JPH0632892A - 芳香族ポリエーテル及びその製造方法 - Google Patents

芳香族ポリエーテル及びその製造方法

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JPH0632892A
JPH0632892A JP20940792A JP20940792A JPH0632892A JP H0632892 A JPH0632892 A JP H0632892A JP 20940792 A JP20940792 A JP 20940792A JP 20940792 A JP20940792 A JP 20940792A JP H0632892 A JPH0632892 A JP H0632892A
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JP
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formula
repeating unit
reduced viscosity
aromatic
aromatic polyether
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JP20940792A
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Shigeru Matsuo
松尾  茂
Yasuaki Horikawa
靖明 堀川
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度、耐熱性に優れる上に、特にガラ
ス転移温度Tgが高く、耐熱性に優れており、更に耐溶
剤性にも優れた新規な芳香族ポリエーテルと、この芳香
族ポリエーテルの製造方法を提供する。 【構成】 次の一般式[I] 【化1】 で表わされる繰り返し単位[I]及び次の一般式[I
I] 【化2】 で表わされる繰り返し単位[II]からなり、前記繰り
返し単位[I]の含有割合が、繰り返し単位[I]と繰
り返し単位[II]の合計量に対して10〜100モル
%である芳香族ポリエーテル及びその製造方法。[式
中、Arは 【化3】 で表わされ、nは0又は1であり、Ar′は 【化4】 (式中、R′は炭素数1〜13のアルキレン基、炭素数
6〜13のアリーレン基、−O−、−S−又は−SO2
−を示す。)で表わされる。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気、電子、機械分野
の素材として好適に用いられる耐熱性、耐溶剤性に優れ
た芳香族ポリエーテル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリエーテルは耐熱性、耐溶剤性
に優れており、電気、電子、機械分野の素材として幅広
く使用されている。芳香族ポリエーテル等のエンジニア
リングプラスチックにおいては、高温での使用時に機械
的強度を維持する目安となる温度としてガラス転移温度
があるが、このガラス転移温度は市販のポリエーテルエ
ーテルケトン(PEEK)では145℃、ポリエーテル
イミドでは200℃、ポリエーテルサルホンでは230
℃であり、ガラス転移温度の高い芳香族ポリエーテルが
望まれていた。
【0003】Bull. Soc. Chim Bel
g Vol.98,9−10(1989)にはp−ター
フェニル骨格を有する芳香族ポリエーテルが記載されて
いるが、このポリエーテルのガラス転移温度は十分高い
ということはできず、高温での使用時に十分な機械的強
度を有しているとはいえなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は機械的強度、
耐熱性等のエンジニアリング樹脂としての基本特性に優
れる上に、特にガラス転移温度Tgが高く、耐熱性に優
れており、更に耐溶剤性にも優れた新規な芳香族ポリエ
ーテルと、この芳香族ポリエーテルの製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記目的を
達成するために鋭意研究を行った結果、主鎖中にクォタ
ーフェニル骨格を有する新規芳香族ポリエーテルが前記
の目的とする特性を有することを見出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は次の一般式[I]
【0007】
【化6】 で表わされる繰り返し単位[I]及び次の一般式[I
I]
【0008】
【化7】 で表わされる繰り返し単位[II]からなり、且つ、前
記繰り返し単位[I]の含有割合が、繰り返し単位
[I]と繰り返し単位[II]の合計量に対して10〜
100モル%の範囲にあるとともに、p−クロロフェノ
ールを溶媒とする濃度0.2g/dlの溶液の60℃に
おける還元粘度[ηsp/c]が0.1〜20dl/g又
は96重量%濃硫酸を溶媒とする濃度0.2g/dlの
溶液の30℃における還元粘度[ηsp/c]が0.1〜20
dl/g又はメルトフローレートが0.01〜500g
/10分であることを特徴とする芳香族ポリエーテルを
提供するものである。[式中、Arは
【0009】
【化8】 で表わされ、nは0又は1であり、Ar′は
【0010】
【化9】 (式中、R′は炭素数1〜13のアルキレン基、炭素数
6〜13のアリーレン基、−O−、−S−又は−SO2
−を示す。)で表わされる。]本発明は、また、上記本
発明の芳香族ポリエーテルの好適な製造方法として活性
芳香族ジハライド、4,4″′−ジヒドロキシクォータ
ーフェニル及びHO−Ar′−OHで表わされる二価フ
ェノールを中性極性溶媒及びアルカリ金属化合物の存在
下で反応させることを特徴とする方法を併せて提供する
ものである。(式中、Ar′は前記と同じ意味を表わ
す。) 本発明の芳香族ポリエーテルは、前記一般式[I]で表
わされる繰り返し単位、又は前記一般式[I]及び前記
一般式[II]で表わされる繰り返し単位からなるポリ
マーであるが、これら繰り返し単位[I]と[II]の
合計モル数に対して、繰り返し単位[I]の割合が10
〜100モル%の範囲にあることが重要である。繰り返
し単位[I]の含有割合が10モル%未満であるとガラ
ス転移温度が十分に高いものが得られない。繰り返し単
位[I]の好ましい範囲は15〜80モル%であり、繰
り返し単位[II]が存在することにより成形性が向上
する。本発明の芳香族ポリエーテルはAr,Ar′の種
類、組成比により種々の特性のポリマーが得られる。
【0011】また、繰り返し単位[I]及び繰り返し単
位[II]の芳香核は本発明の目的とする特性を損わな
い範囲でアルキル基、ハロゲン原子等で置換されたもの
であってもよい。
【0012】本発明の芳香族ポリエーテルは、前記繰り
返し単位[I]と[II]を前記の特定の割合で有する
とともに、p−クロロフェノールを溶媒とする濃度0.
2g/dlの溶液の60℃における還元粘度[ηsp/
c]が0.1〜20dl/g又は96重量%濃硫酸を溶
媒とする濃度0.2g/dlの溶液の30℃における還
元粘度[ηsp/c]が0.1〜20dl/g又はメルトフロ
ーレートが0.01〜500g/10分であることも重
要である。ここで前記還元粘度[ηsp/c]が大き過ぎ
ると成形加工性に支障を生じることがあり、小さすぎる
と十分な機械的強度が得られない。還元粘度[ηsp/
c]の好ましい範囲は前記測定条件で0.2〜10dl
/g程度である。なお、本発明のポリマーにあっては、
その構造、組成によっては、溶解性のために還元粘度を
測定できない場合がある。この場合には重合度の評価と
して、JIS K7210に準じて、ポリマーの融点+
30℃の温度、試験荷重5kgで測定したメルトフロー
レートが用いられる。
【0013】本発明の芳香族ポリエーテルにおいて、前
記繰り返し単位[I]と繰り返し単位[II]の配列の
仕方については、特に制限はなく、ランダム型、交互
型、ブロック型等、あるいはこれらの組合わせによる各
種のタイプの共重合体とすることができる。これらの中
でも、ランダム型のものは、特に製造が容易であるなど
の利点を有していることから、一般に、より好適に利用
される。
【0014】本発明の芳香族ポリエーテルは、本発明の
目的を阻害しない範囲内で、上記繰り返し単位[I]及
び繰り返し単位[II]以外の他の繰り返し単位を含有
していてもよい。その際、例えば、分岐型の適当な繰り
返し単位を導入し、グラフト型の共重合体や架橋構造を
有する共重合体等の分岐構造を有する共重合体とするこ
とも可能である。
【0015】また、本発明の芳香族ポリエーテルは、1
種単独で使用してもよく、場合に応じて、2種以上の混
合物としてもよく、更には、必要に応じて、適宜他のポ
リマー成分や各種の添加成分(例えば、酸化防止剤、安
定化剤、紫外線吸収剤、有機又は無機充填剤、可塑剤、
色剤、粘度調整剤等)を添加若しくは配合して、それぞ
れの用途に適合した組成の樹脂組成物として使用するこ
とができる。
【0016】本発明の芳香族ポリエーテルは、特にガラ
ス転移温度が高く、耐溶剤性に優れたポリマーであり、
しかも機械的強度等のエンジニアリング樹脂としての他
の基本特性にも優れている。
【0017】本発明の芳香族ポリエーテルの一般的製造
方法としては、特に制限はなく、どのような反応原料を
用いて、どのような手法によって製造してもよいのであ
るが、通常、次に詳述する本発明の方法によって、簡単
な工程で効率よく製造することができる。
【0018】すなわち、本発明の芳香族ポリエーテルの
好適な製造方法として提供する本発明の製造方法は、活
性芳香族ジハライド、4,4″′−ジヒドロキシクォー
ターフェニル及びHO−Ar′−OHで表わされる二価
フェノールを中性極性溶媒及びアルカリ金属化合物の存
在下で反応させることを特徴とする。(式中、Ar′は
前記と同じ意味を表わす。) 活性芳香族ジハライドとしてはX−Ar−X(式中、A
rは前記と同じであり、Xはハロゲン原子を表わす。)
で表わされる化合物が好適に用いられる。具体的には次
に示すような化合物が挙げられる。
【0019】
【化10】 HO−Ar′−OH(式中、Ar′は前記と同じ意味を
表わす。)で表わされる二価フェノールとしては、具体
的には4,4′−ビフェノール、レゾルシン、ハイドロ
キノン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホンなどが挙げられる。
【0020】前記中性極性溶媒としては特に制限はな
く、重合反応を円滑に進めることができるものであれ
ば、どのようなものでもよいが、通常は、使用するモノ
マー成分を溶解するもの、更には重合途上で生成する中
間的な分子量のオリゴマーやポリマーを均一に溶解若し
くは分散し、重合反応系の均一性を保って所望の高分子
量の共重合体までの重合反応を円滑に進めるような溶媒
が好適に使用される。溶媒は、1種単独成分で構成して
もよく、2種以上の成分を適宜組合わせて併用してもよ
い。
【0021】好ましい中性極性溶媒の具体例としては、
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジ
メチルアセトアミド(DMAc)、N−メチルピロリド
ン(NMP)、ジメチルイミダゾリジノン(DMI)、
ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン、ジフ
ェニルスルホン等が挙げられる。これら中性極性溶媒は
1種単独で使用してもよく、2種以上を混合溶媒として
併用してもよい。
【0022】前記アルカリ金属化合物としては、前記
4,4″′−ジヒドロキシクォーターフェニル及びHO
−Ar′−OHで表わされる二価フェノールをアルカリ
金属塩に変えることが可能であればどのようなものも使
用可能であるが、通常、アルカリ金属の炭酸塩、炭酸水
素塩、水酸化物等が好適に使用され、特に炭酸塩が好ま
しく使用される。該アルカリ金属としては、リチウム、
ナトリウム、カリウム、ルビジウム及びセシウムを挙げ
ることができるが、中でも、ナトリウム及びカリウムが
好ましく、特にカリウムが好ましい。
【0023】前記アルカリ金属の炭酸塩の具体例として
は、例えば、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸ルビジウム、炭酸セシウムなどを挙げること
ができる。前記アルカリ金属の炭酸水素塩の具体例とし
ては、例えば、炭酸水素リチウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ルビジウム、炭酸水素
セシウムなどを挙げることができる。また、前記アルカ
リ金属の水酸化物としては、例えば、水酸化リチウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ルビジウ
ム、水酸化セシウムなどを挙げることができる。
【0024】これら各種のアルカリ金属化合物の中で
も、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が好ましい。
【0025】反応は温度140〜380℃、好ましくは
150〜340℃で、30分〜10時間、好ましくは1
〜6時間行われ、目的とする芳香族ポリエーテルが得ら
れる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0027】実施例1 攪拌装置及びトルエンを満たしたディーンスタルクトラ
ップを備えた100mlのセパラブルフラスコに2,6
−ジフルオロベンゾニトリル1.669g、4,4′−
ビフェノール1.769g、炭酸カリウム1.806
g、N−メチルピロリドン30mlを入れ、アルゴンガ
スを流し、攪拌しながら195℃で1時間加熱した。そ
こへ温度を保ったまま、4,4″′−ジヒドロキシクォ
ーターフェニル(0.804g)のN−メチルピロリド
ン溶液10mlを加え、195℃で5時間加熱した。室
温に冷却後、水中で粉砕し、水1リットル、メタノール
0.5リットルで洗浄後乾燥し、目的物3.92g(収
率98%)を得た。
【0028】得られたポリマーは、p−クロロフェノー
ルを溶媒とする濃度0.2g/dlの溶液の60℃にお
ける還元粘度[ηsp/c]が1.33dl/gであっ
た。
【0029】また、得られたポリマーはガラス転移温度
(Tg)が228.0℃、融点(Tm)322.6℃、
熱分解温度(Td、5%重量減)が546℃であり、I
R分析、NMR分析、元素分析の結果から下記の繰り返
し単位からなることを確認した。IRスペクトルを図1
に示す。
【0030】
【化11】
【0031】実施例2 実施例1と同様な装置に2,6−ジクロロベンゾニトリ
ル1.391g、レゾルシン0.436g、炭酸ナトリ
ウム1.154g、N−メチルピロリドン30mlを入
れ、アルゴンガスを流し、攪拌しながら195℃で1時
間加熱した。そこへ温度を保ったまま、4,4″′−ジ
ヒドロキシクォーターフェニル(2.010g)のN−
メチルピロリドン溶液10mlを加え、195℃で3時
間加熱した。室温に冷却後、水中で粉砕し、水1リット
ル、メタノール0.5リットルで洗浄後乾燥し、目的物
3.44g(収率98%)を得た。
【0032】得られたポリマーは、p−クロロフェノー
ルを溶媒とする濃度0.2g/dlの溶液の60℃にお
ける還元粘度[ηsp/c]が1.02dl/gであっ
た。
【0033】また、得られたポリマーはガラス転移温度
(Tg)が185.9℃、熱分解温度(Td、5%重量
減)が545℃であり、IR分析、NMR分析、元素分
析の結果から下記の繰り返し単位からなることを確認し
た。IRスペクトルを図2に示す。
【0034】
【化12】
【0035】実施例3 実施例1と同様な装置にビス(4−フルオロフェニル)
スルホン2.543g、4,4′−ビフェノール1.1
06g、炭酸カリウム1.505g、N−メチルピロリ
ドン30mlを入れ、アルゴンガスを流し、攪拌しなが
ら195℃で1時間加熱した。そこへ、4,4″′−ジ
ヒドロキシクォーターフェニル(1.340g)のN−
メチルピロリドン溶液10mlを加え、195℃で5時
間加熱攪拌した。反応物を室温に冷却後、水中で粉砕
し、水1リットル、メタノール0.5リットルで洗浄後
乾燥し、目的物4.50g(収率98%)を得た。
【0036】得られたポリマーは、p−クロロフェノー
ルを溶媒とする濃度0.2g/dlの溶液の60℃にお
ける還元粘度[ηsp/c]が0.30dl/gであっ
た。
【0037】また、得られたポリマーはガラス転移温度
(Tg)が229.1℃、熱分解温度(Td、5%重量
減)が536℃であり、IR分析、NMR分析、元素分
析の結果から下記の繰り返し単位からなることを確認し
た。IRスペクトルを図3に示す。
【0038】
【化13】
【0039】実施例4 攪拌装置を備えた100mlのセパラブルフラスコに
4,4′−ジフルオロベンゾフェノン6.547g、ハ
イドロキノン1.962g、4,4″′−ジヒドロキシ
クォーターフェニル4.020g、炭酸カリウム4.5
15g及びジフェニルスルホン50.0gを入れ、アル
ゴンガスを流し、攪拌しながら165℃で20分、20
0℃で30分、370℃で1時間加熱した。反応物を室
温まで冷却した後、メタノール中で粉砕し、メタノール
2リットル、水1リットルで洗浄後乾燥し、ポリマー1
1.3g(収率98%)を得た。
【0040】得られたポリマ−は、96重量%濃硫酸を
溶媒とする濃度0.2g/dlの溶液の30℃における
還元粘度[ηsp/c]が0.95dl/gであった。
【0041】また、得られたポリマーはガラス転移温度
(Tg)が170.9℃、融点(Tm)が409.1
℃、熱分解温度(Td、5%重量減)が557℃であ
り、IR分析、NMR分析、元素分析の結果から下記の
繰り返し単位からなることを確認した。IRスペクトル
を図4に示す。
【0042】
【化14】
【0043】
【発明の効果】本発明により、耐熱性に優れるととも
に、耐溶剤性にも優れた芳香族ポリエーテルを得ること
が可能になり、幅広い用途が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた芳香族ポリエーテルのIR
スペクトル。
【図2】実施例2で得られた芳香族ポリエーテルのIR
スペクトル。
【図3】実施例3で得られた芳香族ポリエーテルのIR
スペクトル。
【図4】実施例4で得られた芳香族ポリエーテルのIR
スペクトル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式[I] 【化1】 で表わされる繰り返し単位[I]及び次の一般式[I
    I] 【化2】 で表わされる繰り返し単位[II]からなり、且つ、前
    記繰り返し単位[I]の含有割合が、繰り返し単位
    [I]と繰り返し単位[II]の合計量に対して10〜
    100モル%の範囲にあるとともに、p−クロロフェノ
    ールを溶媒とする濃度0.2g/dlの溶液の60℃に
    おける還元粘度[ηsp/c]が0.1〜20dl/g又
    は96重量%濃硫酸を溶媒とする濃度0.2g/dlの
    溶液の30℃における還元粘度[ηsp/c]が0.1〜20
    dl/g又はメルトフローレートが0.01〜500g
    /10分であることを特徴とする芳香族ポリエーテル。
    [式中、Arは 【化3】 で表わされ、nは0又は1であり、Ar′は 【化4】 (式中、R′は炭素数1〜13のアルキレン基、炭素数
    6〜13のアリーレン基、−O−、−S−又は−SO2
    −を示す。)で表わされる。]
  2. 【請求項2】 活性芳香族ジハライド、4,4″′−ジ
    ヒドロキシクォーターフェニル及びHO−Ar′−OH
    で表わされる二価フェノールを中性極性溶媒及びアルカ
    リ金属化合物の存在下で反応させることを特徴とする芳
    香族ポリエーテルの製造方法。[式中、Ar′は 【化5】 (式中、R′は炭素数1〜13のアルキレン基、炭素数
    6〜13のアリーレン基、−O−、−S−又は−SO2
    −を示す。)で表わされる。]
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Cited By (2)

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WO2003050163A1 (fr) * 2001-12-11 2003-06-19 Mitsui Chemicals, Inc. Cetone de polyether et procede de production
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