JPH06273766A - ローラ回転伝達機構 - Google Patents

ローラ回転伝達機構

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JPH06273766A
JPH06273766A JP6161793A JP6161793A JPH06273766A JP H06273766 A JPH06273766 A JP H06273766A JP 6161793 A JP6161793 A JP 6161793A JP 6161793 A JP6161793 A JP 6161793A JP H06273766 A JPH06273766 A JP H06273766A
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JP
Japan
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shaft
roller
rotary
rotation
drive shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP6161793A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Miyazaki
勝弘 宮▲崎▼
Shinya Yoshida
真也 吉田
Takashi Yajima
敬司 矢島
Yoshie Ogawa
義衛 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH06273766A publication Critical patent/JPH06273766A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸結合部からのそれを構成する材料屑発生を
防止する。 【構成】 取外し可能に回転軸が軸支されるローラと、
このローラの回転軸に回転を伝達させる回転駆動軸とを
備え、該回転駆動軸は、ローラの回転軸の延長線上に位
置づけられ、かつ該回転軸側への移動によってそれらの
軸結合がなされて回転が伝達されるローラ回転伝達装置
において、前記回転駆動軸とラビングローラの回転軸と
の軸結合はオルダム継手によってなされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ローラ回転伝達機構に
係り、たとえば液晶表示基板の製造において配向膜形成
のためのラビングローラの回転伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示基板における配向膜は、所定の
材料からなる膜の表面にローラをころがせることによっ
て形成される(この処理はラビングと称される)。そし
て、該ローラの表面にはいわゆるラブ布が貼付られてお
り、このラブ布は液晶表示基板の種類に応じて異なるも
のを用いたり、また摩耗等によって取り替える必要が生
じてくる。
【0003】このため、ローラそれ自体は、該ローラの
回転伝達機構とは切り離して取外し可能に構成されてい
る。
【0004】したがって、従来のラビングローラの回転
伝達機構は、取外し可能に回転軸が軸支されるローラ
と、このローラの回転軸に回転を伝達させる回転駆動軸
とを備え、該回転駆動軸は、ローラの回転軸の延長線上
に位置づけられ、かつ該回転軸側への移動によってそれ
らの軸結合がなされて回転が伝達される構成となってい
る。
【0005】そして、該軸結合は、たとえば回転駆動軸
の回転軸側の他端において尖端を有する円錐形部材(ツ
ール)を、また回転軸の回転駆動軸側の他端において前
記円錐形部材に密着して嵌合される凹部部材を備え、回
転軸に対する回転軌道軸の押圧による摩擦によってなさ
れるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたローラ回転伝達機構は、その軸結合部か
らそれらを形成する金属の屑が飛散されることが確認さ
れた。
【0007】すなわち、軸結合部は一方の軸の他方の軸
に対する押圧による摩擦で行っていることから、各軸の
中心が完全に一致していない場合には、大きな摩擦をと
もなった滑りが生じこの滑りによって該屑が発生するこ
とになる。
【0008】そして、該軸結合部における一方の軸と他
方の軸との完全な一致づけは加工上極めて困難性がとも
なうものとなっている。
【0009】このように、軸結合部からそれを構成する
材料の屑が生じると、液晶表示基板等のいわゆるワーク
に付着し、このワークの製造に悪影響を及ぼすようにな
る。
【0010】それ故、本発明はこのような事情に基づい
てなされたものであり、その目的とするところのもの
は、軸結合部からそれを構成する材料の屑が発生するこ
とのないローラ回転伝達機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、取外し可能に回転軸
が軸支されるローラと、このローラの回転軸に回転を伝
達させる回転駆動軸とを備え、該回転駆動軸は、ローラ
の回転軸の延長線上に位置づけられ、かつ該回転軸側へ
の移動によってそれらの軸結合がなされて回転が伝達さ
れるローラ回転伝達装置において、前記回転駆動軸とラ
ビングローラの回転軸との軸結合はオルダム継手によっ
てなされていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】このように構成したローラ回転伝達機構は、ロ
ーラがその回転軸を軸支させることによってセッティン
グされた後、該回転軸の延長線上に位置づけられた回転
駆動軸を該回転軸側へ移動させることによってオルダム
継手を介して軸結合されるようになっている。
【0013】このオルダム継手は、その機構上の原理と
して、部材間の円滑なスライドによって軸結合がなされ
るものであり、従来のように押圧による摩擦で軸結合が
なされるものとなっていないことにある。
【0014】しかも軸結合がなされる回転駆動軸とロー
ラの回転軸とが偏心された状態であっても上記原理で回
転伝達されることは変わらない。
【0015】このため、オルダム継手からはそれを構成
する材料の屑が飛散してしまうことがなくなる。
【0016】したがって、軸結合部からそれを構成する
材料の屑が発生することのないローラ回転伝達機構を提
供することができるようになる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明によるローラ回転伝達機構の
一実施例を示す構成図である。
【0018】同図は、液晶表示基板の製造に使用される
ラビングローラの回転伝達機構について示している。
【0019】まず、ラビングローラ15がある。このラ
ビングローラ15の表面にはいわゆるラブ布21が貼付
られている。そして、このラビングローラ15の回転軸
19は、該ラビングローラ15の両端に位置づけられる
軸受9および16によって軸支されている。
【0020】前記回転軸19のうち、その一端側の回転
軸は前記軸受9から延在し、カップリングを介して軸受
7に軸支されるとともに、さらに軸受6にまで延在され
ている。
【0021】ここで、前記カップリングはオルダム継手
から構成され、このオルダム継手は、一方の軸端に該軸
が垂直になるように固定された第1の円板と、他方の軸
端に該軸が垂直になるように固定された第2の円板と、
これら第1の円板と第2の円板との間に配置される第3
の円板とを備え、例えばこの第3の円板の表裏面にはそ
れぞれ直径方向に延在する突条部が形成され、それらは
直角にクロスするように配置されている。また、これら
の各突条部に対向する第1の円板および第2の円板には
該突条部が嵌合する凹条部が設けられている。そして一
方の軸回転に伴う前記突条部と凹条部の各部材間の円滑
なスライドによって他方の軸に回転が伝達されるように
なっている。
【0022】なお、このオルダム継手はカップリングさ
れる各軸が互いに平行になっておれば、若干の偏心がな
されていても回転が伝達される性質を有する。
【0023】また、軸受9と軸受7との間の回転軸19
には、プーリ4が配置され、このプーリ4から回転が伝
導されるようになっている。すなわち、モータ1があ
り、このモータの回転軸に取り付けられたプーリ2の回
転がベルトを介して前記プーリ4に伝達されるようにな
っている。
【0024】前記軸受9は、図2に示すように、蝶番1
0を介したカバー11が備えられている。一方、回転軸
19にはベアリング23が取り付けられ、このベアリン
グ23がインナーケース22に収納された状態で前記軸
受9内に配置されている。
【0025】このことから、該軸受9は油飛散防止をも
兼ねたものとなっている。
【0026】また、軸受16においても同様の構成を採
用している。
【0027】そして、モータ1、プーリ2、ベルト3、
プーリ4、軸受6、7、この軸受6、7に軸支される軸
(回転駆動軸)は、図示の状態で矢印B方向に移動でき
るようになっており、これにより、オルダム継手8の個
所でラビングローラ15側の回転軸と分離されるように
なる。
【0028】なお、図1において、ラビングローラ15
によって押圧される液晶表示基板13があり、該ラビン
グローラ15の回転にともなって液晶表示基板は図中A
方向へ移動するようになっている。これにより液晶表示
基板1の表面に形成された膜の表面にラブ布21の模様
が形成され配向膜が形成されることになる。
【0029】以上、このように構成したローラ回転伝達
機構によれば、ラビングローラ15がその回転軸19を
軸支させることによってセッティングされた後、該回転
軸19の延長線上に位置づけられた回転駆動軸(軸受
6、7に支軸された軸)を該回転軸19側へ移動させる
ことによってオルダム継手8を介して軸結合されるよう
になっている。
【0030】このオルダム継手8は、その機構上の原理
として、部材間の円滑なスライドによって軸結合がなさ
れるものであり、従来のように押圧による摩擦で軸結合
がなされるものとなっていないことにある。
【0031】しかも軸結合がなされる回転駆動軸とロー
ラの回転軸19とが偏心された状態であっても上記原理
で回転伝達されることは変わらない。
【0032】このため、オルダム継手8からはそれを構
成する材料の屑が飛散してしまうことがなくなる。
【0033】したがって、軸結合部からそれを構成する
材料の屑が発生することのないローラ回転伝達機構を提
供することができるようになる。
【0034】図3は、本発明によるローラ回転伝達機構
の他の実施例を示す構成図である。
【0035】同図は、図1に示す構成において、その回
転駆動部にカバーを取り付けた構成となっている。
【0036】本体となるカバー29があり、このカバー
29に開閉カバー30が取り付けられている。開閉カバ
ー30は、カバー11にも固定され、その開閉はカバー
11に同期して行われるようになっている。
【0037】そして、カバー29には排風導管30が備
えられ、前記モータ1の駆動中に排風がなされるように
なっている。
【0038】このため、カバー29内は負圧になり、内
部で発生した塵埃は目的の場所に排出されるようにな
る。
【0039】これにより、液晶表示基板13の側に該塵
埃が飛散することを防止することができるようになる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によるローラ回転伝達機構によれば、その軸結合
部からのそれを構成する材料屑発生をなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるローラ回転伝達機構の一実施例
を示す構成図。
【図2】 本発明によるローラ回転伝達機構の一実施例
を示す要部構成図。
【図3】 本発明によるローラ回転伝達機構の他の実施
例を示す構成図。
【符号の説明】
1…モータ、8…オルダム継手、15…ラビングロー
ラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 義衛 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取外し可能に回転軸が軸支されるローラ
    と、このローラの回転軸に回転を伝達させる回転駆動軸
    とを備え、 該回転駆動軸は、ローラの回転軸の延長線上に位置づけ
    られ、かつ該回転軸側への移動によってそれらの軸結合
    がなされて回転が伝達されるローラ回転伝達装置におい
    て、 前記回転駆動軸とラビングローラの回転軸との軸結合は
    オルダム継手によってなされていることを特徴とするロ
    ーラ回転伝達機構。
JP6161793A 1993-03-22 1993-03-22 ローラ回転伝達機構 Pending JPH06273766A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6161793A JPH06273766A (ja) 1993-03-22 1993-03-22 ローラ回転伝達機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP6161793A JPH06273766A (ja) 1993-03-22 1993-03-22 ローラ回転伝達機構

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Publication Number Publication Date
JPH06273766A true JPH06273766A (ja) 1994-09-30

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ID=13176318

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JP6161793A Pending JPH06273766A (ja) 1993-03-22 1993-03-22 ローラ回転伝達機構

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Cited By (4)

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