JPH06278301A - 階調記録方法 - Google Patents
階調記録方法Info
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- JPH06278301A JPH06278301A JP9256993A JP9256993A JPH06278301A JP H06278301 A JPH06278301 A JP H06278301A JP 9256993 A JP9256993 A JP 9256993A JP 9256993 A JP9256993 A JP 9256993A JP H06278301 A JPH06278301 A JP H06278301A
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/35—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
- B41J2/355—Control circuits for heating-element selection
- B41J2/36—Print density control
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サーマルヘッドの発熱体の複数のブロック毎
に異なるビットに対応させて通電を行う階調記録方法を
提供する。 【構成】 サーマルヘッド1の複数の発熱体Rを2つ以
上のブロックB1〜B4に分割する。そして、各ブロッ
ク毎に異なるビットに対応する通電を行う。これによ
り、最大ヘッド電流IM の持続時間を短くし、電源等の
容量を小型化する。
に異なるビットに対応させて通電を行う階調記録方法を
提供する。 【構成】 サーマルヘッド1の複数の発熱体Rを2つ以
上のブロックB1〜B4に分割する。そして、各ブロッ
ク毎に異なるビットに対応する通電を行う。これによ
り、最大ヘッド電流IM の持続時間を短くし、電源等の
容量を小型化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドに配置
された発熱体により階調記録を行わせるための階調記録
方法に関する。
された発熱体により階調記録を行わせるための階調記録
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、感熱紙等に階調の記録を行う方
法として、ライン状に複数の発熱体を配置し、これに階
調を表すデジタルデータの各ビットの重みに応じた幅の
パルスを印加することにより、転写紙を介して記録紙
に、或いは感熱紙に直接階調記録を行う方法が知られて
いる。
法として、ライン状に複数の発熱体を配置し、これに階
調を表すデジタルデータの各ビットの重みに応じた幅の
パルスを印加することにより、転写紙を介して記録紙
に、或いは感熱紙に直接階調記録を行う方法が知られて
いる。
【0003】図9は従来の階調記録方法の一例を説明す
るためのタイミングチャートであり、特開昭57−27
771号公報に開示された方法を4ビットに拡張して示
している。この方法は、ヘッドデータとして入力される
4ビットの階調データに対してそれぞれ20 ビットにT
0、21 ビットにT1、22 ビットにT2、23 ビット
にT3なるパルスをそれぞれ対応させ、これらをラッチ
パルスLTにより順次ラッチしつつ通電パルスEN1〜
4を発生し、パルス電流を全て同時に連続的に印加する
ことで階調記録を行っている。この時のヘッド電流はI
THとして表され、最大電流値はIM である。
るためのタイミングチャートであり、特開昭57−27
771号公報に開示された方法を4ビットに拡張して示
している。この方法は、ヘッドデータとして入力される
4ビットの階調データに対してそれぞれ20 ビットにT
0、21 ビットにT1、22 ビットにT2、23 ビット
にT3なるパルスをそれぞれ対応させ、これらをラッチ
パルスLTにより順次ラッチしつつ通電パルスEN1〜
4を発生し、パルス電流を全て同時に連続的に印加する
ことで階調記録を行っている。この時のヘッド電流はI
THとして表され、最大電流値はIM である。
【0004】図10は従来の他の階調記録方法の一例を
説明するためのタイミングチャートであり、特開昭63
−1559号公報に開示された方法を示している(予熱
パルスは省略される)。この方法は図示より明らかなよ
うに各ビットに対応したパルスを同時的に断続して印加
するようになっている。
説明するためのタイミングチャートであり、特開昭63
−1559号公報に開示された方法を示している(予熱
パルスは省略される)。この方法は図示より明らかなよ
うに各ビットに対応したパルスを同時的に断続して印加
するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した記
録方法にあっては、サーマルヘッド上の全ての発熱体に
同時に通電した時のヘッド電流値をIM とすると、全て
の発熱体が最大階調の記録を行うためには、ヘッド電源
は電圧変動なくIM の電流を、図9に示す方法の場合に
は各ビットに対応するパルス時間の総和(T0+T1+
T2+T3)の間、図10に示す方法の場合には、各ビ
ットに対応するパルスのうち最もパルス幅の広い時間T
3の間、供給し続けられるだけの能力が必要となり、そ
のため、ヘッド電源の容量を大型化しなければならない
ばかりか、これに付随して装置自体の大型化及び高価格
化を余儀なくされていた。本発明は、以上のような問題
点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたもので
あり、その目的はサーマルヘッドの発熱体の複数のブロ
ック毎に異なるビットに対応させて通電を行う階調記録
方法を提供することにある。
録方法にあっては、サーマルヘッド上の全ての発熱体に
同時に通電した時のヘッド電流値をIM とすると、全て
の発熱体が最大階調の記録を行うためには、ヘッド電源
は電圧変動なくIM の電流を、図9に示す方法の場合に
は各ビットに対応するパルス時間の総和(T0+T1+
T2+T3)の間、図10に示す方法の場合には、各ビ
ットに対応するパルスのうち最もパルス幅の広い時間T
3の間、供給し続けられるだけの能力が必要となり、そ
のため、ヘッド電源の容量を大型化しなければならない
ばかりか、これに付随して装置自体の大型化及び高価格
化を余儀なくされていた。本発明は、以上のような問題
点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたもので
あり、その目的はサーマルヘッドの発熱体の複数のブロ
ック毎に異なるビットに対応させて通電を行う階調記録
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、サーマルヘッドに配置された複数の発
熱体に、階調を表すデジタルデータの各々のビットに対
応した通電を行うことにより階調記録を行う階調記録方
法において、前記複数の発熱体を2つ以上のブロックに
分割し、各ブロック毎に異なるビットに対応した通電を
行うようにしたものである。
解決するために、サーマルヘッドに配置された複数の発
熱体に、階調を表すデジタルデータの各々のビットに対
応した通電を行うことにより階調記録を行う階調記録方
法において、前記複数の発熱体を2つ以上のブロックに
分割し、各ブロック毎に異なるビットに対応した通電を
行うようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、複数の
ブロックに分割された発熱体には、ブロック毎に、階調
を表すデジタルデータの異なるビットに対応した通電が
行われる。これにより、例えば最大電流値にて連続して
流すべき通電時間を短くすることができ、装置の小容量
化等が可能になる。
ブロックに分割された発熱体には、ブロック毎に、階調
を表すデジタルデータの異なるビットに対応した通電が
行われる。これにより、例えば最大電流値にて連続して
流すべき通電時間を短くすることができ、装置の小容量
化等が可能になる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係る階調記録方法の一実施
例を添付図面に基づいて詳述する。図1は一般的なサー
マルヘッドを示す回路構成図、図2は本発明方法を実現
するためのブロック図、図3は図2において用いられる
セレクタ部分の具体的構成図、図4は本発明の階調記録
方法による記録タイミングと電源電流特性を示すタイム
チャート、図5は図4中におけるヘッドデータ部分の拡
大図である。
例を添付図面に基づいて詳述する。図1は一般的なサー
マルヘッドを示す回路構成図、図2は本発明方法を実現
するためのブロック図、図3は図2において用いられる
セレクタ部分の具体的構成図、図4は本発明の階調記録
方法による記録タイミングと電源電流特性を示すタイム
チャート、図5は図4中におけるヘッドデータ部分の拡
大図である。
【0009】まず、本発明方法の説明に先立って、本発
明方法を実施するためのサーマルヘッドの構成及びその
制御回路を説明する。図1中において、このサーマルヘ
ッド1は、ヘッド電源に接続されて、例えば直線状に配
列された抵抗体よりなる複数の発熱体Rを有しており、
各発熱体Rにはこれを駆動するための、例えばNPNト
ランジスタよりなる駆動用トランジスタ2が接続されて
いる。本実施例においては、発熱体Rの総数は例えば1
024個設けられ、それぞれR0〜R1023として表
される。そして、これら発熱体群は、2以上のブロッ
ク、例えば256個の発熱体毎に4つのブロックに分割
されており、各ブロック毎に通電パルスEN1〜EN4
が与えられる。第1のブロックB1には発熱体R0〜R
255が、第2のブロックB2には発熱体R256〜R
511が、第3のブロックB3には発熱体R512〜R
767が、第4のブロックB4には発熱体R768〜R
1023が、それぞれ割り当てられる。
明方法を実施するためのサーマルヘッドの構成及びその
制御回路を説明する。図1中において、このサーマルヘ
ッド1は、ヘッド電源に接続されて、例えば直線状に配
列された抵抗体よりなる複数の発熱体Rを有しており、
各発熱体Rにはこれを駆動するための、例えばNPNト
ランジスタよりなる駆動用トランジスタ2が接続されて
いる。本実施例においては、発熱体Rの総数は例えば1
024個設けられ、それぞれR0〜R1023として表
される。そして、これら発熱体群は、2以上のブロッ
ク、例えば256個の発熱体毎に4つのブロックに分割
されており、各ブロック毎に通電パルスEN1〜EN4
が与えられる。第1のブロックB1には発熱体R0〜R
255が、第2のブロックB2には発熱体R256〜R
511が、第3のブロックB3には発熱体R512〜R
767が、第4のブロックB4には発熱体R768〜R
1023が、それぞれ割り当てられる。
【0010】各駆動用トランジスタ2のベースには、各
通電パルスEN1〜EN4の時間だけ電流を流すように
上記トランジスタ2を制御する例えばアンド回路よりな
る論理ゲート3の出力がそれぞれ接続されている。第1
のブロックB1に対応する論理ゲート3の一方の入力に
は、通電パルスEN1が入力され、第2のブロックB2
に対応する論理ゲート3の一方の入力には、通電パルス
EN2が入力され、第3のブロックB3に対応する論理
ゲート3の一方の入力には、通電パルスEN3が、そし
て、第4のブロックB4に対応する論理ゲート3の一方
の入力には、通電パルスEN4が入力される。そして、
各論理ゲート3の他方の入力には、ヘッドデータを一定
期間だけ保持するためのラッチ4の出力が接続されてお
り、このラッチ4にはラッチパルスLTが入力される。
通電パルスEN1〜EN4の時間だけ電流を流すように
上記トランジスタ2を制御する例えばアンド回路よりな
る論理ゲート3の出力がそれぞれ接続されている。第1
のブロックB1に対応する論理ゲート3の一方の入力に
は、通電パルスEN1が入力され、第2のブロックB2
に対応する論理ゲート3の一方の入力には、通電パルス
EN2が入力され、第3のブロックB3に対応する論理
ゲート3の一方の入力には、通電パルスEN3が、そし
て、第4のブロックB4に対応する論理ゲート3の一方
の入力には、通電パルスEN4が入力される。そして、
各論理ゲート3の他方の入力には、ヘッドデータを一定
期間だけ保持するためのラッチ4の出力が接続されてお
り、このラッチ4にはラッチパルスLTが入力される。
【0011】符号5はシフトレジスタであり、このレジ
スタ5には、クロック信号とシルアルなヘッドデータが
入力されており、シリアルで転送されてきたヘッドデー
タをパラレルに変換して、上記ラッチ4へ出力するよう
になっている。そして、図1に示すサーマルヘッドの前
段の制御回路のブロックは、図2に示される。符号6は
1ライン分の例えば4ビットよりなる階調データを記憶
するメモリ6、符号7はセレクタであり、デコーダ8か
ら出力された選択信号に応じて上記メモリ6から出力さ
れる階調データから所定のビットを選択してヘッドにヘ
ッドデータとして転送するようになっている。符号9は
上記メモリ6から1ライン分の階調データを読み出すた
めのアドレスを指定するアドレスカウンタであり、符号
8は上記アドレスカウンタ9の所定のアドレス期間、所
定の選択信号を出力するデコーダであり、符号10はヘ
ッドへのデータ転送回数を計数する転送カウンタであ
り、符号11は上記データ転送回数に応じてヘッドの各
ブロックB1〜B4への通電時間データを記憶して出力
するROMであり、符号12は上記ROM11からの通
電時間データと上記アドレスカウンタ9の出力とを比較
してヘッドの各々のブロックB1〜B4に通電パルスE
N1〜EN4を出力する比較器であり、ブロック数に対
応する数だけ設けられる。
スタ5には、クロック信号とシルアルなヘッドデータが
入力されており、シリアルで転送されてきたヘッドデー
タをパラレルに変換して、上記ラッチ4へ出力するよう
になっている。そして、図1に示すサーマルヘッドの前
段の制御回路のブロックは、図2に示される。符号6は
1ライン分の例えば4ビットよりなる階調データを記憶
するメモリ6、符号7はセレクタであり、デコーダ8か
ら出力された選択信号に応じて上記メモリ6から出力さ
れる階調データから所定のビットを選択してヘッドにヘ
ッドデータとして転送するようになっている。符号9は
上記メモリ6から1ライン分の階調データを読み出すた
めのアドレスを指定するアドレスカウンタであり、符号
8は上記アドレスカウンタ9の所定のアドレス期間、所
定の選択信号を出力するデコーダであり、符号10はヘ
ッドへのデータ転送回数を計数する転送カウンタであ
り、符号11は上記データ転送回数に応じてヘッドの各
ブロックB1〜B4への通電時間データを記憶して出力
するROMであり、符号12は上記ROM11からの通
電時間データと上記アドレスカウンタ9の出力とを比較
してヘッドの各々のブロックB1〜B4に通電パルスE
N1〜EN4を出力する比較器であり、ブロック数に対
応する数だけ設けられる。
【0012】また、図3は図2中のセレクタ7の部分を
示す構成図であり、このセレクタ7は例えば1つの周知
のICにより構成されており、各端子A0〜A3にはそ
れぞれ4ビットの階調データが入力され、端子A4に
は、各ビットの論理和をとる論理和回路13の出力が、
端子A5には各ビットの論理積をとる論理積回路14の
出力がそれぞれ入力される。また、端子A6にはハイレ
ベルが、端子A7にはローレベルがそれぞれ入力される
と共に、端子SELにはデコーダ8からの選択信号が入
力される。
示す構成図であり、このセレクタ7は例えば1つの周知
のICにより構成されており、各端子A0〜A3にはそ
れぞれ4ビットの階調データが入力され、端子A4に
は、各ビットの論理和をとる論理和回路13の出力が、
端子A5には各ビットの論理積をとる論理積回路14の
出力がそれぞれ入力される。また、端子A6にはハイレ
ベルが、端子A7にはローレベルがそれぞれ入力される
と共に、端子SELにはデコーダ8からの選択信号が入
力される。
【0013】ここで、以上のように構成されたサーマル
ヘッドに基づいて本発明方法を説明する。まず、メモリ
6においては例えば4ビットよりなる1ライン分の階調
データがすでに記憶されているものとする。1ラインの
記録開始時には、アドレスカウンタ9と転送カウンタ1
0とがリセットされた後、アドレスカウンタ9は、図示
しないクロックに同期して1ライン分のメモリアドレス
信号を順次出力して行く。するとメモリ6は、このアド
レス信号に同期して1ライン分の階調データをセレクタ
7に向けて出力する。
ヘッドに基づいて本発明方法を説明する。まず、メモリ
6においては例えば4ビットよりなる1ライン分の階調
データがすでに記憶されているものとする。1ラインの
記録開始時には、アドレスカウンタ9と転送カウンタ1
0とがリセットされた後、アドレスカウンタ9は、図示
しないクロックに同期して1ライン分のメモリアドレス
信号を順次出力して行く。するとメモリ6は、このアド
レス信号に同期して1ライン分の階調データをセレクタ
7に向けて出力する。
【0014】一方、デコーダ8には、表1に示すように
転送カウンタの値とアドレスカウンタ9からの信号とを
対応させて送出すべき選択信号が予め記憶されており、
ヘッドの各ブロックに同期した所定のアドレス期間、所
定の選択信号をセレクタ7に向けて出力する。また、ラ
ッチパルスLTは、1回のデータ転送が終了する毎に発
生し、その時のシフトレジスタ5の内容がラッチ4にて
保持される。
転送カウンタの値とアドレスカウンタ9からの信号とを
対応させて送出すべき選択信号が予め記憶されており、
ヘッドの各ブロックに同期した所定のアドレス期間、所
定の選択信号をセレクタ7に向けて出力する。また、ラ
ッチパルスLTは、1回のデータ転送が終了する毎に発
生し、その時のシフトレジスタ5の内容がラッチ4にて
保持される。
【0015】
【表1】
【0016】この結果、1回目のデータ転送時TD1に
はブロックB1(R0〜R255)に4ビット階調デー
タの内の20 ビットのデータが、ブロックB2(R25
6〜R511)には21 ビットのデータが、ブロックB
3(R512〜R767)には22 ビットのデータが、
ブロックB4(R768〜R1023)には23 ビット
のデータがヘッドデータとしてそれぞれ転送される。こ
の時の状態は図5に示される。このようにして、1回目
のデータ転送TD1が終了すると、アドレスカウンタ9
はラッチパルスLTを出力し、先のヘッドデータをラッ
チ4に保持させると共に、転送カウンタ10を1だけカ
ウントアップさせる。
はブロックB1(R0〜R255)に4ビット階調デー
タの内の20 ビットのデータが、ブロックB2(R25
6〜R511)には21 ビットのデータが、ブロックB
3(R512〜R767)には22 ビットのデータが、
ブロックB4(R768〜R1023)には23 ビット
のデータがヘッドデータとしてそれぞれ転送される。こ
の時の状態は図5に示される。このようにして、1回目
のデータ転送TD1が終了すると、アドレスカウンタ9
はラッチパルスLTを出力し、先のヘッドデータをラッ
チ4に保持させると共に、転送カウンタ10を1だけカ
ウントアップさせる。
【0017】引き続き2回目のデータ転送TD2が表1
に従って実行されるが、この時同時にROM11からは
各ブロック毎の通電時間を示すデータが各比較器12へ
出力され、各比較器12はこの通電時間データと先のア
ドレスカウンタの出力とを比較することによって各ブロ
ック毎に、各ビットの重さに対応した通電パルスEN1
〜EN4を出力することになる。以下同様に、所定の回
数だけデータ転送を繰り返すことによってヘッド上の各
ブロックB1〜B4には図4(c)に示すような通電パ
ルスEN1〜EN4が出力される。すなわち、或る任意
の同一時刻において各ブロックB1〜B4には異なるビ
ットに対応した通電が行われている。
に従って実行されるが、この時同時にROM11からは
各ブロック毎の通電時間を示すデータが各比較器12へ
出力され、各比較器12はこの通電時間データと先のア
ドレスカウンタの出力とを比較することによって各ブロ
ック毎に、各ビットの重さに対応した通電パルスEN1
〜EN4を出力することになる。以下同様に、所定の回
数だけデータ転送を繰り返すことによってヘッド上の各
ブロックB1〜B4には図4(c)に示すような通電パ
ルスEN1〜EN4が出力される。すなわち、或る任意
の同一時刻において各ブロックB1〜B4には異なるビ
ットに対応した通電が行われている。
【0018】この時のヘッドに流れるヘッド電流I
THは、各ブロックB1〜B4に同時に流れる電流の総和
となり、図4(d)に示される。これにより、各ブロッ
クB1〜B4毎に通電するビット順序は異なるが、全体
として各発熱体には階調データの各ビットの重さに対応
したパルス幅での通電が行われることになり1ライン分
の階調記録が行われる。ここで各ビットに対応する通電
パルスの幅はROM11のデータによってブロックB1
〜B4毎に任意に設定可能であり、これにより所望の階
調特性を得たり、ブロック毎の階調特性を補正すること
もできる。
THは、各ブロックB1〜B4に同時に流れる電流の総和
となり、図4(d)に示される。これにより、各ブロッ
クB1〜B4毎に通電するビット順序は異なるが、全体
として各発熱体には階調データの各ビットの重さに対応
したパルス幅での通電が行われることになり1ライン分
の階調記録が行われる。ここで各ビットに対応する通電
パルスの幅はROM11のデータによってブロックB1
〜B4毎に任意に設定可能であり、これにより所望の階
調特性を得たり、ブロック毎の階調特性を補正すること
もできる。
【0019】このように、上述のように各ブロック毎に
異なるビットに対応した通電を行うようにしたので、ヘ
ッド電流の最大電流値IM は従来方法(図9及び図10
参照)とは変わらないが、その持続時間は各ビットに対
応する通電パルスの内の最小パルス時間、図示例にあっ
ては時間T0で済むためにその分だけ回路設計上の自由
度が増し、電源の低容量化、装置の小型、低価格化を促
進させることが可能となる。尚、上記実施例にあっては
アドレスカウンタ9の出力を比較器12へ入力して通電
パルスを発生させるようにしたが、これに限定されず、
例えば別途通電パルス用のカウンタを設け、この出力を
上記比較器12へ入力することによりデータ転送周波数
より高い、或いは低い分解能で通電パルスを制御するこ
ともできる。
異なるビットに対応した通電を行うようにしたので、ヘ
ッド電流の最大電流値IM は従来方法(図9及び図10
参照)とは変わらないが、その持続時間は各ビットに対
応する通電パルスの内の最小パルス時間、図示例にあっ
ては時間T0で済むためにその分だけ回路設計上の自由
度が増し、電源の低容量化、装置の小型、低価格化を促
進させることが可能となる。尚、上記実施例にあっては
アドレスカウンタ9の出力を比較器12へ入力して通電
パルスを発生させるようにしたが、これに限定されず、
例えば別途通電パルス用のカウンタを設け、この出力を
上記比較器12へ入力することによりデータ転送周波数
より高い、或いは低い分解能で通電パルスを制御するこ
ともできる。
【0020】また、図2中における破線内のROM11
及び各比較器12は1つのROMで構成することがで
き、この場合、図6に示すように20 ビットに対応する
パルス幅T0及び21 ビットに対応するパルス幅T1
が、それぞれデータ転送期間Tの1/2以下であるなら
ば、データ転送期間Tの中点Pを起点として転送終了方
向に一方のビット、例えば20 ビットに対応するパルス
を発生させ、この同じ起点から転送開始方向に他方のビ
ット、例えば21 ビットに対応するパルスを発生させる
ことにより、20 ビットに対応する発熱体ブロックと2
1 ビットに対応する発熱体ブロックとが同時に通電され
ることがなく、異なった時間に通電させるようにするこ
とができる。この時の通電パルスEN1〜EN4の出力
状態は表2に示される。
及び各比較器12は1つのROMで構成することがで
き、この場合、図6に示すように20 ビットに対応する
パルス幅T0及び21 ビットに対応するパルス幅T1
が、それぞれデータ転送期間Tの1/2以下であるなら
ば、データ転送期間Tの中点Pを起点として転送終了方
向に一方のビット、例えば20 ビットに対応するパルス
を発生させ、この同じ起点から転送開始方向に他方のビ
ット、例えば21 ビットに対応するパルスを発生させる
ことにより、20 ビットに対応する発熱体ブロックと2
1 ビットに対応する発熱体ブロックとが同時に通電され
ることがなく、異なった時間に通電させるようにするこ
とができる。この時の通電パルスEN1〜EN4の出力
状態は表2に示される。
【0021】
【表2】
【0022】このように20 ビットに対応するブロック
と21 ビットに対応するブロックとが同時に発熱するこ
とはないので、最大同時通電ブロック数を4個から3個
に減少でき、図6(d)に示すように最大ヘッド電流は
先の実施例の最大ヘッド電流IM の3/4で済み、電源
や装置の一層の低容量化、小型化を図ることができる。
更には、図7及び図8に示すようにサーマルヘッドを先
の実施例よりも少ない数、例えば2つのブロック(例え
ば先のブロックB1、B2と先のブロックB3、B4)
に分割し、一方のブロックはデータ転送開始時刻を起点
とし、他方のブロックはデータ転送終了時刻を起点とし
て通電パルスEN1〜EN4を発生させ、両ブロックの
通電時間の合計がデータ転送期間より長くならないよう
に設定すれば、更に同時通電ブロック数を減らすことが
でき、例えば最大ヘッド電流IMを1/2に減らすこと
ができる。
と21 ビットに対応するブロックとが同時に発熱するこ
とはないので、最大同時通電ブロック数を4個から3個
に減少でき、図6(d)に示すように最大ヘッド電流は
先の実施例の最大ヘッド電流IM の3/4で済み、電源
や装置の一層の低容量化、小型化を図ることができる。
更には、図7及び図8に示すようにサーマルヘッドを先
の実施例よりも少ない数、例えば2つのブロック(例え
ば先のブロックB1、B2と先のブロックB3、B4)
に分割し、一方のブロックはデータ転送開始時刻を起点
とし、他方のブロックはデータ転送終了時刻を起点とし
て通電パルスEN1〜EN4を発生させ、両ブロックの
通電時間の合計がデータ転送期間より長くならないよう
に設定すれば、更に同時通電ブロック数を減らすことが
でき、例えば最大ヘッド電流IMを1/2に減らすこと
ができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の階調記録
方法によれば、次のように優れた作用効果を発揮するこ
とができる。複数の発熱体を複数のブロックに分割して
ブロック毎に異なるビットに対応した通電を行うように
したので、最大電流値が従来方法と変わらない場合には
その持続時間を各ビットに対応する通電パルスの内の最
小パルス時間となるように短くすることができる。従っ
て、電源及び装置の低容量化、小型化及び低価格化を図
ることができる。また、同時に通電される発熱体のブロ
ック数を制限することにより最大ヘッド電流を抑制する
ことができ、その分だけ電源及び装置の低容量化、小型
化及び低価格化を一層図ることができる。
方法によれば、次のように優れた作用効果を発揮するこ
とができる。複数の発熱体を複数のブロックに分割して
ブロック毎に異なるビットに対応した通電を行うように
したので、最大電流値が従来方法と変わらない場合には
その持続時間を各ビットに対応する通電パルスの内の最
小パルス時間となるように短くすることができる。従っ
て、電源及び装置の低容量化、小型化及び低価格化を図
ることができる。また、同時に通電される発熱体のブロ
ック数を制限することにより最大ヘッド電流を抑制する
ことができ、その分だけ電源及び装置の低容量化、小型
化及び低価格化を一層図ることができる。
【図1】一般的なサーマルヘッドを示す回路構成図であ
る。
る。
【図2】本発明方法を実現するためのブロック図であ
る。
る。
【図3】図2において用いられるセレクタ部分の具体的
構成図である。
構成図である。
【図4】本発明の階調記録方法による記録タイミングと
電源電流特性を示すタイムチャートである。
電源電流特性を示すタイムチャートである。
【図5】図4中におけるヘッドデータ部分の拡大図であ
る。
る。
【図6】本発明方法の他の実施例を説明するための記録
タイミングと電源電流特性を示すタイムチャートであ
る。
タイミングと電源電流特性を示すタイムチャートであ
る。
【図7】本発明方法の更に他の実施例を説明するための
記録タイミングと電源電流特性を示すタイムチャートで
ある。
記録タイミングと電源電流特性を示すタイムチャートで
ある。
【図8】図7におけるヘッドデータ部分を示す拡大図で
ある。
ある。
【図9】従来の階調記録方法の一例による記録タイミン
グと電源電流特性を示すタイミングチャートである。
グと電源電流特性を示すタイミングチャートである。
【図10】従来の階調記録方法の他の一例による記録タ
イミングと電源電流特性を示すタイミングチャートであ
る。
イミングと電源電流特性を示すタイミングチャートであ
る。
1…サーマルヘッド、2…駆動用トランジスタ、3…論
理ゲート、4…ラッチ、5…シフトレジスタ、6…メモ
リ、7…セレクタ、8…デコーダ、9…アドレスカウン
タ、10…転送カウンタ、11…ROM、12…比較
器、13…論理和回路、14…論理積回路、B1〜B4
…ブロック、EN1〜EN4…通電パルス、IM …最大
ヘッド電流、ITH…ヘッド電源電流、LT…ラッチパル
ス、R…発熱体、T0〜T3…パルス幅。
理ゲート、4…ラッチ、5…シフトレジスタ、6…メモ
リ、7…セレクタ、8…デコーダ、9…アドレスカウン
タ、10…転送カウンタ、11…ROM、12…比較
器、13…論理和回路、14…論理積回路、B1〜B4
…ブロック、EN1〜EN4…通電パルス、IM …最大
ヘッド電流、ITH…ヘッド電源電流、LT…ラッチパル
ス、R…発熱体、T0〜T3…パルス幅。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/20 115 D
Claims (1)
- 【請求項1】 サーマルヘッドに配置された複数の発熱
体に、階調を表すデジタルデータの各々のビットに対応
した通電を行うことにより階調記録を行う階調記録方法
において、前記複数の発熱体を2つ以上のブロックに分
割し、各ブロック毎に異なるビットに対応した通電を行
うようにしたことを特徴とする階調記録方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9256993A JP2785642B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 階調記録方法 |
US08/218,780 US5528275A (en) | 1993-03-26 | 1994-03-28 | Gradational printing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9256993A JP2785642B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 階調記録方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06278301A true JPH06278301A (ja) | 1994-10-04 |
JP2785642B2 JP2785642B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=14058064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9256993A Expired - Lifetime JP2785642B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 階調記録方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5528275A (ja) |
JP (1) | JP2785642B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07290707A (ja) * | 1994-04-22 | 1995-11-07 | Canon Inc | 記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いたプリンタ装置及びプリント方法 |
US7139010B2 (en) | 2003-03-12 | 2006-11-21 | Agfa Gevaert | Thermal head printer and process for printing substantially light-insensitive recording materials |
US7583975B2 (en) * | 2004-03-08 | 2009-09-01 | Intel Corporation | Adaptive transmit power control in wireless devices |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5727771A (en) * | 1980-07-25 | 1982-02-15 | Toshiba Corp | Heat-sensitive recorder |
US4875056A (en) * | 1986-01-17 | 1989-10-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Thermal recording apparatus with variably controlled energization of the heating elements thereof |
JPS62261461A (ja) * | 1986-05-08 | 1987-11-13 | Victor Co Of Japan Ltd | 感熱転写階調制御装置 |
JPS62271763A (ja) * | 1986-05-20 | 1987-11-26 | Victor Co Of Japan Ltd | 感熱転写階調制御装置 |
JPH0686127B2 (ja) * | 1986-06-23 | 1994-11-02 | 興 和 株 式 會 社 | 発熱型画像記録装置 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP9256993A patent/JP2785642B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-03-28 US US08/218,780 patent/US5528275A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5528275A (en) | 1996-06-18 |
JP2785642B2 (ja) | 1998-08-13 |
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