JP4691946B2 - 定着装置およびこれを備える画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置およびこれを備える画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を採用するプリンタ、コピー、ファクシミリなどの画像形成装置には、トナーにより形成されたトナー像を未定着状態で担持する紙等の記録媒体に加熱することにより、前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置が備えられている(例えば、特許文献1参照。)。
かかる定着装置は、一般に、互いに圧接回転する円筒状の1対の回転体と、この1対の回転体のうち少なくとも一方を加熱するヒータとを有している。前記2つの回転体の前記圧接により形成されたニップに記録媒体を通紙することにより、前記記録媒体を加熱および加圧して、前記記録媒体上に形成されたトナー像を前記記録媒体に定着させる。
近年、印刷速度の高速化に伴い、ウォームアップ時間の短縮等の目的で、ヒータの消費電力は大きいものとなっている。消費電力の大きなヒータを使うと、そのヒータの有する抵抗が小さいため、電源との接続をオフ状態からオン状態としたときに突入電流が流れて、フリッカを生じるという問題がある。特に、ヒータの温度が低いときには、ヒータの抵抗値も小さくなるため、前記問題が顕著となる。
このような問題を解決するため、消費電力の大きなヒータ(第1のヒータ)と電源との接続をオフ状態からオン状態とするときに、前記ヒータと抵抗とを直列に前記電源に接続した状態とすることにより、前記ヒータを含む回路の抵抗値を大きくするものが知られている。
特許文献1では、前記抵抗として、ヒータ(第2のヒータ)を用いているため、フリッカの発生を防止することができるだけでなく、そのヒータにより生じた熱を前述した回転体の加熱などに有効利用することができる。
しかし、第1のヒータの抵抗値と第2のヒータの抵抗値との組み合わせによっては、第1のヒータと第2のヒータとを直列で点灯した時における第1のヒータの発熱量が小さくなりすぎたり、フリッカの発生を防止することができない場合があった。
特開2004−262976号公報
本発明の目的は、フリッカの発生を防止しつつ、優れた定着性を発揮することができる定着装置およびこれを備える画像形成装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の定着装置は、互いに圧接回転する1対の回転体の間に、未定着像を担持する記録媒体を通過させて、該記録媒体を加熱・加圧することにより、前記未定着像を前記記録媒体に定着させる定着装置であって、
電源からの通電により発熱して、前記1対の回転体のうちの一方の回転体を加熱する第1のヒータと、
前記電源からの通電により発熱して、前記1対の回転体のうちの他方の回転体を加熱する第2のヒータと、
前記電源に対し前記第1のヒータと前記第2のヒータとを直列に接続して前記第1のヒータおよび前記第2のヒータに通電する第1の状態と、前記電源から前記第2のヒータへの通電を実質的に遮断するとともに、前記第1のヒータを前記電源に接続して前記第1のヒータに通電する第2の状態とを切り換える切換手段とを備え、
前記第1の状態時における前記第1のヒータの単位時間あたりの発熱量をQ11とし、前記第2の状態時における前記第1のヒータの単位時間あたりの発熱量をQ21とし、前記第1の状態時における前記第2のヒータの単位時間あたりの発熱量をQ12としたときに、Q11/Q21>1/8、かつ、Q11<Q12の関係を満たすことを特徴とする。
これにより、第1のヒータおよび第2のヒータの抵抗値の最適化が図られるので、第1の状態で、電源に接続された回路の抵抗値を抑えつつ第1のヒータおよび第2のヒータの発熱を良好なものとすることができる。その結果、フリッカの発生を防止しつつ、優れた定着性を発揮することができる。
また、Q11<Q12の関係を満たすことにより、第1の状態時に、第2のヒータによって加熱される一方の回転体または他の部材を、より迅速に昇温させることができる。
また、第2のヒータが1対の回転体のうちの他方の回転体を加熱するので、未定着像を担持する記録媒体を定着処理に供する際に、記録媒体がその両面から加熱されるので、第2のヒータからの熱を有効利用しつつ、より優れた定着性を発揮するとともに、定着後の記録媒体がカール状となるのを防止することができる。
本発明の定着装置では、前記切換手段は、前記第1のヒータへの通電履歴に基づき、前記第1の状態と前記第2の状態とを切り換えることが好ましい。
これにより、切換手段が不本意に第1の状態となるのを防止して、一方の回転体を第1のヒータにより効率よく加熱することができる。
本発明の定着装置では、前記切換手段は、前記第1のヒータへの通電を開始する前の設定期間内に前記第1のヒータへの通電が行われていない場合には、前記第1の状態とし、前記設定期間内に前記第1のヒータへの通電が行われた場合には、前記第2の状態とすることが好ましい。
これにより、比較的簡単な構成で、切換手段の切り換えを行うことができる。
本発明の定着装置では、前記一方の回転体の温度を検知する第1の温度検知手段と、前記他方の回転体の温度を検知する第2の温度検知手段と、前記第1の温度検知手段および前記第2の温度検知手段によって検知された温度に基づき前記電源から前記第1のヒータおよび前記第2のヒータへの単位時間あたりの通電量を制御する制御手段とを備え前記制御手段は、前記第1の状態時には、前記第2の温度検知手段によって検知された温度に基づき、前記電源から前記第1のヒータおよび前記第2のヒータへの単位時間あたりの通電量を制御し、前記第2の状態時には、前記第1の温度検知手段によって検知された温度に基づき、前記電源から前記第1のヒータへの単位時間あたりの通電量を制御することが好ましい。
これにより、第2のヒータによって加熱される他方の回転体温度を、簡単な制御でかつ高精度に所望の温度とすることができる
本発明の定着装置では、前記第1の状態時における前記第2のヒータの単位時間あたりの発熱量をQ12とし、前記第1のヒータにより加熱される前記一方の回転体を第1の目標温度に維持するのに必要な単位時間あたりの熱量をQT1とし、前記第2のヒータにより加熱される前記他方の回転体前記第1の目標温度よりも低い第2の目標温度に維持するのに必要な単位時間あたりの熱量をQT2としたときに、
21>QT1>Q11
かつ、
12>QT2
かつ、
21×(1−QT2/Q12)+Q11×QT2/Q12>QT1
の関係を満たすことが好ましい。
これにより、第1のヒータによって加熱される一方の回転体の温度と、前記第2のヒータによって加熱される1対の回転体のうちの一方の回転体または他の部材の温度とを、簡単な制御でかつ高精度に所望の温度とすることができる。
本発明の定着装置では、前記切換手段は、前記一方の回転体を第1の目標温度に昇温させる際に主として前記第2の状態とし、前記他方の回転体を前記第1の目標温度よりも低い第2の目標温度に昇温させる際に主として前記第1の状態とすることが好ましい。
これにより、ウォームアップ時間をより短いものとすることができる。
本発明の定着装置では、前記切換手段は、前記第1のヒータと前記第2のヒータとを直列に電源に接続する第1のスイッチと、前記第2のヒータを短絡するとともに、前記第1のヒータを前記電源に接続する第2のスイッチ素子とを備え、前記第1のスイッチをオン状態とすることにより前記第1の状態とし、前記第2のスイッチをオン状態とすることにより前記第2の状態とすることが好ましい。
これにより、比較的簡単な構成で、フリッカの発生をより確実に防止しつつ、第1の状態と第2の状態とを切り換えることができる。
本発明の画像形成装置は、本発明の定着装置を備えることを特徴とする。
これにより、フリッカの発生を防止しつつ、優れた定着性を発揮することができる画像形成装置を得ることができる。
以下、本発明の定着装置およびこれを備える画像形成装置の好適な実施形態を図1ないし図7に基づいて説明する。
図1は、本発明にかかる画像形成装置の1実施形態を示す全体構成の模式的断面図、図2は、図1に示す画像形成装置に備えられた定着装置の好適な実施形態を示す模式的断面図、図3は、図2に示す定着装置のヒータ制御系のブロック図、図4は、図2に示す定着装置のヒータの駆動回路を示す図、図5および図6は、図2に示す定着装置のヒータの駆動制御を説明するためのフローチャート、図7は、図2に示す定着装置における定着ローラおよび加圧ローラの温度の変遷を示す図である。
◆◆◆画像形成装置◆◆◆
本発明の定着装置に先立ち、本発明の定着装置を備える画像形成装置を簡単に説明する。
本実施形態の画像形成装置10は、図1に示すように、潜像を担持し図示矢印方向に回転する感光体20を有し、その回転方向に沿って順次、帯電ユニット30、露光ユニット40、現像ユニット50、一次転写ユニット60、クリーニングユニット75が配設されている。また、画像形成装置10は、図1にて下部に、紙などの記録媒体Pを収容する給紙トレイ92を有し、その給紙トレイ92に対して記録媒体Pの搬送方向下流に、二次転写ユニット80、定着装置90が順次配設されている。
感光体20は、円筒状の導電性基材(図示せず)と、その外周面に形成された感光層(図示せず)とを有し、その軸線まわりに図1中矢印方向に回転可能となっている。
帯電ユニット30は、コロナ帯電などにより感光体20の表面を一様に帯電するための装置である。
露光ユニット40は、図示しないパーソナルコンピュータなどのホストコンピュータから画像情報を受けこれに応じて、一様に帯電された感光体20上に、レーザを照射することによって、静電的な潜像を形成する装置である。
現像ユニット50は、ブラック現像装置51と、マゼンタ現像装置52と、シアン現像装置53と、イエロー現像装置54との4つの現像装置を有し、これらの現像装置を感光体20上の潜像に対応して選択的に用いて、前記潜像をトナー像として可視化する装置である。ブラック現像装置51はブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52はマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53はシアン(C)トナー、イエロー現像装置54はイエロー(Y)トナーを用いて現像を行う。
本実施形態におけるYMCK現像ユニット50は、前述の4つの現像装置51、52、53、54を選択的に感光体20に対向するように、回転可能となっている。具体的には、このYMCK現像ユニット50は、軸50aを中心として回転可能な保持体の4つの保持部55a、55b、55c、55dにそれぞれ4つの現像装置51、52、53、54が保持されており、前記保持体の回転により、4つの現像装置51、52、53、54が相対位置関係を維持したまま、感光体20に選択的に対向するようになっている。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色のトナー像を中間転写体70に転写するための装置である。
中間転写体70は、エンドレスのベルトであり、図1に示す矢印方向に、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。中間転写体70上には、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローのうちの少なくとも1色のトナー像が担持され、例えばフルカラー画像の形成時に、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの4色のトナー像が順次重ねて転写されて、フルカラーのトナー像が形成される。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色やフルカラーなどのトナー像を、紙、フィルム、布等の記録媒体Pに転写するための装置である。
定着装置90は、前記トナー像の転写を受けた記録媒体Pを加熱および加圧することにより、前記トナー像を記録媒体Pに融着させて永久像として定着させるための装置である。なお、定着装置90については、後に詳述する。
クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間で感光体20の表面に当接するゴム製のクリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーをクリーニングブレード76により掻き落として除去するための装置である。
次に、このように構成された画像形成装置10の動作を説明する。
まず、図示しないホストコンピュータからの指令により、感光体20、現像ユニット50に設けられた現像ローラ(図示せず)、および中間転写体70が回転を開始する。そして、感光体20は、回転しながら、帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が前記領域に形成される。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。このとき、YMCK現像ユニット50は、イエロー現像装置54が、前記現像位置にて感光体20と対向している。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。このとき、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧(一次転写バイアス)が印加される。なお、この間、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
前述の処理と同様の処理が、第2色目、第3色目および第4色目について繰り返して実行されることにより、各画像信号に対応した各色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
一方、記録媒体Pは、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96によって二次転写ユニット80へ搬送される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録媒体Pに転写される。このとき、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧(二次転写バイアス)が印加される。
記録媒体Pに転写されたフルカラートナー像は、定着装置90によって加熱および加圧されて記録媒体Pに融着される。
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングユニット75のクリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、クリーニングユニット75内の残存トナー回収部に回収される。
◆◆◆定着装置◆◆◆
ここで、定着装置90を図2ないし図7に基づいて詳細に説明する。
定着装置90は、図2に示すように、互いに圧接回転する1対の回転体である定着ローラ91および加圧ローラ92と、定着ローラ91を加熱するための第1のヒータ93と、加圧ローラ92を加熱するための第2のヒータ94と、定着ローラ91の温度を検知するための第1の温度検知体95(温度検知手段)と、加圧ローラ92の温度を検知するための第2の温度検知体96(他の温度検知手段)とを有している。
定着ローラ91は、円筒状をなし、その軸線まわりに回転可能となっている。また、定着ローラ91の内部空間には、ヒータ93が配設され、定着ローラ91は、ヒータ93により加熱される。
加圧ローラ92は、円筒状または円柱状をなし、その軸線まわりに回転可能となっているとともに、定着ローラ91に圧接している。また、加圧ローラ92の内部空間には、第2のヒータ94が配設され、加圧ローラ92は、第2のヒータ94により加熱される。
このような定着装置90は、定着ローラ91および加圧ローラ92の圧接により形成されるニップNに対し、図2にて下方から、未定着像を担持する記録媒体がニップNへ搬送され、前記記録媒体を加熱および加圧することにより、前記未定着像を前記記録媒体に定着させる。本実施形態では、ニップNに搬送される記録媒体は定着ローラ91側に未定着像を担持している。
定着ローラ91の温度を検知するための第1の温度検知体95は、例えばサーミスタであり、定着ローラ91の周面に接触または近接して設けられている。このような第1の温度検知体95によって検知された温度に基づき、後述する制御手段99により、定着ローラ91の外表面が第1の目標温度となるように、前述した第1のヒータ93の駆動が制御される。
また、加圧ローラ92の温度を検知するための第2の温度検知体96は、例えばサーミスタであり、加圧ローラ92の周面に接触して設けられている。このような第2の温度検知体96によって検知された温度に基づき、後述する制御手段99により、加圧ローラ92の外表面が第2の目標温度となるように、前述した第2のヒータ94の駆動が制御される。
本実施形態では、未定着像を担持する記録媒体を定着処理に供する際に、定着ローラおよび加圧ローラにより、記録媒体がその両面から加熱されるので、第2のヒータ94からの熱を有効利用しつつ、より優れた定着性を発揮するとともに、定着後の記録媒体がカール状となるのを防止することができる。
ここで、定着装置90の第1のヒータ93および第2のヒータ94の駆動について詳細に説明する。
定着装置90は、図3に示すように、第1のヒータ93および第2のヒータ94への通電状態を切り換える切換手段98と、前述した第1の温度検知体95および第2の温度検知体96の検知結果に基づいて、切換手段98の切り換えを制御する制御手段99とを備えている。
切換手段98は、第1のヒータ93への通電を導通状態と遮断状態とに切り換え可能な第1のスイッチ素子98Aと、第2のヒータ94への通電を導通状態と遮断状態とに切り換え可能な第2のスイッチ素子98Bとを有している。
第1のスイッチ素子98Aは、図4に示すように、その導通状態時に、第2のヒータ94を短絡させて第2のヒータ94への通電を実質的に遮断するとともに、交流電源である電源97と第1のヒータ93とを接続して電源97から第1のヒータ93へ電力を供給するようになっている。
第2のスイッチ素子98Bは、図4に示すように、その導通状態時に、交流電源である電源97に対し第1のヒータ93と第2のヒータ94とを直列に接続して、電源97から第1のヒータ93および第2のヒータ94へ電力を供給するようになっている。
このような切換手段98の切換を制御する制御手段99は、図3に示すように、第1の温度検知体95の出力をA/D変換回路99BにてA/D変換するとともに、第2の温度検知体96の出力をA/D変換回路99CにてA/D変換した後に、これらに基づき、CPU99Aが、前述した第1のスイッチ素子98Aおよび第2のスイッチ素子98Bの駆動を制御する。
本実施形態の制御手段99は、交流電源である電源97からの電圧波形の数波から数十波程度に設定された期間内に第1のスイッチ素子98Aおよび第2のスイッチ素子98Bをオン状態とオフ状態とに切り換えることにより、第1のヒータ93および第2のヒータ94への通電量を制御する。
より具体的には、制御手段99は、第2の状態時において、前記期間内における第1のスイッチ素子98Aのオン状態の合計時間の割合(以下、メインdutyともいう)を変化させることにより、第1のヒータ93への通電量を制御する。また、制御手段99は、第1の状態時において、前記期間内における第2のスイッチ素子98Bのオン状態の合計時間の割合(以下、直列dutyともいう)を変化させることにより、第1のヒータ93および第2のヒータ94への通電量を制御する。
また、制御手段99は、切換手段98の切換パターン情報を所定期間保存するメモリ99Dを有し、このメモリ99Dの切換パターン情報に基づいて、第1のヒータ93への通電を開始する前の設定期間内における第1のヒータ93への通電が行われているか否かを判断できるようになっている。そして、制御手段99は、前記通電が行われていない場合には、切換手段98を前記第1の状態とし、前記通電が行われた場合には、切換手段98を前記第1の状態または前記第2の状態とする。
第1のヒータ93および第2のヒータ94は、前記第1の状態時における第1のヒータ93の単位時間あたりの発熱量をQ11[W]とし、前記第2の状態時における第1のヒータ93の単位時間あたりの発熱量をQ21[W]としたときに、Q11/Q21>1/8の関係を満たす。これにより、第1のヒータ93および第2のヒータ94の抵抗値の最適化が図られるので、第1の状態で、電源に接続された回路の抵抗値を抑えつつ第1のヒータ93および第2のヒータ94の発熱を良好なものとすることができる。その結果、フリッカの発生を防止しつつ、優れた定着性を発揮することができる。
また、第1のヒータ93および第2のヒータ94は、後述する前記第1の状態時における前記第2のヒータの単位時間あたりの発熱量をQ12[W]としたときに、Q11<Q12の関係を満たす。これにより、第1の状態時に、第2のヒータによって加熱される加圧ローラ92を、より迅速に昇温させることができる。
また、前記第1の状態時における前記第2のヒータの単位時間あたりの発熱量をQ12[W]とし、前記第1のヒータにより加熱される定着ローラ91を第1の目標温度に維持するのに必要な単位時間あたりの熱量をQT1[W]とし、前記第2のヒータにより加熱される加圧ローラ92を前記第の目標温度よりも低い第2の目標温度に維持するのに必要な単位時間あたりの熱量をQT2[W]としたときに、
21>QT1>Q11
かつ、
12>QT2
かつ、
21×(1−QT2/Q12)+Q11×QT2/Q12>QT1
の関係を満たす。これにより、第1のヒータによって加熱される定着ローラ91の温度と、前記第2のヒータによって加熱される加圧ローラ92の温度とを、簡単な制御でかつ高精度に所望の温度とすることができる。
ここで、第1のヒータ93および第2のヒータ94の駆動制御をより具体的に説明する。
まず、画像形成装置10の電源が投入されると、定着ローラ91の温度と加圧ローラ92の温度の測定が開始される(S1)。
次に、定着ローラ91の温度が第1の目標温度以上か否か、すなわち定着ローラ91の温度が印字可能な温度以上か否かが判断される(S2)。
定着ローラ91の温度が第1の目標温度に達していない場合には、切換手段98の第1のスイッチ素子98Aをオン状態(すなわち、第2の状態)にして定着ローラ91の昇温を優先的に行うウォームアップモードが選択され(S3)、第1のヒータ93が定着ローラ91の温度に応じた通電量で駆動され(S4)、定着ローラ91の温度が第1の目標温度に達するまで、前述したS2〜S4が繰り返される。その間、画像形成装置10は印字が不可能な状態となっている。
一方、定着ローラ91の温度が第1の目標温度に達している場合には、画像形成装置10を印字可能な状態(印字可設定)とし(S5)、加圧ローラ92の温度が第2の目標温度以上か否かが判断される(S6)。
加圧ローラ92の温度が第2の目標温度に達していない場合には、切換手段98の第1のスイッチ素子98Aをオフ状態としたまま第2のスイッチ素子98Bをオン状態(すなわち、第1の状態)にして加圧ローラ92の昇温を優先的に行う加圧ウォームアップモードが選択され(S7)、第2のヒータ94が加圧ローラ92の温度に応じた通電量で駆動され(S8)、加圧ローラ92の温度が第2の目標温度に達するまで、前述したS6〜S8が繰り返される。
一方、加圧ローラ92の温度が第2の目標温度に達している場合には、切換手段98の第1のスイッチ素子98Aのオン状態(すなわち、第2の状態)と、第1のスイッチ素子98Aのオフ状態のまま第2のスイッチ素子98Bのオン状態(すなわち、第1の状態)とを交互に繰り返して定着ローラ91および加圧ローラ92を印字可能な温度に維持するスタンバイモードが選択され(S9)、第1のヒータ93および第2のヒータ94が定着ローラ91および加圧ローラ92の温度に応じた通電量で駆動され(S10)、画像形成装置10の電源が遮断されるまで、前述したS10が繰り返される(S11)。
以上のように、第1のヒータ93および第2のヒータ94を駆動することにより、図7に示すように、定着ローラ91の温度と加圧ローラ92の温度とが変遷する。図7において、aの区間では、第2の状態が主であり、bの区間では、第1の状態と第2の状態とが交互に切り換えられる。
ここで、第1のヒータ93および第2のヒータ94の駆動を、前述したS4でのヒータ制御を代表して詳細に説明する。
まず、定着ローラ91の過昇温を防止しつつできるだけ速やかに昇温させるため、定着ローラ91の温度に基づき、第2の状態時における第1のヒータ93へ通電されるべき通電量(メインduty)を計算する(S21)。より具体的には、定着ローラ91の温度と第1の目標温度との差分に応じて、交流電源である電源97の電圧波形の数波から数十波程度に設定された期間内における第1のスイッチ素子98Aのオン状態の合計時間の割合(すなわち、メインduty)を決定する。
次いで、第1のヒータ93に第2の状態で通電する必要があるか否かが判断される(S22)。具体的には、決定されたメインdutyが0%でないか否かが判断される(S22)。
決定されたメインdutyが0%である場合、すなわち第1のヒータ93に第2の状態で通電する必要がない場合には、切換手段98を第1の状態から第2の状態に切り換える必要がないので、後述するS26へ進む。一方、決定されたメインdutyが0%でない場合、すなわち第1のヒータ93に第2の状態で通電する必要がある場合には、既に第の状態で第1のヒータ93に十分な通電量で通電されているか否かが判断される(S23)。より具体的には、メモリ99Dの情報に基づき、前回(現在より前の設定期間内)のメインdutyが100%か否かが判断される。
前回のメインdutyが100%である場合には、第1のヒータ93は既に高温となっていて、切換手段98を第1の状態から第2の状態に切り換える必要がないので、後述するS26へ進む。一方、前回のメインdutyが100%でない場合、既に第1の状態で第1のヒータ93に通電されているか否かが判断される(S24)。より具体的には、メモリ99Dの情報に基づき、前回(現在より前の設定期間内)の直列dutyが0%でないか否かが判断される。
前回の直列dutyが0%である場合、すなわち第1の状態で第1のヒータ93に通電されていない場合には、第1の状態とし、第1のヒータ93および第2のヒータ94へ例えば400ms通電を行った後に、後述するS26へ進む。このように、制御手段99は、第1のヒータ93への通電履歴に基づき、切換手段98を第1の状態と第2の状態とに切り換える。これにより、比較的簡単な構成で、切換手段98の切り換えを行うことができる。
一方、前回の直列dutyが0%でない場合、すなわち既に第1の状態で第1のヒータ93に通電されている場合には、加圧ローラ92の温度に基づき、第1の状態時における第1のヒータ93および第2のヒータ94への通電量(すなわち、直列duty)を計算する(S26)。
次に、算出された直列dutyと、S21で算出されたメインdutyとの合計が電源容量を越えてしまうか否かが判断される(S27)。
前記合計が100%を超える場合(図6にて計算された直列dutyが(100%−メインduty)よりも大きい場合)には、100%から、S21で算出されたメインdutyを差し引いたものを、直列dutyとして決定する(S28)。一方、前記合計が100%以下の場合(直列dutyが(100%−メインduty)以下である場合)、S26で計算された直列dutyがそのまま直列dutyとなる。
なお、前述した図5におけるS8におけるヒータ制御も、図6に示すフローチャートにしたがって行うことができる。具体的には、S8では一旦定着ローラ91の温度が第1の目標温度に達しているので、S21でメインdutyが算出された後、S22〜S24でS25を経ることなくS26へ進んで、直列dutyの算出がされる。
また、前述した図5におけるS10におけるヒータ制御も、図6に示すフローチャートにしたがって行うことができる。具体的には、S10では一旦加圧ローラ92の温度が第2の目標温度に達しているので、S21でメインdutyが算出された後、S22〜S24でS25を経ることなくS26へ進んで、直列dutyの算出がされる。
以上、本発明の画像形成装置を実施例に基づいて説明したが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
第2のヒータ94によって加熱される部材は、第2のヒータ94の熱を有効利用できるものであれば、前述した加圧ローラ92に限定されない。
例えば、第2のヒータ94によって加熱される部材は、定着前の記録媒体をニップNへ案内する案内部材であってもよい。この場合、未定着像を担持する記録媒体がニップNに通過するに先立ち予備加熱されるので、より優れた定着性を発揮するとともに、定着後の記録媒体の皺の発生を防止することができる。
また、第2のヒータ94によって加熱される部材は、ニップNを通過した後の記録媒体の通過領域の周囲に配置された部材であってもよい。この場合、定着装置90における結露による水分が定着後の記録媒体に付着するのを防止して、より優れた定着画像を得ることができる。
また、第2のヒータ94によって加熱される部材は、定着ローラ91であってもよい。すなわち、定着ローラ91を第1のヒータ93および第2のヒータ94の双方で加熱してもよい。この場合、定着ローラ91をより迅速に昇温させて、電源投入から定着開始までの時間、すなわちウォームアップ時間の短縮化を図ることができる。
また、定着ローラ91を第1のヒータ93および第2のヒータ94の双方で加熱する場合、定着ローラ91の軸線方向における第1のヒータ93の発熱温度分布と、第2のヒータ94の発熱温度分布とが異なっているようにすることができる。この場合、定着ローラ91をより迅速に昇温させてウォームアップ時間の短縮化を図るとともに、定着ローラ91の軸線方向での温度分布を容易に所望のものとすることができる。
(実施例1)
図3に示すような回路構成で、第1の状態時における第1のヒータの単位時間あたりの発熱量を200Wとし、第2の状態時における第1のヒータの単位時間あたりの発熱量を800Wとし、図2および図4に示すような定着装置を製造した。
(実施例2〜6)
第1の状態時における第1のヒータの単位時間あたりの発熱量と、第2の状態時における第1のヒータの単位時間あたりの発熱量とを表1に示すようにした以外は、実施例1と同様にして、定着装置を製造した。
(比較例1〜3)
第1の状態時における第1のヒータの単位時間あたりの発熱量と、第2の状態時における第1のヒータの単位時間あたりの発熱量とを表1に示すようにした以外は、実施例1と同様にして、定着装置を製造した。
以上のような実施例1〜6、比較例1〜3について、各定着装置におけるフリッカの低減効果の評価を行った。その結果を表1中に示す。
フリッカの低減効果の評価は、使用者の目視により行いた。表1において、フリッカの低減効果があると感じられたものには○、感じられなかったものには×で示している。また、表1には、Q11/Q21、(電源投入後に第1の状態を経由してから第2の状態とした場合における突入電流)/(電源投入後に第1の状態を経由せずに第2の状態とした場合における突入電流)=(直列接続あり)/(直列接続なし)も示している。
Figure 0004691946
本発明にかかる画像形成装置の1実施形態を示す全体構成の模式的断面図である。 図1に示す画像形成装置に備えられた定着装置の好適な実施形態を示す模式的断面図である。 図2に示す定着装置のヒータ制御系のブロック図である。 図2に示す定着装置のヒータの駆動回路を示す図である。図2に示す定着装置における定着ローラおよび加圧ローラの温度の変遷を示す図である。 図2に示す定着装置のヒータの駆動制御を説明するためのフローチャートである。 図2に示す定着装置のヒータの駆動制御を説明するためのフローチャートである。 図2に示す定着装置における定着ローラおよび加圧ローラの温度の変遷を示す図である。
符号の説明
10‥‥‥画像形成装置 20‥‥‥感光体 30‥‥‥帯電ユニット 40‥‥‥露光ユニット 50‥‥‥現像ユニット 50a‥‥‥軸 51‥‥‥ブラック現像装置 52‥‥‥マゼンタ現像装置 53‥‥‥シアン現像装置 54‥‥‥イエロー現像装置 55a〜55d‥‥‥保持部 60‥‥‥一次転写ユニット 70‥‥‥中間転写体 75‥‥‥クリーニングユニット 76‥‥‥クリーニングブレード 80‥‥‥二次転写ユニット 82‥‥‥給紙トレイ 84‥‥‥給紙ローラ 86‥‥‥レジローラ 90‥‥‥定着装置 91‥‥‥定着ローラ(回転体) 92‥‥‥加圧ローラ(回転体) 93‥‥‥第1のヒータ 94‥‥‥第2のヒータ 95‥‥‥第1の温度検知体 96‥‥‥第2の温度検知体 97‥‥‥電源 98‥‥‥切換手段 98A‥‥‥第1のスイッチ素子 98B‥‥‥第2のスイッチ素子 99‥‥‥制御手段 99A‥‥‥CPU 99B‥‥‥A/D変換回路 99C‥‥‥A/D変換回路 99D‥‥‥メモリ P‥‥‥記録媒体 T‥‥‥トナー像 N‥‥‥ニップ

Claims (8)

  1. 互いに圧接回転する1対の回転体の間に、未定着像を担持する記録媒体を通過させて、該記録媒体を加熱・加圧することにより、前記未定着像を前記記録媒体に定着させる定着装置であって、
    電源からの通電により発熱して、前記1対の回転体のうちの一方の回転体を加熱する第1のヒータと、
    前記電源からの通電により発熱して、前記1対の回転体のうちの他方の回転体を加熱する第2のヒータと、
    前記電源に対し前記第1のヒータと前記第2のヒータとを直列に接続して前記第1のヒータおよび前記第2のヒータに通電する第1の状態と、前記電源から前記第2のヒータへの通電を実質的に遮断するとともに、前記第1のヒータを前記電源に接続して前記第1のヒータに通電する第2の状態とを切り換える切換手段とを備え、
    前記第1の状態時における前記第1のヒータの単位時間あたりの発熱量をQ11とし、前記第2の状態時における前記第1のヒータの単位時間あたりの発熱量をQ21とし、前記第1の状態時における前記第2のヒータの単位時間あたりの発熱量をQ12としたときに、Q11/Q21>1/8、かつ、Q11<Q12の関係を満たすことを特徴とする定着装置。
  2. 前記切換手段は、前記第1のヒータへの通電履歴に基づき、前記第1の状態と前記第2の状態とを切り換える請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記切換手段は、前記第1のヒータへの通電を開始する前の設定期間内に前記第1のヒータへの通電が行われていない場合には、前記第1の状態とし、前記設定期間内に前記第1のヒータへの通電が行われた場合には、前記第2の状態とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記一方の回転体の温度を検知する第1の温度検知手段と、前記他方の回転体の温度を検知する第2の温度検知手段と、前記第1の温度検知手段および前記第2の温度検知手段によって検知された温度に基づき前記電源から前記第1のヒータおよび前記第2のヒータへの単位時間あたりの通電量を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の状態時には、前記第2の温度検知手段によって検知された温度に基づき、前記電源から前記第1のヒータおよび前記第2のヒータへの単位時間あたりの通電量を制御し、前記第2の状態時には、前記第1の温度検知手段によって検知された温度に基づき、前記電源から前記第1のヒータへの単位時間あたりの通電量を制御する請求項1ないし3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記第1の状態時における前記第2のヒータの単位時間あたりの発熱量をQ12とし、前記第1のヒータにより加熱される前記一方の回転体を第1の目標温度に維持するのに必要な単位時間あたりの熱量をQT1とし、前記第2のヒータにより加熱される前記他方の回転体前記第1の目標温度よりも低い第2の目標温度に維持するのに必要な単位時間あたりの熱量をQT2としたときに、
    21>QT1>Q11
    かつ、
    12>QT2
    かつ、
    21×(1−QT2/Q12)+Q11×QT2/Q12>QT1
    の関係を満たす請求項1ないし4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記切換手段は、前記一方の回転体を第1の目標温度に昇温させる際に主として前記第2の状態とし、前記他方の回転体を前記第1の目標温度よりも低い第2の目標温度に昇温させる際に主として前記第1の状態とする請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記切換手段は、前記第1のヒータと前記第2のヒータとを直列に電源に接続する第1のスイッチと、前記第2のヒータを短絡するとともに、前記第1のヒータを前記電源に接続する第2のスイッチ素子とを備え、前記第1のスイッチをオン状態とすることにより前記第1の状態とし、前記第2のスイッチをオン状態とすることにより前記第2の状態とする請求項1ないし6のいずれかに記載の定着装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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