JP2000244760A - 垂直偏向波形発生装置 - Google Patents

垂直偏向波形発生装置

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JP2000244760A
JP2000244760A JP2000001882A JP2000001882A JP2000244760A JP 2000244760 A JP2000244760 A JP 2000244760A JP 2000001882 A JP2000001882 A JP 2000001882A JP 2000001882 A JP2000001882 A JP 2000001882A JP 2000244760 A JP2000244760 A JP 2000244760A
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JP
Japan
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vertical
waveform
vertical deflection
raster
linearity
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JP2000001882A
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Inventor
Yasuo Murakami
泰夫 村上
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直幅、ラスタ垂直位置、垂直リニアリティ
を少ない部品点数で精度よく調整することができないと
いう課題があった。 【解決手段】 ラスタの垂直幅、垂直位置、垂直リニア
リティを制御するパラメータを記憶する記憶手段22
と、上記記憶手段に記憶された各パラメータを用いてラ
スタ上のライン毎の振幅差と垂直位置とを有するのこぎ
り波を垂直リニアリティ補正して垂直偏向波形となす演
算を実行する波形演算手段21と、上記波形演算手段で
作成された上記垂直偏向波形をアナログ信号に変換する
D/Aコンバータ27と、上記D/Aコンバータの出力
が加えられるローパスフィルタ28とを備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビジョン受
像機等のようにCRTを使用したディスプレイ装置にお
いて用いられ、垂直幅、垂直リニアリティ、ラスタの垂
直位置等を制御できるようにした垂直偏向波形発生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の垂直偏向波形発生装置を示
す回路図であり、図において、1は内部の同期回路又は
外部から入力される垂直同期信号、2は垂直同期信号1
でON・OFFされるトランジスタ、3は電流源、4は
電流調整用の抵抗、5,6はのこぎり波発生用のコンデ
ンサ、7は上記1〜6で構成されるのこぎり波発生回路
である。
【0003】8はバッファアンプ、9は垂直ドライブ回
路、10は垂直出力回路、11は垂直偏向コイル、1
2,13は垂直リニアリティ補正用の抵抗、14,15
は垂直位置制御用の可変抵抗及び抵抗、16は垂直偏向
電流検出用の抵抗である。17,18,19,20はS
字補正波発生用の抵抗及びコンデンサである。
【0004】次に動作について説明する。垂直同期信号
1によりトランジスタ2がONすると、コンデンサ5,
6がこのトランジスタ2を通じて放電する。トランジス
タ2がOFFになると、コンデンサ5,6は電流源3か
らの電流I2 により充電される。このとき抵抗4により
電流I1 を調整することにより、電流I1 のミラー電流
として電流I2 が調整される。次に、再び垂直同期信号
1が加えられるとトランジスタ2が再びONになって、
コンデンサ5,6が放電する。
【0005】上記の動作が繰り返されることにより、コ
ンデンサ5の端子にのこぎり波電圧が発生する。このの
こぎり波電圧はバッファアンプ8を介して垂直ドライブ
回路9に加えられ、基準電圧VS と比較されることによ
り波形整形された後、さらに垂直出力回路10で増幅さ
れて垂直偏向コイル11に加えられる。これにより、垂
直偏向コイル11にのこぎり波の垂直偏向電流I3 が流
れる。
【0006】この垂直偏向電流I3 に対する垂直リニア
リティ補正としてのS字補正を行うために、抵抗13に
よりS字補正波形の前半でコンデンサ6への充電電流を
制御し、抵抗12によりS字補正波形の後半でコンデン
サ5への充電電流を制御するようにしている。
【0007】また、ラスタの垂直位置制御を行うため
に、可変抵抗14を調整して抵抗15を流れる電流I4
を制御することにより、ラスタの垂直方向位置を調整す
るようにしている。なお、上記従来例の他、関連する先
行技術として、特開平3−185489号公報、特開昭
62−230167号公報、特開昭63−99675号
公報、特開平4−82969号公報がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の垂直偏向波形発
生装置は以上のように構成されているので、ライン数や
垂直タイミング等の変更やばらつき等に対応するために
は、垂直リニアリティ補正用の抵抗12,13等をそれ
ぞれ複数個用意し、それらをスイッチで切り換える必要
があり、このため部品点数が増える等の問題点があっ
た。また、S字補正波形の出力電圧を利用して対応する
ことも考えられるが、一定の補正波形のパターンしか得
られないため、全ての垂直周波数,タイミングや全ての
CRTに対して必ずしも適切な垂直リニアリティを得ら
れない等の問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、この発明は、垂直幅、垂直リニ
アリティ補正、垂直位置制御等を垂直周波数に応じて簡
単な構成で制御することのできる垂直偏向波形発生装置
を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る垂直偏向
波形発生装置は、記憶手段に記憶された各パラメータを
用いてライン毎の振幅差、垂直位置及び垂直リニアリテ
ィを有する垂直偏向波形を波形演算手段により作成し、
これをD/Aコンバータでアナログ信号に変換した後、
ローパスフィルタに通じるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1において、21は1インストラクシ
ョン又は1演算を100nsec前後以下の高速で実行
するディジタル信号処理回路(以下、DSPと言う)で
あり、波形演算、補間演算手段、出力制御手段として用
いられる。このDSP21はROM(記憶手段)21
a、RAM(記憶手段)21b、乗算器21c、バレル
シフタ21d、算術論理演算ユニット21e及び水晶基
準発振器21f等で構成されている。22はDSP21
の処理に用いるデータを一時記憶する電気的消去が可能
なE2 PROM(記憶手段)である。なお、ROM21
a、RAM21b、E2 PROM22により後述する各
パラメータが記憶され、転送される記憶手段を構成す
る。
【0012】23は内部の同期回路又は外部からDSP
21に加えられる水平同期信号、24は同じくDSP2
1に加えられる垂直同期信号、25はDSP21から出
力される8ビットのデータを保持する出力制御手段とし
てのラッチ回路(出力制御手段)、26はDSP21か
らラッチ回路25に加えられるラッチ信号、27はラッ
チ回路25の出力データをアナログ信号に変換するD/
Aコンバータである。
【0013】28はD/Aコンバータ27の出力が加え
られるローパスフィルタ(以下、LPFと言う)、29
はLPF(ローパスフィルタ)28の出力と後述するフ
ィードバック信号とが加えられる差動アンプ、30は差
動アンプ29の出力が加えられる垂直出力回路、31は
垂直出力回路30から出力される垂直偏向電流が加えら
れる垂直偏向コイル、32は垂直偏向電流を検出し上記
フィードバック信号として差動アンプ29に加える検出
抵抗である。
【0014】次に動作について説明する。図2は垂直偏
向コイル31に流す垂直偏向電流Iv の波形を示すもの
で、1垂直期間(1V)ののこぎり波形である。この波
形と同一波形で振幅の異なる種々の波形をLPF28か
ら差動アンプ29のプラス端子に入力するものとする。
この入力波形は差動アンプ29、垂直出力回路30で増
幅されて垂直偏向コイル31に垂直偏向電流が流れる。
この偏向電流は検出抵抗32で検出されて差動アンプ2
9のマイナス端子にフィードバックされる。この結果、
垂直偏向コイル31に流れる垂直偏向電流の波形がLP
F28から与えられる波形と同じになるように制御され
る。
【0015】従って、LPF28の出力波形を種々変化
させることにより、垂直偏向コイル31に流れる垂直偏
向電流を上記変化に応じて変化させることができる。即
ち、垂直幅、垂直リニアリティ、ラスタの垂直位置等を
LPF28の出力波形に従って自在に制御することが可
能となる。
【0016】LPF28の出力波形は次のようにしてD
SP21において作成される。先ず、1V期間における
水平走査線(ライン)の総数nT を入力する。この入力
はROM21aから取り出してE2 PROM22に転送
したものを読み込んだり、外部マイコンから入力した
り、あるいは1V期間におけるラインをカウントするこ
と等の方法で行うことができる。
【0017】図3はラスタと垂直偏向電圧波形との関係
を示す。図3において、Vv はのこぎり波形の垂直偏向
電圧、Aは垂直幅を制御するパラメータ、Bはラスタの
垂直位置を制御するパラメータで正負の値をとり得る。
33はラスタ、n1 ,n2 ,n3 ……nT はラインを示
す。
【0018】図1のDSP21は垂直同期信号24が入
力される毎に、図3の振幅Aのライン毎の振幅差ΔをΔ
=A/(nT −1)により計算してRAM21bに記録
する。次に水平同期信号23が入力される毎にその1H
期間において次のラインniの垂直位置を示す位置の値
XをX=A+B−Δ・ni により計算し、このXの値を
ラインni の走査時に用いる。以上のように、垂直同期
信号24、水平同期信号23の入力毎に上記の各計算が
行われることにより、垂直偏向電圧Vv の階段状の波形
が得られる。この波形はラッチ回路25、D/Aコンバ
ータ27を介して出力され、ローパスフィルタ28を通
じて階段状の波形が平滑される。
【0019】図4は上記の動作を行うためのDSP21
で実行される処理を示すフローチャートである。図4
(a)において、先ずステップST1で電源が投入され
ると、ステップST2で、上記nT ,A,B等の各パラ
メータを読み込み、ステップST3で垂直同期信号の到
来を待つ。
【0020】垂直同期信号が検出されると、ステップS
T4で前記Δを計算すると共に、n i =0とし、またR
AM21b等のメモリを初期化した後、ステップST5
で次の垂直同期信号又は水平同期信号を待つ。垂直同期
信号が検出されたときはステップST6に進み、垂直タ
イミングや各パラメータA,Bが変更されたか否かを調
べ、変更されていればステップST2に戻って変更され
た各パラメータを新たに読み込む。変更されていなけれ
ばステップST5に戻る。
【0021】ステップST5で水平同期信号が検出され
た場合は図4(b)の処理に移る。図4(b)は水平同
期割り込み処理プログラムで、ステップST7で水平同
期信号が検出されると、ステップST8で算出された前
記Xの値を出力してその1H期間の走査が行われる。こ
の1H期間においてステップST9で次の1H期間のX
の値を計算して保持した後、ステップST10でni
値を1つ増やしてからステップST5に戻る。ステップ
ST5で垂直同期信号が検出された場合はステップST
3の処理に移る。
【0022】実施の形態2.上記実施の形態1において
は、基本的なのこぎり波を有する垂直偏向電圧Vvを得
る場合について説明したが、現実のCRTは図5に示す
ように、CRTのフェースプレート34の中心Pと偏向
ビーム中心Qとが異なることにより、画面の上下部でリ
ニアリティが伸びる現象が生じる。このため垂直リニア
リティ補正を行う必要がある。
【0023】図5において、RS はフェースプレート3
4の曲率半径、Rd はビーム偏向半径、θはビーム偏向
角度、35は半径Rd の円周の一部を示す。hは偏向角
度θによる画面中心からの偏差であり、数1により表わ
される。
【0024】
【数1】
【0025】今、RS がRd よりはるかに大きいと仮定
すると、図5は図6のようになり、上記hの角度変位d
h/dθは数2で表わされる。
【0026】
【数2】
【0027】現実には−π/4<θ<π/4であるの
で、数2は数3で示す形になり、この数3を用いて補正
を行う。
【0028】
【数3】
【0029】数3において、Cは垂直リニアリティ補正
量を制御するパラメータである。従って、各パラメータ
A,B,CをROM21aから読み出したり又は外部か
らE 2 PROM22等に入力して指定することにより、
垂直幅、垂直位置、垂直リニアリティ等の制御,補正を
簡単に行うことができる。
【0030】また、垂直リニアリティ状態を変更する場
合、例えば上下部のリニアリティバランスを調整するに
は、一例として数4を使用する。
【0031】
【数4】
【0032】図7は上記数3で求められるYを示す特性
図であり、Y0 で示す基本的なのこぎり波のYの値がS
字補正されていることを示している。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、入力された各パラメータに応じたライン毎の振幅
差、垂直位置、垂直リニアリティを有する垂直偏向波形
を波形演算手段により作成するように構成したので、例
えば特開平4−282969号公報に示されるように、
単に垂直周波数が変更になっても、パラメータXに補正
係数Kを乗算することで補正波形を得ているものに比
べ、少ない部品点数及び少ないメモリ容量で垂直偏向波
形の垂直幅、垂直位置の制御及び垂直リニアリティ補正
を精度高く行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による垂直偏向波形
発生装置を示す構成図である。
【図2】 垂直偏向電流の波形図である。
【図3】 垂直偏向電圧とラスタとの関係を示す構成図
である。
【図4】 動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2を説明するための構
成図である。
【図6】 上記実施の形態2を説明するための構成図で
ある。
【図7】 上記実施の形態2の動作を説明するための特
性図である。
【図8】 従来の垂直偏向波形発生装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
21 DSP(ディジタル信号処理回路,波形演算手
段,補間演算手段,出力制御手段)、21a ROM
(記憶手段)、21b RAM(記憶手段)、22E2
PROM(記憶手段)、25 ラッチ回路(出力制御手
段)、27 D/Aコンバータ、28 LPF(ローパ
スフィルタ)、30 垂直出力回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 4/08 H03K 4/08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラスタの垂直幅、垂直位置、垂直リニア
    リティを制御するパラメータを記憶する記憶手段と、上
    記記憶手段に記憶された各パラメータを用いてラスタ上
    のライン毎の振幅差と垂直位置とを有するのこぎり波を
    垂直リニアリティ補正して垂直偏向波形となす演算を実
    行する波形演算手段と、上記波形演算手段で作成された
    上記垂直偏向波形をアナログ信号に変換するD/Aコン
    バータと、上記D/Aコンバータの出力が加えられるロ
    ーパスフィルタとを備えた垂直偏向波形発生装置。
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