JPH083667Y2 - 戸当り用パッキング - Google Patents
戸当り用パッキングInfo
- Publication number
- JPH083667Y2 JPH083667Y2 JP5452390U JP5452390U JPH083667Y2 JP H083667 Y2 JPH083667 Y2 JP H083667Y2 JP 5452390 U JP5452390 U JP 5452390U JP 5452390 U JP5452390 U JP 5452390U JP H083667 Y2 JPH083667 Y2 JP H083667Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- mounting portion
- packing
- hollow seal
- soft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、家屋等の扉の開閉時に弾接する戸当り用パ
ッキングに関する。
ッキングに関する。
「従来の技術」 第5図に示すように、従来の戸当り用パッキング20
は、扉開口枠溝4に固着する取付部端21a,21bから膨立
し円弧部20aからなる中空シール部からなっていた。そ
して、第6図のように取付部21が開口枠溝4に接着材23
を介して固着するのであるが、これには次のような欠点
があった。即ち、取付部両端21a,21bから円弧部20aが膨
立しているために、扉3の閉止時に扉面3aが開口枠溝4
に固着しているパッキング20の円弧部20aに弾接すると
該円弧部20aが平らに撓み膨立部22が縦方向に無理に圧
縮される為にパッキング20は撓み初めから終りまで扉3
の閉止力に対して強い反発力を有するので扉3の閉止が
困難という影響があった。また、パッキング20の取付作
業で開口枠溝4と取付部21との間に接着剤23を塗布する
作業に手間を要して難しく能率が上がらなかった。前記
固着されたパッキング20の取付部21との間には経年と共
に雨水が侵入したり、あるいは、塵埃が堆積したりして
パッキング20が外れ易くなると言う問題があった。
は、扉開口枠溝4に固着する取付部端21a,21bから膨立
し円弧部20aからなる中空シール部からなっていた。そ
して、第6図のように取付部21が開口枠溝4に接着材23
を介して固着するのであるが、これには次のような欠点
があった。即ち、取付部両端21a,21bから円弧部20aが膨
立しているために、扉3の閉止時に扉面3aが開口枠溝4
に固着しているパッキング20の円弧部20aに弾接すると
該円弧部20aが平らに撓み膨立部22が縦方向に無理に圧
縮される為にパッキング20は撓み初めから終りまで扉3
の閉止力に対して強い反発力を有するので扉3の閉止が
困難という影響があった。また、パッキング20の取付作
業で開口枠溝4と取付部21との間に接着剤23を塗布する
作業に手間を要して難しく能率が上がらなかった。前記
固着されたパッキング20の取付部21との間には経年と共
に雨水が侵入したり、あるいは、塵埃が堆積したりして
パッキング20が外れ易くなると言う問題があった。
「考案が解決しようとする課題」 本考案は、このような問題点を解決するために案出な
されたもので、戸当り用パッキングの形状を機能化して
取付性を容易にし、扉の閉止時に対する反発力を軽減さ
せ、長期に渡り取付状態が確実に保持され得るようにし
た戸当り用パッキングを提供しようとするものである。
されたもので、戸当り用パッキングの形状を機能化して
取付性を容易にし、扉の閉止時に対する反発力を軽減さ
せ、長期に渡り取付状態が確実に保持され得るようにし
た戸当り用パッキングを提供しようとするものである。
「課題を解決するための手段」 本考案は、取付部及び中空シール部からなるゴム製の
パッキングであって、前記取付部は硬質取付部10本体の
両側に軟質7、硬質8リップが夫々突設してあり、前記
軟質中空シール部5は該取付部本体の上面10cに突設さ
れており、これの内壁面6の長手方向には内周方向に波
形状6aを呈するように順次凸凹条を一体押出成形にした
ことに特徴がある。
パッキングであって、前記取付部は硬質取付部10本体の
両側に軟質7、硬質8リップが夫々突設してあり、前記
軟質中空シール部5は該取付部本体の上面10cに突設さ
れており、これの内壁面6の長手方向には内周方向に波
形状6aを呈するように順次凸凹条を一体押出成形にした
ことに特徴がある。
「作用」 第3図に示すように、扉3が開口枠1の方向に閉じる
と、取付部10本体の上面10cに突設された軟質中空シー
ル部5は扉面3aに弾接し、押出されることにより、弾接
した撓み面5aが徐々に沈み込みシール部5が内壁面6に
向かって横方向に膨出する。そして、中空シール部5の
内壁面6の長手方向には波形状6aの凸凹条を形成してい
る為、押圧力を分散するのである。従って扉3への閉止
反発力が上昇することなく軟質中空シール部5の原形に
復元する反発力は軽減するので扉面3aとの気密性は増大
する。また、戸当りパッキング2の圧縮荷重による撓み
量変化は第7図に示すグラフで表されているが撓み面5a
が沈み込み該撓み面5a内側の波形状6aの凸凹条と取付部
上面10cとが接触した状態では、下記グラフのカーブの
P点に相当する。カーブ上のP点は、取付部上面10cと
取付部下面10dとの高さを変更することにより任意に設
定することができる。これにより、扉3の閉止時の反発
力を軽減することができ、戸当りパッキング2の取付作
業時の煩わしさがなくなり容易に取付をすることができ
るのである。
と、取付部10本体の上面10cに突設された軟質中空シー
ル部5は扉面3aに弾接し、押出されることにより、弾接
した撓み面5aが徐々に沈み込みシール部5が内壁面6に
向かって横方向に膨出する。そして、中空シール部5の
内壁面6の長手方向には波形状6aの凸凹条を形成してい
る為、押圧力を分散するのである。従って扉3への閉止
反発力が上昇することなく軟質中空シール部5の原形に
復元する反発力は軽減するので扉面3aとの気密性は増大
する。また、戸当りパッキング2の圧縮荷重による撓み
量変化は第7図に示すグラフで表されているが撓み面5a
が沈み込み該撓み面5a内側の波形状6aの凸凹条と取付部
上面10cとが接触した状態では、下記グラフのカーブの
P点に相当する。カーブ上のP点は、取付部上面10cと
取付部下面10dとの高さを変更することにより任意に設
定することができる。これにより、扉3の閉止時の反発
力を軽減することができ、戸当りパッキング2の取付作
業時の煩わしさがなくなり容易に取付をすることができ
るのである。
「実施例」 第1図は建物用戸当りの斜視図で、戸当りパッキング
2は、開口枠溝4に装着するものである。第3図は、第
1図のA−A線断面図で、戸当り構造の断面を示す。第
2図の戸当りパッキング2は、取付部10と中空シール部
5からなり取付部10は硬質取付部本体の両側に軟質7、
硬質8リップが夫々突設してあり、前記軟質中空シール
部5は、取付部10本体の上面に突設され、内壁面6aの長
手方向には内周方向に波形状6aを呈するように順次凸凹
条を形成されている。第3図は、軟質中空シール部5が
開口枠1の内向部材11に向くようにして、取付部10を開
口枠溝4に取付ると、取付部10本体の両側から突設して
いる軟質7、硬質8リップが内向部材11と開口枠溝両縁
4aに強固に当接され、取付部10本体の上面に突設された
軟質中空シール部5は扉面3aの押圧により横方向に膨出
するようにしている。
2は、開口枠溝4に装着するものである。第3図は、第
1図のA−A線断面図で、戸当り構造の断面を示す。第
2図の戸当りパッキング2は、取付部10と中空シール部
5からなり取付部10は硬質取付部本体の両側に軟質7、
硬質8リップが夫々突設してあり、前記軟質中空シール
部5は、取付部10本体の上面に突設され、内壁面6aの長
手方向には内周方向に波形状6aを呈するように順次凸凹
条を形成されている。第3図は、軟質中空シール部5が
開口枠1の内向部材11に向くようにして、取付部10を開
口枠溝4に取付ると、取付部10本体の両側から突設して
いる軟質7、硬質8リップが内向部材11と開口枠溝両縁
4aに強固に当接され、取付部10本体の上面に突設された
軟質中空シール部5は扉面3aの押圧により横方向に膨出
するようにしている。
「考案の効果」 この考案によれば、扉を閉止時の戸当りパッキング2
の反発力が小さくしかも閉止終了時の反発力は少し上昇
して扉をスムーズに閉じることが出来ると共に、扉閉止
後の気密性を増大するので従来の戸当りパッキングに劣
ることなく容易に取付作業ができるので雨水が侵入した
り、塵埃が堆積することがないという効果がある。
の反発力が小さくしかも閉止終了時の反発力は少し上昇
して扉をスムーズに閉じることが出来ると共に、扉閉止
後の気密性を増大するので従来の戸当りパッキングに劣
ることなく容易に取付作業ができるので雨水が侵入した
り、塵埃が堆積することがないという効果がある。
第1図は、建物用戸当りでこの考案の装着箇所を示す斜
視図。第2図は本考案の断面図。第3図は第1図A−A
線要部拡大断面図、第4図は、戸当たりパッキングの圧
縮荷重−撓み量のグラフである。第5図は、従来の断面
図。第6図は、従来の戸当りパッキングを戸当り開口枠
溝に取付けた要部拡大断面図である。 図中の主要な符号は次の通りである。 1……開口枠 2……戸当りパッキング 3……扉 3a……扉面 4……開口枠溝 5……軟質中空シール部 6……内壁面 6a……波形状 10……取付部 10a,b……取付部端面 10c……取付部上面 10d……取付部下面
視図。第2図は本考案の断面図。第3図は第1図A−A
線要部拡大断面図、第4図は、戸当たりパッキングの圧
縮荷重−撓み量のグラフである。第5図は、従来の断面
図。第6図は、従来の戸当りパッキングを戸当り開口枠
溝に取付けた要部拡大断面図である。 図中の主要な符号は次の通りである。 1……開口枠 2……戸当りパッキング 3……扉 3a……扉面 4……開口枠溝 5……軟質中空シール部 6……内壁面 6a……波形状 10……取付部 10a,b……取付部端面 10c……取付部上面 10d……取付部下面
Claims (1)
- 【請求項1】家屋等の開閉部における開口側枠体に固着
し戸、扉等の開閉体と弾接させて密封を保持する取付部
及び中空シール部からなるゴム製のパッキングであっ
て、前記取付部は硬質取付部本体の両側に夫々軟、硬質
リップが突設してあり、前記軟質中空シール部は該取付
部本体の上面に突設されており、これの内壁面の長手方
向には内周方向に波形状を呈するように順次凸凹条を形
成したことを特徴とする戸当り用パッキング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5452390U JPH083667Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 戸当り用パッキング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5452390U JPH083667Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 戸当り用パッキング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0413789U JPH0413789U (ja) | 1992-02-04 |
JPH083667Y2 true JPH083667Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31576666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5452390U Expired - Lifetime JPH083667Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 戸当り用パッキング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083667Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008069560A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Bunka Shutter Co Ltd | 緩衝部材および該緩衝部材を用いる開閉装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7449101B2 (ja) * | 2020-01-27 | 2024-03-13 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置 |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP5452390U patent/JPH083667Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008069560A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Bunka Shutter Co Ltd | 緩衝部材および該緩衝部材を用いる開閉装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0413789U (ja) | 1992-02-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |