力のテストを行なつた。洗浄用樹脂としてのポリプロピ
レン樹脂の使用量は520g、シヨツト数26シヨツ
ト、洗浄時間は31分であつた。
比較例3 低密度ポリエチレン(メルトインデツクス58、Q値
8.7)を用いる以外は実施例1に準拠して混合、造粒
して洗浄用樹脂組成物を得た。得られた洗浄用樹脂組成
物を用いて実施例1に準拠して洗浄力のテストを行なつ
た。洗浄用樹脂としてのポリプロピレン樹脂の使用量は
500g、シヨツト数25シヨツト、洗浄時間は30分
であつた。
比較例4 メルトインデツクス0.80、Q値6.4、密度0.9
45の高密度ポリエチレン3.425kgを用いて、ポリ
スチレンを用いない以外は、実施例1に準拠して、混
合、造粒して洗浄用樹脂組成物を得た。得られた洗浄用
樹脂組成物を用いて実施例1に準拠して洗浄力のテスト
を行なつた。洗浄用樹脂としてのポリプロピレン樹脂の
使用量は460g、シヨツト数23シヨツト、洗浄時間
は28分であつた。
比較例5 直鎖低密度ポリエチレン(メルトインデツクス1.5、
Q値11.3)、炭素数12のアルキル基を有するアル
キルベンゼンスルホン酸マグネシウム0.20kg、炭酸
カルシウム2.50kg、ステアリン酸ナトリウム0.1
0kg、ステアリン酸亜鉛0.10kgを用いる以外は実施
例1に準拠して混合、造粒して洗浄用樹脂組成物を得
た。得られた洗浄用樹脂組成物を用いて実施例1に準拠
して洗浄力のテストを行なつた。洗浄用樹脂としてのポ
リプロピレン樹脂の使用量は460g、シヨツト数23
シヨツト、洗浄時間は28分であつた。
比較例6 高密度ポリエチレン(メルトインデツクス5.0、Q値
7.5、密度0.945)を用いる以外は比較例5に準
拠して混合、造粒して洗浄用樹脂組成物を得た。得られ
た洗浄用樹脂組成物を用いて実施例1に準拠して洗浄力
のテストを行なつた。洗浄用樹脂としてのポリプロピレ
ン樹脂の使用量は420g、シヨツト数21シヨツト、
洗浄時間は26分であつた。
比較例7 高密度ポリエチレン(メルトインデツクス5.0、Q値
7.5、密度0.945)1.90kg、炭酸カルシウム
2.50g、流動パラフイン0.50kg、エチレンビス
ヒドロキシステアリン酸アミド0.10kgを用いる以外
は、実施例1に準拠して混合、造粒して洗浄用樹脂組成
物を得た。得られた洗浄用樹脂組成物を用いて実施例1
に準拠して洗浄力のテストを行なつた。洗浄用樹脂とし
てのポリプロピレン樹脂の使用量は840g、シヨツト
数42シヨツト、洗浄時間は47分であつた。
以上の実施例1〜4、比較例1〜7の各組成物の組成と
洗浄力のテスト結果を第1表にまとめた。
第1表から明らかなように、実施例1〜4に示す本発明
の洗浄用樹脂組成物は少量使用するだけで比較例1〜7
に示すそれと比較して、洗浄用樹脂の使用量を減少で
き、また洗浄時間を大幅に短縮することができる。
(発明の効果) 本発明の洗浄用樹脂組成物は各種成形機の先行着色樹脂
の色換えおよび樹脂換えに際し、きわめて顕著な洗浄効
果を発揮する。
射出成形機の場合について例にとると、本発明の洗浄用
樹脂組成物を使用すると、従来の洗浄用樹脂組成物に比
較して、洗浄用樹脂の使用量が1/3以下に低減され、ま
た洗浄時間を同じく1/2以下に短縮することができる。
また、本発明の洗浄用樹脂組成物は高温で成形される変
性ポリフエニレンオキサイドのようなエンジニアリング
プラスチツクが先行樹脂であつても色換えおよび樹脂換
え時に顕著な洗浄効果を発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/06 LDC 7107−4J //(C08L 23/06 25:04) (C08K 13/02 3:00 5:42 5:01 5:09)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メルトインデツクスが1.0以下で分子量
    分布を表わすQ値が10以下である高密度ポリエチレン
    にポリスチレン樹脂1〜10重量%、アルキルベンゼン
    スルホン酸の中性塩1〜20重量%、無機充填剤1〜3
    0重量%および撥水性化合物0.5〜10重量%を配合
    したことを特徴とする洗浄用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】溶融混練して、ペレツト状に成形してなる
    請求項(1)に記載の洗浄用樹脂組成物。
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特開昭62−195045JP,A)

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JPH02308838A (ja) 1990-12-21

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