JPH078319Y2 - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents
自動車用ウエザストリップInfo
- Publication number
- JPH078319Y2 JPH078319Y2 JP1988125817U JP12581788U JPH078319Y2 JP H078319 Y2 JPH078319 Y2 JP H078319Y2 JP 1988125817 U JP1988125817 U JP 1988125817U JP 12581788 U JP12581788 U JP 12581788U JP H078319 Y2 JPH078319 Y2 JP H078319Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trim
- weather strip
- door
- seal portion
- bridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は自動車ウエザストリップ、特に車体のドア開口
に沿って取付けるウエザストリップに関するものであ
る。
に沿って取付けるウエザストリップに関するものであ
る。
［従来技術］ 第１図に示すように、自動車車体のドア開口には、これ
に沿ってウエザストリップ１が取付けられている。ウエ
ザストリップ１は一般にゴムの押出成形体で、第５図に
示すようにドア開口のフランジに取付けられる断面ほぼ
Ｕ字形のトリム部11とその車外側の側面111から突出す
る中空状のシール部12とよりなり、ドア閉時にドアの外
周部がシール部12に押付けられる。なお、シール部12
は、図示のようにトリム部11と一体押出成形される場合
と、断面Ｄ字形のシール部を別に押出成形し、これをト
リム部の一方の側面に接着する場合がある。
に沿ってウエザストリップ１が取付けられている。ウエ
ザストリップ１は一般にゴムの押出成形体で、第５図に
示すようにドア開口のフランジに取付けられる断面ほぼ
Ｕ字形のトリム部11とその車外側の側面111から突出す
る中空状のシール部12とよりなり、ドア閉時にドアの外
周部がシール部12に押付けられる。なお、シール部12
は、図示のようにトリム部11と一体押出成形される場合
と、断面Ｄ字形のシール部を別に押出成形し、これをト
リム部の一方の側面に接着する場合がある。
［本考案が解決しようとする課題］ シール部12は本来、第５図の破線で示すように断面Ｄ字
形に成形されるが、ドア開口のコーナ部分Ｃ（第１図）
に沿いトリム部底面112を内径側として屈曲せしめる
と、実線で示すように下方（屈曲内径側）へ垂れ下って
つぶれた形状になる。この変形を防止するために、シー
ル部の肉厚を厚くする手段がとられ得るが、厚くすると
ドア閉力が大きくなって好ましくない。そこで本考案
は、ドア閉力の増大を伴なうことなくコーナ部分でのウ
エザストリップのシール部の変形を防止することを目的
とする。
形に成形されるが、ドア開口のコーナ部分Ｃ（第１図）
に沿いトリム部底面112を内径側として屈曲せしめる
と、実線で示すように下方（屈曲内径側）へ垂れ下って
つぶれた形状になる。この変形を防止するために、シー
ル部の肉厚を厚くする手段がとられ得るが、厚くすると
ドア閉力が大きくなって好ましくない。そこで本考案
は、ドア閉力の増大を伴なうことなくコーナ部分でのウ
エザストリップのシール部の変形を防止することを目的
とする。
［課題を解決するための手段］ 本考案のウエザストリップは、第２図ないし第４図に示
すように、断面Ｕ字形のトリム部11の車外側の側面111
に形成したシール部12は、これを横切るブリッヂ14を備
えている。ブリッヂ14は、トリム部側面111のトリム部
底面112寄りの部位と、シール部外側壁121のトリム部開
口端寄りの部位とをつなぎ、シール部内を斜めに横切る
方向としてある。
すように、断面Ｕ字形のトリム部11の車外側の側面111
に形成したシール部12は、これを横切るブリッヂ14を備
えている。ブリッヂ14は、トリム部側面111のトリム部
底面112寄りの部位と、シール部外側壁121のトリム部開
口端寄りの部位とをつなぎ、シール部内を斜めに横切る
方向としてある。
［作用］ ウエザストリップ１をそのコーナ部分において屈曲せし
めるとき、中空状シール部12はブリッヂ14が支えとなっ
て変形しない。またドア閉時にシール部12が外側からド
アで押し込まれるとき、ブリッヂ14はその傾斜により起
立方向へ容易に撓むからドア閉力はほとんど増大しな
い。
めるとき、中空状シール部12はブリッヂ14が支えとなっ
て変形しない。またドア閉時にシール部12が外側からド
アで押し込まれるとき、ブリッヂ14はその傾斜により起
立方向へ容易に撓むからドア閉力はほとんど増大しな
い。
［実施例］ 第１図ないし第４図に示す実施例において、車体のドア
開口にはこれに沿ってフランジ２が形成してあり、これ
にウエザストリップ１が装着される。
開口にはこれに沿ってフランジ２が形成してあり、これ
にウエザストリップ１が装着される。
ウエザストリップ１は、断面Ｕ字形のソリッドゴムのト
リム部11とその一方の側面111から突出して断面Ｄ字形
をなす中空状でスポンジゴムのシール部12とよりなり、
一体押出成形される。トリム部12には保形用の芯金15が
埋設されている。そしてトリム部12はその対向内面から
伸出するリップ13により上記フランジ２に保持され、ド
ア閉時に、シール部12はドアフレーム３で押付けられ
る。
リム部11とその一方の側面111から突出して断面Ｄ字形
をなす中空状でスポンジゴムのシール部12とよりなり、
一体押出成形される。トリム部12には保形用の芯金15が
埋設されている。そしてトリム部12はその対向内面から
伸出するリップ13により上記フランジ２に保持され、ド
ア閉時に、シール部12はドアフレーム３で押付けられ
る。
シール部12内にはブリッヂ14が一体に形成してある。ブ
リッヂ14はトリム部11の側壁111の下半部、即ちトリム
部11の底面112寄りの部位と、シール部12の外側壁121の
上半部、即ちトリム部11の開口端寄りの部位とを連結し
ており、トリム部側から斜め上方へ立上がる傾斜方向と
してある。ブリッヂ14はソリッドゴムでもよい。
リッヂ14はトリム部11の側壁111の下半部、即ちトリム
部11の底面112寄りの部位と、シール部12の外側壁121の
上半部、即ちトリム部11の開口端寄りの部位とを連結し
ており、トリム部側から斜め上方へ立上がる傾斜方向と
してある。ブリッヂ14はソリッドゴムでもよい。
上記のようにブリッヂ14を形成したウエザストリップ１
において、コーナ部分Ｃ（第１図）に沿い第２図に示す
ように屈曲せしめると、上記したようにシール部12の外
側壁にはこれを下方へ移動せしめる力が作用する。これ
によりブリッヂ14はトリム側の根元を中心として下方
（第４図の矢印方向）へ若干回動する。この回動により
ブリッヂ14の先端側は外方へ移動しシール部12の外側壁
121を外方へ押上げようとする。そしてこの押上げ力と
シール部12の下方への移動力とがバランスすることで、
シール部12は第５図に示すような垂れ下がったつぶれ形
状となることなく、第４図に示すようなＤ字形に保持さ
れるのである。
において、コーナ部分Ｃ（第１図）に沿い第２図に示す
ように屈曲せしめると、上記したようにシール部12の外
側壁にはこれを下方へ移動せしめる力が作用する。これ
によりブリッヂ14はトリム側の根元を中心として下方
（第４図の矢印方向）へ若干回動する。この回動により
ブリッヂ14の先端側は外方へ移動しシール部12の外側壁
121を外方へ押上げようとする。そしてこの押上げ力と
シール部12の下方への移動力とがバランスすることで、
シール部12は第５図に示すような垂れ下がったつぶれ形
状となることなく、第４図に示すようなＤ字形に保持さ
れるのである。
一方、第３図に示すようにドアが閉められてドアフレー
ム３によりシール部12の外側壁121が押付けられたと
き、ブリッヂ14はトリム部11の側面111に沿う起立方向
へは容易に回動するから、ブリッヂ14によるドア閉力の
増大はほとんどない。
ム３によりシール部12の外側壁121が押付けられたと
き、ブリッヂ14はトリム部11の側面111に沿う起立方向
へは容易に回動するから、ブリッヂ14によるドア閉力の
増大はほとんどない。
［考案の効果］ ウエザストリップにおけるシール部のコーナ部分はブリ
ッヂを設けたことで直線部分とほぼ同じ断面形状が維持
されるから、ウエザストリップは全長にわたり均一なシ
ール性が発揮され、かつブリッヂを設けたことでドア閉
力が増大することはほとんどない。
ッヂを設けたことで直線部分とほぼ同じ断面形状が維持
されるから、ウエザストリップは全長にわたり均一なシ
ール性が発揮され、かつブリッヂを設けたことでドア閉
力が増大することはほとんどない。
第１図はウエザストリップが装着された車体のドア開口
の正面図、第２図ないし第４図は本考案の実施例を示
し、第２図はウエザストリップのコーナ部分を示す斜視
図、第３図は第１図のIII−III線に沿う位置でのドア閉
時のウエザストリップの断面図、第４図は第２図のIV−
IV線に沿う断面図、第５図は従来のウエザストリップの
コーナ部分の断面図である。 １……ウエザストリップ 11……トリム部 111……トリム部側面 112……トリム部底面 12……シール部 121……シール部外側壁 14……ブリッヂ ２……ドア開口のフランジ ３……ドア
の正面図、第２図ないし第４図は本考案の実施例を示
し、第２図はウエザストリップのコーナ部分を示す斜視
図、第３図は第１図のIII−III線に沿う位置でのドア閉
時のウエザストリップの断面図、第４図は第２図のIV−
IV線に沿う断面図、第５図は従来のウエザストリップの
コーナ部分の断面図である。 １……ウエザストリップ 11……トリム部 111……トリム部側面 112……トリム部底面 12……シール部 121……シール部外側壁 14……ブリッヂ ２……ドア開口のフランジ ３……ドア
Claims (1)
- 【請求項１】自動車車体のドア開口に沿って取付けるウ
エザストリップであって、ドア開口に形成したフランジ
に組付けられる断面ほぼＵ字形のトリム部と、トリム部
の車外側の側面に形成されてドア閉時にドアの外周部が
押付られる中空状のシール部を備えたウエザストリップ
において、中空状のシール部内に、該シール部内を斜め
方向に横切って、トリム部側面のトリム部底面寄りの部
位と、シール部外側壁のトリム部開口端よりの部位とを
つなぐブリッヂを形成したことを特徴とする自動車用ウ
エザストリップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988125817U JPH078319Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 自動車用ウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988125817U JPH078319Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 自動車用ウエザストリップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0245858U JPH0245858U (ja) | 1990-03-29 |
| JPH078319Y2 true JPH078319Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31376758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988125817U Expired - Lifetime JPH078319Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 自動車用ウエザストリップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078319Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008137430A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Toyoda Gosei Co Ltd | オープニングトリムウエザストリップ |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006096119A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | ウエザーストリップ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6167257U (ja) * | 1984-10-08 | 1986-05-08 |
-
1988
- 1988-09-26 JP JP1988125817U patent/JPH078319Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008137430A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Toyoda Gosei Co Ltd | オープニングトリムウエザストリップ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0245858U (ja) | 1990-03-29 |
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