JP2008137430A - オープニングトリムウエザストリップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】オープニングトリムウエザストリップ10は、取付基部20と中空シール部30を有する。中空シール部30は、ドアに当接するスポンジ材から形成された当接シール壁31と、取付基部20の車外側側壁21の底壁側から延設され当接シール壁31の他端に連続して当接シール壁31を保持するするシール部連結壁35とで構成される。中空シール部30の中空室内部にブリッジ部36を形成し、ブリッジ部36の一端は、シール部連結壁35の根元部35bの車外側側壁21から若干離れた部分から延設され、他端が当接シール壁31の内面に連続して形成される。ブリッジ部36は、車外側側壁21とのなす角度が15°〜45°である。
【選択図】図1
Description
なお、図1に示すように、フランジ7は、車体開口部周縁6を規定しているアウターパネル9の先端と車内側のインナーパネル8の先端等とによって形成されている。
トリム部120は、車外側側壁121、車内側側壁122及び、底壁123から形成され、車体開口部周縁6に形成されたフランジ7を把持して、オープニングトリムウエザストリップ110を車体開口部の全周に亘り保持する。トリム部120は、ソリッド材又は微発泡材で形成され、内部にインサート部材126が埋設され、内面にはフランジ7を保持する車外側保持リップ124と車内側保持リップ125が形成され、フランジ7を保持している。
しかし、このブリッジ136は、トリム部120の車外側側壁121から直接中空シール部130のシール壁方向に延びているため、車外側側壁121とブリッジ136とのなす角度が大きくなる傾向にある。
この場合には、ブリッジ136は、中空シール部130のシール壁が潰れるのを防止することはできるが、ドア閉時にドアに対して突っ張り力となり、ドア閉力が大きくなってしまうこととなった。
オープニングトリムウエザストリップは、車体開口部周縁に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に設けられドアに当接してドアと車体開口部周縁との間をシールする中空シール部を有し、
取付基部は、少なくとも車外側側壁と底壁を有し、
中空シール部は、車外側側壁の先端側から一端が延設されドアが閉じられたときにドアに当接するスポンジ材から形成された当接シール壁と、車外側側壁の底壁側から延設され当接シール壁の他端に連続して当接シール壁を保持するするシール部連結壁とで構成されるとともに、シール部連結壁と当接シール壁と車外側側壁とで構成される中空室内部にブリッジ部を形成し、ブリッジ部の一端は、シール部連結壁の根元部の車外側側壁から若干離れた部分から延設され、他端が当接シール壁の内面に連続して形成されるとともに、ブリッジ部は、車外側側壁とのなす角度が15°〜25°であるオープニングトリムウエザストリップである。
中空シール部は、車外側側壁の先端側から一端が延設されドアが閉じられたときにドアに当接するスポンジ材から形成された当接シール壁を有するため、ドア閉時にドアフレームの凹凸や曲がり形状に合わせて柔軟に当接し、シール性を確保することができる。
ブリッジ部が車外側側壁とのなす角度が15°〜25°であるため、ドア閉時にドア閉力を増加させることが少なく、コーナー部に取付けたときに、中空シール部が潰れることを防止することができる。
シール部連結壁は、ソリッド材で形成されたため、中空シール部が取付基部よりも大きく形成された場合でも中空シール部を確実に保持することができる。
ブリッジ部は、根元部の屈曲部分から延設され、当接シール壁の内面に連続して形成されたため、ブリッジ部を車外側側壁から離して形成することができ、ブリッジ部と車外側側壁との間の角度が小さくても、中空シール部のシール壁の根元部分から離れた部分と連続することができる。このため、中空シール部の内部のブリッジ部で仕切られた中空室を大きくすることができ、オープニングトリムウエザストリップの製造が容易である。
ブリッジ部の車外側側壁とのなす角度が15°〜25°であるため、ドア閉時にドア閉力を増加させることが少なく、コーナー部に取付けたときに、中空シール部が潰れることを防止することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態のオープニングトリムウエザストリップ10の図3における車体開口部周縁6に装着された状態の図4におけるA−A線に沿った部分の断面図である。図2は、本発明の第2の実施の形態のオープニングトリムウエザストリップ10の図4におけるA−A線に沿った部分の断面図である。
図3は自動車のドアを開いた状態において、車体を斜め後方から見た、車体開口部周縁6を示す斜視図である。図4は、車体開口部周縁6に装着されるオープニングトリムウエザストリップ10の全体の正面図である。
フランジ7は、車体1の車体開口部周縁6の部位により、溶接されるパネルの数が2枚〜8枚程度まで変化する。
また、オープニングトリムウエザストリップ10の押出成形部12の端末同士を装着前に接着剤で接着して環状にしてもよい。
オープニングトリムウエザストリップ10は、フランジ7に取付けられる断面略U字形のトリム部(取付基部)20と、トリム部20に一体的に形成され、ドアのドアフレーム膨出部に当接して、ドアと車体開口部周縁6との間をシールする中空状の中空シール部30を有する。
中空シール部30は、当接シール壁31、シール部連結壁35、ブリッジ部36及びカバーリップ34から形成される。
当接シール壁31は、ドア閉時にドアフレーム2に当接するように、スポンジ材から形成されているため、柔軟性に富み、ドア閉時にドアフレーム2の凹凸や曲がり形状に合わせて柔軟に当接し、シール性を確保することができる。
当接シール壁31の他方の先端の第2シール壁根元部32は、シール部連結壁35と連続して形成されている。このため、車外側側壁21、シール部連結壁35及び当接シール壁31とで中空室を形成している。
なお、当接シール壁31には、空気抜き穴39を設けることができる。
シール部連結壁35は、その根元部35bが車外側側壁21から略垂直方向に若干延設され、さらに、その根元部35bから屈曲して本体部35aが当接シール壁31の先端方向、即ち、底壁23の外面よりもはみ出して形成される。このため、当接シール壁31を大きく形成することができ、ドアフレーム2に当接する部分を大きくすることができる。
トリム部20は硬質の材料で形成され、大部分はソリッドゴム等で形成されている。
車外側側壁21の外面には、上述のように中空シール部30が一体的に形成され、内面には、車外側保持リップ24が複数形成されている。フランジ7がトリム部20内に挿入されたときに、車外側保持リップ24がフランジ7の車外側の側面に当接して、トリム部20を保持することができる。
なお、ブリッジ部36の形成方向は、本実施の形態では、車外側側壁21とのなす角度は25°〜45°である。
このオープニングトリムウエザストリップ10は、押出成形により成形され、トリム部20と、シール部連結壁35を構成するソリッド材、インサート部材27と中空シール部30の当接シール壁31を構成するスポンジ材を押出成形機で一体に押出すことができる。ブリッジ部36は、ソリッド材の場合はトリム部20と一緒に、スポンジ材の場合は当接シール壁31と一緒に押出成形される。
その後、ゴムの場合は、通常の方法により加硫、その後所定長さに切断され、熱可塑性エラストマーの場合は、冷却固化し、その後、所定長さに切断されて形成される。
7 フランジ
10 オープニングトリムウエザストリップ
20 トリム部(取付基部)
21 車外側側壁
22 車内側側壁
23 底壁
30 中空シール部
31 当接シール壁
34 カバーリップ
35 シール部連結壁
36 ブリッジ部
Claims (5)
- 自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールするオープニングトリムウエザストリップにおいて、
該オープニングトリムウエザストリップは、上記車体開口部周縁に設けられるフランジに取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に設けられ上記ドアに当接して上記ドアと上記車体開口部周縁との間をシールする中空シール部を有し、
上記取付基部は、少なくとも車外側側壁と底壁を有し、
上記中空シール部は、上記車外側側壁の先端側から一端が延設され上記ドアが閉じられたときに上記ドアに当接するスポンジ材から形成された当接シール壁と、上記車外側側壁の底壁側から延設され上記当接シール壁の他端に連続して上記当接シール壁を保持するするシール部連結壁とで構成されるとともに、該シール部連結壁と上記当接シール壁と、上記車外側側壁とで構成される中空室内部にブリッジ部を形成し、該ブリッジ部の一端は、上記シール部連結壁の根元部の上記車外側側壁から若干離れた部分から延設され、他端が上記当接シール壁の内面に連続して形成されるとともに、上記ブリッジ部は、上記車外側側壁とのなす角度が15°〜45°であることを特徴とするオープニングトリムウエザストリップ。 - 上記ブリッジ部と上記シール部連結壁は、ソリッド材で形成され、上記ブリッジ部と車外側側壁とのなす角度は15°〜25°である請求項1に記載のオープニングトリムウエザストリップ。
- 上記ブリッジ部は、スポンジ材で形成され、上記シール部連結壁は、ソリッド材で形成され、上記ブリッジ部と車外側側壁とのなす角度は25°〜45°である請求項1に記載のオープニングトリムウエザストリップ。
- 上記シール部連結壁は、根元部が上記車外側側壁から略垂直方向に若干延設され、該根元部から本体部が上記当接シール壁の先端方向に屈曲して形成され、上記ブリッジ部は、上記根元部の屈曲部分から延設され、上記当接シール壁の内面に連続して形成された請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のオープニングトリムウエザストリップ。
- 上記シール部連結壁と上記当接シール壁の接合部分から上記当接シール壁の延長方向にカバーリップが形成されている請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のオープニングトリムウエザストリップ。
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