JP2853413B2 - ドアガラスランの取付構造 - Google Patents

ドアガラスランの取付構造

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JP2853413B2 JP3278372A JP27837291A JP2853413B2 JP 2853413 B2 JP2853413 B2 JP 2853413B2 JP 3278372 A JP3278372 A JP 3278372A JP 27837291 A JP27837291 A JP 27837291A JP 2853413 B2 JP2853413 B2 JP 2853413B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
    • B60J10/74Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車ドアのドアガラス
ランの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、自動車ドア1のドア
フレーム2には、その内周に沿って、ドアガラス3の昇
降をガイドし、ドアガラス3が閉じられたときに、その
外周をシールするドアガラスラン(以下、ガラスランと
いう)6が取付けられている(実開昭57−45416
号)。
【0003】その取付構造としては、断面コ字形のドア
フレームの開口側に、ドアフレームよりも浅い同じく断
面コ字形の、チャンネル部材を嵌入固着して両者の底面
間に閉断面を形成し、チャンネル部材の開口側からガラ
スランを嵌着した構造のものが用いられている。
【0004】この構造では、ドアフレームはその大きさ
の割りに閉断面の面積が小さくなってドアフレームの剛
性上、不利であり、また、ドアフレームとチャンネル部
材を溶接しなければならない。
【0005】一方、図5(図1のA−A線に沿う位置で
の断面)に示すように、断面L字形のドアフレーム2の
内周側に断面L字形でドアフレーム2とは別体のドアガ
ラスラン保持部材(以下、ガラスラン保持部材という)
4をねじ締め固定して該部材4とドアフレーム2とで断
面コ字形のチャンネル部5を形成し、このチャンネル部
5にガラスラン6を嵌着した構造のものがある。
【0006】この構造では、ガラスラン保持部材4は、
その側壁41が外観に現れてドアフレーム2に沿うドア
モールとしての役割を持つもので、ドアフレーム2まわ
りの意匠上、ガラスラン保持部材4は一般にドアフレー
ム2の縦枠部2Aから横枠部側へと一連に取付けられ
る。特に縦枠部2Aの上端コーナ部Cの内周が直角状で
はなく、図1に示すように曲率半径の大きい円弧をなす
場合には、縦枠部2Aのみにモールを形成すると上端コ
ーナ部Cにおける見栄えが著しく損なわれるので、ガラ
スラン保持部材4をドアフレーム2の横枠部へと全長に
設ける必要があり、構造上の制約がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ドアフレー
ムの剛性が確保され、かつガラスラン保持部材も必要最
小限の範囲に設ければよく、構造簡単なガラスランの取
付け構造を提供することを課題としてなされたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は図2に示すよう
に、ドアフレーム2の内周面を平面部210とフランジ
23とで断面L字形に形成し、ドアフレーム2にはその
縦枠部2Aの内周面に上記フランジ23と対向する側壁
41を有し上記内周面に断面コ字形のチャンネル部5を
形成するガラスラン保持部材4を設ける。一方、ガラス
ラン6は押出成形の縦部材6Aと水平部材6Bが型成形
コーナ部6Cで接続してあり、縦部材6Aおよびこれを
接続する型成形コーナ部6Cの垂直部分をそれらに共通
の断面コ字形の基部61により上記縦枠部2Aのチャン
ネル部5に嵌着する。そして上記基部61の外側壁62
の内部に、上記縦部材6Aから型成形コーナ部6Cの垂
直部の上端に至る上下方向に延びる溝63、63aを
成し、上記基部61を上記チャンネル部5に嵌着すると
ともに、上記ガラスラン保持部材4の側壁41を上記外
側壁62の溝63、63aに圧入することで、上記側壁
41が上記外側壁62で被覆された状態でドアガラスラ
ン6をドアフレーム2に係止せしめる構造とする。
【0009】
【作用】本発明ではガラスラン保持部材4はドアフレー
ム2の縦枠部2Aのみに設けられているが、外観に現れ
ないから意匠上の制約を受けない。またドアガラス下降
時において、ガラスラン6の縦部材6Aにはこれを下方
へずらそうとする力が作用するが、型成形コーナ部の垂
直部分に形成した溝の上部終端がガラスラン保持部材4
の側壁41の上端で受けられているから縦部材6Aが下
方へずれることがなく、ガラスラン6の保持性が良好で
ある。
【0010】
【実施例】図1および図2に示す実施例において、自動
車ドア1のドアフレーム2は、アウタパネル21とイン
ナパネル22とで閉断面を形成し、内周側にフランジ2
3が突出している。アウタパネル21はその外面からほ
ぼ直角に車内方向へ折れて平面部210を形成し、平面
部210とフランジ23で断面L字形のドアフレーム内
周面を形成している。
【0011】ドアフレーム2の縦枠部2Aには、その平
面部210にガラスラン保持部材4がクリップ7にて固
着してある。ガラスラン保持部材4は断面L字形で、縦
枠部2Aの上端コーナ部Cの直下から下端に至る直線部
分に一連に取付けてある。ガラスラン保持部材4の車外
側の側壁41は、ドアフレーム2の外面よりやや内側に
位置してフランジ23と対向し、ガラスラン保持部材4
とアウタパネル21とで断面コ字形のチャンネル部5を
形成している。
【0012】一方、ガラスラン6はドアフレーム2の縦
枠部2Aに取付けられる押出成形の縦部材6Aと、ドア
フレーム2の水平枠部に取付けられる水平部材6Bと、
これ等を型成形で接続したコーナ部6Cを備えている。
縦部材6Aおよび水平部材6Bには、いずれも断面U字
形のトリム部60が一体に形成してある。縦部材6Aの
基部61は断面コ字形で、開口両端からはそれぞれドア
ガラス3の両面を挟むリップ64が伸び出している。水
平部材6Bは断面コ字形の基部61aとその開口を閉じ
るシール壁61bとで中空状をなし、シール壁61bが
ドアガラス閉時にドアガラス3の上縁で押上げられるよ
うになっている。
【0013】ガラスラン6の縦部材6Aの車外側の側壁
62は、先端が反転する断面U字形をなし、中央に溝6
3が形成されている。縦部材6Aに接続する型成形コー
ナ部6Cの垂直部分は、縦部材6Aとほぼ同じ断面形状
を有している。垂直部分には、縦部材6Aの溝63を延
長する溝63aが形成してある。溝63aは垂直部分上
の湾曲開始部まで延在しており、上端は袋状となって
いる。縦部材6A、型成形コーナ部6Cおよび水平部材
6Bの車外側の側壁の外面は面一かつ一連に連なってい
る。
【0014】ガラスラン6の縦部材6Aおよびそれに連
なる型成形コーナ部6Cの垂直部分は、その基部61を
ドアフレーム2の縦枠部2Aに形成したチャンネル部5
に嵌入し、同時に溝63、63aにガラスラン保持部材
4の側壁41を圧入し、かつトリム部60をフランジ2
3に係着せしめることで、縦枠部2Aにしっかりと取付
けられる。なお、ガラスラン6の水平部材6Bは、これ
と一体のトリム部60によりドアフレーム2の横枠部に
形成されたフランジに保持せしめられる。
【0015】しかしてドアガラス3の上昇時、ガラスラ
6の縦部材6Aはドアガラス3の摺動抵抗を受ける
が、基部61およびトリム部60で保持されるととも
に、基部61の側壁62と、その溝63、63aに圧入
されたガラスラン保持部材4の側壁41とが圧着してお
り、かつ水平部材6Bがドアフレーム2の水平枠部によ
り上方への移動が規制されているから上方への位置ずれ
が生じることはない。また、ドアガラス3の下降時、型
成形コーナ部6Cに形成された溝63aの袋状となった
上部終端がガラスラン保持部材4の側壁41の上端と係
合して受けられているから上記縦部材6Aが下方へずれ
ることはない。また、ガラスラン保持部材4の側壁41
はガラスラン6の車外側の側壁で被覆されて外観に現れ
ないから、意匠上の制約を受けない。従って特にガラス
ラン6の保持力が要求されるドアフレーム2の縦枠部2
Aのみにガラスラン保持部材4を設けても、ドアフレー
ム2まわりの意匠バランスを損ねることはない。また、
ドアフレーム2も大きな閉断面構造が確保される。
【0016】図3は第2の実施例を示すもので、ドアフ
レーム2のフランジ23にはアウタパネル21側の先端
に屈曲延出部231を形成し、ガラスラン基部61の外
面から突出する突起611と係合するようにしてある。
これにより、ガラスラン6のドアフレーム2からの抜け
止めが強化される。他の構造は上記第1の実施例と同じ
である。
【0017】図4は第3の実施例を示すもので、ガラス
ラン保持部材4はコ字形断面形状としてある。この場合
は、ガラスラン6を予めガラスラン保持部材4に組み込
んでおき、ガラスラン保持部材4とともにガラスラン6
をクリップ7などでワンタッチでドアフレーム2に組付
けることができる。他の構造は上記第1の実施例と同じ
である。
【0018】
【発明の効果】本発明のガラスラン取付構造は、構造が
簡素でガラスラン保持部材の設置も必要最小限とするこ
とができて軽量化に貢献し、かつガラスラン保持部材で
ドアフレームまわりの意匠性が制約されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される自動車ドアの正面図であ
る。
【図2】本発明によるドアガラスランのコーナ部の外観
および該ドアガラスランの図1のA−A線に沿う位置で
の取付状態の断面を示す図である。
【図3】本発明による他のドアガラスランの図1のA−
A線に沿う位置での取付状態の断面を示す図である。
【図4】本発明による更に他のドアガラスランの図1の
A−A線に沿う位置での断面を示す図である。
【図5】従来のドアガラスランの取付構造の断面を示す
図である。
【符号の説明】
1 自動車ドア 2 ドアフレーム 210 平面部 23 フランジ 2A 縦枠部 3 ドアガラス 4 ドアガラスランの保持部材 41 側壁 5 チャンネル部 6 ドアガラスラン6A 縦部材 6B 水平部材 6C 型成形コーナ部 61 基部 62 外側壁63、63a 溝 7 クリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−42331(JP,A) 特開 昭60−151119(JP,A) 特開 平4−297321(JP,A) 特開 昭58−73419(JP,A) 実開 昭63−162626(JP,U) 実開 平3−26616(JP,U) 実開 平2−107516(JP,U) 実開 平1−95419(JP,U) 実開 昭63−77813(JP,U) 実開 昭61−21617(JP,U) 実開 昭55−52414(JP,U) 実公 昭26−13811(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 10/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形の縦部材および水平部材を型成
    形コーナ部で接続してなるドアガラスランを、自動車の
    ドアフレームの内周に沿って取付けるドアガラスランの
    取付構造において、ドアフレームの内周面を、平面部と
    該平面部から突出するフランジとで断面L字形に形成
    し、ドアフレームにはその縦枠部の内周面に、上記フラ
    ンジと対向する側壁を有し上記内周面とで断面コ字形の
    チャンネル部を形成するドアガラスラン保持部材を設け
    る一方、ドアフレームの縦枠部に取付けられるドアガラ
    スランの縦部材および型成形コーナ部の垂直部分の断面
    コ字形の基部の外側壁には、その内部に上記縦部材から
    垂直部分の上端に至る上下方向に延びる溝を形成し、
    基部を上記チャンネル部に嵌着するとともに、ドアフレ
    ームの縦枠部に設けたドアガラスラン保持部材の上記側
    壁をドアガラスランの上記溝に圧入して、ドアガラスラ
    ンをドアフレームに係止せしめることを特徴とするドア
    ガラスランの取付構造。
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JPS60151119A (ja) * 1984-01-18 1985-08-09 Nissan Motor Co Ltd グラスランの取付構造
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