JP2008276181A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】定着回転体のウォームアップ時間を徒に長びかせたり、徒に電源ノイズを発生させたりすることなく、適切に交流電源コンセントの電圧降下を抑制して、同じ電源コンセントに接続されている他の機器の誤動作や蛍光灯のチラツキ等の発生を抑制する。
【解決手段】交流電源1から電力供給を受け、トナー像を形成して記録媒体Pに転写し、媒体Pをヒータ3で加熱される定着ローラf1と加圧ローラf2の間に通過させることで媒体Pに定着させる画像形成装置であり、ヒータ点灯制御手段、電圧検出手段、電圧降下判別手段を有している。ヒータ点灯制御手段は、電圧降下判別手段が交流電源1に電圧降下ありと判別すると、定着ヒータ点灯制御を位相制御で行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ機、これらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置、特に、交流電源から交流電力の供給を受け、トナー像を形成して記録媒体に転写し、該記録媒体を定着ヒータにて加熱される定着回転体と該定着回転体に対向する加圧回転体との間に通過させることで該トナー像を該記録媒体に加熱加圧下に定着させる画像形成装置に関する。
近年、電子化が進むにつれて各種オフィスでOA機器が増加し、それに伴い一つの電源コンセントにOA機器や部屋の照明器具など複数の機器を接続する状態が増加しつつある。
また、複写機、プリンタ、ファクシミリ機、これらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置であって、交流電源(例えば交流電源コンセント)から交流電力の供給を受け、トナー像を形成して記録媒体に転写し、該記録媒体を定着ヒータにて加熱される定着回転体と該定着回転体に対向する加圧回転体との間に通過させることで該トナー像を該記録媒体に加熱加圧下に定着させる画像形成装置においては、定着回転体のウォームアップ時間短縮化が進み、そのため定着ヒーターの消費電力が増加している。
一つの交流電源(例えば一つの交流電源コンセント)にOA機器や部屋の照明器具など複数の機器を接続する状態の増加と、定着ヒータの消費電力の増加によって、定着ヒーター点灯時に交流電源の電圧降下が生じ、同一交流電源に接続されている他の機器の誤動作が生じたり、照明器具(例えば蛍光灯)が接続されている場合には該照明器具の点灯不良(例えば蛍光灯のチラツキ現象)が増加してきている。
その解決策の一つとして、画像形成装置の定着ヒータ点灯のための電力投入を位相制御により行い、それにより定着ヒータ点灯時の急激な電圧降下を低減し、他の機器の誤動作や照明器具の点灯不良(例えば蛍光灯のチラツキ)を抑制することが試みられている。
また、例えば特開平11−202680号公報には、降圧チョッパ回路で定着ヒータ電流を制限して交流電源の電圧降下を低減することが記載されている。
特開平11−202680号公報
しかしながら、定着ヒータ点灯のための電力投入を前記の位相制御で行うと、定着回転体を記録媒体へのトナー像定着に要求される定着温度へ昇温させるにあたり、位相制御時間が長くなり、定着回転体を速やかに定着温度へ昇温させ得る電力を定着ヒータへ投入しても他の機器への問題視すべき悪影響がない場合でも、徒に定着回転体のウォームアップ時間が長くなったり、電源ノイズが増加するなどの副作用が生じることがある。
また、特開平11−202680号公報記載の交流電源の電圧降下抑制手法では、ヒータ電流が常に制限されるため、この場合も徒に定着回転体のウォームアップ時間が長くなる場合がある。
そこで本発明は、交流電源から交流電力の供給を受け、トナー像を形成して記録媒体に転写し、該記録媒体を定着ヒータにて加熱される定着回転体と該定着回転体に対向する加圧回転体との間に通過させることで該トナー像を該記録媒体に加熱加圧下に定着させる画像形成装置であって、定着回転体のウォームアップ時間を徒に長びかせたり、徒に電源ノイズを発生させたりすることなく、適切に交流電源の電圧降下を抑制して、同じ交流電源に接続されている他の機器の誤動作や照明器具の点灯不良(例えば蛍光灯のチラツキ)発生を抑制することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明者は研究を重ね次のことを知見するに到った。
すなわち、大電力を消費する定着ヒータの点灯時に交流電源に無視できない電圧降下が発生することが多い。そこで、交流電源コンセントのような交流電源の電圧を監視し、交流電源に定着ヒータ点灯開始に起因して無視できない電圧降下が生じたか否か、換言すれば、定着ヒータ点灯開始のタイミングに同期して無視できない電圧降下が生じた否かを判断し、無視できない電圧降下が生じたときには、定着ヒータの点灯制御を位相制御で行い、且つ、該位相制御は予め定めた時間(所定時間)の間に定着ヒータ点灯位相角を次第に増加させる位相制御とする。そうすることで、それだけ定着ヒータへの急激な電力供給を抑えて、交流電源における電圧降下を低減することができる。
また、交流電源に定着ヒータ点灯に起因して無視できない電圧降下が生じたとき、換言すれば、定着ヒータ点灯開始のタイミングに同期して無視できない電圧降下が生じたときには定着ヒータ点灯制御を前記位相制御により行うが、逆に、無視できない電圧降下が発生しないときには、位相制御点灯により徒に定着ヒータ点灯に要する時間を長びかせたり、徒に低電力供給による電源ノイズを発生させたりすることがないように定着ヒータ点灯制御を行えるようになる。
かかる知見に基づき本発明は次の画像形成装置を提供する。
交流電源から交流電力の供給を受け、トナー像を形成して記録媒体に転写し、該記録媒体を定着ヒータにて加熱される定着回転体と該定着回転体に対向する加圧回転体との間に通過させることで該トナー像を該記録媒体に加熱加圧下に定着させる画像形成装置であり、
前記定着ヒータの点灯制御手段と、
前記交流電源の電圧を検出して検出結果を出力する電圧検出手段と、
該電圧検出手段の出力値と予め定めた参照値とを比較して該出力値が該参照値より高いか、該参照値と同じであると電圧降下無しと判別し、該出力値が該参照値より低いと電圧降下ありと判別する電圧降下判別手段とを有しており、
前記定着ヒータの点灯制御手段は、定着ヒータ点灯制御を位相制御で行う位相制御手段を含んでおり、該位相制御手段は所定時間の間に定着ヒータ点灯位相角を次第に増加させる位相制御手段であり、
前記定着ヒータ点灯制御手段は、前記定着ヒータの点灯開始に起因して前記電圧降下判別手段が電圧降下ありと判別すると、定着ヒータ点灯制御を前記位相制御手段による位相制御で行う画像形成装置。
本発明に係る画像形成装置によると、交流電源の電圧が電圧検出手段により監視され、該電圧検出手段からの出力値に基づいて電圧降下判別手段において電圧降下の有無が判別される。
定着ヒータの点灯開始に起因して電圧降下判別手段が「電圧降下あり」と判別すると、定着ヒータの点灯制御は位相制御(所定時間の間に定着ヒータ点灯位相角を次第に増加させる位相制御)で行われる。
ここで、電圧降下判別手段が「電圧降下あり」と判別した場合に採用される該位相制御における所定時間及び次第に増加する定着ヒータ点灯角は、定着ヒータ点灯に起因する交流電源の急激な電圧上昇を抑制できるものである。
また、電圧降下判別手段が「電圧降下なし」と判別する場合には、定着ヒータの点灯に要する時間や定着回転体のウォームアップ時間を徒に長びかせたり、徒に電源ノイズを発生させたりすることなく定着ヒータを点灯制御するたとが可能になる。
従って全体として、定着ヒータ点灯に要する時間や定着回転体のウォームアップ時間を徒に長びかせたり、徒に電源ノイズを発生させたりすることなく、簡単、適切に交流電源の電圧降下を抑制して、同じ交流電源に接続されている他の機器の誤動作や照明器具の点灯不良(例えば蛍光灯のチラツキ)の発生を抑制することができる。
本発明に係る画像形成装置において、前記定着ヒータ点灯制御手段は、前記定着ヒータの点灯開始にあたり、該定着ヒータを先ず所定点灯制御で点灯開始させ、該定着ヒータの点灯開始に起因して前記電圧降下判別手段が電圧降下ありと判別すると、定着ヒータ点灯制御を前記位相制御手段による位相制御に切り替えて該定着ヒータを点灯させ、該定着ヒータの前記所定点灯制御による点灯開始にも拘らず前記電圧降下判別手段が電圧降下無しと判別すると、該所定点灯制御で定着ヒータ点灯処理を行うものでもよい。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記定着ヒータ点灯制御手段は、前記電圧降下判別手段が電圧降下ありと判別すると、定着ヒータ点灯制御を前記位相制御手段による位相制御で行い、該位相制御においては、該電圧降下判別手段による電圧降下ありの判別のもとになった前記電圧検出手段からの出力値の出力タイミングと前記定着ヒータ点灯開始のタイミングが同期しているか否かで、前記位相制御における所定時間及び定着ヒータ点灯位相角を異ならせるものであってもよい。
この位相制御による定着ヒータ点灯制御は、電圧降下の原因が大電力を消費する定着ヒータの点灯にあるか否かで、換言すれば、電圧降下検出のタイミングと定着ヒータ点灯開始のタイミングとが同期しているか否かで、位相制御における前記所定時間及び定着ヒータ点灯位相角を異ならせ、それにより位相制御を補正し、適正化することができる制御である。
例えば、電圧降下が認められるが、電圧降下の原因が定着ヒータの点灯開始にはない場合、換言すれば、電圧降下検出のタイミングと定着ヒータ点灯開始のタイミングとが同期していない場合には位相制御における前記所定時間を短くして、その短い時間の間に定着ヒータへの投入電力を速やかに所定投入電力まで上げることができ、それにより定着回転体のウォームアップ時間が徒に長びくことが無くなるとともに低電力供給による電源ノイズの発生が抑制される。
かくして、定着回転体のウォームアップ時間を徒に長びかせたり、徒に電源ノイズを発生させたりすることなく、適切に交流電源の電圧降下を抑制して、同じ交流電源に接続されている他の機器の誤動作や照明器具の点灯不良(例えば蛍光灯のチラツキ)発生を抑制することができる。
一方、電圧降下の原因が定着ヒータの点灯開始にある場合、換言すれば、電圧降下検出のタイミングと定着ヒータ点灯開始のタイミングとが同期している場合は、位相制御における前記所定時間をより長くして、定着ヒータへの投入電力を緩やかに所定投入電力まで上げることで、電圧降下をそれだけ適切に抑制することができる。
ここで、電圧検出手段からの出力値の出力タイミングと定着ヒータ点灯開始のタイミングが同期しているときに採用される位相制御における所定時間及び定着ヒータ点灯角は、定着ヒータ点灯開始に起因する交流電源の電圧降下を抑制可能のものである。
また、電圧検出手段からの出力値の出力タイミングと定着ヒータ点灯開始のタイミングが同期していないときに採用される位相制御における所定時間及び定着ヒータ点灯角としては、同期しているときより速やかに定着ヒータへ所定電力(該ヒータに要求される予め定められた電力)を供給できるように供給電力を増加させることができるものとすることができる。これにより、徒に定着回転体のウォーミングアップ時間が長びいたり、徒に電源ノイズが発生したりすることが抑制される。
本発明に係る画像形成装置においては、前記定着ヒータ点灯制御手段は、定着ヒータ点灯制御をゼロクロス制御で行うゼロクロス制御手段を含むことができる。
定着ヒータ点灯制御手段は、このようにゼロクロス制御手段を含む場合、前記定着ヒータの点灯開始にあたって該定着ヒータを先ず点灯させる点灯制御は該ゼロクロス制御手段による点灯制御とすることができる。一方、前記電圧降下判別手段が電圧降下無しと判別すると、定着ヒータ点灯制御を該ゼロクロス制御手段によるゼロクロス制御で行うことができる。
前記定着ヒータ点灯制御が前記位相制御手段による位相制御で行われるとき、前記電圧降下判別手段は、該位相制御による定着ヒータの点灯開始後に電圧降下の有無を判別し直してもよい。そして、該電圧降下判別手段が電圧降下無しと判別すると、該位相制御手段は該位相制御を続行して定着ヒータを点灯させ、該電圧降下判別手段が電圧降下ありと判別すると、該位相制御手段は、位相制御のための前記所定時間を現状位相制御の所定時間より長くするとともに前記の次第に増加させる定着ヒータ点灯位相角を該延長された時間に応じたものに変更し、該変更された位相制御で定着ヒータを点灯させてもよい。
このような位相制御により、交流電源の電圧降下をより確実に抑制できる。
また、電圧降下判別手段による判別が電圧降下無しとなった直前の所定時間及び定着ヒータ点灯位相角による位相制御を行えるので、徒に定着回転体のウォームアップ時間を長びかせたり、徒に電源ノイズを発生させたりすることを抑制できる。
前記位相制御手段は、前記交流電源の電圧降下の大きさに応じた位相制御のための複数の前記所定時間及び定着ヒータ点灯位相角を示すスルーアップカーブを保持していてもよい。
この場合、電圧降下判別手段は、電圧降下の有無を判別するとともに、交流電源の電圧降下の大きさを示す値として前記電圧検出手段からの出力値と前記参照値との差値を求め、前記定着ヒータ点灯制御が前記位相制御手段による位相制御で行われるとき、該位相制御手段は、位相制御にあたり前記複数のスルーアップカーブから該電圧降下判別手段が示す該差値に応じたスルーアップカーブを選択し、該選択したスルーアップカーブに基づいて位相制御を行うことができる。
この位相制御によると、電圧降下の大きさに応じたスルーアップカーブが一度に選択され、そのカーブに基づいて位相制御されることで、それだけ確実に電圧降下を抑制できるとともに、徒に定着回転体のウォームアップ時間を長びかせたり、電源ノイズを発生させることを抑制できる。
このように複数のスルーアップカーブが設定される場合、さらに記憶手段を設け、該記憶手段には、前記電圧降下判別手段において求められた前記電圧降下量を示す前記差値を記憶させ、前記定着ヒータ点灯制御が前記位相制御手段による位相制御で行われるとき、該位相制御手段は、次回の定着ヒータ点灯制御における位相制御にあたっては、前記複数のスルーアップカーブから該記憶手段に記憶された該差値に応じたスルーアップカーブを選択し、該選択したスルーアップカーブに基づいて位相制御を行ってもよい。
前記電圧検出手段として、例えば、前記交流電源から供給される電力電圧を変圧するトランスに設けた補助巻線からの出力電圧に基づいて電圧を検出する手段を挙げることができる。しかし、これに限定されない。
本発明に係る画像形成装置は、前記電圧降下判別手段が電圧降下ありと判別すると、該電圧降下ありの判別に応答して警告器に予め定めた警告を行わせるための警告手段を含んでいてもよい。
該警告器は、液晶表示器(例えば画像形成装置の操作パネルにおける液晶表示部を利用したもの)等の目視可能の警告器であってもよく、スピーカ等の音声による警告を発するものであっても、これらの組み合わせ等であってもよい。警告手段は警告器の種類に応じて該警告器に警告を行わせるものとすればよい。
前記電圧降下検出手段からの出力値に乱れがあり、前記電圧降下判別手段による電圧降下の有無判別が困難となる場合があり得る。その場合には、前記定着ヒータ点灯制御手段は前記定着ヒータを不規則周期で(不規則な周期で点灯タイミングをとって)繰り返し点灯させ、前記電圧降下判別手段は、該定着ヒータの繰り返し点灯開始時の前記電圧検出手段からの出力値に基づいて電圧降下の有無を判別してもよい。
この場合、前記位相制御手段は該電圧降下判別手段による判別が「電圧降下あり」のときは、該判別のもとになった前記電圧検出手段からの出力値の出力タイミングと前記定着ヒータ点灯開始のタイミングが同期しているものとして前記位相制御を行うことができる。
以上説明したように本発明によると、交流電源から交流電力供給を受け、トナー像を形成して記録媒体に転写し、該記録媒体を定着ヒータにて加熱される定着回転体と該定着回転体に対向する加圧回転体との間に通過させることで該トナー像を該記録媒体に加熱加圧下に定着させる画像形成装置であって、定着回転体のウォームアップ時間を徒に長びかせたり、徒に電源ノイズを発生させたりすることなく、適切に交流電源の電圧降下を抑制して、同じ交流電源に接続されている他の機器の誤動作や照明器具の点灯不良(例えば蛍光灯のチラツキ)発生を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置例の正面図である。
図1に示す画像形成装置は、画像読取装置Sを備えた複写機であるが、ファクシミリ機の機能及びコンピュータ等から供給される画像情報に応じてプリントするプリンタ機能も併せ持つ。
図1の画像形成装置は、画像形成部B及びその下の記録媒体収容カセットC1〜C4を有する部分CSを含んでいる。画像読取装置Sは画像形成部Bの上方に位置している。画像読取装置Sには原稿自動搬送装置ADF及び操作パネルPAが搭載されている。
搬送装置ADFは開閉可能で、画像読取装置Sのガラス板g1上に配置される原稿を覆うカバーを兼ねている。
操作パネルPAには、複写画像形成やファクシミリ送信等の指示を行うスタートキー、画像形成枚数等を設定するテンキー等のキー群Ke等のほか、液晶表示部18及びスピーカ19も搭載されている。液晶表示部18は、ユーザによるキー操作を反映表示したり、ユーザへの指示メニューを表示したり、画像形成部B等からの情報を表示する等に用いられる。
画像読取装置Sは原稿台ガラスg1上に静止配置される原稿の画像を光学的に読み取ることができるほか、原稿自動搬送装置ADFにてその原稿載置トレイa1から搬送され、原稿排出トレイa2へ排出され、その途中で画像読取装置Sの原稿流し撮り用ガラス板g2に沿って移動する原稿の画像を光学的に読み取ることもできる。
画像読取装置Sで読み取られた画像のデータは画像形成部Bへ送られ、そこでの画像形成に供されるか、或いはフアクシミリ送信に供される。図示省略のコンピュータ等から送信されてくる画像データは画像形成部Bへ送られ、そこでの画像形成に供される。
画像形成部Bは電子写真方式により記録媒体上にトナー画像を形成するものである。本例の画像形成部Bは、イエロー画像形成ユニットY、マゼンタ画像形成ユニットM、シアン画像形成ユニットC及びブラック画像形成ユニットKを中間転写ベルトbに沿って配列し、各画像形成ユニットにより形成されるトナー像を中間転写ベルトbに1次転写し、ベルトb上に重ねて1次転写された多重トナー像をいずれかのカセットから供給される記録媒体(記録紙等)Pに2次転写し、定着装置Fで定着させてカラー画像を得ることができるタンデム型カラー画像形成部である。
画像形成部Bはモノクロ画像を形成することもできるし、いずれか二つ又は三つの画像形成ユニットを用いて画像形成することもできる。
画像形成部Bは他のタイプのカラー画像形成部でもよいし、モノクロ画像形成部でもよい。
定着装置Fは、定着ヒータとしてハロゲンランプヒータ3を内蔵した定着ローラf1と、これに対向する加圧ローラf2とを有し、定着ローラf1はハロゲンランプヒータ3の点灯によりトナー像定着温度へ向け加熱される。定着ローラf1の温度は温度検出器(本例ではサーミスタ)2で検出される。定着ローラf1の温度制御については後述する。
画像形成部Bでトナー像が2次転写された記録媒体Pは定着ローラf1と加圧ローラf2の間に通されることでトナー像が加熱加圧下に定着され、その後排出ローラRで排出トレイT上に排出される。
図2は図1の画像形成装置の制御回路の一部、特にハロゲンランプヒータ3の点灯に関係する回路部分を主に示すブロック図である。
図2の制御回路は画像形成装置全体を制御する制御部4を含んでいる。
制御部4は、CPU(中央演算処理装置)(図示省略)、プログラム等を記憶させたROM及びCPUとデータのやりとりを行うRAMを含むメモリ20、外部機器等とCPUとを仲介する入出力インターフエース(図示省略)等を含んでいる。
制御部4はハロゲンランプヒータ3の点灯制御を行う部分を含んでおり、該ヒータ点灯制御部分は定着ローラf1の温度が設定した一定温度(トナー像を記録媒体へ定着させるための温度)へ向かうように制御する温調制御部、ヒータ点灯にあたり該ヒータ点灯をゼロクロス制御で行うゼロクロス制御部及びヒータ点灯にあたり該ヒータ点灯を位相制御で行う位相制御部を含んでいる。
図2の制御回路によると、交流電源(AC電源)(例えば交流電源コンセント)1から供給される交流電力をハロゲンランプヒータ3へ供給できるようになっている。ランプヒータ3が点灯すると定着ローラf1は昇温するが、定着ローラf1の温度が温度検知用のサーミスタ2で検出され、その検出温度情報が制御部4へ入力される。制御部4の温調制御部は、定着ローラf1の温度が設定した一定温度(トナー像を記録媒体へ定着させるための温度)となるように、該検出温度情報に基づいてホトトライアックカプラー17を介してヒータ点灯回路中のトライアック5をオンオフさせる。
この温調制御は次に説明するゼロクロス制御、位相制御のいずれにおいても実行される。
ゼロクロス制御部は、回路中のゼロクロス検出回路14からの出力に基づいてホトトライアックカプラー17を介してトライアック5をオンオフさせる。
ゼロクロス検出回路14は、交流電源1のゼロクロスポイント(交流電圧波形が0Vとなるポイント)領域で、ロー「L」レベル信号を出力し、それ以外の領域ではハイ「H」レベル信号を出力する。
ゼロクロス制御では、図3に示すように、ハロゲンランプヒータ3のオンオフタイミングは、ゼロクロス検出回路14から出力される交流電源1のゼロクロスポイント領域の「L」レベル信号を基準にして位相角制御する。
図2の回路について説明する。
交流電源1からの電圧は、電流ヒューズ21と突入電流防止素子22を介して1次整流回路6と起動回路7に入力される。1次整流回路6は入力された電圧を全波整流する。
1次整流回路6の出力端には平滑用の1 次平滑コンデンサ8が接続されている。
1次整流回路6からの整流出力は1次平滑コンデンサ8を介してトランスTの主巻線9に供給される。
起動回路7は、交流電源1から電力供給されると、制御IC10を起動させ、制御IC10はFET(電界効果トランジスタ)11をオンオフ制御する。これによりトランスTの主巻線9に電流が流れることで、トランスTの2次巻線91から電圧出力が生じるとともに、主巻線9と同相に巻かれたトランスTの補助巻線12から電圧出力が生じる。
2次巻線91からの出力はダイオード101と2次平滑コンデンサ102で整流され、平滑化され、これにより直流電圧24Vが出力され、直流電圧24Vの供給を必要とする画像形成装置の各部へ供給される。
補助巻線12からの電圧出力はダイオード23、コンデンサ24で整流され、平滑化され、この平滑化された電圧が制御IC10及び電圧検出回路(電圧降下検出回路)13へ供給される。
トランスTの主巻線9には交流電源1から高い電圧が供給されるため、制御IC10、電圧検出回路13にはその動作電圧に合わせた低い電圧を補助巻線12から供給するようにしてある。
電圧検出回路13はトランスTの補助巻線12から供給される電圧レベルを制御部4に出力する。制御部4は、ヒータ3が消灯している時の交流電源1の電圧レベルを電圧検出回路13により予め検出し、メモリ20に記憶させる。このようにしてメモリ20に記憶された電圧レベルより予め定めた低さαだけ低い電圧レベルが交流電源1の電圧降下を判別するための参照値とされる。
電圧検出回路13はその後も交流電源1の電圧レベルを検出し、制御部4にその検出結果を出力する。制御部4は、電圧検出回路13からの出力レベルと前記参照値とを比較し、電圧検出回路13からの出力レベルが参照値より低いときは電源1に「電圧降下あり」と判別し、出力レベルが参照値と同じか、それより高いときは電源1に「電圧降下無し」と判別する。
電圧検出回路13からの出力レベルが参照値より低いか、それ以上かの判断は、本例では、予めメモリ20に記憶させたヒータ3消灯時の電源1の電圧レベルと電圧検出回路13からの出力レベルとの差を求め、その差が前記の既定値αより大きいと「電圧降下あり」と判別し、その差が既定値α以下のときは「電圧降下なし」と判別することで行う。なお、制御部4における電圧降下あり、無しの判別を行う部分は電圧降下判別部を構成している。
制御部4はヒータ3が点灯開始されたときも電圧降下のあり、無しを判別する。
すなわち、ヒータ3が点灯開始されたとき、電源1の電圧レベルが電圧検出回路13にて検出され、その検出情報が制御部4に入力され、制御部4は、入力された、ヒータ3点灯開始のときの電圧レベルとヒータ3が消灯しているときの電圧レベル(メモリ20に記憶された電圧レベル)との差を求め、その差が既定値αより大きいと、「電圧降下あり」と判別し、その差が既定値α以下のときは「電圧降下無し」と判別する。ヒータ点灯開始により「電圧降下あり」と判別される場合、その電圧降下は、その判別のもとになった電圧検出回路13からの出力のタイミングとヒータ3の点灯開始のタイミングとが同期したときの電圧降下と言うことができ、換言すれば、ヒータ点灯開始に起因する電圧降下であると言える。
電圧検出回路13からの出力に乱れがあり、制御部4における電圧降下の有無判別が困難であるときには、ゼロクロス制御でヒータ3を不規則周期で繰り返し点灯させ、制御部4は、ヒータ3の繰り返し点灯時の電圧検出回路13からの出力値に基づいて電圧降下の有無を判別してもよい。この場合、判別が電圧降下ありのときは、該判別のもとになった電圧検出回路13からの出力値の出力タイミングとヒータ3の点灯開始のタイミングが同期しているものとして位相制御を行えばよい。
制御部4は電圧降下有無の判別をヒータ3の点灯の有無に関係なく実施し、電圧降下ありと判別した場合にはヒータ点灯制御を位相制御で行う。この場合の位相制御は所定時間の間にヒータ点灯位相角を次第に増加させる位相制御である。
また、制御部4は、ヒータ点灯制御を位相制御で行うにあたっては、電圧降下ありの判別のもとになった電圧検出回路13からの出力のタイミングとヒータ3点灯開始のタイミングが同期しているか否か、換言すれば、電圧降下がヒータ点灯に起因するものであるか否かに応じて、位相制御における前記所定時間及びヒータ点灯位相角を異ならせる。
交流電源1の電圧降下がヒータ3の点灯に起因する場合について説明する。
本例では、制御部4はヒータ3の点灯を先ずゼロクロス制御で開始する。すなわち、ゼロクロス検出回路14から供給される「L」レベル信号に合わせて、制御部4がホトトライアックカプラー17を介して、トライアック5をオンさせ、ハロゲンランプヒータ3をゼロクロス制御点灯する。
このゼロクロス制御点灯では、図4に示すように、交流電源1のゼロクロスポイントを、ゼロクロス検出回路出力の「L 」レベル信号とし、予め定めたTz時間後にハロゲンランプ3をゼロクロスポイントから全点灯させる。
そして、交流電源1において電圧降下無しと判別したときは、ゼロクロス制御点灯を維持する。
しかし、制御部4は、交流電源1において電圧降下ありと判別したときは、ゼロクロス検出回路14から供給される「L 」レベル信号から一定時間経過後、ホトトライアックカプラー17を介してトライアック5をオンさせ、ハロゲンランプ3を位相制御点灯することにより突入電流を抑制し、交流電源1の電圧降下を抑え、電源を同じくする他の電気器具の誤動作防止、蛍光灯のチラツキ抑制等を実現する。
図5を参照してヒータ3の位相制御点灯について説明する。
位相制御点灯においては、交流電源1のゼロクロスポイントを、ゼロクロス検出回路出力の「L 」レベル信号とし、予め定めたTz1時間後にハロゲンランプ3を位相角点灯させる。Tz1後の点灯は位相角を小さくし、Tz2後、Tz3後・・・と徐々に位相角を大きくしていき全点灯させる。
ハロゲンランプ3のオフも同様に位相制御消灯させ、急激な交流電源1の電圧変動を抑え、蛍光灯のチラツキ抑制等を実現する。
交流電源1の電圧降下がヒータ3の点灯に起因するものではないときには、ヒータ3の位相制御による点灯制御は、電圧降下がヒータ3の点灯に起因する場合より、より速やかにヒータ3に所定電力が供給される時間及びヒータ点灯位相角により行い、これにより、さらなる電圧降下を抑制しつつ、定着ローラf1のウォームアップ時間の徒な長びきや電源ノイズの徒な発生を抑制する。
本例において制御部4は、予めメモリ20に記憶させたヒータ3消灯時の電源1の電圧レベルと電圧検出回路13からの出力レベルとの差を求め、その差が前記の既定値αより大きいと「電圧降下あり」と判別し、その差が既定値α以下のときは「電圧降下無し」と判別することで行うのであるが、「電圧降下あり」と判別した場合の位相制御のために、その差の大きさ、換言すれば電圧降下の大きさに応じて準備された、複数の、位相制御時間及びヒータ点灯位相角関係カーブ(ヒータ3へ所定電力を供給するに至るスルーアップカーブ)を保持している。
図6にそのスールアップカーブ1、2、3を示す。なお、スルーアップカーブはさらにカーブ4、5・・・というように増やしてもよい。
位相制御時間が長いほどハロゲンランプ3への供給電圧を低い値から細かく印加できるため、それだけハロゲンランプ3への突入電流が抑制される。しかし、位相制御時間が長くなると、定着ローラf1のウォームアップ時間の増加、電源ノイズの増加を招く。
そこで制御部4は、位相制御時間の短いスルーアップカーブ1から選択して位相制御を開始する。
図7に、電圧降下がヒータ3の点灯に起因して生じる場合の制御部4による位相制御動作を示す。
ヒータ3を当初ゼロクロス制御により点灯し(ステップS1)、次いで電圧降下の有無を判断し(ステップS2)、「電圧降下無し」のときは、ゼロクロス制御点灯を維持する(ステップS3)。
ステップS2で「電圧降下あり」のときは、制御時間の一番短いスルーアップカーブ1を選択して該カーブに基づく位相制御点灯に切り替え、或いは定着ヒータ3を一旦消灯するとともに制御時間の一番短いスルーアップカーブ1を選択して該カーブに基づく位相制御点灯に切り替え(ステップS4)、再び電圧降下の有無を判別し(ステップS5)、「電圧降下無し」と判別できると、カーブ1による位相制御点灯を維持する(ステップS6)。
ステップS5で「電圧降下あり」のときは、次のスルーアップカーブ2を選択して該カーブに基づく位相制御点灯に切り替え(ステップS7)、再び電圧降下の有無を判別し(ステップS8)、「電圧降下無し」と判別できると、カーブ2による位相制御点灯を維持する(ステップS9)。
ステップS8で「電圧降下あり」のときは、さらに次のスルーアップカーブ3を選択して該カーブに基づく位相制御点灯に切り替え(ステップS10)、再び電圧降下の有無を判別し(ステップS11)、「電圧降下無し」と判別できると、カーブ3による位相制御点灯を維持する(ステップS12)。ステップS11で「電圧降下あり」と判別された場合でも、カーブ3までしか保持していないときは、カーブ3による位相制御点灯を維持する。
このように位相制御することで、交流電源1の電圧降下をより確実に抑制できる。
また、「電圧降下無し」と判別されるようになった直前の時間及びヒータ点灯位相角による位相制御を行えるので、徒に定着ローラf1のウォームアップ時間を長びかせたり、徒に電源ノイズを発生させたりすることを抑制できる。
なお、制御部4は、予めメモリ20に記憶させたヒータ3消灯時の電源1の電圧レベルと電圧検出回路13からの出力レベルとの差の大きさ、換言すれば電圧降下の大きさに応じて、前記複数のスルーアップカーブから、電圧降下を抑制できるスルーアップカーブを一度で選択して、その選択したカーブに基づいて位相制御を行ってもよい。そのようなカーブの選択は、予め実験等により、前記差とその差のときに電圧降下を抑制できるスルーアップカーブを対応させておくことで選択可能である。
また、制御部4は、予めメモリ20に記憶させたヒータ3点消灯時の電源1の電圧レベルと電圧検出回路13からの出力レベルとの差の大きさ、換言すれば電圧降下量を求め、該求めた電圧降下量を該メモリ20に記憶させ、次回の定着ヒータ点灯制御における位相制御にあたっては、前記複数のスルーアップカーブから該メモリ20に記憶された前回点灯に起因する電圧降下量に応じたスルーアップカーブを選択し、該選択したスルーアップカーブに基づいて位相制御を行うようにしてもよい。
このようなカーブの選択は、予め実験等により、前記差(電圧降下量)とその差(電圧降下量)のときに電圧降下を抑制できるスルーアップカーブを対応させておくことで選択可能である。
このように位相制御しても、電圧降下の大きさに応じたスルーアップカーブが選択され、そのカーブに基づいて位相制御されることで、それだけ確実に電圧降下を抑制できるとともに、徒に定着ローラf1のウォームアップ時間を長びかせたり、電源ノイズを発生させることを抑制できる。
以上、電圧降下がヒータ3の点灯開始に起因する場合について述べたが、電圧降下がヒータ点灯開始に起因するものでない場合にも、同様に位相制御することができる。但し、スルアップカーブは、電圧降下がヒータ3の点灯開始に起因する場合のものより、急峻な立ち上がりを示すものを採用できる。それにより、徒に定着ローラf1のウォームアップ時間を長びかせたり、電源ノイズを発生させることを抑制できる。
以上説明した例ではスルアップカーブは複数準備されたが、支障がなければ一つでもよい。
制御部4は、「電圧降下あり」と判別した場合に、操作パネルPAの表示部18及びスピーカ19に警告表示させる警告部も含んでいる。
該警告部は、「電圧降下あり」と判別された場合に、表示回路15を介して表示部18に「製品を接続している電源コンセントがタコ足配線になっていませんか。コンセントを変えてください。」等の警告メッセージを表示させる。また、音声回路16を介してスピーカ19に「製品を接続している電源コンセントがタコ足配線になっていませんか。コンセントを変えてください。」等の警告メーセージを音声出力させる。
本発明は交流電源から交流電力供給を受け、トナー像を形成して記録媒体に転写し、該記録媒体を定着ヒータにて加熱される定着回転体と該定着回転体に対向する加圧回転体との間に通過させることで該トナー像を該記録媒体に加熱加圧下に定着させる画像形成装置、特に、定着回転体のウォームアップ時間を徒に長びかせたり、徒に電源ノイズを発生させたりすることなく、適切に交流電源の電圧降下を抑制して、同じ交流電源に接続されている他の機器の誤動作や照明器具の点灯不良(例えば蛍光灯のチラツキ)発生を抑制することができる画像形成装置を提供することに利用できる。
本発明に係る画像装置例を示す図である。 図1の画像形成装置の制御回路の一部を示すブロック図である。 ゼロクロス制御の説明図である。 ハロゲンランプヒータのゼロクロス制御点灯の説明図である。 ハロゲンランプヒータの位相制御点灯の説明図である。 位相制御におけるスルーアップカーブ例を示す図である。 図2の制御回路中の制御部による位相制御を示すフローチャートである。
符号の説明
S 画像読取装置
g1、g2 ガラス板
C1〜C4 記録媒体収容カセット
CS カセットのある部分
ADF 原稿自動搬送装置
a1 原稿載置トレイ
a2 原稿排出トレイ
PA 操作パネル
Ke キー群
B 画像形成部
Y イエロー画像形成ユニット
M マゼンタ画像形成ユニット
C シアン画像形成ユニット
K ブラック画像形成ユニット
b 中間転写ベルト
F 定着装置
f1 定着ローラ
f2 加圧ローラ
R 排出ローラ
T 排出トレイ
P 記録媒体

1 交流電源
2 サーミスタ
3 ハロゲンランプヒータ 21 電流ヒューズ
22 突入電流防止抵抗素子
2r 抵抗
4 制御部
5 トライアック
6 1次整流回路
7 起動回路
8 1次平滑コンデンサ
T トランス
9 トランス主巻線
10 制御IC
11 FET
12 トランス補助巻線
13 電圧検出回路
14 ゼロクロス検出回路
15 表示回路
16 音声回路
17 ホトトライアックカプラー
18 液晶表示部
19 スピーカ
20 メモリ
23 ダイオード
24 コンデンサ
91 トランス2次巻線
101 ダイオード
102 2次平滑コンデンサ

Claims (10)

  1. 交流電源から交流電力の供給を受け、トナー像を形成して記録媒体に転写し、該記録媒体を定着ヒータにて加熱される定着回転体と該定着回転体に対向する加圧回転体との間に通過させることで該トナー像を該記録媒体に加熱加圧下に定着させる画像形成装置であり、
    前記定着ヒータの点灯制御手段と、
    前記交流電源の電圧を検出して検出結果を出力する電圧検出手段と、
    該電圧検出手段の出力値と予め定めた参照値とを比較して該出力値が該参照値より高いか、該参照値と同じであると電圧降下無しと判別し、該出力値が該参照値より低いと電圧降下ありと判別する電圧降下判別手段とを有しており、
    前記定着ヒータの点灯制御手段は、定着ヒータ点灯制御を位相制御で行う位相制御手段を含んでおり、該位相制御手段は所定時間の間に定着ヒータ点灯位相角を次第に増加させる位相制御手段であり、
    前記定着ヒータ点灯制御手段は、前記定着ヒータの点灯開始に起因して前記電圧降下判別手段が電圧降下ありと判別すると、定着ヒータ点灯制御を前記位相制御手段による位相制御で行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着ヒータ点灯制御手段は、前記定着ヒータの点灯開始にあたり、該定着ヒータを先ず所定点灯制御で点灯開始させ、該定着ヒータの点灯開始に起因して前記電圧降下判別手段が電圧降下ありと判別すると、定着ヒータ点灯制御を前記位相制御手段による位相制御に切り替えて該定着ヒータを点灯させ、該定着ヒータの前記所定点灯制御による点灯開始にも拘らず前記電圧降下判別手段が電圧降下無しと判別すると、該所定点灯制御で定着ヒータ点灯処理を行う請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記定着ヒータ点灯制御手段は、前記電圧降下判別手段が電圧降下ありと判別すると、定着ヒータ点灯制御を前記位相制御手段による位相制御で行い、該位相制御においては、該電圧降下判別手段による電圧降下ありの判別のもとになった前記電圧検出手段からの出力値の出力タイミングと前記定着ヒータ点灯開始のタイミングが同期しているか否かで、前記位相制御における所定時間及び定着ヒータ点灯位相角を異ならせる請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記定着ヒータ点灯制御手段は、定着ヒータ点灯制御をゼロクロス制御で行うゼロクロス制御手段を含んでおり、前記定着ヒータの点灯開始にあたって該定着ヒータを先ず点灯させる点灯制御は該ゼロクロス制御手段による点灯制御である請求項1、2又は3記載の画像形成装置。
  5. 前記定着ヒータ点灯制御が前記位相制御手段による位相制御で行われるとき、前記電圧降下判別手段は、該位相制御による定着ヒータの点灯開始後に電圧降下の有無を判別し直し、該電圧降下判別手段が電圧降下無しと判別すると、該位相制御手段は該位相制御を続行して定着ヒータを点灯させ、該電圧降下判別手段が電圧降下ありと判別すると、該位相制御手段は、位相制御のための前記所定時間を現状位相制御の所定時間より長くするとともに前記の次第に増加させる定着ヒータ点灯位相角を該延長された時間に応じたものに変更し、該変更された位相制御で定着ヒータを点灯させる請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記位相制御手段は、前記交流電源の電圧降下の大きさに応じた位相制御のための複数の前記所定時間及び定着ヒータ点灯位相角を示すスルーアップカーブを保持しており、
    前記電圧降下判別手段は、前記電圧降下の有無を判別するとともに、前記交流電源の電圧降下の大きさを示す値として前記電圧検出手段からの出力値と前記参照値との差値を求め、
    前記定着ヒータ点灯制御が前記位相制御手段による位相制御で行われるとき、該位相制御手段は、位相制御にあたり前記複数のスルーアップカーブから該電圧降下判別手段が示す該差値に応じたスルーアップカーブを選択し、該選択したスルーアップカーブに基づいて位相制御を行う請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. さらに記憶手段を備えており、
    該記憶手段は、前記電圧降下判別手段において求められた前記電圧降下量を示す前記差値を記憶し、
    前記定着ヒータ点灯制御が前記位相制御手段による位相制御で行われるとき、該位相制御手段は、次回の定着ヒータ点灯制御における位相制御にあたっては、前記複数のスルーアップカーブから該記憶手段に記憶された該差値に応じたスルーアップカーブを選択し、該選択したスルーアップカーブに基づいて位相制御を行う請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記電圧検出手段は、前記交流電源から供給される電力電圧を変圧するトランスに設けた補助巻線からの出力電圧に基づいて電圧を検出する手段である請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記電圧降下判別手段が前記電圧降下ありと判別すると、該電圧降下ありの判別に応答して警告器に予め定めた警告を行わせるための警告手段を含んでいる請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記電圧検出手段からの出力値に乱れがあり、前記電圧降下判別手段による電圧降下の有無判別が困難であるとき、前記定着ヒータ点灯制御手段は前記定着ヒータを不規則周期で繰り返し点灯させ、前記電圧降下判別手段は、該定着ヒータの繰り返し点灯開始時の前記電圧検出手段からの出力値に基づいて電圧降下の有無を判別し、前記位相制御手段は、該電圧降下判別手段による判別が電圧降下ありのときは、該判別のもとになった前記電圧検出手段からの出力値の出力タイミングと前記定着ヒータ点灯開始のタイミングとが同期しているものとして前記位相制御を行う請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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