JP4568082B2 - 薬剤包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は薬剤包装装置、特にその薬剤粉塵の集塵構造に関する。
薬剤を処方データに従って1包分ずつ包装する薬剤包装装置には、薬剤を受け入れて包装紙に導入するホッパーが設けられている。このホッパーに付着した薬剤粉は、次に包装する薬剤を汚染するので、清掃が必要となる。従来、ホッパーの清掃はホッパーを取り外して人手で清掃していたが、ホッパーの着脱や清掃作業が煩雑であり、包装動作が中断する問題があった。そこで、出願人は、ホッパーを人手を介さずに容易に清掃するために、ホッパーを外部ホッパーと該外部ホッパーに収容された内部ホッパーとで構成し、外部ホッパーに吸引ダクトを接続して、外部ホッパーと内部ホッパーの間に空気流れを生じさせて、内部ホッパーに付着した薬剤粉を清掃することを提案している(特許文献1)。
特開2004−196403号公報
しかし、薬剤包装装置では、薬剤の供給動作中にホッパーやその他の薬剤供給経路から薬剤の粉塵が舞い上がり、薬剤包装装置内の各部分に付着するので、特許文献1のホッパーの清掃装置ではホッパー以外の各部分の清掃はできない。仮に、粉塵が発生する各部分に集塵ダクトを配設して粉塵を吸引するようにしても、粉塵を吸引する力だけでは、粉塵が吸引口や集塵ダクト内に残って堆積し、振動や衝撃によって落下する問題があった。この問題は吸引力を大きくすれば解消されるが、逆に、供給される薬剤自体を吸引する虞れがあるうえ、吸引源の大型化や消費電力の増大を招くという問題が生じる。
本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、吸引源の大型化や消費電力の増大を招くことなく、薬剤粉塵を有効に吸引することができる集塵構造を備えた薬剤包装装置を提供することを課題とする。
また、本願発明は、
薬剤を1包分ずつ供給する薬剤供給部と、
該薬剤供給部から供給される1包分の薬剤を包装する薬剤包装部と、
吸引源と、
前記薬剤供給部の薬剤の粉塵が発生する部分に開口し、前記吸引源に接続された複数の集塵ダクトと、
前記吸引源と前記複数の集塵ダクトとの間に接続され、前記薬剤供給部の各部分の薬剤供給動作時期に合わせて前記複数の集塵ダクトのいずれかを選択して切り替える切替弁とを備え、
前記吸引源は、低出力と高出力を切替可能であり、
前記複数の集塵ダクトの少なくともいずれか1つは、
前記吸引源が低出力のときに前記薬剤供給部の薬剤の粉塵が発生する部分に開口した前記集塵ダクトの開口端から粉塵を吸引する集塵動作と、
前記吸引源が高出力のときに前記薬剤供給部の薬剤の粉塵が発生する部分に開口した前記集塵ダクトの開口端から前記薬剤供給部の薬剤供給経路に付着した薬剤粉及び前記集塵ダクトの開口端や内壁に堆積した粉塵を吸引空気流によって清掃する清掃動作とを行うものである。
また、薬剤供給部の各部分が薬剤供給動作を行っている間は、吸引源を低出力にして集塵ダクトにより集塵動作を行うことができる。薬剤供給部の各部分が薬剤供給動作を終了した後は、吸引源を高出力にして集塵ダクトにより清掃動作を行うとともに、集塵動作中に集塵ダクト内に残って堆積した粉塵を吸引することができる。
前記薬剤供給部は、
薬剤が投入される供給ホッパーと、
該供給ホッパーから供給される薬剤を受け入れて均一に堆積させる環状溝を有する回転駆動可能な円盤と、
該円盤の環状溝に堆積した薬剤を1包分ずつ掻き出す掻出装置と、
前記掻出装置から掻き出される薬剤を受け入れて薬剤包装部に導く包装ホッパーと、
から構成することができる。
前記薬剤供給部の薬剤の粉塵が発生する部分は、
前記包装ホッパーの上開口部と、
前記掻出装置に付着した薬剤粉を清掃するクリーニングブラシと、
前記円盤の環状溝に付着した薬剤粉を清掃するクリーナー装置の少なくともいずれか2つとすることができる。
前記集塵ダクトは、
前記包装ホッパーの上開口部の近傍に開口する第1集塵ダクトと、
前記クリーニングブラシの近傍に開口する第2集塵ダクトと、
前記クリーナー装置の近傍に開口する第3集塵ダクトのうち少なくともいずれか2つとすることができる。
前記切替弁は、
前記複数の集塵ダクトに接続される複数の流入口を有し、該複数の流入口に連通する複数の小空間からなる第1空間と、前記真空源に接続される流出口を有する第2空間とからなるケーシングと、
該ケーシングの第1空間と第2空間を仕切る回転可能な回転板に、前記小空間のいずれか1つと連通する開口部を形成したロータと、
前記ロータを回転駆動する駆動手段と、
から構成することができる。
前記ロータの回転板の開口部が前記複数の小空間と連通する位置を検出する検出手段を設けことが好ましい。
発明によれば、吸引源と、薬剤供給部の薬剤の粉塵が発生する部分に開口し、吸引源に接続された複数の集塵ダクトと、吸引源と複数の集塵ダクトとの間に接続され、薬剤供給部の各部分の薬剤供給動作時期に合わせて複数の集塵ダクトのいずれかを選択して切り替える切替弁とを備え、前記吸引源は、低出力と高出力を切替可能であり、複数の集塵ダクトの少なくともいずれか1つは、吸引源が低出力のときに薬剤供給部の薬剤の粉塵が発生する部分に開口した集塵ダクトの開口端から粉塵を吸引する集塵動作と、吸引源が高出力のときに薬剤供給部の薬剤の粉塵が発生する部分に開口した集塵ダクトの開口端から薬剤供給部の薬剤供給経路に付着した薬剤粉及び集塵ダクトの開口端や内壁に堆積した粉塵を吸引空気流によって清掃する清掃動作を行うので、薬剤供給部の各部分が薬剤供給動作を行っている間は、吸引源を低出力にして集塵ダクトにより集塵動作を行うことができる。薬剤供給部の各部分が薬剤供給動作を終了した後は、吸引源を高出力にして集塵ダクトにより清掃動作を行うとともに、集塵動作中に集塵ダクト内に残って堆積した粉塵を吸引することができる。このため、薬剤の供給動作中に薬剤包装装置内の各部分に粉塵が付着することがなくなり、集塵ダクトの吸込口に堆積した粉塵が振動や衝撃で薬剤経路へ落下するのを未然に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
図1は本発明に係る薬剤包装装置1の外観を示す。この薬剤包装装置1は、散薬と錠剤を処方データに従って1包分ずつ包装するものである。薬剤包装装置1の上面の前側には、散薬が投入される供給ホッパー2が左右2個配設されている。各供給ホッパー2の下方には、供給ホッパー2を介して投入された散薬をトレイ(不図示)に受け入れて該トレイを振動させながら後述するR円盤12に導入する振動フィーダ3(図16参照)が配置されている。各ホッパー2の上方には集塵ダクト4の一端が開口している。集塵ダクト4は、薬剤包装装置1の内部に設けられたシロッコファン5(図16参照)に接続されている。
薬剤包装装置1の上面の左後側には、錠剤が1包分ずつ手撒きされる格子状に配置された多数の容器からなる錠剤手撒装置6が設けられ、該錠剤手撒装置6の底は手撒きされた錠剤を後述する包装ホッパー14に導くために開放可能になっている。錠剤手撒装置6の上方はカバー7で開閉可能になっている。薬剤包装装置1の上面の右後側には、操作表示パネル8が設けられている。
薬剤包装装置1の正面には、後述するR円盤12を支持する中板16を引き出すことができる引出体9と、後述する包装装置29の正面を覆うドア10と、包装装置29から排出される薬包帯を上方に搬送するコンベヤ装置11が設けられている。薬剤包装装置1の右側角部には、後述する真空掃除機42とは別の掃除機の吸引ノズル42aが引出可能に収納され、手動で清掃できるようになっている。
図2は、薬剤包装装置1の内部に設けられたR円盤12、掻出装置13、包装ホッパー14、クリーナー装置15を示す。R円盤12は左右1対設けられ、いずれも独立して回転駆動可能に中板16に支持されている。R円盤12は、前記振動フィーダ3から散薬を受け入れる環状溝17を有する。
掻出装置13は、図3に示すように、R円盤12の環状溝17の断面と同じ曲率半径を有する円形の掻寄板18と、該掻寄板18に垂直に取り付けられた掻出板19と、該掻出板19の側端に前記掻寄板18と平行に取り付けられた仕切板20とからな掻出部材21を、昇降可能なアーム22に回転駆動可能に設けた公知の機構を有する。図4(a)に示すように、アーム22を下降すると掻寄板18がR円盤12の環状溝17に嵌入し、ここで掻寄板18を回転させると、掻出板19によりR円盤12上の散薬を1包分ずつ掻き出すことができる。図4(b)に示すように、アーム22を上昇させると、掻寄板18がR円盤12から待避する。
掻出部材21の斜め上方には、図3に示すように、集塵ダクト23の一端が開口している。この集塵ダクト23の開口端には、クリーニングブラシ24が設けられている。クリーニングブラシ24は、掻出部材21の幅よりも広い幅を有し、集塵ダクト23の開口端に支軸25によって回動可能に支持されている。支軸25の一端にはアーム26が固定して取り付けられ、該アーム26の先端にはアーム22の上面に当接するローラ27が取り付けられている。図4(a)に示すように、掻出装置13のアーム22が下降しているときは、クリーニングブラシ24が掻寄板18から離れるとともに集塵ダクト23の開口端を閉じている。そして、図4(b)に示すように、アーム22が上昇すると、これに伴ってローラ27がアーム22上を転動し、クリーニングブラシ24が斜め上方に回動して掻寄板18に接触する。この状態で掻出部材21を回転させると、クリーニングブラシ24により掻出部材21の掻寄板18、掻出板19および仕切板20に付着した散薬を清掃することができる。
包装ホッパー14は、図2に示すように、中板16の下方に配置され、中板16の開口部28を介して前記掻出装置13から掻き出された散薬を受け入れて、包装装置29(図16参照)に導入するようになっている。図5−図7に示すように、包装ホッパー14の上開口部はシャッター30によって開閉されるようになっている。包装ホッパー14の上開口部の縁には切欠き部31が設けられ、該切欠き部31に集塵ダクト32の一端が開口している。
クリーナー装置15は、図8,図9に示すように、ブラシ部材33と、該ブラシ部材33を覆いかつブラシ部材33の両端を回転可能に支持する断面U字形のカバー部材34と、該カバー部材34に取り付けられ前記ブラシ部材33を回転させるブラシモータ35と、該カバー部材34をブラシ部材33の回転軸36と平行な旋回軸37の回りに旋回可能に支持する支持部材38と、該支持部材38に設けられ前記カバー部材34を旋回させる旋回モータ39とからなっている。図9(a)に示すように、カバー部材34を旋回軸37の回りに旋回させてカバー部材34の開口部を下方に向けると、ブラシ部材33がR円盤12の環状溝17に接触し、ここでブラシ部材33を回転させると、ブラシ部材33によりR円盤12の環状溝17に付着した散薬を清掃することができる。図9(b)に示すように、カバー部材34を旋回軸37の回りに旋回させてカバー部材34の開口部を上方に向けると、ブラシ部材33がR円盤12から待避する。カバー部材34の一方の旋回軸37は中空に形成され、この中空の旋回軸37に、集塵ダクト40の一端が接続されている。
前記掻出装置13のクリーニングブラシ24、包装ホッパー14及びクリーナー装置15の集塵ダクト23,32,40は、図16に示すように、切替弁41を介して真空掃除機42に接続されている。
切替弁41は、図10−15に示すように、ケーシング43と、ロータ44と、駆動モータ45とからなっている。ケーシング43は、矩形の容器の形状を有し、上開口はカバー46で閉じられている。ケーシング43の上半分の1側面には第1流入口47が設けられ、その右隣の側面には第2,第3流入口48a,49aが設けられ、左隣の側面にも第2,第3流入口48b,49bが設けられている。ケーシング43の下半分の側面には、流出口50と、その反対側側面にモータ収容部51が設けられている。カバー46の下面中央には管状の軸受52が突設され、該軸受52から放射状に6つの仕切壁53が形成されている。仕切壁53で囲まれた6の小空間のうち、5つの小空間は前記第1流入口47、左側面の第2、第3流入口48a,49a、右側面の第2、第3流入口48b,49bとそれぞれ連通している。ケーシング43の底内面には軸受54が設けられている。ロータ44は、回転板55と該回転板55を貫通する回転軸56とからなり、前記軸受52,54に回転可能に支持されている。回転板55は、ケーシング43の内部空間を上下に仕切り、前記仕切壁53の下端に近接している。回転板55には開口部57が形成され、該開口部57は回転板55の回転に伴って前記小空間のいずれかと連通するようになっている。回転軸56の上端には検出片58が取り付けられ、該検出片58は、回転軸56が回転して回転板55の開口部57がいずれかの小空間と連通する毎に、カバー46の上面に配設した5つのセンサ59a−59eによって検出されるようになっている。回転軸56の下端には駆動ギヤ60が取り付けられている。駆動モータ45は前記ケーシング43のモータ収容部51に収容され、前記駆動ギヤ60を介してロータ44を回転するようになっている。
前記切替弁41の第1流入口47には包装ホッパー14用の集塵ダクト32が接続され、左側の第2,第3流入口48a,49aには、左側のR円盤12の掻出装置13用の集塵ダクト23とクリーナー装置15用の集塵ダクト40にそれぞれ接続され、右側の第2,第3流入口48b,49bには、右側のR円盤12の掻出装置13用の集塵ダクト23とクリーナー装置15用の集塵ダクト40にそれぞれ接続されている。また、切替弁41の流出口50は薬剤包装装置1内に設けられた真空掃除機42(図16参照)に接続されている。真空掃除機42は、消費電力が700Wで、高出力(70V)と低出力(0−30V)の2段階に出力電圧を切り替え可能である。
前記構成からなる薬剤包装装置1の振動フィーダ3、R円盤12、掻出装置13、クリーナー装置15、シャッター30、包装装置29、真空掃除機42、シロッコファン5は制御装置61によって制御される。包装装置29の構成および動作は公知であり、本発明と直接関係がないので、説明を省略し、以下、図17から図20のフローチャートに従って、散薬の供給動作、集塵および清掃動作について説明する。
まず、処方に従って散薬を調剤し、散薬包装装置1のスタートボタンを押すと、ステップS101でR円盤12が駆動し、ステップS102で振動フィーダ3が駆動し、ステップS103でシロッコファン5が駆動する。そこで、調剤した散薬を供給ホッパー2に投入すると、振動フィーダ3によって散薬がR円盤12の環状溝17に均一に堆積する。散薬を供給ホッパー2に投入する間に発生する散薬の粉塵は、シロッコファン5の吸引力により集塵ダクト4に吸引される。シロッコファン5の吸引力は弱いので、投入される薬剤自体は吸引されず、粉塵のみが吸引される。したがって、供給ホッパー2から舞い上がった粉塵が周辺に堆積することがない。散薬の投入が終了すると、ステップS104で振動フィーダ3が停止し、ステップS105でR円盤12が停止し、ステップS106でシロッコファン5が停止する。
R円盤12に体積した散薬は1包分ずつ掻き出されて包装される。まず、ステップS107で掻出部材21が下降し、ステップS108で切替弁41が第1位置に切り替えられ、ステップS109で真空掃除機42が低出力で駆動され、ステップS110で散薬の掻出しおよび包装動作が行われる。掻き出された散薬は包装ホッパー14を介して包装装置29に導かれ、包装される。掻出しおよび包装動作中に包装ホッパー14から発生する散薬の粉塵は、真空掃除機42の吸引力により集塵ダクト32に吸引される。このときの真空掃除機42は低出力であり吸引力が弱いので、掻き出される薬剤自体は吸引されず、粉塵のみが吸引される。したがって、包装ホッパー14から舞い上がった粉塵が周辺に堆積することがない。散薬の掻出しおよび包装動作が終了すると、ステップS111で真空装置機42が停止され、ステップS112で掻出部材21が上昇する。
続いて、ステップS113、S114、S115で、掻出装置13、R円盤12、包装ホッパー14の清掃および集塵動作を順次行なわれる。
掻出装置13の清掃および集塵動作は、図18に示すように、ステップS201で切替弁41が第2位置に切り替えられ、ステップS202で真空掃除機42が高出力で駆動し、ステップS203で掻出部材21が回転する。これにより、掻出部材21の掻寄板18、掻出板19および仕切板20に付着していた散薬紛がクリーニングブラシ24で掻き取られる。掻き取られてクリーニングブラシ24に付着し、または周囲に粉塵となって舞い上がった散薬紛は、真空掃除機42の吸引力により集塵ダクト23に吸引される。したがって、散薬紛がR円盤12や中板16に舞い落ちて堆積することがない。掻出装置13の清掃および集塵が終了すると、ステップS204で掻出部材21が停止し、ステップS205で真空掃除機42が停止する。
R円盤12の清掃および集塵動作は、図19に示すように、ステップS301でクリーナー装置15のブラシ部材33が旋回して下降し、ステップS302で切替弁41が第3位置に切り替えられ、ステップS303で真空掃除機42が高出力で駆動し、ステップS304、S305でそれぞれR円盤12,ブラシ部材33が駆動する。これにより、R円盤12に付着していた散薬粉がブラシ部材33で掻き取られる。掻き取られてブラシ部材33に付着し、または周囲に粉塵となって舞い上がった散薬紛は、真空掃除機42の吸引力により集塵ダクト40に吸引される。したがって、散薬紛がR円盤12や中板16に舞い落ちて堆積することがない。R円盤12の清掃および集塵が終了すると、ステップS306、S307でブラシ部材33、R円盤12が停止し、ステップS308で真空掃除機42が停止し、ステップS309でクリーナー装置15のブラシ部材33が旋回して、上昇する。
包装ホッパー14の清掃動作は、図20に示すように、ステップS401でシャッター30が閉じ、ステップS402で切替弁41が第1位置に切り替えられ、ステップS403で真空掃除機42が高出力で駆動する。これにより、包装ホッパー14の内面に付着していた散薬紛が真空掃除機42の吸引力により集塵ダクト32に吸引される。したがって、次に包装される散薬との間にコンタミが生じることがない。また、包装ホッパー14の集塵動作時は、真空掃除機42が低出力であるので、集塵ダクト23に吸引される粉塵は集塵ダクト32の開口端や内壁に残って堆積することがある。しかし、集塵ダクト32の開口端や内壁に堆積した粉塵は、包装ホッパー14の清掃動作時に、高出力の真空掃除機42の吸引力により吸引される。したがって、集塵ダクト32の開口端に堆積していた粉塵が衝撃や振動で包装ホッパー14に落下することがない。包装ホッパー14の清掃が終了すると、ステップS404で真空掃除機42が停止し、ステップS405でシャッター30が閉じる。
前記薬剤の粉塵を集塵する動作において、真空掃除機の出力は、薬剤の種類に応じて数段階に切り替えることが好ましい。集塵動作は分包すべき薬剤を吸引するので、分包後の薬剤を僅かながら減少させる欠点がある反面、集塵することなく薬剤の飛散を放置すれば、コンタミを生じ、医療過誤の原因となる。したがって、最小限の粉塵の吸引を最小限にするために、真空掃除機は、SM散(胃薬)等に代表される飛散しやすい薬剤に対しては大きな出力電圧(30V)で作動させ、マーズレン顆粒(消化性潰瘍用剤)のような飛散しにくい薬剤に対しては限りなくゼロに近い出力電圧で作動させる。
なお、前記実施形態では、供給ホッパー2の集塵はシロッコファン5により行ったが、集塵ダクト4を切替弁41に接続して、真空掃除機42を低出力にして行ってもよい。
本発明に係る薬剤包装装置の斜視図。 R円盤とその関連装置の斜視図。 掻出装置の斜視図。 図3の掻出装置の(a)は下降時、(b)は上昇時をそれぞれ示す側面図。 図2のR円盤とその関連装置の側面図。 図2のR円盤とその関連装置の下方から見た斜視図。 包装ホッパーの断面図。 クリーナー装置の側面図。 図8のクリーナー装置の(a)は下降時、(b)は上昇時をそれぞれ示す断面図。 切替弁の斜視図。 図10の切替弁の内部透視図。 図10の切替弁の平面図。 図10の切替弁の正面図。 図12のXIV−XIV線断面図。 図13のXV−XV線断面図。 薬剤包装装置のブロック図。 薬剤包装装置の動作を示すフローチャート。 掻出装置の清掃及び集塵動作を示すフローチャート。 R円盤の清掃及び集塵動作を示すフローチャート。 包装ホッパーの清掃動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 薬剤包装装置
2 供給ホッパー
3 振動フィーダ
4 集塵ダクト
5 シロッコファン
12 R円盤
13 掻出装置
14 包装ホッパー
15 クリーナー装置
17 環状溝
23 集塵ダクト
24 クリーニングブラシ
29 包装装置
32 集塵ダクト
40 集塵ダクト
41 切替弁
42 真空掃除機
43 ケーシング
44 ロータ
45 駆動モータ
46 カバー
47 第1流入口
48a,48b 第2流入口
49a,49b 第3流入口
50 流出口
55 回転板
57 開口部
58 検出片
59 センサ
61 制御装置

Claims (6)

  1. 薬剤を1包分ずつ供給する薬剤供給部と、
    該薬剤供給部から供給される1包分の薬剤を包装する薬剤包装部と、
    吸引源と、
    前記薬剤供給部の薬剤の粉塵が発生する部分に開口し、前記吸引源に接続された複数の集塵ダクトと、
    前記吸引源と前記複数の集塵ダクトとの間に接続され、前記薬剤供給部の各部分の薬剤供給動作時期に合わせて前記複数の集塵ダクトのいずれかを選択して切り替える切替弁とを備え、
    前記吸引源は、低出力と高出力を切替可能であり、
    前記複数の集塵ダクトの少なくともいずれか1つは、
    前記吸引源が低出力のときに前記薬剤供給部の薬剤の粉塵が発生する部分に開口した前記集塵ダクトの開口端から粉塵を吸引する集塵動作と、
    前記吸引源が高出力のときに前記薬剤供給部の薬剤の粉塵が発生する部分に開口した前記集塵ダクトの開口端から前記薬剤供給部の薬剤供給経路に付着した薬剤粉及び前記集塵ダクトの開口端や内壁に堆積した粉塵を吸引空気流によって清掃する清掃動作とを行うことを特徴とする薬剤包装装置。
  2. 前記薬剤供給部は、
    薬剤が投入される供給ホッパーと、
    該供給ホッパーから供給される薬剤を受け入れて均一に堆積させる環状溝を有する回転駆動可能な円盤と、
    該円盤の環状溝に堆積した薬剤を1包分ずつ掻き出す掻出装置と、
    前記掻出装置から掻き出される薬剤を受け入れて薬剤包装部に導く包装ホッパーと、
    からなることを特徴とする請求項に記載の薬剤包装装置。
  3. 前記薬剤供給部の薬剤の粉塵が発生する部分は、
    前記包装ホッパーの上開口部と、
    前記掻出装置に付着した薬剤粉を清掃するクリーニングブラシと、
    前記円盤の環状溝に付着した薬剤粉を清掃するクリーナー装置の少なくともいずれか2つであることを特徴とする請求項に記載の薬剤包装装置。
  4. 前記集塵ダクトは、
    前記包装ホッパーの上開口部の近傍に開口する第1集塵ダクトと、
    前記クリーニングブラシの近傍に開口する第2集塵ダクトと、
    前記クリーナー装置の近傍に開口する第3集塵ダクトのうち少なくともいずれか2つであることを特徴とする請求項に記載の薬剤包装装置。
  5. 前記切替弁は、
    前記複数の集塵ダクトに接続される複数の流入口を有し、該複数の流入口に連通する複数の小空間からなる第1空間と、前記真空源に接続される流出口を有する第2空間とからなるケーシングと、
    該ケーシングの第1空間と第2空間を仕切る回転可能な回転板に、前記小空間のいずれか1つと連通する開口部を形成したロータと、
    前記ロータを回転駆動する駆動手段と、
    からなることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の薬剤包装装置。
  6. 前記ロータの回転板の開口部が前記複数の小空間と連通する位置を検出する検出手段を設けたことを特徴とする請求項に記載の薬剤包装装置。
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