JP2000194237A - 加熱装置及び定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及び定着装置及び画像形成装置

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JP2000194237A
JP2000194237A JP10371759A JP37175998A JP2000194237A JP 2000194237 A JP2000194237 A JP 2000194237A JP 10371759 A JP10371759 A JP 10371759A JP 37175998 A JP37175998 A JP 37175998A JP 2000194237 A JP2000194237 A JP 2000194237A
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power supply
temperature
heating
series
heat generating
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Ryuta Mine
峯  隆太
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源入力時の突入電流による電力変化量を低
減し、フリッカを制御する。 【構成】 被加熱体である定着ローラに内蔵されている
ヒータ3a、3bを直列に接続させ一定時間通電させて
前記定着ローラを加熱させるための直列スイッチ手段4
cと、一定時間経過後、ヒータ3a、3bをそれぞれ単
独で通電させるための並列スイッチ手段4a、4bを備
える。複数の発熱手段を直列に接続した状態で交流電源
を供給することで加熱開始時の突入電流のピーク値を低
減させることが可能となりフリッカを制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に発熱手段の温
度制御を行う加熱装置及び定着装置及び画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ等の電子写真方式を用
いた画像形成装置に於いて、感光ドラム(回転感光体)
上に形成された静電潜像は現像装置により現像剤(以下
トナーと称す)を付着させることで可視像(以下トナー
像と称す)となる。
【0003】そして、上記トナー像を転写装置によりシ
ート材に転写し、シート材に転写された上記トナー像を
定着装置によりシート材に固着させることで永久画像を
形成している。
【0004】この定着装置の定着方式は、ヒータを熱源
として加熱される定着ローラからの熱エネルギーにより
感光ドラム上のトナーを溶かし、定着ローラの圧力で記
録用紙の繊維の中にとけ込ませる熱定着が一般的であ
る。
【0005】図8は熱定着方式の定着装置の熱源として
用いられる定着ヒータの通電制御を行う従来の画像形成
装置の要部回路の構成を示すブロック図である。
【0006】図8において、1,2は商用交流電源に接
続された入力端子であり、交流電源が入来する。
【0007】入力端子1,2間には、定着ヒータ3a,
3bと並列スイッチ手段4a,4bからなる並列回路が
接続されており、商用交流電源から電力が供給されてい
る。
【0008】この定着ヒータ3a,3bは、図示しない
定着ローラの軸方向に延在するように内蔵されており、
抵抗値が正の温度係数を有する数百W〜1KW程度のハ
ロゲンランプ等が一般に用いられている。
【0009】定着ローラの軸方向の2本のヒータ3a,
3bが内蔵されているのは、スタンバイ中は電力の低い
ヒータで制御し、コピー、プリントアウト中は電力の高
いヒータで制御するために電力の異なるヒータを2本内
蔵したり、あらゆる種類のシート材を使用した場合で
も、定着ローラ全体を均一温度に制御するために、それ
ぞれ配光の異なるヒータを2本内蔵したりするためであ
る。
【0010】また、並列スイッチ手段4a,4bには、
ソリッド・ステート・リレーやフォトトライアックとト
ライアックで構成された絶縁型スイッチ回路等が用いら
れる。
【0011】ゼロクロス検知手段6は、上記した直列回
路の両端に接続され、ヒータ3aとスイッチ素子4aの
直列回路、ヒータ3bとスイッチ素子4bの直列回路そ
れぞれに供給される入力端子1,2に接続された商用交
流電源のゼロクロスを検出している。
【0012】尚、並列スイッチ手段4a,4bにゼロク
ロス型のソリッド・ステート・リレーやトライアックを
使用した場合には、ゼロクロス検知手段6は省略され
る。
【0013】温度検出手段5は、定着ローラ表面の極近
傍に配置され、インピーダンスが既知の温度係数を有す
るサーミスタ等が用いられる。これにより常に定着ロー
ラの表面温度を検出し、温度検出信号を温度比較手段7
へ出力することができる。
【0014】状態検知手段9は、現在の画像形成装置の
状態が、スタンバイ中か、もしくはコピー中かプリント
アウト中か、コピー中かプリントアウト中ならシート材
のサイズは何かを検知して、状態信号を温度比較手段
7、制御手段8cに出力している。
【0015】温度比較手段7は、画像形成装置の様々な
状態における最適な定着ローラ表面の温度制御のための
制御温度範囲の上限値と下限値を記憶しており、状態検
知手段9からの状態信号に基づき選択した最適な温度制
御を行うための下限値と上限値とを、温度検出信号と比
較し、定着ローラ表面の温度を所定温度範囲内に保つよ
うに温度を制御するための温調信号を制御手段8cに出
力する。
【0016】すなわち、定着ローラの表面温度が上昇し
状態信号に基づく制御範囲の上限値になるとオフ信号
を、ヒータがオフした後に定着ローラの表面温度が低下
し状態信号に基づく温度制御範囲の下限値になるとオン
信号を出力する。
【0017】制御手段8cは、予め複数のヒータ通電制
御プログラムを記憶しており、温度比較手段7から入力
される温調信号と、状態検知手段9から入力される状態
信号により、現在の複写機、プリンタの状態で最適なヒ
ータ通電制御プログラムを選択し、選択されたヒータ通
電制御プログラムに基づきヒータ3a,ヒータ3bそれ
ぞれを通電制御するためのオン/オフ信号を電力供給切
換手段10a,10bのそれぞれに、ゼロクロス検知手
段6から入力されるゼロクロス信号と同期して出力して
いる。
【0018】電力供給切換手段10a,10bは、それ
ぞれ制御手段8aから発せられるオン/オフ信号が入力
され、それぞれの信号に基づき定着ローラの表面温度が
ある温度内に制御されるように、電力供給切換手段10
aは並列スイッチ手段4aを、電力供給切換手段10b
は並列スイッチ手段4bをそれぞれ駆動するための駆動
パルスを出力する。
【0019】ここで、図8のブロック図の動作を図8中
の各部の信号を示すタイムチャートである図9を参照し
て説明する。
【0020】入力端子1,2に商用交流電源が入来する
と、図示しない電源回路により直流電源が生成され、上
記の各構成要素5,6,8c,10a,10bに供給さ
れる。
【0021】ゼロクロス検知手段6は、交流電源電圧の
ゼロクロスを常に検出しており、ゼロクロス信号を制御
手段8cに出力している。
【0022】尚、並列スイッチ手段4a,4bにゼロク
ロス型のソリッド・ステート・リレーやトライアックを
使用した場合は、ゼロクロス検知手段6は省略される。
【0023】温度検出手段5が定着ローラの表面温度を
検出し温度比較手段7に温度検出信号を出力する。
【0024】一方で状態検知手段9は、現在の画像形成
装置の状態が、コピー中かプリントアウト中かスタンバ
イ中か、もしくは低電力モード中かを判断し、状態信号
を温度比較手段7、制御手段8cに出力する。
【0025】温度比較手段7では、状態検知手段9から
入力された状態信号に基づき、最適な温度制御を行うた
めの下限値と上限値とを選択し、選択された下限値と上
限値とを、温度検出信号と比較し、温度検出信号が選択
された上限値を上回ればオフ信号(Low)、選択され
た下限値を下回ればオン信号(Hi)と言う温調信号D
(図9(a))を制御手段8cに出力している。
【0026】図9は、定着ローラが、非加熱状態で表面
温度が低下し下限温度を下回り、加熱状態に移行し徐々
に表面温度が上昇し上限温度を上回り非加熱状態に移行
するまでの1サイクルを図示している。
【0027】制御手段8cは、最適な定着ヒータの通電
制御ができるように予め記憶している複数のヒータ通電
制御プログラムから、状態信号に基づいて最適なヒータ
通電制御プログラムを選択し、温調信号に基づいて各並
列スイッチ手段4a,4bをオン/オフさせるための電
力供給切換手段10a,電力供給切換手段10bのそれ
ぞれにON/OFF信号をゼロクロス信号と同期して出
力している。(図9(c),(e))尚、図9は、一例
として、定着ローラ表面温度が下限値を下回り、温調信
号がオン(Hi)となった場合、最初にヒータ3aが導
通し所定時間ta経過後にヒータ3aを非導通とし、ヒ
ータ3bを導通とし、さらに所定期間tb経過後にヒー
タ3bを非導通とし、ヒータ3aを導通させるというよ
うに、温調信号がオン(Hi)となった場合に最初に導
通するヒータと各ヒータ3a,3bの連続導通期間が固
定されていて、温調信号のオン(Hi)期間は各ヒータ
3a,3bが交互にオン・オフを繰り返すヒータ通電制
御プログラムに基づいて図示してある。
【0028】図9(d)はヒータ3aに流れるヒータ電
流波形IHa、図9(f)はヒータ3bに流れるヒータ
電流波形IHbである。
【0029】通常、温調信号Dがオフの後、オンになっ
たときの最初に流れる電流は、図9(d)に示す様に、
ヒータが冷えてその抵抗値が低くなっているために定常
電流に対して数倍のピークを持った突入電流が流れてし
まう。
【0030】そしてヒータが暖まるにつれてピーク値は
定常値に収束していく。
【0031】図9(g)RS3は、交流入力電流、つま
りヒータ3a,3bに流れる電流の総和電流の、商用周
波数の半サイクル毎(50Hzなら10mS毎)の実効
値の変化を図化したものである。
【0032】図9に示すように、それぞれのヒータが通
電する時には、突入電流が流れてしまうが、その時の半
サイクル毎の実効値の変化に対して、温調信号がオフか
らオンに切り替わった時に最初に流れる突入電流による
半サイクル毎の実効値の変化(図9(g)RS3)は非
常に大きな変化であり、定常時の半サイクル毎の実効値
(図9(g)RS2)に対しては数倍の大きさである。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のヒータ制御手段を内蔵したプリンタや複写機等の画
像形成装置では、商用交流電源の供給が開始する突入時
にRS3で表されるピーク電流が流れるので、商用交流
電源を供給する屋内配線等の電源通路のインピーダンス
が十分低くないと、このインピーダンスにより商用交流
電源に瞬間的に大きな電圧降下が発生する場合がある。
【0034】このとき、同一の配線を使用して商用交流
電源を供給される他の機器等に悪影響を及ぼしてしまう
ことがある。
【0035】例えばその一つとして、瞬間的な電圧降下
により照明機器の照度が一瞬だけ低下するフリッカと呼
ばれるちらつき現象がある。
【0036】このような電圧降下の影響を防ぐには、電
源通路のインピーダンスを十分に低くするか、複雑で高
価な回路構成を用いた構成によって電圧降下を発生させ
ないようにする必要があった。
【0037】そこで、本発明は上述の点に鑑みて成され
たもので、簡単に安価な構成によりヒータオン時の突入
電流の実効値を制限する装置を提供することを目的とす
る。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、交流電源から電力供給を受けて発
熱する複数の発熱手段と、前記複数の発熱手段により加
熱される被加熱体又は該発熱手段自体の表面温度を検出
する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出結果に基
づき、前記交流電源から各発熱手段への電力供給を制御
して該発熱手段による加熱温度を制御可能とする制御手
段と、を備えた加熱装置において、前記複数の発熱手段
の少なくとも2つを直列接続させた状態で前記交流電源
からの電力供給を可能とする直列スイッチ手段と、前記
制御手段からの情報に基づき、前記直列スイッチ手段を
介して行われる直列接続された少なくとも2つの発熱手
段への電力供給と、前記直列スイッチ手段を介さずに行
われる各発熱手段への電力供給とを切換可能とした電力
供給切換手段と、を備えたことを特徴とする。
【0039】前記電力供給切換手段は、電力供給の停止
された状態にある前記複数の発熱手段へと電力供給が開
始される際に、前記直列スイッチ手段を介して行われる
直列接続された少なくとも2つの発熱手段への電力供給
を所定時間行うことも好適である。
【0040】前記発熱手段への電力供給の停止時間を検
出する停止時間検出手段を備え、前記電力供給切換手段
は、電力供給の停止された状態にある前記複数の発熱手
段へと電力供給が開始される際に、前記直列スイッチ手
段を介して行われる直列接続された少なくとも2つの発
熱手段への電力供給を前記停止時間検出手段により検出
された停止時間に応じた所定の時間行うことも好適であ
る。
【0041】前記温度検出手段の検出結果に基づく温度
情報と、あらかじめ設定された温度情報とを比較する温
度比較手段を有することも好適である。
【0042】前記電力供給切換手段は、前記温度検出手
段により検出された被加熱体又は該発熱手段自体の温度
が所定温度よりも低い状態において、電力供給の停止さ
れた状態にある前記複数の発熱手段へと電力供給が開始
される際に、前記直列スイッチ手段を介して行われる直
列接続された少なくとも2つの発熱手段への電力供給を
所定時間行うことも好適である。
【0043】前記制御手段は、前記温度検出手段による
検出温度が所定の温度よりも低い場合に前記発熱手段へ
の電力供給を行い、該検出温度が所定の温度よりも高い
場合に前記発熱手段への電力供給を停止することも好適
である。
【0044】前記複数の発熱手段を前記交流電源に対し
て並列的に接続すると共に各発熱手段への電力供給を個
別に行うことを可能とする複数の並列スイッチ手段を備
え、前記電力供給切換手段は、前記直列スイッチ手段
と、複数の並列スイッチ手段とを切換えていずれか一方
を使用することも好適である。
【0045】前記制御手段は、前記複数の並列スイッチ
手段を制御することにより、前記発熱手段による加熱温
度を制御することも好適である。
【0046】前記制御手段とは別に独立して設けられ、
前記直列スイッチ手段を単独で駆動させるための第2制
御手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づき、直列
接続された少なくとも2つの発熱手段への直列通電を停
止させるための遅延信号を前記第2制御手段へと発信
し、前記複数の発熱手段を前記交流電源に対して並列的
な接続を開始させるための信号を前記制御手段へ発信す
る遅延手段と、を有することも好適である。
【0047】前記遅延手段は、前記温度比較手段の温調
信号に基づいて開始された前記発熱手段への直列通電の
通電停止を遅延手段の出力である遅延信号と同期させる
ことも好適である。
【0048】前記遅延手段での遅延時間は、前記停止時
間検出手段により検出された停止時間に応じた所定の時
間であることも好適である。
【0049】前記発熱手段は、配光分布の異なる2本の
ハロゲンヒータであることも好適である。
【0050】前記発熱手段の通電開始が、入力電源であ
る交流電源の電圧のゼロクロスと同期していることも好
適である。
【0051】上述の加熱装置を有する定着装置において
は、搬送されるシート材に形成されたトナー画像を加熱
定着させることも好適である。
【0052】前記複数の発熱手段は、前記被加熱体の軸
方向に隣設して内蔵されるように設けられていることも
好適である。
【0053】画像形成装置において、シート材にトナー
画像を形成する画像形成手段と、上述の定着装置を有す
ることも好適である。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0055】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1に係わる画像形成装置の要部ブロック図を示すブロ
ック図である。
【0056】図1において、1,2は商用交流電源に接
続された入力端子であり、交流電源が入来する。
【0057】図1に示すように、入力端子1,2間には
発熱手段であるヒータ3aと並列スイッチ手段4a、ヒ
ータ3bと並列スイッチ手段4bからなる並列回路が接
続されており、さらにヒータ3aと並列スイッチ手段4
aの接続点とヒータ3bと並列スイッチ手段4bの接続
点の間にヒータ3a、3bを直列に接続するための直列
スイッチ手段4cが接続されている。
【0058】このヒータ3a,3bは、図示しない被加
熱体である定着ローラの軸方向に延在するように内蔵さ
れており、抵抗値が正の温度係数を有する数百W〜1K
W程度のハロゲンランプ等が一般に用いられている。
【0059】この定着ローラの軸方向に2本のヒータ3
a,3bが内蔵されているのは、スタンバイ中は電力の
低いヒータで制御し、コピー、プリントアウト中は電力
の高いヒータで制御するために電力の異なるヒータを2
本内蔵したり、また、あらゆるサイズのシート材を使用
した場合でも、定着ローラ全体を均一温度に制御するた
めに、それぞれ配光の異なるヒータを2本内蔵したりす
るためである。
【0060】並列スイッチ手段4a,4b及び直列スイ
ッチ手段4cにはソリッド・ステート・リレー(以下S
SRと称す)やフォトトライアックとトライアックで構
成された絶縁型スイッチ回路等が用いられる。
【0061】ゼロクス検知手段6は、上記した回路の両
端に接続されており、ヒータ3aと並列スイッチ手段4
aの回路、ヒータ3bと並列スイッチ手段4bの回路そ
れぞれに供給される入力端子1,2に接続された商用交
流電源のゼロクロスを検出している。
【0062】尚、並列スイッチ手段4a,4b及び直列
スイッチ手段4cにゼロクロス型のSSRやトライアッ
クを使用した場合には、ゼロクロス検知手段6は省略さ
れる。
【0063】温度検出手段5は、定着ローラ表面の極近
傍に配置されており、インピーダンスが既知の温度係数
を有するサーミスタ等が用いられる。
【0064】これにより常に定着ローラの表面温度を検
出し、温度検出信号を温度比較手段7へ出力することが
できる。
【0065】状態検知手段9は、画像形成装置の状態
が、スタンバイ中か、もしくはコピー中かプリントアウ
ト中か、コピー中かプリントアウト中ならシート材のサ
イズは何かを検知して、状態信号を温度比較手段7、制
御手段8aに出力している。
【0066】温度比較手段7は、画像形成装置の様々な
状態における最適な定着ローラ表面の温度制御のための
制御温度範囲の上限値と下限値を記憶しており、状態検
知手段からの状態信号に基づき選択した最適な温度制御
を行うための下限値と上限値とを、温度検出手段5から
の温度検出信号と比較し、定着ローラ表面の温度を所定
温度範囲内に保つように温度制御するための温調信号を
制御手段8aに出力する。
【0067】尚、実施の形態1では、温度比較手段7を
設けたが、制御手段8aに同様の機能が備えられている
場合は必要ないものとする。
【0068】定着ローラの表面温度が上昇し状態信号に
基づく制御範囲の上限値になるとオフ信号を、ヒータが
オフした後に定着ローラの表面温度が低下し状態信号に
基づく温度制御範囲の下限値になるとオン信号を出力す
る。
【0069】制御手段8aは、予め複数のヒータ通電制
御プログラムを記憶しており、温度比較手段7から入力
される温調信号と状態検知手段9から入力される状態信
号により、現在の画像形成装置の状態で最適なヒータ通
電制御プログラムを選択する。
【0070】この選択されたヒータ通電制御プログラム
に基づき、ゼロクロス検知手段6から入力されるゼロク
ロス信号と同期し、ヒータ3a、3bそれぞれを通電す
るためのオン/オフ信号が電力供給切換手段10a、1
0bへ、又は、ヒータ3a,3bを直列に接続して通電
させるためのオン/オフ信号が電力供給切換手段10c
へ出力される。
【0071】以上のように各電力供給切換手段10a,
10b,10cは、制御手段8aからのオン/オフ信号
が入力されると、定着ローラの表面温度がある温度内に
制御されるように、電力供給切換手段10aは並列スイ
ッチ手段4aを、電力供給切換手段10bは並列スイッ
チ手段4bを、電力供給切換手段10cは直列スイッチ
手段4cをそれぞれ駆動するための駆動パルスを出力す
る。
【0072】また電力切換手段10cは、温度検出手段
5による定着ローラの表面温度が所定の温度より低い場
合、ヒータ3a、3bを直列スイッチを介して所定時間
直列に接続し通電することで加熱する。
【0073】さらに、電力切換手段10a、10b、1
0cは、温度検出手段5による定着ローラの表面温度が
所定の温度よりも低い場合には、各発熱手段への電力供
給を行い、所定の温度よりも高い場合には、電力供給を
停止する。
【0074】ここで、図1のブロック図の動作を図1中
の各部の信号を示すタイムチャートである図2を参照し
て説明する。
【0075】入力端子1,2に商用交流電源が入来する
と、図示しない電源回路により直流電源が生成され、上
記の各構成要素5,6,7,8a,10a,10b,1
0cに供給される。
【0076】ゼロクロス検知手段6は、交流電源電圧の
ゼロクロスを常に検出し、ゼロクロス信号を制御手段8
aに出力している。
【0077】尚、並列スイッチ手段4a,4b及び直列
スイッチ手段4cにゼロクロス型のSSRやトライアッ
クを使用した場合は、ゼロクロス検知手段6は省略され
る。
【0078】温度検出手段5は、定着ローラの表面温度
を検出し温度比較手段7に温度検出信号を出力する。
【0079】一方で状態検知手段9は、現在の画像形成
装置の状態が、コピー中かプリントアウト中かスタンバ
イ中かもしくは低電力モード中かを判断し、状態信号を
温度比較手段7、制御手段8aに出力する。
【0080】温度比較手段7では、状態検知手段9から
入力された状態信号に基づき、最適な温度制御を行うた
めの下限値と上限値とを選択し、選択された下限値と上
限値とを、温度検出手段5からの温度検出信号と比較
し、温度検出信号が選択された上限値を上回ればオフ信
号(Low)、選択された下限値を下回ればオン信号
(Hi)と言う温調信号(図2(a))を制御手段8a
に出力している。
【0081】図2は、定着ローラが非加熱状態で表面温
度が低下し下限温度を下回り、加熱状態に移行し徐々に
表面温度が上昇し上限温度を上回り非加熱状態に移行す
るまでの1サイクルを示している。
【0082】制御手段8aにおいては、最適なヒータの
通電制御ができるように予め記憶している複数のヒータ
通電制御プログラムから、状態検知手段9からの状態信
号に基づいて最適なヒータ通電制御プログラムを選択
し、温度比較手段7からの温調信号に基づいて並列スイ
ッチ手段4a,4b及び直列スイッチ手段4cを駆動さ
せるための電力供給切換手段10a,10b,10cの
それぞれにオン/オフ信号をゼロクロス信号と同期して
出力している。(図2(b),(c),(e))尚、図
2は、一例として、定着ローラ表面温度が下限値を下回
り、温調信号がオン(Hi)となった場合、最初にまず
所定の期間t1の間、直列スイッチ手段4cが通電し、
ヒータ3a、3bを直列接続した状態で定着ローラを加
熱する。
【0083】そしてt1経過後は、ヒータ3aが所定時
間ta通電し、ta経過後にヒータ3aを非通電とし、
次にヒータ3bを通電とし、さらに所定期間tb経過後
にヒータ3bを非通電とし、次にヒータ3aを通電させ
るというように繰り返す。
【0084】つまり、温度比較手段7からの温調信号が
オン(Hi)となった場合に最初にヒータ3a、3bを
直列に接続した状態で所定期間t1の間通電させ、t1
経過後は必ず先にヒータ3aが通電し、温調信号のオン
(Hi)期間はヒータ3a、3bが交互に所定のオン期
間ta、tbでオン/オフを繰り返すヒータ通電制御プ
ログラムに基づいて図示してある。
【0085】図2(d)は、ヒータ3aに流れるヒータ
電流波形IHa、図2(f)はヒータ3bに流れるヒー
タ電流波形IHbである。
【0086】温度比較手段7からの温調信号がオンとな
ってから所定の期間t1は、直列スイッチ手段4cのみ
が通電するために、ヒータ3a、3bは直列に接続され
た状態で通電する。
【0087】温調信号がオフ期間の間に、ヒータ3a、
3bは徐々に冷め、インピーダンスは低下している。
【0088】しかし、本実施の形態1の場合、ヒータ3
a、3bそれぞれのインピーダンスを足しあわせたイン
ピーダンスに交流入力電圧が印加されることになり、仮
に2本のヒータ3a、3bの定格電力が似通っていた場
合には、図9(d)に示す、ヒータ電流aIHaの突入
電流ピークに対し、図2(d)(f)に示すように、ピ
ーク電流は約半分程度に低減することができる。
【0089】尚、この時ヒータ3a、3bには同じ電流
が流れている。
【0090】そのため、図2(g)RS1に示した、交
流入力電流、つまりヒータ3a、3bに流れる電流の総
和電流の、商用周波数の半サイクル毎(50Hzなら1
0mS毎)の実効値の変化においても、突入時の変化
分、図2(g)RS1はヒータ3aのみを通電させたと
き(図9(g)RS3)の約半分程度に抑えることがで
きる。
【0091】所定の期間t1を経過すると、直列スイッ
チ手段4cは非導通となり、その後の制御については図
8,9で説明した従来の技術の制御と同一の制御が行わ
れる。
【0092】所定期間t1経過後、直列スイッチ手段4
cが非通電となり、同時に並列スイッチ手段4aが駆動
すると、ヒータ3aのみが通電状態となり、再突入電流
が流れるがこのときの電流変化分は図9(g)RS3に
比べて小さいものとなる。
【0093】そしてヒータが暖まるにつれてピーク値は
定常値に収束していく。
【0094】したがって、上記のような構成の加熱装置
を有する定着装置を内蔵したプリンタや複写機等の画像
形成装置は、商用周波数の半サイクル毎(50Hzなら
10mS毎)の実効値が最も変化する被加熱材が非加熱
状態から加熱状態に移行した時の商用半サイクル毎の実
効値の変化量を低減することができるので、商用交流電
源を供給するための屋内配線等の電源通路のインピーダ
ンスによる電源電圧の瞬間的な電圧降下を低減すること
が可能であり、上記各装置の近傍で同一の電源経路を共
通に使用する他の機器への影響を低減することができ
る。 たとえば、照明機器の照度低下を軽減しフリッカ
と呼ばれる照明機器のチラツキを抑制することができ
る。
【0095】(実施の形態2)本発明の実施の形態2を
図3に基づいて説明する。
【0096】図3は、本発明の実施の形態2に係わるヒ
ータ制御手段の構成を示すブロック図である。 図3に
於いて、上述した図1に示す実施の形態1と、図8に示
す従来の技術のブロック図と同一部分には同一の符号が
付してある。
【0097】図3に示す実施の形態2と前述の実施の形
態1と異なるのは、停止時間検出手段である非加熱時間
検出手段11が設けられ、この非加熱時間検出手段11
に温度比較手段7の温調信号が入力され、非加熱時間信
号を制御手段8bに出力する。
【0098】実施の形態1では直列スイッチ手段4cの
通電期間はt1の固定値だが、実施の形態2に於いて
は、温調信号のオフ時間に応じて直列スイッチ手段4c
を導通させる期間を変化させる点で相違する。
【0099】図3に示すように制御手段8bは、非加熱
時間検知手段11から入力される非加熱時間信号に応じ
て図4(b)中のt1を変化させる機能が、実施の形態
1の制御手段8aとは異なるが、その他の機能について
は制御手段8aと同様に機能する。
【0100】図3に示す動作を図3のタイミングチャー
トを示す図である図4を用いて説明する。
【0101】非加熱時間検知手段11は、温度比較手段
7の出力である温調信号D(図4(a))のオフ時間を
検出しており、非加熱状態の定着ローラの温度が徐々に
下がり、温度制御範囲の下限値に達した時に、温度比較
手段から出力される温調信号Dがオンに切り替わると、
非加熱時間信号を制御手段8bに入力する。
【0102】制御手段8bでは非加熱時間信号に応じ
て、図4中のt1を変化させる。
【0103】例えば、非加熱時間がある所定期間toff
1よりも短ければ、ヒータのインピーダンスもたいして
下がらないため突入電流もさほど大きくならないのでt
1を0とし、ある所定期間toff 1より長く、所定期間
toff 2より短ければ、非加熱時間に比例させt1を増
加させ、また、所定期間toff 2よりも長ければ、ヒー
タのインピーダンスも収束するために、t1をある所定
の値に固定させる。
【0104】尚、t1経過後の動作に関しては実施の形
態1と同様である。
【0105】上記の様に、非加熱時間に応じて、複数設
けられているのヒータの直列駆動を行う時間を変化させ
ることで、フリッカを抑制しつつも効率的なヒータへの
電力供給が可能となる。
【0106】(実施の形態3)本発明の実施の形態3を
図7に基づいて説明する。
【0107】図5は、本発明の実施の形態3に係わるヒ
ータ制御手段の構成を示すブロック図である。 図5に
於いて、上述した実施の形態1、2及び従来の技術のブ
ロック図と同一部分には同一の符号が付してある。
【0108】図5に示すように、実施の形態3において
実施の形態1と異なるのは、制御手段8cを従来の技術
の制御手段8cを用いて、直列スイッチ手段4cを駆動
するための電力供給切換手段10cの制御用に第2制御
手段である制御手段8dを新たに設けたのと、温度比較
手段7の温調信号を遅延させるための遅延手段12aを
設け、温調信号を遅延手段12aを介して制御手段8c
に入力している点である。
【0109】尚、実施の形態1、2及び従来の技術と同
様に、並列スイッチ手段4a、4b及び直列スイッチ手
段4cにゼロクロス型のSSRやトライアックを使用し
た場合は、ゼロクロス検知手段6は省略される。
【0110】遅延手段12aは温度比較手段7の温調信
号のオン側を所定の期間t1遅らせ、オフ側は同期させ
る機能を有し、遅延手段出力信号を出力している。
【0111】制御手段8cには、ゼロクロス検知手段6
の出力信号であるゼロクロス信号と状態検知手段9の出
力信号である状態信号、遅延手段12aによって遅延さ
れた温調信号である遅延手段出力信号が入力され、動作
は従来の技術で説明した制御手段8cと同一の動作をす
る。
【0112】制御手段8dには、温調信号とゼロクロス
信号、状態信号、遅延手段出力信号が入力され、電力供
給切換手段10cへ直列スイッチ手段4cを駆動するた
めのオン/オフ信号Cを出力している。
【0113】図6を用いて、本発明の実施の形態3の動
作を説明する。
【0114】図6(a)に示す様な温調信号Dに対し
て、遅延手段出力である図6(h)の遅延手段出力信号
Eは、オン側がt1遅れて立ち上がり、オフ側は温調信
号Dと同期している。
【0115】図6(b)のON/OFF信号Cは、温調
信号Dと同期して立ち上がり、図6(h)遅延手段出力
信号Eの立ち上がりと同期して立ち下がる。
【0116】つまり、遅延手段12aによって温調信号
が遅らされた所定の期間t1の間のみオン/オフ信号は
ハイレベルとなり、電力供給切換手段10cにより、所
定の期間t1の間のみ直列スイッチ手段4cが通電とな
り、ヒータ3a、3bが直列に接続された状態で定着ロ
ーラが加熱される。
【0117】尚、制御手段8cの出力信号である、図6
の(c)、(e)で示されるオン/オフ信号A、Bの立
ち上がり、立ち下がりはゼロクロス信号と同期してい
る。
【0118】制御手段8cにおいては、温調信号Dが所
定の期間t1遅延されて、遅延手段出力信号Eとして入
力される以外は前述の従来の技術の制御手段8cと同様
に機能し図6(c)ON/OFF信号A、(e)ON/
OFF信号Bを出力している。
【0119】そして、各ヒータ3a、3bには、図2
(d)ヒータ電流aIHa、(f)ヒータ電流bIHb
と同様な電流が流れる。
【0120】また交流電源の入力電流半サイクル毎の実
効値の変化も図2(g)RS1と同様になる。 つまり
は、前述の従来の技術の様な構成の定着装置を有する画
像形成装置であっても、図5の位置に直列スイッチ手段
4cを挿入させ、温度比較手段7の出力側に遅延手段1
2aを挿入し、直列スイッチ手段4cを駆動させるため
の電力供給切換手段10c、電力供給切換手段10cへ
のオン/オフ信号を生成するための第2制御手段である
制御手段8dを設けることで、従来の技術で説明した制
御手段8cを変更することなく、フリッカを抑制できる
画像形成装置を提供できる。
【0121】(実施の形態4)本発明の実施の形態4を
図7に基づいて説明する。
【0122】図7は本発明の実施の形態4に係わるヒー
タ制御手段の構成を示すブロック図である。
【0123】実施の形態4に於いて、上述した実施の形
態1、2、3及び従来の技術のブロック図と同一部分に
は同一の符号が付してある。
【0124】尚、実施の形態1、2、3及び従来の技術
と同様に、並列スイッチ手段4a,4b及び直列スイッ
チ手段4cにゼロクロス型のSSRやトライアックを使
用した場合は、ゼロクロス検知手段6は省略される。
【0125】図7に示す実施の形態4において、図5に
示す前述の実施の形態3と異なるのは、温度比較手段7
の出力信号である温調信号が入力され、非加熱時間信号
を遅延手段12bに出力する非加熱時間検出手段11が
設けられ、遅延手段12bに於いて、非加熱信号に基づ
いて遅延時間t1を変化させる。
【0126】つまり、前述の実施の形態3において、直
列スイッチ手段4cの通電期間t1は固定値だが、図7
に示す実施の形態4に於いては、温調信号のオフ時間に
応じて直列スイッチ手段4cを通電させる期間を変化さ
せる点で相違する。
【0127】その他の動作については、図5に示す実施
の形態3と同様である。
【0128】よって例えば、非加熱時間がある所定期間
toff 1よりも短ければ、ヒータのインピーダンスもた
いして下がらないため突入電流もさほど大きくならない
のでt1を0とし、ある所定期間toff 1より長く所定
期間toff 2より短ければ、非加熱時間に比例させt1
を増加させ、また、所定期間toff 1よりも長ければ、
ヒータのインピーダンスも収束するために、t1をある
所定の値に固定させる。
【0129】尚、t1経過後の動作に関しては図5に示
す実施の形態3と同様である。
【0130】上記の様に、非加熱時間に応じて、複数の
ヒータを直列に接続し通電させる時間を変化させること
で、フリッカを抑制しつつも効率的なヒータへの電力供
給が可能となる。
【0131】つまりは、前述した従来の技術の様な構成
の加熱装置を備えた定着装置を有する画像形成装置であ
っても、図7に示す位置に直列スイッチ手段4c、非加
熱時間検知手段11を挿入させ、温度比較手段7の出力
側に遅延手段12bを挿入し、直列スイッチ手段4cを
駆動させるための電力供給切換手段10cと、電力供給
切換手段10cへのオン/オフ信号を生成するための第
2制御手段である制御手段8dを設けることで、従来の
制御手段8cを変更することなく、フリッカを抑制し、
かつヒータへの効率的な電力供給ができる画像形成装置
を提供できる。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複写機
やプリンタのような電子写真方式の画像形成装置に備わ
る定着装置において、被加熱体である定着ローラの表面
温度を検知し、この検知結果に基づき、制御手段が、あ
らかじめ設定された下限値又は上限値に対して、所定期
間は、複数の発熱手段を直列に接続し通電させるための
直列スイッチ手段を介して複数の発熱手段を直列接続し
た状態で加熱する。
【0133】所定期間経過後は、直列スイッチ手段を非
駆動とし、画像形成装置等の状態に応じてあらかじめプ
ログラムされた温調シーケンスにより複数の発熱手段を
それぞれ単独で加熱することで、被加熱体である定着ロ
ーラ等の加熱開始時等の突入電流のピーク値を低減さ
せ、交流電源の商用周波数の1/2周期毎の実効値の変
化を低減させることで、屋内配線等のラインインピーダ
ンスによる瞬間的な電圧降下を低減することが可能であ
る。
【0134】また、上記画像形成装置等の周囲に接続さ
れた照明機器等の照度低下を軽減しフリッカと呼ばれる
照明機器等のチラツキを抑制することができる。
【0135】またピーク電流を低減することができる手
段として使用するソリッド・ステート・リレー、トライ
アックを長寿命化でき、また定格電流の低いソリッド・
ステート・リレー、トライアックの使用も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1に係わる加熱装
置の要部回路を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示すブロック図の各部の波形を
示す波形図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態2に係わる加熱装
置の要部回路を示すブロック図である。
【図4】図4は、図3に示すブロック図の各部の波形を
示す波形図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態3に係わる加熱装
置の要部回路を示すブロック図である。
【図6】図6は、図5に示すブロック図の各部の波形を
示す波形図である。
【図7】図7は、本発明の実施の形態4に係わる加熱装
置の要部回路を示すブロック図である。
【図8】図8は、従来の加熱装置の要部回路の構成を示
すブロック図である。
【図9】図9は、図8に示すブロック図の各部の波形を
示す波形図である。
【符号の説明】
1,2 商用交流電源入力端子 3a,3b ヒータ 4a,4b 並列スイッチ手段 4c 直列スイッチ手段 5 温度検出手段 6 ゼロクロス検知手段 7 温度比較手段 8a,8b,8c,8d 制御手段 9 状態検知手段 10a,10b,10c 電力供給切換手段 11 非加熱時間検出手段 12a,12b 遅延手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から電力供給を受けて発熱する
    複数の発熱手段と、 前記複数の発熱手段により加熱される被加熱体又は該発
    熱手段自体の表面温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段の検出結果に基づき、前記交流電源か
    ら各発熱手段への電力供給を制御して該発熱手段による
    加熱温度を制御可能とする制御手段と、を備えた加熱装
    置において、 前記複数の発熱手段の少なくとも2つを直列接続させた
    状態で前記交流電源からの電力供給を可能とする直列ス
    イッチ手段と、 前記制御手段からの情報に基づき、前記直列スイッチ手
    段を介して行われる直列接続された少なくとも2つの発
    熱手段への電力供給と、前記直列スイッチ手段を介さず
    に行われる各発熱手段への電力供給とを切換可能とした
    電力供給切換手段と、を備えたことを特徴とする加熱装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電力供給切換手段は、電力供給の停
    止された状態にある前記複数の発熱手段へと電力供給が
    開始される際に、前記直列スイッチ手段を介して行われ
    る直列接続された少なくとも2つの発熱手段への電力供
    給を所定時間行うことを特徴とする請求項1に記載の加
    熱装置。
  3. 【請求項3】 前記発熱手段への電力供給の停止時間を
    検出する停止時間検出手段を備え、 前記電力供給切換手段は、電力供給の停止された状態に
    ある前記複数の発熱手段へと電力供給が開始される際
    に、前記直列スイッチ手段を介して行われる直列接続さ
    れた少なくとも2つの発熱手段への電力供給を前記停止
    時間検出手段により検出された停止時間に応じた所定の
    時間行うことを特徴とする請求項2に記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記温度検出手段の検出結果に基づく温
    度情報と、あらかじめ設定された温度情報とを比較する
    温度比較手段を有することを特徴とする請求項3に記載
    の加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記電力供給切換手段は、前記温度検出
    手段により検出された被加熱体又は該発熱手段自体の温
    度が所定温度よりも低い状態において、電力供給の停止
    された状態にある前記複数の発熱手段へと電力供給が開
    始される際に、前記直列スイッチ手段を介して行われる
    直列接続された少なくとも2つの発熱手段への電力供給
    を所定時間行うことを特徴とする請求項4に記載の加熱
    装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記温度検出手段によ
    る検出温度が所定の温度よりも低い場合に前記発熱手段
    への電力供給を行い、該検出温度が所定の温度よりも高
    い場合に前記発熱手段への電力供給を停止することを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の加熱装
    置。
  7. 【請求項7】 前記複数の発熱手段を前記交流電源に対
    して並列的に接続すると共に各発熱手段への電力供給を
    個別に行うことを可能とする複数の並列スイッチ手段を
    備え、 前記電力供給切換手段は、前記直列スイッチ手段と、複
    数の並列スイッチ手段とを切換えていずれか一方を使用
    することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に
    記載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記複数の並列スイッ
    チ手段を制御することにより、前記発熱手段による加熱
    温度を制御することを特徴とする請求項7に記載の加熱
    装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段とは別に独立して設けら
    れ、前記直列スイッチ手段を単独で駆動させるための第
    2制御手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づき、
    直列接続された少なくとも2つの発熱手段への直列通電
    を停止させるための遅延信号を前記第2制御手段へと発
    信し、前記複数の発熱手段を前記交流電源に対して並列
    的な接続を開始させるための信号を前記制御手段へ発信
    する遅延手段と、を有することを特徴とする請求項8に
    記載の加熱装置。
  10. 【請求項10】 前記遅延手段は、前記温度比較手段の
    温調信号に基づいて開始された前記発熱手段への直列通
    電の通電停止を遅延手段の出力である遅延信号と同期さ
    せることを特徴とする請求項9に記載の加熱装置。
  11. 【請求項11】 前記遅延手段での遅延時間は、前記停
    止時間検出手段により検出された停止時間に応じた所定
    の時間であることを特徴とした請求項9又は10に記載
    の加熱装置。
  12. 【請求項12】 前記発熱手段は、配光分布の異なる2
    本のハロゲンヒータであることを特徴とする請求項1乃
    至11のいずれか1項に記載の加熱装置。
  13. 【請求項13】 前記発熱手段の通電開始が、入力電源
    である交流電源の電圧のゼロクロスと同期していること
    を特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の
    加熱装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13に記載の加熱装置を
    有し、搬送されるシート材に形成されたトナー画像を加
    熱定着させることを特徴とする定着装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の発熱手段は、前記被加熱体
    の軸方向に隣設して内蔵されるように設けられているこ
    とを特徴とする請求項14に記載の定着装置。
  16. 【請求項16】 シート材にトナー画像を形成する画像
    形成手段と、請求項14又は15に記載の定着装置を有
    する画像形成装置。
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