JPH06229219A - 2サイクルエンジンの潤滑装置 - Google Patents
2サイクルエンジンの潤滑装置Info
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- JPH06229219A JPH06229219A JP5039412A JP3941293A JPH06229219A JP H06229219 A JPH06229219 A JP H06229219A JP 5039412 A JP5039412 A JP 5039412A JP 3941293 A JP3941293 A JP 3941293A JP H06229219 A JPH06229219 A JP H06229219A
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- Japan
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- lubricating oil
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- fuel
- piston
- supply
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M9/00—Lubrication means having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M7/00
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M3/00—Lubrication specially adapted for engines with crankcase compression of fuel-air mixture or for other engines in which lubricant is contained in fuel, combustion air, or fuel-air mixture
- F01M3/02—Lubrication specially adapted for engines with crankcase compression of fuel-air mixture or for other engines in which lubricant is contained in fuel, combustion air, or fuel-air mixture with variable proportion of lubricant to fuel, lubricant to air, or lubricant to fuel-air-mixture
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16N—LUBRICATING
- F16N39/00—Arrangements for conditioning of lubricants in the lubricating system
- F16N39/08—Arrangements for conditioning of lubricants in the lubricating system by diluting, e.g. by addition of fuel
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/16—Controlling lubricant pressure or quantity
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、簡単な構造で、ピストンの清浄
性を向上させることが可能な2サイクルエンジンの潤滑
装置を提供する。 【構成】 2サイクルエンジンの潤滑装置は、シリンダ
10に連なるクランク室5を吸入空気の一次圧縮室と
し、シリンダ10のピストン11との摺動面に潤滑オイ
ルを供給するもので、シリンダ10のピストン11との
摺動面に潤滑オイルを供給するオイル供給手段Aと、シ
リンダ10のピストン11との摺動面に燃料を供給する
燃料供給手段Bとを備えている。
性を向上させることが可能な2サイクルエンジンの潤滑
装置を提供する。 【構成】 2サイクルエンジンの潤滑装置は、シリンダ
10に連なるクランク室5を吸入空気の一次圧縮室と
し、シリンダ10のピストン11との摺動面に潤滑オイ
ルを供給するもので、シリンダ10のピストン11との
摺動面に潤滑オイルを供給するオイル供給手段Aと、シ
リンダ10のピストン11との摺動面に燃料を供給する
燃料供給手段Bとを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリンダのピストン
との摺動面に直接潤滑オイルを供給する2サイクルエン
ジンの潤滑装置に関するものである。
との摺動面に直接潤滑オイルを供給する2サイクルエン
ジンの潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クランク室を吸入空気の一次圧縮室とし
た2サイクルエンジンでは、クランク室の底部に潤滑に
必要なオイルを蓄えておくことができないので、シリン
ダとピストンとの摺動面やクランク軸のジャーナル部を
始めとする軸受部分に、オイルポンプを通じて直接潤滑
オイルを供給する方法が採られている。このシリンダと
ピストンとの摺動面への潤滑オイルの供給は、例えば機
械式あるいは電磁式のオイルポンプの作動によって、潤
滑オイルタンクに貯留された潤滑オイルを直接供給して
いる。
た2サイクルエンジンでは、クランク室の底部に潤滑に
必要なオイルを蓄えておくことができないので、シリン
ダとピストンとの摺動面やクランク軸のジャーナル部を
始めとする軸受部分に、オイルポンプを通じて直接潤滑
オイルを供給する方法が採られている。このシリンダと
ピストンとの摺動面への潤滑オイルの供給は、例えば機
械式あるいは電磁式のオイルポンプの作動によって、潤
滑オイルタンクに貯留された潤滑オイルを直接供給して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、シリンダ
とピストンとの摺動面に直接潤滑オイルを供給して潤滑
しているが、主にピストンにエンジンの燃焼によってカ
ーボンが付着して汚れる。このため、定期的なメンテナ
ンスで、ピストンを清掃しないと、潤滑性能が低下して
焼き付きの原因となるといった不具合が生じる。
とピストンとの摺動面に直接潤滑オイルを供給して潤滑
しているが、主にピストンにエンジンの燃焼によってカ
ーボンが付着して汚れる。このため、定期的なメンテナ
ンスで、ピストンを清掃しないと、潤滑性能が低下して
焼き付きの原因となるといった不具合が生じる。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、簡単な構造で、ピストンの清浄性を向上さ
せることが可能な2サイクルエンジンの潤滑装置を提供
することを目的としている。
れたもので、簡単な構造で、ピストンの清浄性を向上さ
せることが可能な2サイクルエンジンの潤滑装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明は、シリンダに連なるクランク室を吸入空
気の一次圧縮室とし、前記シリンダのピストンとの摺動
面に潤滑オイルを供給する2サイクルエンジンの潤滑装
置において、前記シリンダのピストンとの摺動面に潤滑
オイルを供給するオイル供給手段と、前記シリンダのピ
ストンとの摺動面に燃料を供給する燃料供給手段とを備
えることを特徴としている。
に、この発明は、シリンダに連なるクランク室を吸入空
気の一次圧縮室とし、前記シリンダのピストンとの摺動
面に潤滑オイルを供給する2サイクルエンジンの潤滑装
置において、前記シリンダのピストンとの摺動面に潤滑
オイルを供給するオイル供給手段と、前記シリンダのピ
ストンとの摺動面に燃料を供給する燃料供給手段とを備
えることを特徴としている。
【0006】
【作用】この発明では、シリンダのピストンとの摺動面
に、潤滑オイルと燃料とを供給するため、潤滑オイルが
燃料で希釈されて粘度の低い状態となり、これでピスト
ンが洗浄されてエンジンの燃焼によってカーボンが付着
することが軽減され、ピストンの清浄性が向上する。
に、潤滑オイルと燃料とを供給するため、潤滑オイルが
燃料で希釈されて粘度の低い状態となり、これでピスト
ンが洗浄されてエンジンの燃焼によってカーボンが付着
することが軽減され、ピストンの清浄性が向上する。
【0007】
【実施例】以下、この発明の2サイクルエンジンの潤滑
装置の実施例を図面に基づいて説明する。図1は2サイ
クルエンジンの潤滑装置の構成図、図2はエンジン運転
時の潤滑オイルと燃料の供給パターンを示す図、図3は
エンジンの冷却水温をパラメータにしたときの潤滑オイ
ルと燃料の供給パターンを示す図である。
装置の実施例を図面に基づいて説明する。図1は2サイ
クルエンジンの潤滑装置の構成図、図2はエンジン運転
時の潤滑オイルと燃料の供給パターンを示す図、図3は
エンジンの冷却水温をパラメータにしたときの潤滑オイ
ルと燃料の供給パターンを示す図である。
【0008】この2サイクルエンジンはクランクケース
1を備えており、このクランクケース1は上ケース2と
下ケース3で構成されている。この上ケース2と下ケー
ス3との間にクランク軸4が回動可能に支持され、また
この上ケース2と下ケース3とでクランク室5が形成さ
れている。上ケース2にはリードバルブ6を介して吸気
管7が取り付けられ、このリードバルブ6は吸気管7か
らクランク室5に向かう吸入空気の流れのみを許容し、
クランク室5を吸入空気の一次圧縮室としている。
1を備えており、このクランクケース1は上ケース2と
下ケース3で構成されている。この上ケース2と下ケー
ス3との間にクランク軸4が回動可能に支持され、また
この上ケース2と下ケース3とでクランク室5が形成さ
れている。上ケース2にはリードバルブ6を介して吸気
管7が取り付けられ、このリードバルブ6は吸気管7か
らクランク室5に向かう吸入空気の流れのみを許容し、
クランク室5を吸入空気の一次圧縮室としている。
【0009】クランクケース1の上ケース2にはシリン
ダブロック8が取り付けられ、さらにこのシリンダブロ
ック8にシリンダヘッド9が取り付けられている。シリ
ンダブロック8に形成されたシリンダ10にはピストン
11が往復動可能に設けられ、シリンダブロック8のシ
リンダ10と、ピストン11の頭部と、シリンダヘッド
9との間に燃焼室12が形成され、シリンダヘッド9に
は点火プラグ13が燃焼室12に臨むように取り付けら
れている。また、シリンダブロック8には掃気行程でク
ランク室5と燃焼室12とを連通する3個の掃気通路1
4が形成されると共に、排気行程で燃焼室12の排気ガ
スを排出する排気通路15が形成されている。ピストン
11はシリンダ10の内面に摺接するスカート部16を
備えており、このスカート部16にはピストンピン17
が挿通されている。このピストンピン17に、コンロッ
ド18の小端19が軸受20を介して回転自在に貫通さ
れ、コンロッド18の大端21はクランク軸4のクラン
クピン22に軸受23を介して支持されている。このコ
ンロッド18により、ピストン11の往復運動が回転運
動に変換されてクランク軸4に伝達される。
ダブロック8が取り付けられ、さらにこのシリンダブロ
ック8にシリンダヘッド9が取り付けられている。シリ
ンダブロック8に形成されたシリンダ10にはピストン
11が往復動可能に設けられ、シリンダブロック8のシ
リンダ10と、ピストン11の頭部と、シリンダヘッド
9との間に燃焼室12が形成され、シリンダヘッド9に
は点火プラグ13が燃焼室12に臨むように取り付けら
れている。また、シリンダブロック8には掃気行程でク
ランク室5と燃焼室12とを連通する3個の掃気通路1
4が形成されると共に、排気行程で燃焼室12の排気ガ
スを排出する排気通路15が形成されている。ピストン
11はシリンダ10の内面に摺接するスカート部16を
備えており、このスカート部16にはピストンピン17
が挿通されている。このピストンピン17に、コンロッ
ド18の小端19が軸受20を介して回転自在に貫通さ
れ、コンロッド18の大端21はクランク軸4のクラン
クピン22に軸受23を介して支持されている。このコ
ンロッド18により、ピストン11の往復運動が回転運
動に変換されてクランク軸4に伝達される。
【0010】この2サイクルエンジンには、シリンダ1
0のピストン11との摺動面に潤滑オイルを供給するオ
イル供給手段Aと、シリンダ10のピストン11との摺
動面に燃料を供給する燃料供給手段Bとを備えている。
オイル供給手段Aは、潤滑オイルを貯留する潤滑オイル
タンク30と、この潤滑オイルを供給する供給経路31
と、この供給経路31に備えられたポンプ32から構成
されている。また、燃料供給手段Bは、燃料を貯留する
燃料タンク33と、この燃料を供給する供給経路34
と、この供給経路34に備えられたポンプ35から構成
されている。このオイル供給手段Aの供給経路31と、
燃料供給手段Bの供給経路34は集合され、この集合し
た供給経路36で潤滑オイルと燃料を混合してシリンダ
10のピストン11との摺動面に供給するようになって
いる。
0のピストン11との摺動面に潤滑オイルを供給するオ
イル供給手段Aと、シリンダ10のピストン11との摺
動面に燃料を供給する燃料供給手段Bとを備えている。
オイル供給手段Aは、潤滑オイルを貯留する潤滑オイル
タンク30と、この潤滑オイルを供給する供給経路31
と、この供給経路31に備えられたポンプ32から構成
されている。また、燃料供給手段Bは、燃料を貯留する
燃料タンク33と、この燃料を供給する供給経路34
と、この供給経路34に備えられたポンプ35から構成
されている。このオイル供給手段Aの供給経路31と、
燃料供給手段Bの供給経路34は集合され、この集合し
た供給経路36で潤滑オイルと燃料を混合してシリンダ
10のピストン11との摺動面に供給するようになって
いる。
【0011】オイル供給手段Aのポンプ32と、燃料供
給手段Bのポンプ35は、制御装置40によって運転状
態に応じて制御される。この制御装置40には、エンジ
ン回転数検出手段41からエンジン回転数情報が、吸入
空気量検出手段42から吸入空気量情報が、スロットル
開度検出手段43からスロットル開度情報が、冷却水温
度検出手段44から冷却水温度情報が入力され、制御装
置40ではこれらの情報から運転状態に応じて潤滑オイ
ルと燃料の混合比率が自由に設定される。この制御装置
40では、例えば図2に示すような潤滑オイルと燃料と
の供給パターンa,b,cを設定することができる。供
給パターンaはエンジン回転数に基づいて潤滑オイルの
濃度を変化させたもので、エンジン回転数が高くなると
潤滑オイルの濃度を濃くしている。また、供給パターン
bは負荷に基づいて潤滑オイルの濃度を変化させたもの
で、負荷が大きくなると潤滑オイルの濃度を濃くしてい
る。さらに、供給パターンcはエンジン回転数と負荷に
基づいて潤滑オイルの濃度を変化させたもので、エンジ
ン回転数と負荷に比例して潤滑オイルの濃度を変化させ
ている。この制御装置40では潤滑オイルの供給量を一
定として燃料の供給量を変化させ、また燃料の供給量を
一定として潤滑オイルの供給量を変化させ、あるいは潤
滑オイルと燃料の両者の供給量を変化させても良い。
給手段Bのポンプ35は、制御装置40によって運転状
態に応じて制御される。この制御装置40には、エンジ
ン回転数検出手段41からエンジン回転数情報が、吸入
空気量検出手段42から吸入空気量情報が、スロットル
開度検出手段43からスロットル開度情報が、冷却水温
度検出手段44から冷却水温度情報が入力され、制御装
置40ではこれらの情報から運転状態に応じて潤滑オイ
ルと燃料の混合比率が自由に設定される。この制御装置
40では、例えば図2に示すような潤滑オイルと燃料と
の供給パターンa,b,cを設定することができる。供
給パターンaはエンジン回転数に基づいて潤滑オイルの
濃度を変化させたもので、エンジン回転数が高くなると
潤滑オイルの濃度を濃くしている。また、供給パターン
bは負荷に基づいて潤滑オイルの濃度を変化させたもの
で、負荷が大きくなると潤滑オイルの濃度を濃くしてい
る。さらに、供給パターンcはエンジン回転数と負荷に
基づいて潤滑オイルの濃度を変化させたもので、エンジ
ン回転数と負荷に比例して潤滑オイルの濃度を変化させ
ている。この制御装置40では潤滑オイルの供給量を一
定として燃料の供給量を変化させ、また燃料の供給量を
一定として潤滑オイルの供給量を変化させ、あるいは潤
滑オイルと燃料の両者の供給量を変化させても良い。
【0012】また、例えば図3はエンジンの冷却水温を
パラメータにしたときの潤滑オイルと燃料の供給パター
ンdを示しており、この供給パターンdは冷却水温に基
づいて潤滑オイルの濃度を変化させたもので、冷却水温
が低いエンジンの暖機時以外で潤滑オイルの供給量を増
加させている。
パラメータにしたときの潤滑オイルと燃料の供給パター
ンdを示しており、この供給パターンdは冷却水温に基
づいて潤滑オイルの濃度を変化させたもので、冷却水温
が低いエンジンの暖機時以外で潤滑オイルの供給量を増
加させている。
【0013】このように、潤滑オイルと燃料を供給して
混合させることで、潤滑オイルが燃料で希釈されて粘度
の低い状態となる。これで、ピストン11の往復運動で
洗浄され、エンジンの燃焼によってカーボンがピストン
11に付着することが軽減され、ピストンの清浄性が向
上する。
混合させることで、潤滑オイルが燃料で希釈されて粘度
の低い状態となる。これで、ピストン11の往復運動で
洗浄され、エンジンの燃焼によってカーボンがピストン
11に付着することが軽減され、ピストンの清浄性が向
上する。
【0014】図4乃至図7は2サイクルエンジンの潤滑
装置の他の実施例を示し、図4は供給経路に容積体を有
する場合の実施例を示す断面図、図5は供給経路に容積
体がない場合の実施例を示す断面図、図6は供給経路に
容積体がない場合の実施例を示す断面図、図7は図6の
実施例の供給経路のシリンダ開口を示す図である。
装置の他の実施例を示し、図4は供給経路に容積体を有
する場合の実施例を示す断面図、図5は供給経路に容積
体がない場合の実施例を示す断面図、図6は供給経路に
容積体がない場合の実施例を示す断面図、図7は図6の
実施例の供給経路のシリンダ開口を示す図である。
【0015】潤滑オイルと燃料との供給経路36は、図
4乃至図7で示すように構成され、潤滑オイルと燃料と
を混合する場所をシリンダ10の内壁面に極力近付けた
構成になっており、これで潤滑オイルと燃料の混合比変
化時の追従性が向上する。図4は供給経路36に容積体
を有する場合の実施例で、燃料経路36aと、潤滑オイ
ル経路36bとが独立して形成され、この燃料経路36
aと潤滑オイル経路36bは断面積の大きい容積体36
cに連結され、この容積体36cはシリンダ10の内壁
面に開口している。この容積体36cの開口位置は、ピ
ストン11の下死点時にピストン11が容積体36cの
開口を閉塞する位置に形成されている。これで、燃料と
潤滑オイルが容積体36cで良好に混合され、潤滑オイ
ルが燃料で希釈されて粘度の低い状態となる。これで、
ピストン11の往復運動で、ピストン11が洗浄されて
エンジンの燃焼によってカーボンが付着することが軽減
され、ピストンの清浄性が向上する。
4乃至図7で示すように構成され、潤滑オイルと燃料と
を混合する場所をシリンダ10の内壁面に極力近付けた
構成になっており、これで潤滑オイルと燃料の混合比変
化時の追従性が向上する。図4は供給経路36に容積体
を有する場合の実施例で、燃料経路36aと、潤滑オイ
ル経路36bとが独立して形成され、この燃料経路36
aと潤滑オイル経路36bは断面積の大きい容積体36
cに連結され、この容積体36cはシリンダ10の内壁
面に開口している。この容積体36cの開口位置は、ピ
ストン11の下死点時にピストン11が容積体36cの
開口を閉塞する位置に形成されている。これで、燃料と
潤滑オイルが容積体36cで良好に混合され、潤滑オイ
ルが燃料で希釈されて粘度の低い状態となる。これで、
ピストン11の往復運動で、ピストン11が洗浄されて
エンジンの燃焼によってカーボンが付着することが軽減
され、ピストンの清浄性が向上する。
【0016】図5は供給経路36に容積体がない場合の
実施例で、燃料経路36aと、潤滑オイル経路36bと
が独立して形成され、この燃料経路36aと潤滑オイル
経路36bは、同じ断面積の混合経路36dに連結さ
れ、この混合経路36dはシリンダ10の内壁面に開口
している。この混合経路36dの開口位置は、ピストン
11の下死点時にピストン11が混合経路36dの開口
を閉塞する位置に形成されている。これで、燃料と潤滑
オイルが混合経路36dで混合され、この混合経路36
dが短くシリンダ10の内壁面に開口しているから、燃
料と潤滑オイルの混合比変化時の追従性が良く、潤滑オ
イルが燃料で希釈されて粘度の低い状態となる。
実施例で、燃料経路36aと、潤滑オイル経路36bと
が独立して形成され、この燃料経路36aと潤滑オイル
経路36bは、同じ断面積の混合経路36dに連結さ
れ、この混合経路36dはシリンダ10の内壁面に開口
している。この混合経路36dの開口位置は、ピストン
11の下死点時にピストン11が混合経路36dの開口
を閉塞する位置に形成されている。これで、燃料と潤滑
オイルが混合経路36dで混合され、この混合経路36
dが短くシリンダ10の内壁面に開口しているから、燃
料と潤滑オイルの混合比変化時の追従性が良く、潤滑オ
イルが燃料で希釈されて粘度の低い状態となる。
【0017】図6及び図7は同様に供給経路36に容積
体がない場合の実施例で、燃料経路36aと、潤滑オイ
ル経路36bとが独立して形成され、この燃料経路36
aと潤滑オイル経路36bはシリンダ10の内壁面に開
口している。この燃料経路36aと潤滑オイル経路36
bの開口位置は、ピストン11の下死点時にピストン1
1が燃料経路36aと潤滑オイル経路36bの開口を閉
塞する位置に形成されている。これで、燃料経路36a
から供給される燃料と、潤滑オイル経路36bから供給
される潤滑オイルが、シリンダ10の内壁面で混合さ
れ、燃料と潤滑オイルの混合比変化時の追従性が良い。
そして、ピストン11の往復運動でさらに混合されて潤
滑オイルが燃料で希釈され、粘度の低い状態となる。
体がない場合の実施例で、燃料経路36aと、潤滑オイ
ル経路36bとが独立して形成され、この燃料経路36
aと潤滑オイル経路36bはシリンダ10の内壁面に開
口している。この燃料経路36aと潤滑オイル経路36
bの開口位置は、ピストン11の下死点時にピストン1
1が燃料経路36aと潤滑オイル経路36bの開口を閉
塞する位置に形成されている。これで、燃料経路36a
から供給される燃料と、潤滑オイル経路36bから供給
される潤滑オイルが、シリンダ10の内壁面で混合さ
れ、燃料と潤滑オイルの混合比変化時の追従性が良い。
そして、ピストン11の往復運動でさらに混合されて潤
滑オイルが燃料で希釈され、粘度の低い状態となる。
【0018】
【発明の効果】前記したように、この発明は、潤滑オイ
ルと燃料とをシリンダのピストンとの摺動面に供給する
から、潤滑オイルが燃料で希釈されて粘度の低い状態と
なり、これでピストンが洗浄されてエンジンの燃焼によ
ってカーボンが付着することが軽減され、ピストンの清
浄性が向上する。
ルと燃料とをシリンダのピストンとの摺動面に供給する
から、潤滑オイルが燃料で希釈されて粘度の低い状態と
なり、これでピストンが洗浄されてエンジンの燃焼によ
ってカーボンが付着することが軽減され、ピストンの清
浄性が向上する。
【図1】2サイクルエンジンの潤滑装置の構成図であ
る。
る。
【図2】エンジン運転時の潤滑オイルと燃料との供給パ
ターンを示す図である。
ターンを示す図である。
【図3】エンジンの冷却水温をパラメータにしたときの
潤滑オイルと燃料の供給パターンを示す図である。
潤滑オイルと燃料の供給パターンを示す図である。
【図4】供給経路に容積体を有する場合の実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】供給経路に容積体がない場合の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図6】供給経路に容積体がない場合の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図7】図6の実施例の供給経路のシリンダ開口を示す
図である。
図である。
1 クランクケース 4 クランク軸 5 クランク室 10 シリンダ 11 ピストン 36 供給経路 A オイル供給手段 B 燃料供給手段
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダに連なるクランク室を吸入空気
の一次圧縮室とし、前記シリンダのピストンとの摺動面
に潤滑オイルを供給する2サイクルエンジンの潤滑装置
において、前記シリンダのピストンとの摺動面に潤滑オ
イルを供給するオイル供給手段と、前記シリンダのピス
トンとの摺動面に燃料を供給する燃料供給手段とを備え
ることを特徴とする2サイクルエンジンの潤滑装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5039412A JPH06229219A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 2サイクルエンジンの潤滑装置 |
US08/189,210 US5370089A (en) | 1993-02-03 | 1994-01-31 | Lubrication system for two-stroke engine |
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