JPH06193709A - 従動歯車 - Google Patents
従動歯車Info
- Publication number
- JPH06193709A JPH06193709A JP34382392A JP34382392A JPH06193709A JP H06193709 A JPH06193709 A JP H06193709A JP 34382392 A JP34382392 A JP 34382392A JP 34382392 A JP34382392 A JP 34382392A JP H06193709 A JPH06193709 A JP H06193709A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driven gear
- fixed shaft
- groove
- inner peripheral
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定軸2に対して内周面を摺接して回転する
従動歯車1の内周面には、粉塵や摩耗粉等の自己排出機
能が付与されるようにする。 【構成】 固定軸2に回転自在に嵌合した従動歯車にお
いて、固定軸2に摺接する内周面3に、一端だけが側端
側に開放した溝4を、軸心に対して開放端側が回転方向
下流側へ向くように傾斜させて設けた構成となってい
る。
従動歯車1の内周面には、粉塵や摩耗粉等の自己排出機
能が付与されるようにする。 【構成】 固定軸2に回転自在に嵌合した従動歯車にお
いて、固定軸2に摺接する内周面3に、一端だけが側端
側に開放した溝4を、軸心に対して開放端側が回転方向
下流側へ向くように傾斜させて設けた構成となってい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動伝達手段に用いら
れる従動歯車で、特に固定軸の軸受面に内周面が直接転
接して回転する従動歯車に関するものである。
れる従動歯車で、特に固定軸の軸受面に内周面が直接転
接して回転する従動歯車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような従動歯車は軽機械に用いられ
ることから、その摺接面に特にシール等の防塵手段を備
えていないのが普通である。
ることから、その摺接面に特にシール等の防塵手段を備
えていないのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記歯車の場
合、これの内周面に粉塵が入り込んだり、摩耗が発生し
ても、それを自ら排出することはできず、そのまま内周
面の摩耗が進行してしまっていた。これの対応策として
は、部品をはずして内周部の清掃をする、潤滑剤を
塗布する、軸受にボールベアリングを使用する、など
の手段で対応していた。しかし上記の対応では作業に
手間がかかり、は潤滑剤の飛散により機械内部が汚れ
てしまい、はコストがかかる等の問題がある。
合、これの内周面に粉塵が入り込んだり、摩耗が発生し
ても、それを自ら排出することはできず、そのまま内周
面の摩耗が進行してしまっていた。これの対応策として
は、部品をはずして内周部の清掃をする、潤滑剤を
塗布する、軸受にボールベアリングを使用する、など
の手段で対応していた。しかし上記の対応では作業に
手間がかかり、は潤滑剤の飛散により機械内部が汚れ
てしまい、はコストがかかる等の問題がある。
【0004】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、特にオイルシール等のシール部材を用いることな
しに、摺接面の防塵効果を得ることができ、仮に摺接面
に粉塵が侵入したとしても歯車の回転に従って自己排出
されて摺接面の防塵機能を簡単な構成で達成することが
できるようにした従動歯車を提供することを目的とする
ものである。
ので、特にオイルシール等のシール部材を用いることな
しに、摺接面の防塵効果を得ることができ、仮に摺接面
に粉塵が侵入したとしても歯車の回転に従って自己排出
されて摺接面の防塵機能を簡単な構成で達成することが
できるようにした従動歯車を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る従動歯車は、固定軸2に回転自在に嵌
合した従動歯車において、固定軸2に摺接する内周面3
に、一端だけが側端側に開放した溝4を、軸心に対して
開放端側が回転方向下流側へ向くように傾斜させて設け
た構成となっている。
に、本発明に係る従動歯車は、固定軸2に回転自在に嵌
合した従動歯車において、固定軸2に摺接する内周面3
に、一端だけが側端側に開放した溝4を、軸心に対して
開放端側が回転方向下流側へ向くように傾斜させて設け
た構成となっている。
【0006】
【作 用】内周面に侵入した粉塵5等は、従動歯車1
の回転により溝4内にためられ、この溝4内で受ける回
転方向の分力により、溝4の傾斜に従ってこれの開放端
より自己排出される。
の回転により溝4内にためられ、この溝4内で受ける回
転方向の分力により、溝4の傾斜に従ってこれの開放端
より自己排出される。
【0007】
【実 施 例】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図中1は固定軸2に回転自在に嵌合し、他の歯車に
嵌合して従動される従動歯車であり、この従動歯車1の
内周面3が直接固定軸2の軸受部に摺接するようになっ
ている。この従動歯車1の内周面3には、一端だけを従
動歯車1の側端に開放した溝4が、軸心に対して、開放
端側が回転方向下流側へ向くようにわずかな角度θだけ
傾斜させて設けられている。
る。図中1は固定軸2に回転自在に嵌合し、他の歯車に
嵌合して従動される従動歯車であり、この従動歯車1の
内周面3が直接固定軸2の軸受部に摺接するようになっ
ている。この従動歯車1の内周面3には、一端だけを従
動歯車1の側端に開放した溝4が、軸心に対して、開放
端側が回転方向下流側へ向くようにわずかな角度θだけ
傾斜させて設けられている。
【0008】上記構成において、固定軸2に対して従動
歯車1が回転したときの内周面は図2で矢印Cの方向に
移動する。このときに内周面に侵入した粉塵5は溝4内
にためられる。そしてこの溝4が、これの開放端が回転
方向下流側に向くように傾斜されていることにより、溝
4内に入った粉塵5に回転方向の力Aの分力Bが溝4に
沿って作用してこれの開放端より排出される。このと
き、上記溝4の一端は従動歯車1の他端に開放されてい
ないので、粉塵5が溝4内に積極的に侵入することはな
い。
歯車1が回転したときの内周面は図2で矢印Cの方向に
移動する。このときに内周面に侵入した粉塵5は溝4内
にためられる。そしてこの溝4が、これの開放端が回転
方向下流側に向くように傾斜されていることにより、溝
4内に入った粉塵5に回転方向の力Aの分力Bが溝4に
沿って作用してこれの開放端より排出される。このと
き、上記溝4の一端は従動歯車1の他端に開放されてい
ないので、粉塵5が溝4内に積極的に侵入することはな
い。
【0009】上記従動歯車1は歯切り盤により歯切りし
た構成、あるいは焼結合金やプラスチック等型成形によ
る構成のもの等がある。
た構成、あるいは焼結合金やプラスチック等型成形によ
る構成のもの等がある。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、固定軸2に対して内周
面を摺接して回転する従動歯車1の内周面には、粉塵や
摩耗粉等の自己排出機能が付与され、この従動歯車1の
摺接面は、特にオイルシール等のシール部材を用いるこ
となしに、この摺接面の防塵効果を得ることができ、摺
接面の防塵機能を簡単な構成で達成することができる。
面を摺接して回転する従動歯車1の内周面には、粉塵や
摩耗粉等の自己排出機能が付与され、この従動歯車1の
摺接面は、特にオイルシール等のシール部材を用いるこ
となしに、この摺接面の防塵効果を得ることができ、摺
接面の防塵機能を簡単な構成で達成することができる。
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例における従動歯車の内周面を展
開して示す説明図である。
開して示す説明図である。
1…従動歯車、2…固定軸、3…内周面、4…溝、5…
粉塵。
粉塵。
Claims (1)
- 【請求項1】 固定軸2に回転自在に嵌合した従動歯車
において、固定軸2に摺接する内周面3に、一端だけが
側端側に開放した溝4を、軸心に対して開放端側が回転
方向下流側へ向くように傾斜させて設けたことを特徴と
する従動歯車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34382392A JPH06193709A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 従動歯車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34382392A JPH06193709A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 従動歯車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193709A true JPH06193709A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18364518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34382392A Pending JPH06193709A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 従動歯車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06193709A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2383094A (en) * | 2001-12-04 | 2003-06-18 | Visteon Global Tech Inc | Bearingless pinion with cleaning edges |
JP2006132613A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Funai Electric Co Ltd | 画像形成装置および軸受 |
WO2006123757A1 (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-23 | Aisin Aw Co., Ltd. | ブッシュ及びそれを用いた回転支持装置 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP34382392A patent/JPH06193709A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2383094A (en) * | 2001-12-04 | 2003-06-18 | Visteon Global Tech Inc | Bearingless pinion with cleaning edges |
GB2383094B (en) * | 2001-12-04 | 2004-01-21 | Visteon Global Tech Inc | Bearingless pinion with cleaning edges |
JP2006132613A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Funai Electric Co Ltd | 画像形成装置および軸受 |
WO2006123757A1 (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-23 | Aisin Aw Co., Ltd. | ブッシュ及びそれを用いた回転支持装置 |
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