JPH10244450A - アルミシートのバリ取り方法および装置 - Google Patents
アルミシートのバリ取り方法および装置Info
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- JPH10244450A JPH10244450A JP5065297A JP5065297A JPH10244450A JP H10244450 A JPH10244450 A JP H10244450A JP 5065297 A JP5065297 A JP 5065297A JP 5065297 A JP5065297 A JP 5065297A JP H10244450 A JPH10244450 A JP H10244450A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum sheet
- roller
- polishing
- sheet
- outer periphery
- Prior art date
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- Pending
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- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 経験や勘を要することなくバリを除去できる
ようにして、アルミシートを1枚ずつ確実に切り出し可
能にする。 【解決手段】 一括成形後のアルミシート20を多数枚
重ねた状態で、アルミシート20の外周をそのシート面
と平行な方向へ研磨するように構成する。
ようにして、アルミシートを1枚ずつ確実に切り出し可
能にする。 【解決手段】 一括成形後のアルミシート20を多数枚
重ねた状態で、アルミシート20の外周をそのシート面
と平行な方向へ研磨するように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数枚重ねて所定
形状に一括成形(裁断)されたアルミシートから、その
外周に発生したバリを除去するバリ取り方法および装置
に関する。
形状に一括成形(裁断)されたアルミシートから、その
外周に発生したバリを除去するバリ取り方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーキ類の底部を包み込むように敷いて
用いられるアルミシートは、一般に、多数枚重ねた状態
で一括してプレス成形しているが、このように一括して
成形されることで、アルミシートは、バリ等により互い
に密着していて1枚ずつ剥がし難くなる。
用いられるアルミシートは、一般に、多数枚重ねた状態
で一括してプレス成形しているが、このように一括して
成形されることで、アルミシートは、バリ等により互い
に密着していて1枚ずつ剥がし難くなる。
【0003】そこで、従来、そのバリを手作業により取
り除いている。その際には、一括成形後のアルミシート
を多数枚重ねた状態で、その外周を、ブラシ等によりシ
ート面に直交する方向(以降、この方向を横方向とい
う)へ研磨して、バリの除去を行なっている。
り除いている。その際には、一括成形後のアルミシート
を多数枚重ねた状態で、その外周を、ブラシ等によりシ
ート面に直交する方向(以降、この方向を横方向とい
う)へ研磨して、バリの除去を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ごとくアルミシートの外周を横方向に研磨してバリ取り
を行なう場合、適当な時間だけ研磨を行なえばバリを除
去できるが、研磨時間が長すぎると、再びバリを発生さ
せてしまうことになり、その研磨時間の判断に経験や勘
を要することになる。また、バリ取りを手作業で行なっ
ているため、作業者に対する負担が大きくなるなどの課
題もあった。
ごとくアルミシートの外周を横方向に研磨してバリ取り
を行なう場合、適当な時間だけ研磨を行なえばバリを除
去できるが、研磨時間が長すぎると、再びバリを発生さ
せてしまうことになり、その研磨時間の判断に経験や勘
を要することになる。また、バリ取りを手作業で行なっ
ているため、作業者に対する負担が大きくなるなどの課
題もあった。
【0005】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、経験や勘を要することなくバリを除去できる
ようにして、アルミシートを1枚ずつ確実に切り出し可
能にした、アルミシートのバリ取り方法および装置を提
供することを目的とする。
たもので、経験や勘を要することなくバリを除去できる
ようにして、アルミシートを1枚ずつ確実に切り出し可
能にした、アルミシートのバリ取り方法および装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアルミシートのバリ取り方法(請求項1)
は、多数枚重ねて所定形状に一括成形されたアルミシー
トの外周からバリを除去する方法であって、一括成形後
のアルミシートを多数枚重ねた状態で、アルミシートの
外周をそのシート面と平行な方向へ研磨することを特徴
としている。
に、本発明のアルミシートのバリ取り方法(請求項1)
は、多数枚重ねて所定形状に一括成形されたアルミシー
トの外周からバリを除去する方法であって、一括成形後
のアルミシートを多数枚重ねた状態で、アルミシートの
外周をそのシート面と平行な方向へ研磨することを特徴
としている。
【0007】また、本発明のアルミシートのバリ取り装
置(請求項2)は、多数枚重ねて所定形状に一括成形さ
れたアルミシートの外周からバリを除去すべく、一括成
形後のアルミシートを多数枚重ねた状態でアルミシート
の外周に接触してその外周を研磨しうるローラ状ブラシ
と、このローラ状ブラシを回転駆動する駆動機構とをそ
なえ、ローラ状ブラシの回転軸が、アルミシートのシー
ト面に対して直交する方向に配置されていることを特徴
としている。
置(請求項2)は、多数枚重ねて所定形状に一括成形さ
れたアルミシートの外周からバリを除去すべく、一括成
形後のアルミシートを多数枚重ねた状態でアルミシート
の外周に接触してその外周を研磨しうるローラ状ブラシ
と、このローラ状ブラシを回転駆動する駆動機構とをそ
なえ、ローラ状ブラシの回転軸が、アルミシートのシー
ト面に対して直交する方向に配置されていることを特徴
としている。
【0008】このとき、ローラ状ブラシを、アルミシー
トの外周に複数の方向から接しうるように、複数個そな
えてもよいし(請求項3)、ローラ状ブラシによるアル
ミシートの研磨空間を外方から覆うカバー部材と、この
カバー部材内の空気を吸引することにより研磨空間内に
生じた研磨粉を集塵する吸引機構とをそなえてもよい
(請求項4)。
トの外周に複数の方向から接しうるように、複数個そな
えてもよいし(請求項3)、ローラ状ブラシによるアル
ミシートの研磨空間を外方から覆うカバー部材と、この
カバー部材内の空気を吸引することにより研磨空間内に
生じた研磨粉を集塵する吸引機構とをそなえてもよい
(請求項4)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図8は本発明の一実施形態
としてのアルミシートのバリ取り装置を示すもので、図
1はその平面図、図2は図1のII矢視図、図3は図1の
III矢視図、図4は図1のIV−IV矢視断面図であり、図
5および図6はいずれもアルミシート研磨状態およびア
ルミシート把持治具を示すもので、図5は図3のV矢視
図、図6は図5のVI矢視図であり、図7は図1の VII−
VII 矢視拡大断面図、図8は図1のVIII−VIII矢視拡大
断面図である。なお、図2では、要部を透視した状態で
図示しているほか、図3では、要部を透視するとともに
破断した状態で図示している。
施の形態を説明する。図1〜図8は本発明の一実施形態
としてのアルミシートのバリ取り装置を示すもので、図
1はその平面図、図2は図1のII矢視図、図3は図1の
III矢視図、図4は図1のIV−IV矢視断面図であり、図
5および図6はいずれもアルミシート研磨状態およびア
ルミシート把持治具を示すもので、図5は図3のV矢視
図、図6は図5のVI矢視図であり、図7は図1の VII−
VII 矢視拡大断面図、図8は図1のVIII−VIII矢視拡大
断面図である。なお、図2では、要部を透視した状態で
図示しているほか、図3では、要部を透視するとともに
破断した状態で図示している。
【0010】図1〜図3に示すように、本実施形態のバ
リ取り装置1は、筐体2を有するとともに、この筐体2
の天板2a上にそなえられた3個のローラ状ブラシ3
A,3B,3Cと、これらのローラ状ブラシ3A〜3C
を回転駆動すべく天板2aの下方にそなえられた駆動機
構5と、筐体2内にそなえられる吸引機構としての掃除
機13とを有している。
リ取り装置1は、筐体2を有するとともに、この筐体2
の天板2a上にそなえられた3個のローラ状ブラシ3
A,3B,3Cと、これらのローラ状ブラシ3A〜3C
を回転駆動すべく天板2aの下方にそなえられた駆動機
構5と、筐体2内にそなえられる吸引機構としての掃除
機13とを有している。
【0011】ローラ状ブラシ3A〜3Cは、多数枚重ね
て所定形状に一括成形されたアルミシート20の外周か
らバリを除去すべく、一括成形後のアルミシート20を
多数枚重ねた状態でアルミシート20の外周に接触して
その外周を研磨しうるもので、本実施形態では、アルミ
シート20の外周に3方向から接しうるように、3個そ
なえられ、それぞれ略正三角形の頂点位置に配置されて
いる。また、各ローラ状ブラシ3A〜3Cとしては、例
えば、毛脚20〜30mmのSUS製のものや、研磨剤入
りナイロン製のものなどが用いられる。
て所定形状に一括成形されたアルミシート20の外周か
らバリを除去すべく、一括成形後のアルミシート20を
多数枚重ねた状態でアルミシート20の外周に接触して
その外周を研磨しうるもので、本実施形態では、アルミ
シート20の外周に3方向から接しうるように、3個そ
なえられ、それぞれ略正三角形の頂点位置に配置されて
いる。また、各ローラ状ブラシ3A〜3Cとしては、例
えば、毛脚20〜30mmのSUS製のものや、研磨剤入
りナイロン製のものなどが用いられる。
【0012】なお、本実施形態でのバリ取り対象のアル
ミシート20は、例えばトルテタイプのケーキの底部を
包み込むように敷いて用いられるもので、略扇形に成形
されており、バリ取り時には、図1や図5に示すごと
く、ローラ状ブラシ3A,3Cの間から挿入され、ロー
ラ状ブラシ3A,3Cにより両側部20a,20cを、
ローラ状ブラシ3Bにより円弧部20bを研磨されるよ
うになっている。
ミシート20は、例えばトルテタイプのケーキの底部を
包み込むように敷いて用いられるもので、略扇形に成形
されており、バリ取り時には、図1や図5に示すごと
く、ローラ状ブラシ3A,3Cの間から挿入され、ロー
ラ状ブラシ3A,3Cにより両側部20a,20cを、
ローラ状ブラシ3Bにより円弧部20bを研磨されるよ
うになっている。
【0013】ローラ状ブラシ3A〜3Cは、それぞれ、
その回転軸3a〜3cを軸受4a〜4cで軸支すること
により、回転軸3a〜3c回りに回転自在な状態で天板
2aに取り付けられている。これらの回転軸3a〜3c
は、いずれも、天板2aに対して直交する方向に配置さ
れている。後述するごとく、バリ取り対象のアルミシー
ト20は、天板2aの上面と平行な状態で、ローラ状ブ
ラシ3A〜3Cによる研磨空間19内に挿入されるの
で、回転軸3a〜3cは、バリ取り対象のアルミシート
20のシート面に対して直交する方向に配置されている
ことになる。
その回転軸3a〜3cを軸受4a〜4cで軸支すること
により、回転軸3a〜3c回りに回転自在な状態で天板
2aに取り付けられている。これらの回転軸3a〜3c
は、いずれも、天板2aに対して直交する方向に配置さ
れている。後述するごとく、バリ取り対象のアルミシー
ト20は、天板2aの上面と平行な状態で、ローラ状ブ
ラシ3A〜3Cによる研磨空間19内に挿入されるの
で、回転軸3a〜3cは、バリ取り対象のアルミシート
20のシート面に対して直交する方向に配置されている
ことになる。
【0014】ローラ状ブラシ3A〜3Cを回転駆動する
駆動機構5は、駆動モータ6,プーリ6b,7a,7b
−1,7b−2,9,反転機構8,ベルト10,11な
どから、以下のように構成されている。駆動モータ6
は、図7に示すように、天板2aの下面に支持部材6c
により取り付けられ、その回転軸6aにはプーリ6bが
固着されている。この駆動モータ6の回転軸6aは、天
板2aに対して直交する方向に配置され、且つ、図1に
示すように、回転軸3aと3bとを結ぶ線を挟んで回転
軸3cとは反対の側に配置されている。
駆動機構5は、駆動モータ6,プーリ6b,7a,7b
−1,7b−2,9,反転機構8,ベルト10,11な
どから、以下のように構成されている。駆動モータ6
は、図7に示すように、天板2aの下面に支持部材6c
により取り付けられ、その回転軸6aにはプーリ6bが
固着されている。この駆動モータ6の回転軸6aは、天
板2aに対して直交する方向に配置され、且つ、図1に
示すように、回転軸3aと3bとを結ぶ線を挟んで回転
軸3cとは反対の側に配置されている。
【0015】また、ローラ状ブラシ3A〜3Cの回転軸
3a〜3cは、天板2aを貫通してこの天板2aの下面
側へ突出しており、回転軸3aの下端にはプーリ7aが
固着され、回転軸3bの下端には、図1〜図3および図
7に示すように、2つのプーリ7b−1,7b−2が固
着され、回転軸3cの下端には、図2,図3および図8
に示すように、後述する反転機構8を構成する反転ギア
8eが固着されている。
3a〜3cは、天板2aを貫通してこの天板2aの下面
側へ突出しており、回転軸3aの下端にはプーリ7aが
固着され、回転軸3bの下端には、図1〜図3および図
7に示すように、2つのプーリ7b−1,7b−2が固
着され、回転軸3cの下端には、図2,図3および図8
に示すように、後述する反転機構8を構成する反転ギア
8eが固着されている。
【0016】図1および図4に示すように、天板2aの
下面には、支持部材9bを介して、プーリ9が回転軸9
a回りに回転自在に取り付けられている。この回転軸9
aは、天板2aに対して直交する方向に配置され、且
つ、図1に示すように、回転軸3bと3c(後述する回
転軸8a)とを結ぶ線を挟んで回転軸3aとは反対の側
に配置されている。
下面には、支持部材9bを介して、プーリ9が回転軸9
a回りに回転自在に取り付けられている。この回転軸9
aは、天板2aに対して直交する方向に配置され、且
つ、図1に示すように、回転軸3bと3c(後述する回
転軸8a)とを結ぶ線を挟んで回転軸3aとは反対の側
に配置されている。
【0017】天板2aの下面において、ローラ状ブラシ
3Cの回転軸3c直近には、反転機構8がそなえられて
いる。この反転機構8は、図3および図8に示すよう
に、回転軸8a,軸受8b,プーリ8c,反転ギア8
d,8eから構成されている。ここで、回転軸8aは、
軸受3c近傍で天板2に対して軸受8bにより支持さ
れ、この回転軸8aの下端に、反転ギア8dが固着され
るとともに、そのさらに下側にプーリ8cが固着されて
いる。これにより、反転ギア8dおよびプーリ8cは、
回転軸8a回りに回転自在な状態で天板2aに取り付け
られている。
3Cの回転軸3c直近には、反転機構8がそなえられて
いる。この反転機構8は、図3および図8に示すよう
に、回転軸8a,軸受8b,プーリ8c,反転ギア8
d,8eから構成されている。ここで、回転軸8aは、
軸受3c近傍で天板2に対して軸受8bにより支持さ
れ、この回転軸8aの下端に、反転ギア8dが固着され
るとともに、そのさらに下側にプーリ8cが固着されて
いる。これにより、反転ギア8dおよびプーリ8cは、
回転軸8a回りに回転自在な状態で天板2aに取り付け
られている。
【0018】また、反転ギア8dは、前述のごとく回転
軸3cの下端に固着された反転ギア8eと噛み合うもの
で、これらのギア8d,8eは略同径のものである。図
2,図3および図7に示すように、プーリ6b,7aお
よび7b−1は、天板2aに対して平行な同一面内に配
置されるとともに、プーリ7b−2,8cおよび9は、
プーリ6b,7aおよび7b−1を配置された面よりも
下方において、やはり天板2aに対して平行な同一面内
に配置されている。
軸3cの下端に固着された反転ギア8eと噛み合うもの
で、これらのギア8d,8eは略同径のものである。図
2,図3および図7に示すように、プーリ6b,7aお
よび7b−1は、天板2aに対して平行な同一面内に配
置されるとともに、プーリ7b−2,8cおよび9は、
プーリ6b,7aおよび7b−1を配置された面よりも
下方において、やはり天板2aに対して平行な同一面内
に配置されている。
【0019】そして、図1〜図3,図7および図8に示
すように、プーリ6b,7aおよび7b−1にはベルト
10が巻回されるとともに、プーリ7b−2,8cおよ
び9にはベルト11が巻回されている。従って、プーリ
6bが駆動モータ6により図1の矢印Rm方向(時計回
り方向)へ回転駆動されると、その回転駆動力が、ベル
ト10を介してプーリ7a,7b−1に伝えられ、さら
に回転軸4a,4bを介してローラ状ブラシ3A,3B
に伝えられ、これらのローラ状ブラシ3A,3Bがそれ
ぞれ図1の矢印Ra,Rb方向(いずれも時計回り方
向)へ回転駆動される。
すように、プーリ6b,7aおよび7b−1にはベルト
10が巻回されるとともに、プーリ7b−2,8cおよ
び9にはベルト11が巻回されている。従って、プーリ
6bが駆動モータ6により図1の矢印Rm方向(時計回
り方向)へ回転駆動されると、その回転駆動力が、ベル
ト10を介してプーリ7a,7b−1に伝えられ、さら
に回転軸4a,4bを介してローラ状ブラシ3A,3B
に伝えられ、これらのローラ状ブラシ3A,3Bがそれ
ぞれ図1の矢印Ra,Rb方向(いずれも時計回り方
向)へ回転駆動される。
【0020】また、回転軸4bに伝えられた回転駆動力
は、プーリ7b−2およびベルト11を介してプーリ8
cに伝えられ、さらに回転軸8aを介して反転ギア8d
に伝えられ、この反転ギア8dが図1の矢印Rt方向
(時計回り方向)へ回転駆動される。このように反転ギ
ア8dが回転することにより、この反転ギア8dに噛み
合う反転ギア8eも回転し、回転軸4cを介してローラ
状ブラシ3Cが回転する。このとき、反転ギア8dおよ
び8eにより、反転ギア8dの回転は、回転方向を反転
されて反転ギア8eに伝えられ、ローラ状ブラシ3C
は、図1の矢印Rc方向(反時計回り方向)へ回転駆動
される。
は、プーリ7b−2およびベルト11を介してプーリ8
cに伝えられ、さらに回転軸8aを介して反転ギア8d
に伝えられ、この反転ギア8dが図1の矢印Rt方向
(時計回り方向)へ回転駆動される。このように反転ギ
ア8dが回転することにより、この反転ギア8dに噛み
合う反転ギア8eも回転し、回転軸4cを介してローラ
状ブラシ3Cが回転する。このとき、反転ギア8dおよ
び8eにより、反転ギア8dの回転は、回転方向を反転
されて反転ギア8eに伝えられ、ローラ状ブラシ3C
は、図1の矢印Rc方向(反時計回り方向)へ回転駆動
される。
【0021】一方、筐体2の天板2a上においては、図
1〜図3および図6に二点鎖線で示すように、ローラ状
ブラシ3A〜3Cによるアルミシート20の研磨空間1
9を外方から覆うカバー部材12が取り付けられてい
る。このカバー部材12には、アルミシート20を研磨
空間19内に挿入するための開口部12aが形成される
とともに、吸引ホース14と連通・接続される吸引口1
2bが取り付けられている。この吸引ホース14は、カ
バー部材12内(研磨空間19)と掃除機(吸引機構)
13とを連通・接続するものであり、掃除機13は、こ
のカバー部材12内の空気を吸引することにより研磨空
間19内に生じた研磨粉を集塵するものである。
1〜図3および図6に二点鎖線で示すように、ローラ状
ブラシ3A〜3Cによるアルミシート20の研磨空間1
9を外方から覆うカバー部材12が取り付けられてい
る。このカバー部材12には、アルミシート20を研磨
空間19内に挿入するための開口部12aが形成される
とともに、吸引ホース14と連通・接続される吸引口1
2bが取り付けられている。この吸引ホース14は、カ
バー部材12内(研磨空間19)と掃除機(吸引機構)
13とを連通・接続するものであり、掃除機13は、こ
のカバー部材12内の空気を吸引することにより研磨空
間19内に生じた研磨粉を集塵するものである。
【0022】さて、次に、図5および図6を参照しなが
ら、アルミシート20をカバー部材12内の研磨空間1
9へ挿入する際に用いられるアルミシート把持治具15
の構成と、その治具15を用いたアルミシート20の研
磨状態とについて説明する。アルミシート把持治具15
は、図5および図6に示すように、握り部15a,コ字
形状先端部15b,押圧部材15c,ネジ軸15d,ハ
ンドル15eおよび上下一対の把持板15f,15fか
ら構成されている。
ら、アルミシート20をカバー部材12内の研磨空間1
9へ挿入する際に用いられるアルミシート把持治具15
の構成と、その治具15を用いたアルミシート20の研
磨状態とについて説明する。アルミシート把持治具15
は、図5および図6に示すように、握り部15a,コ字
形状先端部15b,押圧部材15c,ネジ軸15d,ハ
ンドル15eおよび上下一対の把持板15f,15fか
ら構成されている。
【0023】ここで、握り部15aは、アルミシート2
0をカバー部材12内の研磨空間19へ挿入する際に作
業者によって把持される部分であり、この握り部15a
の先端にはコ字形状先端部15bが取り付けられてい
る。コ字形状先端部15bの上側アーム15b−1には
ネジ孔15b−2が形成されており、このネジ孔15b
−2にネジ軸15dが螺合している。ネジ軸15dの上
端部にはハンドル15eが取り付けられている一方、ネ
ジ軸15dの下端には円板状の押圧部材15cが取り付
けられている。従って、作業者がハンドル15eを操作
してネジ軸15dを回転することにより、押圧部材15
cの上下位置が調整されるようになっている。
0をカバー部材12内の研磨空間19へ挿入する際に作
業者によって把持される部分であり、この握り部15a
の先端にはコ字形状先端部15bが取り付けられてい
る。コ字形状先端部15bの上側アーム15b−1には
ネジ孔15b−2が形成されており、このネジ孔15b
−2にネジ軸15dが螺合している。ネジ軸15dの上
端部にはハンドル15eが取り付けられている一方、ネ
ジ軸15dの下端には円板状の押圧部材15cが取り付
けられている。従って、作業者がハンドル15eを操作
してネジ軸15dを回転することにより、押圧部材15
cの上下位置が調整されるようになっている。
【0024】また、コ字形状先端部15bの上側アーム
15b−1と下側アーム15b−3との間には、多数枚
のアルミシート20が、上下一対の把持板15f,15
f相互間に把持された状態で保持される。そして、前述
のごとく作業者がハンドル15eを操作してネジ軸15
dを回転し、押圧部材15cにより上側の把持板15f
を押圧することで、アルミシート20は、下側の把持板
15fを介して下側アーム15b−3へ押し付けられ、
把持状態に固定されるようになっている。なお、各把持
板15fは、アルミシート20と略同一の形状を有して
いる。
15b−1と下側アーム15b−3との間には、多数枚
のアルミシート20が、上下一対の把持板15f,15
f相互間に把持された状態で保持される。そして、前述
のごとく作業者がハンドル15eを操作してネジ軸15
dを回転し、押圧部材15cにより上側の把持板15f
を押圧することで、アルミシート20は、下側の把持板
15fを介して下側アーム15b−3へ押し付けられ、
把持状態に固定されるようになっている。なお、各把持
板15fは、アルミシート20と略同一の形状を有して
いる。
【0025】一方、カバー部材12内の天板2a上に
は、図5および図6に示すように、アルミシート規制部
材16および把持治具規制部材17,18が取り付けら
れている。なお、図1〜図3において、これらの規制部
材16〜18の図示は省略している。アルミシート規制
部材16は、図5に示すように、ローラ状ブラシ3Aと
3Bとの間、および、ローラ状ブラシ3Bと3Cとの間
にそれぞれ配置され、これら左右一対のアルミシート規
制部材16,16の間から、ローラ状ブラシ3Bの外周
が、規制部材16,16の内面と略面一にして露出して
いる。各規制部材16は、アルミシート20の円弧部2
0bに沿うように湾曲成形されており、把持治具15に
より把持されて研磨空間19に挿入されたアルミシート
20を案内するとともに、アルミシート20の挿入を規
制してアルミシート20がローラ状ブラシ3Bにより当
たり過ぎるのを防止している。
は、図5および図6に示すように、アルミシート規制部
材16および把持治具規制部材17,18が取り付けら
れている。なお、図1〜図3において、これらの規制部
材16〜18の図示は省略している。アルミシート規制
部材16は、図5に示すように、ローラ状ブラシ3Aと
3Bとの間、および、ローラ状ブラシ3Bと3Cとの間
にそれぞれ配置され、これら左右一対のアルミシート規
制部材16,16の間から、ローラ状ブラシ3Bの外周
が、規制部材16,16の内面と略面一にして露出して
いる。各規制部材16は、アルミシート20の円弧部2
0bに沿うように湾曲成形されており、把持治具15に
より把持されて研磨空間19に挿入されたアルミシート
20を案内するとともに、アルミシート20の挿入を規
制してアルミシート20がローラ状ブラシ3Bにより当
たり過ぎるのを防止している。
【0026】また、把持治具規制部材18は、図5およ
び図6に示すように、把持治具15の下側アーム15b
−3の先端に当接して把持治具15の挿入を規制してア
ルミシート20がローラ状ブラシ3Bに当たり過ぎるの
を防止している。さらに、把持治具規制部材17は、図
5に示すように、左右のローラ状ブラシ3Aおよび3C
の近傍にそれぞれ配置されている。各規制部材17は、
把持治具15の下側アーム15b−3の側面に当接して
把持治具15の横方向の移動を規制してアルミシート2
0が左右のローラ状ブラシ3Aおよび3Cに当たり過ぎ
るのを防止している。
び図6に示すように、把持治具15の下側アーム15b
−3の先端に当接して把持治具15の挿入を規制してア
ルミシート20がローラ状ブラシ3Bに当たり過ぎるの
を防止している。さらに、把持治具規制部材17は、図
5に示すように、左右のローラ状ブラシ3Aおよび3C
の近傍にそれぞれ配置されている。各規制部材17は、
把持治具15の下側アーム15b−3の側面に当接して
把持治具15の横方向の移動を規制してアルミシート2
0が左右のローラ状ブラシ3Aおよび3Cに当たり過ぎ
るのを防止している。
【0027】本発明の一実施形態としてのアルミシート
20のバリ取り装置1は上述のごとく構成されているの
で、以下のようにして、アルミシート20のバリ取り作
業が行なわれる。まず、研磨対象のアルミシート20
は、図5および図6に示すように、多数枚重ねられ上下
一対の把持板15f,15f相互間に把持された状態
で、把持治具15のコ字形状先端部15bに保持され
る。このとき、作業者がハンドル15eを操作してネジ
軸15dを回転し、押圧部材15cにより上側の把持板
15fを押圧することで、アルミシート20は、下側の
把持板15fを介して下側アーム15b−3へ押し付け
られ、把持状態に固定される。
20のバリ取り装置1は上述のごとく構成されているの
で、以下のようにして、アルミシート20のバリ取り作
業が行なわれる。まず、研磨対象のアルミシート20
は、図5および図6に示すように、多数枚重ねられ上下
一対の把持板15f,15f相互間に把持された状態
で、把持治具15のコ字形状先端部15bに保持され
る。このとき、作業者がハンドル15eを操作してネジ
軸15dを回転し、押圧部材15cにより上側の把持板
15fを押圧することで、アルミシート20は、下側の
把持板15fを介して下側アーム15b−3へ押し付け
られ、把持状態に固定される。
【0028】そして、作業者が把持治具15の握り部1
5aを持ってそのコ字形状先端部15bに固定されたア
ルミシート20を、カバー部材12の開口部12aから
バリ取り装置1の研磨空間19へ挿入する。このとき、
アルミシート20は、図1〜図3,図5および図6に示
すように、そのシート面をバリ取り装置1の筐体2の天
板2a上面に平行にして挿入される。
5aを持ってそのコ字形状先端部15bに固定されたア
ルミシート20を、カバー部材12の開口部12aから
バリ取り装置1の研磨空間19へ挿入する。このとき、
アルミシート20は、図1〜図3,図5および図6に示
すように、そのシート面をバリ取り装置1の筐体2の天
板2a上面に平行にして挿入される。
【0029】一方、バリ取り装置1においては、プーリ
6bが駆動モータ6により図1の矢印Rm方向(時計回
り方向)へ回転駆動されることにより、その回転駆動力
が、ベルト10を介してプーリ7a,7b−1に伝えら
れ、さらに回転軸4a,4bを介してローラ状ブラシ3
A,3Bに伝えられ、これらのローラ状ブラシ3A,3
Bが、それぞれ図1の矢印Ra,Rb方向(いずれも時
計回り方向)へ回転している。
6bが駆動モータ6により図1の矢印Rm方向(時計回
り方向)へ回転駆動されることにより、その回転駆動力
が、ベルト10を介してプーリ7a,7b−1に伝えら
れ、さらに回転軸4a,4bを介してローラ状ブラシ3
A,3Bに伝えられ、これらのローラ状ブラシ3A,3
Bが、それぞれ図1の矢印Ra,Rb方向(いずれも時
計回り方向)へ回転している。
【0030】また、回転軸4bに伝えられた回転駆動力
は、プーリ7b−2およびベルト11を介してプーリ8
cに伝えられ、さらに回転軸8aを介して反転ギア8d
に伝えられ、この反転ギア8dが図1の矢印Rt方向
(時計回り方向)へ回転しており、この反転ギア8dに
噛み合う反転ギア8eも回転し、回転軸4cを介してロ
ーラ状ブラシ3Cが回転する。このとき、反転ギア8d
および8eにより、反転ギア8dの回転は、回転方向を
反転されて反転ギア8eに伝えられ、ローラ状ブラシ3
Cは、図1の矢印Rc方向(反時計回り方向)へ回転し
ている。
は、プーリ7b−2およびベルト11を介してプーリ8
cに伝えられ、さらに回転軸8aを介して反転ギア8d
に伝えられ、この反転ギア8dが図1の矢印Rt方向
(時計回り方向)へ回転しており、この反転ギア8dに
噛み合う反転ギア8eも回転し、回転軸4cを介してロ
ーラ状ブラシ3Cが回転する。このとき、反転ギア8d
および8eにより、反転ギア8dの回転は、回転方向を
反転されて反転ギア8eに伝えられ、ローラ状ブラシ3
Cは、図1の矢印Rc方向(反時計回り方向)へ回転し
ている。
【0031】このようにローラ状ブラシ3A〜3Cが回
転している研磨空間19において、アルミシート20
は、図1や図5に示すごとく、ローラ状ブラシ3A,3
Cの間から挿入され、ローラ状ブラシ3A,3Cにより
その両側部20a,20cを、ローラ状ブラシ3Bによ
り円弧部20bを研磨される。このとき、アルミシート
20の外周(両側部20a,20cおよび円弧部20
b)は、各ローラ状ブラシ3A〜3Cによりアルミシー
ト20のシート面と平行な方向(以降、この方向を縦方
向という場合がある)へ研磨されることになる。
転している研磨空間19において、アルミシート20
は、図1や図5に示すごとく、ローラ状ブラシ3A,3
Cの間から挿入され、ローラ状ブラシ3A,3Cにより
その両側部20a,20cを、ローラ状ブラシ3Bによ
り円弧部20bを研磨される。このとき、アルミシート
20の外周(両側部20a,20cおよび円弧部20
b)は、各ローラ状ブラシ3A〜3Cによりアルミシー
ト20のシート面と平行な方向(以降、この方向を縦方
向という場合がある)へ研磨されることになる。
【0032】また、ローラ状ブラシ3A〜3Cによる研
磨中、作業者が図5に示すように把持治具15をおよそ
60度の範囲内で水平に移動させることで、アルミシー
ト20の外周はほぼ全周に亘ってローラ状ブラシ3A〜
3Cにより研磨される。その際、左右一対のアルミシー
ト規制部材16,16によりアルミシート20が案内さ
れながらアルミシート20の挿入が規制されるととも
に、把持治具規制部材18により把持治具15の挿入が
規制されるので、アルミシート20がローラ状ブラシ3
Bに当たり過ぎるのを確実に防止できる。
磨中、作業者が図5に示すように把持治具15をおよそ
60度の範囲内で水平に移動させることで、アルミシー
ト20の外周はほぼ全周に亘ってローラ状ブラシ3A〜
3Cにより研磨される。その際、左右一対のアルミシー
ト規制部材16,16によりアルミシート20が案内さ
れながらアルミシート20の挿入が規制されるととも
に、把持治具規制部材18により把持治具15の挿入が
規制されるので、アルミシート20がローラ状ブラシ3
Bに当たり過ぎるのを確実に防止できる。
【0033】同様に、左右一対の把持治具規制部材1
7,17により把持治具15の横方向の移動が規制され
るので、アルミシート20が左右のローラ状ブラシ3A
および3Cに当たり過ぎるのを確実に防止できる。ロー
ラ状ブラシ3A〜3Cによる研磨中は、筐体2内の掃除
機13が作動しているので、研磨空間19においてロー
ラ状ブラシ3A〜3Cによる研磨により発生したアルミ
シート20の研磨粉は、カバー部材12の吸引口12b
および吸引ホース14を介して掃除機13に集塵され
る。
7,17により把持治具15の横方向の移動が規制され
るので、アルミシート20が左右のローラ状ブラシ3A
および3Cに当たり過ぎるのを確実に防止できる。ロー
ラ状ブラシ3A〜3Cによる研磨中は、筐体2内の掃除
機13が作動しているので、研磨空間19においてロー
ラ状ブラシ3A〜3Cによる研磨により発生したアルミ
シート20の研磨粉は、カバー部材12の吸引口12b
および吸引ホース14を介して掃除機13に集塵され
る。
【0034】このように、本発明の一実施形態としての
アルミシート20のバリ取り装置1によれば、多数枚重
ねて所定形状に一括成形されたアルミシート20の外周
からバリを除去する際には、一括成形後のアルミシート
20を多数枚重ねた状態で、その外周が、ローラ状ブラ
シ3A〜3Cによりシート面と平行な方向(縦方向)へ
研磨されることになる。
アルミシート20のバリ取り装置1によれば、多数枚重
ねて所定形状に一括成形されたアルミシート20の外周
からバリを除去する際には、一括成形後のアルミシート
20を多数枚重ねた状態で、その外周が、ローラ状ブラ
シ3A〜3Cによりシート面と平行な方向(縦方向)へ
研磨されることになる。
【0035】従来のごとくアルミシート20を横方向
(シート面に直交する方向)へ研磨する場合、研磨し過
ぎると、層状に隣接するアルミシート20相互間(上
下)に跨がるようにバリが再び発生し、アルミシート2
0は、そのバリにより互いに密着してしまい1枚ずつ剥
がし難くなってしまう。これに対して、本実施形態で
は、アルミシート20を縦方向(シート面と平行な方
向)へ研磨しているので、研磨時間が長くなっても、上
述のようにアルミシート20相互間に跨がるバリが発生
することはない。
(シート面に直交する方向)へ研磨する場合、研磨し過
ぎると、層状に隣接するアルミシート20相互間(上
下)に跨がるようにバリが再び発生し、アルミシート2
0は、そのバリにより互いに密着してしまい1枚ずつ剥
がし難くなってしまう。これに対して、本実施形態で
は、アルミシート20を縦方向(シート面と平行な方
向)へ研磨しているので、研磨時間が長くなっても、上
述のようにアルミシート20相互間に跨がるバリが発生
することはない。
【0036】従って、経験や勘を要することなくバリを
除去することが可能になり、アルミシート20を1枚ず
つ確実に切り出せるようになるほか、作業者は、手作業
によりバリ取りを行なう必要がなくなり、アルミシート
把持治具15によりアルミシート20を把持して研磨空
間19へ挿入するだけでよいので、作業者の負担を大幅
に軽減することもできる。
除去することが可能になり、アルミシート20を1枚ず
つ確実に切り出せるようになるほか、作業者は、手作業
によりバリ取りを行なう必要がなくなり、アルミシート
把持治具15によりアルミシート20を把持して研磨空
間19へ挿入するだけでよいので、作業者の負担を大幅
に軽減することもできる。
【0037】また、本実施形態では、3つのローラ状ブ
ラシ3A〜3Cをそなえ、3方向からアルミシート20
を研磨できるように構成されているので、アルミシート
20に対する研磨作業を効率よく行なうことができる。
さらに、本実施形態では、掃除機13や吸引ホース14
により、研磨空間19(カバー部材12内部)から、研
磨作業により発生した研磨粉を吸引することができるの
で、その研磨粉が外部に散ることがなく、作業環境を良
好な状態に保持できる利点もある。
ラシ3A〜3Cをそなえ、3方向からアルミシート20
を研磨できるように構成されているので、アルミシート
20に対する研磨作業を効率よく行なうことができる。
さらに、本実施形態では、掃除機13や吸引ホース14
により、研磨空間19(カバー部材12内部)から、研
磨作業により発生した研磨粉を吸引することができるの
で、その研磨粉が外部に散ることがなく、作業環境を良
好な状態に保持できる利点もある。
【0038】なお、上述した実施形態では、ローラ状ブ
ラシを3つそなえた場合について説明したが、本発明
は、これに限定されるものではない。また、上述した実
施形態では、ローラ状ブラシ3A〜3Cをそなえたバリ
取り装置1によりバリ取りを行なう場合について説明し
たが、作業者がアルミシート20のバリ取りを手作業で
行なう際に、研磨方向を前述した縦方向(シート面と平
行な方向)にすれば、上述と同様の効果、即ち、経験や
勘を要することなくバリを除去してアルミシート20を
1枚ずつ確実に切り出せるようになる効果を得ることが
できる。
ラシを3つそなえた場合について説明したが、本発明
は、これに限定されるものではない。また、上述した実
施形態では、ローラ状ブラシ3A〜3Cをそなえたバリ
取り装置1によりバリ取りを行なう場合について説明し
たが、作業者がアルミシート20のバリ取りを手作業で
行なう際に、研磨方向を前述した縦方向(シート面と平
行な方向)にすれば、上述と同様の効果、即ち、経験や
勘を要することなくバリを除去してアルミシート20を
1枚ずつ確実に切り出せるようになる効果を得ることが
できる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のアルミシ
ートのバリ取り方法(請求項1)によれば、一括成形後
のアルミシートを多数枚重ねた状態で、その外周をシー
ト面と平行な方向へ研磨することにより、研磨時間が長
くなっても、アルミシート相互間に跨がるバリの発生を
抑止できるので、経験や勘を要することなくバリを除去
してアルミシートを1枚ずつ確実に切り出せるという効
果がある。
ートのバリ取り方法(請求項1)によれば、一括成形後
のアルミシートを多数枚重ねた状態で、その外周をシー
ト面と平行な方向へ研磨することにより、研磨時間が長
くなっても、アルミシート相互間に跨がるバリの発生を
抑止できるので、経験や勘を要することなくバリを除去
してアルミシートを1枚ずつ確実に切り出せるという効
果がある。
【0040】また、本発明のアルミシートのバリ取り装
置(請求項2)によれば、一括成形後のアルミシートを
多数枚重ねた状態でアルミシートの外周に接触してその
外周を研磨しうるローラ状ブラシと、このローラ状ブラ
シを回転駆動する駆動機構とをそなえ、ローラ状ブラシ
の回転軸を、アルミシートのシート面に対して直交する
方向に配置するという極めて簡素な構成により、アルミ
シート外周をそのシート面と平行な方向へ研磨すること
ができ、研磨時間が長くなっても、アルミシート相互間
に跨がるバリの発生を抑止できるので、経験や勘を要す
ることなくバリを除去してアルミシートを1枚ずつ確実
に切り出せるほか、作業者は、手作業によりバリ取りを
行なう必要がなくなり、作業者の負担を大幅に軽減でき
る効果がある。
置(請求項2)によれば、一括成形後のアルミシートを
多数枚重ねた状態でアルミシートの外周に接触してその
外周を研磨しうるローラ状ブラシと、このローラ状ブラ
シを回転駆動する駆動機構とをそなえ、ローラ状ブラシ
の回転軸を、アルミシートのシート面に対して直交する
方向に配置するという極めて簡素な構成により、アルミ
シート外周をそのシート面と平行な方向へ研磨すること
ができ、研磨時間が長くなっても、アルミシート相互間
に跨がるバリの発生を抑止できるので、経験や勘を要す
ることなくバリを除去してアルミシートを1枚ずつ確実
に切り出せるほか、作業者は、手作業によりバリ取りを
行なう必要がなくなり、作業者の負担を大幅に軽減でき
る効果がある。
【0041】このとき、ローラ状ブラシを、アルミシー
トの外周に複数の方向から接しうるように複数個そなえ
ることにより、複数の方向からアルミシートを研磨でき
るので、アルミシートに対する研磨作業を効率よく行な
えるという効果もある。さらに、ローラ状ブラシによる
アルミシートの研磨空間を外方から覆うカバー部材と、
このカバー部材内の空気を吸引することにより研磨空間
内に生じた研磨粉を集塵する吸引機構とをそなえること
により、研磨空間から、研磨作業により発生した研磨粉
を吸引できるので、その研磨粉が外部に散ることがな
く、作業環境を良好な状態に保持できる効果もある。
トの外周に複数の方向から接しうるように複数個そなえ
ることにより、複数の方向からアルミシートを研磨でき
るので、アルミシートに対する研磨作業を効率よく行な
えるという効果もある。さらに、ローラ状ブラシによる
アルミシートの研磨空間を外方から覆うカバー部材と、
このカバー部材内の空気を吸引することにより研磨空間
内に生じた研磨粉を集塵する吸引機構とをそなえること
により、研磨空間から、研磨作業により発生した研磨粉
を吸引できるので、その研磨粉が外部に散ることがな
く、作業環境を良好な状態に保持できる効果もある。
【図1】本発明の一実施形態としてのアルミシートのバ
リ取り装置を示す平面図である。
リ取り装置を示す平面図である。
【図2】図1のII矢視図である。
【図3】図1の III矢視図である。
【図4】図1のIV−IV矢視断面図である。
【図5】アルミシート研磨状態およびアルミシート把持
治具を示す、図3のV矢視図である。
治具を示す、図3のV矢視図である。
【図6】アルミシート研磨状態およびアルミシート把持
治具を示す、図5のVI矢視図である。
治具を示す、図5のVI矢視図である。
【図7】図1の VII−VII 矢視拡大断面図である。
【図8】図1のVIII−VIII矢視拡大断面図である。
1 バリ取り装置 3A,3B,3C ローラ状ブラシ 3a,3b,3c,6a,8a 回転軸 5 駆動機構 6 駆動モータ 6b,7a,7b−1,7b−2,8c,9 プーリ 8 反転機構 8d,8e 反転ギア 10,11 ベルト 12 カバー部材 12b 吸引口 13 掃除機(吸引機構) 14 吸引ホース 15 アルミシート把持治具 19 研磨空間 20 アルミシート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金澤 正樹 横浜市中区錦町12番地 菱日エンジニアリ ング株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 多数枚重ねて所定形状に一括成形された
アルミシートの外周からバリを除去する、アルミシート
のバリ取り方法であって、 一括成形後の該アルミシートを多数枚重ねた状態で、該
アルミシートの外周を該アルミシートのシート面と平行
な方向へ研磨することを特徴とする、アルミシートのバ
リ取り方法。 - 【請求項2】 多数枚重ねて所定形状に一括成形された
アルミシートの外周からバリを除去すべく、一括成形後
の該アルミシートを多数枚重ねた状態で、該アルミシー
トの外周に接触して該外周を研磨しうるローラ状ブラシ
と、 該ローラ状ブラシを回転駆動する駆動機構とをそなえ、 該ローラ状ブラシの回転軸が、該アルミシートのシート
面に対して直交する方向に配置されていることを特徴と
する、アルミシートのバリ取り装置。 - 【請求項3】 該ローラ状ブラシが、該アルミシートの
外周に複数の方向から接しうるように、複数個そなえら
れていることを特徴とする、請求項2記載のアルミシー
トのバリ取り装置。 - 【請求項4】 該ローラ状ブラシによる該アルミシート
の研磨空間を外方から覆うカバー部材と、 該カバー部材内の空気を吸引することにより該研磨空間
内に生じた研磨粉を集塵する吸引機構とをそなえたこと
を特徴とする、請求項1または請求項2に記載のアルミ
シートのバリ取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5065297A JPH10244450A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | アルミシートのバリ取り方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5065297A JPH10244450A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | アルミシートのバリ取り方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10244450A true JPH10244450A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12864880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5065297A Pending JPH10244450A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | アルミシートのバリ取り方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10244450A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103692307A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-04-02 | 广东凌丰集团股份有限公司 | 金属圆片自动送料磨边清洗堆叠装置 |
CN109676465A (zh) * | 2019-01-30 | 2019-04-26 | 深圳市许继派尼美特电缆桥架有限公司 | 一种堆叠直线型材端口快速打磨装置 |
CN109773636A (zh) * | 2019-03-07 | 2019-05-21 | 佛山市艾乐博机器人科技有限公司 | 复合锅底片自动成型线 |
CN111468708A (zh) * | 2020-06-23 | 2020-07-31 | 莱州润昇石油设备有限公司 | 安全性高的金属铸造装置 |
CN117772895A (zh) * | 2024-02-28 | 2024-03-29 | 山西中科安瑞能源科技有限公司 | 一种接线盒自动化生产线用组装设备 |
-
1997
- 1997-03-05 JP JP5065297A patent/JPH10244450A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103692307A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-04-02 | 广东凌丰集团股份有限公司 | 金属圆片自动送料磨边清洗堆叠装置 |
CN109676465A (zh) * | 2019-01-30 | 2019-04-26 | 深圳市许继派尼美特电缆桥架有限公司 | 一种堆叠直线型材端口快速打磨装置 |
CN109676465B (zh) * | 2019-01-30 | 2023-09-15 | 深圳市许继派尼美特电缆桥架有限公司 | 一种堆叠直线型材端口快速打磨装置 |
CN109773636A (zh) * | 2019-03-07 | 2019-05-21 | 佛山市艾乐博机器人科技有限公司 | 复合锅底片自动成型线 |
CN111468708A (zh) * | 2020-06-23 | 2020-07-31 | 莱州润昇石油设备有限公司 | 安全性高的金属铸造装置 |
CN117772895A (zh) * | 2024-02-28 | 2024-03-29 | 山西中科安瑞能源科技有限公司 | 一种接线盒自动化生产线用组装设备 |
CN117772895B (zh) * | 2024-02-28 | 2024-05-07 | 山西中科安瑞能源科技有限公司 | 一种接线盒自动化生产线用组装设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990803 |