JPH06242644A - 画像形成装置およびそのヒ−タ−電流制御方法 - Google Patents

画像形成装置およびそのヒ−タ−電流制御方法

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Publication number
JPH06242644A
JPH06242644A JP5025494A JP2549493A JPH06242644A JP H06242644 A JPH06242644 A JP H06242644A JP 5025494 A JP5025494 A JP 5025494A JP 2549493 A JP2549493 A JP 2549493A JP H06242644 A JPH06242644 A JP H06242644A
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JP
Japan
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heater
image forming
forming apparatus
control
load capacity
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Application number
JP5025494A
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English (en)
Inventor
Hidekatsu Kioka
秀勝 木岡
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06242644A publication Critical patent/JPH06242644A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 システム全体の電源負荷容量を管理でき、ま
たシステム各部の温度を基にシステムの状態を認識し
て、それによりシステム全体の電源負荷容量を管理で
き、さらに交流電圧の任意の位相角でヒ−タ−電流の通
電制御を行え、また任意の時定数によりヒ−タ−制御を
行えるようにする。また、ヒ−タ−位相制御の制御継続
時間を可変にし、通電開始位相角を任意に設定でき、ま
たヒ−タ−位相制御時間を可変にして、突入電流を減少
でき、さらにヒ−タ−の通電開始位相角を設定して、突
入電流を減少させることができるようにする。 【構成】 動作状態やオプションの装着状態を検知でき
るように、制御基板10上のROM14に記憶してお
き、システム各部の温度を測定し、それに基づいて電源
負荷容量を管理する。また、ヒ−タ−電流の通電制御条
件を設定する手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置とその形
成方法に関し、特に定着ヒ−タ−を具備する電子写真方
式において、大量給紙ユニットおよび両面ユニット等の
オプションを装着した場合の画像形成装置と方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、定着ヒ−タ−を具備した電子
写真式のプリンタやファクシミリ等の装置では、装置起
動後のヒ−タ−電流の数サイクルに対して位相角制御を
行い、その後は零ボルトスイッチ制御を行って、突入電
流の抑制を図っている(例えば、特開平1−30778
7号公報参照)。上記公報に記載された電子写真式プリ
ンタのヒ−タ電流制御回路では、定着サ−ミスタからの
信号により定着ヒ−タ−の温度を検出し、検出された温
度に応じて位相角制御回路または零ボルトスイッチ回路
に制御信号を送出して、突入電流を抑制するように制御
している。しかしながら、大量給紙ユニット、ソ−タ
−、あるいは両面ユニット等のオプションを装着した画
像形成装置においては、定着ヒ−タ−以外の電装品(す
なわち、モ−タ−、クラッチ、ソレノイド等)による負
荷が大きいため、定着ヒ−タ−温度にのみ基づいて定着
ヒ−タ−電流を通電制御すると、突入電流が大きくな
る。また、同一交流電源ラインに、複数の負荷の大きい
定着ヒ−タ−を具備した電子写真式画像形成装置が接続
されている場合に、同一タイミングで定着ヒ−タ−がO
Nしたとき等には、電源電圧の降下によって室内電灯の
ちらつき等の不具合が発生していた。さらに、ヒ−タ−
の温度が低い場合には、位相角制御を行っていても、単
位時間当りのヒ−タ−への供給電力は小さくなるため、
設定温度に到達するまでに時間がかかり過ぎる。すなわ
ち、設定値以下の場合には位相角制御を一定位相角で行
うので、ヒ−タ−温度が低い場合ほど、設定値に達する
時間が大きくなってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の定
着ヒ−タ−のヒ−タ−電流制御回路では、定着ヒ−タ−
以外の電装品による負荷が大きいときには、ヒ−タ−温
度のみにより電流制御を行うと、突入電流が大きくなる
という問題があった。また、同一交流電源ラインに複数
の定着ヒ−タ−を備えたプリンタ等が接続されていると
きにも、同一時刻にヒ−タ−電源をONすると、電圧降
下が発生するという問題があった。また、ヒ−タ−温度
が設定値以下のときには、一定の位相角制御を行ってい
るため、設定値に達するまでに時間がかかるという問題
もあった。本発明の第1の目的は、これらの従来の課題
を解決し、定着ヒ−タ−のみならず、システム全体の電
源負荷容量を管理することができ、それによりシステム
の突入電流を減少させることが可能な画像形成装置およ
びそのヒ−タ電流制御方法を提供することにある。本発
明の第2の目的は、システム全体の電源負荷容量に基づ
き、交流電圧の任意の位相角でヒ−タ−電流の通電制御
を行うことができ、任意の時定数でヒ−タ−のON,O
FF制御を行うことが可能な画像形成装置およびそのヒ
−タ電流制御方法を提供することにある。本発明の第3
の目的は、ヒ−タ−位相制御の制御継続時間を任意に可
変とし、またヒ−タ−の通電開始位相角を任意に設定す
ることが可能な画像形成装置およびそのヒ−タ−電流制
御方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置は、(イ)両面ユニットや大
量給紙ユニット等のオプションを装着して、システムを
構成する画像形成装置において、画像形成装置本体の制
御基板上に、オプションの装着状態および動作状態を記
憶しておくROMテ−ブルを設け、CPUはROMテ−
ブルを参照してその時のオプションの装着状態および動
作状態を検知し、それによりシステムの電源負荷容量を
管理することを特徴としている。また、(ロ)両面ユニ
ットや大量給紙ユニット等のオプションを装着して、シ
ステムを構成する画像形成装置において、画像形成装置
本体の制御基板上に、システム各部の温度(機内温度、
定着部温度等)を検出する手段を設け、CPUは検出さ
れた各部の温度によりシステムの状態(待機モ−ド、予
熱モ−ド、コ−ルドスタ−ト等)を検知して、システム
の電源負荷容量を管理することも特徴としている。さら
に、(ハ)両面ユニットや大量給紙ユニット等のオプシ
ョンを装着して、システムを構成するとともに、交流電
源を共有した他の装置を有する画像形成装置において、
画像形成装置のメモリ内の特定領域を呼び出し、交流電
源の環境条件およびシステムの負荷条件に応じて、定着
部ヒ−タ−電流の通電制御条件を予め任意の値に設定な
いし変更する手段を設け、CPUはメモリ内の特定領域
を参照することにより、定着部ヒ−タ−の通電制御を行
うことも特徴としている。また、本発明のヒ−タ−電流
制御方法は、(ニ)画像形成装置の定着部ヒ−タ−に流
す電流をスイッチング素子によりON・OFFするヒ−
タ−電流制御方法において、画像形成装置内のシステム
各部の温度を測定することにより、CPUは温度からシ
ステムの状態を検知し、検知した状態から電源負荷容量
を算定し、算定した容量に応じてスイッチング素子に対
し制御指令信号を送出して、交流電圧の任意の位相角で
定着部ヒ−タ−の通電制御を行うことを特徴としてい
る。また、(ホ)CPUは、スイッチング素子に対して
制御指令信号を送出して、システムの電源負荷容量に応
じて交流電圧の任意の位相角でヒ−タ−の通電制御を行
い、任意の時定数でヒ−タ−のソフトスタ−ト制御を行
うことも特徴としている。さらに、(ヘ)画像形成装置
の定着部ヒ−タ−に流す電流をスイッチング素子により
ON・OFFするヒ−タ−電流制御方法において、交流
電源の環境条件および画像形成装置のシステムの負荷条
件に応じて、操作者がメモリの特定領域に任意の値を入
力することにより、CPUは該特定領域に設定されたデ
−タ値に基づいて、スイッチング素子に対し制御指令信
号を送出して、定着部ヒ−タ−の位相制御の制御継続時
間を任意に可変にすることも特徴としている。さらに、
(ト)CPUは、特定領域に設定されたデ−タ値に基づ
いて、スイッチング素子に対し制御指令信号を送出する
ことにより、定着部ヒ−タ−の通電開始位相角を任意に
可変にすることも特徴としている。
【0005】
【作用】本発明においては、(a)本体の動作状態およ
びオプションの装着状態、動作状態をCPUにより検知
して、システム全体の電源負荷容量を管理する。これに
より、制御基板上のROMに内蔵された電源負荷容量の
デ−タを基に、システム電源負荷容量を算出できるの
で、常時、システム自身で電源負荷容量を認識し、管理
することができる。(b)サ−ミスタ等の温度検出回路
を用いてシステム各部の温度(例えば、機内温度、定着
部の温度等)からシステムの状態(例えば、待機モ−
ド、予熱モ−ド、コ−ルドスタ−ト等)を検知して、シ
ステムの電源負荷容量を管理する。これにより、システ
ム各部の温度を検出できるので、システムの各々の状態
における電源負荷容量をシステム自身で認識・管理する
ことができる。(c)定着部ヒ−タ−へのヒ−タ−電流
のON,OFF動作を行うスイッチング素子を具備する
ヒ−タ−電流制御回路において、システムの電源負荷容
量に応じて交流電圧の任意の位相角でヒ−タ−電流の通
電制御を行う。これにより、位相制御時間を任意に設定
することができる。(d)定着部ヒ−タ−へのヒ−タ−
電流のON,OFF動作を行うスイッチング素子を具備
するヒ−タ−電流制御回路において、システムの電源負
荷容量に応じて任意の時定数でヒ−タ−のソフトスタ−
ト制御を行う。これにより、ヒ−タ−ON時の突入電流
を小さくすることができ、ヒ−タ−立上り時間を速くす
ることもできる。また、一次側平滑コンデンサの耐圧、
容量を小さくすることができ、また突入電流により急激
な電源電圧低下による室内電灯のちらつき等の不具合を
防止することができる。(e)ヒ−タ−電流の通電制御
条件を任意に設定するための手段(例えば、ディップス
イッチ、RAMビットスイッチ等)を設けることによ
り、ヒ−タ−位相制御の制御継続時間を任意に可変と
し、ヒ−タ−の通電開始位相角を任意に設定する。これ
により、ヒ−タ−位相制御の制御継続時間やヒ−タ−の
通電開始位相角を装置の設定条件やオプション装着状況
により最適値に設定することができる。(f)交流電源
の環境条件およびシステム負荷条件により設定された通
電制御条件に応じて、ヒ−タ−位相制御時間を可変にす
ることにより、突入電流を減少させる。これにより、ヒ
−タ−ON時の突入電流を小さくすることができ、ヒ−
タ−立上り時間を速くすることができる。(g)交流電
源の環境条件およびシステム負荷条件により設定された
通電制御条件に応じて、ヒ−タ−の通電開始位相角を設
定することにより、突入電流を減少させる。これによ
り、一次側平滑コンデンサの耐圧、容量を小さくするこ
とができ、また突入電流により発生する急激な電源電圧
低下による室内電灯のちらつき等の不具合を防止、ない
し減少させることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示す画像形
成装置のシステムブロック図である。図1において、1
は例えばプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、2
はADF(自動給紙装置)、3はソ−タ−(分類装
置)、4は両面ユニット、5はオプション給紙ユニッ
ト、6は給紙カセット、7はPSU(電源供給装置)で
ある。本実施例においては、図1に示すように、本体1
の上部にADF2、本体1の下部に、両面ユニット4、
給紙カセット6、および大量に給紙が行えるオプション
給紙ユニット5が装着されており、また本体1の前部の
出力トレイ側には、ソ−タ3が装着されている。図2
は、図1における要部ブロック構成図であり、図3は、
本発明における制御基板上のROMテ−ブルの内容を示
す図である。図2において、7はPSU、10は制御基
板、11は定着ユニットである。PSU7には、トラン
ス21、ゼロクロス検出回路23、トライアック22が
内蔵され、制御基板10には、入出力装置12,17、
CPU13、ROM14、RAM15、A/D変換器1
6、増幅器18,19、機内温度サ−ミスタ20が内蔵
され、また定着ユニット11には、温度ヒュ−ズ24、
定着ヒ−タ−25、および定着サ−ミスタ26が内蔵さ
れている。
【0007】第1の実施例では、制御基板上のROM1
4に、本体1およびオプションの各動作状態における電
源負荷容量の情報をテ−ブルにして内蔵しておく。RO
Mテ−ブルは、図3に示すように、本体1、ADF2、
ソ−タ−3、両面ユニット4、および給紙ユニット5に
おける各動作時の消費電力と、待機時の消費電力が格納
されている。条件1として、通常の片面給紙カセットの
場合、片面・カセットからソ−タ−3に給送する場合、
動作時の本体1、ADF2、ソ−タ−3、および待機時
の両面ユニット4、給紙ユニット5の合計消費電力は2
89Wであること、また、条件2として、両面・給紙ユ
ニット5,4からソ−タ−3に給送する場合、全て動作
時の本体1、ADF2、ソ−タ−3、両面ユニット4お
よび給紙ユニット5の合計消費電力は370Wであるこ
と、が記憶されている。このテ−ブルに基づいて、オプ
ションの装着状態および動作状態に応じて、CPU13
によりシステムの電源負荷容量を算出して、消費電力等
を管理する。本発明の第1の実施例においては、図2に
示すように、制御基板10内に機内温度測定用サ−ミス
タ20を設けておき、システムの各部の温度(例えば、
定着部温度、機内温度等)からシステムの状態(例え
ば、動作モ−ド、予熱モ−ド、待機モ−ド、コ−ルドス
タ−ト等)を検知して、システムの電源負荷容量を管理
し、かつシステムの突入電流量を管理する。例えば、定
着ヒ−タ−の抵抗値は温度が低い時には大となり、温度
が高いときには小となるので、低温時にヒ−タ−ON制
御を行うときには突入電流が大となる。
【0008】図4および図5は、それぞれCPUのソフ
トウェア制御による位相角制御の動作タイムチャ−トで
ある。本実施例においては、図2に示すように、定着ヒ
−タ−25へのAC電源供給ライン上にスイッチング素
子(トライアック等)22を設け、制御基板10上のC
PU13からの指令信号・ヒ−タ−イネ−ブル(HEA
TEN)により定着ヒ−タ−ON・OFF制御が可能な
ようにしている。すなわち、図4においては、定着ヒ−
タ−がOFFからONになると、交流の電源電圧波形に
対してゼロクロス検出回路23によりゼロクロス点が検
出され、ゼロクロス信号が発生し、CPU13からのヒ
−タ−イネ−ブル(HEATEN)がスイッチング素子
22に送出されることにより、スイッチング素子22の
位相角制御が行われ、HEATEN信号がON(負信
号)になっている期間だけヒ−タ−への電圧波形をON
にして、電流を流す。位相調整期間が終了した後は、ゼ
ロクロス制御により全電流をヒ−タ−に流す。図4の場
合には、システムに装着されるオプションが少なく、か
つ待機状態が多く、システム負荷が小さい場合であっ
て、位相制御の期間t1が短くなっている。これに対し
て、図5の場合には、システムに装着されるオプション
が多く、かつ動作状態が多く、システム負荷が大きい場
合であって、位相制御の期間t2が長くなっている。
【0009】このように、本実施例においては、テ−ブ
ルに登録された値で算出されたシステムの電源負荷容量
に基づき、突入電流が小さくなるような制御を行い、か
つ必要最小限の時間で定着ユニットが立ち上るような制
御を行う。例えば、図4のような制御を行う場合には、
前述のように、システムに装着されているオプションが
少ない時や、受信および待機時のようにシステム負荷が
小さい場合である。また、予熱モ−ドから定着ユニット
を立ち上げる場合で、定着ヒ−タ−ON時の突入電流が
比較的小さい場合にも、図4に示すような制御を行う。
一方、図5のような制御を行う場合には、装着オプショ
ンが多い場合や動作時のようにシステム負荷が大きい場
合である。また、コ−ルドスタ−ト(電源OFFから定
着ユニットを立ち上げる場合)で定着ヒ−タ−ON時の
突入電流が比較的に大きい場合も、図5に示すような制
御を行う。図4および図5に示す位相角は一例を示すも
ので、本実施例では、位相制御時間をt1、t2のように
任意に変更が可能である。これにより、システムの電源
負荷容量に応じて任意の時定数でヒ−タ−の制御を行う
ことができ、システムの突入電流を減少させることがで
きる。
【0010】図6は、本発明の第2の実施例を示す画像
形成装置のシステムブロック図である。図6において
は、交流電源33のラインに対して、室内電灯32、画
像形成装置1、および他のプリンタ30やホストコンピ
ュ−タ31等の複数の装置が接続されている場合が示さ
れている。画像形成装置の構成は図1の場合とほぼ同じ
であり、制御基板10内の回路動作が少し異なるのみで
ある。図7は、図6における要部回路のブロック構成図
である。PSU7にはトライアック22、ゼロクロス検
出回路23、およびトランス21等が内蔵されており、
また定着ユニット11には定着ヒ−タ−25、定着サ−
ミスタ26、および温度ヒュ−ズ24が内蔵されてお
り、制御基板10には入出力回路12,17、CPU1
3、ROM14、RAM15、増幅器18、A/D変換
器16、ディップスイッチ33等が内蔵されている。図
7の制御基板10には、図2に示すような機内温度測定
用サ−ミスタは設けられていない。この場合には、制御
基板10上に設けられたディップスイッチ33の設定
値、または操作部32を用いてRAMアドレスを呼び出
し、そのアドレスデ−タ設定値を変更することにより、
ヒ−タ−位相制御の制御継続時間やヒ−タ−の通電開始
位相角等のヒ−タ−電流の通電制御条件を任意に設定す
ることができる。
【0011】図8〜図13は、それぞれCPUからのソ
フトウェア制御によるヒ−タ−電流制御のタイムチャ−
トである。このうち、図8と図9は、CPUからのHE
ATENの位相角を可変にして制御する場合であり、図
8は負荷が小さく、図9は負荷が大きい場合である。ま
た、図10と図11は、CPUからのHEATENの位
相角は同一であるが、ヒ−タ−通電開始位相角を可変に
して制御する場合であり、図10は開始位相角を早く、
図11は開始位相角を遅くした場合である。さらに、図
12と図13は、CPUからのHEATENの位相角は
同一で、位相制御時間のみを可変にする場合であり、図
12は位相制御時間を短く、図13は位相制御時間を長
くした場合である。本実施例においては、図6に示すよ
うに、同一交流電源ラインに複数の負荷の大きい装置が
接続されており、同時電源ONにした場合に電圧降下が
発生し、交流電源の自動電圧調整機能が追従できず、室
内電灯32のちらつき等の不具合が発生する場合に好適
である。このような交流電源の環境条件が悪い場合に
は、図9に示すように、ゼロクロス制御に移行するまで
の位相制御時間t2を不具合が発生しないように長くす
るように設定値を決定する。RAM15の特定アドレス
にはデ−タ値が設定されており、CPUはこの値を参照
して、HEATENを送出する。このRAMアドレスの
デ−タ値を設定または変更するためには、前述のよう
に、ディップスイッチ33を設定するか、あるいは操作
部32からRAMアドレスを呼び出してキ−ボ−ド等よ
り入力して設定・変更する。
【0012】上述のように、交流電源の環境条件が悪い
場合の他に、装置にオプションが多く装着されている場
合にも、図9に示すように、RAMアドレスデ−タ値を
設定して、ゼロクロス制御に移行するまでの位相制御時
間t2を長くする。逆に、交流電源の環境条件がよく、
かつ装置にオプションの装着が少ない場合には、図8に
示すように、ゼロクロス制御に移行するまでの位相制御
時間t1が短くなるように、RAMアドレスデ−タ値を
設定する。なお、図8では、HEATENの位相制御角
を45゜,90゜および135゜とし、図9では位相制
御角を30゜、60゜、90゜、120゜および150
゜としている。次に、図10および図11について説明
する。前述と同じように、交流電源の環境条件が悪い場
合や、装置の負荷が大きい場合に、ある装置では図10
に示すように、ヒ−タ−通電開始位相角を遅くし、同一
交流電源ラインに接続されている図6のプリンタ30の
ような他の装置では、図11に示すように、異なるヒ−
タ−通電開始位相角で制御することにより、交流電源ラ
インへの負荷を分散させる。これにより、室内電灯のち
らつき等の不具合を防止ないし軽減することができる。
なお、図10では、HEATENの通電開始位相角を1
35゜とし、図11では、HEATENの通電開始位相
角を0゜としており、通電位相角はいずれも45゜とな
っている。
【0013】次に、図12および図13について説明す
る。図12および図13では、位相角は同一で、位相制
御時間のみを可変にする場合であって、この場合にも、
図8および図9と同じように、交流電源の環境条件がよ
く、かつ装置にオプションの装着が少ない場合には、図
12に示すように、ゼロクロス制御に移行するまでの位
相制御時間t3が短くなるように、RAMアドレスデ−
タ値を設定する。逆に、交流電源の環境条件が悪く、か
つ装置にオプションの装着が多く場合には、図13に示
すように、ゼロクロス制御に移行するまでの位相制御時
間t4が長くなるように、RAMアドレスデ−タ値を設
定する。なお、図12および図13では、HEATEN
の位相制御角を45゜と一定にしており、通電開始位相
角も135゜と一定にしている。従って、位相制御時間
のみを可変にすることにより、ヒ−タ−電流を制御して
いる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の実施例では、ROMのデ−タを基にシステム全体
の電源負荷容量を算出できるので、常時システム自身で
電源負荷容量を認識し、管理することができる。また、
機内温度測定用サ−ミスタを設けて、システム各部の温
度を検出できるので、システムの各状態における電源負
荷容量を認識し、管理することができる。また、システ
ムの電源負荷容量に応じて交流電圧の任意の位相角でヒ
−タ−電流の通電制御を行うので、位相制御時間を任意
に設定することができる。さらに、システムの電源負荷
容量に応じて任意の時定数でヒ−タ−の位相を制御する
ので、ヒ−タ−ON時の突入電流を小さくでき、ヒ−タ
−の立上り時間を速くすることができる。また、一次側
平滑コンデンサの耐圧、容量を小さくすることができ、
しかも突入電流により急激な電源電圧低下による室内電
灯のちらつき等の不具合を防止することができる。次
に、第2の実施例では、ヒ−タ−電流の通電制御条件を
任意に設定するので、ヒ−タ−位相制御の制御継続時間
やヒ−タ−の通電開始位相角を装置の設定条件やオプシ
ョン装着状況により最適値に設定することができる。ま
た、定着ヒ−タ−の位相制御時間を可変制御できるの
で、ヒ−タ−ON時の突入電流を小さくすることがで
き、ヒ−タ−立上り時間を速くすることができる。さら
に、定着ヒ−タ−通電開始位相角を可変にできるので、
定着ヒ−タ−ON時の突入電流を小さくすることがで
き、一次側平滑コンデンサの耐圧、容量を小さくするこ
とができ、また突入電流により発生する急激な電源電圧
低下による室内電灯のちらつき等の不具合を防止ないし
軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す画像形成装置の概
略ブロック図である。
【図2】図1における要部のブロック構成図である。
【図3】図2におけるROMテ−ブルおよび容量算出例
を示す図である。
【図4】図2におけるヒ−タ−への電圧波形(1)を示
すタイムチャ−トである。
【図5】図2におけるヒ−タ−への電圧波形(2)を示
すタイムチャ−トである。
【図6】本発明の第2の実施例を示す画像形成装置の概
略ブロック図である。
【図7】図6における要部のブロック構成図である。
【図8】図7におけるヒ−タ−への電圧波形(1)を示
すタイムチャ−トである。
【図9】図7におけるヒ−タ−への電圧波形(2)を示
すタイムチャ−トである。
【図10】図7におけるヒ−タ−への電圧波形(3)を
示すタイムチャ−トである。
【図11】図7におけるヒ−タ−への電圧波形(4)を
示すタイムチャ−トである。
【図12】図7におけるヒ−タ−への電圧波形(5)を
示すタイムチャ−トである。
【図13】図7におけるヒ−タ−への電圧波形(6)を
示すタイムチャ−トである。
【符号の説明】
1 本体 2 ADF 3 ソ−タ− 4 両面ユニット 5 オプション給紙ユニット 6 給紙カセット 7 PSU 10 制御基板 11 定着ユニット 12,17 I/O 13 CPU 14 ROM 15 RAM 16 A/D 18,19 AMP 21 トランス 22 トライアック 23 ゼロクロス検出回路 24 温度ヒュ−ズ 25 定着ヒ−タ− 26 定着サ−ミスタ− 30 他のプリンタ 31 ホストコンピュ−タ 32 室内電灯 33 交流電源 34 操作部 35 ディップスイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面ユニットや大量給紙ユニット等のオ
    プションを装着して、システムを構成する画像形成装置
    において、該画像形成装置本体の制御基板上に、上記オ
    プションの装着状態および動作状態を記憶しておくRO
    Mテ−ブルを設け、CPUは上記ROMテ−ブルを参照
    してその時のオプションの装着状態および動作状態を検
    知し、それにより該システムの電源負荷容量を管理する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 両面ユニットや大量給紙ユニット等のオ
    プションを装着して、システムを構成する画像形成装置
    において、該画像形成装置本体の制御基板上に、システ
    ム各部の温度を検出する手段を設け、CPUは検出され
    た各部の温度により該システムの状態を検知して、該シ
    ステムの電源負荷容量を管理することを特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置の定着部ヒ−タ−に流す電
    流をスイッチング素子によりON・OFFするヒ−タ−
    電流制御方法において、上記画像形成装置内のシステム
    各部の温度を測定することにより、CPUは該温度から
    システムの状態を検知し、検知した状態から電源負荷容
    量を算定し、算定した容量に応じて上記スイッチング素
    子に対し制御指令信号を送出して、交流電圧の任意の位
    相角で上記定着部ヒ−タ−の通電制御を行うことを特徴
    とするヒ−タ−電流制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のヒ−タ−電流制御方法
    において、前記CPUは、スイッチング素子に対して制
    御指令信号を送出して、システムの電源負荷容量に応じ
    て交流電圧の任意の位相角でヒ−タ−の通電制御を行
    い、任意の時定数でヒ−タ−のソフトスタ−ト制御を行
    うことを特徴とするヒ−タ−電流制御方法。
  5. 【請求項5】 両面ユニットや大量給紙ユニット等のオ
    プションを装着して、システムを構成するとともに、交
    流電源を共有した他の装置を有する画像形成装置におい
    て、該画像形成装置のメモリ内の特定領域を呼び出し、
    交流電源の環境条件およびシステムの負荷条件に応じ
    て、定着部ヒ−タ−電流の通電制御条件を予め任意の値
    に設定ないし変更する手段を設け、CPUは上記メモリ
    内の特定領域を参照することにより、該定着部ヒ−タ−
    の通電制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置の定着部ヒ−タ−に流す電
    流をスイッチング素子によりON・OFFするヒ−タ−
    電流制御方法において、交流電源の環境条件および画像
    形成装置のシステムの負荷条件に応じて、操作者がメモ
    リの特定領域に任意の値を入力することにより、CPU
    は該特定領域に設定されたデ−タ値に基づいて、上記ス
    イッチング素子に対し制御指令信号を送出して、該定着
    部ヒ−タ−の位相制御の制御継続時間を任意に可変にす
    ることを特徴とするヒ−タ−電流制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のヒ−タ−電流制御方法
    において、前記CPUは、特定領域に設定されたデ−タ
    値に基づいて、上記スイッチング素子に対し制御指令信
    号を送出することにより、定着部ヒ−タ−の通電開始位
    相角を任意に可変にすることを特徴とするヒ−タ−電流
    制御方法。
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