JPH1187880A - プリント配線板 - Google Patents

プリント配線板

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JPH1187880A
JPH1187880A JP9250177A JP25017797A JPH1187880A JP H1187880 A JPH1187880 A JP H1187880A JP 9250177 A JP9250177 A JP 9250177A JP 25017797 A JP25017797 A JP 25017797A JP H1187880 A JPH1187880 A JP H1187880A
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JP
Japan
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power supply
layer
separation pattern
ground
pattern
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JP9250177A
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Inventor
Tadashi Ito
忠 伊藤
Tsunehiro Morimoto
倫弘 森本
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0216Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0296Conductive pattern lay-out details not covered by sub groups H05K1/02 - H05K1/0295
    • H05K1/0298Multilayer circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/181Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子回路の形成領域に搭載された電子回路部
品の動作時に電源層とアース層との間での電圧変動が生
じることにより放射されるノイズの低減を図る。 【解決手段】 プリント配線板1は、電源層5とアース
層6とがそれぞれ、互いに隣り合う第1回路領域1a,
第2回路領域1b間で分離された状態で形成された第
1,第2電源分離パターン5a,5b、第1、第2アー
ス分離パターン6a,6bからなり、第1回路領域1a
には、第1電源分離パターン5aの端部と第1アース分
離パターン6aの端部とを接続する状態でバイパスコン
デンサ11aが、また第2回路領域1bには第2電源分
離パターン5bの端部と第2アース分離パターン6bの
端部とを接続する状態でバイパスコンデンサ11a、1
1bが設けられ、バイパスコンデンサ11a,11bの
それぞれが、第1,第2電源分離パターン5a,5bの
端部に沿って略一定の間隔で配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント配線板
に関し、特に電源層とアース層とが積層された多層の基
板からなるプリント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリント配線板としては、例え
ば、電源層とアース層とが積層された多層の基板からな
るとともに、その基板にICやLSI等の電子回路部品
が複数搭載されて複数の所定の電子回路を構成するもの
が知られている。一般にこのようなプリント配線板で
は、各電子回路の動作時に電源層とアース層との間で電
圧変動を生じることから、その変動がノイズ源になり、
ノイズが空間に放射される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで最近では、ノイ
ズの放射を低減する対策として、電源層と接続した状態
でプリント配線板の端部にバイパスコンデンサを一様に
設ける検討がなされている。また、ノイズ源となるIC
やLSI等の電源層を周辺の電子回路の電源層から分離
するとともに電源層と接続した状態でプリント配線板に
上記バイパスコンデンサを設ける検討もなされている。
さらに電源層に用途が異なる電源パターンが複数種存在
する場合には、それぞれの電源パターンを分離するとと
もにプリント配線板にバイパスコンデンサを設けること
が検討されている。これらの場合、ICやLSI等の電
源供給端子数に応じてその電源供給端子の近傍にランダ
ムにバイパスコンデンサを設けている。
【0004】バイパスコンデンサを設けたプリント配線
板では、バイパスコンデンサを多く設ければ設けるほど
放射されるノイズの低減を図ることができる。しかしな
がら現在のところ、ノイズの放射を低減できる最適なバ
イパスコンデンサの配置数や配置位置等、最適な配置条
件が明確になっていない。これはプリント配線板の形状
が一様でなく、しかも電源層、アース層のパターン形状
も複雑であるためである。したがって、上記したように
プリント配線板の端部にバイパスコンデンサを一様に設
ける、あるいはICやLSI等の電源層を周辺の電子回
路の電源層から分離しかつバイパスコンデンサをランダ
ムに設けることしかできず、十分にノイズの放射を低減
できていないのが現状となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、電源層とアース層とが絶縁層を介して積
層された多層の基板からなり、この基板に複数の電子回
路の形成領域を備えたプリント配線板において、電源層
あるいは電源層とアース層とが、互いに隣り合う電子回
路の形成領域間で分離された状態で形成された分離パタ
ーンからなり、互いに隣り合う電子回路の形成領域のそ
れぞれには、電源層の分離パターンの端部とアース層と
を接続する状態であるいは電源層の分離パターンの端部
とアース層の分離パターンの端部とを接続する状態でバ
イパスコンデンサが設けられ、このバイパスコンデンサ
が、電源層の分離パターンの端部に沿って略一定の間隔
で配置されている構成となっている。
【0006】電源層あるいは電源層とアース層とが、互
いに隣り合う電子回路の形成領域間で分離された状態で
形成された分離パターンからなる構造では、電子回路の
形成領域に電子回路部品が搭載されてその電子回路部品
が動作すると、電源層の分離パターンとアース層あるい
はアース層の分離パターンとの間の電圧(以下、単に電
源層とアース層との間の電圧と記す)が高い周波数で変
動する。そして、これが電波(ノイズ)となって電源層
の分離パターンの端部間の隙間あるいは電源層の分離パ
ターンの端部間とアース層の分離パターンの端部間との
隙間から放射される。この際、それらの分離パターンの
端部にバイパスコンデンサが配置されていないと、電源
層とアース層との間の電圧は、上記隙間の長さ分で一つ
の大きな波として揺れている状態となる。
【0007】しかしながら、この発明では、電源層の分
離パターンの端部に、電源層の分離パターンとアース層
あるいはアース層の分離パターンとを接続する状態でか
つ略一定の間隔でバイパスコンデンサが配置されてい
る。このため、バイパスコンデンサが配置された部分に
おいて、電源層とアース層との間の電圧変動により生じ
たノイズがバイパスコンデンサに流れて電源層とアース
層との間の電圧がバイパスコンデンサが配置された部分
で揺れがなくなり、バイパスコンデンサ間で小さな波と
して揺れている状態になる。つまり、電源層の分離パタ
ーンの端部にて電源層とアース層との間の電圧変動が抑
制された状態になる。その結果、電源層の分離パターン
の端部間あるいは電源層の分離パターンの端部間とアー
ス層の分離パターンの端部間との隙間からのノイズの放
射が低減される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るプリント配
線板の実施形態を図面に基づいて説明する。図1はこの
発明の第1実施形態を説明するための図であり、同図
(a)は平面図、同図(b)は要部拡大図、同図(c)
は要部側断面図である。
【0009】図1に示すプリント配線板1は、例えば、
ガラスエポキシ板からなる絶縁層2と、銅パターンから
なる導体層3とにより構成された4層の基板であり、外
層に導電層3である信号線層4が配置され、内層にベタ
パターン状の導体層3である電源層5とアース層6とが
絶縁層2を介して配置された積層構成になっている。信
号線層4は、例えば、所定の信号線パターン(図示略)
と、後述するごとく電源層5から引き出された電源パタ
ーン4aおよびアース層6から引き出されたアースパタ
ーン4bとを有して形成されている。
【0010】この4層のプリント配線板1は複数の電子
回路の形成領域を備えたもので、こでは例えば、ICや
LSI等からなる電子回路部品7が搭載されて電子回路
が形成された領域(以下、第1回路領域と記す)1a
と、この領域1aの周辺に設けられたその他の電子回路
の形成領域(以下、第2回路領域と記す)1bとを備え
て構成されている。また、上記した電源層5とアース層
6とは、互いに隣り合う第1回路領域1aと第2回路領
域1bとの間で分離された状態で形成された分離パター
ンとなっている。
【0011】したがって電源層5は、第1回路領域1a
に設けられて電子回路部品7に電源を供給するための電
源層5の分離パターン(以下、第1電源分離パターンと
記す)5aと、第2回路領域1bに設けられた電源層5
の分離パターン(以下、第2電源分離パターンと記す)
5bとから構成されている。アース層6も同様に、第1
回路領域1aに設けられたアース層6の分離パターン
(以下、第1アース分離パターンと記す)6aと、第2
回路領域1bに設けられたアース層6の分離パターン
(以下、第2電源分離パターンと記す)6bとから構成
されている。そして、第1電源分離パターン5aと第2
電源分離パターン5bとの間および第1アース分離パタ
ーン6aと第2アース分離パターン6bとの間には、分
離による隙間8が形成された状態になっている。
【0012】なお、電源層5とアース層6とは略同じ寸
法に分割されて、第1電源分離パターン5aおよび第2
電源分離パターン5bと、第1アース分離パターン6a
および第2アース分離パターン6bとが略同じ形状に形
成されているため、両者が重なり合って図1(c)では
一つに見えている。
【0013】第1電源分離パターン5aと第2電源分離
パターン5bとは、隙間8を横切る状態で形成された細
い導電パターン9により接続されている。同様に、図示
されていないが、第1アース分離パターン6aおよび第
2アース分離パターン6bも、上記の導電パターン9と
同様に形成された細い導電パターンによって接続されて
いる。また信号線層4において、前述した電源パターン
4aは、第1電源分離パターン5aとスルーホール10
を介して接続された状態で第1回路領域1aに形成さ
れ、アースパターン4bは、第1アース分離パターン6
aとスルーホール10を介して接続された状態で第1回
路領域1aに形成されている。
【0014】さらに、第1回路領域1aには、第1電源
分離パターン5aの端部と第1アース分離パターン6a
の端部とを接続する状態でバイパスコンデンサ11aが
設けられ、また第2回路領域1bには、第2電源分離パ
ターン5bの端部と第2アース分離パターン6bの端部
とを接続する状態でバイパスコンデンサ11bが設けら
れている。この際、バイパスコンデンサ11aは、第1
電源分離パターン5aの端部と第1アース分離パターン
6aの端部とに沿って略一定の間隔で複数個配置されて
いる。同様にバイパスコンデンサ11bは、第2電源分
離パターン5bの端部と第2アース分離パターン6bの
端部とに沿って略一定の間隔で複数個配置されている。
【0015】ここで、バイパスコンデンサ11a、11
bが配置される間隔は、電子回路部品7の動作時に第1
電源分離パターン5aと第1アース分離パターン6aと
の間の電圧が変動することにより放射されるノイズのう
ち、この放射を低減しようとする所定の周波数までのノ
イズの最大波長の1/4以下であることが好適である。
これは、一般に、ある周波数のノイズの放射を効率良く
低減できる波長が、その周波数のノイズにおける波長の
1/4波長であるためである。
【0016】例えば周波数が1.5GHzまでのノイズ
(電波)の放射を低減しようとする場合、1.5GHz
のノイズの波長は20cmである。20cmの1/4は
5cmであり、したがって1.5GHzまでのノイズを
減らすためには、5cm以下の所定の寸法毎にバイパス
コンデンサ11a,11bを配置することが望ましい。
また例えば周波数が1.0GHzまでのノイズを低減し
ようとする場合、1.0GHzのノイズの波長は30c
mであるので、30cm×1/4=7.5cm以下毎
に、バイパスコンデンサ11a,11bを配置すること
が好適である。
【0017】この第1実施形態では、例えば、1.5G
Hzまでのノイズの放射を低減するために5cm以下の
所定の寸法毎にバイパスコンデンサ11a,11bが配
置され、図1(c)ではバイパスコンデンサ11a,1
1bがそれぞれ4個ずつ設けられた状態を示してある。
なお図1(c)では、バイパスコンデンサ11a,11
bがそれぞれ、隙間8よりも第1回路領域1a内、第2
回路領域1b内に配置されている状態を示してあるが、
第1回路領域1aの第1電源分離パターン5aの端部、
第2回路領域1bの第2電源分離パターン5bの端部に
沿って配置されれば、それぞれの領域1a,1bの隙間
8側にバイパスコンデンサ11a,11bが設けられて
いてもよい。
【0018】このように構成されたプリント配線板1で
は、第1回路領域1aに搭載された電子回路部品7が動
作することにより、第1電源分離パターン5aと第1ア
ース分離パターン6aとの間の電圧が高い周波数で変動
し、これがノイズとなって第1電源分離パターン5aの
端部と第2電源分離パターン5bの端部との隙間8およ
び第1アース分離パターン6aと第2アース分離パター
ン6bとの隙間8から放射される。図1(b)のNは、
このように放射されるノイズを概念的に示したものであ
る。
【0019】それら第1電源分離パターン5aの端部、
第2電源分離パターン5bの端部にそれぞれバイパスコ
ンデンサ11a,11bが配置されていない場合、第1
電源分離パターン5aと第1アース分離パターン6aと
の間の電圧は、上記隙間8の長さ分で一つの大きな波と
して揺れている状態となる。また第1電源分離パターン
5aに接続されている第2分離パターン5bと第1アー
ス分離パターン6aに接続されている第2アース分離パ
ターン6bとの間の電圧も、同様の状態になる。
【0020】しかしながら、この第1実施形態のプリン
ト配線板1では、第1電源分離パターン5aの端部に、
放射されるノイズの低減効率の良い間隔毎に第1電源分
離パターン5aの端部と第1アース分離パターン6aの
端部とを接続するバイパスコンデンサ11aが配置さ
れ、第2電源分離パターン5bの端部に放射されるノイ
ズの低減効率の良い間隔毎に第2電源分離パターン5b
の端部と第2アース分離パターン6bの端部とを接続す
るバイパスコンデンサ11bが配置されている。このた
め、バイパスコンデンサ11a,11bが配置された部
分にて上記ノイズがバイパスコンデンサ11a,11b
に流れ、第1電源分離パターン5aと第1アース分離パ
ターン6aとの間の電圧,第2電源分離パターン5bと
第2アース分離パターン6bとの間の電圧は、バイパス
コンデンサ11a,11bが配置された部分で揺れがな
くなり、バイパスコンデンサ11a,11b間で小さな
波として揺れている状態になる。
【0021】よって、第1電源分離パターン5aと第1
アース分離パターン6aとの間の電圧変動を抑制できる
ので、第1電源分離パターン5aの端部と第2電源分離
パターン5bの端部との隙間8および第1アース分離パ
ターン6aと第2アース分離パターン6bとの隙間8か
らのノイズの放射を低減することができる。したがって
プリント配線板1は、ノイズに起因する誤動作等が防止
された信頼性の高い電子機器を実現するうえで非常に有
効なものとなる。
【0022】次に、この発明に係る第2実施形態のプリ
ント配線板を図2に示す平面図を用いて説明する。図2
に示すプリント配線板20は、図示しないが例えば第1
実施形態と同様に、電源層とアース層とが絶縁層を介し
て積層された4層構造の基板からなるものである。また
この基板に、機能の異なる2つの電子回路の形成領域、
例えば、電子回路部品7が搭載されてパルス信号により
その電子回路部品7が動作するロジック回路の形成領域
20aと、オペアンプに代表されるアナログ信号を扱う
アナログ回路の形成領域20bとを備えて構成されてい
る。
【0023】さらに、プリント配線板20には、これに
電源を供給するための外部電源接続用コネクタ21が取
り付けられている。第1実施形態と同様に、電源層とア
ース層とは、ロジック回路の形成領域20aとアナログ
回路の形成領域20bとの間で分離された状態で形成さ
れた分離パターンからなり、それぞれの分離パターン間
には分離による隙間8が形成された状態になっている。
また、ロジック回路の形成領域20aにおける電源層の
分離パターンおよびアナログ回路の形成領域20bにお
ける電源層の分離パターンは、外部電源接続用コネクタ
21から分配されて形成されている。
【0024】そして、ロジック回路の形成領域20a、
アナログ回路の形成領域20bのそれぞれには、それぞ
れの領域20a,20bの電源層の分離パターンの端部
とアース層の分離パターンの端部とを接続する状態でバ
イパスコンデンサ22a,22bが設けられている。こ
の際、バイパスコンデンサ22a,22bは、ロジック
回路の形成領域20a、アナログ回路の形成領域20b
のそれぞれの電源層の分離パターンの端部とアース層の
分離パターンの端部と沿って略一定の間隔で複数個配置
されている。これらバイパスコンデンサ22a、22b
が配置される間隔は、電子回路部品7の動作時に電源層
の分離パターンとアース層の分離パターンとの間の電圧
が変動することにより放射されノイズのうち、その放射
を低減しようとする所定の周波数までのノイズの最大波
長の1/4以下、つまりノイズの放射の低減効率の良い
間隔であることが好適であるのは第1実施形態と同様で
ある。
【0025】なお図2では、バイパスコンデンサ22
a,22bがそれぞれ、隙間8よりもロジック回路の形
成領域20a内、アナログ回路の形成領域20b内に配
置されている状態を示してあるが、それぞれの領域20
a,20bの電源層の分離パターンの端部に沿って配置
されれば、それぞれの領域20a,20bの隙間8側に
バイパスコンデンサ22a,22bが設けられていても
よいのはもちろんである。
【0026】このように構成されたプリント配線板20
では、ロジック回路の形成領域20aに搭載された電子
回路部品7が動作すると、この形成領域20aにおける
電源層の分離パターンとアース層の分離パターンとの間
に高周波の電圧変動が発生する。しかしながら、上記し
たようにロジック回路の形成領域20aにおいて、電源
層の分離パターンとアース層の分離パターンとの端部に
はバイパスコンデンサ22aがノイズ低減効率の良い間
隔毎に配置されているため、隙間8から上記電圧変動に
よるノイズの放射を低減することができる。
【0027】またロジック回路の形成領域20aにおけ
る電源層の分離パターンとアース層の分離パターンとの
間の電圧変動によるノイズの放射は、上記のごとくバイ
パスコンデンサ22aにより低減されるが、完全に消滅
せずにアナログ回路の形成領域20bにおける電源層お
よびアース層の分離パターンの端部をアンテナにして隙
間8から放射される恐れがある。しかしながら、このプ
リント配線板20では、アナログ回路の形成領域20b
にも、その電源層の分離パターンの端部とアース層の分
離パターンの端部と沿ってバイパスコンデンサ22bが
設けられているため、上記ノイズがバイパスコンデンサ
22bに流れて、隙間8からノイズが放射されない。
【0028】したがって、第2実施形態のプリント配線
板20によれば、ノイズ源とは直接関わりのない部分か
らの不要なノイズの放射も確実に防止することができる
ので、このようなプリント配線板20を用いることによ
り、放射されたノイズに起因する誤動作等が防止された
信頼性の高い電子機器を実現できる。
【0029】なお、第1実施形態および第2実施形態で
は、プリント配線板が4層構造ものからなる例について
述べたが、電源層とアース層とが積層された多層の基板
からなるものであれば6層、8層のものであってもよく
この例に限定されない。
【0030】また第1実施形態および第2実施形態で
は、電源層およびアース層の両方が分離パターンからな
る場合について説明したが、電源層のみが分離パターン
であり、互いに隣り合う電子回路の形成領域のそれぞれ
に、電源層の分離パターンの端部とアース層とを接続す
る状態でバイパスコンデンサが設けられ、そのバイパス
コンデンサが電源層の分離パターンの端部に沿って略一
定の間隔で配置されていてもよい。この場合にも、電源
層の分離パターンの端部に沿って略一定の間隔で配置さ
れているバイパスコンデンサによって、第1実施形態、
第2実施形態と同様にノイズの放射を低減できる効果を
得ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るプリ
ント配線板では、電源層の分離パターンの端部に、電源
層の分離パターンとアース層あるいはアース層の分離パ
ターンとを接続する状態でかつ略一定の間隔でバイパス
コンデンサが配置されている構成としたことから、電子
回路の形成領域に電子回路部品が搭載され、この電子回
路搭載部品が動作することにより電源層の分離パターン
とアース層あるいはアース層の分離パターンとの間の電
圧が高い周波数で変動しても、電源層の分離パターンの
端部にて上記電圧の変動を抑制することができる。よっ
て、電源層の分離パターンの端部間あるいは電源層の分
離パターンの端部間とアース層の分離パターンの端部間
との隙間からのノイズの放射を低減できるので、この発
明によれば放射されたノイズに起因する誤動作等が防止
された信頼性の高い電子機器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るプリント配線板の第1実施形態
を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は
要部拡大図、(c)は要部側断面図である。
【図2】この発明に係るプリント配線板の第2実施形態
を示す平面図である。
【符号の説明】
1,20 プリント配線板 1a 第1回路領域 1b 第2回路領域 2 絶縁層 5 電源層 5a 第1電源分離パターン 5b 第2電源分離パターン 6 アース層 6a 第1アース分離パターン 6b 第2アース分離パターン 11a,11b,22a,22b バイパスコンデンサ 20a ロジック回路の形成領域 20b アナログ回路の形成領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源層とアース層とが絶縁層を介して積
    層された多層の基板からなり、該基板に複数の電子回路
    の形成領域を備えたプリント配線板において、 前記電源層あるいは前記電源層と前記アース層とは、互
    いに隣り合う電子回路の形成領域間で分離された状態で
    形成された分離パターンからなり、 互いに隣り合う電子回路の形成領域のそれぞれには、電
    源層の分離パターンの端部とアース層とを接続する状態
    であるいは電源層の分離パターンの端部とアース層の分
    離パターンの端部とを接続する状態でバイパスコンデン
    サが設けられ、 前記バイパスコンデンサは、電源層の分離パターンの端
    部に沿って略一定の間隔で配置されてなることを特徴と
    するプリント配線板。
  2. 【請求項2】 前記バイパスコンデンサが配置されてい
    る間隔は、前記電源層と前記アース層との間の電圧変動
    により放射されるノイズのうち、低減しようとする所定
    の周波数までのノイズの最大波長の1/4以下であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のプリント配線板。
JP9250177A 1997-09-16 1997-09-16 プリント配線板 Pending JPH1187880A (ja)

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Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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