JP2001339618A - 偏向歪み補正回路 - Google Patents

偏向歪み補正回路

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JP2001339618A
JP2001339618A JP2000154070A JP2000154070A JP2001339618A JP 2001339618 A JP2001339618 A JP 2001339618A JP 2000154070 A JP2000154070 A JP 2000154070A JP 2000154070 A JP2000154070 A JP 2000154070A JP 2001339618 A JP2001339618 A JP 2001339618A
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deflection distortion
vertical blanking
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Tatsuo Shibata
達夫 柴田
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • H04N3/22Circuits for controlling dimensions, shape or centering of picture on screen
    • H04N3/23Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction
    • H04N3/233Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction using active elements
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G1/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with cathode-ray tube indicators; General aspects or details, e.g. selection emphasis on particular characters, dashed line or dotted line generation; Preprocessing of data
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面に異常な曲がり・歪みが生じないように
する。 【解決手段】 画像表示装置の水平偏向の電源電圧(V
out)を変調することにより画像の偏向歪みを補正する
偏向歪み補正回路において、映像表示期間の補正データ
を生成する第1の補正データ生成手段(3)と、垂直ブ
ランキング期間の補正データを生成する第2の補正デー
タ生成手段(2)と、上記補正データに従って映像表示
期間および垂直ブランキング期間の補正信号(Sa)を
生成し、この補正信号によって上記電源電圧を変調する
偏向歪み補正信号生成手段(4)とを備え、上記第2の
補正データ生成手段は、上記補正信号が、垂直ブランキ
ング期間の開始時において映像表示期間の終了時の値と
なり、垂直ブランキング期間の全期間において連続的に
単調減少し、垂直ブランキング期間の終了時において映
像表示期間の開始時の値に達する信号となるように、上
記補正データを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイモニ
タなどの画像表示装置の偏向歪み補正回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイモニタなどの画像表示装置
においては、ブラウン管の形状などによって画像に偏向
歪みが生じる。そこで、偏向歪み補正信号を生成し、偏
向量を可変させ、画像の偏向歪みを補正する偏向歪み補
正回路を設けている。上記の偏向歪み補正信号はアナロ
グ回路により生成されていたが、必ずしも精度の高い所
望の偏向歪み補正信号が得られる訳ではなかった。そこ
で、偏向歪み補正信号の精度を改善するために、ディジ
タルデータをもとに偏向歪み補正信号を生成する偏向歪
み補正回路が提案された。
【0003】図10は従来の偏向歪み補正回路のブロッ
ク構成図である。図10の偏向歪み補正回路は、ディジ
タルデータをもとに偏向歪み補正信号を生成する偏向歪
み補正回路であり、例えば特開平5−328163号公
報に記載されている。図10において、5は水平偏向回
路、6はシリーズ型の水平偏向電源回路、7は水平偏向
出力回路、8は水平偏向コイル、21は偏向歪み補正回
路、22は周期判別回路、23は周期/N発生回路、2
4は出力レベルコントロール回路、25は固定カウンタ
回路、26はD/A変換回路、27は反転増幅回路であ
る。
【0004】図10の従来の偏向歪み補正回路21の動
作について以下に説明する。固定カウンタ回路25は、
垂直同期信号のレベル変化によってリセットされ、基準
クロックを周期/N発生回路23によって分周したクロ
ックのカウントを開始する。固定カウンタ回路25によ
るカウントデータ(ディジタルデータ)は、D/A変換
回路26においてアナログ信号に変換され、反転増幅回
路27において必要に応じて信号の極性が反転されると
ともに信号の振幅値が調整される(ここでは、信号の極
性は反転されず、反転増幅回路27から出力されるアナ
ログ信号は、リニアに増加変化する信号であるものとす
る)。このディジタルデータによって生成されたリニア
に増加変化するアナログ信号は、偏向歪み補正信号とし
て、ディジタル三角波発生回路21から水平偏向電源回
路6に出力される。
【0005】水平偏向電源回路6は、図2のような内部
構成となっており、水平偏向電源回路6が水平偏向出力
回路7に供給する電源電圧Voutは、偏向歪み補正回路
21から入力された偏向歪み補正信号Sbによって変調
される。水平偏向出力回路7は、偏向歪み補正信号Sb
によって変調された電源電圧Voutを回路電源として、
水平偏向電流を生成し、コイル8に供給し、コイル8
は、供給された水平偏向電流に応じた水平偏向磁界を生
成する。上記の水平偏向電流のピーク値の包絡特性は、
上記変調された電源電圧Voutに応じて変化する。この
ようにして、モニタ画面が台形に歪む偏向歪みを補正す
ることができる。
【0006】図11(a)は図10の従来の偏向歪み補
正回路21によって生成される偏向歪み補正信号Sb
波形図、およびこの偏向歪み補正信号Sbによって変調
された電源電圧Voutの波形図である。また、図11
(b)は図10において垂直同期信号を垂直ブランキン
グ信号とした場合に従来の偏向歪み補正回路21によっ
て生成される偏向歪み補正信号Sbの波形、およびこの
偏向歪み補正信号Sbによって変調された電源電圧Vout
の波形である。また、図11(c)は図11(a)また
は図11(b)の偏向歪み補正信号Sbによって変調さ
れた電源電圧Voutによって補正されたモニタ画面であ
る。図11(a)および図11(b)において、点線
は、リニアに増加変化する偏向歪み補正信号Sbの波
形、およびこの偏向歪み補正信号によって正常に変調さ
れた電源電圧Voutの波形であり、実線は、水平偏向電
源回路6の寄生インダクタンスによって歪んだ電源電圧
outの波形である。また、図11(c)において、一
点鎖線の画面は、補正前の台形に歪んだモニタ画面であ
り、点線の画面は、正常に変調された電源電圧によって
補正されたモニタ画面であり、実線は、歪んだ電源電圧
によって補正されたモニタ画面である。
【0007】リニアに増加変化する偏向歪み補正信号S
b(図11(a)の点線参照)によって水平偏向電源回
路6において電源電圧Voutが図11(a)の点線のよ
うに正常に変調された場合には、偏向歪みによって図1
1(c)の一点鎖線のように台形に歪んだモニタ画面
は、図11(c)の点線のように正常に補正される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の偏向歪み補正回路には、以下に説明するような問題が
あった。
【0009】図12は寄生インダクタンスを無視できな
い場合のシリーズ型の水平偏向電源回路6の等価回路図
である。図12において、図2と同じものには同じ符号
を付してある。図12の水平偏向電源回路6が図2の水
平偏向電源回路6と異なる点は、トランジスタ16のエ
ミッタ電極と電源電圧Voutの出力端子の間に寄生イン
ダクタンスによる誘導性負荷30が生じていることであ
る。周波数成分の低い信号に対しては、コンデンサ1
8,19および配線パターンのインダクタンス成分(寄
生インダクタンス)は無視できるが、周波数成分の高い
信号に対しては、上記のインダクタンス成分は無視でき
ないものとなり、図12のように誘導性負荷30が生じ
る。
【0010】図10の従来の偏向歪み補正回路21で
は、固定カウンタ回路25が垂直同期信号によりリセッ
トされた瞬間に、ディジタルデータが最大値から最小値
に向かって瞬時に変化し、これによって偏向歪み補正信
号も最大値から最小値に向かって瞬時に変化するため、
偏向歪み補正信号は高周波成分を含む信号となる。この
ような高周波成分を含んだ偏向歪み補正信号を水平偏向
電源回路6に入力すると、図12のように水平偏向電源
回路6の上記インダクタンス成分は無視できなくなり、
図12のように水平偏向電源回路6に誘導性負荷30が
生じる。
【0011】誘導性負荷30が生じると、水平偏向の電
源電圧Voutは、偏向歪み補正信号Sbに従って正常に変
調されなくなり、位相遅れ・反射・リンギングなどを含
んで歪んだ、図11(a)の実線のような波形となるこ
とがある。このような歪んだ電源電圧Voutによって補
正されたモニタ画面は、図11(c)の実線のように、
画面上部から中間部にかけて異常な曲がり・歪みを生じ
るものとなってしまう。
【0012】また、図10の従来の偏向歪み補正回路2
1において、固定カウンタ回路25を垂直同期信号によ
ってリセットするのではなく、垂直同期信号よりもパル
ス幅の広い垂直ブランキング信号によって映像表示期間
の終了とともにすぐに固定カウンタ回路25をリセット
する構成とした場合には、偏向歪み補正信号Sbは、図
11(b)の点線のように、ブランキング期間において
最小値のまま一定であり、画像表示期間においてリニア
に増加変化する信号となる。なお、上記の垂直ブランキ
ング信号は、映像信号が存在する映像表示期間(水平ブ
ランキング期間を含む)と、映像信号の存在しない垂直
ブランキング期間とでレベルが異なる信号、つまり垂直
ブランキング期間を認識するための信号である。この偏
向歪み補正信号Sbによって水平偏向の電源電圧Vout
図11(b)の点線のように正常に変調された場合に
は、偏向歪みによって図11(c)の一点鎖線のように
台形に歪んだモニタ画面は、図11(c)の点線のよう
に正常に補正される。しかしながら、垂直ブランキング
信号によって固定カウンタ回路25をリセットする場合
にも、水平偏向の電源電圧Voutは、位相遅れ・反射・
リンギングなどを含んで歪んだ、図11(b)の実線の
ような波形となることがある。このような歪んだ電源電
圧Voutによって補正されたモニタ画面は、図11
(c)の実線のように、画面上部から中間部にかけて異
常な曲がり・歪みを生じるものとなってしまう。
【0013】このように従来の偏向歪み補正回路では、
垂直ブランキング期間において偏向歪み補正信号Sb
値が最大値から最小値に急激に変化し、これによって偏
向歪み補正信号Sbに高周波成分が含まれるため、上記
の偏向歪み補正信号Sbによって水平偏向電源回路にお
いて変調される水平偏向の電源電圧Voutが水平偏向電
源回路6の寄生インダクタンスの影響を受けやすく、上
記の電源電圧Voutに位相遅れ・反射・リンギングなど
が生じて、画面に異常な曲がり・歪みを生じる場合があ
るという問題があった。
【0014】本発明は、上記従来の問題を解消するため
になされたものであり、画面に異常な曲がり・歪みが生
じることのない偏向歪み補正回路を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の請求項1に記載の偏向歪み補正回路は、画
像表示装置の水平偏向の電源電圧を変調することにより
画像の偏向歪みを補正する偏向歪み補正回路において、
映像表示期間の補正データを生成する第1の補正データ
生成手段と、垂直ブランキング期間の補正データを生成
する第2の補正データ生成手段と、上記補正データに従
って映像表示期間および垂直ブランキング期間の補正信
号を生成し、この補正信号によって上記電源電圧を変調
する偏向歪み補正信号生成手段とを備え、上記補正信号
が、垂直ブランキング期間の開始時において映像表示期
間の終了時の値となり、垂直ブランキング期間の全期間
において連続的に単調減少または単調増加し、垂直ブラ
ンキング期間の終了時において映像表示期間の開始時の
値に達する信号となるように、上記第2の補正データ生
成手段が上記補正データを生成することを特徴とする。
【0016】また、請求項2に記載の偏向歪み補正回路
は、上記補正信号が垂直ブランキング期間においてリニ
アに変化する信号となるように、上記第2の補正データ
生成手段が上記補正データを生成することを特徴とす
る。
【0017】また、請求項3に記載の偏向歪み補正回路
は、上記補正信号が垂直ブランキング期間において2次
以上の単調減少曲線あるいは単調増加曲線を描いて変化
する信号となるように、上記第2の補正データ生成手段
が上記補正データを生成することを特徴とする。
【0018】また、請求項4に記載の偏向歪み補正回路
は、上記補正信号が画像表示期間において画像のサイド
ピン歪みを補正する信号となるように、上記第1の補正
データ生成手段が上記補正データを生成することを特徴
とする。
【0019】また、請求項5に記載の偏向歪み補正回路
は、上記第2の補正データ生成手段を、マイクロコンピ
ュータによって実現し、垂直ブランキング期間の上記補
正データを、上記マイクロコンピュータでの演算によっ
て生成することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1の偏向歪み補正回路のブロック構成図であ
る。図1において、1はディジタル補正データ演算生成
部、2は垂直ブランキング期間補正データ演算生成部、
3は映像表示期間補正データ演算生成部、4はアナログ
出力型の偏向歪み補正信号生成部、5は水平偏向回路、
6はシリーズ型の水平偏向電源回路、7は水平偏向出力
回路、8は水平偏向コイルである。実施の形態1の偏向
歪み補正回路は、ディジタル補正データ演算生成部1
と、偏向歪み補正信号生成部4とを備えている。
【0021】ディジタル補正データ演算生成部1は、映
像信号の存在しない垂直ブランキング期間における偏向
歪み補正データ(ディジタルデータ)を生成する垂直ブ
ランキング期間補正データ演算生成部2と、映像信号の
存在する映像表示期間(ただし、水平ブランキング期間
を含む)における偏向歪み補正補正データ(ディジタル
データ)を生成する映像表示期間補正データ演算生成部
3とを有する。
【0022】また、ディジタル補正データ演算生成部1
は、入力された垂直ブランキング信号から、映像表示期
間(ただし、水平ブランキング期間を含む)の開始時お
よび終了時、ならびに垂直ブランキング期間の開始時お
よび終了時を検知し、これらを垂直ブランキング期間補
正データ演算生成部2および映像表示期間補正データ演
算生成部3に通知する手段を有する。上記の垂直ブラン
キング信号は、例えば、映像表示期間においてハイレベ
ル、垂直ブランキング期間においてローレベルとなる信
号であり、ディジタル補正データ演算生成部1は、垂直
ブランキング信号のレベル変化を検知することにより、
映像表示期間および垂直ブランキング期間を検知する。
【0023】また、ディジタル補正データ演算生成部1
は、時間経過を計時する手段を有し、計時した時間経過
を垂直ブランキング期間補正データ演算生成部2および
映像表示期間補正データ演算生成部3に通知する。
【0024】また、ディジタル補正データ演算生成部1
は、垂直ブランキング期間のときに、垂直ブランキング
期間補正データ演算生成部2から出力された偏向歪み補
正データを偏向歪み補正信号生成部4に入力し、映像表
示期間のときに、映像表示期間補正データ演算生成部3
から出力された偏向歪み補正データを偏向歪み補正信号
生成部4に入力する手段を有する。例えば、垂直ブラン
キング期間補正データ演算生成部2から出力された偏向
歪み補正データと、映像表示期間補正データ演算生成部
3から出力された偏向歪み補正データのいずれかを切り
換えて偏向歪み補正信号生成部4に入力する。あるい
は、垂直ブランキング期間補正データ演算生成部2から
出力された偏向歪み補正データと、映像表示期間補正デ
ータ演算生成部3から出力された偏向歪み補正データと
を加算して偏向歪み補正信号生成部4に入力する。この
場合には、映像表示期間において垂直ブランキング期間
補正データ演算生成部2は偏向歪み補正データ値0を出
力し、垂直ブランキング期間において映像表示期間補正
データ演算生成部3は偏向歪み補正データ値0を出力す
る。
【0025】偏向歪み補正信号生成部4は、ディジタル
補正データ演算生成部1から入力された偏向歪み補正デ
ータ(ディジタルデータ)に従って、偏向歪み補正信号
(アナログ信号)Saを生成し、この偏向歪み補正信号
aを水平偏向電源回路6に入力し、この偏向歪み補正
信号Saによって水平偏向の電源電圧Vout(水平偏向電
源回路6が水平偏向出力回路7に供給する電源電圧)を
変調する。
【0026】水平偏向回路5は、シリーズ型の水平偏向
電源回路6と、水平偏向出力回路7とを有し、水平偏向
コイル8に水平偏向電流を供給する。水平偏向電源回路
6は、偏向歪み補正信号生成部4から入力された偏向歪
み補正信号Saによって変調された電源電圧Voutを、水
平偏向出力回路7に供給する。水平偏向出力回路7は、
水平偏向電源回路6から供給された変調された電源電圧
outを回路電源として水平偏向電流を生成し、この水
平偏向電流を水平偏向コイル8に供給する。水平偏向コ
イル8は、供給された水平偏向電流に応じた水平偏向磁
界を発生する。上記の水平偏向電流のピーク値の包絡特
性は、上記変調された電源電圧Voutに応じて変化す
る。
【0027】図2はシリーズ型の水平偏向電源回路6の
回路構成図である。図2において、16,17はバイポ
ーラトランジスタ、18,19はコンデンサ、20,2
1,22は抵抗である。また、Vbは画像表示装置の電
源回路などから水平偏向電源回路6に入力される一定の
電圧、Saは偏向歪み補正信号生成部4から入力される
偏向歪み補正信号(アナログ信号)、Voutは偏向歪み
補正信号Saによって変調され、水平偏向出力回路7に
供給される水平偏向の電源電圧である。
【0028】図2の水平偏向電源回路6において、トラ
ンジスタ16のコレクタ電極には、一定の電圧Vbが供
給され、トランジスタ16のベース電極は、トランジス
タ17のコレクタ電極に接続され、トランジスタ16の
エミッタ電極には、水平偏向出力回路7に供給される電
源電圧Voutが生成される。また、トランジスタ16の
コレクタ電極とベース電極の間には、抵抗20が設けら
れている。また、トランジスタ16のエミッタ電極とグ
ランドGNDの間には、直列接続された抵抗21,22
と、コンデンサ19とが設けられている。また、トラン
ジスタ16のエミッタ電極とトランジスタ17のベース
電極の間には、コンデンサ18が設けられている。トラ
ンジスタ17のベース電極には、電源電圧Voutを抵抗
21および22によって分圧した電圧がフィードバック
され、トランジスタ17のエミッタ電極には、偏向歪み
補正信号Saが入力される。このような構成により、電
源電圧Voutは偏向歪み補正信号Saの電圧値の変化に応
じて変化し(偏向歪み補正信号Saの電圧値が大きいほ
ど、電源電圧Voutは大きくなる)、電源電圧Voutの傾
きは、偏向歪み補正信号Saの傾きおよび抵抗21と2
2の分圧比に応じた値となる。従って、電源電圧Vout
は、偏向歪み補正信号Saによって変調された電圧(偏
向歪み補正信号Saの電圧値の変化に追従する電圧)と
なる。偏向歪み補正信号Saに急激な変化による高周波
成分が含まれていると、電源電圧Voutは、水平偏向電
源回路6の寄生インダクタンスによって位相遅れ・反射
・リンギングなどを含んだ電圧となってしまう。
【0029】垂直ブランキング期間補正データ演算生成
部2は、垂直ブランキング期間における偏向歪み補正信
号Saが、垂直ブランキング期間の開始時において映像
表示期間の終了時の値となり、垂直ブランキング期間の
開始時から終了時までの全期間において連続的に単調減
少し、垂直ブランキング期間の終了時において映像表示
期間の開始時の値に達する信号となるように、偏向歪み
補正データを生成する。ここでは、垂直ブランキング期
間補正データ演算生成部2は、上記の偏向歪み補正信号
aが垂直ブランキング期間においてリニアに変化する
信号となるように、偏向歪み補正データを生成する。
【0030】映像表示期間補正データ演算生成部3は、
映像表示期間における偏向歪み補正信号Saがリニアに
増加変化する信号となるように、偏向歪み補正データを
生成する。
【0031】このように本発明の偏向歪み補正回路は、
映像表示期間における偏向歪み補正データを生成する映
像表示期間補正データ演算生成部3の他に、垂直ブラン
キング期間における偏向歪み補正データを生成する垂直
ブランキング期間補正データ演算生成部2を備えてお
り、この垂直ブランキング期間補正データ演算生成部2
によって、垂直ブランキング期間における偏向歪み補正
信号Saが、垂直ブランキング期間の開始時において映
像表示期間の終了時の値となり、垂直ブランキング期間
の開始時から終了時までの全期間において連続的に単調
減少し、垂直ブランキング期間の終了時において映像表
示期間の開始時の値に達する信号となるように、偏向歪
み補正データを生成する。
【0032】この実施の形態1の偏向歪み補正回路は、
垂直ブランキング期間補正データ演算生成部2によっ
て、垂直ブランキング期間における偏向歪み補正信号S
aがリニアに変化する信号となるように、偏向歪み補正
データを生成する。
【0033】また、この実施の形態1の偏向歪み補正回
路では、垂直ブランキング期間補正データ演算生成部2
および映像表示期間補正データ演算生成部3を、マイク
ロコンピュータ(CPU)によって実現し、垂直ブラン
キング期間および画像表示期間の偏向歪み補正データ
を、上記マイクロコンピュータでの演算によって生成す
ることにより、従来の偏向歪み補正回路に垂直ブランキ
ング期間補正データ演算生成部2を設けて実施の形態1
の偏向歪み補正回路を実現する場合に、ハードウェアの
規模を増大させることなく、簡単に垂直ブランキング期
間の偏向歪み補正データを生成することが可能となる。
【0034】以上のように構成された実施の形態1の偏
向歪み補正回路の動作について以下に説明する。図3は
本発明の実施の形態1の偏向歪み補正回路の垂直ブラン
キング期間補正データ演算生成部2における偏向歪み補
正データの生成手順を説明するフローチャートである。
また、図4(a)はディジタル補正データ演算生成部1
によって生成された偏向歪み補正データ(ディジタルデ
ータ)のパターンである。図4(b)は図4(a)の偏
向歪み補正データをもとに偏向歪み補正信号生成部4に
よって生成された偏向歪み補正信号Sa(アナログ信
号)の波形図、およびこの偏向歪み補正信号Saによっ
て変調された水平偏向の電源電圧Voutの波形図であ
る。また、図4(c)は図4(b)の偏向歪み補正信号
aによって変調された電源電圧Voutによって補正され
たモニタ画面である。図4(a)において、変数x
vは、垂直ブランキング期間において時間tに対応する
変数であり、変数xiは、画像表示期間において時間t
に対応する変数である。垂直ブランキング期間の開始時
t=tvsにおいてxv=0であり、画像表示期間の開始
時t=tisにおいてxi=0である。変数xvの関数yv
は、変数xvについての偏向歪み補正データの値(垂直
ブランキング期間の偏向歪み補正データの値)であり、
変数xiの関数yiは、変数xiについての偏向歪み補正
データの値(画像表示期間の偏向歪み補正データの値)
である。従って、(xv,yv)は、垂直ブランキング期
間補正データ演算生成部2によって生成される垂直ブラ
ンキング期間の偏向歪み補正データの座標であり、(x
i,yi)は、画像表示期間補正データ演算生成部3によ
って生成される画像表示期間の偏向歪み補正データの座
標である。また、図4(c)において、一点鎖線の画面
は、補正前の台形に歪んだモニタ画面であり、実線の画
面は、補正されたモニタ画面である。
【0035】以下の動作説明において、ある垂直ブラン
キング期間をPv(n)とし、この1個前の垂直ブラン
キング期間をPv(n−1)と表記する。また、垂直ブ
ランキング期間Pv(n)の終了とともに開始される画
像表示期間をPi(n)とし、この1個前の画像表示期
間をPi(n−1)と表記する。従って、垂直ブランキ
ング期間Pv(n−1)の終了とともに画像表示期間Pi
(n−1)が開始され、画像表示期間Pi(n−1)の
終了とともに垂直ブランキング期間Pv(n)が開始さ
れ、垂直ブランキング期間Pv(n)の終了とともに画
像表示期間Pi(n)が開始されるものとする。
【0036】まず、垂直ブランキング期間補正データ演
算生成部2による偏向歪み補正データの生成手順につい
て説明する。図3のステップS1において、垂直ブラン
キング期間のスタートポイントにおける偏向歪み補正デ
ータ座標(xv,yv)を(0,b)とし、垂直ブランキ
ング期間のエンドポイントにおける偏向歪み補正データ
座標(xv,yv)を(c,d)とする。さらに、b−d
を垂直ブランキング期間のスタートポイントとエンドポ
イントの偏向歪み補正データの振幅値差Avとし、c−
0=cを垂直ブランキング期間の長さBvとする。ここ
で、c>0,b>dであり、エンドポイントのxv座標
cは、正の整数であり、エンドポイントの偏向歪み補正
データ値dは、例えば0または正数である。また、xv
=0,1,2,…,c−1,またはcであり、垂直ブラ
ンキング期間の開始時t=tvsにおいてxv=0であ
る。また、xv=cは、垂直ブランキング期間の終了時
t=t veに対応している。また、xv=0,1,…,c
のときの偏向歪み補正データの値yvを、yv(0),y
v(1),…,yv(c)と表記する。
【0037】次に、ステップS2において、垂直ブラン
キング期間での偏向歪み補正データの傾きkvを、 kv=Av/Bv によって求める。
【0038】次に、ステップS3において、xv=0で
の偏向歪み補正データ値yv(0)を、 yv(0)=b とし、このyv(0)を保持する。次に、ステップS4
において、xvを1つインクリメントしてxv=1とし、
ステップS5において、xv=1での偏向歪み補正デー
タ値yv(1)を、 yv(1)=yv(0)−kv によって計算し、このyv(1)を保持する。次に、ス
テップS6において、xvがエンドポイントcに到達し
たか否かを判別し、つまりxv=cであるか否かを判別
し、xv<cであれば、ステップS4に戻る。そして、
ステップS4において、xvをさらに1つインクリメン
トしてxv=2とし、ステップS5において、xv=2で
の偏向歪み補正データ値yv(2)を、 yv(2)=yv(1)−kv によって計算し、このyv(2)を保持する。
【0039】このように、ステップS4〜S6におい
て、xvを1ずつインクリメントし(xv=xv+1)、
それぞれのxvの値について、 yv(xv)=yv(xv−1)−kv を計算することによって、偏向歪み補正データy
v(0)(=b),yv(1),…,yv(c)(=d)
を順次求め、保持する。そして、ステップS6におい
て、xv=cであれば、図3の手順を終了する。
【0040】垂直ブランキング期間補正データ演算生成
部2は、垂直ブランキング期間の開始時t=tvsが検知
されると、偏向歪み補正データyv(0)=bを出力す
る。次に、時間t=tvs+Δtになると、出力偏向歪み
補正データをyv(0)からyv(1)=b−kvに変化
させる。このように、垂直ブランキング期間において、
時間Δtごとに、出力偏向歪み補正データを、y
v(0),yv(1),…,y v(c)と順次変化させ
る。そして、垂直ブランキング期間の終了時t=tve
検知されると、偏向歪み補正データの出力を停止する
(例えば、出力偏向歪み補正データを0にする)。
【0041】図3のステップS1で説明した、スタート
ポイントの偏向歪み補正データ値bと、スタートポイン
トの偏向歪み補正データ値d(または開始時と終了時の
偏向歪み補正データの振幅値差Av)とは、例えば、あ
らかじめ設定されて垂直ブランキング期間補正データ演
算生成部2内に設けた不揮発性メモリに保持されてい
る。なお、偏向歪み補正データ値b,dを垂直ブランキ
ング期間ごとに設定することも可能である。
【0042】また、図3のステップS1で説明した、エ
ンドポイントのx座標c(従って、垂直ブランキング期
間の長さBv)は、例えば、標準値があらかじめ設定さ
れて垂直ブランキング期間補正データ演算生成部2内に
保持されているか、あるいは垂直ブランキング期間ごと
に設定される。ここで、垂直ブランキング期間の長さ
(時間長)Tv(=tve−tvs)が、m×Δt(mは正
の整数)であるとき、エンドポイントのxv座標cはm
−1に設定される。また、偏向歪み補正データの傾きk
vは、エンドポイントのxv座標cがあらかじめ設定され
ている場合には、あらかじめ計算されて垂直ブランキン
グ期間補正データ演算生成部2内に保持されており、エ
ンドポイントのxv座標cが垂直ブランキング期間ごと
に設定される場合には、垂直ブランキング期間ごとに計
算される。
【0043】エンドポイントのxv座標cの標準値があ
らかじめ設定されている場合には、例えば、図3の手順
によってあらかじめ計算された偏向歪み補正データyv
(0)〜yv(c)が、垂直ブランキング期間補正デー
タ演算生成部2内に設けた不揮発性メモリに保持されて
いる。また、エンドポイントのxv座標cが垂直ブラン
キング期間ごとに設定される場合には、偏向歪み補正デ
ータyv(0)〜yv(c)も、垂直ブランキング期間ご
とに図3の手順によって計算される。なお、エンドポイ
ントのxv座標cの標準値があらかじめ設定されている
場合において、偏向歪み補正データyv(0)〜y
v(c)を垂直ブランキング期間ごとに計算することも
可能である。
【0044】垂直ブランキング期間Pv(n)における
偏向歪み補正データを生成する図3の手順において、傾
きkvは、この垂直ブランキング期間Pv(n)の開始時
までに計算されている必要がある。また、偏向歪み補正
データyv(0),yv(1),yv(2),…,y
v(c)は、それぞれ出力タイミングまでに計算されて
いる必要がある。例えば、偏向歪み補正データy
v(1)は、時間t=tvs+Δtまでに計算されている
必要がある。
【0045】垂直ブランキング期間Pv(n)の偏向歪
み補正データyv(0)〜yv(c)を、垂直ブランキン
グ期間Pv(n)の開始時よりも前(例えば、電源投入
時または画像表示期間Pi(n−1))に計算する場合
には、偏向歪み補正データyv(0)〜yv(c)を垂直
ブランキング期間補正データ演算生成部2内のメモリに
保持する必要がある。しかし、偏向歪み補正データyv
(x)を、例えば時間t=tvs+(xv−1)Δtから
t=tvs+xvΔtまでの間に、つまり偏向歪み補正デ
ータyv(xv−1)を出力している期間に計算すること
も可能であり、この場合には、偏向歪み補正データyv
(0)〜yv(c)を保持するメモリは必要ない。
【0046】エンドポイントのxv座標cを垂直ブラン
キング期間ごとに設定する場合は、例えば以下に説明す
る手順による。垂直ブランキング期間Pv(n)のエン
ドポイントのxv座標cを設定するにあたっては、ディ
ジタル補正データ演算生成部1は、入力される垂直ブラ
ンキング信号によって垂直ブランキング期間の開始時お
よび終了時を検知するため、垂直ブランキング期間補正
データ演算生成部2は、垂直ブランキング期間P
v(n)の開始時よりも前に、この垂直ブランキング期
間Pv(n)の開始時および終了時を認識することはで
きない。このため、例えば、1個前の垂直ブランキング
期間Pv(n−1)において、この垂直ブランキング期
間Pv(n−1)の時間長Tv(n−1)を検知し、画像
表示期間Pi(n−1)において、上記の時間長Tv(n
−1)をもとに垂直ブランキング期間Pv(n)のエン
ドポイントのxv座標cの値(=垂直ブランキング期間
v(n)の長さBv(n))を設定し、このTv(n−
1)をもとに設定したBv(n)を用いて、垂直ブラン
キング期間Pv(n)の傾きkv(n)を、 kv(n)=Av/Bv(n) によって計算する。
【0047】垂直ブランキング期間Pv(n)の時間長
にばらつきがある場合には、例えば、垂直ブランキング
期間の終了時を検知したときに出力されている偏向歪み
補正データがyv(c−1)であったり、偏向歪み補正
データyv(c)が時間2×Δtの間出力されることが
あるが、上記のようにエンドポイントのxv座標cを垂
直ブランキング期間ごとに設定することにより、垂直ブ
ランキング期間の終了時に出力偏向歪み補正データのず
れを生じさせないようにすることができる。
【0048】次に、画像表示期間補正データ演算生成部
3による偏向歪み補正データの生成手順について説明す
る。まず、画像表示期間のスタートポイントにおける偏
向歪み補正データ座標(xi,yi)を(0,d)とし、
画像表示期間のエンドポイントにおける偏向歪み補正デ
ータ座標(xi,yi)を(e,b)とする。さらに、d
−bを画像表示期間のスタートポイントとエンドポイン
トの偏向歪み補正データの振幅値差Aiとし、e−0=
eを画像表示期間の長さBiとする。ここで、e>0,
d<bであり、エンドポイントのxi座標eは、正の整
数であり、偏向歪み補正データ値d,bは、図3のステ
ップS1で説明したものと同じである。また、xi
0,1,2,…,e−1,またはeであり、画像表示期
間の開始時t=tisにおいてxi=0である。また、xi
=eは、画像表示期間の終了時t=t ieに対応してい
る。また、xi=0,1,…,eのときの偏向歪み補正
データの値yiを、yi(0),yi(1),…,y
i(e)と表記する。
【0049】次に、画像表示期間での偏向歪み補正デー
タの傾きkiを、 ki=Ai/Bi によって求める。
【0050】次に、xi=0での偏向歪み補正データ値
i(0)を、 yi(0)=d とし、このyi(0)を保持する。次に、xiを1つイン
クリメントしてxi=1とし、xi=1での偏向歪み補正
データ値yi(1)を、 yi(1)=yi(0)−ki によって計算し、このyi(1)を保持する。次に、xi
がエンドポイントeに到達したか否かを判別する(xi
=eであるか否かを判別する)。そして、xi<eであ
れば、xiをさらに1つインクリメントしてxi=2と
し、xi=2での偏向歪み補正データ値yi(2)を、 yi(2)=yi(1)−ki によって計算し、このyi(2)を保持する。
【0051】このように、xiを1ずつインクリメント
し(xi=xi+1)、それぞれのxiの値について、 yi(xi)=yi(xi−1)−ki を計算することによって、偏向歪み補正データy
i(0)(=d),yi(1),…,yi(e)(=b)
を順次求め、保持する。
【0052】画像表示期間補正データ演算生成部3は、
画像表示期間の開始時t=tisが検知されると、偏向歪
み補正データyi(0)=dを出力する。次に、時間t
=ti s+Δtになると、出力偏向歪み補正データをyi
(0)からyi(1)=d−kiに変化させる。このよう
に、画像表示期間において、時間Δtごとに、出力偏向
歪み補正データを、yi(0),yi(1),…,y
i(e)と順次変化させる。そして、画像表示期間の終
了時t=tieが検知されると、偏向歪み補正データの出
力を停止する(例えば、出力偏向歪み補正データを0に
する)。
【0053】偏向歪み補正信号生成部4は、垂直ブラン
キング期間においては、垂直ブランキング期間補正デー
タ演算生成部2によって生成された、時間Δtごとにリ
ニアに減少変化する偏向歪み補正データ(ディジタルデ
ータ)yv(0),yv(1),…,yv(c)に従っ
て、リニアに減少変化する偏向歪み補正信号(アナログ
信号)Saを生成し、この偏向歪み補正信号Saを水平偏
向電源回路6に入力する。また、偏向歪み補正信号生成
部4は、映像表示期間においては、映像表示期間補正デ
ータ演算生成部3によって生成された、時間Δtごとに
リニアに増加変化する偏向歪み補正データ(ディジタル
データ)yi(0),yi(1),…,yi(c)に従っ
て、リニアに増加変化する偏向歪み補正信号(アナログ
信号)Saを生成し、この偏向歪み補正信号Saを水平偏
向電源回路6に入力する。
【0054】水平偏向電源回路6においては、垂直ブラ
ンキング期間においてリニアに減少変化し、映像表示期
間においてリニアに増加変化する上記の偏向歪み補正信
号S aによって、電源電圧Voutが変調される(図2参
照)。そして、この垂直ブランキング期間においてリニ
アに減少変化し、映像表示期間においてリニアに増加変
化する変調された電源電圧Voutは、水平偏向出力回路
7に供給される。水平偏向出力回路7は、上記の変調さ
れた電源電圧Voutを回路電源として、ピーク値の包絡
特性が垂直ブランキング期間においてリニアに減少変化
し、映像表示期間においてリニアに増加変化する水平偏
向電流を生成し、この水平偏向電流を水平偏向コイル8
に供給する。水平偏向コイル8は、上記の水平偏向電流
に応じた水平偏向磁界を発生する。
【0055】このように、映像表示期間においてリニア
に増加変化するとともに垂直ブランキング期間において
リニアに減少変化する偏向歪み補正データ(図4(a)
参照)を生成し、この偏向歪み補正データをもとに偏向
歪み補正信号Saを生成することにより、生成された偏
向歪み補正信号Saは、映像表示期間においてリニアに
増加変化するとともに垂直ブランキング期間においてリ
ニアに減少変化する信号となり(図4(b)参照)、従
来のように垂直ブランキング期間において急激に変化し
ないので、高周波成分を含まない信号となる。この高周
波成分を含まない偏向歪み補正信号Saによって水平偏
向の電源電圧Voutを変調することにより、水平偏向電
源回路の寄生インダクタンスによる位相遅れ・反射・リ
ンギングなどを含まず、映像表示期間においてリニアに
増加変化するとともに垂直ブランキング期間においてリ
ニアに減少変化する電源電圧Vout(図4(b)参照)
を生成することができる。この位相遅れ・反射・リンギ
ングなどを含まない水平偏向の電源電圧Voutを水平偏
向出力回路7に供給することにより、画面に異常な曲が
り・歪みを生じさせることなく、図4(c)の一点鎖線
のような偏向歪みを図4(c)の実線のように正常に補
正することができる。
【0056】以上のように実施の形態1によれば、垂直
ブランキング期間補正データ演算生成部2によって生成
された垂直ブランキング期間の偏向歪み補正データをも
とに、アナログ出力型の偏向歪み補正信号生成部4によ
って垂直ブランキング期間においてリニアに減少変化す
る偏向歪み補正信号Saを生成する構成としたことによ
り、高周波成分を含まない偏向歪み補正信号Saを生成
することができ、この偏向歪み補正信号Saによって水
平偏向の電源電圧Voutを変調することにより、偏向歪
みを補正する水平偏向の電源電圧Voutに位相遅れ・反
射・リンギングなどが含まれないので、画面に異常な曲
がり・歪みを生じさせることなく、偏向歪みを正常に補
正することができる。
【0057】実施の形態2.図5は本発明の実施の形態
2の偏向歪み補正回路のブロック構成図である。図5に
おいて、図1と同じものには同じ符号を付してあり、5
Aは水平偏向回路、9はPWM(Pulse Width Modulati
on)出力型の偏向歪み補正信号生成部、10はチョッパ
型の水平偏向電源回路である。
【0058】この実施の形態2の偏向歪み補正回路は、
上記実施の形態1の偏向歪み補正回路において、アナロ
グ出力型の偏向歪み補正信号生成部4をPWM出力型の
偏向歪み補正信号生成部9とし、水平偏向回路5を水平
偏向回路5Aとしたものである。水平偏向回路5Aは、
上記実施の形態1の水平偏向回路5において、シリーズ
型の水平偏向電源回路7をチョッパ型の水平偏向電源回
路10としたものである。
【0059】偏向歪み補正信号生成部9は、ディジタル
補正データ演算生成部1から入力された偏向歪み補正デ
ータ(ディジタルデータ)をもとに偏向歪み補正信号
(PWM信号)Spwmを生成し、この偏向歪み補正信号
pwmを水平偏向電源回路10に入力し、この偏向歪み
補正信号Spwmによって水平偏向電源回路10において
水平偏向の電源電圧Voutを変調する。
【0060】図6は偏向歪み補正信号生成部9によって
生成される偏向歪み補正信号(PWM信号)Spwmの波
形図である。偏向歪み補正信号生成部9は、ディジタル
補正データ演算生成部1から入力される偏向歪み補正デ
ータ(図4(a)参照)をもとに、偏向歪み補正信号S
pwmのハイレベル期間のパルス幅wを変化させる(偏向
歪み補正信号Spwmのデューティを変化させる)。ここ
では、偏向歪み補正データの値が大きくなるほど、上記
のパルス幅wは広くなる。
【0061】水平偏向回路5Aは、チョッパ型の水平偏
向電源回路10と、水平偏向出力回路7とを有し、水平
偏向コイル8に水平偏向電流を供給する。水平偏向電源
回路10は、偏向歪み補正信号生成部9から入力された
偏向歪み補正信号Spwmによって変調された電源電圧V
outを、水平偏向出力回路7に供給する。水平偏向出力
回路7は、水平偏向電源回路10から供給された変調さ
れた電源電圧Voutを回路電源として水平偏向電流を生
成し、この水平偏向電流を水平偏向コイル8に供給す
る。水平偏向コイル8は、供給された水平偏向電流に応
じた水平偏向磁界を発生する。上記の水平偏向電流のピ
ーク値の包絡特性は、上記変調された電源電圧Vout
応じて変化する。
【0062】図7はチョッパ型の水平偏向電源回路10
の回路構成図である。図7において、11はトランジス
タ、12はダイオード、13はコイル、14,15はコ
ンデンサである。また、Vbは画像表示装置の電源回路
などから水平偏向電源回路10に入力される一定の電
圧、Spwmは偏向歪み補正信号生成部9から入力される
偏向歪み補正信号(PWM信号)、Voutは偏向歪み補
正信号Spwmによって変調され、水平偏向出力回路7に
供給される水平偏向の電源電圧である。
【0063】図7の水平偏向電源回路10において、ト
ランジスタ11のコレクタ電極には、一定の電圧Vb
供給され、トランジスタ11のベース電極には、偏向歪
み補正信号Spwmが入力され、トランジスタ11のエミ
ッタ電極は、ダイオード12のカソード電極およびコイ
ル13の一方の端子に接続されている。また、ダイオー
ド12のアノード電極は、グランドGNDに接続されて
いる。また、トランジスタ11のコレクタ電極とグラン
ドGNDの間、およびコイル13の他方の端子とグラン
ドGNDの間には、それぞれコンデンサ14,15が設
けられている。コイル13の他方の端子には、水平偏向
出力回路7に供給される電源電圧Voutが生成される。
このような構成により、偏向歪み補正信号Spwmのハイ
レベル期間においてトランジスタ11はオンし(このと
きダイオード12はオフする)、偏向歪み補正信号S
pwmのローレベル期間においてトランジスタ11はオフ
する(このときダイオード12はオンする)し、このト
ランジスタ11のスイッチング動作によって、電源電圧
outは、偏向歪み補正信号Spwmのハイレベル期間の幅
wの変化に応じて変化する(偏向歪み補正信号Spwm
ハイレベル期間の幅wが広いほど、電源電圧Voutは大
きくなる)。従って、電源電圧Voutは、偏向歪み補正
信号Spwmによって変調された電圧(偏向歪み補正信号
spwのハイレベル期間の幅wの変化に追従する電圧)
となる。
【0064】ところで、図7のチョッパ型の水平偏向電
源回路10のコイル13はかなり大きなインダクタンス
を持っており、垂直ブランキング期間において電圧値が
最大値から最小値に急激に変化する従来の偏向歪み補正
信号(図11(a),(b)参照)に準じた、垂直ブラ
ンキング期間においてハイレベル期間のパルス幅wが最
大値から最小値に急激に変化する偏向歪み補正信号(P
WM信号)を図7の水平偏向電源回路10に入力する
と、コイル13とコンデンサ15とのLC結合によっ
て、電源電圧Voutは、シリーズ型の水平偏向電源回路
6(図2参照)に上記従来の偏向歪み補正信号を入力し
た場合よりも、かなり大きな位相遅れ・反射・リンギン
グなどを含んだ電圧となってしまい、画面に顕著な曲が
り・歪みを生じさせてしまう。
【0065】そこで、映像表示期間においてリニアに増
加変化するとともに垂直ブランキング期間においてリニ
アに減少変化する偏向歪み補正データ(図4(a)参
照)を生成し、この偏向歪み補正データをもとに偏向歪
み補正信号Spwmを生成することにより、生成された偏
向歪み補正信号Spwmは、ハイレベル期間の幅wが映像
表示期間においてリニアに増加変化するとともに垂直ブ
ランキング期間においてリニアに減少変化する信号とな
る。この偏向歪み補正信号Spwmによって水平偏向の電
源電圧Voutを変調することにより、位相遅れ・反射・
リンギングなどが低減され、映像表示期間においてリニ
アに増加変化するとともに垂直ブランキング期間におい
てリニアに減少変化する電源電圧Voutを生成すること
ができる。この位相遅れ・反射・リンギングなどが低減
された電源電圧Voutを水平偏向出力回路7に供給する
ことにより、画面に異常な曲がり・歪みを生じさせるこ
となく、偏向歪みを正常に補正することができる。
【0066】以上のように実施の形態2によれば、垂直
ブランキング期間補正データ演算生成部2によって生成
された垂直ブランキング期間の偏向歪み補正データをも
とに、PWM出力型の偏向歪み補正信号生成部9によっ
て垂直ブランキング期間においてパルス幅wがリニアに
減少変化する偏向歪み補正信号Spwmを生成し、この偏
向歪み補正信号Saによって水平偏向の電源電圧Vout
変調する構成としたことにより、偏向歪みを補正する水
平偏向の電源電圧Voutに含まれる位相遅れ・反射・リ
ンギングなどを低減できるので、画面に異常な曲がり・
歪みを生じさせることなく、偏向歪みを正常に補正する
ことができる。
【0067】実施の形態3.本発明の実施の形態3の偏
向歪み補正回路は、上記実施の形態1の偏向歪み補正回
路において、偏向歪み補正信号Saが垂直ブランキング
期間において2次以上の単調減少曲線を描いて変化する
信号となるように、垂直ブランキング期間補正データ生
成演算部2が偏向歪み補正データを生成するようにした
ものである。
【0068】図8は本発明の実施の形態3の偏向歪み補
正回路の偏向歪み補正信号生成部4(図1参照)によっ
て生成された偏向歪み補正信号Saの波形図、およびこ
の偏向歪み補正信号Saによって水平偏向電源回路6
(図1参照)において変調された水平偏向の電源電圧V
outの波形図である。
【0069】図8のように偏向歪み補正信号Saを、垂
直ブランキング期間において2次以上の単調減少曲線を
描いて変化する信号とした場合にも、上記実施の形態1
と同じように、画面に異常な曲がり・歪みを生じさせる
ことなく、偏向歪みを正常に補正することができる。
【0070】以上のように実施の形態3によれば、垂直
ブランキング期間補正データ演算生成部2および偏向歪
み補正信号生成部4によって、垂直ブランキング期間に
おいて2次以上の単調減少曲線を描いて変化する偏向歪
み補正信号Saを生成し、この偏向歪み補正信号Saによ
って水平偏向の電源電圧Voutを変調する構成としたこ
とにより、上記実施の形態1と同じように、画面に異常
な曲がり・歪みを生じさせることなく、偏向歪みを正常
に補正することができる。
【0071】なお、上記実施の形態3では、偏向歪み補
正信号Saが垂直ブランキング期間において2次以上の
単調減少曲線を描いて変化する信号となるようにした
が、垂直ブランキング期間において3次以上の高次の単
調減少曲線を描いて変化する信号となるようにしても、
上記実施の形態1と同じように、画面に異常な曲がり・
歪みを生じさせることなく、偏向歪みを正常に補正する
ことができる。
【0072】実施の形態4.本発明の実施の形態4の偏
向歪み補正回路は、上記実施の形態1の偏向歪み補正回
路において、偏向歪み補正信号Saが画像表示期間にお
いてサイドピン歪み(サイドピンコーナー歪み)を補正
する信号となるように、画像表示期間補正データ生成演
算部3が偏向歪み補正データを生成するようにしたもの
である。
【0073】図9(a)は本発明の実施の形態4の偏向
歪み補正信号生成部4(図1参照)によって生成された
偏向歪み補正信号Saの波形図、およびこの偏向歪み補
正信号Saによって変調された水平偏向の電源電圧Vout
の波形図である。また、図9(b)は図9(a)の偏向
歪み補正信号Saによって変調された水平偏向の電源電
圧Voutによって補正されたモニタ画面である。図9
(b)において、Aはサイドピン歪み、一点鎖線の画面
は補正前の台形歪みおよびサイドピン歪みAを生じたモ
ニタ画面、実線の画面は台形歪みおよびサイドピン歪み
Bが補正されたモニタ画面である。また、図9(a)に
おいて、Bはサイドピン歪みAを補正するために画像表
示期間の偏向歪み補正信号Saに形成された凹部であ
る。この凹部Bは、画像表示期間の電源電圧Voutにも
形成される。
【0074】このように、垂直ブランキング期間におい
てリニアに減少変化するとともに、画像表示期間におい
てサイドピン歪みAを補正するための凹部Bを有する偏
向歪み補正信号Sa(図9(a)参照)を生成し、この
補正信号Saによって水平偏向の電源電圧Voutを変調す
ることにより、位相遅れ・反射・リンギングなどを含ま
ず、垂直ブランキング期間においてリニアに減少変化
し、画像表示期間においてサイドピン歪みAを補正する
ための凹部Bを有する電源電圧Vout(図4(b)参
照)を生成することができる。この電源電圧Voutを水
平偏向出力回路7に供給することにより、画面に異常な
曲がり・歪みを生じさせることなく、図9(b)の一点
鎖線の画面のような台形歪みおよびサイドピン歪みA
を、図9(b)の実線の画面のように正常に補正するこ
とができる。
【0075】以上のように実施の形態4によれば、垂直
ブランキング期間補正データ演算生成部2によって生成
された偏向歪み補正データをもとに、垂直ブランキング
期間においてリニアに減少変化する偏向歪み補正信号S
aを生成するとともに、画像表示期間補正データ演算生
成部3によって生成された偏向歪み補正データをもと
に、画像表示期間においてサイドピン歪みを補正するた
めの凹部を有する偏向歪み補正信号Saを生成し、この
偏向歪み補正信号Saによって水平偏向の電源電圧Vout
を変調する構成としたことにより、画面に異常な曲がり
・歪みを生じさせることなく、台形歪みおよびサイドピ
ン歪みを正常に補正することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1〜
3に記載の偏向歪み補正回路によれば、第2の補正デー
タ生成手段によって生成された垂直ブランキング期間の
補正データをもとに、補正信号生成手段によって垂直ブ
ランキング期間において連続的に単調減少する補正信号
を生成する構成としたことにより、高周波成分を含まな
い補正信号を生成することができ、この補正信号によっ
て水平偏向の電源電圧を変調することにより、偏向歪み
を補正する水平偏向の電源電圧に含まれる位相遅れ・反
射・リンギングなどを低減することができるので、画面
に異常な曲がり・歪みを生じさせることなく、偏向歪み
を正常に補正することができるという効果がある。
【0077】また、本発明の請求項4に記載の偏向歪み
補正回路によれば、第2の補正データ生成手段によって
生成された補正データをもとに垂直ブランキング期間に
おいて連続的に単調減少する補正信号を生成するととも
に、第1の補正データ生成手段によって生成された補正
データをもとに画像表示期間においてサイドピン歪みを
補正する補正信号を生成する構成としたことにより、画
面に異常な曲がり・歪みを生じさせることなく、台形歪
みおよびサイドピン歪みを正常に補正することができる
という効果がある。
【0078】また、本発明の請求項5に記載の偏向歪み
補正回路によれば、第2の補正データ生成手段をマイク
ロコンピュータによって実現し、垂直ブランキング期間
の補正データを、上記マイクロコンピュータでの演算に
よって生成することにより、従来の偏向歪み補正回路に
第2の補正データ生成手段を設けて本発明の偏向歪み補
正回路を実現する場合に、ハードウェアの規模を増大さ
せることなく、簡単に垂直ブランキング期間の補正デー
タを生成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の1形態の偏向歪み補正回路の
ブロック構成図である。
【図2】 シリーズ型の水平偏向電源回路の回路構成図
である。
【図3】 本発明の実施の形態1の偏向歪み補正回路の
垂直ブランキング期間補正データ演算生成部における偏
向歪み補正データの生成手順を説明するフロ―チャート
である。
【図4】 本発明の実施の形態1の偏向歪み補正回路に
よって生成された偏向歪み補正データのパターン、この
偏向歪み補正データをもとに生成された偏向歪み補正信
号の波形図、この偏向補正信号によって変調された水平
偏向の電源電圧の波形図、およびこの水平偏向の電源電
圧によって補正されたモニタ画面を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態2の偏向歪み補正回路の
ブロック構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態2の偏向歪み補正回路の
PWM出力型の偏向歪み補正信号生成部によって生成さ
れる偏向歪み補正信号(PWM信号)の波形図である。
【図7】 チョッパ型の水平偏向電源回路の回路構成図
である。
【図8】 本発明の実施の形態3の偏向歪み補正回路の
偏向歪み補正信号生成部によって生成された偏向歪み補
正信号の波形図、およびこの偏向歪み補正信号によって
変調された水平偏向の電源電圧の波形図である。
【図9】 本発明の実施の形態4の偏向歪み補正回路に
よって生成された偏向歪み補正信号の波形図、この偏向
歪み補正信号によって変調された水平偏向の電源電圧の
波形図、およびこの水平偏向の電源電圧によって補正さ
れたモニタ画面を示す図である。
【図10】 従来の偏向歪み補正回路のブロック構成図
である。
【図11】 図10の偏向歪み補正回路によって生成さ
れた偏向歪み補正信号の波形図、この偏向歪み補正信号
によって変調された水平偏向の電源電圧の波形図、およ
びこの水平偏向の電源電圧によって補正されたモニタ画
面を示す図である。
【図12】 寄生インダクタンスを無視できない場合の
図2の水平偏向電源回路の等価回路図である。
【符号の説明】
1 ディジタル補正データ演算生成部、 2 垂直ブラ
ンキング期間補正データ演算生成部、 3 映像表示期
間補正データ演算生成部、 4 アナログ出力型の偏向
歪み補正信号生成部、 5,5A 水平偏向回路、 6
シリーズ型の水平偏向電源回路、 7 水平偏向出力
回路、 8 水平偏向コイル、 9 PWM出力型の偏
向歪み補正信号生成部、 10 チョッパ型の水平偏向
電源回路、 11 トランジスタ、 12 ダイオー
ド、 13 コイル、 14,15コンデンサ、 1
6,17 トランジスタ、 18,19 コンデンサ、
20,21,22 抵抗。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示装置の水平偏向の電源電圧を変
    調することにより画像の偏向歪みを補正する偏向歪み補
    正回路において、 映像表示期間の補正データを生成する第1の補正データ
    生成手段と、 垂直ブランキング期間の補正データを生成する第2の補
    正データ生成手段と、 上記補正データに従って映像表示期間および垂直ブラン
    キング期間の補正信号を生成し、この補正信号によって
    上記電源電圧を変調する偏向歪み補正信号生成手段とを
    備え、 上記第2の補正データ生成手段は、上記補正信号が、垂
    直ブランキング期間の開始時において映像表示期間の終
    了時の値となり、垂直ブランキング期間の全期間におい
    て連続的に単調減少あるいは単調増加し、垂直ブランキ
    ング期間の終了時において映像表示期間の開始時の値に
    達する信号となるように、上記補正データを生成するこ
    とを特徴とする偏向歪み補正回路。
  2. 【請求項2】 上記第2の補正データ生成手段は、上記
    補正信号が垂直ブランキング期間においてリニアに変化
    する信号となるように、上記補正データを生成すること
    を特徴とする請求項1に記載の偏向歪み補正回路。
  3. 【請求項3】 上記第2の補正データ生成手段は、上記
    補正信号が垂直ブランキング期間において2次以上の単
    調減少曲線あるいは単調増加曲線を描いて変化する信号
    となるように、上記補正データを生成することを特徴と
    する請求項1に記載の偏向歪み補正回路。
  4. 【請求項4】 上記第1の補正データ生成手段は、上記
    補正信号が画像表示期間において画像のサイドピン歪み
    を補正する信号となるように、上記補正データを生成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の偏向歪み補正回
    路。
  5. 【請求項5】 上記第2の補正データ生成手段を、マイ
    クロコンピュータによって実現し、 垂直ブランキング期間の上記補正データを、上記マイク
    ロコンピュータでの演算によって生成することを特徴と
    する請求項1に記載の偏向歪み補正回路。
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