JP3841381B2 - ハードトップ型車輛のウェザストリップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードトップ型車輛のルーフに枢着自在に接続されたリアウィンドとトランクリッドの周縁を密封するウェザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車輛のルーフ部構造体がオープンカーのように可動のタイプのハードトップ型車輛(以下、単にハードトップ型車輛と称する)は通常、図2及び図3に例示したように、後部に位置するトランクルームTRのトランクリッドTLを矢印Fの方向に開閉して、矢印D方向にルーフRを、矢印E方向にリアウィンド・パネルRWPを順次揺動変位させることによって、前記ルーフR及び前記リアウィンド・パネルRWPから成る前記ルーフ構造体を前記トランクルームTRに格納可能に構成されている。
【0003】
前記ハードトップ型車輛のルーフ部構造体とトランクリッドTLの周縁を密封する従来のウェザストリップの要部は、図3〜図7に示したように合成ゴム材又は合成樹脂材から成形されていた。図4〜図6は図3のA−A線、B−B線及びC−C線に沿って夫々切断して示した横断面図、図7はその要部を一部破断して示した斜視図である。
先ず、従来のリアドアRDにおけるドアガラスDGの上端縁を密封するクォータピラ・ウェザストリップQPWSは、前記リアウィンド・パネルRWPのサイドフレームを構成して後部に向けて傾斜、下降するクォータピラQPのリテーナRTに基底部1が取り付けられ、その傾斜隅部が後述のトランクリッド・ウェザストリップTLWSにおける中空シール部23の上面に当接、載置されていた。
【0004】
更に、前記クォータピラ・ウェザストリップQPWSは、前記基底部1の車内側端部近傍から略直線状に立ち下げられた支柱部2と、前記基底部1の車外側端部近傍から車外側シールリップ部4とドアガラス・シールウォール部5を連続して円弧状に立ち下げて前記支柱部2の下端部に一体的に連結するように成形された中空シール部3と、前記中空シール部3と一体的に連結した前記下端部から車内側に向けて突設された車内側シールリップ部6とを具備して成っていた。なお、上昇した前記ドアガラスDGの上端縁との当接によって弾性変形した前記車外側シールリップ部4と前記ドアガラス・シールウォール部5は、該上端縁近傍の両面に密着していた。
【0005】
一方、前記トランクリッドTLにおける前方端縁近傍のインナパネルと前記リアウィンド・パネルRWPの後方端縁との上下対向領域を密封するために、前記リアウィンド・パネルRWPの後方端縁に沿って上方に折り曲げ加工されたフランジFLにリアウィンド・ウェザストリップRWWSが取り付けられ、その左右端末部が前記トランクリッド・ウェザストリップTLWSにおける前記中空シール部23の上面に、前記クォータピラ・ウェザストリップQPWSの傾斜隅部と若干の間隔を置いて載置されていた。
前記リアウィンド・ウェザストリップRWWSは、横断面が略U字状のトリム部11の両内側面に対設した複数個のリップ部12によって前記フランジFLを把持し、前記トリム部11の車外側々壁から延伸するシールリップ部14によって前記フランジFLの近傍表面に常時密着する一方、前記トリム部11の頂部に突設した中空シール部13が前記トランクリッドTLにおける前方端縁近傍のインナパネルとの当接によって弾性変形して前記上下対向領域を密封していた。
【0006】
また、前記トランクリッドTLにおける左右端縁近傍のインナパネルと前記トランクルームTRの左右端縁との上下対向領域を密封するために、前記トランクルームTRの左右端縁に沿って上方に折り曲げ加工されたフランジFLにトランクリッド・ウェザストリップTLWSが取り付けられ、前記トランクリッド・ウェザストリップTLWSは、横断面が略U字状のトリム部21の両内側面に対設した複数個のリップ部22によって前記フランジFLを把持する一方、前記トリム部21の頂部に突設した中空シール部23が前記トランクリッドTLにおける左右端縁近傍のインナパネルとの当接によって弾性変形して前記上下対向領域を密封していた。
【0007】
前記ハードトップ型車輛のルーフ部構造体とトランクルームTRが閉止状態にあると、図7に示したように、従来のトランクリッド・ウェザストリップTLWSの前記中空シール部23の上面は、互いに若干の間隔を置いて載置されている前記クォータピラ・ウェザストリップQPWSの傾斜隅部と前記トランクリッド・ウェザストリップTLWSの左右端末部との間に、上下に結合された前記クォータピラQPの傾斜曲折部と前記トランクリッドTLの左右端末部が架橋されていた。
更に、前記トランクリッド・ウェザストリップTLWSの左右端末部に続いて、前記トランクリッド・ウェザストリップTLWSの前記中空シール部23の上面には、図6に示したように、前記トランクリッドTLの左右端縁近傍のインナパネルが載置、圧着するように構成されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記クォータピラQPの傾斜曲折部と前記トランクリッドTLの左右端末部との結合領域、及び前記トランクリッドTLの左右端縁近傍のインナパネルは、前記トランクリッド・ウェザストリップTLWSの左右端末部や前記クォータピラ・ウェザストリップQPWSの傾斜隅部の近傍で前記トランクリッド・ウェザストリップTLWSにおける前記中空シール部23の上面に対して若干浮き上がった状態で対向し、従って前記中空シール部23の上面の密封ラインが少なくとも四個の分離した部材で分断されるので、前記ルーフ部構造体とトランクルーム周辺の密封性を良好に保つことが困難であった。
【0009】
本発明は、前述した従来技術の問題点を解消し、成形々態の単純化によって取り付けコストの削減を図ることが可能なウェザストリップを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、ルーフにリアウィンド・パネルを枢着自在に接続して成るルーフ部構造体と、トランクリッドの各周縁を密封するハードトップ型車輛のウェザストリップにおいて;前記リアウィンド・パネルのリテーナに固定される基底部と、前記基底部の車内側端部近傍から略直線状に立ち下げられる支柱部と、前記基底部の車外側端部近傍から車外側シールリップ部とドアガラス・シールウォール部を連続して略円弧状に立ち下げて前記支柱部の下端部に一体的に連結するように成形される中空シール部と、前記支柱部の下端部から車内側に向けて突設される車内側シールリップ部と、その長手方向に沿って接続される傾斜曲折延長部とから成り、ドアガラスの上端縁近傍を密封するクォータピラ・ウェザストリップ;横断面が略U字状のトリム部と、前記トリム部の両内側面に対設される複数個のリップ部と、前記トリム部の頂部に突設される中空シール部と、前記トリム部の車外側々壁から延伸するシールリップ部と、その左右端末部から前記クォータピラ・ウェザストリップの前記傾斜曲折延長部と接続可能に延伸する端末延長部とから成り、前記リアウィンド・パネルの後方端縁に沿って上方に折り曲げ加工されたフランジに前記リップ部を介して取り付けられ、前記中空シール部が前記トランクリッドにおける前方端縁近傍のインナパネルとの当接によって弾性変形して前記トランクリッドにおける前方端縁近傍のインナパネルと前記リアウィンド・パネルの後方端縁との上下対向領域を密封するリアウィンド・ウェザストリップ;横断面が略U字状のトリム部と、前記トリム部の両内側面に対設される複数個のリップ部と、前記トリム部の頂部に突設される中空シール部とから成り、前記トランクルームの左右端縁に沿って上方に折り曲げ加工されたフランジに前記リップ部を介して取り付けられ、前記中空シール部が前記トランクリッドにおける左右端縁近傍のインナパネルとの当接によって弾性変形して前記トランクリッドにおける左右端縁近傍のインナパネルと前記トランクルームの左右端縁との上下対向領域を密封するトランクリッド・ウェザストリップ;とを具備して成り、前記トランクリッド・ウェザストリップにおける前記中空シール部の上面に対して少なくとも前記ルーフ部構造体が、一体的に接続する前記クォータピラ・ウェザストリップの前記傾斜曲折延長部と前記リアウィンド・ウェザストリップの前記端末延長部によって、連続した密封ラインを以って圧着することを特徴とするハードトップ型車輛のウェザストリップによって達成される。
【0011】
更に、本発明のかかる目的は、前記クォータピラ・ウェザストリップの前記傾斜曲折延長部と前記リアウィンド・ウェザストリップの前記端末延長部が、型成形によって一体的に接続されて成ることを特徴とするハードトップ型車輛のウェザストリップによって達成される。
【0012】
【作用】
本発明のハードトップ型車輛のウェザストリップは、前記ルーフに前記リアウィンド・パネルを枢着自在に接続して成る前記ルーフ部構造体と、前記トランクリッドの各周縁を密封する前記ハードトップ型車輛のウェザストリップにおいて;前記リアウィンド・パネルの前記リテーナに固定される前記基底部と、前記基底部の車内側端部近傍から略直線状に立ち下げられる前記支柱部と、前記基底部の車外側端部近傍から前記車外側シールリップ部と前記ドアガラス・シールウォール部を連続して略円弧状に立ち下げて前記支柱部の下端部に一体的に連結するように成形される前記中空シール部と、前記支柱部の下端部から車内側に向けて突設される前記車内側シールリップ部と、その長手方向に沿って接続される前記傾斜曲折延長部とから成り、前記ドアガラスの上端縁近傍を密封する前記クォータピラ・ウェザストリップ;横断面が略U字状の前記トリム部と、前記トリム部の両内側面に対設される複数個の前記リップ部と、前記トリム部の頂部に突設される前記中空シール部と、前記トリム部の車外側々壁から延伸する前記シールリップ部と、その左右端末部から前記クォータピラ・ウェザストリップの前記傾斜曲折延長部と接続可能に延伸する前記端末延長部とから成り、前記リアウィンド・パネルの後方端縁に沿って上方に折り曲げ加工された前記フランジに前記リップ部を介して取り付けられ、前記中空シール部が前記トランクリッドにおける前方端縁近傍のインナパネルとの当接によって弾性変形して前記トランクリッドにおける前方端縁近傍のインナパネルと前記リアウィンド・パネルの後方端縁との前記上下対向領域を密封する前記リアウィンド・ウェザストリップ;横断面が略U字状の前記トリム部と、前記トリム部の両内側面に対設される複数個の前記リップ部と、前記トリム部の頂部に突設される前記中空シール部とから成り、前記トランクルームの左右端縁に沿って上方に折り曲げ加工されたフランジに前記リップ部を介して取り付けられ、前記中空シール部が前記トランクリッドにおける左右端縁近傍のインナパネルとの当接によって弾性変形して前記トランクリッドにおける左右端縁近傍のインナパネルと前記トランクルームの左右端縁との前記上下対向領域を密封する前記トランクリッド・ウェザストリップ;とを具備して成るので、前記トランクリッド・ウェザストリップにおける前記中空シール部の上面に対して少なくとも前記ルーフ部構造体が、一体的に接続する前記クォータピラ・ウェザストリップの前記傾斜曲折延長部と前記リアウィンド・ウェザストリップの前記端末延長部によって、連続した密封ラインを以て圧着する。
【0013】
更に、本発明のハードトップ型車輛のウェザストリップは、前記クォータピラ・ウェザストリップの前記傾斜曲折延長部と前記リアウィンド・ウェザストリップの前記端末延長部が、型成形によって一体的に接続されて成るので、前記ルーフ部構造体の周辺に対する前記ウェザストリップの取り付けが容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のハードトップ型車輛のウェザストリップの一実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳述する。図1はルーフRにリアウィンド・パネルRWPを枢着自在に接続して成るルーフ部構造体とトランクルームTRが閉止状態にある本発明のハードトップ型車輛のウェザストリップの要部を一部破断して示す斜視図である。
本発明のハードトップ型車輛のウェザストリップは、クォータピラ・ウェザストリップQPWS、リアウィンド・ウェザストリップRWWS及びトランクリッド・ウェザストリップTLWSから構成される。前記各ウェザストリップは通常、比較的高い曲げ剛性が求められる基底部をエチレンプロピレン・ゴム材等の合成ソリッドゴム材で成形する一方、比較的低い曲げ剛性で柔軟な弾性変形が求められる車外側シールリップ部、中空シール部のドアガラス・シールウォール部、車内側シールリップ部、支柱部の一部をエチレンプロピレン・ゴム材等の合成スポンジゴム材で成形される。前記合成ソリッドゴム材及び又は合成スポンジゴム材、あるいは合成樹脂材を所望する形状に押出成形及び型成形されて、前記リアウィンド・パネルRWP、前記トランクリッドTL及び前記トランクルームTRの各周縁を密封する。
【0015】
先ず、前記クォータピラ・ウェザストリップQPWSは、従来のウェザストリップと同様に、前記リアウィンド・パネルRWPのサイドフレームを構成して後部に向けて傾斜、下降するクォータピラQPのリテーナRTに取り付けられる基底部31と、前記基底部31の車内側端部近傍から略直線状に立ち下げられる支柱部32と、前記基底部31の車外側端部近傍から車外側シールリップ部34とドアガラス・シールウォール部35を連続して略円弧状に立ち下げて前記支柱部32の下端部に一体的に連結するように成形される中空シール部33と、前記支柱部32の下端部から車内側に向けて突設される車内側シールリップ部36とを押出成形して成っている。
しかし、本発明のクォータピラ・ウェザストリップQPWSは、その傾斜隅部には、型成形された傾斜曲折延長部37がその長手方向に沿って接続されて成る点が従来のクォータピラ・ウェザストリップQPWSと異なっている。なお、上昇したドアガラスDGの上端縁との当接によって弾性変形した前記車外側シールリップ部44と前記ドアガラス・シールウォール部35は、従来のウェザストリップと同様に、前記ドアガラスDGの上端縁近傍の両面に密着する。
【0016】
一方、前記リアウィンド・ウェザストリップRWWSも、従来のウェザストリップと同様に、前記トランクリッドTLにおける前方端縁近傍のインナパネルと前記リアウィンド・パネルRWPの後方端縁との上下対向領域を密封するために、横断面が略U字状のトリム部41と、前記トリム部41の両内側面に対設される複数個のリップ部42と、前記トリム部41の頂部に突設される中空シール部43とを押出成形して成っている。
しかし、本発明のリアウィンド・ウェザストリップRWWSは、前記左右端末部と一体的に型成形されて前記クォータピラ・ウェザストリップQPWSの前記傾斜曲折延長部37と更に型成形で接続可能なように延伸する端末延長部45とから成る点が従来のクォータピラ・ウェザストリップQPWSと異なっている。
【0017】
なお、本発明のリアウィンド・ウェザストリップRWWSは、前記リアウィンド・パネルRWPの後方端縁に沿って上方に折り曲げ加工されたフランジFLに取り付けられ、前記左右端末部及び前記端末延長部45が前記トランクリッド・ウェザストリップTLWSにおける前記中空シール部53の上面に前記クォータピラ・ウェザストリップQPWSの前記傾斜曲折延長部37と一体になって載置される一方、型成形で一体化された前記傾斜曲折延長部37と前記端末延長部45はその上面に前記クォータピラQPの傾斜曲折部と前記トランクリッドTLの左右端末部との結合領域を保持する。従って、前記中空シール部53の上面と一体化された前記傾斜曲折延長部37と前記端末延長部45の下面は、連続した密封ラインを以て圧着する。
【0018】
また、本発明のトランクリッド・ウェザストリップトランクリッド・ウェザストリップは、従来のウェザストリップと全く同様に、横断面が略U字状のトリム部51と、前記トリム部51の両内側面に対設される複数個のリップ部52と、前記トリム部51の頂部に突設される中空シール部53とから成り、前記トランクルームTRの左右端縁に沿って上方に折り曲げ加工されたフランジFLに前記リップ部52を介して取り付けられ、前記中空シール部53が前記トランクリッドTLにおける左右端縁近傍のインナパネルとの当接によって弾性変形して前記トランクリッドTLにおける左右端縁近傍のインナパネルと前記トランクルームTRの左右端縁との前記上下対向領域を密封する。
【0019】
【発明の効果】
以上、記述した本発明のハードトップ型車輛のウェザストリップは、以下に記すような新規な効果を奏するものである。即ち、本発明のハードトップ型車輛のウェザストリップは、前記ルーフに前記リアウィンド・パネルを枢着自在に接続して成る前記ルーフ部構造体と、前記トランクリッドの各周縁を密封する前記ハードトップ型車輛のウェザストリップにおいて;前記リアウィンド・パネルの前記リテーナに固定される前記基底部と、前記基底部の車内側端部近傍から略直線状に立ち下げられる前記支柱部と、前記基底部の車外側端部近傍から前記車外側シールリップ部と前記ドアガラス・シールウォール部を連続して略円弧状に立ち下げて前記支柱部の下端部に一体的に連結するように成形される前記中空シール部と、前記支柱部の下端部から車内側に向けて突設される前記車内側シールリップ部と、その長手方向に沿って接続される前記傾斜曲折延長部とから成り、前記ドアガラスの上端縁近傍を密封する前記クォータピラ・ウェザストリップ;横断面が略U字状の前記トリム部と、前記トリム部の両内側面に対設される複数個の前記リップ部と、前記トリム部の頂部に突設される前記中空シール部と、前記トリム部の車外側々壁から延伸する前記シールリップ部と、その左右端末部から前記クォータピラ・ウェザストリップの前記傾斜曲折延長部と接続可能に延伸する前記端末延長部とから成り、前記リアウィンド・パネルの後方端縁に沿って上方に折り曲げ加工された前記フランジに前記リップ部を介して取り付けられ、前記中空シール部が前記トランクリッドにおける前方端縁近傍のインナパネルとの当接によって弾性変形して前記トランクリッドにおける前方端縁近傍のインナパネルと前記リアウィンド・パネルの後方端縁との前記上下対向領域を密封する前記リアウィンド・ウェザストリップ;横断面が略U字状の前記トリム部と、前記トリム部の両内側面に対設される複数個の前記リップ部と、前記トリム部の頂部に突設される前記中空シール部とから成り、前記トランクルームの左右端縁に沿って上方に折り曲げ加工されたフランジに前記リップ部を介して取り付けられ、前記中空シール部が前記トランクリッドにおける左右端縁近傍のインナパネルとの当接によって弾性変形して前記トランクリッドにおける左右端縁近傍のインナパネルと前記トランクルームの左右端縁との前記上下対向領域を密封する前記トランクリッド・ウェザストリップ;とを具備して成るので、前記トランクリッド・ウェザストリップにおける前記中空シール部の上面に対して少なくとも前記ルーフ部構造体が、一体的に接続する前記クォータピラ・ウェザストリップの前記傾斜曲折延長部と前記リアウィンド・ウェザストリップの前記端末延長部によって、連続した密封ラインを以て圧着することが可能になり、その結果、前記ハードトップ型車輛の前記ルーフに枢着自在に接続された前記リアウィンドと前記トランクリッドの周縁の密封性を良好に維持することが可能になった。
【0020】
更に、本発明のハードトップ型車輛のウェザストリップは、前記クォータピラ・ウェザストリップの前記傾斜曲折延長部と前記リアウィンド・ウェザストリップの前記端末延長部が、型成形によって一体的に接続されて成るので、前記ルーフ部構造体の周辺に対する前記ウェザストリップの取り付けを容易にさせることが可能になり、その結果、取り付けコストを削減することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーフ部構造体とトランクルームが閉止状態にある本発明のハードトップ型車輛のウェザストリップの要部を一部破断して示す斜視図である。
【図2】ハードトップ型車輛のルーフに枢着自在に接続されたリアウィンドとトランクリッドの開閉状態を示す側断面略図である。
【図3】ハードトップ型車輛のルーフに枢着自在に接続されたリアウィンドとトランクリッドの閉止状態を示す外観斜視図である。
【図4】図3のA−A線に沿って切断して示した横断面図である。
【図5】図3のB−B線に沿って切断して示した横断面図である。
【図6】図3のC−C線に沿って切断して示した横断面図である。
【図7】ルーフ部構造体とトランクルームが閉止状態にある従来のハードトップ型車輛のウェザストリップの要部を一部破断して示す斜視図である。
【符号の説明】
R ルーフ
RW リアウィンド
TR トランクルーム
TL トランクリッド
QP クォータピラ
RD リアドア
DG ドアガラス
QPWS クォータピラ・ウェザストリップ
RT リテーナ
1 基底部
2 支柱部
3 中空シール部
4 車外側シールリップ部
5 ドアガラス・シールウォール部
6 車内側シールリップ部
RWWS リアウィンド・ウェザストリップ
RWP リアウィンド・パネル
FL フランジ
11 トリム部
12 リップ部
13 中空シール部
14 車外側シールリップ部
TLWS トランクリッド・ウェザストリップ
21 トリム部
22 リップ部
23 中空シール部
30 本発明のウェザストリップ
31 基底部
32 支柱部
33 中空シール部
34 車外側シールリップ部
35 ドアガラス・シールウォール部
36 車内側シールリップ部
37 傾斜曲折延長部
41 トリム部
42 リップ部
43 中空シール部
44 車外側シールリップ部
45 端末延長部
51 トリム部
52 リップ部
53 中空シール部
Claims (1)
- ルーフ(R)にリアウィンド・パネル(RWP)を枢着自在に接続して成るルーフ部構造体と、トランクリッド(TL)の各周縁を密封するハードトップ型車輛のウェザストリップにおいて;前記リアウィンド・パネル(RWP)のリテーナ(RT)に固定される基底部(31)と、前記基底部(31)の車内側端部近傍から略直線状に立ち下げられる支柱部(32)と、前記基底部(31)の車外側端部近傍から車外側シールリップ部(34)とドアガラス・シールウォール部(35)を連続して略円弧状に立ち下げて前記支柱部(32)の下端部に一体的に連結するように成形される中空シール部(33)と、前記支柱部(32)の下端部から車内側に向けて突設される車内側シールリップ部(36)と、その長手方向に沿って接続される傾斜曲折延長部(37)とから成り、ドアガラス(DG)の上端縁近傍を密封するクォータピラ・ウェザストリップ(QPWS);横断面が略U字状のトリム部(41)と、前記トリム部(41)の両内側面に対設される複数個のリップ部(42)と、前記トリム部(41)の頂部に突設される中空シール部(43)と、前記トリム部(41)の車外側々壁から延伸するシールリップ部(44)と、その左右端末部から前記クォータピラ・ウェザストリップ(QPWS)の前記傾斜曲折延長部(37)と接続可能に延伸する端末延長部(45)とから成り、前記リアウィンド・パネル(RWP)の後方端縁に沿って上方に折り曲げ加工されたフランジ(FL)に前記リップ部(42)を介して取り付けられ、前記中空シール部(43)が前記トランクリッド(TL)における前方端縁近傍のインナパネルとの当接によって弾性変形して前記トランクリッド(TL)における前方端縁近傍のインナパネルと前記リアウィンド・パネル(RWP)の後方端縁との上下対向領域を密封するリアウィンド・ウェザストリップ(RWWS);横断面が略U字状のトリム部(51)と、前記トリム部(51)の両内側面に対設される複数個のリップ部(52)と、前記トリム部(51)の頂部に突設される中空シール部(53)とから成り、前記トランクルーム(TR)の左右端縁に沿って上方に折り曲げ加工されたフランジ(FL)に前記リップ部(52)を介して取り付けられ、前記中空シール部(53)が前記トランクリッド(TL)における左右端縁近傍のインナパネルとの当接によって弾性変形して前記トランクリッド(TL)における左右端縁近傍のインナパネルと前記トランクルーム(TR)の左右端縁との上下対向領域を密封するトランクリッド・ウェザストリップ(TLWS);とを具備して成り、前記トランクリッド・ウェザストリップ(TLWS)における前記中空シール部(53)の上面に対して少なくとも前記ルーフ部構造体が、一体的に接続する前記クォータピラ・ウェザストリップ(QPWS)の前記傾斜曲折延長部(37)と前記リアウィンド・ウェザストリップ(RWWS)の前記端末延長部(45)によって、連続した密封ラインを以って圧着し、更に、前記クォータピラ・ウェザストリップ(QPWS)の前記傾斜曲折延長部(37)と前記リアウィンド・ウェザストリップ(RWWS)の前記端末延長部(45)が、型成形によって一体的に接続されて成ることを特徴とするハードトップ型車輛のウェザストリップ。
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