JPH0632217U - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

Info

Publication number
JPH0632217U
JPH0632217U JP075483U JP7548392U JPH0632217U JP H0632217 U JPH0632217 U JP H0632217U JP 075483 U JP075483 U JP 075483U JP 7548392 U JP7548392 U JP 7548392U JP H0632217 U JPH0632217 U JP H0632217U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door glass
closed
seal
door
weather strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP075483U
Other languages
English (en)
Inventor
俊之 鷲見
Original Assignee
豊田合成株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 豊田合成株式会社 filed Critical 豊田合成株式会社
Priority to JP075483U priority Critical patent/JPH0632217U/ja
Publication of JPH0632217U publication Critical patent/JPH0632217U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアガラス閉時にドアガラスにより押上げら
れる中空状のシール部を有し、シール部の車外側の側壁
でドアガラスの外周部を包み込むようになした自動車用
ウエザストリップにおいて、上記側壁がドアガラス閉時
にドアガラスと、これによって押上げられるシール壁と
の間にかみ込まれるのを防止することである。 【構成】 断面U字形の基部41と、その開口を閉じ、
ドアガラス2が上昇して閉じられるときにドアガラス2
により押上げられるシール壁42とで、中空状のシール
部4Bを形成し、硬質材よりなる断面L字形のクランク
部材5の一辺を基部41の車外側の側壁412に埋設
し、他辺をシール部4B内に延出せしめるとともに、該
他辺と基部41の底部411とをスポンジゴム等のクッ
ション部材6で連結し、ドアガラス閉時に、ドアガラス
2がシール壁42を介してクランク部材5の他辺をクッ
ション部材6を圧縮しつつ押上げる構造とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用ウエザストリップ、特にドアサッシの内周や、サッシュレス ドア車のドア開口縁に沿って取付けられるウエザストリップに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
図2に示すような自動車において、ドアサッシ1の内周には、ドアガラス2が 上昇して閉じられたときに、ドアサッシ1とドアガラス2の周縁との間をシール するウエザストリップが取付けられている(実開昭60−34047号)。また サッシュレスドア車では車体のドア開口縁に沿ってドアガラスとドア開口との間 をシールする同種のウエザストリップが取付けられている。
【0003】 図3はこの種のウエザストリップの代表例を示すもので、ウエザストリップ3 は、ドアサッシ1のフランジ11に取付けられるトリム部3Aと一体形成された 中空状のシール部3Bを備えている。そしてドアガラス2が上昇して閉じられる とき、ドアガラス2の上縁がシール部3Bのシール壁32を押上げるとともに、 シール部3Bの車外側の側壁(アウタシールリップ)312がシール壁32によ り車内方向(矢印D方向)へ引張られて先端がドアガラス2の外面と密着するこ とによりドアガラス2まわりをシールするようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記シール部3Bのアウタシールリップ312を含む断面U字形の基部31は 一般に可撓性を有するソリッドゴムで形成され、シール壁32はスポンジゴムで 形成されているが、アウタシールリップ312は経時によりヘタリが生じ、ドア ガラス2が閉状態から開かれたときに原形への戻りが遅くなる。またヘタリが生 じていない場合でも、長時間ドアガラス2が閉じられた後に開かれると、戻りが 遅い。従って再びドアガラス2が上昇して閉じられるとき、アウタシールリップ 312の先端がドアガラス2とシール壁32との間にかみ込まれるおそれがある 。特にドアガラス2の建付けが車外側にばらついた時に、かみ込みの可能性が大 きくなる。
【0005】 そこで本考案は、たとえアウタシールリップにヘタリが生じても、ドアガラス が開かれたときに直ちに原位置に戻るようになし、もってドアガラスが閉じられ るときのアウタシールリップのかみ込みを防止することを課題としてなされたも のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は図1に示すように、断面U字形の基部41と、基部41の開口を閉じ ドアガラス2閉時にドアガラス2により押上げられるシール壁42とで形成され た中空状のシール部4Bを有するウエザストリップにおいて、硬質材よりなる断 面L字形のクランク部材5の一辺を基部41のアウタシールリップ412に埋設 するとともに、他辺をシール部4Bの中空内の、ドアガラス2が閉じられたとき にシール壁42を介してドアガラス2により押上げられる位置に延出させ、かつ クランク部材5の他辺と基部41の底部411とを、これ等の間に介在せしめた スポンジゴム等のクッション部材6で連結したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
ドアガラス2が上昇して閉じられるとき、クランク部材5の他辺はシール壁4 2を介してドアガラス2により押上げられる。これにより、アウタシールリップ 412は車内側に傾いてドアガラス2の外面と密着する。またクッション部材6 は圧縮される。ドアガラス2が下降して開かれると、アウタシールリップ412 は圧縮されたクッション部材6に助勢されて、直ちに原位置に戻る。
【0008】
【実施例】
図1(図2のC−C線断面)は本考案がドアサッシ用のウエザストリップに適 用された実施例を示すものである。
【0009】 ウエザストリップ4はトリム部4Aとシール部4Bの一体押出成形体で、トリ ム部4Aがドアサッシ1のフランジ11に組付けられる。トリム部4Aはインサ ート414が埋設されており、また底部からドアガラス2の内面に圧接するイン ナシールリップ413が伸び出している。
【0010】 シール部4Bは断面U字形の基部41と、その下端開口を閉じるシール壁42 とで中空体を形成している。基部41の車外側の側壁を形成するアウタシールリ ップ412の上下中間位置から中空シール部4B内へ直角方向に、突出部412 aが伸び出している。そして、アウタシールリップ412の先端側と突出部41 2aには断面L字形のクランク部材5が埋設してある。そして突出部412aの 先端と、これと対向する基部41の底部411とはクッション部材6により連結 してある。上記突出部412aは、ドアガラス2が上昇して閉じられたときにシ ール壁42を介してドアガラス2により押上げられる位置としてある。
【0011】 上記ウエザストリップ4のトリム部4Aと、シール部4Bの基部41は可撓性 を有するEPDMのソリッドゴムからなり、シール壁42、インナシールリップ 413およびクッション部材6はスポンジゴムからなる。クランク部材5は、高 硬質のソリッドゴムまたは合成樹脂あるいは金属板からなる。
【0012】 ドアサッシ1の内面側にはモール7がビス8にて固定され、該モール7にシー ル部4Aの基部41が嵌着されている。
【0013】 上記のように構成されたウエザストリップ4において、図1(B)に示すよう にドアガラス2が上昇して閉じられると、ドアガラス2の端縁はシール壁42を 押上げ、かつシール壁42を介してクランク部材5が埋設された突出部412a をクッション部材6を圧縮しつつ押上げる。これにより突出部412aおよびア ウタシールリップ412は一体に傾斜し、リップ412の先端がドアガラス2の 外面に圧接する。
【0014】 ドアガラス2を下降させてこれを開くと、アウタシールリップ412は、それ 自体の弾性と、更にクッション部材6の反発力が助勢されて、直ちに原位置に戻 る。従って、長期使用によりアウタシールリップ412の復元力が低下し、また 長時間のドアガラス閉状態によりアウタシールリップ412に曲げぐせがついて も、クッション部材6の復元力の助勢で、アウタシールリップ412の復元が速 やかに行われるのである。
【0015】
【考案の効果】
しかして本考案によれば、ウエザストリップが長期間使用されても、クランク 部材およびクッション部材の作用によりドアガラス閉操作時のアウタシールリッ プのかみ込みは防止され、同時にアウタシールリップによるドアガラス外周の包 み込みが確実になされるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のウエザストリップの図2のC−C線に
沿う位置での断面を示すもので、図1(A)はドアガラ
ス開時の,図1(B)はドアガラス閉時の断面をそれぞ
れ示す。
【図2】本考案のウエザストリップが適用される自動車
の側面図である。
【図3】従来のウエザストリップの図2のC−C線に沿
う位置での断面図である。
【符号の説明】
1 ドアサッシ 2 ドアガラス 3 従来のウエザストリップ 4 本考案のウエザストリップ 4A トリム部 4B シール部 41 基部 412 車外側の側壁 42 シール壁 5 クランプ部材 6 クッション部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドアサッシの内周または車体の
    ドア開口縁に沿って取付けられる断面U字形の基部と、
    基部の開口を閉じ、ドアガラス閉時にドアガラスの周縁
    により押上げられるシール壁とで形成された中空状のシ
    ール部を有するウエザストリップにおいて、硬質材より
    なる断面L字形のクランク部材の一辺を基部の車外側の
    側壁に埋設するとともに、他辺を上記シール部内の、ド
    アガラス閉時にシール壁を介してドアガラスの周縁によ
    り押上げられる位置に延出せしめ、かつ上記他辺と上記
    基部の底部とを、これ等の間に介在せしめたクッション
    部材により連結したことを特徴とする自動車用ウエザス
    トリップ。
JP075483U 1992-10-06 1992-10-06 自動車用ウエザストリップ Pending JPH0632217U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP075483U JPH0632217U (ja) 1992-10-06 1992-10-06 自動車用ウエザストリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP075483U JPH0632217U (ja) 1992-10-06 1992-10-06 自動車用ウエザストリップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0632217U true JPH0632217U (ja) 1994-04-26

Family

ID=13577586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP075483U Pending JPH0632217U (ja) 1992-10-06 1992-10-06 自動車用ウエザストリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0632217U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015074279A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 西川ゴム工業株式会社 ディビジョンバーのシール構造
CN112193038A (zh) * 2020-09-24 2021-01-08 宁波信泰机械有限公司 一种汽车上部侧围饰条密封结构
CN115107488A (zh) * 2022-06-27 2022-09-27 重庆长安汽车股份有限公司 一种无框车门密封结构及车辆

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015074279A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 西川ゴム工業株式会社 ディビジョンバーのシール構造
CN112193038A (zh) * 2020-09-24 2021-01-08 宁波信泰机械有限公司 一种汽车上部侧围饰条密封结构
CN115107488A (zh) * 2022-06-27 2022-09-27 重庆长安汽车股份有限公司 一种无框车门密封结构及车辆
CN115107488B (zh) * 2022-06-27 2024-08-09 重庆长安汽车股份有限公司 一种无框车门密封结构及车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2525840Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
EP1193097A2 (en) Sealing structure of weather strip for motor vehicle
JPH0632217U (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP3695599B2 (ja) 自動車用ドアウエザストリップ
JPH0546496Y2 (ja)
JPH0755165Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPH0212123Y2 (ja)
JP3876492B2 (ja) 自動車用ドアウエザストリップ
JPH078319Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPH083667Y2 (ja) 戸当り用パッキング
JP2765238B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPS5848199Y2 (ja) ウエザ−ストリツプ
JP3808157B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPH0333564Y2 (ja)
JPH0645388Y2 (ja) 車両用ドアのウエザストリップ
JPH09267637A (ja) ドアウエザストリップ
JPH0617647Y2 (ja) 自動車ドアのシール構造
JPH0520586Y2 (ja)
JPS5918899Y2 (ja) ウエザ−ストリツプ
JP2713042B2 (ja) ウエザストリップの成形方法
JPH0513819U (ja) 自動車用ウエザストリツプ
JPH0751375Y2 (ja) 自動車用ドアのウェザストリップ
JPH0235539Y2 (ja)
JPS6017394Y2 (ja) ウエザ−ストリツプ
JPH0738017Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップ