JPH09267637A - ドアウエザストリップ - Google Patents

ドアウエザストリップ

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JPH09267637A
JPH09267637A JP8103337A JP10333796A JPH09267637A JP H09267637 A JPH09267637 A JP H09267637A JP 8103337 A JP8103337 A JP 8103337A JP 10333796 A JP10333796 A JP 10333796A JP H09267637 A JPH09267637 A JP H09267637A
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JP
Japan
Prior art keywords
door
hollow seal
outer peripheral
vehicle
peripheral wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP8103337A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nozaki
政博 野崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアウエザストリップにおいて、中空シール
部の外周壁の車外側へのたわみ荷重を減少させて、ドア
閉り性を向上させる。また、ドアサッシュのコーナ部で
湾曲されるときの外周壁の断面係数を増大させて、中空
シール部の内周側への潰れ変形を防止し、ドアサッシュ
の直線部と同等のシール性を維持する。 【解決手段】 ドアウエザストリップ11は中空シール
部13と、その支持部24としての取付部12及びリッ
プ部14とを備え、中空シール部13はボディ当接部1
8と外壁19と内壁20とからなる。外壁19は、中間
部において起立した起立リブ21と、起立リブ21の上
端からボディ当接部18に延びて接続した車内側部位2
2と、起立リブ21の下端から支持部24に延びて接続
した車外側部位23とから断面クランク形状に形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアサッ
シュに取り付けられるドアウエザストリップに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のドアウエザストリップとして、特
開平7−215062号公報に開示された技術が知られ
ている。図4及び図5に実線で示すように、このドアウ
エザストリップ31は、自動車のドアサッシュ1に取り
付けられる取付部32と、ボディ開口縁2に弾接する中
空シール部33とを備えた押出成形品である。ドア閉時
には、中空シール部33が車外側(図5では右側)へ潰
れてボディ開口縁2をシールする。中空シール部33の
外周壁34は鈍角で緩やかに折れ曲がった断面W字形に
形成され、従ってその中間部には緩やかな山形部が位置
する。この形状によれば、ドア閉時に外周壁34がその
W字を圧縮する形態でたわみ変形するため、たわみ荷重
が分散して面圧が均一化され、シール性が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、鈍角で緩や
かに折れ曲がった断面W字形の外周壁34は、車内外方
向の腰がかなり強く、車外側へのたわみ荷重が大きい。
従って、ドア閉力を小さくしてドア閉り性を向上させる
ためには、外周壁34全体を薄肉化したり、W字の曲り
部にノッチを設けたりして、外周壁34の車外側へのた
わみ荷重を減少させる必要があった。
【0004】一方、鈍角で緩やかに折れ曲がった断面W
字形の外周壁34は、上下方向に曲げられるときの断面
係数があまり大きくないため、上記のような薄肉化やノ
ッチによって外周壁34の剛性がさらに減少すると、図
3に矢印で示すように、ドアウエザストリップ31が湾
曲されて取り付けられるドアサッシュ1のコーナー部C
では、図4に2点鎖線で示すように、外周壁34が内周
側(同図で下側)へ引き寄せられ、中空シール部33が
内周側へ潰れ変形する。このため、同コーナー部Cで
は、図5に2点鎖線で示すように、ドア閉時にシール面
Sがボディ開口縁2の下側へもぐり込むように変位し、
シール面積が狭くなり、シール性が低下するという問題
があった。
【0005】また、外周壁34を薄肉化したりノッチを
設けたりすると、押出成形性が悪化したり、外周壁34
の耐久性が低下しやすくなるという問題もあった。
【0006】そこで、本発明の課題は、中空シール部の
外周壁の車外側へのたわみ荷重を減少させて、ドア閉り
性を向上させることができるとともに、ドアサッシュの
コーナー部で湾曲されるときの外周壁の断面係数を増大
させて、中空シール部の内周側への潰れ変形を防止で
き、もってドア閉時における同コーナー部でのシール面
の変位を抑えて、ドアサッシュの直線部と同等のシール
性を維持できるドアウエザストリップを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、ボディ開口縁に弾接する中空シール部
と、ドアサッシュに取り付けられて前記中空シール部を
支持する支持部とを備えたドアウエザストリップにおい
て、前記中空シール部が、ボディ開口縁に当接するボデ
ィ当接部と、ドアサッシュに対して外周側の外周壁とを
含み、該外周壁が、中間部において起立した起立リブ
と、該起立リブの上端から前記ボディ当接部に延びて接
続した車内側部位と、該起立リブの下端から前記支持部
に延びて接続した車外側部位とから断面クランク形状に
形成されたことを特徴とする。
【0008】ここで、起立リブと車内側部位との間、起
立リブと車外側部位との間は、それぞれ略直角(具体的
には60〜120度)に折れ曲がっていることが好まし
い。また、車内側部位はドアサッシュに対して外周側へ
湾曲状に張出し形成されることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1に示すよう
に、本実施形態のドアウエザストリップ11は押出成形
されたもので、ドアサッシュ1のリテーナ1aに取り付
けられる取付部12と、ボディ開口縁2に弾接する中空
シール部13と、中空シール部13より車外側(図1で
右側)でボディ開口縁2に弾接するリップ部14とから
なる。そして、取付部12とリップ部14とで、中空シ
ール部13を支持する支持部24を構成している。リッ
プ部14には、先端部の可撓性を増すためのノッチ15
と、リテーナ1aより車外側でドアサッシュ1のアウタ
パネル3の内面に弾接する一対のシールリップ16,1
7とが設けられている。
【0010】取付部12、中空シール部13及びリップ
部14の材質は特に限定されず、EPDMスポンジゴム
やEPDMソリッドゴム等の周知材料を使用できる。ま
た、各部を同質材料で成形してもよく、異質材料で成形
してもよい。後者の場合、例えば、強度が要求される取
付部12をソリッドゴムで成形し、ドア閉力が大きくな
らないよう中空シール部13及びリップ部14をスポン
ジゴムで成形する等、各部の機能に応じた材料を任意に
選択できる。
【0011】中空シール部13は、ボディ開口縁2に当
接するボディ当接部18と、ドアサッシュ1に対して外
周側の外周壁19と、同じく内周側の内周壁20とから
構成されている。さらに、外周壁19は、中間部におい
て起立した起立リブ21と、該起立リブ21の上端から
ボディ当接部18に延びて接続された車内側部位22
と、該起立リブ21の下端から支持部24(本実施形態
ではリップ部14の基端部)に延びて略直角に接続され
た車外側部位23とから、車内側部位22が高く車外側
部位23が低い断面クランク形状に形成されている。
【0012】ここで、起立リブ21と車内側部位22と
の間は約110度に折れ曲がっており、起立リブ21と
車外側部位23との間は約70度に折れ曲がっている。
また、車内側部位22はドアサッシュ1に対して外周側
へ湾曲状に張出し形成されている。
【0013】本実施形態のドアウエザストリップ11に
よれば、外周壁19が起立リブ21と車内側部位22と
車外側部位23とから断面クランク形状に形成され、図
4及び図5の緩やかに折れ曲がった断面W字形の外周壁
34と比べて大きく折れ曲がっているため、外周壁19
を薄肉化したりノッチを設けたりしなくても(或はわず
かに薄肉化したり浅いノッチを設けたりするだけで)、
外周壁19の車内外方向の腰が適度に弱く、車外側への
たわみ荷重が小さい。このため、ドア閉力が小さく、ド
ア閉り性に優れている。
【0014】図2に示すドア閉時のドアウエザストリッ
プ11の動きを詳述すると、ボディ当接部18がボディ
開口縁2に当接した後、外周壁19の車外側部位23が
下方へ折れ曲がり、これに追従して起立リブ21が下降
し、車内側部位22が外周側へ撓曲する。このとき、外
周壁19は大きく折れ曲がった断面クランク形状と車内
側部位22の湾曲形状とによって柔軟に変形するため、
車外側へのたわみ荷重が小さいのである。ボディ当接部
18は内周壁20との接続部を中心に車外側へ傾動し、
ドア開時とほぼ同じ高さ位置を保ってボディ開口縁2を
シールする。
【0015】また、起立リブ21と車内側部位22と車
外側部位23とからなる断面クランク形状の外周壁19
は、図4及び図5の緩やかに折れ曲がった断面W字形の
外周壁34と比べて、上下方向に曲げられるときの断面
係数が大きいため、図3に矢印で示すように、ドアウエ
ザストリップ11が湾曲されて取り付けられるドアサッ
シュ1のコーナー部Cにおいても、外周壁19が踏ん張
って中空シール部13の内周側(図1で下側)への潰れ
変形を防止する。このため、同コーナー部Cでも、図2
に示すように、ドア閉時にシール面Sが下方へ変位する
ことがなく、ドアサッシュ1の直線部と同等のシール性
を維持できる。
【0016】また、外周壁19の車外側部位23が低く
なっていて起立リブ21とで雨樋を構成するので、ここ
で高圧洗車や降雨等で侵入した水を受けることができ、
ドア開時における同水の落下を防止することができる。
【0017】また、前述の通り、外周壁19は、薄肉化
したりノッチを設けたりしなくても(或はわずかに薄肉
化したり浅いノッチを設けたりするだけで)、車外側へ
のたわみ荷重が十分に小さいから、押出成形性が良くな
り、耐久性も高くなる。
【0018】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の
形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能
である。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のドアウエ
ザストリップによれば、中空シール部の外周壁の車外側
へのたわみ荷重を減少させて、ドア閉り性を向上させる
ことができるとともに、ドアサッシュのコーナー部で湾
曲されるときの外周壁の断面係数を増大させて、中空シ
ール部の内周側への潰れ変形を防止でき、もってドア閉
時における同コーナー部でのシール面の変位を抑えて、
ドアサッシュの直線部と同等のシール性を維持できると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るドアウエザストリップ
のドア開時の状態を示す断面図である。
【図2】同ドアウエザストリップのドア閉時の状態を示
す図3のII−II線断面図である。
【図3】同ドアウエザストリップを取り付けた自動車の
側面図である。
【図4】従来のドアウエザストリップのドア開時の状態
を示す断面図である。
【図5】同ドアウエザストリップのドア閉時の状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 ドアサッシュ 2 ボディ開口縁 11 ドアウエザストリップ 12 取付部 13 中空シール部 14 リップ部 18 ボディ当接部 19 外周壁 21 起立リブ 22 車内側部位 23 車外側部位 24 支持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディ開口縁に弾接する中空シール部
    と、ドアサッシュに取り付けられて前記中空シール部を
    支持する支持部とを備えたドアウエザストリップにおい
    て、 前記中空シール部が、ボディ開口縁に当接するボディ当
    接部と、ドアサッシュに対して外周側の外周壁とを含
    み、該外周壁が、中間部において起立した起立リブと、
    該起立リブの上端から前記ボディ当接部に延びて接続し
    た車内側部位と、該起立リブの下端から前記支持部に延
    びて接続した車外側部位とから断面クランク形状に形成
    されたことを特徴とするドアウエザストリップ。
JP8103337A 1996-03-29 1996-03-29 ドアウエザストリップ Pending JPH09267637A (ja)

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JP8103337A JPH09267637A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ドアウエザストリップ

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ID=14351348

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JP (1) JPH09267637A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055977A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 自動車のドアドアシール構造
JP2014504993A (ja) * 2011-02-11 2014-02-27 ピルキントン グループ リミテッド 連結シール付封入型車両用ウィンドウアセンブリ、及び当該アセンブリを接合する方法
CN111186285A (zh) * 2018-11-14 2020-05-22 西川橡胶工业股份有限公司 车门挡风条

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