JPH06234691A - 芳香族アルデヒドの連続的製造方法 - Google Patents

芳香族アルデヒドの連続的製造方法

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JPH06234691A
JPH06234691A JP5293573A JP29357393A JPH06234691A JP H06234691 A JPH06234691 A JP H06234691A JP 5293573 A JP5293573 A JP 5293573A JP 29357393 A JP29357393 A JP 29357393A JP H06234691 A JPH06234691 A JP H06234691A
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hydrolysis
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dichloromethyl
zinc
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Gilbert Billeb
ギルベルト・ビルレープ
Georg Folz
ゲオルク・フォルツ
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Hoechst AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/42Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by hydrolysis
    • C07C45/43Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by hydrolysis of >CX2 groups, X being halogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C47/00Compounds having —CHO groups
    • C07C47/52Compounds having —CHO groups bound to carbon atoms of six—membered aromatic rings
    • C07C47/55Compounds having —CHO groups bound to carbon atoms of six—membered aromatic rings containing halogen

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 芳香族アルデヒドの改良された製造方法を提
供する。 【構成】 式(1)の芳香族アルデヒドを、式(2)の
ジクロロメチル置換芳香族化合物を約1〜50%濃度の
式(3)の1種またはそれ以上の触媒水溶液を用いて約
70〜160℃で連続的に加水分解することによって連
続的に製造する。 (Mは遷移元素であり、Xは、F、Cl、Br、I、O
H、SO4 、PO4 またはNO3 であり、そしてnは1
〜4の整数)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化芳香族アル
デヒドを対応するジクロロメチル置換芳香族を一定の触
媒の水溶液で加水分解することによって非常に良好な収
率で連続的に製造する方法に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】芳香族
アルデヒドは、穀物保護および医薬品の領域における数
多くの化合物の製造に重要な出発原料である。
【0003】芳香族アルデヒドは、一般に対応するジク
ロロメチル−置換芳香族を水で酸または金属塩の存在下
に下記反応式に従って鹸化することによって製造され
る。
【0004】
【化3】 (Houben−Weyl,VIII,第331頁を参
照のこと)。この反応は、回分式に行われる。しかしな
がら、この操作の態様は、下記の欠点を有している。
【0005】1. 反応時間が一般に非常に長く、その
ために巨大な装置寸法を必要としている。 2. 特に巨大な製造バッチは、時間から時間まで鹸化
の開始が遅延し、そして反応を制御しなければならない
ので安全に対する危険性がある。
【0006】3. 反応の冒頭における操作のバッチモ
ードにおいて副反応に適する高い濃度のジクロロ置換芳
香族が存在するので、望ましくない副反応(フリーデル
−クラフツ反応、重合反応)を触媒する触媒、例えば鉄
塩の使用の困難性がある。
【0007】従って、数多くの理由により、上記の欠点
を有していない置換または非置換芳香族アルデヒドの改
良された製造方法に対する要求がある。文献中に、既に
3種類の上記反応機構に従ったベンズアルデヒドの製造
について記載された連続的方法がある。
【0008】特開昭62代17217号明細書、保土ヶ
谷化学株式会社において、多量の硫酸の存在下での種々
のベンザールクロライドの連続的鹸化が提供されてい
る。この方法は、最終的に排水に入り込むあるいは非常
に費用をかけて再生しなければならない多量の硫酸が必
要とされるので生態額暦および経済的観点からなおも疑
問がある。この方法における転化率は、最大98%であ
り、過剰のベンザールクロライドを分離するために多大
な分離が必要となる。更にまた、塩素不含の性をこの方
法で得るのは困難である。使用されたベンザールクロラ
イドに基づいたアルデヒドの収率は、理論値の87.5
%と非常に穏やかである。
【0009】英国特許第2 103 208号明細書
は、気相中でのベンズアルデヒドの製造を記載してい
る。この方法は、熱的に安定なアルデヒドにのみ好適で
あり、そしてエネルギー的におよび活性化合物に関して
(230℃、HCl排ガス)問題がある。
【0010】ヨーロッパ特許第64 486号明細書
は、鹸化を不活性溶剤中で塩基の水溶液を用いて多段階
向流抽出プラントで行うベンズアルデヒドの製造方法を
記載している。高い塩化ナトリウムを含有スルホン酸排
水の形成および多量の循環溶剤の必要性の両方のため
に、この方法は、経済的に問題があり、そして高価であ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】式(1)
【0012】
【化4】 (式中、Arは6ないし14個の炭素原子を有するアリ
ール残基、例えば好ましくはベンゼン残基であり、
1 、R2 およびR3 は互いに独立して水素、弗素、塩
素または臭素原子、好ましくは水素、弗素または塩素原
子である)で表される芳香族アルデヒドを、式(2)
【0013】
【化5】 (式中、Ar、R1 、R2 およびR3 は上記と同一の意
味を有する)で表されるジクロロメチル置換された芳香
族化合物を触媒溶液の水の重量に基づいて約1ないし約
50重量%、好ましくは約1.2ないし約15重量%の
濃度の式(3) MXn (3) (式中、Mは鉄、ニッケル、銅、クロム、タンタル、亜
鉛および水銀から選ばれた、好ましくは鉄、銅および亜
鉛から、特に好ましくは鉄および亜鉛から選ばれた遷移
元素であり、Xは、F、Cl、Br、I、OH、S
4 、PO4 またはNO3 、好ましくはCl、Br、O
H、SO4 、PO4 またはNO3 であり、そしてnは遷
移元素の酸価数に依存して1、2、3または4の数であ
る)で表される1種またはそれ以上の触媒の水溶液を用
いて、式(2)の化合物に基づいて化学量論量ないし1
00%までかじょうの加水分解に必要な水の存在下に約
70°ないし約160℃、好ましくは約100ないし約
140℃の温度で連続的に加水分解することによって有
利に連続的に製造することができることを見出した。
【0014】出発化合物の役割を果たす上記式(2)で
表されるジクロロ置換芳香族は、純粋な形態でまたは芳
香族アルデヒドおよび芳香族カルボン酸を同時に製造す
ることができる相当するトリクロロメチル置換芳香族と
の混合物の形態で使用することができる。混合物を使用
した場合には、このものは、約0.5ないし約30重量
%の対応するトリクロロメチル置換芳香族を含有するこ
とができる。対応するモノクロロメチル置換芳香族によ
る式(2)で表される出発化合物の若干の汚染は、本発
明による鹸化反応を妨害しない。
【0015】ジクロロメチル置換芳香族、例えばベンザ
ールクロライドとトリクロロメチル置換芳香族、例えば
ベンゾトリクロライドとの混合物を使用する場合、反応
の完了後および蒸留段階の前または後に、生成した芳香
族カルボン酸をアルカリスクラブにより抽出し、そして
得られた溶液から酸性化により沈澱し、単離することが
できる。
【0016】本発明による方法において、純粋なアルデ
ヒド、例えばハロゲン化または非ハロゲン化ベンズアル
デヒドの収率は、使用されたハロゲン化または非ハロゲ
ン化ベンザールクロライドに基づいて>95%である。
例えばベンザールクロライドとベンゾトリクロライドと
の混合物を使用した場合、カルボン酸の収率は、>95
%であり、そして生成物の分離および精製後のアルデヒ
ドの収率は、>95%である。
【0017】本発明による方法はまた、使用される式
(2)で表される出発原料にもとづいく少量の金属塩に
特に際立っており、十分である(約0.1ないし約1.
5g/100g)。これに対して、特開昭62−第17
217号公報に記載の方法においては、約40ないし5
0gの濃硫酸が出発化合物100g当り必要とされる。
加えて、鉄塩水溶液または驚くべきことに亜鉛塩水溶液
も安全に使用することができる。亜鉛塩溶液は、固形の
亜鉛塩とは異なり回分式方法においては触媒的に活性で
はない(J.Legocki等,Pr.Inst.Pr
zem.Org.1974年,第6巻、第1〜9頁)。
従って、より一層驚くべきことには連続的操作の態様に
おいて例えば10%濃度の塩化亜鉛水溶液での鹸化が平
滑にかつ非常に高い転化率および収率で進行する。固形
の亜鉛塩を触媒として使用することは、計量添加の問題
ゆえに連続的操作の態様を達成するのが非常に困難であ
ろう。
【0018】本発明による方法の好ましい態様はまた、
上記式(2)で表される化合物を上記アニオンの鉄また
は亜鉛塩を触媒として鹸化することを行うことよりな
る。本発明の方法、すなわち上記式(2)で表される化
合物の加水分解を、連続的加水分解を並列して接続され
た2個ないし5個、好ましくは2または3個の加熱可能
な攪拌されている反応器からなる攪拌されている反応器
のカースケード中で行うのが有利であり、この場合、式
(2)で表されるジクロロメチル置換芳香族、例えばベ
ンザールクロライドを純粋形態(または少量のモノクロ
ロメチル置換芳香族で汚染された)または必要によりジ
クロロメチル置換芳香族、例えばベンザールクロライド
と対応するトリクロロメチル置換芳香族、例えばベンゾ
トリクロライドとの混合および触媒水溶液を最初に反応
器中に計量添加し、そして得られた反応混合をオーバー
フローまたはポンプにより下流の反応器に通過させる。
下流の反応器において、水および触媒水溶液を付加的に
必要により添加してもよい。
【0019】加水分解に必要とされる水は、上記式
(2)で表される化合物に基づいて化学量論量または約
100%までの過剰量で使用される。全ての反応器にお
ける反応温度は、約70℃ないし約160℃、好ましく
は約100℃ないし約140℃である。平均滞留時間
は、各容器において約30ないし約240分間である
が、個々の反応器における滞留時間は異なることができ
る。
【0020】反応を最初の反応器における添加率が既に
>85%、好ましくは>90%となるような方法で行う
のが好ましい。カースケードの最終反応器を出る粗製生
成物は、1%未満、好ましくは0.1%未満のジクロロ
置換芳香族、例えばベンザールクロライドの含有率およ
び過剰の水を考慮しないで>99%の芳香族アルデヒ
ド、例えばベンズアルデヒドの含有率を有している。材
料は、脱水後に蒸留または粗製状態で更に加工される。
【0021】
【実施例】以下の実施例は、本発明を限定することなし
に本発明を説明する役割を果たす。
【0022】実施例の予備段階 下記の全ての例は、添付の図面(図1)に記載されたよ
うな並列に接続された3個の加熱可能な攪拌された反応
器K1〜K3からなる攪拌された容器のカースケード中
で行った。各実際の実験の前に、上記カースケードを上
記式(1)で表される芳香族アルデヒドでまたは製造し
た反応混合を充填し、そして反応温度に加熱した(図1
において、Bは生成物レシーバーである)。
【0023】例1 (o−クロロベンザールクロライド
の鹸化) 反応器K1〜K3を、オーバーフローを介してo−クロ
ロベンザールクロライド含有量約95%を有する回分式
に製造された反応混合に充填し、そして130℃に加熱
した。引き続いて、o−クロロベンーザールクロライド
を263ml/時間の計量添加速度で(396.8g、
1.89モル)そして10%濃度塩化亜鉛溶液を36m
l/時間の計量添加速度で反応器K1に計量添加した。
カースケードを離れる容量流速は、220ml/時間で
あり、そして平均滞留時間は各反応器において約60分
であった。5時間後、カースケードは、平衡状態であっ
た。反応器K1における転化率は99.3%であった。
平衡状態にてカースケードを離れる粗製生成物は、<
0.04%のo−クロロベンザール含有量を有しており
(毛細管GCパーセンテージ領域)そして過剰の水を考
慮しないで99.5%のo−クロロベンズアルデヒド濃
度であった。純粋なo−クロロベンズアルデヒドの収量
は約256g/時間(1.82モル/時間,理論値の9
6%)であった。
【0024】例2 (o−クロロベンザールクロライド
の鹸化) 例1の変化として、滞留時間を材料流入を増加させるこ
とによって反応器当たり47分に短縮した。カースケー
ドをまず例1に記載の通りの製造した反応混合で満たし
た。o−クロロベンザールクロライドを356ml/時
間の計量添加速度で(491.8g、2.5モル)でそ
して10%濃度塩化亜鉛溶液を43.6ml/時間の計
量添加速度で反応器K1に計量添加した。付加的に、1
0%濃度塩化亜鉛溶液を3.6ml/時間の計量添加速
度で反応器K2に計量転化した。3時間後、カースケー
ドは、平衡状態であった(毛細管GCパーセンテージ領
域)。系を離れる材料流速は294ml/時間であっ
た。平衡において、反応器K1におけるo−クロロベン
ザールの含有量は、約6%であり、反応器K2において
は約0.7%であり、そして反応器K2においては約
0.05%であった(全てのデータは毛細管GCパーセ
ンテージ領域)。系を離れる系におけるo−クロロベン
ズアルデヒドの含有率は、過剰の水を考慮せずに99.
7%(GC)であった。純粋なo−クロロベンズアルデ
ヒドの収量は約280g/時間(339g/時間,2.
41モル/時間,理論値の96%)であった。
【0025】例3 (p−クロロベンザールクロライド
の鹸化) o−クロロベンザールクロライドの鹸化を例1に従って
100℃の温度で同一材料流速および滞留時間を用いて
行った。平衡において、o−クロロベンザールクロライ
ドのカースケードの反応器K1における転化率は、約9
8%であり、ソシテ反応器K2において定量となった。
この粗製生成物は、>99%のp−クロロベンズアルデ
ヒド含有率を有していた。純粋なp−クロロベンズアル
デヒドの収量は、255%/時間(理論値の96%)で
あった。
【0026】例4 o−クロロベンゾトリクロライドと
o−クロロベンザールクロライドとの混合物の鹸化) 76.1重量%のo−クロロベンザールクロライドと2
3.5%のo−クロロベンゾトリクロライドとの混合物
を用いて同一温度でかつ同一容量流速において例1と同
様にして鹸化を行った。鹸化速度における著しい相違が
見出されなかった。o−クロロベンゾトリクロライド
は、反応条件下にo−クロロ安息香酸に完全に鹸化され
た。鹸化混合物の4%濃度炭酸ナトリウム溶液による連
続的ソクラブによりo−クロロ安息香酸を抽出し、粗製
o−クロロベンズアルデヒドを相分離器中で分離し、そ
して10トールでの蒸留により精製した。アルカリ性の
炭酸ナトリウム溶液を30%濃度塩酸で酸性化し、o−
クロロ安息香酸を沈澱させ、そして濾別した。o−クロ
ロベンズアルデヒドの収率は、使用したo−クロロベン
ザールクロライドに基づいて理論値の95.1%であ
り、使用したo−クロロベンズトリクロライドに基づい
てo−クロロ安息香酸の収率は、99%であった。
【0027】例5 10%濃度鉄(II)硫酸塩溶液を使用してo−クロロ
ベンザールクロライドの鹸化を例1と同一の条件下に行
った。例1と同一の結果が得られた。
【0028】例6 2%濃度塩化亜鉛溶液を使用してo−クロロベンザール
クロライドの鹸化を例1と同一の条件下に行った。著し
く異なった結果は得られなかった。
【0029】例7 10%濃度Zn(OH)2 溶液を使用してo−クロロベ
ンザールクロライドの鹸化を例1と同一の条件下に行っ
た。塩化亜鉛と著しく異なった結果は得られなかった。
【0030】例8 2−クロロ−6−フルオロベンザールクロライドの鹸化
を例1と同様にして140℃で行った。2−クロロ−6
−フルオロベンザールクロライド入力流速は、268m
g/時間(396.6g/時間,1.86モル/時間)
とした。10%濃度塩化亜鉛溶液を36ml/時間の計
量添加速度で計量添加した。カースケードを離れる容量
流速は、242ml/時間であり、そして各反応器にお
ける平均滞留時間は、約66分間であった。系を離れる
粗製生成物は、99.4%の2−クロロ−6−フルオロ
ベンズアルデヒド含有量を有していた。純粋な2−クロ
ロ−6−フルオロベンズアルデヒドの収量は、280g
/時間(1.77モル、理論値の95%)であった。
【0031】例9 4−フルオロベンザールクロライドの鹸化を100℃で
例1と同様にして行った。4−フルオロベンザールクロ
ライドの入力流速は、268ml/時間(359g/時
間、2.0モル/時間)であった。系を離れる粗製生成
物は、213ml/時間であり、そして4−フルオロベ
ンズアルカリの濃度は>99%であった。純粋な4−フ
ルオロベンズアルカリの収量は、235g/時間(理論
値の94.7%)であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による方法に使用する装置の一
実施態様である。
【符号の説明】
K1〜K3 反応器 B 生成物レシーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 45/42 47/54 // C07B 61/00 300

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) 【化1】 (式中、Arはアリール残基であり、R1 、R2 および
    3 は互いに独立して水素、弗素、塩素または臭素原子
    である)で表される芳香族アルデヒドの連続的製造方法
    であって、式(2) 【化2】 (式中、Ar、R1 、R2 およびR3 は上記と同一の意
    味を有する)で表されるジクロロメチル置換された芳香
    族化合物を触媒溶液の水の重量に基づいて約1ないし約
    50%の濃度の式(3) MXn (3) (式中、Mは鉄、ニッケル、銅、クロム、タンタル、亜
    鉛および水銀から選ばれた遷移元素であり、Xは、F、
    Cl、Br、I、OH、SO4 、PO4 またはNO3
    あり、そしてnは遷移元素の酸価数に依存して1、2、
    3または4の数である)で表される1種またはそれ以上
    の触媒の水溶液を用いて約70°ないし約160℃の温
    度で連続的に加水分解することを特徴とする上記方法。
  2. 【請求項2】 式(1)および(2)におけるArがベ
    ンゼン、ナフタレン、アントラセンまたはフェナントレ
    ンの残基である請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 式(1)および(2)におけるArがベ
    ンゼンの残基である請求項1および請求項2の少なくと
    も1つの方法。
  4. 【請求項4】 Mが鉄または亜鉛である請求項1に記載
    の式(3)で表される触媒の水溶液を用いて加水分解を
    連続的に行う請求項1ないし3の少なくとも1つの方
    法。
  5. 【請求項5】 触媒としての塩化亜鉛の水溶液を用いて
    加水分解を連続的に行う請求項1ないし4の少なくとも
    1つの方法。
  6. 【請求項6】 約100°ないし約140℃の温度で加
    水分解を連続的に行う請求項1ないし5の少なくとも1
    つの方法。
  7. 【請求項7】 触媒の水溶液の濃度が約1.2ないし約
    15%である請求項1ないし6の少なくとも1つの方
    法。
  8. 【請求項8】 加水分解に必要とされる水を請求項1に
    定義した式(2)で表される出発化合物において加水分
    解されるべき塩素の当量に基づいて化学量論量または約
    100%まで過剰に使用する請求項1ないし7の少なく
    とも1つの方法。
  9. 【請求項9】 加水分解に必要とされる水を請求項1に
    定義した式(2)で表される出発化合物において加水分
    解されるべき塩素の当量に基づいて約15%まで過剰に
    使用する請求項1ないし8の少なくとも一つの方法。
  10. 【請求項10】 連続的加水分解を並列して接続された
    2個ないし5個の加熱可能な攪拌されている反応器から
    なる攪拌されている反応器のカースケード中で行う請求
    項1ないし9の少なくとも一つの方法。
  11. 【請求項11】 連続的加水分解を並列して接続された
    2個または3個の加熱可能な攪拌されている反応器から
    なる攪拌されている反応器のカースケード中で行う請求
    項1ないし10の少なくとも1つの方法。
  12. 【請求項12】 ジクロロメチル置換された芳香族およ
    び触媒水溶液をカースケードの第1の反応器に計量添加
    し、そして水または触媒水溶液を必要な別の反応器に付
    加的に計量添加する請求項11および12の少なくとも
    1つの方法。
  13. 【請求項13】 個々の反応器中の滞留時間が約30な
    いし約240分間であり、個々の反応器における滞留時
    間は異なることができる請求項10ないし請求項12の
    少なくとも1つの方法。
  14. 【請求項14】 個々の反応器中の滞留時間が約40な
    いし約80分間である請求項10ないし13の少なくと
    も1つの方法。
  15. 【請求項15】 請求項1で定義された純粋なジクロロ
    メチル置換芳香族の代わりに、これらと約50重量%ま
    での対応するトリクロロメチル置換芳香族との混合物を
    使用する請求項1ないし14の少なくとも1つの方法。
  16. 【請求項16】 請求項1で定義された純粋なジクロロ
    メチル置換芳香族の代わりに、これらと約0.5ないし
    約30重量%までの対応するトリクロロメチル置換芳香
    族との混合物を使用する請求項1ないし15の少なくと
    も1つの方法。
  17. 【請求項17】 芳香族アルデヒドの蒸留精製の前また
    は後に、芳香族カルボン酸を連続的アルカリ洗浄により
    反応混合物または蒸留残留物から分離し、そして酸性化
    により純粋形態で沈澱させる請求項1ないし16の少な
    くとも1つの方法。
JP5293573A 1992-11-26 1993-11-24 芳香族アルデヒドの連続的製造方法 Pending JPH06234691A (ja)

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