JPH06308898A - 垂直偏向波形発生装置 - Google Patents

垂直偏向波形発生装置

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JPH06308898A
JPH06308898A JP5115235A JP11523593A JPH06308898A JP H06308898 A JPH06308898 A JP H06308898A JP 5115235 A JP5115235 A JP 5115235A JP 11523593 A JP11523593 A JP 11523593A JP H06308898 A JPH06308898 A JP H06308898A
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waveform
vertical deflection
controlling
raster
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Yasuo Murakami
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • H04N3/22Circuits for controlling dimensions, shape or centering of picture on screen
    • H04N3/23Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction
    • H04N3/233Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction using active elements
    • H04N3/2335Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction using active elements with calculating means

Abstract

(57)【要約】 【目的】 垂直幅,ラスタ垂直位置,垂直リニアリティ
を部品点数の少ない構成で精度高く調整できるようにす
ること。 【構成】 ディジタル信号処理回路(DSP)21によ
り、入力された垂直幅,垂直位置,垂直リニアリティを
示すパラメータを用いてライン毎の振幅差を有するのこ
ぎり波形をS字補正波形とを合成した垂直偏向波形を作
成し、これをD/Aコンバータ27でアナログ信号に変
換した後、ローパスフィルタ28に通じて平滑化する。 【効果】 簡単な構成により、垂直偏向波形を精度高く
制御,調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン受像機
等のようにCRTを使用したディスプレイ装置において
用いられ、垂直幅,垂直リニアリティ,ラスタの垂直位
置等を制御できるようにした垂直偏向波形発生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の垂直偏向波形発生装置を
示す回路図であり、図において、1は内部の同期回路又
は外部から入力される垂直同期信号、2は垂直同期信号
1でON・OFFされるトランジスタ、3は電流源、4
は電流調整用の抵抗、5,6はのこぎり波発生用のコン
デンサ、7は上記1〜6で構成されるのこぎり波発生回
路である。
【0003】8はバッファアンプ、9は垂直ドライブ回
路、10は垂直出力回路、11は垂直偏向コイル、1
2,13は垂直リニアリティ補正用の抵抗、14,15
は垂直位置制御用の可変抵抗及び抵抗、16は垂直偏向
電流検出用の抵抗である。17,18,19,20はS
字補正波発生用の抵抗及びコンデンサである。
【0004】次に動作について説明する。垂直同期信号
1によりトランジスタ2がONすると、コンデンサ5,
6がこのトランジスタ2を通じて放電する。トランジス
タ2がOFFになると、コンデンサ5,6は電流源3か
らの電流I2 により充電される。このとき抵抗4により
電流I1 を調整することにより、電流I1 のミラー電流
として電流I2 が調整される。次に、再び垂直同期信号
1が加えられるとトランジスタ2が再びONになって、
コンデンサ5,6が放電する。
【0005】上記の動作が繰り返されることにより、コ
ンデンサ5の端子にのこぎり波電圧が発生する。このの
こぎり波電圧はバッファアンプ8を介して垂直ドライブ
回路9に加えられ、基準電圧VS と比較されることによ
り波形整形された後、さらに垂直出力回路10で増幅さ
れて垂直偏向コイル11に加えられる。これにより、垂
直偏向コイル11にのこぎり波の垂直偏向電流I3 が流
れる。
【0006】この垂直偏向電流I3 に対する垂直リニア
リティ補正としてのS字補正を行うために、抵抗13に
よりS字補正波形の前半でコンデンサ6への充電電流を
制御し、抵抗12によりS字補正波形の後半でコンデン
サ5への充電電流を制御するようにしている。
【0007】また、ラスタの垂直位置制御を行うため
に、可変抵抗14を調整して抵抗15を流れる電流I4
を制御することにより、ラスタの垂直方向位置を調整す
るようにしている。なお、上記従来例の他、関連する先
行技術として、特開平3−185489号公報,特開昭
62−230167号公報,特開昭63−99675号
公報がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の垂直偏向波形発
生装置は以上のように構成されているので、ライン数や
垂直タイミング等の変更やばらつき等に対応するために
は、垂直リニアリティ補正用の抵抗5,6等をそれぞれ
複数個用意し、それらをスイッチで切り換える必要があ
り、このため部品点数が増える等の問題点があった。ま
た、S字補正波形の出力電圧を利用して対応することも
考えられるが、一定の補正波形のパターンしか得られな
いため、全ての垂直周波数,タイミングや全てのCRT
に対して必ずしも適切な垂直リニアリティを得られない
等の問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、請求項1の発明は、垂直幅,垂
直リニアリティ補正,垂直位置制御等を垂直周波数に応
じて簡単な構成で制御することのできる垂直偏向波形発
生装置を得ることを目的とする。
【0010】請求項2の発明は、垂直リニアリティ補正
を簡単に行うことのできる垂直偏向波形発生装置を得る
ことを目的とする。
【0011】請求項3の発明は、ラスタの垂直位置を容
易に制御できる垂直偏向波形発生装置を得ることを目的
とする。
【0012】請求項4の発明は、ラスタモアレを軽減で
きる垂直偏向波形発生装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る垂
直偏向波形発生装置は、記憶手段に記憶された各パラメ
ータを用いてライン毎の振幅差,垂直位置及び垂直リニ
アリティを有する垂直偏向波形を波形演算手段により作
成し、これをD/Aコンバータでアナログ信号に変換し
た後、ローパスフィルタに通じるようにしたものであ
る。
【0014】請求項2の発明に係る垂直偏向波形発生装
置は、記憶手段に記憶されたパラメータに応じた振幅,
垂直位置を有するのこぎり波形を複数本のライン毎の間
隔が等しくなるように垂直リニアリティ補正したのこぎ
り波を演算手段により作成し、こののこぎり波をさらに
ライン毎に補正するようにしたものである。
【0015】請求項3の発明に係る垂直偏向波形発生装
置は、記憶手段に記憶されたパラメータに応じた垂直
幅,垂直位置を有するのこぎり波形を波形演算手段によ
り作成し、こののこぎり波形を調整値のパラメータに応
じてずらせて発生させるようにしたものである。
【0016】請求項4の発明に係る垂直偏向波形発生装
置は、記憶手段に記憶されたパラメータに応じた垂直
幅,垂直位置を有するのこぎり波形を波形演算手段によ
り作成し、こののこぎり波形を調整値のパラメータに応
じて1フレーム毎にずらせて発生させるようにしたもの
である。
【0017】
【作用】請求項1の発明における垂直偏向波形発生装置
はライン毎の振幅差を有する階段状の波形が波形演算手
段より得られ、この波形がアナログ信号に変換された
後、ローパスフィルタで平滑化される。
【0018】請求項2の発明における垂直偏向波形発生
装置は、ラインの複数本毎に垂直リニアリティ補正デー
タを作成すればよいので、処理が簡単になる。
【0019】請求項3の発明における垂直偏向波形発生
装置は、のこぎり波形をずらせることにより、その垂直
期間のビデオ信号に対する時間差が生じ、これによりラ
スタの垂直位置が調整される。
【0020】請求項4の発明における垂直偏向波形発生
装置は、のこぎり波形を1フレーム毎にずらせてラスタ
の垂直位置を視覚上支障ない位置までずらせることによ
り、走査線輝度分布の振幅が小さくなり、ラスタモアレ
が軽減される。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例を図につい
て説明する。図1において、21は1インストラクショ
ン又は1演算を100nsec前後以下の高速で実行す
るディジタル信号処理回路(以下、DSPと言う)であ
り、波形演算,補間演算手段,出力制御手段として用い
られる。このDSP21はROM(記憶手段)21a、
RAM(記憶手段)21b、乗算器21c、バレルシフ
タ21d、算術論理演算ユニット21e及び水晶基準発
振器21f等で構成されている。22はDSP21の処
理に用いるデータを一時記憶する電気的消去が可能なE
2 PROM(記憶手段)である。なお、ROM21a、
RAM21b、E2 PROM22により後述する各パラ
メータが記憶され、転送される記憶手段を構成する。
【0022】23は内部の同期回路又は外部からDSP
21に加えられる水平同期信号、24は同じくDSP2
1に加えられる垂直同期信号、25はDSP21から出
力される8ビットのデータを保持する出力制御手段とし
てのラッチ回路(出力制御手段)、26はDSP21か
らラッチ回路25に加えられるラッチ信号、27はラッ
チ回路25の出力データをアナログ信号に変換するD/
Aコンバータである。
【0023】28はD/Aコンバータ27の出力が加え
られるローパスフィルタ(以下、LPFと言う)、29
はLPF(ローパスフィルタ)28の出力と後述するフ
ィードバック信号とが加えられる差動アンプ、30は差
動アンプ29の出力が加えられる垂直出力回路、31は
垂直出力回路30から出力される垂直偏向電流が加えら
れる垂直偏向コイル、32は垂直偏向電流を検出し上記
フィードバック信号として差動アンプ29に加える検出
抵抗である。
【0024】次に動作について説明する。図2は垂直偏
向コイル31に流す垂直偏向電流Iv の波形を示すもの
で、1垂直期間(1V)ののこぎり波形である。この波
形と同一波形で振幅の異なる種々の波形をLPF28か
ら差動アンプ29のプラス端子に入力するものとする。
この入力波形は差動アンプ29、垂直出力回路30で増
幅されて垂直偏向コイル31に垂直偏向電流が流れる。
この偏向電流は検出抵抗32で検出されて差動アンプ2
9のマイナス端子にフィードバックされる。この結果、
垂直偏向コイル31に流れる垂直偏向電流の波形がLP
F28から与えられる波形と同じになるように制御され
る。
【0025】従って、LPF28の出力波形を種々変化
させることにより、垂直偏向コイル31に流れる垂直偏
向電流を上記変化に応じて変化させることができる。即
ち、垂直幅,垂直リニアリティ,ラスタの垂直位置等を
LPF28の出力波形に従って自在に制御することが可
能となる。
【0026】LPF28の出力波形は次のようにしてD
SP21において作成される。先ず、1V期間における
水平走査線(ライン)の総数nT を入力する。この入力
はROM21aから取り出してE2 PROM22に転送
したものを読み込んだり、外部マイコンから入力した
り、あるいは1V期間におけるラインをカウントするこ
と等の方法で行うことができる。
【0027】図3はラスタと垂直偏向電圧波形との関係
を示す。図3において、Vv はのこぎり波形の垂直偏向
電圧、Aは垂直幅を制御するパラメータ、Bはラスタの
垂直位置を制御するパラメータで正負の値をとり得る。
33はラスタ、n1 ,n2 ,n3 ……nT はラインを示
す。
【0028】図1のDSP21は垂直同期信号24が入
力される毎に、図3の振幅Aのライン毎の振幅差ΔをΔ
=A/(nT −1)により計算してRAM21bに記録
する。次に水平同期信号23が入力される毎にその1H
期間において次のラインniの垂直位置を示す位置の値
XをX=A+B−Δ・ni により計算し、このXの値を
ラインni の走査時に用いる。以上のように、垂直同期
信号24、水平同期信号23の入力毎に上記の各計算が
行われることにより、垂直偏向電圧Vv の階段状の波形
が得られる。この波形はラッチ回路25、D/Aコンバ
ータ27を介して出力され、ローパスフィルタ28を通
じて階段状の波形が平滑される。
【0029】図4は上記の動作を行うためのDSP21
で実行される処理を示すフローチャートである。図4
(a)において、先ずステップST1で電源が投入され
ると、ステップST2で、上記nT ,A,B等の各パラ
メータを読み込み、ステップST3で垂直同期信号の到
来を待つ。
【0030】垂直同期信号が検出されると、ステップS
T4で前記Δを計算すると共に、ni =0とし、またR
AM21b等のメモリを初期化した後、ステップST5
で次の垂直同期信号又は水平同期信号を待つ。垂直同期
信号が検出されたときはステップST6に進み、垂直タ
イミングや各パラメータA,Bが変更されたか否かを調
べ、変更されていればステップST2に戻って変更され
た各パラメータを新たに読み込む。変更されていなけれ
ばステップST5に戻る。
【0031】ステップST5で水平同期信号が検出され
た場合は図4(b)の処理に移る。図4(b)におい
て、ステップST7で水平同期信号が検出されると、ス
テップST8で算出された前記Xの値を出力してその1
H期間の走査が行われる。この1H期間においてステッ
プST9で次の1H期間のXの値を計算して保持した
後、ステップST10でni の値を1つ増やしてからス
テップST3に戻る。
【0032】実施例2.上記実施例1においては、基本
的なのこぎり波を有する垂直偏向電圧Vv を得る場合に
ついて説明したが、現実のCRTは図5に示すように、
CRTのフェースプレート34の中心Pと偏向ビーム中
心Qとが異なることにより、画面の上下部でリニアリテ
ィが伸びる現象が生じる。このため垂直リニアリティ補
正を行う必要がある。
【0033】図5において、RS はフェースプレート3
4の曲率半径、Rd はビーム偏向半径、θはビーム偏向
角度、35は半径Rd の円周の一部を示す。hは偏向角
度θによる画面中心からの偏差であり、数1により表わ
される。
【0034】
【数1】
【0035】今、RS がRd よりはるかに大きいと仮定
すると、図5は図6のようになり、上記hの角度変位d
h/dθは数2で表わされる。
【0036】
【数2】
【0037】現実には−π/4<θ<π/4であるの
で、数2は数3で示す形になり、この数3を用いて補正
を行う。
【0038】
【数3】
【0039】数3において、Cは垂直リニアリティ補正
量を制御するパラメータである。従って、各パラメータ
A,B,CをROM21aから読み出したり又は外部か
らE2 PROM22等に入力して指定することにより、
垂直幅,垂直位置,垂直リニアリティ等の制御,補正を
簡単に行うことができる。
【0040】また、垂直リニアリティ状態を変更する場
合、例えば上下部のリニアリティバランスを調整するに
は、一例として数4を使用する。
【0041】
【数4】
【0042】図7は上記数3で求められるYを示す特性
図であり、Y0 で示す基本的なのこぎり波のYの値がS
字補正されていることを示している。
【0043】実施例3.次に請求項2の発明の実施例に
ついて説明する。ラスタ上のラインを適当なライン数毎
にサンプリングし、サンプリングされた各ラインが画面
上で目的の位置にくるように外部より調整し、それぞれ
の位置Yi を上記各ラインに対応してRAM21b又は
2 PROM22に記録する。
【0044】その様子を図8に示す。図8は16本のラ
イン毎にn1 ,n17,n33……とサンプリングした場合
を示す。上記のように調整されたn1 ,n17,n33……
と対応する位置Y1 ・Y17・Y33・Y49・Y67……は図
8に示されるように補間演算手段により、ライン毎にそ
れぞれ直線補間が行われて、DSP21より垂直偏向電
圧波形を発生させる。
【0045】この電圧波形は図9に示すようにD/Aコ
ンバータ27から差動アンプ29に与えられる。図9の
回路構成は図1よりLPF28を省略した回路構成とな
っている。なお、サンプリングは垂直偏向上・下部で密
に行い、垂直偏向中心部は粗に行えば、より正確な垂直
偏向が実現できる。
【0046】実施例4.次に請求項3の発明の実施例に
ついて説明する。この実施例は垂直ラスタ位置の調整に
関するものである。垂直ラスタ位置の調整は、図10に
示すように垂直偏向電圧Vv の波形のスタート時点Fを
垂直期間のビデオ信号36に対して相対的に変化するこ
とにより行う。図10においてαは垂直同期信号24の
始点から上記F点までにおける水平同期信号23の個数
で表わしたスタート時点を制御するパラメータとしての
垂直位置の調整値である。
【0047】図10のスタート時点Fを求めるには、図
4(a)におけるステップST3で垂直同期信号を検出
した後、入力された上記調整値αが示す個数だけ水平同
期信号をカウントしたときに垂直偏向電圧Vv が出力さ
れるようにラッチ回路25をラッチ信号26で制御する
ようにすればよい。なお、水平同期信号をカウントする
代りに、外部からのカウンタによる信号やDSP21の
内部カウンタによる信号を用いてもよい。
【0048】実施例5.次に請求項4の発明の実施例に
ついて説明する。この実施例はラスタモアレを除去する
ことを目的としている。ラスタモアレはCRTの蛍光体
ドット開口列による透過率分布とラスタ走査輝度分布と
の干渉により生じる。蛍光体ドット開口列による透過率
分布は、シャドウマスクの穴による電子ビームの透過状
態を例えば管面の垂直方向の位置によるパラメータで表
わしたものである。またラスタ走査輝度分布は管面にお
ける蛍光体ドットによりサンプリングされた走査線輝度
分布であり、図11におけるG1 で示す。
【0049】図11において、走査線輝度分布G1 は電
子ビームプロフィールH1 で示した各ライン毎(ライン
ピッチPsc)の電子ビームによる蛍光体ドットの輝度分
布である。従って、上記走査線輝度分布G1 の振幅Iを
小さくすることにより、モアレを軽減することができ
る。
【0050】上記振幅Iを小さくするために図12に示
すフローチャートによる処理が行われる。図12は図4
のステップST3の処理の次にステップST11,ST
12,ST13を追加したものである。なお、図11に
おけるスタート時点を制御するパラメータとしてのラス
タの垂直位置の調整値βが予めROM21a又はE2
ROM22に設定されている。
【0051】図12において、ステップST3で垂直同
期信号が検出されると、ステップST11でその垂直期
間が奇数フィールドか否かが調べられる。奇数フィール
ドであれば上記調整値βに応じた時間の経過を待った
後、ステップST13で垂直偏向電圧波形を出力する。
ステップST11で偶数フィールドであった場合は直ち
にステップST13で垂直偏向電圧波形を出力する。
【0052】即ち、1フレーム毎に図11のH2 ,G2
で示すように電子ビーム及び走査線輝度分布をβだけず
らせることにより、ラスタの垂直位置を視覚上問題ない
レベルまでずらせ、走査線輝度分布G1 とG2 との合成
平均値を得ることによって、上記振幅Iを小さくするこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、入力された各パラメータに応じたライン毎の振幅
差,垂直位置,垂直リニアリティを有する垂直偏向波形
を波形演算手段により作成するように構成したので、少
ない部品点数で垂直偏向波形の垂直幅,垂直位置の制御
及び垂直リニアリティ補正を精度高く行うことができる
効果がある。
【0054】請求項2の発明によれば、垂直幅,垂直位
置を示すパラメータに応じてのこぎり波形を、複数本の
ライン毎の間隔が等しくなるような垂直リニアリティ補
正したのこぎり波を波形演算手段により作成し、このの
こぎり波について各ライン毎に補間するように構成した
ので、垂直リニアリティ補正を簡単な処理により行うこ
とができる効果がある。
【0055】請求項3の発明によれば、垂直幅,垂直位
置を制御するパラメータに応じたのこぎり波形を波形演
算手段により作成すると共に、こののこぎり波形のスタ
ート時点を調整値に応じてずらせるように構成したの
で、ラスタの垂直位置を容易に調整できる効果がある。
【0056】請求項4の発明によれば、垂直幅,垂直位
置を制御するパラメータに応じたのこぎり波形を波形演
算手段により作成すると共に、こののこぎり波形のスタ
ート時点を調整値に応じて1フレーム毎にずらせるよう
に構成したので、ラスタモアレを軽減できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例1による垂直偏向波形
発生装置を示す構成図である。
【図2】垂直偏向電流の波形図である。
【図3】垂直偏向電圧とラスタとの関係を示す構成図で
ある。
【図4】動作を示すフローチャートである。
【図5】請求項1の発明の実施例2を説明するための構
成図である。
【図6】上記実施例2を説明するための構成図である。
【図7】上記実施例2の動作を説明するための特性図で
ある。
【図8】請求項2の発明の一実施例を説明するための構
成図である。
【図9】請求項2の発明の一実施例による垂直偏向波形
発生装置を示す構成図である。
【図10】請求項3の発明の一実施例を説明するための
タイミングチャートである。
【図11】請求項4の発明の一実施例を説明するための
波形図である。
【図12】請求項4の発明の一実施例の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】従来の垂直偏向波形発生装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
21 DSP(ディジタル信号処理回路,波形演算手
段,補間演算手段,出力制御手段) 21a ROM(記憶手段) 21b RAM(記憶手段) 22 E2 PROM(記憶手段) 25 ラッチ回路(出力制御手段) 27 D/Aコンバータ 28 LPF(ローパスフィルタ)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の垂直偏向波形発
生装置は以上のように構成されているので、ライン数や
垂直タイミング等の変更やばらつき等に対応するために
は、垂直リニアリティ補正用の抵抗12,13等をそれ
ぞれ複数個用意し、それらをスイッチで切り換える必要
があり、このため部品点数が増える等の問題点があっ
た。また、S字補正波形の出力電圧を利用して対応する
ことも考えられるが、一定の補正波形のパターンしか得
られないため、全ての垂直周波数,タイミングや全ての
CRTに対して必ずしも適切な垂直リニアリティを得ら
れない等の問題点があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】ステップST5で水平同期信号が検出され
た場合は図4(b)の処理に移る。図4(b)は水平同
期割り込み処理プログラムで、ステップST8で算出さ
れた前記Xの値を出力してその1H期間の走査が行われ
る。この1H期間においてステップST9で次の1H期
間のXの値を計算して保持した後、ステップST10で
i の値を1つ増やしてからステップST5に戻る。
テップST5で垂直同期信号が検出された場合は、ステ
ップST3の処理に移る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】図10のスタート時点Fを求めるには、図
4(a)におけるステップST5で垂直同期信号を検出
した後、検出した後も垂直同期信号の無検出とみなし、
入力された上記調整値αが示す個数だけ水平同期信号を
カウントしたときに垂直偏向電圧Vv が上記F点を出力
するようにステップST3の処理に移ればよい。なお、
水平同期信号をカウントする代りに、外部からのカウン
タによる信号やDSP21の内部カウンタによる信号を
用いてもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】実施例5.次に請求項4の発明の実施例に
ついて説明する。この実施例はラスタモアレを除去する
ことを目的としている。ラスタモアレはCRTの蛍光体
ドット開口列による透過率分布とラスタ走査輝度分布と
の干渉により生じる。蛍光体ドット開口列による透過率
分布は、シャドウマスクの穴による電子ビームの透過状
態を例えば管面の垂直方向の位置によるパラメータで表
わしたものである。またラスタ走査輝度分布は管面の垂
直方向におけるラスター走査線の輝度分布であり、図1
1におけるG1 で示す。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、入力された各パラメータに応じたライン毎の振幅
差,垂直位置,垂直リニアリティを有する垂直偏向波形
を波形演算手段により作成するように構成したので、
ない部品点数及び少ないメモリ容量で垂直偏向波形の垂
直幅,垂直位置の制御及び垂直リニアリティ補正を精度
高く行うことができる効果がある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 3/16 E 7337−5C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラスタの垂直幅,垂直位置,垂直リニア
    リティを制御するパラメータを記憶する記憶手段と、上
    記記憶手段に記憶された各パラメータを用いてラスタ上
    のライン毎の振幅差と垂直位置とを有するのこぎり波を
    垂直リニアリティ補正して垂直偏向波形となす演算を実
    行する波形演算手段と、上記波形演算手段で作成された
    上記垂直偏向波形をアナログ信号に変換するD/Aコン
    バータと、上記D/Aコンバータの出力が加えられるロ
    ーパスフィルタとを備えた垂直偏向波形発生装置。
  2. 【請求項2】 ラスタの垂直幅,垂直位置,垂直リニア
    リティを制御するパラメータを記憶する記憶手段と、上
    記記憶手段に記憶された各パラメータを用いてラスタ上
    の複数本のライン毎の間隔が等間隔となるように垂直リ
    ニアリティ補正したのこぎり波を演算により作成する波
    形演算手段と、上記波形演算手段により作成された上記
    のこぎり波をライン毎に補間して垂直偏向波形と成す補
    間演算手段とを備えた垂直偏向波形発生装置。
  3. 【請求項3】 ラスタ垂直幅,垂直位置,垂直偏向のス
    タート時点を制御するパラメータを記憶する記憶手段
    と、上記記憶手段に記憶された上記垂直幅,垂直位置を
    制御するパラメータを用いてのこぎり波形を演算により
    作成する波形演算手段と、上記波形演算手段で作成され
    た上記のこぎり波を出力するタイミングを上記記憶手段
    に記憶された上記スタート時点を制御するパラメータを
    用いて制御する出力制御手段とを備えた垂直偏向波形発
    生装置。
  4. 【請求項4】 ラスタの垂直幅,垂直位置,垂直偏向の
    スタート時点を制御するパラメータを記憶する記憶手段
    と、上記記憶手段に記憶された上記垂直幅,垂直位置を
    制御するパラメータを用いてのこぎり波形を演算により
    作成する波形演算手段と、上記波形演算手段で作成され
    た上記のこぎり波を出力するタイミングを上記記憶手段
    に記憶された上記スタート時点を制御するパラメータを
    用いて垂直偏向の1フレーム期間毎に制御する出力制御
    手段とを備えた垂直偏向波形発生装置。
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