JPH087284Y2 - 窓パネル - Google Patents

窓パネル

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JPH087284Y2
JPH087284Y2 JP1993023814U JP2381493U JPH087284Y2 JP H087284 Y2 JPH087284 Y2 JP H087284Y2 JP 1993023814 U JP1993023814 U JP 1993023814U JP 2381493 U JP2381493 U JP 2381493U JP H087284 Y2 JPH087284 Y2 JP H087284Y2
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JP
Japan
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pipe
sleeve
opening
window
panel
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JP1993023814U
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JPH0678721U (ja
Inventor
隆 芦田
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Nissei Kinzoku Co Ltd
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Nissei Kinzoku Co Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、窓枠内にエアコン用の
配管を通したときに生じる隙間を塞ぐために窓枠に取り
付けられる窓パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】窓枠内にエアコン用の配管を通したとき
に生じる隙間を塞ぐために、各種の窓パネルが市販され
ている。従来の代表的な窓パネルは次の2つである。
【0003】1つは、図1(A)に示すように、窓枠の
高さに応じて長さが調節されるパネル本体10の上部
に、配管40が貫通する円形の開口部を設けたものであ
る。開口部に挿通された配管40の外側に生じる隙間を
塞ぐために、開口部には環状のパッキン60が嵌合され
る。
【0004】今1つの窓パネルは、図1(B)に示すよ
うに、パネル本体10の上部に、側方に開放する開口部
を設けたものである。配管40の外側に生じる隙間を塞
ぐために、両側に2分割された半割れ型の蓋70,70
が用いられる。蓋70,70は配管40を両側から挟ん
だ状態でパネル本体10の開口部に側方から挿入され
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】これらの窓パネルのう
ち、図1(A)のものは、配管40の施工を行う前に窓
枠にパネル本体10を取り付ける必要がある。すなわ
ち、パネル本体10を窓枠に取り付けてからその開口部
に配管40を通す必要がある。そのため、配管40の施
工に手数がかかり、開口部に配管を通すときには開口部
の縁で配管40を傷付けるおそれもある。予め開口部に
パッキン60を装着しておけば配管40の損傷は防止さ
れるが、そうすると配管40を通すときにそのパッキン
60が外れ易く、その修正等に一層の手数がかかる。従
って、作業性が悪い。
【0006】これに対し、図1(B)の窓パネルは、開
口部がパネル本体10の側方に開放し、且つ開口部に嵌
合される蓋70,70が半割れ型となっているため、配
管40の施工を終えた後にパネル本体10を窓枠に取り
付けることができ、図1(A)の窓パネルよりも良好な
作業性を期待できる。
【0007】しかし、実際の取り付け工事では、配管4
0の反発力により外側の蓋70が開口部からはみ出すた
め、その蓋70をパネル本体10にネジ71により固定
しなければならない場合が多い。また外側の蓋70を窓
枠側に位置させた場合も、配管40が太いときは外側の
蓋70をネジ止めする必要がある。従って、期待するほ
どの作業性は得られない。
【0008】本考案はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、取り付け作業性に優れた窓パネルを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の窓パネルは、窓
枠内にエアコン用の配管を通したときに生じる隙間を塞
ぐために窓枠に取り付けられる窓パネルであって、窓枠
内に固定されるように窓枠の高さに応じて長さが調節さ
れ、その長手方向の一部が側方に開放して開口したパネ
ル本体と、中心部に配管が貫通する貫通孔を有すると共
に、貫通孔の周囲1箇所に切れ目を有し、自らの変形に
より切れ目が開いて配管に側方から外嵌される一方、前
記パネル本体の開口部内に側方から嵌合されて環状に保
持されるスリーブとを具備している。
【0010】
【作用】本考案の窓パネルによれば、パネル本体の開口
部に通した配管の外側に生じる隙間が、開口部に嵌合さ
れるスリーブにより閉塞される。ここで、開口部はパネ
ル本体の側方に開放し、スリーブは自らの変形により周
方向の一部に設けた切れ目が開いて配管に側方から外嵌
される。そのため、配管の施工を終えた後に窓パネルの
取り付けを行うことができる。しかも、スリーブは周方
向の一部に切れ目を設けた一体型とされ、パネル本体の
開口部に嵌合されることにより環体に保持されるので、
配管が太い場合にも開口部からスリーブがはみ出すおそ
れがなく、そのネジ止めを必要としない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。図2は本考案を実施例した窓パネルの一例につい
てその全体構造を示す斜視図、図3は図2のA−A線断
面矢視図、図4は図2のB−B線矢視図、図5〜図7は
窓パネルの取り付け手順を示す斜視図である。
【0012】本窓パネルは、図2に示すように、上下に
伸縮自在なアルミ製のパネル本体10と、パネル本体1
0の上端部に設けた開口部に嵌合されるスリーブ20と
を具備している。
【0013】パネル本体10は、上板11と下板12を
有する。上板11および下板12は、図3に示すよう
に、偏平な角筒状で、下板12内に上板11が挿入さ
れ、その挿入量の変更によりパネル本体10の長さが調
節される。
【0014】上板11の一側部内には、板ナット14が
収容されている。板ナット14は、上下に間隔をあけて
設けた例えば2つのネジ孔を有し、上板11の一側部内
を左右一対のガイド溝13,13に案内されて上下に自
由に移動し得る。一方、下板12の上端部には、その一
側面を貫通する例えば2つの丸孔15が上下に間隔をあ
けて設けられている。そして、丸孔15を通してネジ1
6を板ナット14のネジ孔にねじ込むことにより、下板
12に上板11が結合されて、パネル本体10が調節さ
れた長さに固定される。
【0015】上板11の上端部には、配管を通すための
開口部17が設けられている。開口部17は上板11の
他側面の側に開放しており、その大きさは配管の太さよ
りも充分に大きくされている。
【0016】開口部17に嵌合されるスリーブ20は、
適当な弾力性を有するゴム状からなり、その中心部に配
管を通すための貫通孔21を有する。このスリーブ20
は、開口部17に対応したD字型をしており、開口部1
7にその開放側から圧入される。以下、スリーブ20の
圧入方向前方を内側と称し、圧入方向後方を外側と称す
る。
【0017】スリーブ20の外周面には、開口部17の
周縁部が嵌合する凹溝22が、外側の側面を除いて設け
られており、外側の側面は上板11の他側面と一致する
フラットな面になっている。
【0018】スリーブ20の外側の垂直部分には、その
垂直部分を直角に切断して形成した切れ目23が設けら
れている。切れ目23を設けたことにより、スリーブ2
0は切れ目23が開く方向に弾性変形し、配管に側方か
ら外嵌される。切れ目23を挟むスリーブ20の対向端
面は、開口部17にスリーブ20が圧入された状態で密
着し、その横ずれを防ぐために相互に噛み合う凹凸形状
になっている(図4参照)。
【0019】本窓パネルは次のようにして窓枠に取り付
けられる。
【0020】まず、図5に示すように、窓枠30内の所
定位置に配管40を通す。次いで、スリーブ20の切れ
目23を開いて、配管40の所定位置に弾性スリーブ2
0を装着する。スリーブ20は弾力性に富んだゴム状か
らなるので、切れ目23が大きく開き、太い配管40に
も容易に装着される。
【0021】スリーブ20の装着が終わると、図6に示
すように、窓枠30内にパネル本体10をセットし、配
管40に外嵌されたスリーブ20をパネル本体10の開
口部17に外側から嵌合させる。また、窓枠30内にパ
ネル本体10が固定されるまでパネル本体10を上下に
延ばし、その延ばした状態でネジ16を板ナット14の
ネジ孔にねじ込む。開口部17に嵌合されたスリーブ2
0は、その凹溝22により開口部17内に確実に位置決
めされる。
【0022】かくして、図7に示すように、窓パネルが
配管40の施工後に窓枠30に取り付けられる。スリー
ブ20と配管40の間にできた隙間には、パテ等を詰め
る。また、パネル本体10の両側面にはパッキン51,
51を貼り付け、重なり合った2枚の窓ガラスの一方に
はパイル52を貼り付けて、隙間風の侵入を防ぐように
する。
【0023】このように、本窓パネルは、パネル本体1
0の開口部17を側方に開放し、且つ、スリーブ20に
切れ目23を設けて、配管40に側方からスリーブ20
を装着できるようにしたので、配管40の施工を終えた
後に窓パネルの取り付けを行うことができる。しかも、
その切れ目23を周方向の一部に設け、スリーブ20を
一体型として、開口部17内で弾性スリーブ20が環状
に保持される構成としたので、配管40が太い場合も開
口部17からスリーブ20がはみ出すおそれがなく、そ
のネジ止めを省略できる。従って、作業性か非常に良
い。
【0024】また、配管40が太い場合は、スリーブ2
0が圧縮変形して配管40の外面になじむ。そのため、
太い配管40にも支障なく装着でき、しかも、その太い
配管40にスリーブ20が圧接するため、スリーブ20
と配管40の間のシール性が良好となる。
【0025】また、パネル本体10の長さ調節について
は、従来は上板11と下板12をドリルネジで結合して
おり、作業性が悪いだけでなく長さを微調節できない問
題があったが、本窓パネルでは、上板11内をスライド
する板ナット14のネジ孔にネジ16をねじ込んで、上
板11を調節位置に固定する構成としているので、作業
性が良い上に、任意の位置に何回でも繰り返し固定で
き、パネル本体10の取り付け強度を高めることができ
る。
【0026】なお、本窓パネルでは、スリーブ20をゴ
ム状の一体成形物としているが、ゴム以外の弾性材によ
り成形してもよく、更に、ヒンジによって切れ目23が
開く構造とすることもできる。即ち、本考案でいうスリ
ーブの変形とは、材料自身の弾性変形に限らず、材料自
身の弾性変形を伴わないヒンジ等による変形も含むもの
である。
【0027】また、スリーブ20の切れ目23は、スリ
ーブ20の外側の垂直部に設けているが、これに限らず
内側の垂直部等にこれを設けることもできる。
【0028】また、図8に示すように、弾性スリーブ2
0の開口部17の近傍にシール部25を設けることもで
きる。ここに示されたシール部25は伸縮自在であるこ
とから、配管40の外面に圧接するようになっている。
このようなシール部25を設ければ、配管40の外側に
できる隙間が閉塞され、その隙間へのパテ詰めを省略で
きる。
【0029】また、パネル本体10の長さ調節について
は、ドリルネジ等による従来機構を用いることもでき
る。
【0030】
【考案の効果】以上に説明した通り、本考案の窓パネル
は、パネル本体の開口部を側方に開放し、且つ配管の外
側に生じる隙間を塞ぐために、周方向の一部に切れ目を
設けた一体型のスリーブを用いるので、配管の施工を終
えた後に窓パネルの取り付けを行うことができるだけで
なく、配管が太い場合にも開口部からスリーブがはみ出
すおそれがなく、そのネジ止めを必要としないので、窓
枠への取り付けがすこぶる容易であり、エアコン据え付
け工事の工数節減に、工事業者の負担軽減に大きな効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の窓パネルの構造を示す斜視図である。
【図2】本考案を実施例した窓パネルの一例についてそ
の全体構造を示す斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面矢視図である。
【図4】図2のB−B線矢視図でスリーブの側面図であ
る。
【図5】窓パネルの取り付け手順を示す斜視図である。
【図6】窓パネルの取り付け手順を示す斜視図である。
【図7】窓パネルの取り付け手順を示す斜視図である。
【図8】スリーブの他の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 パネル本体 11 上板 12 下板 14 板ナット 16 ネジ 17 開口部 20 スリーブ 21 貫通孔 23 切れ目 30 窓枠 40 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 13/32 F24F 1/00 416

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠内にエアコン用の配管等を通したと
    きに生じる隙間を塞ぐために窓枠に取り付けられる窓パ
    ネルであって、窓枠内に固定されるように窓枠の高さに
    応じて長さが調節され、その長手方向の一部が側方に開
    放して開口したパネル本体と、中心部に配管が貫通する
    貫通孔を有すると共に、貫通孔の周囲1箇所に切れ目を
    有し、自らの変形により切れ目が開いて配管に側方から
    外嵌される一方、前記パネル本体の開口部内に側方から
    嵌合されて環状に保持されるスリーブとを具備すること
    を特徴とする窓パネル。
  2. 【請求項2】 前記スリーブがゴム状の一体成形物であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の窓パネル。
JP1993023814U 1993-04-09 1993-04-09 窓パネル Expired - Lifetime JPH087284Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993023814U JPH087284Y2 (ja) 1993-04-09 1993-04-09 窓パネル

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JP1993023814U JPH087284Y2 (ja) 1993-04-09 1993-04-09 窓パネル

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JPH0678721U JPH0678721U (ja) 1994-11-04
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ID=12120821

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JP1993023814U Expired - Lifetime JPH087284Y2 (ja) 1993-04-09 1993-04-09 窓パネル

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JP4627011B2 (ja) * 2005-06-27 2011-02-09 シャープ株式会社 空気調和機

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JPH0678721U (ja) 1994-11-04

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