JP2001213401A - 錠剤自動振り撒き装置 - Google Patents

錠剤自動振り撒き装置

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JP2001213401A
JP2001213401A JP2000028187A JP2000028187A JP2001213401A JP 2001213401 A JP2001213401 A JP 2001213401A JP 2000028187 A JP2000028187 A JP 2000028187A JP 2000028187 A JP2000028187 A JP 2000028187A JP 2001213401 A JP2001213401 A JP 2001213401A
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tablets
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container
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JP2000028187A
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Inventor
Kazuki Doi
和樹 土井
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Takazono Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Takazono Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の半自動型の分包機の特徴を生かしつ
つ、手撒き作業における作業上の問題点を解消して分包
作業を効率的に行えるようにする。 【解決手段】 多数個の錠剤を収納する錠剤収納容器1
6と、この錠剤収納容器16内に回転自在に配されると
ともにその錠剤収納容器16内に収納されている錠剤を
負圧による吸引力により1個ずつに分離して取り出す回
転ロータと、この回転ロータにて取り出される錠剤を錠
剤収納容器16内から排出する首振りシュート28とを
備え、この首振りシュート28の排出端よりタブレット
カセット13の各分割枡12内に所望数の錠剤を振り撒
くように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の分割枡に区
画されるとともに、下部に開閉自在なシャッタ板を有す
る錠剤分割収納体に錠剤を自動的に振り撒く錠剤自動振
り撒き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、病院や医院等においては、医師
の処方に合わせて散剤や錠剤などの調剤した薬剤を、個
々にあるいは複数種を合体して分包袋内に封入し患者に
供与するようにしている。従来、このような薬剤の分包
作業を行うための分包機として、散剤を分包するための
散剤部と、錠剤を分包するための錠剤部とを備えた簡易
型(半自動型)の分包機が知られている。このような分
包機において、特に錠剤部においては、錠剤を手分割に
より配分する複数個の分割枡と、この分割枡の下方に往
復動自在もしくは無端状に回転自在に設けられ、各分割
枡から落下される錠剤を収納する複数個の錠剤収納体
と、これら各錠剤収納体の底部に設けられる開閉蓋を所
定位置で開放してその錠剤収納体内の錠剤を落下させる
蓋開閉機構とを備えた構造が採用されている。こうし
て、錠剤の収納された錠剤収納体を間欠的に移動させて
所定位置で開閉蓋を開放することで、その錠剤収納体内
の錠剤を下方のシュートに落下させ、錠剤のみをあるい
は錠剤と散剤とを合体させて包装シートにて分包するよ
うになっている。
【0003】一方、錠剤の分包を自動的に行う全自動型
の錠剤分包機としては、異なる種類の複数の錠剤をそれ
ぞれ収納する複数個の錠剤フィーダーを錠剤棚上に多列
多段に配置し、選択した剤種および剤数信号に従って前
記錠剤フィーダーより一錠ずつ錠剤排出を行い、排出さ
れた錠剤を下方に設けた包装機構により包装するように
した形式のものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の半自動型の分包機では、錠剤部における各分割枡内
への錠剤の配分を薬剤師等が手撒きにより行う必要があ
って、その作業が極めて煩雑で、また配分過誤のないよ
うに神経を使う作業になるという問題点がある。これに
対して、前記従来の全自動型の錠剤分包機のような構成
を採用すれば、そのような作業上の問題点は一定程度解
消することはできるが、この全自動型の分包機の場合、
錠剤の剤種に対応する数だけ錠剤フィーダーを用意する
必要があって、装置構成が大型化して大きな設置スペー
スが必要であるだけでなく、コストアップが避けられな
いという問題点がある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、従来の半自動型の分包機の特徴を生かしつ
つ、手撒き作業における作業上の問題点を解消して分包
作業を効率的に行うことができるようにすることを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、本発明による錠剤自動振り撒き装
置は、複数の分割枡に区画されるとともに、下部に開閉
自在なシャッタ板を有する錠剤分割収納体に錠剤を自動
的に振り撒く錠剤自動振り撒き装置であって、多数個の
錠剤を収納する錠剤収納容器と、この錠剤収納容器内に
回転自在に配されるとともにその錠剤収納容器内に収納
されている錠剤を1個ずつに分離して取り出す回転ロー
タと、この回転ロータにて取り出される錠剤を前記錠剤
収納容器内から排出するシュートとを備え、このシュー
トが首振り自在に設けられてその排出端より前記錠剤分
割収納体の各分割枡内に所望数の錠剤が振り撒かれるよ
うに構成されていることを特徴とするものである。
【0007】本発明によれば、分包を実施しようとする
錠剤を錠剤収納容器内に収納して装置を作動させれば、
この錠剤収納容器内に収納されている錠剤は回転ロータ
の回転により1個ずつ取り出され、首振り自在なシュー
トを介して錠剤分割収納体の各分割枡内に自動的に振り
撒かれる。したがって、各分割枡内への手作業による煩
雑な錠剤配分作業が自動化されることになり、作業効率
の向上を図ることができる。この場合、錠剤収納容器内
に収納されている錠剤は、例えば負圧による吸引力によ
って1個ずつ吸着されて取り出されるように構成してお
けば、錠剤の形状、大きさに関わらず1個ずつ確実に吸
着して取り出すことが可能である。したがって、同じ錠
剤収納容器内に形状、大きさの異なる別種の錠剤を収納
した場合にも、この錠剤を確実に1個ずつ分離して取り
出すことができ、錠剤収納容器を錠剤の剤種に対応する
数だけ用意する必要がなく、装置構成が大掛りになった
り、コスト高を招くこともない。
【0008】本発明においては、前記錠剤収納容器が分
包機本体に対して固定的に設けられ、前記錠剤分割収納
体が分包機本体に対して移動されることで、前記錠剤収
納容器から前記錠剤分割収納体の各分割枡内に錠剤が振
り撒かれる構成を採用することができる。このような構
成によれば、比較的に重量の小さな錠剤分割収納体を移
動させて錠剤の振り撒きを行うことができるので、移動
体(錠剤分割収納体)の移動機構を小型化することがで
き、またその位置決め精度も向上させることができる。
【0009】また、前記錠剤分割収納体が分包機本体に
対して固定的に設けられ、前記錠剤収納容器が分包機本
体に対して移動されることで、前記錠剤収納容器から前
記錠剤分割収納体の各分割枡内に錠剤が振り撒かれる構
成を採用することもできる。このような構成によれば、
従来用いられている分包機の構造を変更せずに、自動振
り撒き装置を後付けで装着することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明による錠剤自動振り
撒き装置の具体的な実施の形態について、図面を参照し
つつ説明する。
【0011】(第1実施例)図1は本発明の第1実施例
に係る薬剤分包機の全体斜視図、図2は同薬剤分包機に
おける錠剤自動振り撒き装置の分解斜視図、図3は同錠
剤自動振り撒き装置の縦断面図(a)および(a)のA
−A線断面図(b)、図4は同錠剤自動振り撒き装置に
おける錠剤供給部の断面図(a)および(a)のB矢視
図(b)、図5は首振りシュートの動作態様説明図であ
る。
【0012】本実施例の薬剤分包機1は、分包機本体2
の後部上面に錠剤分配部3が配されるとともに、前部の
左方に散剤分配部4が、前部の右方に操作部5がそれぞ
れ配され、下部に包装部6が配されて構成されている。
【0013】前記錠剤分配部3においては、分包機本体
2のトップカバー2a上に複数行、複数列(本実施例で
は3行7列)よりなる複数個(21個)の錠剤投入口7
が形成されるとともに、各錠剤投入口7に対して所望の
錠剤Tを自動的に振り撒く錠剤自動振り撒き装置8が設
けられている。また、前記錠剤投入口7の下方には、各
錠剤投入口7を介して投入された錠剤単位(1個もしく
は複数個の錠剤)をその錠剤単位毎に排出シュートを介
して包装部6に供給する錠剤供給装置(図示せず)が配
されており、これによって投入錠剤単位毎に分割包装が
できるようになっている。
【0014】一方、前記散剤分配部4においては、左右
一対の散剤投入口9,9が配され、この散剤投入口9,
9を介して投入された別種もしくは同種の散剤を下方に
設けられる回転テーブル上に配分した後、切出し機構に
よって一分包単位毎に分割して、やはり排出シュートを
介して包装部6に供給するようになっている。
【0015】前記包装部6においては、熱融着性包装シ
ートのロール体10から繰り出される包装シートが幅方
向に二つ折りされて(あるいは予め二つ折り状態でロー
ル体から繰り出されて)、その折り部間に錠剤および/
または散剤が上方から落下供給され、シール装置11に
より包装シートの幅方向および側縁部がシールされるこ
とにより、薬剤の分包された包装体が形成されるように
なっている。
【0016】次に、前記錠剤分配部3の構造についてよ
り詳細に説明する。
【0017】この錠剤分配部3に設けられる錠剤自動振
り撒き装置8は、前記錠剤投入口7に対応する多数個
(本実施例では3行7列)の上下を貫通する分割枡12
を有するタブレットカセット(本発明における錠剤分割
収納体に相当する。)13と、このタブレットカセット
13の下面に付設されるシャッタ板14と、前記タブレ
ットカセット13を往復移動させるカセット駆動機構1
5と、前記シャッタ板14をスライド移動させるシャッ
タ板駆動機構(図示せず)と、多数個の錠剤Tを収納す
る錠剤収納容器16と、この錠剤収納容器16内に収納
されている錠剤Tを1個ずつに分離して取り出すフィー
ダー17およびそのフィーダー17を駆動するフィーダ
ー駆動機構18と、これら全体を覆うように設けられる
カバー19とにより構成されている。
【0018】前記タブレットカセット13は、その側部
にラック溝が形成されてなり、このラック溝が、カセッ
ト駆動機構15におけるステッピングモータ20の出力
軸20aに装着されるピニオン21に噛合されること
で、ステッピングモータ20の正逆駆動時にそのタブレ
ットカセット13が矢印C方向(図3(a)参照)に間
欠的に往復移動されるように構成されている。このタブ
レットカセット13が最前進位置(最右進位置)まで移
動したときには、各分割枡12の位置がトップカバー2
a上に設けられる各錠剤投入口7の位置に一致する。な
お、前記タブレットカセット13の左端部には残余錠剤
収納部22が設けられており、各分割枡12への錠剤振
り撒き終了後に錠剤収納容器16内に残った全ての錠剤
Tがその錠剤収納容器16から排出されて収納されるよ
うになっている。
【0019】前記シャッタ板14は、前記タブレットカ
セット13の分割枡12に対応する複数個の孔23を有
し、分割枡12内への錠剤Tの振り撒き時には、各分割
枡12の下面を塞ぐ位置に移動されるとともに、分割枡
12内に振り撒かれた錠剤Tの分包機本体2への投入時
には、前記孔23が各分割枡12の貫通孔に一致する位
置に移動されるように前記シャッタ板駆動機構により操
作される。
【0020】前記錠剤収納容器16は、図4から明らか
なように、その底板16aが錠剤供給方向に向けて傾斜
されてなり、この底板16a上に前記フィーダー17の
一部を構成する回転ロータ17aが回転自在に配されて
なる構成とされている。なお、この回転ロータ17aは
フィーダー駆動機構18としてのモータおよび減速歯車
機構を介して回転駆動される。前記回転ロータ17a
は、中空の回転軸17bに連通する隔室17cを備え、
その上面には円周方向に多数個(本実施例では12個)
の通気口17dを備えている。また、前記回転軸17b
は、図示されないロータリジョイントを介してフィーダ
ー駆動機構18の一部を構成する空気吸引モータ(ブロ
アモータ)24に接続され、この空気吸引モータ24の
作動時に中空の回転軸17bを介して隔室17c内の空
気が吸引されてその隔室17c内が負圧状態になり、通
気口17dを介して錠剤収納容器16内の空気が吸引さ
れる。
【0021】こうして、錠剤収納容器16内に多数個の
錠剤Tを収納した状態で、フィーダー駆動機構18を作
動させて回転ロータ17aを回転駆動するとともに、空
気吸引モータ24によって隔室17c内の空気を吸引す
ると、回転ロータ17aの回転によってその通気口17
dに錠剤Tが1個ずつ分離・吸着されて排出口25まで
持ち来される。この排出口25の近傍には邪魔板26が
配されており、この排出口25近傍まで搬送されてきた
錠剤Tはその邪魔板26に当接することで、通気口17
dから脱離し前記排出口25を通して排出通路27に排
出される。なお、この排出通路27における錠剤Tの通
過は図示されない光電センサ等によって検知される。
【0022】前記排出通路27の排出端には首振りシュ
ート28が接続されており、図5に示されているよう
に、この首振りシュート28が正逆駆動されるステッピ
ングモータ(図示せず)より、分割枡12の各行に対応
する三位置、言い換えれば符号28にて示される実線位
置、符号28’にて示される第1の鎖線位置および符号
28”にて示される第2の鎖線位置の間で首振り作動さ
れることで、錠剤Tが各行の分割枡12に振り分けされ
る。
【0023】次に、このように構成される錠剤自動振り
撒き装置8の動作について説明する。まず、初期状態に
おいて、タブレットカセット13は図3(a)にて示さ
れるように最左方に位置し、首振りシュート28は最右
端列の分割枡12に対向する位置にある。この状態にお
いて、分包を実施しようとする錠剤Tを錠剤収納容器1
6内に投入して(この錠剤Tの投入個数は所要の分包数
よりも多めにしておく。)、操作部5の操作ボタンを押
すと、フィーダー駆動機構18が作動されて回転ロータ
17aが駆動されるとともに、空気吸引モータ24が駆
動される。これにより錠剤収納容器16内に収納されて
いる錠剤Tは回転ロータ17aの各通気口17dに1個
ずつ分離・吸着され、その回転ロータ17aの回転に伴
って排出口25まで搬送される。そして、この排出口2
5において、錠剤Tは邪魔板26に当接することにより
通気口17dから脱離し、排出通路27および首振りシ
ュート28上を滑落して排出される。
【0024】前記錠剤Tの排出タイミングと首振りシュ
ート28の首振り作動タイミング、更にはタブレットカ
セット13の間欠移動タイミングを合わせておくこと
で、首振りシュート28を介して排出される錠剤Tは、
その首振りシュート28の首振り動作によってまず最右
端列の3個の分割枡12内に供給され、次いで第2列の
分割枡12が首振りシュート28の下端対向位置に来る
までタブレットカセット13が間欠的に前進移動され、
この位置で再度首振りシュート28の首振り動作によっ
てその第2列の3個の分割枡12内に順次錠剤Tが供給
される。このようにして、錠剤収納容器16から順次1
個ずつに分離されて取り出された錠剤Tは所要個数ずつ
タブレットカセット13の各分割枡12内に自動的に振
り撒かれる。なお、各分割枡12内への錠剤Tの振り撒
きが終了してタブレットカセット13が最前進位置まで
移動すると、首振りシュート28の下端は残余錠剤収納
部22に対向し、錠剤収納容器16内に残った錠剤Tは
全てその残余錠剤収納部22内に排出されることにな
る。ここで、前述の首振りシュート28の首振り動作お
よびタブレットカセット13の間欠移動動作は、排出通
路27に設けられている光電センサによる錠剤Tの通過
検知に基づいて制御するのが好ましい。
【0025】こうして、タブレットカセット13が最前
進位置まで移動すると、このタブレットカセット13の
各分割枡12の位置がトップカバー2a上に設けられる
各錠剤投入口7の位置に一致する。この位置でシャッタ
板駆動機構を作動させることで、シャッタ板14の孔2
3が各分割枡12に一致するようにスライドされ、各分
割枡12内の錠剤Tが一斉に分包機本体2内に投入され
る。なお、この分包機本体2内での分包動作については
従来の分包機と同様である。この後、錠剤Tの投入動作
を終了したタブレットカセット13は元の後退位置に復
帰し、次の錠剤の分包作業に備えることになる。
【0026】次に、剤種(大きさ、形状)の異なる錠剤
を取り扱う場合には、その錠剤を錠剤収納容器16内に
投入すれば、前述されたのと同様の手順によってその錠
剤の振り撒きおよび分包を実施することができる。
【0027】本実施例の錠剤自動振り撒き装置8によれ
ば、従来手作業で行っていた各分割枡内への錠剤配分作
業が自動化されることになり、作業効率を格段に向上さ
せることができる。また、錠剤収納容器16内に収納さ
れている錠剤Tは、負圧による吸引力を利用して取り出
されるように構成されているので、錠剤の形状、大きさ
に関わらずその錠剤を1個ずつ確実に吸着して取り出す
ことができる。したがって、錠剤収納容器を錠剤の剤種
に対応する数だけ用意する必要がなく、極めてコンパク
トかつ低コストの構成で、所望の目的を達成することが
できる。
【0028】(第2実施例)図6は本発明の第2実施例
に係る錠剤自動振り撒き装置の平面図(a)、縦断面図
(b)および(b)のD−D線断面図(c)である。
【0029】本実施例の錠剤自動振り撒き装置30にお
いては、分包機本体2における錠剤投入口7の上方に、
複数個の分割枡31を有する錠剤分割収納体32(第1
実施例のタブレットカセット13に相当する)が固定的
に取り付けられており、この錠剤分割収納体32に対し
て振り撒き装置本体33が移動されるように構成されて
いる。なお、前記錠剤分割収納体31の下面には第1実
施例と同様のシャッタ板14が付設されている。
【0030】前記振り撒き装置本体33は、多数個の錠
剤Tを収納する錠剤収納容器16と、この錠剤収納容器
16内に収納されている錠剤Tを1個ずつに分離して取
り出すフィーダー17およびそのフィーダー17を駆動
するフィーダー駆動機構18と、これら全体を覆うよう
に設けられるカバー19とにより構成されており、また
排出通路27の排出端には首振りシュート28が設けら
れてなり、これらの基本的構成については第1実施例と
は異なるところがない。
【0031】本実施例においては、振り撒き装置本体3
3がステッピングモータ34にて駆動されるエンドレス
ベルト35に連結され、このステッピングモータ34の
正逆駆動によってそのエンドレスベルト35を介して振
り撒き装置本体33がガイドレール36に沿って左右方
向に間欠的に往復移動されるようになっている。
【0032】このように構成されているので、分包を実
施しようとする錠剤Tを錠剤収納容器16内に投入して
操作部5の操作ボタンを押すと、第1実施例と同様にし
て、錠剤収納容器16内に収納されている錠剤Tは回転
ロータ17aの回転に伴って排出口25まで搬送され、
排出通路27および首振りシュート28上を滑落して排
出される。このとき、前記錠剤Tの排出タイミングと首
振りシュート28の首振り作動タイミング、更には振り
撒き装置本体33の間欠移動タイミングを合わせておく
ことで、首振りシュート28を介して排出される錠剤T
は、その首振りシュート28の首振り動作によってまず
錠剤分割収納体31の最左端列の3個の分割枡12内に
供給され、次いで第2列の分割枡12が首振りシュート
28の下端対向位置に来るまで振り撒き装置本体33が
前進移動され、この位置で再度首振りシュート28の首
振り動作によってその第2列の3個の分割枡12内に順
次錠剤Tが供給される。このようにして、錠剤収納容器
16から順次1個ずつに分離されて取り出された錠剤T
は所要個数ずつ錠剤分割収納体31の各分割枡12内に
自動的に振り撒かれる。
【0033】こうして、錠剤自動振り撒き装置32が最
前進位置まで移動すると、錠剤分割収納体31の各分割
枡12の位置がトップカバー2a上に設けられる各錠剤
投入口7の位置に一致する。この位置でシャッタ板駆動
機構を作動させることで、シャッタ板14の孔23が各
分割枡12に一致し、各分割枡12内の錠剤Tが一斉に
分包機本体2内に投入される。なお、錠剤Tの投入動作
を終了した振り撒き装置本体33は元の後退位置に復帰
し、次の錠剤の分包作業に備えることになる。
【0034】本実施例においても、第1実施例と同様、
錠剤の形状、大きさに関わらずその錠剤を1個ずつ確実
に吸着して取り出すことができるので、極めてコンパク
トかつ低コストの構成で、各分割枡内への錠剤配分作業
を自動化することができる。また、本実施例の構成によ
れば、従来用いられている分包機の構造を変更せずに、
自動振り撒き装置を後付けで装着することができるとい
う利点がある。
【0035】前記各実施例においては、錠剤収納容器内
の錠剤を負圧による吸引力によって1個ずつに分離する
ものについて説明したが、錠剤収納容器内に配される回
転ロータ上に、正極に帯電される導電体と負極に帯電さ
れる導電体との組を複数組配置した構成とし、これら正
極と負極との間に発生する静電吸着力により前記回転ロ
ータの外周部に錠剤を1個ずつ分離・吸着するようにし
た実施例も可能である。また、これ以外の錠剤の分離・
吸着方法を適用しても良いのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例に係る薬剤分包機
の全体斜視図である。
【図2】図2は、第1実施例の薬剤分包機における錠剤
自動振り撒き装置の分解斜視図である。
【図3】図3は、第1実施例の錠剤自動振り撒き装置の
縦断面図(a)および(a)のA−A線断面図(b)で
ある。
【図4】図4は、第1実施例の錠剤自動振り撒き装置に
おける錠剤供給部の断面図(a)および(a)のB矢視
図(b)である。
【図5】図5は、首振りシュートの動作態様説明図であ
る。
【図6】図6は、本発明の第2実施例に係る錠剤自動振
りまき装置の平面図(a)、縦断面図(b)および
(b)のD−D線断面図(c)である。
【符号の説明】
1 薬剤分包機 2 分包機本体 3 錠剤分配部 7 錠剤投入口 8 錠剤自動振り撒き装置 12 分割枡 13 タブレットカセット(錠剤分割収納体) 14 シャッタ板 15 カセット駆動機構 16 錠剤収納容器 17 フィーダー 17a 回転ロータ 17c 隔室 18 フィーダー駆動機構 20 ステッピングモータ 24 空気吸引モータ 26 邪魔板 27 排出通路 28 首振りシュート 30 錠剤自動振り撒き装置 31 分割枡 32 錠剤分割収納体 33 振り撒き装置本体 34 ステッピングモータ 35 エンドレスベルト 36 ガイドレール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分割枡に区画されるとともに、下
    部に開閉自在なシャッタ板を有する錠剤分割収納体に錠
    剤を自動的に振り撒く錠剤自動振り撒き装置であって、 多数個の錠剤を収納する錠剤収納容器と、この錠剤収納
    容器内に回転自在に配されるとともにその錠剤収納容器
    内に収納されている錠剤を1個ずつに分離して取り出す
    回転ロータと、この回転ロータにて取り出される錠剤を
    前記錠剤収納容器内から排出するシュートとを備え、こ
    のシュートが首振り自在に設けられてその排出端より前
    記錠剤分割収納体の各分割枡内に所望数の錠剤が振り撒
    かれるように構成されていることを特徴とする錠剤自動
    振り撒き装置。
  2. 【請求項2】 前記錠剤収納容器が分包機本体に対して
    固定的に設けられ、前記錠剤分割収納体が分包機本体に
    対して移動されることで、前記錠剤収納容器から前記錠
    剤分割収納体の各分割枡内に錠剤が振り撒かれる請求項
    1に記載の錠剤自動振り撒き装置。
  3. 【請求項3】 前記錠剤分割収納体が分包機本体に対し
    て固定的に設けられ、前記錠剤収納容器が分包機本体に
    対して移動されることで、前記錠剤収納容器から前記錠
    剤分割収納体の各分割枡内に錠剤が振り撒かれる請求項
    1に記載の錠剤自動振り撒き装置。
JP2000028187A 2000-02-04 2000-02-04 錠剤自動振り撒き装置 Pending JP2001213401A (ja)

Priority Applications (1)

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