JPH06244562A - プリント回路基板 - Google Patents

プリント回路基板

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JPH06244562A
JPH06244562A JP5030314A JP3031493A JPH06244562A JP H06244562 A JPH06244562 A JP H06244562A JP 5030314 A JP5030314 A JP 5030314A JP 3031493 A JP3031493 A JP 3031493A JP H06244562 A JPH06244562 A JP H06244562A
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JP
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layer
power supply
layers
supply plane
circuit board
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Application number
JP5030314A
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English (en)
Inventor
Takashi Maruyama
隆 丸山
Atsushi Hara
原  敦
Hitoshi Yoshitome
等 吉留
Kazuo Hirota
和夫 廣田
Yutaka Akiba
豊 秋庭
Bunichi Fujimaki
文一 藤巻
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0216Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0296Conductive pattern lay-out details not covered by sub groups H05K1/02 - H05K1/0295
    • H05K1/0298Multilayer circuits

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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、基板の実装密度の低下なく、不要放
射電波を抑制可能な構造のプリント基板を提供すること
にある。 【構成】電源平面層103の一部101を分離し、分離
した電源平面層101をグランド平面層102に近い別
の基板4上に配置する。電源平面層103と分離した電
源平面層101とは、接続手段109で接続する。これ
により、分離した電源平面層101とグランド平面層1
02との間の静電容量を増加させる。 【効果】実装密度の低下なく、安価で、不要放射電波エ
ネルギーの低い情報処理装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁放射ノイズを低減
したプリント回路基板に係り、特に、アイソレートされ
た電源層及びグランド層の層間静電容量を高めたプリン
ト回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置の高性能化により動作周波
数が高くなるに従い、デジタル回路で使われる方形波ク
ロックの周波数成分が高くなり、これにより発生する電
磁波のエネルギーが増大し、無線通信装置に与える電磁
波障害は無視出来なくなってきた。各国では、情報処理
装置が発生する電磁波を規制することにより対策をとっ
てきた。情報処理装置設計者は、これらの規制を満足す
る装置を設計しなければならず、様々なノウハウを蓄積
してきた。例えば、「実践ノイズ低減技法」(HENR
Y W.OTT著ジャテック出版発行)第342頁の図
11−16には、グランドを分離して、両グランドを一
点で接続し、一方のグランドを低インダクタンスの”静
かな”グランドにして、電磁放射ノイズを低減する方法
が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
ト基板の部品実装密度も高くなり、発生する電磁波のエ
ネルギーも増大してきている現在においては、上記従来
技術だけではノイズ問題の万全な解決策とはいえない。
【0004】グランドの分離により、高周波電圧はアイ
ソレートされるが、グランド面積が減少するため、電源
層とグランド層との間の静電容量は減少する。このた
め、高周波ノイズを分離するつもりの対策が、静電容量
の減少により局所的な高周波ノイズを増加させる結果に
なり、全体的にもノイズの低減に寄与しないという問題
がある。
【0005】一方、アイソレートされた電源層およびグ
ランド層の静電容量を増加させるために、アイソレート
する電源層やグランド層の総面積を増加すると、今度は
配線の効率が低下し実装密度の低下を招く。
【0006】本発明の目的は、搭載する部品の実装密度
を下げる事なく、不要放射電磁波エネルギーの低減可能
なプリント回路基板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成するため
に、本発明によれば、積層された複数の絶縁層と、前記
絶縁層に支持された、配線層、電子部品を搭載するため
のパタン、前記パタンに搭載された電子部品に対して異
なる2つの電位を供給するための2層の電源平面層とを
有するプリント回路基板において、前記2層の電源平面
層のうち、少なくとも一方の電源平面層の一部分は、残
りの部分から分離されて、該分離された部分は、残され
た部分を支持する絶縁層よりも、他方の前記電源平面層
に近い距離に位置する絶縁層上に配置され、前記分離さ
れた部分と前記残された部分とを接続する電源層接続手
段を配置し、前記電子部品を接続するためのパタンは、
前記分離された部分から電位を供給されることを特徴と
するプリント回路基板が提供される。
【0008】また、上記プリント回路基板において、前
記2層の電源平面層の一部を、それぞれ、残りの部分か
ら分離して、前記2層の電源平面層の分離された部分の
間の距離は、前記2層の電源平面層の残された部分の間
の距離より、短くなるように配置することもできる。
【0009】2層の電源平面層の電位は、電子部品に必
要な異なる2つの電位であればよいが、一方の層の電位
を、接地電位として、いわゆるグランド層にすることが
可能である。
【0010】
【作用】本発明では、電子部品に異なる2つの電位を供
給するための2層の電源平面層のうち、電子部品に接続
する部分をアイソレートして、絶縁層を変えて別の絶縁
層上に配置し、2つの電源平面層の一部の距離を近付け
る。このことにより、残りの電源平面層は、放射エネル
ギーの大きい信号のシールドの為に、外側に近い層に配
置したまま、アイソレートされた電源平面層を近付け
て、アイソレートされた電源平面層の距離を小さくし、
層間静電容量を大きくすることができる。
【0011】また、このアイソレートされた電源平面層
の面積と、残された電源平面層の面積との合計は、アイ
ソレートする前の電源平面層の面積に等しいので、配線
や電子部品を実装可能な面積は変化せず、実装密度が低
下させることはない。
【0012】一般に、静電容量は、電極面積をS、電極
間距離をd、誘電率をεとすると、S・ε・1/dとな
る。例えば、10層絶縁層の表面から2番目の層に構成
するアイソレートされた電源平面層に比べ、内層の隣接
層に構成するアイソレートされた電源平面層は、同一面
積でも8倍の静電容量を持つ。
【0013】静電容量の大きなアイソレートされた電源
平面層を、デジタルIC及びLSI等の電子部品の電源
平面層として用いる事により、局所的な高周波ノイズの
増加を抑制し装置全体の放射電磁波エネルギーが低減さ
れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図10を適
宜用いて説明する。
【0015】本発明の一実施例の6層の絶縁層を有する
プリント回路基板を図1を用いて説明する。
【0016】図1において、1は、6層の絶縁層であ
り、2は6層のプリント基板1の最外層のA層、3はB
層、4はC層、5はD層、6はE層、7はF層である。
8は、A層1上に実装されたLSIである。また、9
は、F層の裏面に実装されたパスコンと呼称されるチッ
プコンデンサである。103は、B層3上の銅ベタのグ
ランド電極、101は、LSI8に接続されるLSI用
グランド電極である。LSI用グランド電極101とグ
ランド電極103とは、互いに相補しあう形状であり、
ビアホール109で接続されている。102は、D層5
上のLSI用電源電極、104はE層上の銅ベタの電源
電極である。電源電極104と、LSI用電源電極10
2とは、互いに相補しあう形状であり、ビアホール11
0で接続されている。105はA層2上の配線パタン、
106はC層4上の配線パタン、107はD層5上の配
線パタン、108はF層7上の配線パタンである。20
1は、LSI用グランド電極101とLSI用電源電極
102との間の静電容量Aを表わす。
【0017】図2に、従来のアイソレートしたLSI電
源電極を有するプリント回路基板の構成を示した。図2
のプリント回路基板において、図1と同様の構成要素に
ついては、同一の符号が付したある。図2において、L
SI用電源電極102は、電源電極104と同じE層6
に配置されている。また、LSI用グランド電極101
は、グランド電極103と同じB層3上に配置されてい
る。また、図2において、LSI用グランド電極101
とLSI用電源電極102間の静電容量B202は、図
1の静電容量A201と異なる容量であるため、異なる
符号とした。
【0018】LSI8は、集積素子数が多く、高速動作
を行ない(信号の立上り、立下がり時間がはやい)、多
数の同時切り替え高速バッファを内蔵している。LSI
8の電源グランドは、LSI用グランド電極101及び
電源電極102に接続される。
【0019】つぎに、2つの論理回路を電源グランド線
にそれぞれ接続して動作させた場合どのような電流が発
生するのか、図3の高周波電流等価回路とモデル図で説
明する。図3(a)の等価回路において、301は直流
電源、302は信号電流ループ、304は貫通電流ルー
プであり、(b)のモデル図においても同様である。図
3の(a)は、現在小型の情報処理装置に多く使われて
いるCMOSの論理回路での例である。CMOS論理回
路においては、HighレベルからLowレベル、Lo
wレベルからHighレベルのレベル切り替わり時に、
N−MOSとP−MOSを貫通して電源からグランドに
電流が流れる(貫通電流ループ304)。この貫通電流
ループ304は、図に示す出力側のバッファと入力側の
バッファ以外に内部の動作(レベル切り替わり)素子全
部で発生する。さらに、レベル切り替わりを、素子から
素子、バッファからバッファに伝える伝送線路において
は信号電流ループ302が発生する。また、これらの電
流ループは、CMOS論理回路のみでなく、TTL論理
回路等でも同様に発生する。これらの電流ループを図3
(b)のモデル図の様に表記する事とする。
【0020】つぎに、図1のLSI8として、2つのL
SI8−1,8−2を搭載した場合、この様な動作電流
とLSI電源のアイソレーションとの関係を、図4no
LSI間等価モデル図を使って説明する。図4におい
て、10はLSI8−1のグランドピン、11は電源ピ
ン、12はLSI8−1と8−2との間の信号配線、2
03はチップコンデンサ9と静電容量A201もしくは
静電容量B202の合成静電容量である総静電容量、3
03はバッファと内部素子の貫通電流ループ304と内
部素子間の信号電流ループ302の合成電流からなるL
SIの内部消費電流ループ、8−1は出力側LSI、8
−2は入力側LSIである。LSI用グランド電極10
1とLSI用電源電極102にLSI8−1、8−2が
接続され、LSI用グランド電極101とLSI用電源
電極102間の総静電容量203とLSI8の間のルー
プを、内部消費電流ループ303が流れる。このループ
は、B層3C層4間接続ビアホール109とD層5E層
6間接続ビアホール110で、基準電位の電源グランド
であるB層3銅ベタ103とE層6銅ベタ104に接続
されるが、高周波領域ではB層3C層4間接続ビアホー
ル109とD層5E層6間接続ビアホール110のイン
ダクタンス成分によるインピーダンスが大きくなるの
で、B層3銅ベタ103とE層6銅ベタ104は、LS
I用グランド電極101とLSI用電源電極102の高
周波ノイズからアイソレートされる。
【0021】ここで重要なことは、総静電容量203が
十分な静電容量を持ち、かつLSI8と総静電容量20
3間のインダクタンス成分が十分に小さいことが必要で
ある。 図1及び図2に示すようにLSI8のバイパス
コンデンサとして、チップコンデンサ9をF層7に実装
し、静電容量の増加を図るが、リード部品に比べインダ
クタンス成分が少ないと言え放射ノイズ領域では無視で
きない。そこでインダクタンス成分を最も少なくできる
LSI用グランド電極101とLSI用電源電極102
間の静電容量を増強する必要がある。
【0022】また、伝送線路(C層4配線パタン106
及びD層5配線パタン107)からの放射を抑制するた
め最外層に隣接したB層3及びE層6にB層3銅ベタ1
03とE層6銅ベタ104を設けると、LSI用グラン
ド電極101とLSI用電源電極102間の静電容量
が、減少する。本発明では、この静電容量の減少を防
ぎ、増強するためにLSI用グランド電極101とLS
I用電源電極102を隣接層に移動させている。図2の
LSI用グランド電極101とLSI用電源電極102
間静電容量B202に比較し、図1の静電容量A201
は層間距離が等しいとすると約3倍になる。層の構成で
LSI用グランド電極101とLSI用電源電極102
を配置する層間距離のみを短くすることも可能であり、
6層以上の多層基板の場合も自然に層間距離は短くなる
ので、効果はさらに顕著になる。
【0023】このようなプリント基板の構成により、電
磁放射エネルギーの高い信号電流ループ302は、B層
3銅ベタ103とE層6銅ベタ104で囲み、高周波電
圧変動の発生源であり高周波成分を多く含む内部消費電
流ループ303をB層3銅ベタ103とE層6銅ベタ1
04からアイソレートすることにより、信号ループのシ
ールド(デファレンシャルモード放射の抑制)と、B層
3銅ベタ103とE層6銅ベタ104をモノポールアン
テナとした放射(コモンモード放射)の電圧源のアイソ
レートにより、電磁放射の抑制に大きく寄与できる。
【0024】また、LSI用グランド電極101とLS
I用電源電極102間の静電容量が増強されることは、
LSI用グランド電極101とLSI用電源電極102
のグランドバウンズ及び電源電圧変動をも抑制し、論理
回路自体の誤動作余裕度も高まり、動作の高速化、同時
切り替えバッファ数の増加にも寄与する。
【0025】本発明の6層基板での一実施例の断面図を
図5に示す。図5において、13は出力ピン、14は入
力ピン、111はグランド接続ビアホール、112は電
源接続ビアホール、113は信号接続ビアホール、であ
る。
【0026】図6にクロック配線周辺の概略図を示す。
内部消費電流ループ303をB層3銅ベタ103とE層
6銅ベタ104からアイソレートすることによりコモン
モード放射は抑制されるが、B層3C層4間接続ビアホ
ール109、D層5E層6間接続ビアホール110、の
配置位置を考慮しないと、デファレンシャルモード放射
で放射ノイズ量に比例する信号ループ面積の増加を招き
かねない。
【0027】これを防ぐために、B層3C層4間接続ビ
アホール109、D層5E層6間接続ビアホール11
0、及びグランド接続ビアホール111、電源接続ビア
ホール112を実装条件上許すかぎりクロック等の放射
ノイズエネルギーの大きい信号配線12に近接して配置
する必要がある。最適に近接配置するには図6(a)に
示すように、クロック等の放射ノイズエネルギーの大き
い信号の入力ピン14及び出力ピン13に、隣接もしく
は近接してグランドピン10、電源ピン11を配置する
方法がある。
【0028】電源−グランド層の内、グランド層の相補
型パタンの平面図を図7に示す。
【0029】B層3銅ベタ103とLSI用グランド電
極101は、B層3C層4間接続ビアホール109接続
用のスペースと境界領域での信号接続ビアホール113
のクリアランスを除くと相補的形状を呈する。この相補
的形状は、グランド層のみでなく、電源層においても同
様である。相補的形状を呈することにより銅ベタの総面
積は一定であり、一般の信号配線用の配線チャネルを食
いつぶすことなく、高密度の信号配線が可能である。具
体的には、図7に示す様にB層3の銅ベタくりぬき部分
に、B層3配線パタン114が形成される。E層6にお
いても全く同様である。
【0030】本発明の8層基板での一実施例の断面図を
図8に示す。図8において、115はG層銅ベタ、11
6は高誘電率物質である。このように、LSI用グラン
ド電極101とLSI用電源電極102は、層の中心の
隣接層でなく他のどのような隣接層に構成することも可
能であり、最外層を使って構成する方法もある。最外層
の隣接層を使ってLSI用グランド電極101とLSI
用電源電極102を構成する場合、LSI8の直下に構
成することにより、LSI8からの直接の放射を抑制す
る効果がある。また、高誘電率物質116を印刷などの
手法によりLSI用グランド電極101とLSI用電源
電極102間に構成する事によりさらなる静電容量の増
強が可能である。
【0031】図9に6層基板のC層4でのガードパター
ン例の説明図を示す。一般に信号線からの放射を抑制す
るために、グランド電位のガードパタンを信号線に隣接
して配線する手法がある。(a)に示すように配線する
のが一般的であろうが、(b)の様にLSI用グランド
電極101の連続でガードパタンを構成することにより
配線密度を向上させることができる。
【0032】図10に単一LSIでのデジタル、アナロ
ググランド分離の説明図を示す。図10において、11
7はデジタルグランドピン、118はアナロググランド
ピンである。この様に、単一LSIでデジタル回路とア
ナログ回路の混在したLSIで、例えばアナログ回路が
センシティブな場合は、デジタル回路部分のデジタルグ
ランドピン117はLSI用グランド電極101に接続
し、アナログ回路部分のアナロググランドピン118は
B層3銅べた103に接続して実装する方法が考えられ
る。電源についても同様の処理が可能である。
【0033】本発明は、何もLSI8 1個に1対のL
SI用グランド電極101とLSI用電源電極102が
必ず対応するとは限らず、複数のLSI用グランド電極
101とLSI用電源電極102が存在する場合も有
る。さらに、同一基板上に電源とグランドの対は何組存
在しても良い。
【0034】また、電磁放射エネルギーの高い信号電流
ループ302の面積を最小化するために、B層3C層4
間接続ビアホール109、及びグランド接続ビアホール
111を実装条件上許すかぎりクロック等の放射ノイズ
エネルギーの大きい信号配線12に近接して配置する以
外に、信号配線12のリターン高周波電流のバイパスル
ープをチップコンデンサで構成する手法もある。この場
合バイパスループのチップコンデンサ位置は、信号配線
12の垂直投影線上が理想である。
【0035】本実施例によれば、実装密度の低下及び製
造コストの上昇を伴う事の無い、放射電磁波エネルギー
の低いデジタル回路実装基板を提供でき、ひいては安価
で放射電磁波エネルギーの低い情報処理装置を提供でき
る。
【0036】さらに、デジタルIC、LSIの高速スゥ
ィッチング時のグランドバウンズの抑制及び他のデジタ
ルIC、LSIのグランドバウンズの干渉に効果がある
ので、より高速、高性能な情報処理装置を提供できる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、実装密度の低下及び製
造コストの上昇を伴う事の無い、放射電磁波エネルギー
の低いデジタル回路実装基板を提供でき、ひいては安価
で放射電磁波エネルギーの低い情報処理装置を提供でき
る。
【0038】さらに、本発明によれば、デジタルIC、
LSIの高速スゥィッチング時のグランドバウンズの抑
制及び他のデジタルIC、LSIのグランドバウンズの
干渉に効果があるので、より高速、高性能な情報処理装
置を提供できる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の6層基板での一実施例のプリント回路
基板の構成を説明する説明図である。
【図2】従来のLSI電源をアイソレーションしたプリ
ント回路基板の説明図である。
【図3】デジタル回路での高周波電流等価回路図とブロ
ック図である。
【図4】LSI間の等価回路のブロック図である。
【図5】本発明の6層基板での一実施例のプリント回路
基板の断面図である。
【図6】本発明の一本実施例のプリント回路基板のLS
I8−1,8−2のクロック配線周辺のブロック図であ
る。
【図7】本発明の一本実施例のプリント回路基板の電源
−グランド層の相補型パタンの平面図である。
【図8】本発明の8層基板での一実施例のプリント回路
基板の断面を説明する説明図である。
【図9】本発明の6層基板での一実施例のプリント回路
基板のガードパターン例の説明図である。
【図10】本発明の一実施例のプリント回路基板におけ
る単一LSIでのデジタル、アナロググランド分離を説
明する説明図である。
【符号の説明】
1…プリント基板、2…A層、3…B層、4…C層、5
…D層、6…E層、7…F層、8…LSI、9…チップ
コンデンサ、10…グランドピン、11…電源ピン、1
2…信号配線、13…出力ピン、14…入力ピン、10
1…LSI用グランド電極、102…LSI用電源電
極、103…B層銅ベタ、104…E層銅ベタ、105
…A層配線パタン、106…C層配線パタン、107…
D層配線パタン、108…F層配線パタン、109…B
層C層間接続ビアホール、110…D層E層間接続ビア
ホール、111…グランド接続ビアホール、112…電
源接続ビアホール、113…信号接続ビアホール、11
4…B層配線パタン、115…G層銅ベタ、116…高
誘電率物質、117…デジタルグランドピン、118…
アナロググランドピン、201…静電容量A、202…
静電容量B、203…総静電容量、301…直流電源、
302…信号電流ループ、303…内部消費電流ルー
プ、304…貫通電流ループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉留 等 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所神奈川工場内 (72)発明者 廣田 和夫 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所神奈川工場内 (72)発明者 秋庭 豊 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 藤巻 文一 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム設計開発セ ンタ内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層された複数の絶縁層と、前記絶縁層に
    支持された、配線層、電子部品を搭載するためのパタ
    ン、前記パタンに搭載された電子部品に対して異なる2
    つの電位を供給するための2層の電源平面層とを有する
    プリント回路基板において、 前記2層の電源平面層のうち、少なくとも一方の電源平
    面層の一部分は、残りの部分から分離されて、該分離さ
    れた部分は、残された部分を支持する絶縁層よりも、他
    方の前記電源平面層に近い距離に位置する絶縁層上に配
    置され、 前記分離された部分と前記残された部分とを接続する電
    源層接続手段を配置し、 前記電子部品を接続するためのパタンは、前記分離され
    た部分から電位を供給されることを特徴とするプリント
    回路基板。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記2層の電源平面層
    は、それぞれ、一部分が残りの部分から分離され、 前記2層の電源平面層の分離された部分の間の距離は、
    前記2層の電源平面層の残された部分の間の距離より、
    短いことを特徴とするプリント回路基板。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記電源平面層の残さ
    れた部分が配置されている絶縁層上には、前記電源平面
    層の配置されていない領域が存在し、前記領域の面積
    は、前記分離された部分の面積に相当することを特徴と
    するプリント回路基板。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記電源平面層の分離
    された部分と、他方の電源平面層との間には、前記絶縁
    層を構成する材料の誘電率よりも、誘電率の高い材料で
    構成された層が配置されていることを特徴とするプリン
    ト回路基板。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記電源平面層の分離
    された部分の面積は、前記パタンに搭載される電子部品
    の占める面積と等しいことを特徴とするプリント回路基
    板。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記2層の電源平面層
    のうち、一方は、前記積層された絶縁層のうち一側の最
    も外側の絶縁層と該絶縁層と隣接する絶縁層との間に配
    置され、他方は、前記積層された絶縁層のうち他側の最
    も外側の絶縁層と該絶縁層と隣接する絶縁層との間に配
    置されていることを特徴とするプリント回路基板。
  7. 【請求項7】積層された複数の絶縁層の各絶縁層上に、
    配線パタン、電子部品を搭載するための接続パタン、お
    よび、前記接続パタンに搭載された電子部品に対して異
    なる2つの電位を供給するための2層の電源平面パタン
    の配置を決定するプリント回路基板の配線パタンデータ
    生成方法であって、 前記複数の絶縁層のうち両側の最外の2つの絶縁層のう
    ち少なくとも一方に、前記接続パタン及び高周波電流成
    分の少ない信号線の配線パタンを生成し、 前記最外の2つの絶縁層と2番目の絶縁層との間に、前
    記2層の電源平面層のそれぞれ1層を配置し、 前記2層の電源平面層のうち少なくとも一層上に、特定
    領域を定義し、 前記特定領域の内側に位置する電源平面パタンを、それ
    ぞれ、他方の前記電源平面層に近い距離に位置する絶縁
    層上に移動させ、 前記特定領域内に、高周波電流成分の多い信号線の配線
    パタンを生成することを特徴とする配線パタンデータ生
    成装置。
  8. 【請求項8】積層された複数の絶縁層と、前記絶縁層に
    支持された、配線層、電子部品、前記電子部品に対して
    異なる2つの電位を供給するための2層の電源平面層と
    を有する情報処理装置において、 前記2層の電源平面層のうち、少なくとも一方の電源平
    面層の一部分は、残りの部分から分離されて、該分離さ
    れた部分は、残された部分を支持する絶縁層よりも、他
    方の前記電源平面層に近い距離に位置する絶縁層上に配
    置され、 前記分離された部分と前記残された部分とを接続する電
    源層接続手段を配置し、 前記電子部品を接続するためのパタンは、前記分離され
    た部分から電位を供給されることを特徴とする情報処理
    装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記電子部品は、デジ
    タル信号を処理するデジタル回路とアナログ信号を処理
    するアナログ回路とを有し、 前記デジタル回路は、前記電源層平面の分離された部分
    から電位を供給され、前記アナログ回路は、前記電源平
    面層の残された部分から電位を供給されていることを特
    徴とするプリント情報処理装置。
  10. 【請求項10】請求項11において、前記電子部品は、
    内蔵した回路と外部の信号線とを接続するための複数の
    信号ピンを有し、 また、前記配線層には、クロック信号を伝送する信号線
    が配置され、 前記クロック信号を伝送する信号線に接続される信号ピ
    ンは、前記電源平面層層の分離された部分に接続される
    信号ピンと隣接することを特徴とする情報処理装置。
  11. 【請求項11】請求項8において、前記電源平面層の残
    された部分が配置されている絶縁層上には、前記電源平
    面層の配置されていない領域が存在し、前記領域には、
    クロック信号を伝送する信号線が配置されていることを
    特徴とするプリント回路基板。
  12. 【請求項12】積層された複数の絶縁層と、前記絶縁層
    に支持された、配線層、電子部品を搭載するためのパタ
    ン、それぞれ異なる電位の2層の電源平面層とを有する
    プリント回路基板において、 前記2層の電源平面層の一方に接続された、前記電源平
    面層よりも面積の小さい電源電極を有し、 前記電源電極は、前記電源電極が接続されている一方の
    電源平面層を支持する絶縁層よりも、他方の電源平面層
    に近い距離に位置する絶縁層上に配置され、 前記電源平面層が配置されている絶縁層には、前記電源
    電極層および配線層が配置されていることを特徴とする
    プリント回路基板。
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