JPS63264030A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、じゅうたん等の床面を清掃する回転ブラシを
備えた電気掃除機の吸込口体に関する。

〔従来の技術〕

従来の吸込口体は第６図に示すように、その本体１が本
体ケース２と、本体上部ケース３とで形成されている。

この本体１内に駆動装置としての電動機４が取付けられ
、この電動機４からベルト５を介して歯付プーリー６に
回転力を伝達して回転ブラシ７を回転させ、じゅうたん
等の床面の塵埃をかき上げて掃除を行なうものである。

回転ブラシ７のブラシ体８に設けられた歯付プーリー６
と反対の端部には受板９が設けられており、歯付プーリ
ー６と受板９にはそれぞれ軸１０．１０’が取付けられ
ている。そして、軸受支持部１１で軸受１２を支持する
ことによって、回転ブラシ７は回転自在に軸支されてい
る。１３はブラシ体８に植毛されたブラシ毛である。こ
の回転ブラシ７の製造工程において軸１０．１０’をブ
ラシ体８に取付けられた歯付プーリー６、受板９にそれ
ぞれ取付けるが、この際、ブラシ体８の両側に軸１０．
１０’の取付は位置がずれてしまい、両軸１０．１０’
の軸心が一致しないことがあった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前述のように、ブラシ体８の両側で回転ブラシ７の軸心
の位置が一致しない場合には、この回転ブラシ７を回転
させると、ブラシ体８は偏心して回転運動を行ない、軸
ｉｏ、ｉｏ’　も偏心運動する。この軸１０，１０′の
偏心運動が、吸込口体本体１に形成された軸受支持部１
１に対して振動として作用するから、この振動によって
、騒音が発生したり、軸受１２や軸受支持部１１が早期
に摩耗したり、破損したりするという問題点があった。

本発明は、軸受支持部の振動を防止して、上記問題点を
解決することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記問題点を解決するために、軸受を介して
吸込口体本体内に回転自在に支持されるとともに、ブラ
シ体とこのブラシ体の両端部に夫々設けられた軸とから
なる回転ブラシに、その両軸の軸受間の少なくとも一部
において可撓性を有するＭ術部を形成する。

〔作用〕

回転ブラシの両軸の軸受間に可撓性を有する緩衝部を形
成することによって、この回転ブラシの回転時、ブラシ
体の両側の軸心の位置が一致しないときに生じるブラシ
体の偏心運動を、前記緩衝部が吸収するため、軸受支持
部での振動を防止できる。

〔実施例〕

本発明の第１の実施例を第１図に基づいて説明する。

第１図において２１は吸込口体本体で、本体下ケース２
２、本体上ケース２３とで形成されている。２４は、こ
の吸込口体２１内に設けられた駆動装置としての電動機
であり、ベルト２５を介して歯付プーリー２６に回転力
を伝達し、回転ブラシ２７を回転させる。

この回転ブラシ２７はブラシ毛２７ａが植毛されたブラ
シ体２８と、その一端に設けた上記歯付プーリー２６と
、他端に設けた受板２９と、上記歯付プーリー２６およ
び受板２つにそれぞれ設けた軸３０．３０’　とで構成
されている。この回転ブラシ２７の上方部分は吸込口本
体２１に着脱可能に取付けられる蓋体（図示しない）に
よって開閉される。

そして、ブラシ体２８は軟質プラスチックをスパイラル
状にして形成され、これによって本実施例の場合にはブ
ラシ体２８が緩衝部３４を兼ねる構成となっている。

３１は本体下ケース２２に形成された軸受支持部で、回
転ブラシ２７の軸受３２を支持することによって回転ブ
ラシ２７を回転自在に軸支する。

３５は本体上ケース２３に設けられ、図示しない延長管
、ホース等に連結される回転管である。

次に上記構成に基づいてその作用を説明する。

掃除を行なう際、回転管３５を図示しない延長管、ホー
ス等を介して掃除機本体（図示せず）に接続し、電源を
投入して、電動機２４を運転させる。そうすると、電動
機２４の回転力がベルト２５を介して歯付プーリー２６
に伝達され、回転ブラシ２７は回転する。このようにし
て回転ブラシ２７は回転されて、床面の塵埃をかき出し
て掃除を行なう。

その際、回転ブラシ２７が正常な回転運動を行なえば問
題はないが、実際にはブラシ体２８の両側の軸３０．３
０’の軸心の位置が一致していないことによって、回転
ブラシ２７は正常な回転運動が行われないことが多く、
この場合、回転ブラシ２７は偏心して高速で回転するた
め、軸受３２に振れが生じて、軸受支持部３１に対して
振動として作用する。

しかし、本案によれば、ブラシ体２８そのもので形成し
た緩衝部３４が、ブラシ体２８の偏心運動を吸収するた
めに、軸受３２には偏心運動が伝わらず、軸受支持部３
１に振動は起きない。また、この緩衝部３４によって、
床面から回転ブラシ２７への衝撃によって生じる軸受支
持部３１への負荷も軽減できる。そして、緩衝部３４が
スパイラル状に形成されているので、吸込気流の流れも
よくなる。

次に本発明の他の実施例を第２図乃至第５図に基づいて
それぞれ説明するが、その説明にあたつて前記第１の実
施例と同様な構成部分については、同一符号を付すとと
もに、その説明も省略する。

第２図に示す第２の実施例は、軟質プラスチック類のブ
ラシ体２８に対して、交互に０．５ｍ程度の幅の半円状
の切込みを設けることによって、このブラシ体２８全体
を緩衝部３４として形成したものである。この切込みの
形状は、これに限るものではない。緩衝部３４には軟質
ゴムなどの緩衝部材を用いてもよい。

第３図に示す第３の実施例は、回転ブラシ２７には緩衝
部を兼ねないブラシ体２８が設けられており、その両端
部にはそれぞれ歯付プーリー２６、受板２９が設けられ
ている。３６は軟質プラスチックをスパイラル状に形成
することによって、可撓性を持たせた緩衝部であり、ブ
ラシ体２８の両側の軸３０．３０’　に夫々設けられて
いる。

本実施例において、ブラシ体２８の両側の軸３０．３０
′の取付は位置が一致しない場合であっても、緩衝部３
６によるブラシ体２８の偏心運動の吸収作用によって、
軸受支持部３１には振動が起きないとともに、床面から
回転ブラシ２７への衝撃に伴う軸受支持部３１への負荷
も軽減できる。

また、軸３０．３０’が歯付プーリー２６、受板２９の
中心に取付けられないこと、ブラシ体２８の質量分布が
一様でないこと、あるいは軸３０．３０’が歯付プーリ
ー２６や受板２９に垂直に取付けられないこと等の場合
には、回転ブラシ２７に遠心力が加わり、それによって
軸３０゜３０’が振れを起こし、軸受支持部３１に振動
を生じさせるが、本実施例では、歯付プーリー２６およ
び受板２つと軸受３２との間に緩衝部３６を形成したの
で、ブラシ体２８の振動を緩衝部３６によって吸収し、
軸３０．３０’　に振動が伝わらない。したがって、軸
受３２には振動は伝わらず、軸受支持部３１に振動は起
きない。

なお、この第３の実施例において、ブラシ体２７の両側
の緩ｖｆＪ部３６にブラシ毛３３を植毛すれば、回転ブ
ラシ２７が塵埃をかき出す面積の減少を防止することが
できる。

また、第４図に示す第４の実施例は、半円状の切込みを
交互に設けることによって可撓性を有した緩衝部３６を
軸３０．３０’　に形成したものであるが、切込みの形
状はこれに限るものではない。

さらに、第５図に示す第５の実施例は、軸３０゜３０′
に設けた緩衝部３６を軟質ゴム等の緩衝部材で形成した
ものである。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明の吸込口体によれば、ブラシ体
の両側に取付けられた軸の軸心の位置が一致しないこと
によって生じる回転ブラシの偏心運動を、緩衝部で吸収
することができるので、軸受支持部に振動が起きること
を防止できる。また、床面から回転ブラシへの衝撃が軸
受支持部に伝わることを防止できできる。

したがって、軸受支持部の騒音を防止できるとともに、
軸受や軸受支持部が摩耗したり、破損するということを
防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す吸込口体の上面図
、第２図は本発明の第２の実施例を示す回転ブラシの上
面図、第３図は本発明の第３実施例を示す吸込口体の上
面図、第４図は本発明の第４の実施例を示す回転ブラシ
の上面図、第５図は本発明の第５の実施例を示す回転ブ
ラシの上面図、第６図は従来の吸込口体を示す上面図で
ある。 ２１・・・吸込口体本体、 ２４・・・電動機（駆動装置）、２７・・・回転ブラシ
、２８・・・ブラシ体、３０．３０’　・・・軸、３２
・・・軸受、３４．３６・・・緩衝部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ブラシ体と、このブラシ体の両端部にそれぞれ設
   けられた軸とからなり、軸受を介して吸込口体本体内に
   回転自在に支持される回転ブラシと、この回転ブラシを
   回転させる駆動装置と を有する電気掃除機の吸込口体において、 前記回転ブラシの前記軸受間の少なくとも一部に可撓性
   を有する緩衝部を形成したことを特徴とする電気掃除機
   の吸込口体。
2. （２）前記ブラシ体の両端部に設けた両軸に、それぞれ
   緩衝部を形成したことを特徴とする特許請求の範囲第（
   １）項記載の電気掃除機の吸込口体。